見知らぬ2人が隔離部屋で100日間、50万ドルを懸けて誘惑に耐える
MrBeast ミスタービーストMrBeastが用意したのは、外の様子も時刻もわからない巨大な隔離部屋だ。初対面のベイリーとスージーが100日間そこで暮らし続ければ、金庫の50万ドルが2人のものになる。ただし100日を待たずにどちらかが部屋を出れば、2人とも何ももらえない。企画の中心は、10日ごとに持ち込まれる「賞金と引き換えの快適さ」の提案に、2人がどこまで耐えるかだ。
部屋の条件と、時間感覚を奪われた生活
部屋には100日分の食料がある。健康的ではあるが、基本的には毎日同じものの繰り返しだ。シャワー付きの専用バスルーム(中にカメラはない)とベッドもあり、MrBeastは「必要なものはすべてそろっている。問題はそれを望むかどうかだ」と説明する。2人は目隠しを外された瞬間が初対面で、最初は部屋の両端に立って気まずそうにしていた。
MrBeastがこの実験で一番面白いと言うのは、部屋の中では日付も時刻もまったくわからない点だ。初日の夜、2人は2時間しか眠らないという失敗をし、2日目は午前2時37分に始まった。
箱の中の生活は退屈で、2人は同じ食事を何度も食べることと、まぶしい照明から逃れようとすることに時間を費やした。スージーは光を避けるための道具を自作している。4日目には日記の紙でトランプを作り、楽しそうだったのでMrBeastもゲームに加わった。5日目には、入室したカメラマンに日付と時刻を書かせる「入室シート」を作った。MrBeastはこれを賢い手口だと認めつつも没収し、7日目までに時間を知る手がかりになりそうなものはすべて撤去した。
10日目:専属シェフの提案を断る
10日目、2人は50万ドルを受け取って25万ドルずつに分け、何が懸かっているのかを忘れないよう手元に置いた。MrBeastは2人に壁の方を向かせ、2人が存在すら知らなかったドアを開ける。10日ぶりに外の空を見たスージーは「空だ!」と声を上げた。
ここでルールが追加される。10日ごとにチャレンジを楽にするものを提案するが、代金は賞金から支払う、というものだ。最初の提案は、チャレンジ終了まで好きな料理を作ってくれる専属シェフで、価格は5万ドル。判断の材料として、まず実際に料理が振る舞われた。2人は外で空を眺めながら食事を楽しんだが、スージーは食べた後に部屋の食料を思い浮かべると余計に気分が悪くなったと言う。
2人は「5万ドルは高すぎる」と断った。MrBeastは受けると思っていたので驚いている。シェフが去った後、2人は決断を後悔しているようにも見えた。皿を横にしても落ちない缶詰の食事を見せる場面もある。
20日目:照明を消せるベッドも拒否
その後の数日は、起きて料理をして寝るだけの単調な日々だった。スージーは「うざい兄弟と同じ空間をシェアしている気分」とこぼしている。どうしても慣れなかったのが、常に点いているまぶしい照明だ。暗くできるのはバスルームだけで、夜遅くなると目が痛くなるとスージーは話していた。
眠れずに苦しむ2人を見て、MrBeastは20日目にとても快適なスマートベッドと、照明を消せるiPadを5万ドルで提案した。スージーはチャレンジ開始以来初めて幸せそうな表情を見せ、MrBeastは「賞金のたった10パーセントだから受けるべきだ」と考えていた。断れば残り80日間この照明に悩み続けることになると念を押し、カウントダウンまでしたが、答えは「ノー」だった。
MrBeastは「おそらく判断を間違えた」と受け止める。直後にベイリーは正しい決断だったと言い、スージーは「今ちょっと後悔している」と漏らした。スージーは紙でカレンダーを作り、そこに母親の誕生日を書き込んで「その日はつらくなると思う」と話す。退屈は限界に近づき、何もする気になれずにただ座っていた朝もあったという。賞金の使い道を聞かれると、ベイリーは家のリフォーム、スージーは両親の借金の返済を挙げた。
30日目:ついにコーヒーとハリー・ポッターを買う
MrBeastは2人の会話から、何を欲しがっているかを拾い上げた。24日目には調味料があれば100日は余裕だという声が、27日目にはスージーの「コーヒーが大好きなのに、ここには水しかない」という嘆きが、28日目にはベイリーの娯楽を求める声があった。
30日目の提案は、1品1万ドルで次のものを買えるというものだった。
- 電話1回
- 『ハリー・ポッター』の全巻
