バーガーキングはなぜGoogleに止められたのか:若手広告プランナーが出題した「広告エウレーカクイズ」
ゆる言語学ラジオゆる言語学ラジオの定例コーナー「うんちくエウレーカクイズ」の広告編である。出題者は、大手広告代理店に勤める若手広告プランナーで、この回は「下田君」という偽名で参加した。以前に番組へ仕事を持ってきたこともある知人で、遊んでいる最中に本人から「広告でエウレーカクイズを作って出しに行きます」と申し出た持ち込み企画だという。
堀元見と水野太貴は、広告だけで良いエウレーカクイズを何問も作れるのかと半信半疑で始めた。出題は3問あり、どれも広告施策の仕掛けを当てる形式である。2人はイエス・ノーで答える質問を重ねて正解に近づいていった。
1問目:Googleに怒られた15秒のテレビCM
1問目はこうだ。挑発的な広告で知られるバーガーキングは、ある15秒のテレビCMでGoogleに迷惑をかけ、怒られたことがある。この施策は1億3500万ドル以上のメディア効果があったと言われる伝説的なものだ。そのCMの内容を当てよ。
最初に出た仮説は、Googleのサーバーに負荷をかけたというものだった。視聴者に一斉に検索させる、Googleマップの特定店舗に検索を集中させる、といった案である。ただ堀元は、実際にはCDNなどで負荷を分散しているはずなので、Googleほどの技術力があれば大きな問題にはならないだろうとも述べた。出題者は「メディア効果」について、Xなどで拡散されて得たインプレッションを、広告費に換算するといくらになるかという数字だと補足した。
堀元は「競合のマクドナルドを煽る施策」を思いつきとして挙げたが、それはバーガーキングがずっとやっている定番の手法だと即座に指摘された。「バーガーキングを持ってGoogleのオフィスに乗り込んだら1個無料」という案も出たが、これは冗談である。GoogleとバーガーキングをつなぐにはGoogleに間接的に作用する別の要素が必要だろう、という見立てに落ち着いた。「バーガーキングのCMの直後に流れるGoogleのCMに影響を与えた」という案も出たが、これは外れた。
イエス・ノーの質問で次のことが分かった。CMによって検索が増えた。検索されたのは特定のワードで、バーガーキングという単語は含まないが、メニュー名は含む。つまり「ワッパー」である。ところが、CMの視聴者がワッパーと検索したわけではなく、バズを見たXのユーザーが検索したわけでもない。それどころか「検索した人はいない」のに検索数は増えている。質問を進めると、検索したのは人間以外のプログラムで、そのプログラムはCM以前から存在し、テレビの内容に応じて動くものだと判明した。バーガーキングはそれを狙ってハックしたことになる。ここまで来ても2人は答えにたどり着けず、1問目はギブアップとなった。
正解:店員が「OK Google」と呼びかける
正解は、バーガーキングの店員がテレビの前に向かって「OK Google, What is the Whopper burger?」と問いかけるCMだった。アメリカ中のGoogle HomeやGoogleアシスタントが反応し、ワッパーの説明を読み上げた。この説明はWikipediaを引用する仕組みだったため、バーガーキングは事前にWikipediaの記述を書き換えていたとも言われている。ワッパーが何のバーガーで何が入っているかが、きちんと説明される内容にしてあったという。放映から数時間後、Google HomeとGoogleアシスタントはこのCMの「OK Google」に反応しなくなった。メディアは、Googleがこの音声に反応しないよう対応したと見ている。
2人は「これは解けた」と悔しがった。番組でも、出演者が「OK Google」や「アレクサ」と口にしたせいで自宅のスマートスピーカーが反応した、という声が視聴者から来ることがあるからだ。水野の家では、麻雀中に点数を読み上げた声に照明が反応して消えたこともあったという。つまりこの施策は、Xでのバズではなく、スマートスピーカーに直接訴えかけたものだった。「スマートスピーカー」という核心に触れる質問をしない限り、つかみどころのない答えしか返ってこなかった。2人は、行動を促したかどうかではなく別の聞き方をしていれば届いていた、と振り返った。
2問目:プレミアムモルツ「無言の父たち」の演出
2問目はサントリーのプレミアムモルツのロングCM「無言の父たち」についての問題である。このCMは、妊娠中の禁酒を終えた夫婦の子育てのリアルを描いて高い好感度を得た。さらに作品のクオリティとは別に、ある演出方法でも注目を集めた。その手法は何か、という出題だった。
最初は演出の革新性を探る方向で推理が進んだ。第一次世界大戦のメッセンジャーを描いた4桁の数字の映画(全編ワンカット風に撮られた作品)や、『カメラを止めるな!』が例に挙がった。しかし「カットを割らずに撮った」はノーだった。「撮影スタッフがプレモルで酔っ払っていて手ぶれがひどい」という案は、面白いがもちろん違った。乙一の『夏と花火と私の死体』のように、死体の一人称視点が意外性を生むタイプかとも考えたが、これも外れた。
質問で分かったことは次のとおりだ。特徴はカメラアングルにあり、カメラは固定ではない。距離が関係するシーンもある。家族以外の出演者がいて、それは重要である。ストーリーがあり、1日の出来事を描いている。言われないと気づかないかもしれない手法である。父親が外で働くシーンと帰宅するシーンがあり、複数の家庭が登場する。ドキュメンタリーではなく、台本に沿って役者が演じている。主演は暴れる君で、普通の会社員の役だという。アングルそのものより、何のためのアングルなのかを答えるのが正解に近いという。
行き詰まった2人に、出題者はヒントを出した。「広告のルールを知っている人なら、問題文を聞いただけで違和感がある」。これを受けて一方が、飲酒と妊娠には自主規制のようなものがあるのではないかと言い出した。広告の自主規制は関係あるかと聞くと、答えはイエスだった。そこへもう一方が割り込み、「酒のCMに子どもを出さない自主規制があるのに、それを破って出した」と答えて「ほぼ正解」を取った。先に筋道を立てた側は「奪うなよ」と抗議した。
正解:子育てのCMなのに子どもが一人も映らない
解説によると、このCMは子育てがテーマなのに子どもが一人も登場しないカメラアングルで撮られている。酒類メーカーなどで構成する酒類の広告審査委員会の自主基準に、20歳未満の者を広告のモデルに使用しないというルールがある。そのため、子育てをテーマにした酒の広告は作りにくく、避けられる傾向にあった。
「無言の父たち」は、子どもの映らない場面だけで構成されている。妻と子の授乳を待つうちに眠くなってしまう父、滑り台の中から子どもが出てくるのを待つ父、父親だけがエレベーターに乗れない場面などだ。子どもを映さずに子育てを描き、制約を乗り越えた点に多くの視聴者が反応した施策だったという。出題者は、酒をテーマにした企画会議では「妊娠期間明けの一杯」という目線は必ず出てくるが、このルールがあるから、という理由で見送られてしまう、と補足した。それを撮影手法で解決したのがこのCMだという。
