家賃5000円の社宅で資産1億円:手取り26万円の会社員「くらま」の1日

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概要

YouTubeチャンネル「倹者の流儀」を運営するくらま氏は、手取り月26万円の会社員でありながら資産1億円に到達したという。インタビュアーのトマホーク氏が、朝から夜まで1日密着した。家賃5000円の部屋、1日1食の生活、3分の入浴、外食をせずに自宅で再現する料理などを見せながら、くらま氏はなぜ会社を辞めないのか、1億円を貯めて何が変わったのか、なぜ今になって婚活を始めたのかを語っている。

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夜勤明けの朝、「クラマゾーン」へ

密着は朝、くらま氏が夜勤を終えて帰宅したところから始まる。仕事の内容は宿泊関係だと話す。住まいは会社を通じて借りている家賃5000円の部屋で、くらま氏はこれを「クラマゾーン」と呼ぶ。自分の固有結界のようなもので、ここにいる間は何をしてもお金が貯まる「領域展開」だという。

収入は手取り24万円。ボーナスを月割りにすると約26万円になる。勤続8年目で、その間に資産が1億円に達した。くらま氏は、どのように貯めたのか、仕事選びや投資法を詳しく書いた本も出版しており、その内容を実践して人生が変わったと述べている。

1億円を貯めて変わったこと

資産1億円の一番のメリットを聞かれ、くらま氏は「お金の不安がなくなった」と答える。仕事をクビになったらどうしようと考えなくなり、会社からの評価をいい意味で気にしなくなった。副業のYouTubeでは外部の人に声をかけることもあるが、最悪うまくいかなくても生きていけると思えるので怖がらずに済む。肩の力が抜けたうえで全力で臨める、というのがくらま氏の実感だ。

それでも会社を辞めないのは、この会社にいれば貯金ができるからだという。くらま氏は貯金することを自分の使命としており、辞める必然性が見当たらないと話す。生活費は月6万〜8万円で、年間100万円以下に収まっている。

投資なしでも2000万円、インフレの外にいる家賃

トマホーク氏は、資産運用をせず給与と節約だけならいくら貯まったのかを尋ねた。くらま氏の答えは、税金を引いた後で8年間に約2000万円。トマホーク氏が再現性があるのではと言うと、くらま氏は自分のように家賃を下げられれば可能だと応じた。

ここでくらま氏が強調したのが家賃だ。今はインフレで家賃が上がっていて、東京は特に深刻だという。しかし自分の家賃は会社経由の契約なので上がらない。「僕だけインフレの外にいる」とくらま氏は言う。

1日10回以上の資産チェック

会話の途中、くらま氏は家計簿アプリのマネーフォワード MEを更新し始めた。証券口座や銀行口座を連携させて、資産と収支をすべて一覧できるアプリで、1日10回以上更新しているという。密着中にも何度か画面を確認し、日中には「5万円増えました」、夜には「50万円増えました」と報告していた。

朝食は水、1日1食

「朝ご飯を食べていいですか」と言ってくらま氏が口にしたのは水だった。1日1食なので、この時間に固形物はとらないという。血糖値は水で上がるのかと聞かれ、「気合いです」と答える。この水は上司からもらったもので、食費はゼロだ。部屋には上司からもらった水が大量にあり、密着中に何度も登場する。

筋トレとウォーキング、そして継続力

くらま氏は筋トレもしている。お金を持つと強盗に襲われるかもしれないので、体を鍛えるのは金を持つなら必須だという。身長は183cmで、目の前のトマホーク氏が豹変して襲ってくる可能性も考慮しているが、会ってみて「俺は勝てます」と思ったと冗談交じりに話す。

プロテインは飲まない。貯金が減るからだ。部屋にあるものは上司からのもらい物だという。1日5〜10kmのウォーキングも習慣にしている。YouTubeも投資も節約も一度始めたら続けるタイプで、「継続力は富の源泉」「継続できない人はお金を貯められない」と語った。

