死刑囚の息子二人が互いの事件現場を巡る――和歌山カレー事件と広島連続保険金殺人事件のその後
街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜和歌山毒物カレー事件で死刑判決を受けた林眞須美の長男・林さんと、広島連続保険金殺人事件で死刑が確定した父を持つ大山寛人さん。二人は街録chの三谷三四郎ディレクターの引き合わせで出会い、講演やキャンプを共にしてきた。今回は二人が互いの地元を回る旅である。1日目は和歌山で林家の自宅跡地や10代を過ごした商店街を歩き、大阪拘置所を訪ねる。2日目は広島で、大山さんの母が亡くなった港、墓、広島拘置所、ホームレス時代に寝泊まりした公園を巡った。車中やホテルの酒席では、二人が加害者家族としての差別、貧困、家族を持つことへの迷いを語っている。とくに大山さんは、自分が被害者遺族でもあるという事情について率直に話した。
大山さんが語る事件と、途切れた子ども時代
旅は名古屋に住む大山さんを車で拾うところから始まる。大山さんの説明によれば、事件は大山さんが小学6年生のときに起きた。当時は母が海で事故に遭ったのだと思っていた。数年後に父が逮捕され、実際には自宅の浴槽で母を溺死させたあと、事故に見せかけて港に遺体を遺棄していたことが分かった。大山さん自身は父と夜釣りに行っただけのつもりだったが、そのアリバイ工作に利用されていたという。
事件前の暮らしについて、大山さんは「割と裕福な方だった」と振り返る。家は経営者の家系で、父のように不動産会社を経営したいと思っていた。そろばんと習字を習い、試験に通らないと入れない塾の選抜クラスに在籍していた。大学に行っていれば世間でいう青春やキャンパスライフがあったかもしれない、と今でも考えることがあるという。
実際には、高校を3日でやめている。父が捕まったばかりで事件が報道されており、勉強に励める状況ではなかった。「言い訳みたいな話にはなりますけど」と前置きしたうえで、大山さんはそう説明した。中学3年までは親戚のおばの家に住んでいた。児童養護施設に入るには高校入学が条件だったため入学と同時に施設へ移ったが、3日で退学したので施設にも戻れず、ホームレスになった。
北海道の講演会で言われたこと、入れ墨を入れた理由
移動中、二人は北海道で一緒に登壇した講演会の話をした。お寺の関係者と死刑制度について考える入場無料のシンポジウムだった。終了後に二人が来場者へ頭を下げていると、一人の高齢男性が歩み寄ってきた。男性は「加害者の家族は動物と同じ。動物が何を言っても何も伝わらない」という趣旨のことを言ったという。二人の見立てでは、男性は質疑応答があると思って意見を言うつもりで来ていたようだ。帰りの電車で札幌ビールを飲みながら、「いろんな意見があるから真摯に受け止めよう」と話し合ったそうだ。いちいち腹を立てることは「全くない」と大山さんは言う。ただ、2時間も嫌いな人の講演を聞き、交通費と時間をかけて文句を言いに来るエネルギーには驚いたと笑った。
大山さんの体にある入れ墨も話題になった。大山さんは、入れ墨が理由で銭湯に入れないのは差別だと訴える意見を「理解できない」と言う。偏見を持たれることを分かったうえで入れているはずだ、というのがその理由である。そして自分については、偏見があるからこそ入れたと説明した。家族を持たないと決めたとき、絶対に後戻りできない状態にしたかった。入れ墨があれば結婚の挨拶で相手の親に良い印象は持たれないし、子どもを海やプールに連れて行くのにも支障がある。社会的に偏見を持たれることも含めて、後戻りできなくなると考えたという。
夜遅く、一行は和歌山で家賃2万円のルームシェアをしている林さんの家に泊まった。大山さんはなかなか寝つけず、途中で帰ってしまった。ホームレスのころは公園のトイレでも平気で寝られた。しかし自分で家を借りられるようになってからは、あまり綺麗でない場所で寝ることが苦手になったと話している。後に広島のホテルでも、自分は潔癖なのかもしれないと言った。昔汚い場所で寝ていた反動なのか、戻りたくないという思いが強いのか、自分でも分からないという。
和歌山の自宅跡地――500人の報道陣と「ゲームのバグ」のような通帳
和歌山では、まず林家が出かけるたびに寄っていたという夜景の見える場所に立ち寄った。林さんは冗談めかして「100万ドルじゃなくて5000円の夜景」と呼ぶ。家族でここの景色を見てから家に帰るのが習慣だったそうだ。
自宅跡地は普通の住宅街の一角にある。林さんによれば、事件当時はそこに500人ほどの記者が椅子を並べ、人が通れないほどだった。報道陣が3か月ほど行き来したため、周辺のタクシーやホテルが満席になり、「経済効果」まであったという。塀には、書かれた落書きを黄色く塗りつぶした跡が今も残っている。かつては白壁に囲まれた豪邸で、三谷さんは東京なら家4軒分の広さだと驚いた。跡地は現在、市の管理地になっているようだと林さんは言う。一時は公園のようになっていたが、手入れする人がおらず、今も何も建っていない。隣の2軒分ほどが当時は空き地で、そこが夏祭りの会場だった。小学3〜4年生のころ、林さんはそこに穴を掘って地下に秘密基地を作ろうとしていたという。
