40歳で過去最大のサイズに達したサムソン・ダウダ、ミスター・オリンピア2026への期待とハディ・チューパン欠場

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概要

ミスター・オリンピア2026まで約3週間となった時点で、話者はイギリスのサムソン・ダウダを取り上げ、今年の肉体は「次元が違う」と評価する。話者は、2025年に悔しい結果に終わったサムソンが今年は巻き返すと見ており、「今年はサムソンにオールベット」と明言する。動画の前半では最新の仕上がりとキャリアを振り返り、後半ではハディ・チューパンが米国に入国できず大会を欠場することになった件を、本人の声明とともに伝えている。

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最新映像に見る上半身と脚の仕上がり

話者はまず、サムソンがチェストサポーテッド・リバースフライを行う映像を紹介する。使用重量は12〜14kg程度と話者は見ているが、注目しているのは重量ではなく、肩の前後の厚みと上腕のサイズである。少し前の映像の時点ですでに血管が浮き、胸から僧帽筋、背中にかけての厚みが際立っていたとし、これならサイドポーズで他を圧倒するだろうと話者は予想する。

サムソンは現在40歳で、話者によれば過去最大のサイズにある。今年は150kgまで増量しており、ステージには140kg前後で立つだろうと話者は見積もる。

サムソンはホームジムで脚も公開した。Tシャツの上からでも立体感がわかるモストマスキュラーに加え、ふくらはぎも発達しており、話者が特に強調するのは内側広筋に入ったストリエーション(筋線維の筋)である。深いカット、外側広筋の丸み、サイドから見たときの前後の厚み、ハムストリングの隆起を挙げ、すでに仕上がったと言っても過言ではない状態で、残る課題は「ガラス張りの質感」を持ってこられるかどうかだけだと話者は述べる。

40代のベテラン選手は脚が弱体化して順位を落とすパターンが多いと話者は指摘し、サムソンがそれとは逆にパワーアップしている点を重く見ている。

バキュームとウエストの見せ方

サムソンはバキューム(腹部を凹ませるポーズ)の練習映像を頻繁に投稿している。話者はこれを、ウエスト周りの見栄えをどう改善するかという取り組みとして紹介する。腹筋そのものも一つひとつが大きく、少し前の映像ですでに腹斜筋がセパレートしていたという。練習場所はホテルのバスルームのようにも見えるが自宅であり、妻と大型の黒い犬と暮らしていると話者は補足する。

話者によれば、サムソンはステージでバキュームを行う選手として史上最大であり、それは昨年の時点ですでにそうだった。身長はロニー・コールマンより少し高く、体重も少し重いという。

大会1か月前の状態と「次元が違う」という評価

6日前、つまり大会約4週間前のホームジムでのトレーニング映像について、話者は仕上げのペースは十分だと評価する。減量開始当初は「間に合うのか」と言われていたが、1か月前でこの状態なら問題ないという見方である。

話者が「異常」と表現するのは、タンクトップでトレーニングしているだけの普段の見た目である。丸みのある胸と肩、背面を含めた上半身の筋肉のボリュームを挙げ、「満開のサムソン」が今月末に見られるだろうと述べる。昨年までも毎年「今年のサムソンはでかい」と言われてきたが、今年はそれとは違い、歴史的に見てもかなりのサイズの選手がステージに上がってくると考えてよい、というのが話者の立場である。

ピッツバーグでのゲストポージング

その根拠として話者が挙げるのが、今年のピッツバーグでのゲストポージングである。150kgか、少し落とした140kg台後半の状態で登場したサムソンは、オリンピアの現役チャンピオンを含むあらゆるゲストポーザーの中で最も目立ち、最も話題になったと話者は言い、自身も驚いたと振り返る。

背中についても、話者は年々良くなっていると評価する。2023年にアーノルド・クラシックを制した頃と比べて1〜2段階レベルアップし、特に広背筋下部の厚みと広がりが増した。上背部は数年前から強かったが、課題とされていたのは下部だったという。

それでも背中が課題と言われ続けたのは、比較対象が特別だからだと話者は説明する。背面が突出したニック・ウォーカー、話者が「火星人」と呼ぶマーティン・フィッツウォーター、そしてチャンピオンのデレク・ランズフォードと戦わなければならないため、背中はまだ足りなかった。ただし今年は大きな期待ができると話者は述べる。

史上最大級の体重になるという見通し

体重の比較として、話者はロニー・コールマンが史上最大級だった2003年に134kg、トップレベルでかなり重かったビッグ・ラミーが2015年に143kgだったことを挙げる。ビッグ・ラミーについては、コンディションや骨の太さなど骨格的に体重が重くなりやすかったのではないかと話者は見ている。

そのうえで、サムソンは今年ビッグ・ラミーに近い140kg前後で本番を迎えるのではないかと予想し、おそらく史上最大級になるだろうと述べる。さらにサムソンは細い部分がきちんと細く引き締まっているため、見た目としてはより大きく見えやすい。これで絞りもはまれば「とんでもないことになる」というのが話者の見立てである。