- コーヒーマシン
- スパイスと塩コショウ
- モノポリー
2人はモノポリー、スパイス、電話を断ったが、クリームと砂糖付きのコーヒーマシンと『ハリー・ポッター』を買った。MrBeastは「ついにお金を使わせた」と喜ぶ。2人は「世界で一番高いコーヒーメーカー」と笑い、クローゼットと本棚も整えて、残り70日は楽に過ごせる、しかもまだ48万ドルあると話した。
34日目の停電と、40日目のテレビ
34日目、ハリケーン・イダリアで停電が起き、撮影用のカメラも役に立たなくなった。電気が復旧したのは39日目だ。MrBeastは苦労をかけたことを謝り、2人はコーヒーを淹れ、温かい料理を作り、熱いシャワーを浴びられる生活を取り戻した。
40日目、MrBeastはテレビを無料で渡し、映画は1本1万ドルで売ると持ちかけた。映画の中にはスタッフのノーランのドキュメンタリーまであったが、2人は興味を示さない。全部で1万ドル、1本買えばもう1本は半額という値引きも断り、映画はすべて運び出された。
MrBeastは考え直す材料としてテレビを部屋に残したが、2人は彼を出し抜いた。壁から外したワイヤーの被覆をナイフでむき、アンテナ端子に差し込んで即席のアンテナを作ったのだ。デジタル放送が7チャンネル映り、2人は震えるほど喜んだ。見られるのはほぼカーレースだけだったが、それまで興味もなかった2人は急に熱心なファンになった。それから6日間、2人はテレビばかり見ていた。ベイリーは「テレビがあると天国だ。ほぼ普通の生活だ」と言う。スージーは翌日に迫った母親の誕生日のため、トイレットペーパーでリボンを作って部屋を飾り付けた。
50日目:2万ドルで家族に会う
50日目の提案は、2万ドルで家族に会えるというものだった。家族は別室で中継を見ており、部屋の会話はすべて聞こえている。ベイリーは最初から受けると決めていた。スージーはこれが家族に会える唯一の機会かもしれないと迷い、ベイリーは判断をスージーに委ねた。残り10秒で、スージーは「今日はママの誕生日だからイエス」と答えた。
家族が部屋に入り、スージーは作った誕生日プレゼントを渡し、バースデーケーキを囲んだ。ケーキは部屋で食べたものの中で格別においしかったという。スージーは、こうした小さな喜びにはなかなか気づけないものだと話し、1人1万ドルの最高の使い方だったと振り返った。家族が帰った後、2人は「最悪の気分であり、同時に最高の気分でもある」と語っている。
60日目:ミステリーボックスを断り、テスラを逃す
MrBeastは提案の中身を、部屋での2人の会話をもとに決めていると明かす。スージーが「今イエスと言えるのはテスラが出てきた時くらい」と話していたため、60日目の仕掛けは決まった。
提案は、中身のわからない大きなミステリーボックスを5万ドルで買うというものだった。2人は「車のキーかもしれない」「価値が払った額と同じとは限らない」と議論し、イエスに傾いたり戻ったりした末、スージーが「車ってことは絶対ないと思う」と言い、2人とも「ノー」を選んだ。
箱を開けると、中には5万ドルの現金が入っていた。支払っても元が取れる金額だ。さらに札束の間には、2人それぞれ用のテスラのキーが挟まっていた。受けていれば、実質無料で2台のテスラが手に入っていたことになる。スージーは泣きたいと言い、「一生後悔する」と嘆いた。ベイリーは「僕はプリウス派だ」と返している。スージーはその後9日間、テスラの話で愚痴を言い続け、眠れず気分も悪いと訴えた。
70日目:断ってきたもの全部に値段をつける
MrBeastは70日目を最後の大きな提案の日と位置づけた。80日目なら「あと20日しかない」、90日目なら「あと10日なのに金を使うのか」と2人が考えるだろう、という読みだ。埋め合わせとして、これまでで最高の提案を用意したという。
部屋に運び込まれたのは、2人がこれまで断ってきたもの全部だった。3万ドルのベッド2台、新しいミステリーボックス(今回は5万ドルは入っていない)、2万5千ドルの音響機器、スマートフォン1人1台、スパイス、モノポリー、ウォルマートの映画売り場にある映画全部、そして10日目に断った専属シェフの料理。チキンアルフレッドも並べられた。