2人は、妊娠期間明けの酒はきっとうまいはずで、広告が描きたくても描けなかったその瞬間を描こうとした発想がすごいと評価した。エレベーターに父だけ乗れないのはベビーカーのせいだろう、という推測も出た。
脱線:『ラーメン再遊記』の「無意識の制約」
ここで堀元は、この話が漫画『ラーメン再遊記』(『ラーメン発見伝』シリーズの3作目だと堀元は説明した)のエピソードに似ていると語り出した。「酒を使った創作ラーメン」というお題で2人のラーメン職人が対決する話である。2人は日本酒やビールの風味を生かしたラーメンを作ったが、どちらもスープを煮込んでアルコールを飛ばしていた。審査員の評価は高かった。ところが、それを横で見ていた主人公の若い女性が「もっと上のものを作れる」と言い、アルコールを飛ばさない「食べると酔っ払うラーメン」を出して2人の想像を上回った。
堀元の説明では、職人2人には、車で来る客もいるし子どもも食べに来るという「店で出せるもの」の無意識の制約がかかっていた。主人公はそれを越えてみせた、という話である。堀元はこれを「酒にまつわるタブーと制約を越えた話」としてCMにつなげようとした。しかし水野からは全然つながっていないと突っ込まれ、「堀元の話はゴミや」と『美味しんぼ』風に一蹴された。
3問目:サッカニーがスポンサー契約した学生
3問目の舞台はアメリカの学生スポーツである。アメリカでは学生スポーツの収益化が進み、NCAA(全米大学体育協会)は学生が企業とスポンサー契約を結ぶことを認めている。ナイキやアディダスが強豪のバスケットボールやアメフトのチームに協賛する中、シューズメーカーのサッカニーはある学生たちと契約を結び、その社会的な取り組みが注目された。その学生たちの特徴を当てる問題だ。
冒頭では、サッカニーはニョロっとしたマークのついたスニーカーで、ニューバランスのようにぽってりしたシルエットだと、出演者の一人が説明した。質問で分かったことは次のとおりだ。特定のスポーツ、大学、選手ではない。共通の特徴を持つ集団だが、障害のある人々ではなく、スポーツをしている人でもない。何かを「やっている」と言える属性で、アイデンティティとも言え、国籍は関係なく、仕事は関係する。特定のジャンルの学問を専攻する学生である。
「サッカニーの靴を履いてよく歩く」はイエスだったので、足で稼ぐ学問を考え、考古学、文化人類学のフィールドワーク、散歩で知られるカントにちなんだ哲学が挙がったが、すべて外れた。広告効果と社会的意義では社会的意義のほうが強いという。「わざわざこの番組に持ってきたのだから言語学の学生だ」というメタ読みも外れた。文系ではなく理系だと分かったところで、水野が方針もなく「医学部ですか」と聞くと、これがイエスだった。
医学部生は実習で病院内を歩き回るのかと考えた2人は、救急科や産婦人科など診療科を片っ端から挙げ始めた。堀元は、医師である自分の親は内科で座りっぱなしだったし、北国なので寒くて短い距離でも車で移動していた、と話した。そこで出題者から、医者の診療科を特定しても意味はないと補足が入り、ここまでの時間は無駄になった。さらに質問すると、医学部の中でも将来の進路で分けられる集団だと分かった。水野が「看護師と関係ありますか」と聞いてイエスを得た直後、堀元が「看護学科の学生だ」と言って正解を取った。水野は横取りだと抗議し、堀元は「水野さんが言わなかったら1秒後に言っていた」と主張した。2人は、「医学部」と言われると看護学科が抜け落ちてしまう、というバイアスが自分たちにあったとも認めた。
正解:マラソンランナー並みに走る看護学生
サッカニーがスポンサー契約したのは看護学生だった。看護学生は1週間でマラソンランナーと同じくらいの距離を走っている、というリサーチがあった。それをもとに、サッカニーはスポーツクラブではなく看護学生のスポンサーになると発表した。看護学生たちがサッカニーのスニーカーを履いて現場で働く様子はPVにもなった。出題者の解説によると、エッセンシャルワーカーに注目が集まっていた時期に、看護師の離職を防ぎつつ新しい市場を開拓した施策だという。施策名は「Run Like a Nurse」だった。
2人は、看護師はそんなに走っているのかと驚いた。業務用のスニーカーが着用されていることや、ナースのスニーカーをもとにした別ブランドがあることにも触れた。そのうえで、この施策は広告プランナーが持ってきそうな「インサイト」の好例だと評価した。スニーカーを誰に渡すかと考えればアスリートを思い浮かべるのが普通だが、「アスリート並みに走っている人たちが実はいる」という、まだ誰も見つけていない事実から広告を組み立てている。面白い統計を見つけたら広告に使えないか考える、あるいは広告を作るときにリサーチから入る、という点で再現性のある方法だという見方である。
結び:「広告はクイズになる」は誰の発見か
3問を終えて、2人は自分たちの回答を「悪問続き」と振り返った。「もうちょっと気持ちいい正解がしたい」とこぼし、時間が許せばもう1本収録したいと話した。
堀元が「広告はクイズになる、という発見をした」と言い出すと、水野は、過去回で広告コピーのクイズをやっていたと指摘した。すると堀元は、それなら元々自分のアイデアだと主張を変えた。これを受けて出題者は、こういうことを言う先輩プランナーが実際にいる、「これは俺の発見だからな」と言う人だ、と明かした。最後に広告業界の厄介な一面が見えたところで、クイズ部分は終わった。
ゆる言語学ラジオ、うんちくエウレーカクイズ広告編。イエイ。イエイ。
うんちくエウレーカクイズといえば我々の定例コーナーで、クイズに答えた結果がうんちくとして面白いので明日友達に披露できる、一度で二度おいしいクイズなんですけれども、今回は特別にですね、出題役として某大手広告代理店に勤務している敏腕若手広告プランナーの人が出しに来てくれました。
おお、よろしくお願いします。お願いします。本日は一応偽名での参戦となっておりまして、下田君です。よろしくお願いします。
下田君、大変優秀な広告プランナーでして、我々に仕事持ってきてくれたこととかもありましてですね、大変仲良くさせてもらってるんですけど、こないだ遊んでる時になぜか、よかったら広告エウレーカクイズ作って出しに行きますと言ってくれたという持ち込み企画でございます。
そうですね。そんな縛りできるんですね。ね。でも、まあ我々まだ疑ってますからね。広告だけでそんないいエウレーカクイズ何問も作れるかいと思っておりますので、ちょっと早速1問目お願いできますか。
バーガーキングは攻めた広告を行うことで有名ですが、過去に行ったとある15秒間のテレビCMでGoogleに迷惑をかけ怒られているという経験があります。この施策は1億3500万ドル以上のメディア効果があったと言われ伝説的な……。1億ドル。すげえ、100何十億円。さて、そのテレビCMの内容とは何でしょう?