林さんが語る当時の暮らしは、一般の家庭とはかけ離れている。百貨店の外商が毎週家に来てカタログを見せ、林さんは流行のハイパーヨーヨーを「全部」と頼んだ。両親は宝石や時計を選んでいた。ポケモンは赤・緑・青、それにピカチュウ版までそろっていた。押収された品は今も証拠品として保管されている。再審請求の際、思い出の品を返してほしいと裁判所に申し出たところ、かなりの物が戻ってきた。そのなかにはヴィンテージのロレックスのような時計もあった。祖母の通帳には何千万、何億という「ゲームのバグかっていうぐらいの数字」が並んでいた。父が注文して代金を払ったまま受け取っていない車も何台かあり、すべて没収されたという。
近所付き合いは最初はあったが、だんだん希薄になり、地域ではかなり浮いていたと林さんは話す。引っ越してきたあとも転校せず、前の小学校に通い続けたので、地元に友達はほとんどいなかった。前の学校の友達が家に来て、ゲームをして遊んでいたという。
施設での暮らしとぶらくり丁
逮捕の日、林さんは警察に「2週間分くらい」の荷物をかばん1つにまとめるよう言われた。釣り竿やゲームを持っていこうとすると、「釣りなんかもう一生できない」と言われた。まだ小学生だったので、2週間で元に戻るのだと思っていた。「そしたらこの様です」と林さんは言う。姉たちは報道の内容をある程度把握しており、事の重大さを認識していたと思う、と林さんは振り返った。
林さんが入った児童養護施設は和歌山市中心部にあり、現在は道路の立ち退きでなくなっている。林さんは中学・高校時代、外出許可を取って近くのぶらくり丁商店街で遊んだ。当時は裏原系ファッションが流行っており、ぶらくり丁にはそうした服を扱う店が多かった。月5000円ほどの小遣いを何か月も貯めて服を買ったという。今はシャッター街になりつつあるが、若い世代がもう一度盛り上げようとしているそうだ。商店街では美川憲一の「和歌山ブルース」が流れていた。
施設の生活は裕福だった小学校時代とまるで違った。8人で1部屋の「タコ部屋」で、先に入った者と年上が偉い。先輩に取られるので、お金やお菓子は隠しておかなければならなかった。先輩たちは年下同士に喧嘩をさせ、小遣いを賭けた。林さんは小学生のときに中学生に勝ち、「スーパー小学生」と呼ばれて倍率が上がったという。本人の説明では、無我夢中でやり返していただけだった。以前の対談でも語っていたとおり、人の体に拳を当てることがその後苦手になった。高校ではむしろパシリだったという。女子の間でも殴り合いが多かった。実の父親から性的虐待を受けて入所した女の子は、とにかく男嫌いで男子に暴力を振るっていたと林さんは話している。
子どもたちは見た目をからかい、林さんのニキビは「ヒ素ニキビ」と呼ばれた。「カエルの子はカエル」とも言われた。全身アトピーの友達と一緒によくいじめられたという。高校時代にはインターネットが普及し始め、地域の掲示板に「あの組のあいつが事件の子供だ」と書き込まれた。殺害予告が届いたこともあった。
一方の大山さんが施設にいたのは1週間ほどだった。すでに16歳で施設ではほぼ最年長だったため、標的にされることはなかったという。林さんは高校時代、不良の先輩に盗難バイクの登録番号をやすりで削らされた。夜中に田舎のダムへ部品を捨てに行ったこともあった。部活で遅くなると言えば夜10時ごろまで出歩けたそうだ。
貧困への転落、白アリ駆除の営業
林さんは、嫌なことが続いて施設を脱走した時期に、公園のオブジェの中や障害者用トイレで寝て補導されたことがあるという。社会に出てからも、身元が知られると相手の態度が目に見えて変わった。20年ほど前は加害者家族への理解がまったくなかった。携帯ショップの店員に「失礼ですが、どういったご家庭の方ですか」と聞かれたこともある。だから林さんは、いつでもその時代に戻れるよう心の準備をしているという。最近は野宿や車中泊をしてみているそうだ。家が火事になったり被災したりしても、普段からそうしていれば避難所の窮屈さに耐えられるのではないか、と林さんは考えている。
独り立ちしてからは、ピザの配達と白アリ駆除の営業を掛け持ちした。営業は歩合制で収入が不安定だった。ハローワークで最初に紹介されたのが白アリ駆除の仕事で、面接に受かってしまったという。林さんはヒ素との「因果」を口にした。営業先で「昔、白アリの薬品を使った事件があった」と言われ、「そんなのあったんですね」と返しながら仕事を続けたそうだ。
数年後には、ご飯お代わり自由の定食屋で白ご飯をかばんに詰める自分がいたと林さんは言う。タッパーもラップもなく、トートバッグに直接入れた。それをおばちゃんに見つかったが、優しく見逃してもらったという。そのトートバッグはビームスのものだった。三谷さんに突っ込まれると、欲しい服のために食費を極限まで切り詰めていたのだと林さんは説明した。
大阪拘置所と再審、執行をめぐる不安