婚活を始めた理由:家族は「最もいい消費」

現在、くらま氏は婚活中で、マッチングアプリを使っている。結婚すると資産は減るのではと聞かれると、あっさり「減ります」と認める。それでも結婚を考えるのは、お金の使い道が欲しかったからだという。何に使えば自分の幸せや人生の満足度が上がるかを考え、家族を作ることが最もいい消費なのではないかという結論に至った。

ここまで節約して初めての大きな消費が家族だという話に、トマホーク氏は「綺麗ですね」と感心した。一方で会話の中では、この考えに至るまでにこれだけ貯める必要があったのは恐ろしい、今の時代は1億円くらいないと結婚が難しい、という言葉も出ている。

くらま氏は婚活の現実についても話した。デートに行けば基本的に奢らなければならず、婚活の場では奢る以外の選択肢はないという。奢らなければ論外と見なされる。だから男性が恋愛市場から出ていっているのではないか、と婚活をしながら感じているそうだ。

ルームツアー:袋の貯金、床の食器、5年越しの冷蔵庫

部屋の中も紹介された。玄関にはスーパーの袋がためてあり、くらま氏はこれを「袋の貯金」と呼ぶ。ゴミ袋として使えるので勧めていた。コンビニの箸もある。会社の人がコンビニに行くのでもらっているという。

自炊はしているが、食器棚を買うかどうかずっと迷っていて、まだ買っていない。そのため食器は床に置いてある。冷蔵庫は先月ようやく買い替えた。以前は小さいものしかなく、自炊には全く足りなかったが、買おうと思ってから5年かかったという。自炊をするなら最低でもこのサイズがないと話にならない、とくらま氏は言う。

ふるさと納税は「ゲーム」

冷蔵庫の中にはふるさと納税の返礼品が詰まっていた。くらま氏はふるさと納税を「ゲーム」と呼び、やらない理由がないと言う。自己負担の2000円だけで食料が実質タダになるからだ。この2000円は返礼品1つごとにかかるのではなく、寄付の総額が10万円でも100万円でも合計2000円だ、とくらま氏は説明する。肉などが大量に届くので、やるなら冷凍庫を別に買った方がいいとも助言した。返礼品は食べ物に限らないという。

入浴は3分、実測で3分16秒

トマホーク氏が風呂に30分〜1時間入ると言うと、くらま氏は自分は3分だと返した。トマホーク氏が1年に365回入浴するとしたら、自分はその10倍、3650回入っているのと時間的には同じだ、という理屈だ。

実際に計測すると3分16秒だった。くらま氏は洗顔しなければよかったと悔しがり、シャンプーとリンスで16秒使ったのだろうから今度はリンスインシャンプーにしようかと話していた。

一番高い持ち物と「デートの反省会」

部屋で一番高い物を聞かれ、くらま氏はすぐには答えられなかった。挙がったのはパソコンで、約20万円だが7年前に買ったもので、もう寿命が近いという。

そのパソコンで、くらま氏はデートの反省をしている。どんな女性とどんな会話をして、相手がどう反応したかをメモに書き留める。奢るようになったのもこの振り返りの結果だという。奢らないと反応が悪すぎたが、奢ってからは劇的に反応が良くなったそうだ。

以前、動画で「節約のために別れたくなる」と話していたことについても説明した。デートに1日1万円かかったとする。来なければ1万円が貯まったはずで、365回なら365万円になる。それを運用して長期で複利を効かせれば、1000万円単位のお金が動かなくなる。そう計算すると「コスト高いな」と感じて別れたくなるのだという。自分のファンはこの感覚に共感できる、つまり自分を変だと思っていない人たちなのではないか、とくらま氏は話した。

雪の有楽町を歩く:ルーティンとユニクロ

午後、2人は有楽町駅に向かった。目的はその日まだやっていなかったウォーキングだ。雪が降っていて本当は来たくなかったが、これをやめるとルーティンが崩れ、ルーティンが崩れることは貯金が減ることだ、とくらま氏は言う。