Googleに迷惑かけて、なんか面白そう。おもろいや。面白そうっすね。どうやったらGoogleに迷惑かかるんすか?堀元さん。
やっぱあれですよね。すぐ思いつくのは、サーバーにめちゃくちゃアクセスがかかると迷惑しますよね。うんうん。そうだね。分かりやすいのはね。だから一斉にみんなアクセスしたとかはありそうではあるよね、なんかのサービスに。まあ、検索してみてねとかそういうやつ。Googleマップの特定の店舗がめちゃくちゃ検索されたとか、なんかそういうことかな。
ああ、それやると負荷かかるんですね。かかる。まあでも実際にはね、当然CDNとかを使ってね、負荷をかなり散らしてると思うから、そんなに問題はないでしょうけど、Googleほどの技術力なら。しかも確か結構の額いってましたよね。そうだ。1億ドルとか言ってたから。あ、違う。広告効果が1億。Googleに迷惑かけた。メディア効果と言われるやつですね。
そのメディア効果は、いわゆるXとかで拡散されてバズったから起きた。その通りです。あ、そうなんだ。いわゆる広告換算的なものと言われるんですけど、広告費で言ったらいくら分するっていう換算してることです。はい。なるほど。だからXでバズって、それで得たインプレッションも換算してるわけね。その通りです。はい。オッケーす。オッケーす。
なんすかね。堀元さんが仮にバーガーキングをなんとかバズらせようと思って、堀元見さんの企画コンペやります。はい。ってなったらどんなこと考えるか聞きましょう。はい。やっぱなんか競合とかと絡めて面白い施策とかできるといいかなっていう。なんかそのマクドナルド煽るみたいなさ、なんかそういう画期的な発想をできたら面白くないですか?
あの、チープです。ずっとやってんですよ、バーキン。あ、聞いたことあるからか。これなんか新しい発想出てきたかと思ったけど。それでコンペ行ったのおもろいす。斬新な考えだ。散々やり尽くしたやつをね。
でもGoogleに迷惑かかってるわけだからさ、なんかあれじゃない?バーガーキングを食べてGoogleに行こうみたいなキャンペーン。ボートとかさ、バーガーキングたちが、そうそうそう、ガーッみたいに。Googleオフィスにカチ込めばバーガーキングが1個無料みたいな。そういうキャンペーンやったんじゃない?何の目的だよ?何かの罪には問われるな、それな。
なんか多分、別の要素必要っぽくない?そうだね。Googleとバーガーキングだけだと繋がりなさすぎるから、何かをしたら間接的にGoogleにかかるとかじゃないの?これ多分。まあ、そういうことでしょうね、おそらくね。
あ、だからあれじゃない。GoogleのCMがこのバーガーキングのCMの後にあって、何かの影響を及ぼしたみたいなこと。え、合ってますか?この発想は。違います。違うか。違うんだ。違うんかい。面白そう。でもそのね、そういうのありますよ。この後のCMは嘘ばっかりですみたいなことを言ったら迷惑こうむりますよね。はい。何をしたいのかわかんないです、その。
そのCMによって検索が増えたと言っていいですか?はい。それは特定のワードだと言っていい?特定のワードですね。なるほど。バーガーキングという単語入ってる?いいえ。じゃあバーガーキングのメニュー名が入っている?はい。ほう。ワッパーとか入ってんだ。はい。なるほど。はあ、ワッパーと検索しましたか。はい。ええ。あ、え、ワッパーのみ?はい。え、まあワッパーですね。ワッパーって検索されたのが問題だ。はい、そうですね。
確かにワッパーの意味よくわかってなかったんだよね。ワッパーだろうと思ってはいたけども。ちょっと公開順どうなってるかわかんないですけど、今我々の収録順はダジャレクイズを直前までやってて、今エウレーカクイズやってるせいで、僕の頭の中には、ワッパーって検索したせいでマッパーの画像がいっぱい出てきて、それですごいみんな困ってGoogleの評判が下がったっていう、そういう回答はもう浮かびましたね。
これは重症ですね。ちょっと助かりようがないかもしれないです。はい。ちょっとやっぱ間違えやすいですかね。ワッパーとマッパーはね、非常に難しいですよね。こっから僕1人でやらせていただきたいかなと思ってるんですけど。切り替えます。切り替えます。
検索っていうものは関わってはくるんですが、その検索っていうところに発想の転換が必要になるかな。検索に発想の転換必要って何?てか、まずだってテレビ見てる人に検索させるってことハードル高いもんね。そうだね。でも視聴者はそのCMを見た結果、検索したくなってワッパーで検索した。いいえ。あれ?うん。え、視聴者がワッパーで検索したまでは合ってます?いいえ。あれ。ん。
何らかの検索ワードが問題になったことは事実なんですよね。で、それがワッパーだったもんで。え、CM視聴者がワッパーって検索したはノー。ノーです。だからあれだよ。バズって見たXのユーザーとかが検索したってことじゃないか。だから見てない人がワッパーと検索した。いいえ。あれ?うん。誰?じゃあ。え、でも検索した人はいて、検索ボリュームは増えたんだよね。検索した人はいないですね。は。え、でも検索数は増えたんだよね。はい。はあ。あ、え、ボットが検索しましたか?近い。お、じゃあ人間以外のものがワッパーと検索した。はい。ほう。は。何それ?うん。意味がわからん。さすがにウミガメのスープすぎるぞ、これ。不可解すぎて全部を整合的に説明できるものがないぞ。
あ、だからあれ、Googleでワッパーって1番検索したアルゴリズム作ったやつに1年間ワッパー無料みたいなことをテレビで放映して、それでその腕利きエンジニアみたいな人たちがワッパー検索ボットみたいなのむっちゃ開発したとか。喋ってる途中で違うなって思ったじゃないですか。本気で?本当かよって思ってます。絶対違うだろ、それ。はい、本気で思ってます。そうですか。いいえ。
まあ、そうすよね。ボットだと微妙?検索したのはボットだ。ボットだと微妙ですかね。人間以外のものは。はい。プログラムがワッパーと検索したと言っていい?はい。はあ。そのプログラムは何か別の目的があって普段稼働している。まあ、はい。そうですね。そのCM前からも存在するプログラムだった。はい。そのプログラムはテレビの内容に応じて動くものだ。はい。そうですね。はあ。あ、というか今回はそれが施策の肝になっています。
あ、なるほど。バーキン側がそもそもそれを狙っている。はい。じゃ、ハックしたってこと?バーキンがそのプログラムを、ある意味で。そう。へえ。もう3個ぐらいブレイクスルー必要でしょ、これ。多分。かもね。ギブアップじゃね?ギブアップかな、これは。はい。はい。じゃあ、すいません。1問目はちょっと残念なことにギブアップでお願いします。はい。
では正解発表します。はい。15秒のCMの内容は、バーガーキングの店員がテレビの前に向かって「OK Google. What is the Whopper burger?」と質問する内容です。そう。なるほど。うわあ。うわあ、それだ。マジかよ。それだ。