林さんは大阪拘置所に、仕事の休みが取れれば月1回ほど面会に通っている。1回の面会は10〜15分だという。初めて来たのは20年以上前で、当時の旧舎は廃墟のような不気味さがあったが、今は病院やマンションのように見える綺麗な建物になった。会話は普通の家族の会話が多いが、再審請求中なので、その情報や裁判の経過も話す。大山さんも広島に住んでいた時期は父のもとに頻繁に通っていた。そのころは「元気にやっとるか」「仕事はどうだ」と、父から質問攻めにされていたという。
車中では再審法改正の話題も出た。林さんによれば、再審開始決定に対して検察が即時抗告し、手続きが長引く問題があった。それを全面禁止にするよう求めた結果、原則禁止になったという。袴田事件でも再審が決まるとすぐ抗告され、身分は死刑囚のままだった。無罪が確定するまで長い時間がかかったと二人は話す。林さんは、間違いがあった時は間違えたと認めて改めるほうがまだましな方向に進むのではないか、と語った。
林さんの話では、大阪拘置所の女性死刑囚は母だけになった。中で自殺があったため、今は監視カメラで常に見られている状態だという。執行の順番がどう決まるのかは開示されない。事件の発生順でもないので、外にいる家族はこれまでの執行のタイミングから予測するしかない。執行もせずに放置し、風化していくのを待っているような印象を受ける、とも林さんは言う。
大山さんの父についても話が及んだ。父はもともと、自分の命をもってしても罪は償えないとして死刑を受け入れていた。しかし大山さんが生きて罪を償ってほしいと願い、控訴した。結果的に死刑が確定し、それから10年以上がたつ。その間に拘禁症状がひどくなってきたと聞いているという。大山さんは、父はもともと死刑を望んでいたのだから、今度は自分が父の気持ちを汲むべきなのかもしれないと考えている。話を聞く限り、精神的にも限界ではないかと語った。
拘置所の前で、林さんはこの旅を「28年を思い出しながら振り返る1日だった」と表現した。大山さんは、すりガラスの向こうの母は息子がこんな近くにいるとは知らないだろう、と声をかけた。その後、一行は林さんの父・健治さん(二人は「KJ」と呼ぶ)を訪ねた。健治さんは大山さんに弁当を差し入れ、見送った。
38歳という年齢、地元で講演をしない理由
広島へ向かう車中で、大山さんは「明日の事件現場も拘置所も久々なので、メンタルが心配だ」と繰り返した。父が事件を起こしたのは38歳のとき、母が殺されたのも38歳だった。大山さんは今38歳である。事件当日の父と同じ年齢になり、同じように車を運転して事件現場へ向かうことに「変な感じ」がするという。母の年齢を超えたくなかった、とも話した。同じ年齢に並ぶと、この年で急に命を奪われたのだと実感する。怖かっただろう、苦しかっただろう、もっと生きたかっただろうと、以前から考えていたことを今まで以上に考えてしまうという。大山さんは「うまく言葉にできない」とも付け加えた。
二人には共通点もあった。林さんは和歌山での講演やトークイベントの依頼をすべて断っており、映画の上映も和歌山だけはしていない。和歌山の人が来ると自分の生活に響くからだという。大山さんも広島での講演は「飛ばしている」と答えた。それでも林さんが和歌山を離れないのは、父が体を悪くして今もそこにいるからだという。母がやっていないと言い続けている以上、ここにいて待っていようと思っている。離れれば、やっていないのに逃げているように見えるのではないか、という思いもあるようだ。
大山さんは墓参りのとき、線香と缶ビールを2本買う。1本を供えて乾杯し、一緒に飲む。母は節約家で、よく発泡酒の淡麗を飲んでいたという。花も供えたいが、誰かが来たと親戚が知ればいい思いはしないかもしれないので控えている。
「energy flow」と母の夢
広島のホテルで、大山さんは久しぶりに母の夢を見たと話した。前夜、林さんは寝るときにピアノ曲を流していた。そのなかに坂本龍一の「energy flow」があった。母の葬儀ではまず「G線上のアリア」が流れ、最後に皆で棺を囲んで見送るときに流れたのが「energy flow」だった。母が好きだった曲でもある。大山さんは神経質で、普段は真っ暗な無音の部屋でないと眠れない。許せるのは猫の寝息くらいだという。その曲を聞きながら2時間半ほど眠っただけで、何年ぶりか分からないほど久々に母の夢を見た。内容は覚えていないという。
大山さんがよく見るのは決まった夢だ。母は殺される直前に「ひろくん」と大山さんの名前を叫んだと聞いている。夢のなかで顔は出てこないが、その叫び声が聞こえて飛び起きることを繰り返してきた。事件以来、ぐっすり眠れたことはほとんどないという。港にはもともと街灯が一つもなく、真っ暗だった。そこがパトカーや救急車、レスキュー車の赤色灯で真っ赤に照らされた光景は、今も昨日のことのように鮮明に思い出せる。辛い瞬間はこれほど鮮明に焼きついているのに、母との楽しかった思い出や母の声はどんどん記憶から抜け落ちていく。それがとても辛いと大山さんは語った。
家族を持つことへの迷い、「フォーマル大山」
