SaaS業界の営業職は誰に向いているのか:サラタメが解説する基礎知識、5つのメリット、職種ごとの適性

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概要

転職系YouTuberのサラタメは、SaaS業界への転職を「マジでおすすめ」と断言する。理由として挙げるのは、日本では数少ない成長業界であること、内定が取りやすいこと、年収が「まあまあ」高いこと、ワークライフバランスが良いことだ。この動画は、もともとLINE登録者限定で公開していた「SaaS業界転職完全ガイド」の前半部分である。サラタメによれば、この動画を見て内定を得たと報告してきた人は300名を超える。前半では、SaaS業界の基礎、転職するメリット、転職すべき人の特徴を扱う。企業の選び方と内定ノウハウは後半に回されており、今回の公開部分には含まれていない。

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対象は営業経験者:インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセス

サラタメは冒頭で、この動画の対象者をはっきり限定している。基本は営業経験のある人だ。IT企業での経験である必要はなく、個人向けでも法人向けでもよい。そのうえで、SaaS業界ならではの営業職であるインサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスのどれかに転職したい人に向けた内容だという。

営業経験がない人も内定を取れる場合はあるとサラタメは言う。例として看護師、学校の教員、施工管理といった職種の人を挙げている。ただしその場合は、かなり特殊な企業選びが必要になる。内定者の中心はあくまで営業経験者であり、この動画の主な対象もそこにある。SaaS業界を目指すITエンジニアやマーケターは対象外とし、それぞれ別の完全ガイド動画を勧めている。

サラタメが特に最後まで見てほしいと呼びかけるのは、今営業をしているものの「しっくり来ない」、営業に苦手意識が出てきた人である。そういう人には「もはやサース業界しかないんじゃないのか」と思うほどだという。理由は、SaaS業界の営業が分業化されている点にある。ほかの業界では、1人の営業担当者が新規開拓、交渉とクロージング、アフターフォローまでを担うことが多い。SaaS業界では、インサイドセールスが新規開拓、フィールドセールスが交渉とクロージング、カスタマーサクセスがアフターフォローを担当する。自分に合う工程をピンポイントで選べるので、合う人が多いはずだとサラタメは見ている。ただし「営業マンは全員SaaS業界に行け」とまでは言わず、営業経験者なら一度は検討してほしいという立場だ。

SaaSとは何か:ITサービスは「買う時代」から「借りる時代」へ

サラタメは、この基礎を理解していないと面接で「言語が通じないレベル」になると前置きしてから、SaaSの説明に入る。SaaSは「Software as a Service」の略で、「サース」とも「サーズ」とも読む。どちらも正解だという。SaaS企業は、クラウドを使ってサービスを提供する会社である。例としてラクス、Sansan、freee、SmartHRなどの名前が挙がる。

サラタメの平たい説明では、SaaS企業は顧客のためにサービスサイトを作っている。顧客はマイページにログインすれば便利な機能を使える。会計ならfreee、人事ならSmartHR、名刺で顧客名簿を管理したいならSansanといった具合だ。その代わり、使い続ける限りサブスク形式で毎月料金を払ってもらう。この月額課金で稼ぐのがSaaS企業だという。

SaaSが急成長した理由について、サラタメは「シンプルに安くて便利だから」と説明する。10年前は、会計システムが欲しければ家電量販店で買い切りソフトを買い、パソコンにインストールしていた。あるいはオンプレミスとして自社サーバーを用意し、システムを構築していた。SaaSならログインするだけで、インストールやシステム構築の手間がほとんどかからずに使える。サブスクなので支払いは続くが、自社サーバーを用意する場合と比べれば初期費用は圧倒的に安い。そのため多くの企業が買い切り型やオンプレミスからSaaSに乗り換えてきた、というのがサラタメの説明である。

AI時代にも伸びるという見立てと、「しょぼいSaaS企業は潰れる」という警告

サラタメは、SaaS業界はAI時代にも「間違いなく伸びる」と主張する。根拠の1つ目として示すのはIDC Japanの市場予測で、2027年、2028年と市場が伸び続けるグラフを紹介している。2つ目は普及率だ。スマートキャンプ社の調査では、SaaSの利用は全体の31.3%にとどまる。つまり約7割の会社はまだ使っておらず、開拓の余地は大きいという。