アメリカ中のGoogle HomeやGoogleアシスタントが反応し、ワッパーの説明を行いました。またこのGoogleの解説はWikipediaを引用して行われる仕組みであったため、バーガーキング側が先んじてその内容を書き換えていたのも周到とされています。
え、どう書き換えてたの?その、正確な情報にしたってこと?そうですね。ワッパーというのは何々のバーガーで何が入っていて、とかがちゃんと説明されるように。はあ。なるほど。いやあ、思いつけた。これはいけたな。なんかあるもん。そのOK Googleとかアレクサって俺らが言ったせいで、私の家のスマートスピーカーが反応しましたみたいな声あるから。
そう。今水野さんが言ったせいで、じゃんじゃん反応してるでしょうね。反応した。なんかさ、水野さんちの照明もさ、それでさ、俺ら麻雀してたらめちゃくちゃ電気消えたよね。あ、そうですね。5200みたいなことを言ったのに対して反応して、なんかめっちゃ照明消えたよな。うん。3翻40符。いいの?点数表覚えてますよアピール、いいの?あれは。
だから僕の家にあるのはアイリスオーヤマのあの照明なんです。非常にコスパが良さそうですね。そう。確か「全灯」とか言うと明るくなるで、「消灯」って言うと消えるのかな。だからそれを会話の中には入れちゃだめです、うち。なるほど。厳しいね、なかなかね。全灯とか言いそうだけどね。絶対です、絶対。厳しいすね。
うん。で、まだ解説続きあるのか?あ、そうですね。だよね。放映後の数時間後、Google HomeやGoogleアシスタントがこのテレビCMのOK Googleに反応しなくなりました。メディアはGoogleがこのCMの音声に反応しないように対応したっていうところで見ています。
え。はあ。だからもうGoogleが慌てて対応して、この音声には反応しないようにしようってやったんだ。そう。だからバズってはないもんね、その。だからXで拡散されるとかじゃなくて。そうですね。スマートスピーカーに直接訴えかけたってことか。うわあ。いや、これは出せたな。悔しい。
そのバーガーキングみたいな会社に、そのアイデア思いついてたらプレゼンできたというか。いいね、広告施策だなってなるわ。いい問題だな。そうだね。うん。センスがいいな。いや、やられたね。めっちゃ悔しい。いい問題、さすが持ってきますわ。ありがとうございます。敏腕広告プランナー、さすが。でも悔しいが勝ってます、今。はい。
スマートスピーカーっていう核を聞かないと、質問しても全く掴みどころがないものしか返ってこないから。そう。あ、その発想はなかったな。だから俺もさ、何かの行動促しましたかはもちろんノーなんだけど、違う聞き方してたらさ、欲しいとこまで行ってたから。そうね。ちょっとあれだな。次の問題からもっと本格的にイエス・ノーを詰めに行きましょう、ちゃんと。
ちょっとね、まあ手加減してたというか、まあそのね、初めて来た子だから、まあ可愛がってあげるというか。回答できてないのにそれ。お手並み拝見ってところでしたけどね。まあ、ここあたりからね、ちょっと本気出していきましょうか。
2問目です。サントリーが制作したプレミアムモルツのロングCM『無言の父たち』では、妊娠中の禁酒を終えた夫婦の子育てのリアルを描き、高い好感度を得ました。うん。うん。しかしこのCMは作品のクオリティ以外の、とあるCMの撮影の演出方法でも注目を浴び、そこも話題の種になりました。その手法とは何でしょう?
ちょっと漠然としてるな、また。いいね。なんかわかんないな。撮影手法って言いましたっけ?演出ですね。演出方法。演出方法。演出方法。何それ?CMの演出。その引き出し、その演出方法の引き出し。うん。もちろん、もちろん。僕はね、いつも演出気にしながらね、映画とか見てますからね。もちろん、もちろん。やっぱあれじゃないですか。鮮やかな色とか。うわ。なんかそういう。粗い。解像度が粗い。そういうことですよね。
いや、僕はあの、なんか伝令の映画なんだっけ?数字4桁、数字4桁のあの。あるある、あの全部ノーカットのやつ。はいはい、わかるわかる。ずっと回してるやつ。えっと、なんだっけ?その映画みたいなやつ。1917年じゃなかったっけ?なんか第一次世界大戦かなんかのメッセンジャーのやつで、あれとかはすごい革新的みたいに言われてましたけど、カメ止めとかね、ああいうのぐらいですよね、僕らが知ってる。
演出といえばね、すごい演出法。カットをせずにカメラを回し続けましたか?いいえ。
あれじゃない?みんなプレモル飲んでベロンベロンの状態。プレモルやし。あ、それ面白い。撮影スタッフがベロンベロンで撮影したから手ぶれ丸見えみたいな。それ面白いすね。違います。でも面白い、それ。いいCMになりません?それは絶対にいつかやります。ね。やってください、ぜひ。今めっちゃいいよ。それすごいいいもの。
あれとかあるよね。死体の1人称視点みたいな、視点が意外みたいな。はい。はい。おかしかった。違います。あの、ネタバレない人はね、止めてもらうとね。やっぱ乙一先生のね、『夏と花火と私の死体』なんかね、死体目線でね、1人称してんですけどね。うん。そういう感じね。そういうのあるのかなと思ったけど。
うん。じゃ、カメラのアングルは移動しながら撮っていますか?そうですね。固定ではないと。はい。特徴的なのはカメラアングルだと言って良い?まあ、はい。そうですね。あ、カメラアングルなんだ。あ、カメラの角度。はい。ほお。お、これ結構いいヒントじゃない?妊娠を経て、うん、出産した後に酒飲めるっていうことだから。その、実はカメラ母体の中みたいな。そんなわけないか。何言ってるんですか?どうやってカメラぶち込んだんすか?母体の中に。
なんか今引かれてますね。あの、しかも気持ち悪い発想が。手元にある何かを切ってみたらとんでもないもの言っちゃいましたね。でもあれはその、子供目線とかは、まあチープか。まあでも、あと目線はね、一緒なんですもんね。目線が特殊じゃないんですもんね。1人称じゃない。
極端に引きで撮っているとか、距離は関係ありますか?関係があるシーンもありますね。はあ。うん。目的のためにそれをしてるものは。あ、目的があるんだね。
そのCMの出演者はその一家以外にもいますか?はい、います。それは重要ですか?そうですね。うん。ふーん。そのCMにはストーリーがあると言っていいですか?はい、あります。1日の出来事ですか?1日の出来事を描いていますね。なるほど。それってCMを視聴した人が見たら、明らかにこれまでとは違う手法だって感じそうなものですか?それとも言われないと結構分からないものですか?言われないと分からないかもですね。そうか。