飲みながら、三谷さんは大山さんに家族を作ってもいいのではないかと勧めた。大山さんは家族が欲しいと正直に認めつつ、冷静に考えてしまうと言う。自分が受けてきた差別が家族に向くことを考えれば、活動は絶対にやめなければならない。しかし活動は続けたい。大山さんは、自分の事件は発信をやめれば風化する事件だと言う。自分にとっては決して小さな事件ではないが、広島で起きた一つの事件にすぎないからだ。顔と本名を出して活動しなければ、普通の日常を送ることもできたかもしれない、とも話した。
以前の大山さんは、公園で遊ぶ家族連れを見るだけで嫌悪感を覚えていた。なぜ自分には周りに当たり前にあるものがないのかと、妬みや恨みに押しつぶされていたという。覚悟を決めて前を向くようになってからは、恨まなくなり、比べなくなった。家族を失った分、家族への憧れは強い。家族ができたら誰よりも愛し、大切にするだろうし、幸せだろうと思うという。それでも「ま、作らんけど」と大山さんは締めくくった。
酒席では、普段の大山さんと、講演などでの「フォーマル大山」の違いも話題になった。大山さんは裏表があるわけではないと言う。センシティブな話をするので、活動の場では言葉を選んでいるのだと説明した。
母へのプレゼントと、綱渡りの感情
「energy flow」を流しながら、大山さんは葬儀の光景を語り始めた。皆が泣きじゃくりながら棺に一輪ずつ花を添えていくなかで、父が棺の中の母に体を寄せ、「ひろみ」と名を呼んで泣き叫んでいたという。大山さんは親と酒を酌み交わした経験がない。それができるのは母の墓の前だけだ。
大山さんは、母に親孝行できたのは一度だけだと言う。小学生のころ、母の日のために10円玉や50円玉を貯めて約1000円にし、テディベア柄のハンカチを買おうとした。小銭だらけでは店で困ると思い、母に両替を頼んだ。サプライズのつもりで理由を言わなかったところ、「なんでそんなお金を持っているの」と怒られてしまった。大山さんは大泣きして家を飛び出した。公園でひとしきり泣いたあと、団地の商店街でハンカチを買って渡した。そこで母は両替の理由を理解し、泣きながら抱きしめてくれたという。話しながら大山さんは泣き出した。もっと長く生きていてくれたら、もっとできたことがあっただろうと語った。
三谷さんは、大山さんが母に思いを馳せるほど父のことも考えてしまい、父を思えば母への罪悪感が生まれる、と整理した。大山さんはそれを「綱渡りしとるみたい」と表現した。加害者家族であり、被害者遺族でもある。どちらに傾きすぎても落ちてしまう。事件は2000年で、もう26年がたつのに、思い出すとまだ泣けてくる。こういう場面は撮影で見せたくなかった、クールな自分でいたかった、と大山さんは漏らした。
林さんは、そんな大山さんの姿を見て「昔の自分を見てるみたい」と言った。一つひとつに傷つき、それを見られたくないからお笑いに変えたり、ピエロを演じたりしていたという。普通の人と同じように見せることに疲れ、一人でクラシックを聞いていた。音楽は状況と重なると急に胸に響く。冷静になると嫌なことを思い出すので、常に耳や目から情報を入れ、酒でごまかしているとも話した。死刑囚の母に死んでほしくないという感情は、新聞記事の活字になるとどうしても理解されない。映像でもすべては伝わらない。1日2日一緒に過ごせば、この人は悪気なく生きているのだと伝わる瞬間がある。それを感じてほしい、と林さんは語った。
母が沈められた港で
翌日、一行は事件現場の港を訪れた。大山さんが毎回線香を上げている場所で、赤いボックスが目印になっている。許可を得て中を開けると、浮き輪やライフジャケットが入っていた。おそらく当時のものだという。大山さんはあの夜、この浮き輪を持って「お母さん」と叫びながら岸壁を走り回った。ボックスの正面あたりが、母の遺体が遺棄されたとみられる場所だという。
大山さんの説明はこうだ。父に夜釣りに誘われて港に来た。車を止め、大山さんは離れた場所で、父は車の反対側で竿を出した。しばらくして父が大山さんの横に来て並んで釣り、釣れないので車に戻ると母がいなかった。父からは「何かが海に落ちる音はしなかったか」と聞かれた。状況から母は海に落ちたのだということになり、父は近くの公衆電話へ警察に連絡しに行った。その間、大山さんは一人で探し回った。港側には街灯がなく、深夜は3メートル先も見えないほど真っ暗だった。大山さんは、母は車の助手席を倒して眠っているだけだと思っていた。数時間前まで一緒に食卓を囲んでいた母が、亡くなった状態でそこにいるとは思いもしなかったという。
父の車はパジェロだった。車体の前方を海側に向けて止めてあり、助手席のドアを開けて降りれば海に転落する位置だった。大山さんによれば、誤って助手席から降りようとした母が海に落ちたように偽装していたのだという。
殺害の詳細は、前日の車中で父から聞いた話として語られていた。大山さんが寝た後、両親は晩酌をしていた。父は睡眠導入剤入りの酒か何かを飲ませ、眠ったところで殺そうとしていた。しかし朦朧とした母が一緒に風呂に入ろうと言い、二人で湯船に浸かった。母は「あったかいね」と言いながら父の胸にもたれて眠った。父は抱きしめたまま母を湯に沈めた。途中で目を覚ました母は「なんで」と言ったが、後に引けない父は力ずくで沈め続けた。母は最期に「ひろくん」と叫んだという。