条件は、カーテンの裏に隠された価格以上の金額を提示すれば、残りの期間すべてが手に入るというもの。1ドル、1セントでも下回れば何も手に入らない。2人は1時間話し合った。15万ドルは高すぎないか、7万5千ドルでは安すぎる、少なくとも10万ドルはするのでは、と揺れ、スージーは8万101ドルを提案した。しかし、全部を手に入れられなかった場面を想像すると悲しくなると言い、10万ドル台に落ち着く。最終的な提示額は10万101ドルだった。
実際の価格は6万9千ドル。約3万ドル多く払ったことになるが、スージーは「そんなの気にしない、ベッドよ」と喜んだ。新しいミステリーボックスの中身はテスラのミニカー2台で、スージーは大喜びした。2人は部屋が一変して休暇のようだと話し、「10万ドルの価値は十分あった」と言う。MrBeastは、まだすべてを失う可能性があり、その意味は99日目にわかると予告した。
物が増えて、関係はむしろ悪化した
これだけの物を手に入れれば幸せになりそうなものだが、MrBeastによれば実際には逆のことが起き始めた。スージーによると、温水タンクはすぐ空になり、いつもベイリーが先に浴びるので、ここ数か月は冷水シャワーしか浴びていないという。
ベイリーは、7日間ずっと同じモノポリーのゲームを続けているのに、スージーが遊ぼうとしないと不満を言う。ゲームを終わらせようと言っても「うん、うん」と返すだけで、結局終わらないという。スージーは映画を一気に観たり本を読んだりしたい人で、最後にはサイコロを隠していた。何度もゲームに誘われるので、サイコロがなければできないと思った、というのが理由だ。一方でスージーから見れば、ベイリーは毎日エネルギッシュに動き回り、夜3時に「レイヴ」を始める同居人だった。25分かけて映画を選んだ後に、スージーがシャワーに行ってしまう場面もある。スージーはバスルームにこもって逃げ場にし、「ママ、帰りたい」と漏らしている。
それでも終わりが近づくと、2人は違いを乗り越えてカウントダウンを始めた。
99日目:倍か、ゼロか
99日目、ベイリーは1年くらい経ったように感じると言う。スージーは「あと1回歯を磨けばいいのよ」と話し、ベイリーは「俺は磨かない」と返した。MrBeastは初日の2人の写真をドアの上に掲げ、スージーは「赤ちゃんみたいに幼く見える」と笑った。そして、翌日には賞金が2倍になるかゼロになるかの仕掛けがあると告げる。MrBeastは「あの2人が友達でいられるかは明日の答え次第だ」と語った。
100日目:「山分け」か「盗む」か
最終日、スタッフが部屋の物を運び出し、2人は初日と同じ目隠しを着けた。目隠しを外すと、ボタンの前で選択を迫られる。「山分け」を選べば、それぞれ今持っている分の賞金を受け取れる。「盗む」を選べば相手の分も手に入る。2人とも「盗む」を選べば賞金はゼロになる。
スージーが耳栓とヘッドホンで会話を遮られている間、ベイリーは、苦労を共にした相手から18万ドルを盗む人がいたら想像できないと話す。一方でスージーは、ベイリーが「金のためなら裏切っても仕方ない」と考えていたら二度と口をきかないと言いながら、「もしかしたら私もやるかも」と冗談めかした。そうすれば悪い意味で有名になる、とも付け加えている。ベイリーは、誰かと同じ経験をして苦労を乗り越えたのなら報酬は平等に受け取るべきだと話した。ただ、36万ドルを1人で持ち帰れるならやりたい、と本音も漏らしている。2人とも盗めば100日間が無駄になる。
残り30秒、最後の1秒でボタンを押すよう指示された。部屋が赤くなればどちらかが盗み、緑になれば山分けになる。スージーはカウントダウンの中で、つらい日々を覚悟して挑み、それを乗り越えたことには値段をつけられないと語った。部屋は緑に変わり、賞金は山分けになった。100日前は他人だった2人は歓声を上げて部屋を出て、それぞれの賞金を受け取った。動画はMrBeast恒例の爆発で締めくくられる。
巨大な隔離部屋を作ったぞ。赤の他人の2人がこの箱の中で100日間耐えられるかどうかを検証しよう。2人が会うのはこれが初めてだ。
ベイリー、彼女はスージーだ。スージー、彼はベイリー。よろしく、俺はベイリー。ええ、よろしくね。
君たちが100日間この中の生活を耐えられたら、金庫に入ってる50万ドルをあげよう。ただし、100日たつ前にどちらかが出て行ったらどちらも何ももらえない。さあ、ルールは理解できたよね。楽しんで。じゃあね。おもしろくなるぞ。
さあ…まるで精神科病院にいるみたい。