めっちゃ難しいな。なんか当てれねえな。俺らなんてプランとか企画で食ってるタイプだからな。こういう大喜利的なのな。いつも無敗だったはずなんですけどね。ね。うんちくエウレーカクイズなんてもうほぼ無敗みたいなね。連勝記録を積み重ねてるのに。ビールの広告じゃんね。うん。だからなんかそれも結構考えたいじゃないですか。
お父さんが外で働いてるシーンは出てきますか?出てきます。帰宅するシーンは出てきますか?出てきます。お。このCMのタイトル、作品のタイトル何でしたっけ?『無言の父たち』ですね。あ、無言の父がいっぱいいるんだ。え、複数家庭が出てきますか?はい、出てきます。なるほど。
てかさ、その、なんで無言なの?無言のわけ考えたら。え、良くない。無言の帰宅ってこと?亡くなっていることを婉曲に言う。そんな怖い感じ?え、怖い話すか?いや、違います。違、違った。プレモルやからな。まあ、そっか。お父さんの1日を描いているって言っていいですか?はい。そうですね。
え、これあれじゃないですか?リアルなお父さんに密着して、丸1日をすごい早送りでタイムラプスみたいに実際に見て、最後乾杯して終わるっていう、マジの丸1日ドキュメンタリーCMだ。エウレーカ。違います。盗撮した後に事後的に許諾を取った。違います。ダメそう。でも革新的ですね。そうっすね。うん。
このドキュメンタリーって発想は合ってますか?ドキュメンタリーではないですね。うん。じゃあ、その台本があって役者さんが演じている。はい。そうです。ちなみにこの主人公、あばれる君です。え、へえ。リアリティを描いたと言えますか?はい。あばれる君が演じてる役は普通の会社員と考えていいですか?そうですね。
ああ、そうなんだ。ちょっとすいません。あの、どうしてもさっきダジャレクイズやってたせいで、あばれる君がアパレル店員になったっていう回答しか思いつかないす、僕は。すごいめっちゃ笑いしてる。めっちゃ笑いな。めっちゃ面白いやん、お前。めっちゃおもろいやん、お前。うわ、1番やだ、これ。怒ってほしい、ちゃんと。え、カメラアングルにその特徴があるっていう話なんですよね。
はい。その、だからどういうアングルなのかって言えば、それがそのまま正解になる。そうですね。何のためのそのアングルなのか。あ、何のための目的を言えばいいんだ。に近いですかね。視聴者諸君、この辺りで答え思いついたかな?自分が思いついてないくせに。え、なんで声高に言ってんだ。うわ、何も掴めん。わからん。やばい。2連敗。やばい。常勝軍団ことね、ゆる言語学ラジオパーソナリティがこの様だとちょっと。そんなことあるかな?え、なんかヒントあります?
広告のルールを知ってる人だったら、問題文を聞いただけで違和感があると。そんなパターン。面白いヒントだね。ちょっと問題文もう1回聞きましょうか。じゃあもう1回お願いします。
サントリーが制作したプレミアムモルツのロングCM『無言の父たち』では、妊娠中の禁酒を終えた夫婦の子育てのリアルを描き、高い好感度を得ました。しかしこのCMは作品のクオリティ以外のとある演出方法でも注目を浴びました。さて、その手法とは。お酒でさ、書いてあるよね。その飲酒のさ、妊婦さんは飲まないでくださいみたいな。なんかむしろ、だからそれ広告で描いちゃいけないみたいなのない?そのレギュレーションで自主規制みたいなので。なさそうだけどね。え、そういうことですか?広告の自主規制は関係ありますか?広告の自主規制は関係あります。え。あります。自主規制は関係あります。あります。
え、そういうことなんじゃない?天才じゃん。普通その妊娠とか、そういうお酒を飲んではいけない期間とされるような場所の付近まではもう描かないようにしていたのを、そのタブーを破って……でもアングルじゃないか。あと、なんか違いそうな顔してます。みんな、みんな違いそうな顔してる。え、でもそういうことなんじゃないの?そもそもさ。ああ、分かったぞ。え、何?子供と酒はさ、相性悪いから、酒のCMに子供を出さないっていう自主規制があったのに、それを破って出した。エウレーカ。ほぼ正解です。
え、ちょ、奪うなよ。奪うなよ。いただきました。いただきました。よし。おい。ありがとうございます。絶対俺のだったよ、今。頂戴しました。視聴者の皆さん、コメントで誹謗中傷お願いします。絶対僕は正解でした。しっかりいただきましたよ、僕が。よしよしよしよし。
じゃあ解説読み上げます。はい。子育てがテーマのCMなのに子供が1人も登場しないというカメラアングルが使われています。ん。ビールや日本酒など酒類メーカー、酒類輸入業で構成する酒類の広告審査委員会が定めた自主基準に、20歳未満の者を広告のモデルに使用しないというルールがあります。なるほど。はいはいはい。そのため、こういった子育てをテーマにしたお酒の広告は作りづらく、避けられる傾向にあるんです。あ、なるほど。
本作『無言の父たち』では、子供と奥さんの授乳待ち中に眠くなってしまう父であったり、滑り台の中から子供が出てくるのを待つ姿であったり、父親だけエレベーターに乗れないみたいな、子供が映らなくても成立する演出のみで構成されています。
ああ、だから子供を映さずに子供を描いたという点で圧倒的だったわけですね。なるほど。いやあ、完全に読み通りでした。おい。うん。今違った。多分驚いてたやん。え、そっちみたいな顔してたよ、お前。いや、そうだろうと思って言ったんすよ。制約をかいくぐったというね。なるほどね。素晴らしいよね。それはでも確かに、思いつこうと思えば思いつけるわ。いけるわ。やられた。
制約を乗り切った姿勢に多くの視聴者が反応した施策となりました。やっぱね、制約ですよね、クリエイティブってね。おい、語んな、語んなよ、お前が。やっぱね、制約をいかにして乗り越えるかだから。CMなんてそれが一番大事なんだから。なんだ、お前、口角泡を飛ばして、お前。やっぱね、ドヤ顔でね、語りたいすね、こういう時はね。
でもね、実際確かに妊娠期間中ってお酒飲めなくなって、その後に飲むと多分すごい心地よいわけじゃないですか、きっと。うん。うまいってなるよね。でもそれを広告が描きにくくて描けなかったのを、なんとか描こうとするっていうのはすごい発想ですよね。これすごいな。うん。まさしく、お酒とかがテーマの企画会議をした時に絶対に出てくる目線ではあるんですが、いや、こういうルールがあるからさっていうので消えるんだけど。なるほど。ああ。で、それを手法で解決したんだ。そうです。
確かにね、エレベーター1人だけお父さんみたいなって、多分あるんでしょうね。そのベビーカー入んないとかさ。うん。いやあ、素晴らしいっすね。てかこの話ね、『ラーメン再遊記』ですわ。はあ。『ラーメン再遊記』の、才能の才の方じゃなくてね、再びの方のね、再遊記ですね。
あの、『ラーメン発見伝』シリーズっていうね、有名な漫画がありますけど、あれのシリーズの3作目ですね。はい。あれの3作目にそれに似たエピソードめっちゃ出てくるんですよ。お酒を使ったラーメンっていうテーマで創作ラーメンを作れって言われて、ラーメン職人2人がお酒を使ったラーメンを作って対決するんですよ。うんうん。で、主人公の若い女の子の、ラーメンの才能あるやつは、それに入ってないから、それをオブザーバーで見てるだけなんですよね。うん。はい。