葬式で泣き叫んでいた父の涙は何だったのか。事情を知ってから、大山さんには憎しみや怒り、言葉にできない感情が込み上げてきた。裁判では連続保険金殺人事件として死刑判決が出ており、世間的にはそれが真実なのだろうと大山さんは言う。ただ、自分は父が語る事件の真相を信じている。仕方なかったとも思えず、許すこともできないが、恨む気持ちはここで終わらせるとしか言いようがない。大山さんは「許すことは絶対できない」と重ねた。
港は父とよく釣りに来た場所でもあった。大山さんが釣ってきたキスを母が天ぷらにし、一緒にちくわの磯辺揚げも作ってくれた。その磯辺揚げが食べたくてキス釣りに行っていたほどだという。林さんも線香を上げた。林さんは、互いの現場に行くと何と言葉をかけていいか分からないと言う。大山さんは、今日は皆で来ている分、逆に自分を保てるかもしれないと答えた。
墓、広島拘置所、そして「リビング」だった公園
母の墓には、母の日が近かったので紫系のカーネーションを供えた。母が紫系の色を好きだったからだという。大山さんは、以前と違うことをすると「前はこう言っていた」と揚げ足を取る人がいて、それが嫌だとも話した。
広島拘置所を訪れるのは4年半〜5年ぶりだという。父の死刑は2011年6月7日に確定した。それから約10年後の2021〜22年ごろに手紙のやり取りが止まり、以来来ていない。もう一度面会しようという気持ちになることはないと大山さんは言う。会いたい気持ちを押し殺してきた時間が、すべて水の泡になってしまうからだ。
続いて、ホームレス時代に寝泊まりした公園に向かった。自然に囲まれた住みやすい住宅地で、母が子どもに良い環境として選んだのだろうと大山さんは言う。公園の一角を、大山さんは笑いながら「リビング」と呼んだ。友達にもらった大きめのバスタオルのようなブランケットを床に敷いて寝ていた。定期的に来る清掃のおじさんとは時間をずらした。坂を下った先の商業施設で試食のウインナーなどを食べてしのぎ、閉店するとまた戻ってきた。そんな生活が1年から1年半ほど続いた。途中から友達が買ってくれたボーダフォンのプリペイド携帯を持っていたが、こちらからは発信できなかったという。当時水を飲んでいた水道は新しくなっていた。大山さんはかつて寝ていた場所の鉄棒で懸垂をしてみせた。
平和記念公園で旅を終える
最後に立ち寄った平和記念公園で、大山さんは小学校の思い出を話した。広島の小学校ではクラス全員で千羽鶴を折り、原爆の日に持っていく。だから広島の人で鶴を折れない人はいないと思う、と大山さんは言う。二人はお守りを買い、大山さんは林さんと色違いで揃えた。
撮影の最後に、三谷さんは二人に新しい企画を持ちかけた。街録chで二人の曲を作り、二人に歌ってもらう。ギターが弾ける林さんには演奏も頼みたいという。制作費がかかるため、支援を募るプロジェクトにしたいと三谷さんは説明した。最終的には1本のVTRを流したあとに二人が歌うイベントを想定しているが、会場はまだ当たっておらず、来年の今ごろに向けて進めていくという。林さんと大山さんは引き受けた。
父親が38で事件を起こしてるんで。じゃ、そっか。今も38歳になったんです。そうです。で、母親も38で殺害されてるんで、結局事件当日の父親と同じ年齢に自分がなって、同じように車運転してその事件現場に明日行くっていうことするね。
ここが現場で今もう家建っちゃってる。ここに500人記者。そこで要は唐辛く。そうです。この敷地の中から水撒いてです。落書きの跡がちょっとまだ残ってる。これ。そうですね。あ、これが黄色いのが落書きの跡ってことですか?だから何にも建たないですか?そうすね。誰も建てようと思わない。思わないかもしれないですね。そっか。
死刑囚の人たちは拘置所にいるんですもんね。基本はね。そうですね。死刑台が拘置所にあるんで。はい。母親は今回みたいになって。へえ。ここに20年。もう通って20年。そう。林さんはまさか息子がこんな近くに今おるなんてこともわからんでしょうね。そうですね。で、まだ小学生だったんで、あ、2週間で元に戻るんだと思ってたらこの様です。
裁判ではね、その連続保険金殺人事件っていう形で死刑判決になってますと。でもお父さん葬式では号泣して泣き叫んでたっておっしゃってますか?そうですね。だからこそそのあの涙は何だったのかっていうことで、うん。もう憎しみだったり怒りだったり、本当に言葉で表現できない感情が湧き上がってきたというか、込み上げてきたというか。お互いの事件の現場に行くと本当に言葉、何をかけていいかわかんないすよ。
よいしょ。これさ、これ飛んでこのバー越えれると思う。越えれるんじゃないですか?これでよし。で、ちょっとファミリーマートが。はい。あの、向こうに行くと右手にあるんで。あ、オッケーです。オッケー。ちょっとお手数なんすけど、そこじゃないと僕の飲むプロテインが売ってないんですよね。あ、そうなんすか。ザバス。いや、ザバスじゃなくてオイコスね。あ、オイコスのプロテインがあるんですか?オイコスのプロテインがめちゃめちゃ優秀で。あ、そうなんすか。