服はユニクロで、お気に入りのブランドだという。GUの方が安いと指摘されることもあるが、くらま氏によればGUの服は数回着るとよれてしまう。ユニクロは丈夫で何度も着られるので、着用回数を考えれば長期的にはユニクロ、短期ではGUだという。ここでも投資家の目線が重要だと話している。

見た目に気を使い始めたきっかけについては、いいなと思った相手に振られ、見た目がタイプではないとはっきり言われたことを挙げた。それが逆にありがたかったという。そこから美容院に行くようになり、髪を短くしすぎずに伸ばす「髪の毛の貯金」を始めた。その結果、美容院は月1回になり、美容代は上がった。トマホーク氏は月1回は普通だと言うが、くらま氏は本当は2〜3カ月に1回にしたかった。短ければ短いほどいいのに坊主にしないのは、坊主にはしたくないというプライドがあったからだそうだ。

歩いた距離は5〜6kmほど。くらま氏は空腹が一周して「無」の状態だと話した。

スタバで奢り、自分は上司の水

歩き終えた後、くらま氏はトマホーク氏にスターバックスのカフェモカ(トール、560円)を買ってきて、お釣りもきちんと返した。しかし自分の分は買っていない。「僕がスタバで買うと思います?」と言って飲んだのは上司からもらった水で、歩いた後の水は格別だという。

丸の内のパスタを写真に撮り、家で再現する

次は食事だ。丸の内の店でパスタのメニューを眺め、トマホーク氏は新登場のナポリタンに惹かれ、くらま氏は塩バジリコを気にしていた。ところが2人は写真を撮っただけで店に入らない。これを家で作るのだという。

くらま氏の理屈はこうだ。1皿800円もして、2人分なら相当かかる。丸の内で食事をするのは丸の内の土地にお金を払うのと同じで、三菱地所の思う壺になる。

帰宅後、くらま氏は3年ほど悩んで買ったという約1万6000円の業務用フードプロセッサーを使って調理を始めた。この日のポイントは鹿肉だ。野生動物で筋肉質なため脂質が少なく、筋トレをしている人に向いているという。赤ワインは上司からもらったものを入れた。完成した2皿は、店の写真と色がかなり違ったが、トマホーク氏は「めっちゃうまかった」と完食した。

デザートは、もらい物だというルタオのチーズケーキで、これも無料だ。トマホーク氏は「下手な店よりうまい」と評した。くらま氏は、丸の内でやるのは見るだけにして、それを家でどう再現するかを考える方が合理的だと話す。

夜の予定と、節約をやめたくならない理由

夜はYouTubeのメール返信とサムネイル作りをして、Amazonプライムで『呪術廻戦』を見てから寝るという。プライムは月500円ほどで、値上がりはしたが大きな節約になるそうだ。ここでアプリを確認すると資産が50万円増えていて、「これで寝られます」と満足そうだった。

トマホーク氏は、この生活を毎日続けるのは自分には考えられないと感想を述べた。節約がしんどくてやめたくなったことはないかと聞かれ、くらま氏は「ない」と答える。モチベーションの源泉は、資産が増えていく自分に興奮することだという。自分という人間の数値が高まっていく感覚で、美意識の高い女性が自分磨きや美容をやめられないのと同じだと例えた。

結論:1つのことを続ければ天才に勝てる

最後にくらま氏は視聴者に、何でもいいので1つのことを続けてほしいと語った。それが人生を打開する秘訣になるかもしれないという。

例として挙げたのはトマホーク氏だ。7年間、人の話を聞き続け、それを動画にし続けてきた。普通は自分語りをしたくなるのでそんなことはできないが、それを続けた結果、「石葉さん」(字幕表記のまま)にたどり着いた、とくらま氏は言う。自分自身も、資産を増やすことと節約だけを考え続けた結果、なぜか今の状態になった。

いろいろなジャンルで自分たちは天才には勝てない。しかし継続力や執着心でなら勝てる、1つを続ければ天才も超えられる。これがくらま氏がこの日の最後に示した結論だった。