で、その2人は完璧なもの作り上げて審査員からも好評だったんだけど、その女の子が、いや、私それより上のもの作れますよって言って、お前偉そうなこと言うなって、だったら作ってみろって言って出してきたものが、本当に彼らの想像を上回るんですよ。うんうん。それは、最初の2人が作ったラーメンは両方とも日本酒の風味を生かしたラーメンとか、ビールの風味を生かしたラーメンで、スープを煮込んでアルコール自体は飛ばしてたんですよ。うんうん。でもこの主人公は、いや、お酒を使ったラーメンなんだからアルコール飛ばしたらもったいないじゃんと。食べたら酔っ払うラーメンにしないとっていう理由で、アルコールも飛ばしてないラーメンを作ったんですよ。はい。
で、このラーメン職人2人は無意識のうちに、客に出せるものを作らなきゃいけないから、酔っ払うラーメンはまずいじゃないですか。ああ。車で食いに来るやつもいるし、子供もラーメン屋には当然来るからっていう無意識の制約があったから作れなかったんだけど、主人公はそれを上回って見せたんですよ。うん。で、それに打ちひしがれるってエピソードがあって、とても良かったです。はい。え、全然繋がってこないよ、その今のお前の話したい話と。
いや、やっぱ酒といえばね、こうタブーが色々あってね、制約を……こいつに負けんのやなんすよ。こいつに負けんのやだって。超えられなくていい。ためにならん話、長いことして。全然違うし、その話。制約をみんな超えられなくて困ったところ超えたっていうね、無意識の制約を超えたって話。堀元の話はゴミや。
京極さんみたいな言い方。『美味しんぼ』に出てくるあいつの言い方ね。下田はんのクイズに比べて堀元さんの話はカスや。山岡はんの鮎はカスや。あのね、島とかのやつじゃないとダメだったんですよね。そうですよ。
3問目行きます。近年アメリカでは学生スポーツの収益化が進んでおり、NCAA(全米大学体育協会)は学生スポーツが企業とスポンサード契約することを認めています。うん。ナイキやアディダスが強豪のバスケ・アメフトチームに協賛する中、シューズメーカーのサッカニーはとある学生たちへの契約を結び、その社会的取り組みに注目が集まりました。うん。さて、その学生たちの特徴とは?ふーん。
サッカニーってね、あのニョロみたいなマークがついてるスニーカーですよね。ニューバランスみたいなぽてっとしたシルエットなんですけど。ははは。比較的、多分ニューバランスよりちょっと安いのかな、多分。なるほどね。はい。
なんか特定の集団とスポンサー契約したんすね。特定のスポーツと言っていいですか?違います。特定の大学と言っていいですか?違います。特定の選手ですか?違います。特定の共通の特徴を持った集団と言っていいですか?はい。うんうん。まあ、あとはあれ、パラリンピックみたいな障害がある方ですか?違います。スポーツの人と言っていいですか?違います。お。徒歩通学してるとか、例えばだから。ああ、面白い、面白い。学生ですか?違います。
でもスポーツじゃないのでかいよ、これ。多分スポーツじゃなくて。そうだね。で、スニーカーのメーカーだから履いては欲しいよね。うん。特定の何かをしてる人たちという言い方でいいですか?はい。属性ですか?属性はハイですね。まあ、何かをやっているって言ったもんね。何かをやっていると言える。学生をやっているとかの「やって」。ああ、そういうことか。はいはいはい。なるほど。
アイデンティティと言えますか?はい。国籍は関係ありますか?いいえ。仕事は関係ありますか?はい。ほう。特定の仕事、学生ですか?はい。お、特定のジャンルの学生ですか?はい。お、学問のジャンルですか?学問のジャンルと言えますね。え、どうした?急に。何かを専攻している学生と言っていい?はい。おいおい、もうほぼほぼ丸裸じゃねえか。
あとはもう学問ローラーしたら当たるけど、それかっこ悪いから。それかっこ悪いからいいの。サッカニーがスポンサードする理由もつけて答えだよね。足で稼ぐ系の、いっぱい歩くとこにあげたいよな。考古学。ああ、そういうね。なんか発掘する人だ。違います。うん。その学生たちはサッカニーの靴を履いてよく歩くと言っていいですか?はい。うんうん。文化人類学でフィールドワークだ。違います。
でも広告効果も狙いたいじゃん、やっぱスポンサードするなら。うんうん。まあ、あれじゃない?哲学だ。違います。違うか。あの、哲学者って散歩するから。よくカントとかいつも同じ時間に散歩して。そう、そう、そう。サッカニー履いて散歩してたらしいすよ。哲学のイメージみたいな。すごいな、カジュアルのスニーカーが。
サッカニーは社会的意義があると思ってスポンサードしている。はい。広告効果と社会的意義で言ったら、広告効果の方をより重視していると言えますか?どちらもだと思いますが、社会的意義の方が強いですかね。へえ。
メタ読みだけどさ、わざわざこの番組に持ってきてるってことはよ、あの若手敏腕プランナーがわざわざここに持ってくるってことは、言語学の学生にプレゼントしていた。違います。ええ。危ねえ、今当てられたらどう?今なんか当たりそうな空気だったのに違うんかい。ちょっとダサいけど行くか。広く文系学問に分類されますか?いいえ、ですね。じゃあ理系学問に分類されますか?はい。なるほど。医学部ですか?あ、はい。
え、待って待って待って。でもこっから、医学部からもうちょっと。おいおいおい。はあ、でも別に医学部の学生そんなに歩かないよな。そうだな。なんか今適当に言ったせいで。当てんなよ、お前。今そっから考えないといけないやつやん。いや、なんか、まあでも確かに実習中とかすっごい忙しそうにはしてるなと思ったんだけど。病院の中歩き回るからみたいなことですか?はい。あ、ああ、え。じゃあ当てちゃった。
医学部の中でも何外科、何内科なのかとかってことだよね。これはもう救急。違います。だから分かった、産婦人科。違います。もうローラーしてるやん。いや、違う違う。あるじゃん。赤ちゃんが生まれそうみたいなことで、やたらとよく呼び出されるみたいな、動き回るイメージ。でも他は別に、団子な感じするけどね。ね、もうそんなに。ね、めっちゃいっぱい歩くぞっていうの、救急以外であんまり。ね。
親、医者ですけど、うちはね、もうバリバリ内科ですけど、うちの親はね、座ってましたね。全然歩き回ってなかったすね。あとね、北国だもんで、もうあの寒くて全然冬出たくないから、もうほんのちょっとの距離でも車で移動してました。全然です。だから靴がまあ減らない。
1個補足ですが、医者の何科かは特定しても意味はないです。え。え。え、今の時間無駄だった?あった、今の時間。泳がせんといて、そんな。おいおいおいおい。すいません。やりよったな。