2人は中に置いてあるものをチェックしてる。100日分の食料だよ。健康的だけど基本的には毎日同じものの繰り返しだ。それと専用のバスルームも作った。シャワー付きだし、もちろん中にカメラは設置してない。ベッドもあるよ。100日間必要なものはすべてそろってる。それを望むかって問題だ。
櫛がある。髪なんてとかしたことない。そうなんだ。
2人とも部屋の反対側に立ってる、すごく気まずそう。目隠しを外してもらった時がまさしく2人の初めての対面だったからね。
外に出る時の気持ちだけを考えてる。そうだな。どんなに気持ちいいんだろうって。100回寝るだけよ。100回寝るだけ。それで世界はそのまま進み続けるの。それって…びっくりだよね。
この実験の一番おもしろいところは、この部屋では何日か何時なのかまったく分からないことだ。そして初日の夜に、スージーとベイリーは2時間しか寝ないという間違いを犯した。つまり2日目が午前2時37分に始まったことになる。
ただの新しい日常みたいにやってくつもりだ。何食べたい?牛肉か鶏肉どっち?鶏肉。鶏肉いいね。いいわね。おいしい。
箱の中で暮らすのはかなり退屈だ。部屋にいる時間は2つのことをして過ごした。同じものを何度も食べることと、まぶしい光から逃れようとすること…明かりがとてもまぶしいから、自分を守るためにこれを作ったの。そして楽しもうと必死で考えた。
4日目には、自分たちの日記の紙を使ってトランプを一束作った。作ってるのは…カード?さあトランプが完成したぞ、ちゃんと使えると思う。マジで楽しそうだったから、俺も3万ドルの席を用意して参加した。
5日目には入室シートを作ったが、これは手の込んだトリックだった。それは何?入室シートにサインして。カメラマンたちのだね。ええ、今日入ってきたみんなよ。ちょっと待って。これを書かせて。日付と時間を把握する気?ちょっと、これは没収だ。書いてちょうだい。待ってよ、日付を書いたのは私。これは賢いと思った。でも7日目を迎えるまでには、利用されそうなものはすべて捨ててしまった。
ベイリーがキレてる。豚肉をムチで…打ってる。ああ。野菜に見込みはないから。あと5回投げる。1個だけ欲しい。さあ行こう、ベイビー。
このチャレンジが9日目を迎えるころには、2人は越えたら賞金を丸ごと失ってしまう赤い線を出現させてしまうほど退屈してたんだよね。
これで10日目だ。やあ、ノーラン。やあ。おもしろいオファーを受けた。何だって?
2人は50万ドルを受け取り、25万ドルずつに分けて身近に置くことで何が賭かっているか忘れないようにした。
ドアを開けるシーンがドラマチックだ。調子はどう?このチャレンジの一番おもしろい部分を見せよう。2人ともこの壁を向いて。ここにドアがあることすら知らないだろう。さあ行くぞ。
2人が外の世界を見るのは10日ぶりだ。ウソ、これ…信じられない。空だ!
10日ごとにチャレンジがもっとラクになるものをあげよう。でも、それが欲しければ、賞金で代金を支払ってもらう。まず10日目は、今からチャレンジが終わるまでの間、好きなものを作ってくれる専属シェフを5万ドルで購入できるオプションをあげよう。答える前に、賞金の一部を放棄したい場合は…おいしい食事を提供する。あと90日間何を食べられるか想像するための材料としてこれを使ってください。
ホントにいいの?5万ドルは高すぎる。今は考えないようにしましょ。10日間鶏肉の缶詰しか食べてない人みたいに見える。空を眺めるだけで最高。あの2人、10日間太陽を見てないってこと忘れてただろ。なんか悪いね。これを食べた後、あの食料のことを考えるともっと気分が悪くなったわ。それって…キツイな。
さあどうするか話し始めたぞ。どうすればいい?どうだろ。一番揺れる提案だ。どうしよう。やあジミー。さあ、決断の時が来た。残りのチャレンジでもこれを手に入れるために5万ドルを支払うかな?ノーよ。断る決断をした。本当に?まさか断ると思わなかった。やめてくれ。ウソでしょ。
10日後にまた提案する。またそのときに。俺はイエスって言うと思ってた。すごいよ。バーイ。次はどんな誘惑があるのかすごく気になる。ホントよ。でもね、強くいられて誇らしい。やったね。
でもシェフが去って、スージーとベイリーは自分たちの決断を後悔し始めているようだった。めしあがれ。こうやって皿を横にしても…落っこちないんだよね。
そのあと数日は、気の遠くなるような日々だった。2人のルーティンは、朝起きて、料理を作り、最終的にはただ寝るというものだった。ああ、もういいかげん、うざい兄弟と同じ空間をシェアしてる気分になってる。俺のこと?他に誰が?