こっから林さん家に行くのが、だから3時間ぐらいで。左方向。そうですね。そんぐらいかかりますよね。和歌山だったら。そう。で、明日和歌山夕方ぐらいまでちょっと、はい。そっから夜広島に向かうっていう。仲良くなった死刑囚の息子同士でお互いの地元を練り歩こうっていう企画、企画っていうか、ま、画を撮ろうっていう話ですね。
僕和歌山行くの初めてなんで。あ、いいじゃないですか。はい。ま、でもいつか行ってみたいなと思ってたんですけど、ま、もちろんその林さんの兼ね合いで。うん。うん。何、そうでしたっけ?あそこ。あ、寝れなくて帰っちゃいましたね。すいません。いやいや、全然全然僕良かったんですよ。なかなか寝つけなくて。
全然寝れちゃいました。おお。なんかホームレスしてる時とかはもう全然その公園のトイレの中とかで平気で寝れてましたけど、やっぱこう自分で家借りれるようになって以降は、なんだろう、なのかわかんないですけど、ちょっと苦手になっちゃって。あんまり綺麗じゃないとこで寝たり生活をするっていうのが。あ、なるほど。
お父さんがお母さんを殺してしまったっていうことなんですよね。はい。なので、ま、自分が小学校6年生の時に、ま、当時はあの、海での事故だと思ってたんですけど、はあ。ま、数年経ってから逮捕されて、実は、ま、自宅の浴槽で、ま、溺死させた後に岸壁から遺体を流していたっていう。ま、そこで自分がアリバイ工作に使われてしまっていたっていう。
え、明日が和歌山で、はい。明後日が広島デイなんですけど、どこか久しぶりに行きたいなとかって場所あったりしますか?ま、広島で言うと僕が必ず行く場所っていうのが、ま、限られてはいるんですけど、昔はまあ拘置所に父の面会に行ってたんですけど、それは今もう行けないので、うんうんうん。母親の墓参り。ああ。とあとはその事件現場となったその港というか。ああ。はい。そこに行ってこう線香を上げるってことは毎回してますね。
大山さんが過ごしてた公園って、そっから遠いですか?うん。ま、車でどうですかね?30分、40分とかですかね?ああ、でもじゃ、全然行けます。はい。1日1個ですね。はい。はい。
近所によく遊ぶ友達とかいました?あ、もちろんいましたよ。うん。ま、公園で何するわけでもなく集まって喋って遊んだりとか。あとはもう家に集まってゲームをしたりとかそういう感じですかね。ああ。うん。習い事とかしてたんですか?習い事は当時はそろばんと、その欧州塾っていう塾があったので、その塾に入ってたりとかですかね。あとは習字やってましたね。
それって別に中学受験するつもりで通ってる感じなんですか?いや、全く。ただ普通にこうお金払って入るっていうよりかは、その選抜クラスに入るための試験みたいなものを受けて、じゃないと入れないクラスなんすよ。へえ。そこに入ってましたね。あ、じゃあ大山さん、それ、あの、選抜に選ばれてるっていうか、あの、突破してるんすよね。そこは突破してるはず。すご。
事件前は、なんか何になりたいと思ってた子供ですか?ちなみに。思ってたのは父親みたいにこう不動産会社を経営したいなとか。ああ、大山家は経営者家系だったんですよね。そうですね。結構経営は色々してましたね。割と裕福な方だと思います。
ああ、大学行ってみたいとか今思ったりします?あ、行ってたら楽しかったんだろうなと思いますよ。なんかいろんなね、あの世間でいう青春的なものがあったのかなとか。ま、キャンパスライフ。うん。そういうのは考えたりはしますよね。あれ、高校だって卒業したんでしたっけ?えっと高校は3日でやめましたね。そっか。はい。中卒ですよね。
結局その当時が、ま、父が捕まったばかりで、ニュースで事件のことが報道もされてましたし、とても、ま、言い訳みたいな話にはなりますけど、勉学に励める状況とかなかったんですよ。いや、ま、そうっすよね。うん。ただ児童養護施設に入る条件が高校入学っていうのが条件だったので、ま、入るしかなかった。
うん。中学校3年生までは親戚のおばの家に住んでいて、高校入学と同時にその児童養護施設に移ってます。はあ。でも結果的にその3日でやめてしまったので、その児童養護施設にも戻れず、ホームレスですって感じですね。
道なりです。100km道なりって。100km道なりですよ。久々に聞いたす。ここってタバコ吸えるんすか?この車って。あ、この車ですか?はい。禁煙すよって。絶対。あ、禁煙でいいですか?多分林さん死んじゃうんすよ。だって広島まで僕ら多分絶対我慢できんですからね。僕はまだアイコスなんであれですけど、林さん紙なんで。そっか。紙だから余計匂い強いすよね。
北海道で林さんとあの講演会やらしてもらったんですけど、いましたね。アンチというか。それはね、あの無料だったんですよ。あ、無料だと来るんだっすね。そういう人。はい。はい。そのお寺さんの方とこう、ま、死刑制度について考えるシンポジウムみたいなのをやったんですけど、で、入場無料で。うん。