AIとの相性についても、サラタメは「最高」だと語る。AI時代に強いのは、AIに学習させる大量のデータと、それをサービス化できる資金を持つ会社だというのがサラタメの持論である。SaaS企業は、顧客名簿、サービスの利用履歴、顧客へのヒアリング情報などのデータを大量に持っている。サブスクモデルで安定して稼いでいるので、資金もある。これまでのSaaSは「あれば便利な業務補助ツール」だった。サラタメはこれが今後5〜10年で「なくてはならない秘書」、つまりAIエージェントのように、人間が頼まなくてもタスクを提案してくれる存在に進化していくと予測する。

一方でサラタメは「残酷な注意点」も挙げる。AI時代に強いのはSaaS企業というより、データと資金を大量に持つ会社である。それがない小規模なSaaS企業は「即死」だという。小規模なサービスなら、今後はエンジニアでない個人でもAIを使って作れるようになる。だから「ぽっと出のベンチャー」にはチャンスがなくなる、とサラタメは見る。この傾向はここ2、3年ですでに表れていて、これから本格化するという。弱いSaaS企業は潰れるか買収され、強い企業がさらに市場を独占していく。業界全体は伸びても、企業選びを間違えるとキャリアが「ぶっ壊れる」とサラタメは強調する。具体的な選び方は後半のパートに回されている。

メリット1:採用の間口がかなり広い

ここからサラタメは、働き手にとってのメリットを5つ挙げる。採用の間口が広いこと、ワークライフバランスが良いこと、年収がまあまあ高いこと、年収を大きく上げるキャリアも狙えること、営業スタイルを選べることだ。このうち最大のメリットは5つ目だという。

1つ目の採用の間口について、サラタメの結論はこうだ。4年制大学卒で30代前半くらいまでの営業経験者なら、SaaS業界が未経験でも内定のチャンスがある。年収やワークライフバランスの良さを考えると「異次元に広い」とサラタメは評する。

理由は、成長業界で人が足りていないからだ。サラタメはSaaS企業の採用担当者への意識調査を紹介している。積極採用を予定しているという回答が43.9%と34.4%で、合わせて78.3%になる。約8割の企業が、単に採用したいのではなく「積極的に」採用したいと答えている。そのため、待遇の割に間口が広い「バーゲンセール」状態になっているという。

懸念点は勤務地の制限である。採用は基本的に東京圏に限られることが多い。地方でも採用しているのは、ラクス、SmartHR、freee、マネーフォワード、サイボーズのようなごく一部の大手だけだとサラタメは言う。その場合も大阪、名古屋、福岡、札幌といった大都市圏に限られる。

メリット2:成長業界なのにワークライフバランスが良い

2つ目のメリットについて、サラタメは他業界と比べて残業が少なく、リモートワーク率が高いと言う。SaaS営業職を対象にした調査では、月の残業が20時間未満という回答が72%、30時間未満まで含めると88.1%だった。サラタメは動画制作のためにSaaS業界の人から数えきれないほど話を聞いてきたが、残業について聞くと、どの人もだいたい20時間くらいだと答えたという。1日1時間残業するかどうかのレベルなので、「ブラック企業出身の私からするとほぼないに等しい」と語っている。リモートワークについては、営業職に限った調査でも65.8%が活用しているという。

サラタメは、成長業界は普通ハードワークになるはずなのに、SaaS業界がそうでないことを「特殊」だと指摘する。一言で言えば「超効率的だから」だという。SaaS業界自体がITによる効率化のために存在し、効率化を実現したい社員が集まっている。社員自身も自社サービスをはじめとするSaaSを仕事にフル活用している。ほかの理由として、サラタメは次の点も挙げている。売り切りではなくサブスク型なので、月末に売上を積み上げろという文化がないこと。営業が分業化されていること。商談は基本的にWebで行い、客先に出向く必要がないこと。これらが重なって、SaaS業界は「構造的にホワイト業界」だと説明している。