2人の生活には慣れてきたけど、1つだけ慣れないのは常にまぶしく光ってる照明だった。あっちだけ明るすぎる。バスルームの照明は消してもいいから、ここは暗くなってラクなんだ。夜が遅くなるとね、ここの照明が明るすぎるから目が痛くなってくるように感じるの。
眠れずに苦労していたから、俺は20日目にこんな提案を用意した。
おめでとう、20パーセント終了だ。提案を聞く準備は?ええ。ああ。20日目の提案はシンプル。めちゃくちゃ快適なスマートベッドを2人にプレゼントするよ。だけど賞金から5万ドルもらうことになる。それとこのアイパッドも。照明を消す機能がある。ヤバい。5万ドルを使うかどうか決めるのに、2人には1時間与えられる。このベッドと照明を消す機能にね。
答えはイエスかも。チャレンジを始めて以来、初めてスージーが幸せそうなのを見た。もしノーと言ったら、どんなことに耐えないといけないかを思い出して。マジかよ。もうやだ。提案を受けるだろうね。受けるべきだと思う、賞金のたった10パーセントだ。
決断の時だ。1時間経ったよ。君たちの目についてだね。もしノーと言えば、80日間連続でこれに悩むことになる。このベッドが欲しい?何て言っても大丈夫だよ。5、4。どうしよう。3。何言っても怒らない。2、1。ベイリー、イエスかノー?ベイリーどっち?決断は?ノーよ。本当に?
分かった、わあ。そうくるとは思わなかったな。多分判断を間違った。なんて重い間違いだ。ノーと言うなんて信じられない。しばらく放っとくよ。後悔しないといいけど。バーイ。バーイ。正しい決断だ。あの興奮の中でノーと言ったんだ。ああ…今ちょっと後悔してる。俺はさ、君の決断に後悔はない。
今日はカレンダーを作ってて、ちょうどママの誕生日を書いたところなの。その日はつらくなると思う。
もうすごーく退屈。俺たちの退屈度が最高点に到達してると思う。今朝起きて何もする気になれなかったから、ただ座って見つめてた。
この賞金で何をする?家のね、リフォームに使うつもりだった。あらいいわね。私は両親の借金を返済したい。それが一番の望み。
それからしばらく、2人のルーティンをじゃましないように気を付けた。そして2人がなくて困っているものにも気がついた。24日目には、調味料を欲しがってるのを聞いた。ねえ、もし調味料があったら…100日、余裕で過ごせるよね。27日目、スージーはコーヒーを欲しがっていた。私はコーヒーが大好き、でもここは水だけ。そして28日目、ベイリーは娯楽を欲しがっていた。
30日目までに、お金を使わせる完璧な計画を立てた。30日目、次の提案の時だ。元気かい?ええ。今日の提案はシンプル。このアイテムが1つ1万ドルで手に入る。まず電話1回、ハリー・ポッターの全コレクション、コーヒーマシン、スパイスや塩コショウ。1万ドルでモノポリーも買えるぞ。1つだけでも全部でもいい。これはマジでムズイ。10分後に決断を聞く。
こいつは大きな決断だ。コーヒーか。ああ、なんだかいい感じ。そうだな。それと調味料。それもいいな。俺は千パーセントこれが欲しいんだ。別に構わないけど。マジ。ごほうびに、毎朝のコーヒーもいいよね。俺は決めたよ。
決断の時だ。モノポリーを買う?ノー。バーイ。スパイスを買う?ノー。コーヒーを買う?クリームや砂糖もついてくる?3秒以内にイエスと言えば。イ、イエス。分かった。やった、コーヒー!ハリー・ポッターの小説は?イエス。電話も買う?ノー。
ついに2人にお金を使わせたぞ。気持ちいいな、ビジネスは楽しかった。お金、受け取ったね。世界で一番高級なコーヒーメーカーよ。30日目で買っちゃった、楽しいよ。仕方なくだけどね。これはクローゼット、それに本棚。あと70日は楽に過ごせる。それにまだ48万ドルある。
そのあと数日は、特になにもなし。もう食事の準備してる。結婚生活みたい。一番おもしろかったのは、34日目にハリケーン・イダリアで停電したときだ。マジかよ。ウソでしょ。俺たちのカメラはまったく役に立たなくなった。
それじゃあ39日目だ。元気かい?やあ。あら。やあ。君たちが苦労してるのは分かってた。遅くなってすまなかった。がんばって。うまくいった、長くかかったな。またコーヒーポットを使ったり、料理したり、熱いシャワーを浴びたりできる。最高だよ。明日サプライズを持ってくる。ああ楽しみだ。
やった!電気がついた。見て、光よ。元気になった。照明がまた点灯した。温かい食事をとって、熱いシャワーを浴びた。人生がやっと上を向いてきたわ。
40日目だ。入っていい?どうぞ。このテレビはタダで君たちにあげるよ。ただしどの映画も1本1万ドルだ。決断まで1時間。この映画の量はヤバいよ。ノーランのドキュメンタリーもある。
この提案について話し合うように告げて、後で戻ると言った。でも興味なし。全部で1万ドルは?これは先に言わせてくれ。ここに来たほうがいいわよ、だって2人ともどうするか決めてるから。分かった。1つ買うともう1つを半額にすることはできる。別にいい。よしみんな、入ってこい。最後の1つまで持って行って。これはキープしておく。ハンガー・ゲームはないのかな?