2025年の4位転落と妻への批判

サムソンは2024年のオリンピア王者で、2025年は連覇を狙っていたが、まさかの4位に転落した。話者はこれにかなり驚いたとしつつ、実際にサイズが落ちていたと振り返る。特に脚と胸がフラットに見え、予選の映像を見た瞬間に何かが違うと感じたという。絞り切る作戦もはまらず、縮んで見えた脚や胸だけでなく、肩幅や背中の広がりまで、トップ4の中では他の選手の方が大きく見えたと話者は分析する。

この結果を受けて、コーチを務める妻のマルレーナにも批判が向けられた。妻と組むのはどうなのか、経験豊富な有名コーチに任せた方がよい結果が出るのではないか、という声で、話者によればミームのように妻を馬鹿にする反応もあったという。

サムソンはこれに奮起し、すぐにプラハ・プロに出場した。上半身のキレとボリューム感は同時に取り戻してきたが、ダウンサイズした前面の脚はすぐには戻らず、マーティン・フィッツウォーターに敗れたと話者は説明する。この大会にはキーオン・ピアソンも出場していた。

2024年オリンピア優勝時の状態

ここから話者は、サムソンのベストなルックスはいつだったのかを検証する。まず挙げるのは、当然ながらオリンピア王者になった2024年である。前年までの課題だった各筋肉のカットの深さもハリ感も克服されており、皮膚にまだ少し厚みは感じられるものの、勝つには十分だったと話者は評価する。

サムソンはそれまでオリンピアでなかなか絞り切れず、前年は3位、その前年は6位だった。話者はアンドリュー・ジャクトと同様に、オリンピアで絞り切れないという課題を持つ選手だったと見ている。一方で、絞り切らなくても3位に入るほど弱点らしい弱点がなく、丸みに富んだプロポーションの良い肉体だったため、2024年の絞りで十分だったという評価である。

話者によれば、この優勝にはほとんど異論が出なかった。これまではデレクやハリの強い選手が勝つたびに、ブロッキーな選手や二頭筋が弱い選手が勝ってよいのかと議論になっていたが、サムソンの優勝は皆が祝福した。その理由を話者は、巨大なチャンピオンやプロポーションの良い選手が皆好きだからだと説明する。今年のより大きな体でこのコンディションを持ってくれば、勝てる人は少ないだろうと話者は述べる。

最大サイズだった2025年アーノルド・クラシック

ただし話者によれば、サムソンの最大値は2024年オリンピアではなく、その約5か月後の2025年アーノルド・クラシックだった。この大会ではオリンピア3位だったデレクが逆転優勝し、サムソンは準優勝だった。話者はこのときのデレクを本人の過去最高と評し、ここ2年ほど状態の良いアンドリュー・ジャクトについても、絞りをつかんだのではないかと述べる。

3人のビッグネームが競り合う中で、サイドポーズやモストマスキュラーのように腕を下げるポーズでは、サムソンがサイズで圧倒していたと話者は振り返る。ただし絞りは甘く、もし完全に絞れていればデレクにも勝っていたのではないかと話者は推測する。

話者は、サムソンは皮膚が厚く、近年はほとんどの場面でわずかに水っぽく見えてしまうと指摘する。フィル・ヒースのようにはいかず、フロントポーズでは全盛期のハディ・チューパンのようにもいかないという。

絞り切った3つの大会

それでも話者は「ご安心ください」と述べ、サムソンが絞り切ってステージに立った大会が個人的に3つあると紹介する。

1つ目は2023年のアーノルド・クラシックで、サムソンが初めて同大会を制し、知名度が大きく伸びた年である。上半身は今より少し小さいが、脚の状態は非常に良く、絞り切ったアンドリュー・ジャクトを堂々と下した。当時格上だったニック・ウォーカーも下したと話者は述べる。脚のカットが抜けず、この時点ですでに丸みのある上半身を持っていた。なお、この大会はビッグ・ラミーの最後のステージであり、彼が上位でもよかったのではないかと今も言われていると話者は補足する。

2つ目は2023年のルーマニア・マッスルフェスト・プロで、話者が個人的に最も高く評価するサムソンである。2位はベフルーズ・タバニで、ネイサン・デ・アシャやアンドレア・プレスティらも出場していた。脚はアーノルド・クラシックの方がわずかに良かったかもしれないが、カットが抜けず、内側広筋にもストリエーションが入り、上半身も丸みを保ったまま質感が素晴らしかったという。何より全身の線が見える「メタリック」な状態で、話者はこれをサムソン本来の実力と位置づける。ここまで絞り込めれば今年は敵なしであり、そこから何kg増量しているのか想像もできないと話者は言う。

この流れで話者は、腰部のクリスマスツリーやバックダブルバイセップスにも触れる。昨年のプラハでも見えたように、背中は当時より格段に良くなっている。お尻も良くなっているが、サムソンはお尻の皮膚が特に厚いようでなかなかパキッと割れてこない。それが2024年は良く、今回はどうなるかが気になるところだという。