だから理由の特定が重要ってこと?なぜサッカニーは医学部生に靴のスポンサードしたのかが重要ってことですか?特定の集団のカテゴリーを、医学部の中のってことよね。医学部の中でさらに限定がかかってるんだ。医学部の中で訪問診療をめっちゃする人たちみたいなのを狙っている。違います。あと堀元さん、スポンサードの「狙ってる」とか言う。狙ってるから、やっぱ狙わないと。
医学部の中でさらにかける限定ってのも、広く属性と言える?はい。今後の未来に関係がありますか?その、例えば将来的にほにゃららするグループとほにゃららするグループが医学部の中にいたとして、その未来によって分けられていると考えていい?まあ、そうですね。
なんかヘラヘラしてますけど、あのプランナー。ヘラヘラしてなんすかね。僕のこと侮ってるとしか思えない。そんなことは。侮られてそうすね。今我々はね、ほぼ答えなのになんで答え出ねえんだみたいな顔してますけど、近いところを撫でられている。フェザータッチ。フェザーされて、ほらほら。ほら、気持ちいいだろう。変態おじさんすぐ出てくるの何なんだよ。ええ、何それ?いや、全然わからんな。そんな状況ないって。そんなやつおらんって。
看護師と関係ありますか?はい。それだ。それだ。医学部の中にも医学科じゃなくてさ、看護学科って大変そうだからあげたんだ。正解です。よし。え、ちょっと待って。はい、ダウト。ダウト。ダウト。ちょいちょいちょいちょい。おいおいおいおいおい。お前、行儀悪いよ。ネコババして。バレた。うん。今こっそりゴールに出たらバレないかなと思ったんですけど。バレましたね。
あ、しかも俺らに、その医学部って言われると看護学が抜け落ちるっていう、そういうバイアスが今出ちゃいましたよね。あ、本当だ。そのなんだっけ?ミッドメディカルみたいなんでしたっけ?パラメディカル。パラメディカルか。そうか。パラメディカルですかね。うん。そう、そう、そうっていう概念ありますけど。そうだわ。その、良くないっすね。ほんまや。それや。ほんまやな。なるほど。だから、俺らみたいなやつがいるからサッカニーも出したんちゃうの?違うんか?そうっすね。サッカニーに今論破されましたね、完全に。
俺は看護師って言いました。あなたはそれを受けて、ただその後回答っぽいこと言っただけです。反省してください。ただ俺、水野さんが言わなかったら1秒後に言ってましたよ。嘘つくな。看護師さんとかかなって。いや、マジでマジでマジで、そう思ってはいたから。本当か、お前。そう。いや、関係ある人たち誰かなって思ってたから。お前は本当に。確かにうち実家病院ですから、物心ついた時にいっぱいいましたね、看護師さんたちがね。お世話になりました、本当にその節は。
うん。じゃあ解説聞きましょうか。解説です。サッカニーがスポンサード契約したのは看護学生だった。看護学生は1週間でマラソンランナーと同じぐらい走るというリサーチがありまして。衝撃。それを元に、サッカニーはスポーツクラブではなく看護学生にスポンサードすることを発表。看護学生たちはサッカニーのスニーカーを履いて現場で活躍し、その様子がPVとして作成されました。はあ、なるほど。コロナ禍でエッセンシャルワーカーが注目を集めていた時期に、看護師の離職を防ぎつつ新しいマーケット開拓を成功した施策。
コロナ禍にやったのね。ちなみに施策名は「Run Like a Nurse」っていう、ナースのように走れっていう。うん。かっこいい施策名ですね。かっこいいね。うん。いいフレーズですね。うんうん。てか、あとマラソンランナーぐらい走ってんのやばいな。そうだね。そんな走ってんだ。
しかもさ、なんか看護師の方って、あんまり走りやすい靴履いてるイメージないよな。もしかしたら本当サンダルかも。一応スニーカー着用ではありますね。そうですか。8スっていうブランドがあって、それが確かナースさんのスニーカーを元に作られたスニーカーみたい。あ、そうなんだ。それはサッカニーではない。別のブランドですけど。でもサッカニーもソール部分厚くて、走りやすい、歩きやすいスニーカーではあるはずなんで。
いや、あとさ、これ広告プランナーが持ってくる問題っぽいよね。これまさにそのインサイトじゃないですか?うんうん。スニーカーをどんな人に渡そうって思った時に、アスリートって考えるのめっちゃ普通なんだけど、じゃなくて、実はアスリートぐらい走ってるやついるぞっていうインサイトから生まれた広告って感じがしますよね。そうですね。新しい、誰も見つけてない事実を元に作るっていう。うん。再現性ありますよ、これ。そうね。これすごいね。
だから、面白い統計みたいなのをまず持ってきた時に、それが広告に生きるか考える。あるいは逆に広告を作る時に、そういうリサーチから入るっていうことですよね。うん。そうですね。めっちゃ悔しいというか、なんか今自責の念がすごいっす。これは当てなきゃいけないはずだったっていう。真面目が出ちゃって。悔しいな。ほぼ水野さん当ててましたけどね。確かに。てか、ずっとだよ、俺。医学部も言ったし、看護師も言いましたし。ただね、あの医学部の当て方最悪でしたね。何の方針も持たないまま医学部ですかって聞いて。そんなバカみたいな顔してないよ、俺。そんな上向いて。お前もすごいな。お前、アホの子みたい。ないです。してないです。
そんなわけで本日は、うんちくエウレーカクイズ広告編やってまいりました。はい。非常に良い回答をね、たくさん出せました。うん。粘り強く。はい。ちょっとあの、もうちょい気持ちいい正解したいっす。ちょっとさ、全然気持ちいい答えがない。悪問続きという感じでした。こいつひどいぞ。おい、ひどいな。抑えていないというか。人のせいにすんのダメ。下田のせいにするのやめてくださいよ。良くない、良くない。
やっぱ我々がね、ちょっと精進不足なところあるんで、ちょっとね、時間許せばこの後もう1本撮りたいすね、できればね。ちょっとまたもう1本上がるかもしれないので。ただだいぶ先でしょ。連続では上がらない。上がらない、上がらない。まあまあ、皆さんちょっと気長に見ていただける。またもう1回あるかもしれません。
これ僕がした発見なんですけど、広告ってクイズになるんだっていう発見をしました。なかなかその、気づかなかったと思うんですよ。ああ。持ち込み企画ですけどね、彼のね。彼の持ち込み企画ですけど、なかなか気づいてなかったところを僕が今バッと言語化したというか。いや、でもさ、ゆる言語学ラジオで過去回でやってたじゃない。広告コピー、クイズになるぞみたいな。あ、そうだわ。そうだわ。発見してるわ。元々クイズになるなっていうのはね、ずっとありますよね。そうだ。俺のアイデアじゃん、これ。著作権違反じゃ。あのね、見苦しい。