決断について考えてもらうために部屋にテレビを残したけど、2人が俺を出し抜くなんて思ってもみなかった。アンテナって金属片なんだ。このワイヤーを壁から外して…ナイフを使おう。アンテナをほぐすんだ。アンテナスポットにただ差し込んだだけだ。うまく行くかどうか。何でもいい、チャンネル1つでもいいから…何?デジタルチャンネルが7つも。やったわ。これがほんとに映るなら…ちょっと、マジで震えちゃってる。ベイリー!
今テレビで見られるのはカーレースだけだ。ファンになったことはないのに。彼が2位よ!でも今日、俺たちは突然レーシングカーの大ファンになった。時間があっという間に過ぎていくわ。スージーは正しかった。6日間、2人はテレビだけを見ていた。テレビがあるとまるで天国だ。これってほぼ、普通の生活。
明日はママの誕生日よ。ママと一緒に過ごすことはできないけど、ちょっとした誕生日プレゼントを作ろうとしてここにいたの。何かを買いに行ったわけじゃないけど、厳密に言えばお金を使ってることになる。明日は50日目だから、トイレットペーパーを使ってリボンを作って部屋を飾りつけてみせるわ。
50日目…うわ。ああ、やあ。今日のサプライズは何だと思う?分からない。これはすごく大きいことだよ。よし、50日目の提案は2万ドルで家族に会えるんだ。別の部屋で放送を見てるから、俺たちの言ってることが全部聞こえる。みんなに会いたいよ。愛してる。寂しいな。愛してるわ!提案を受けるかどうか10分後に聞きにくる。じゃあ10分だ。
これは超簡単だと思う。どうしよう。分からない。このチャレンジで家族に会える唯一のチャンスかもしれない。僕は決まってる。だから家族に2万ドル使うかどうかは君次第だ。もちろん私も両親に会いたい、マジきついよ。彼はイエスであの子はノーよ。ママ、パパ、どうしよう?
さあ、どうするか決まった?彼は最初からイエスよ。君に従う。残り10秒だ。今日はママの誕生日だからイエスよ。じゃあ今すぐ2万ドル取ってきて。1万ドルの最高の使い方ね。よし。2万ドル支払ったからみんな入って。ドキドキする。
難しい決断をよくしたな。誕生日プレゼントを作ったの。誕生日のお祝いにバースデーケーキを用意した。ここで食べたもので格別に美味いぞ。こういう小さな喜びってなかなか気づけないものだと思うわ。じゃあね、愛してる。頑張ってね。
今まででサイアクの気分だ。同時にサイコーの気分でもある。またこの小さな部屋での生活に戻った。
彼らが部屋で話したことをもとに決めてる。スージーはこんなこと言ってる…今イエスって言えるのはテスラが出てきた時くらいよ。60日目に彼らを驚かせるにはコレしかない。
調子はどう?はーい!やあ!まず最初にデカいミステリーボックスだ。君たちが5万ドルを支払えばこの箱の中身を貰うことができる。人生最高の瞬間か最悪の瞬間か。1時間で決めて。ありがとう。どうも、考えるよ。残り59分だ。
いい気がする。そうね、その価値はあるかも。素晴らしい物なのにノーと言ったら?車だったりして。ああ、車のキーかもしれない。払った価値と同じになるとは限らない。その通り、ほぼ3倍だ。イエスと言える自信がない。じゃあノーだ。ホントに?ああ、自信ないなら。車ってことは絶対ないと思うのよね。だろうな。そう?何でもアリって感じ。ノーにしよう。待って、やっぱりイエスかな。
決断の時だ。よし。箱の中身ゲットのために5万ドル払うかどうか?イエス?ノー?ノー。マジで?君はどう?僕もノーだ。ホントに?ああ。ノーだなんて信じらんないよ。
鍵をあける?ええ。よし、中には5万ドル入ってるから元は取れた。札束のここをめくってみて。ここにはテスラのキー、これは君の、こっちは君のだ。残念だったな。お金も戻ってきて、2台のテスラをただでゲットできたのに。あー泣きたい。閉めようか。夢だったのに。もう帰ろう、ビーフ缶は置いてって。じゃあ。
負けたわ…信じらんない!ベイリー、テスラをもらえたのに!決断を間違えたかな。一生後悔する。いや…するわ。もー、これは全部夢よ。まあ、僕はプリウス派だ。言っちゃった。
昨日の出来事にショックを受けたスージーは、その後9日間もテスラのことを愚痴り続けた。これをポジティブに捉えるなんて無理。全然眠れないの。今ホントに…気分が悪いのよ。ああ腹が立つ。ショックを受けてる。だからその埋め合わせとして、次は今までで最高のものを用意した。