で、最後僕らがこう来てくださった方々に頭下げてたんですよね。ありがとうって、ま、挨拶を。で、そんな中でこう1人のそのご老人が歩み寄ってきて、うん。ま、お前ら加害者家族は動物と同じだと。だから動物が何を言ったところでこっちには何も伝わらんのっていうことをこうおっしゃってきてて。はい。すごいなそれ。
わざわざっていうかすごくないですか?面と向かって言う人いないよねみたいなのがちょっと通説っていうか、あのベタじゃないですか。だからその人は質疑応答があると思って来てたみたいですね。へえ。だからそこで私の意見を言おうとしとったみたいなんですけど。あ、この私の意見を聞けって言わんばかりに。はい。それを披露したかったんですね。そうです。どんな証人よ、それ。
はい。で、ま、林さんと2人で帰り、あの、新千歳まで電車に揺られながらあの札幌ビール飲んでたんですけど、あら、なんだったんだとあの2人で。ま、いろんな意見があるんでね。ま、真摯に受け止めましょうと。その事にもう強いからそんなんにいちいち腹立てたとかしないすもん。まあ、全くないですね。ま、ちょっと面白体験したなぐらいの感じですよね、きっと。
うん。まあ、でもなんかもっと他に余生の楽しみ方あるんじゃないかなぐらいには思いますけど。いや、本当すね。うん。その文句を言うためだけに来るそのエネルギーがすごいなと思いますけど。だって2時間ぐらい嫌いな人たちの講演会聞いて、わざわざ交通費と交通時間使って。はい。すごいエネルギーだな、それ。
ちょっと次サービスエリアとか寄りたいっすね。もうニコチン切れが、すいません。そろそろ。オッケー。オッケー。ちょっとじゃあSAがあの方やろ。多分結構危険水域まで来てたんで今。危険、やっぱそっか。ニコチン中毒者はやっぱそれぐらいの危険水域までやっぱ。そうすね。そっか。やっぱタバコ吸わねえからその気持ちが全くわかんないんだよな。
持ちながら吸ってもいいです。持ちながら。僕ずっと無言でタバコ吸ってるだけなんです。ですね。1日何本すか?1日どうすかね?2箱ぐらいですかね?2箱。はい。なるほど。すごいっすね。あの、マジで、あの、何組ですか?みたいな。いやいやいやいや。何組のどの幹部ですか?みたいな立派に入ってるじゃないですか。はい。
間違われたりしないですか?そういうことある?あ、それはないすね。別に。それないんですか?やっぱ本職は本職で全然。多分ないと思いますよ。へえ。はい。結構今時若い子も入れてますし。そっか。
うん。ただなんかこう若い子が入れてるのはいいんだけど、結局それでなんかこう銭湯に入れないのは差別だとか、日本は遅れてるとかいうやついますけど、あれはちょっと僕理解できんですけど。偏見をされるっていう部分に何かしらのこうメリットを感じて入れてるわけじゃないですか?うん。他とは俺は違うんだぞじゃないけど。うん。ま、例えばその偏見イコール怖がられるとか、そういうのが好きで入れてるやつもいると思いますし。うん。それを分かった上で入れてるんだから、あの、海外はっていうのは海外お前が行けよって話だし。確かに。なんかそこは理解できないですもんね。なるほど。
いや、僕はその結局入れ墨に関しては偏見があるからこそ入れたので。家族を持たないとか、そういう風に決めた時に、やっぱり絶対にこう後戻りができない状態にしたかったので。うん。で、入れ墨だったらやっぱりこう結婚の挨拶に行く時に絶対に向こうからはいい印象を受けないし、うん。で、子供を海とかプールに連れていけないだったりとか、やっぱりこう支障が絶対にあるわけじゃないです。で、その中にこう社会的に見てこう偏見を持たれるっていう部分も含めて、自分が後戻りできない状態になるなって思って入れたので。うん。うん。
いや、遅くすいません。あ、あそこで寝てる。あ、いいですね。ここに置いて。あ、家、YouTube見てる。あ、これです。猫さんめっちゃ見てくる。あ、いいです。おしゃれ空間の。ごめんなさい。夜中すいません。
あ、そうな。バッと持ってください。じゃ、あ、これ布団4枚ぐらいある。あ、本当すか。で、そばも行けば確かに。あ、これ朝ご飯だ。だからおにぎりと、3とか。2万安。ええ。あ、これか。ここ家賃2万なんでしたっけ?家賃2万でルームシェア。へえ。あ、いいっすね。はい。2万めっちゃ安いな。
みちゃん可愛いです。可愛いですね。みちゃん、ゴでオレンジっていう。ええ。アランチ。可愛いね。これは野良猫の。あ、ストリートの友達です。ストリート友達。す、めっちゃ緊張する。
さあ、あ、でも本当これもうおっぱいですよね。ちょっと本当に。筋肉痛なんで。あ、筋肉痛。ちょっと、ま、胸筋筋肉痛す。そうなんですか。おっぱいですよね。触んなくていいね。え、脱いだらどのぐらいマッチョですか?ちょっと。いや、全然全然ちょっとよ、ぷよぷよ。でも全然あれす。減量してないんで。うわあ。すご、乳首だけなんか出てますよ。うん。どうしても下向いてくるんすよね、乳首が。それ大山さん、そういう体型だってこと?いや、筋トレしてるとだんだんこう下向いてきちゃうっす。Aカップぐらいの。どうなんすかね?