1つ愚痴を吐いておくと、こういう先輩プランナーはいます。お。これ俺の発見だからなっていう人ね。いいっすね。今最後に広告業界の闇も見えてね。いい感じになりましたね。こういう先輩もね、いますよね。厄介なね、こういう先輩ね、業界にね。もう傾向と対策は完全に分かったので、まあ次回ね、爆速で解く姿見られますので、見たい人ぜひ楽しみにしていただければと思います。
あと皆さんからも感想のコメントとかあればお待ちしておりますので、どしどしお寄せください。あと、うんちくエウレーカクイズのフォーム自体も、あ、そうですね、貼ってありますので、皆さんも思い出した広告の問題とか送っていただければ幸いです。
ここでグッズのお知らせです。はい。我々実はアパレルをいっぱい出しておりまして、Tシャツがね、いっぱい出ています。うん。はい。これはフロントに「母語話者」って書いてあるTシャツですね。そうですね。あの、まあこの世のみんな大体何かの母語話者ではあるから情報量0ではあるんですけど、まあただ日本語母語話者としてのね、誇りなんかもありますし、他の言語の母語話者の方は他の言語の母語話者の誇りを出せる、そういうTシャツになっております。素晴らしいですね。
これあれですかね、助数詞回で。はい。すごい初期のシリーズですね。日本語の疑問について水野さんに聞かれて僕が答えられなかった時に、水野さんがとっさに出した「え、答えられないの?母語話者なのに」っていう言葉から生まれたTシャツですね。うん。私は母語話者ですということを改めて主張したい時に着てほしいですね。
はい。続いてですね、パーカーなんですけれども、「クリシェ」って書いてありますね、大きく。はい。クリシェってどういう意味ですか?手垢のついた常套句。フランス語ですね。使い古された言葉ってことですね。はい。これは初期の頃に、うんちくのね、めちゃくちゃベタな、サンドイッチってサンドイッチ伯爵からできたんだよみたいなことを言うと、それクリシェだねっていうノリで言ってたからね。そこから生まれたやつですね。
はい。僕らがもう当たり前のように、クリシェだとか、クリシェ、痛くないよねって言ったら、コメント欄でクリシェって何みたいな感じになって。なりましたね。それで一躍有名になった。そうなんですよ。こちらのグッズね、こだわりポイントとしては、このクリシェのフォントが世界で1番使われてるフォントになっておりまして、フォントもクリシェっていう感じですね。うん。で、黒パーカーってのもクリシェですね。クリシェ。で、メーカーもユナイテッドアスレっていうね、めちゃ作られてるメーカーですよね。なんで、あの、全てにおいてクリシェを追求した一品になっております。ど真ん中のね。
ぜひ皆さん、こちらお買い求めいただいてですね。僕はね、イベントやる時いつもこれ着てるんですよ。このクリシェパーカーかクリシェTシャツ。これのT
シャツ版もございますが、これ着てるとね、普通のこと間違えて言っちゃった時もなんかあえてですよみたいな顔できるから、これで何度も命拾いしてます。
なるほど。
危なかったよ。以前お頃の原宿さんと、あとベテランちって筋の悪いインフルエンサーと3人で動画撮った時に、
筋の悪いインフルエンサー。
エッセイもういらなくないですかみたいな衝撃の主張をベテランちがした時に、俺間違えて「いや、エッセイによるだろう」ってめっちゃ普通のこと言っちゃって、つまんなすぎるな俺って思ったんだけど、あのクリシェ着てることによって命拾いしました。
全然全然、それ誰も気づかない。
命拾いしましたね。
そう、命拾いした人におすすめのパーカーになっております。ディバイドアンドコンカーペリカンパーカー。
はい。
です。ごめんなさい、なん……
はい。ディバイドアンドコンカーペリカンパーカーですね。ペリカンの図像がございまして、チャックを下ろすとペリカンを真っ二つに切ることができるというやつですね。
いやいや、説明になってないです。
これはことわざかな?どっかの国のことわざでペリカンを2つに吹き飛ばしている、とても風が強いことっていう意味のことわざですよね。ていうことを体現したパーカーとなっておりまして、さらに横にはですね、コンピューターサイエンスの金言としてよく言われるディバイド&コンカー。
うん。
分割して統治。困難は分割して統治せよっていう、このデカルトの言葉に端を発するものも書いてあるっていうね。ペリカンをディバイドアンドコンカーするという、ユーモアがこもったパーカーとなっております。
一応確認ですけれども、散らかってるなって思ったりすることはありますか?
あ、当然思いましたよ。その商品企画の段階で、あれ、これもしかして散らかってるのではって思いながら、誰もストップをかける人がいなかったから、そのまま完成に至ったと。
ああ、非常に残念ですね。
こちらがですね、普通のパーカーだったらとても安く作れるところをですね、ペリカンを引き裂くというコンセプト上、チャックのギリギリまで印刷できないと綺麗にペリカンが裂けないからっていう理由でですね、ギリギリまで印刷できる、かつ少ない国内業者を必死で探しまして、20社ぐらいに当たって最後に残った業者に頼んだので、原価が非常に高くなっておりまして、販売価格1万円となっております。
高っ。
こだわりのパーカーだから。こうギリギリまで印刷できる業者を探したから、これは皆さんこだわりなんで買った方がいいです。はい。そして最後こちらですね。エビサンドに乗って滑っていくTシャツです。
はい。これもどっかのことわざですね。
はい。説明不要ですかね?これは。
いやいや、説明いるだろう。なんで不要だと思ったんだよ。
いや、意味わかるかな?って。わかんないよ。サンドに乗って滑ってきてどういう意味ですか?
人生がこう順調に進むみたいな、北欧かどっかのね。縁起いいですよね。これ着てれば人生がどんどん順調になるよと。そういうTシャツでございますね。
はい。しかもこのイラストを描いてくださってるのはね、モコモコして可愛いイラストでおなじみの白宇野先生。
白宇野先生のね、素晴らしい絵ですね。つい最近、白宇野先生ね、ハムスターの漫画を出されてね、そちらがまた大変バズっておりますんで、非常に腕のあるイラストレーターさんが奇跡的にリスナーだったから、とても安く描いてもらえたというね。奇跡の原価安イラストと。
あんまり安く描いてもらったかどうかとか言わなくていいです。
あ、そう。原価の話を必ず言わなきゃいけないシステムじゃないんですね。
ご厚意で描いていただいたぐらい。
ご厚意でね、とても安く描いていただきましたんで、販売価格もとても安く抑えられておりますので、皆さんお買い得です。ぜひ買ってください。
堀元さん、うまく話せなくて悩むことってありません?
よくあります。
そんな悩みを抱える方にぴったりな本を書きました。
ほう。
タイトルは『会話の0.2秒を言語学する』。会話のわずかな間にフォーカスした1冊です。是非皆さん買ってください。
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