70日目だ。今日は差し入れが最後の大事な日だ。80日目は「あと20日しかない」ってなって、90日目には「あと10日なのに金を使うのか」ってなるだろ?ああ。ドアを開けよう。そうか。これを拒否するはずがない。ここにあるのは君達がこのチャレンジでノーと言った物全てだ。価格を伝える前に全部中に移動させる、なるべく簡単にイエスって言えるようにね。
ノーラン、クリス、それはテレビのそば。ノーランをからかうのは楽しいけど、ただのアホだ。ベッドがある。君達がノーって言ったら、コレ全部また戻さなきゃ。じゃあいい値段を提示して。
君たちが買おうとしてるのは、この3万ドルのベッド2台と新しいミステリーボックス。5万ドルは入ってない、他のものだ。2万5千ドルの音だ。スマホを一台ずつ、スパイス、モノポリー、ウォルマートの映画売り場の映画全部。そして最後に、君達が断った料理だ。わー、お料理が来たわ!ウマそうなのがたくさん。美味しさを思い出して。ここにチキンアルフレッドを置こう。美味しそう。
いくらかかるのかお披露目の時間だ。このカーテンの後ろに値段がある。この数より高い値段を言えば、残り期間全てを手に入れられる。ただし1ドル1ペニーでも安かったら、全部なしだ。金額を1時間で決めて。
もしすごく安いのに15万ドルって言っちゃったら?7万5千だと…安すぎる。少なくとも10万ドルはいくんじゃないかな。ノーっていう覚悟はできてるんだから、もう少し低くてもよくない?そうね、でもホントに覚悟できてる?
相談してる間にショップアプリについて話しておこう。このアプリはスマホで買い物をする最善の方法。完全に無料だ。ユーザーの興味がある物を全て調べて、気に入る商品を勧めてくれる。
こいつが鍵だ。ベッドはベッドだし、映画は映画だ。でもこれだけは謎。中身がどんな物でも欲しいわ。3人目の挑戦者とか。助けて!
買う物が決まったら、ショップペイでサクッと会計できる。
70日目だし8万101ドル、7万以下にはしたくないから。言ってることはわかるけど、結果的にこれが全部手に入らなかったって想像したら。ああ。もうすごく悲しい。
ショップアプリは全ての荷物を1ヶ所で追跡するから、到着日が正確にわかる。
10万ドルと100ドル。大きなダメージじゃない。これだ、これでいこう。うん、いいわね、決まり。閉めておこう。お願い。
ショップアプリのAIがアプリ内の何億もの商品をスキャンして、このホリデーシーズンにピッタリのギフトをおススメする。
さあ時間だ、いくらにした?見せて。ちょっと待った、まだの人は今すぐショップアプリをダウンロードして、マジで素晴らしいアプリだからダウンロードよろしく。
よし、金額は?1ドルでも安かったら何もゲットできない。10万101ドル。チャンドラー、開けてくれ。6万9千。あー!ゲットよ!やった!3万も払いすぎた。そんなの気にしない、ベッドよ。今までで1番興奮したよ。ええ!やったわね。
このミステリーボックスは中身が違うって言ったけど、箱を開ける。2つの…テスラのミニカーだ。いや、コレ大好き!ショップアプリと組んで、ホリデーシーズンに何千もの願いを叶えるよ。詳しくはこの動画の最後で。
僕達の部屋がガラッと変わったよ。夢みたい。やりたいことがたくさんあって、休暇みたいだ。これは確かに投資ね。10万ドルの価値は十分あった。これで終わりって思うかもしれないけど、全てを失う可能性もある。何のことか99日目にわかる。マジか、ヤバいね。
これだけの物を手に入れたら2人とももっと幸せになれそうだけど、不思議なことに実際には逆のことが起こり始めた。
今まであって当たり前だって思ってたんだけど、ここの温水タンクはすぐになくなっちゃうのね。そしてベイリーがいつも先に浴びちゃうから、正直ここ数ヶ月冷水シャワーしか浴びてないの。
7日間も同じモノポリーゲームをしてるんだ。スージーが遊ぼうとしないから。ボードゲームが嫌いみたい。3日くらいかけてできるだけたくさんの映画を観まくりたい。彼女は読書か映画ばっかりだ。映画を一気観したいの。僕がゲームを終わらせようかって言うと、彼女は「うん、うん」って。でも結局終わらない。上の空だよ。