メリット3:年収は「まあまあ」高い。ただし2つの注意点がある

3つ目のメリットは年収である。サラタメによれば、役職のない一般社員は500万〜700万円程度が平均的な幅だ。かなり優秀ならプレイヤーのままで1000万円に届くこともある。管理職になるとおおむね800万〜1000万円超だという。主要企業の平均年収として、Sansan 776万円、SmartHR 745万円、マネーフォワード711万円を挙げている。

それでも「めっちゃ高い」ではなく「まあまあ高い」と控えめに言うのには、2つの理由がある。1つ目は、これまでの経験によっては転職直後に年収が下がる可能性があることだ。IT系商材、広告、人材サービスなど無形商材の法人営業経験があれば、年収が上がる可能性は十分ある。一方、食品や自動車部品のような有形商材の営業経験しかない人は下がる可能性がある。特に、大手企業にいてスキル面はあまり鍛えられていないのに年収は高かった人は注意が必要だという。内定自体は取れるが、年収は一旦下がる可能性が高い。ただし頑張れば盛り返せる、とサラタメは補足している。

2つ目は、もっと年収の高い業界がほかにあることだ。サラタメは、年収だけを軸にするならコンサル業界やM&A業界を勧める。大枠で見るとSaaS、コンサル、M&Aの採用ターゲットはかなり似ている。SaaSで内定が取れるなら、この2業界でも内定の可能性は十分あるという。その分ハードワークにはなるが、年収1500万円や2000万円も狙える。最優先事項がお金なら、SaaS業界は特に勧めないとサラタメは言う。

メリット4:成果報酬の強い企業なら年収を大きく上げられる

それでもSaaS業界で年収を大きく上げたい人に向けて、サラタメは4つ目のメリットを挙げる。成果報酬制度が強い企業に行けば、1500万円超も見えてくるという。

最もわかりやすいのは外資系SaaS企業に行くルートだ。ただしサラタメは、これを「かなり厳しい修羅の道」と表現する。成果報酬の割合が大きい分、超実力主義で殺伐とした社風の会社が多い。日系SaaS企業によくある「穏やかなウェルビーイングな感じ」とはまったく別物だという。

サラタメがベストだと考えるのは、成果報酬を多めに出す日系SaaS企業である。日系企業はこれまで、外資系に資金力で優秀な人材を引き抜かれてきた。それに対抗して、成果報酬を強化する企業が増えているという。サラタメがざっと調べた例として、外資系に近い歩合制(OTE制度)を採用するログラスが挙がる。ほかに、ハイパフォーマンス賞のような制度を持つマネーフォワード、成果報酬を強化し始めているというSansanやSmartHRも挙げている。こうした企業で高い成果を出せば、「まあまあ」どころではない年収を狙えるルートがあるという。

メリット5:営業スタイルを選べる

サラタメが最大のメリットとして最も時間を割くのが、自分に合った営業スタイルを選べるという点だ。SaaS業界の営業は3職種に分業され、採用の段階から別々に募集される。そのため、苦手な領域を避けて得意な領域に特化して働ける。

サラタメの整理では、適性は次のようになる。インサイドセールスに合うのは「戦略的な聞き上手タイプ」。フィールドセールスに合うのは「トーク上手な天ぷら屋タイプ」、つまり一般的な営業が得意な人。カスタマーサクセスに合うのは「おせっかいリーダータイプ」だ。サラタメは、「インサイドセールスは結局テレアポ突撃部隊」「カスタマーサクセスは結局お客様相談室」と誤解している人は「99.99%面接で落ちる」と警告し、それぞれの仕事を詳しく説明していく。

インサイドセールス:テレアポ部隊ではない理由

インサイドセールスは、雑に言えば社内から電話、メール、Teams、Zoomなどを使って行う内勤営業である。しかしサラタメは、「内勤」や「新規開拓」よりも「最初の導入部分を担う役割」と捉える方が正しいという。仕事は、新規顧客への初期対応、悩みや課題のヒアリング、商談の設定までだ。必要な情報を引き出し、関係性を築いたうえでフィールドセールスに引き継ぐ。交渉やクロージングはしない。