3つ目は、2024年オリンピア優勝の直前に出場したフランス・プロ2024である。話者は、プレッシャーが少なかったのか全身の状態が非常に良く、最も良かった2024年オリンピアにも引けを取らないと評価する。2位のアンドレア・プレスティも「イタリアの巨人」らしく上半身が大きく、背中も広い。それでも、バキューム、下半身の丸み、上腕、そしてパンケーキのように薄く見えない胸ではサムソンが勝っていたと話者は見る。特にフロントラットスプレッドで分かる大胸筋の優秀さと前に張り出した肩でプレスティを大きく引き離し、背面では上背部の厚いプレスティとの差がやや縮まるものの、全体のルックスや下半身では差が開くという。サイドチェストでは審査員方向への飛び出し方と前後のサイズが違い、長い腕をバルクが埋め尽くしている。モストマスキュラーも含めて、レベルの違う選手だという印象だと話者は語る。

大きいほど絞るのは難しいという課題

話者は、ルーマニアの状態を今のサイズで持ってこられるかが焦点だとする。筋肉は水を含むため、大きくなるほど絞り切るのは難しい。だからこそ、あのサイズであの絞りを実現したロニー・コールマンは伝説なのだと話者は説明し、サムソンがそこに近づけるかを問う。

少なくとも体そのものの完成度や弱点のなさでは、ロニーにも通用する部分があると話者は考えている。バキュームがすべてではないとしながらも、ウエストが細くプロポーションが良い点は勝っている部分だという。期待を寄せすぎてがっかりしたくないという思いも口にしつつ、これだけのアップデートをInstagramで見せられたら期待せずにはいられず、ここ数年で最大級の「グランドキャニオン」を見る夢を見てしまうと話者は語っている。

ハディ・チューパン、米国に入国できず欠場

後半の話題は、ハディ・チューパンが今年のミスター・オリンピアに出場できなくなった件である。正確にはアメリカに入国できないためで、背景にはイランとアメリカの関係悪化があると話者は説明する。以前から噂されていたことであり、中国の選手も何名かビザが下りずに出場できなくなったという。

話者はこれを個人的にも非常に残念だとする。ハディはコーチのミロシュと組んだことで、サムソンと同じく大幅なバルクアップをしていた。気合十分のトレーニング映像やモストマスキュラーの映像をかなり前から次々と公開し、本気モードのハディも過去最大級になるのではないかと言われ、実際にそうなっていたと話者は述べる。

ハディの声明の内容

話者が読み上げた声明によると、ハディは重い心境で2026年ミスター・オリンピアの辞退を決断した。過去7大会連続で出場してきた彼にとって、言葉にできないほどつらい決断だという。これまで以上に大きく進化した過去最高の自分を披露するため、今年は信じられないほどハードワークを重ねてきたとし、すべては計画通りだったと述べている。

声明によれば、8月21日金曜日の朝、ドバイの米国大使館でビザ面接の予約があり、渡航に必要な荷物はすべてまとめていた。計画では、まずドバイに飛び、ビザ発給手続きが完了するまで数日滞在した後、最短の便でアメリカへ向かい最終調整を仕上げるはずだった。しかし水曜日の午後、ドバイ直行便に乗るためシーラーズの空港へ向かったところ搭乗を拒否され、所持していたUAEの10年ゴールデンビザが無効化されていると告げられた。すぐにテヘランへ飛んで再度出国を試みたが、そこでも同じことを言われ、結果として面接に行けなかった。

家族やチームと話し合った結果、大会までにビザ手続きを完了させる現実的な道が見えないこと、ストレスと不透明さを抱えたまま調整を続けたくないことから、辞退を決めたとハディは説明している。彼にとってオリンピアは単にステージに姿を見せる大会ではなく、自分自身、家族、祖国イランの人々、そしてボディビルという競技を背負い、人々が期待するコンディションと基準を体現して立つ場所だという。今年の調整期間中にすでに何度も妨げや困難を経験しており、この不確実性の中ではタイトル奪還に必要な心身の準備は整えられないと判断した。

それでもこれで終わりではなく、トレーニングを続けて進化し戦い続けること、再びステージに戻るときは勝つために戻ることを宣言している。声明の最後では、出場する選手たちに向けて、イランのハディ・チューパンがいなくて良かったな、おめでとう、より幸せで快適な1年を過ごしてくれ、という趣旨のメッセージを送っている。

話者の受け止め

話者は、声明の最後に少し皮肉めいた言葉があったと指摘する。ハディは今年のアーノルド・クラシックで2人の選手に敗れて3位となり、そこから引退も取り沙汰されていた。しかしミロシュと組んで気合を入れ直し、半年以上にわたって本気モードでプレップを続けてきた。そのハディが、国と国の関係によって7年連続で出てきたオリンピアに出られなくなったことを、話者は「本当に悲しい」と語る。話者は今後の続報や中国の選手たちの状況も引き続き伝えていくとして、動画を締めくくっている。