ねえ『君に読む物語』観ない?いや、その映画はパスだ。この25分ずっと映画を選んでたのに、スージーはこれから何するって?シャワーいい?ごめん。彼女はいつもこうなんだ。
ベイリーは大興奮中。ほんとに毎日あの調子でエネルギッシュに動き回って、じっとしていないのよ。他に逃げ場がないし、バスルームにこもってる。レイヴがあった。いま夜3時だよ。そうだけどレイヴは大事だ。ああ~、勘弁してよ。もうサイテー。
モノポリーやる?やらない。サイコロ知らない?知ってる。隠したよ、何度もゲームやろうって言うから。サイコロがなければできないと思って。
つま先が長く見える。いやだ、気もち悪い。足が痛いんだよ。助けてほしい。ママ、帰りたいよ。
この時点では我慢の限界だった2人も、チャレンジの終わりが近づくと違いを乗り越え、カウントダウンを始めた。あと4日、あと3日。そしてベイリーは…ここを出たら…外に出るのが待ちきれない。
ねえ、まだコメントしてないけど、ついに今日で99日目だ。まるで1年くらいたったように感じるよ。彼らはどんな気分だろう。あと一回歯を磨けばいいのよ。俺はしない。残り24時間だー!これだけ。そうだ。
これが初めてこの部屋に来た日の君たちの姿だ。マジか。これを見てどう?なんか赤ちゃんみたいに幼く見える。入ってきてくれ。ドアの真上に取り付けて。ああ~ワクワクする!チャレンジ終了まで、ちょうどあと24時間だ。忘れないように。明日はお楽しみが待ってる。
怖いよ。あの二人、友達でいられる?明日の答え次第だな。賞金が2倍になるか、ゼロになるかなんて説明されてない。想像つかないね。ああ。
最後の夜が明け、彼らに賞金を2倍にするチャンスを与える時が来た。やあみんな。まるでカオス。何が起きてるの?分からない。気を付けて。手伝いたいけど嫌だ。ほんとに全部持ってくのね。
これに見覚えある?初日に目隠しで使った。はっきり覚えてる。もう一度それをつけてほしい。賞金2倍のチャンスだ。いいぞ。どうしよう、心臓が飛び出るくらいドキドキする。
100日前、他人だった二人が一時間前は親友に。彼らは敵同士になるのか?ベイリー、スージー、目隠しを取って。
さあ、これが何を意味するか分かりそうだね。どちらか選ぶんだ。「山分け」、これは何も変わらない。それぞれ今持ってる分の賞金を手にする。もしくは「盗む」を選ぶと相手の賞金も手に入れられる。二人とも「盗む」を選ぶと賞金はゼロ。
スージーには耳栓とヘッドホンを付けてもらうから、俺たちの会話は聞こえない。どっちを押しそう?知りたくない。スージー、もし「盗む」を押したら俺は想像できない。18万ドルも盗む奴がいたら、どう思う?君が「盗む」を押すこともできる。だね。聞いた?ベイリーがヤルかもしれない。たぶんね。よし、それじゃ音楽をかけて。
もし彼がこう言ってたら?「カネのためなら裏切っても仕方ない」。二度と話さないわ。仲のいい友達になったよね。どうかな。誰かと知り合いになって、一緒に同じ経験をして、苦労を乗り越えたとしたら…平等に報酬を受け取るべきだと思う。落ち着いていられない。その顔を見たら不安になる。もしかしたら私もヤルかも。うわーお!今なんてった?そんなことしたら悪い意味で有名人よ。どうしよう。
もし二人とも「盗む」を押したら、100日間同じ部屋で暮らしたのがまったくムダに終わる。チャレンジ終了まで残り30秒。最後の1秒で、ふたりともボタンを選んで押してほしい。ひとりで36万ドル持ち帰るか、その半分か。誰もしゃべらないで。カールとクリスもだよ。
スージーは「山分け」を押すはず。でも36万ドル持って帰れるとしたら?やりたいよ、本気でね。このチャレンジに挑戦すると決めて…3秒前。暗くツラい日々が待ってることは覚悟してた。2秒前。それでも乗り越えてきたことに…1秒前。値段なんてつけられない。
まさか…部屋が赤く変わったら、どちらかが「盗んだ」。部屋が緑になったら、賞金は「山分け」だ。賞金は山分け!やったー!やったー!生還おめでとう!さあどうぞ、君の賞金だ。ついて来て。
さっきも言ったけど、ショップアプリのダウンロードを忘れずに。ショップではホリデーシーズンに欲しくなるアイテムをたっぷり紹介してる。例えばテスラや遊戯王カード、チョコバーなどいろいろだ。ショップの利用本当にありがとう。そしていつもの…爆発で締めよう。
記事公開