テレアポ部隊とは違う理由は2つある。1つ目は、そもそも突撃しない「待ちの営業」も多いことだ。インサイドセールスには2種類ある。問い合わせに対応するSDRと、自分から新規に連絡を取るBDRだ。サラタメは、用語自体は覚えなくてよいが、2種類あることは必ず覚えておくよう勧める。ほぼすべてのSaaS企業は、インサイドセールスの手前に強いマーケティング部を置いている。テレビCM、タクシー広告、企業向けセミナーなどで関心を持った顧客が問い合わせてくるので、その対応をするSDR(反響型)が中心の求人も多いという。心を無にして電話をかけまくる姿とはだいぶ違う、とサラタメは言う。

2つ目は、BDRのような新規開拓でも、数より質が求められることだ。SaaSの商材は、会計、人事、マーケティングといった事業の根幹に関わるサービスである。月額は高くなくても、トータルでは高額な無形商材になる。そのため「数撃ちゃ当たる」は通用しないとサラタメは説明する。広告営業や不動産営業なら朝から晩まで電話をかけまくるやり方が良しとされることもある。しかしSaaSでは、アプローチからどれだけ有効な商談が生まれたか、そこからの受注率はどうかがシビアに計測される。「1回だけ話させて」というお願い営業ではなく、顧客が持っていなかった課題意識を喚起するような戦略的なヒアリングが求められる。

このため、面接で「行動量だけが自慢です」と突撃型をアピールする人は「めちゃくちゃ落ちる」とサラタメは言う。適性があるのは、コミュニケーションでいえばピッチャーよりキャッチャー型の人だ。ただ受け取るだけでなく、PDCAを回してヒアリング方法を磨き、聞いているだけなのに相手の課題意識を高めて「どうにかしなきゃ」と思わせる。そういう戦略的な聞き上手が活躍できるという。

フィールドセールス:クロージングに集中できる営業

フィールドセールスは、一言で言えばクロージングを担い、売上に直結する契約の判子をもらう仕事である。普通の法人営業にかなり近い。違いとしてサラタメが挙げるのは、分業のおかげで仕事がしやすいことだ。普通なら自分でやる前工程を、インサイドセールスが代わりにやってくれる。顧客から必要な情報を引き出し、受注の可能性をある程度精査したうえでパスしてくれる。そのため出たとこ勝負にならず、受注の可能性が高い顧客に集中できるという。

名前から外回りを想像しがちだが、フィールドセールスも基本は内勤でWeb商談だとサラタメは補足する。コロナ禍を経て、Zoomなどでの商談が多い。インサイドセールスとの違いは場所ではなく役割だという。

適性は「トーク上手な天ぷら屋さん」、つまりクロージングを嫌がらない人だ。クロージングを売り込み感が強いと感じて苦手な人は多い。しかし営業としての腕が最も試される部分であり、他の2職種より個人の成果がはっきり成績に表れる。その「ヒリヒリ感」を楽しめる人が向いている。さらに、決裁に関わる交渉なので、取引先のキーマンや決裁者を納得させるだけのトーク力も必要だという。多くの人がイメージする「ザ・営業マン」がマッチする、というのがサラタメのまとめである。

カスタマーサクセス:相談窓口ではなくプロジェクトリーダー

カスタマーサクセスは、サブスクモデルのSaaS業界ならではの職種だ。一言で言えば解約率を下げる仕事である。サラタメが強調するのは「積極的に」サポートするという点だ。カスタマーサポートは受動的で、使い方がわからない顧客から電話が来たら対応する。カスタマーサクセスは能動的で、こちらから主導していくという。

具体的な仕事としてサラタメが挙げるのは、まずオンボーディングと呼ばれる導入支援だ。契約が取れて終わりではない。実際に顧客の会社に導入し、使い続けてもらわなければ、すぐ解約されてサブスクモデルでは儲からない。導入後も、使いこなせているかをチェックする。エクスパンションと呼ばれる追加機能の提案も行う。

さらに大変なのは、関わる人が多いことだ。サラタメはSmartHRのような人事労務系サービスを例に挙げる。人事部の担当者だけでなく、情報システム部、実際に使う部署の部門長、経営陣まで巻き込みながら進める必要がある。だからこれはコールセンターのような決まった業務ではなく「プロジェクトリーダーみたいな仕事」だという。

適性は「おせっかいリーダータイプ」だ。顧客がどんな課題を持ち、どう解決されたら成功と感じるかに敏感に気づけるおせっかいさが要る。加えて、関係者を巻き込み、主導権を握ってプロジェクトを推進するリーダーシップも必要になる。

内定の難易度について、サラタメはカスタマーサクセスが最も難しく、フィールドセールス、インサイドセールスの順に易しくなると述べている。どの職種を狙うべきかという話は、後半の内定ノウハウのパートに回されている。

SaaS業界に転職すべき人:スペック面の条件

サラタメは、転職すべき人の条件をスペック面とマインド面に分けて示す。スペック面は、4年制大学卒、20代から30代前半、営業経験ありの3点だ。

4年制大学卒は、高卒の人には「残酷」で「悔しいかもしれない」と前置きしつつ、ほぼ必須に近い印象だという。年齢は26〜29歳あたりが最も強いとサラタメは見ている。ただし例外もある。営業としての即戦力スキルやマネジメント経験があれば、30代後半でも未経験で内定を取る人がいるという。サラタメが最近話を聞いた人の中にも、ITとは関係のない業界で有形商材の法人営業とマネジメントを経験し、37歳で未経験から内定を得た人がいた。

営業経験も基本的に求められる。最も強いのは無形商材の法人営業の経験で、その場合は「ほぼほぼ内定取れる」とサラタメは言う。SaaSの営業そのものが無形商材の法人営業だからだ。したがって、個人向けより法人向け、有形商材より無形商材(IT系商材、広告、人材サービスなど)の経験の方が評価されるという。

営業経験がなくても、企業を戦略的に選べば内定は取れるとサラタメは言う。数値目標のある接客販売の経験者や、看護師、教員、施工管理の人にも内定実績がある。詳細は後半に回されているが、サラタメは要点だけ先に示している。看護師なら医療領域に特化した「バーティカルSaaS」を狙うというように、前職と同じ領域に特化したSaaSを選ぶことだという。

マインド面:他業界との比較で見る向き不向き

マインド面では、ハードワークで超高年収を狙うより、ワークライフバランスを保ちつつやや高い年収を望む人に向いている、とサラタメは言う。30代前半で年収1000万円を狙うなら、M&Aかコンサルでないと難しいというのがサラタメの見方だ。

ただしM&A業界については、勧められる人はかなり限られるとサラタメは言う。「ほぼ独立するレベルのプレッシャー」で、高年収なら修羅の道でも構わない「戦闘民族」向けだという。コンサル業界はそこまでではないプレッシャーで、SaaSより高い年収を狙える。ただし学歴を重視するので、GMARCH以上でないと厳しい、とサラタメは述べている。

SaaSと迷う人が多い業界として、サラタメは人材紹介業界も取り上げる。両者は採用ターゲットがよく似ている。転職時のベース年収はSaaSの方が高い傾向がある。一方で人材紹介は、スキルを極めれば歩合制で高年収のエージェントに移ったり独立起業したりする人もいて、上限が高い「ギャンブル要素」があるという。SaaSから独立起業する人はあまり聞かないとサラタメは言う。独立や歩合制の報酬に興味がある人、ITサービスより人材やキャリアに関心がある人、希望するSaaS企業に全落ちした人には、人材紹介業界が合うかもしれない。人材紹介の方がSaaSより間口が広いからだ。SaaSが誰にとっても最良というわけではなく、好みで判断してほしいというのがサラタメの立場である。

公開部分の結論として、サラタメは条件を改めてまとめる。4年制大学卒、20代から30代前半、営業経験ありというスペックがあり、ハードワークで超高年収よりもワークライフバランスを保ちながらやや高い年収を目指したい人には、SaaS業界は非常におすすめだという。サラタメ自身が最も重要だとする企業の選び方、応募ポジションの選び方、応募書類や面接で何を伝えるかといった内定ノウハウは、今回公開された前半部分では語られていない。