いいですね。シャワールームなんか可愛いな。あ、なんかいいですね。なんかこれがアジアンタムです。アジアンタムっていう植物。そうです。いや、おしゃれルームですね。なんかどことなくちょいエロいですね。エロいですか?なんかわかんないですけど。あ、押しちゃいました。すいません。お鳴らしちゃいました。ガスガス。
さ、結構ね、なんか1番遅く寝たんじゃないですか?なんすか?1番遅く寝たんじゃないですか?僕5時半ぐらいまで起きてましたよ。え、乾くの早い?早いっすよ。あの、乾かすっていうよりか、あの、前髪を立ててただけなんで。あ、そうなん。おはようございます。忘れたす。あ、してるのだ。これは分かってるぞ。
え、ネタ箱で死んどったな。それあれでしょ?深さんでしょ?あ、分かったすね。あのなんか、あの、ショート動画で浅草キッドっていうあのビートたけしがモデルになって劇団か作ったゲ、あ。
これあの1回塗っとくと1日半臭くないです。これ脇に塗るやつなんですけど。へえ。脇汗も止まるし、ま、1日半風呂入らんってことはないですけど、それぐらい持つすね。うん。すげえす。いや、ホワイトではないと思います。あ、いい匂いしますね。ですよね。確かに。そこ直します。びっくりした。びっくりし。足の裏に塗っといて。足の裏やばい。あ、そう。足、足臭系ですか?足臭系です。あ、そうですか。
いただきます。しそ。あ、しそ。やっぱみんなおじさんですね。よし。チョイスが若者が一番あのみたいな普通にな。はい。していただいて。これは化粧水。香水。こっちはお香水。お消水じゃないす。有益。
毎日髭剃るんすよ。え?毎日髭剃るん?あ、剃りますよ。やば。風俗店員なんだ。うん。うん。自分がきちんとしてないと女の子に言えないんだよ。あ、そうか。なるほど。はい。やってないか。そう、そう。ちゃんとメイクしておいてねって言っといて、こっち髪型ボサボサで、消費じゃ。ああ、言われたくなるわ。なるほど。説得力を。説得力が。
すごいお茶おしゃれすね。いや、これグラスがうちワイングラスしかない。ええ、いいすね。の駒が、ユイだった。そう。今じゃないですか。一番なんか。
とりあえず林さんが運転してくれてます。はい。ありがとうございます。ありがとうございます。大山さん和歌山初めてらしいです。初です。初和歌山。用事ないっすもんね。あ、和歌山に。和歌山。ここは和歌山でちょっと有名な牛丼屋さんなんですよ。え、和歌山で有名な牛丼、有名なんすか?これ吉野家って言うんですか?いや、それ有名です。しょうもな。すいません。こういうのも入れていかないとあの5時間6時間持たないですよ。あれは万人受けしたな。今の吉野家は高評価、高評価。
うん。で、林家は事件前、どっか出かけるたびにここの景色とか夜景を見て家に帰るっていう。へえ。5000円の夜景す。5000。あ、100万ドルじゃなくて。100万ドルじゃな。ああ、いい景色ですね。そうなん。これが夜になるとこの人々の営みが、うん。うん。輝き始めるんですよ。和歌山中の。そうなんですよ。ここっすね。あ、いいですね。いい。で、母親がここでちょっと家族で見て、みんなでその部へ帰るってことです。うん。へえ。いいな。
そうなんだ。おいしょ。普通の街ですね。普通の住宅街ですね。うん。え、ここにマスコミが500人ぐらい。500人すごいな。そこ。そこす。ここに500人。ここに500人。やばいでしょ。やばいな。ここにもう記者さんが椅子並べてもう人なんか通れんすよね。いや、初めて来たけど。うん。すごいな。
で、この敷地の中から水撒いて。うん。ここが家っすね。落書きの跡がちょっとまだ残ってるか。あ、ほんと、この黄色っぽいやつです。を黄色で消してるんですけど。ああ、これ。そうです。あ、これが黄色いのが落書きの跡ってことですか?スプレーかなんか。へえ。ここにあの塀があったんですよね。塀が、あ、白壁があって。うん。マジで豪邸だったんですね。ね。でかいっすよね。家2軒分ぐらいはある。うん。いや、東京だったら4軒ぐらいのスペースだけ。4軒分ぐらい。
普通にはあの前の通りとかでなんか漁されたりするんですか?ここで釣りしたりもしてましたね。ここで。はい。これ釣れるんですか?なんか船とかいましたね。そうなんだ。うまいんすか?いや、食べないすね。釣る、釣るだけっすね。ちょっとドブ臭いというか。はい。お姉ちゃんとかとこう遊んだりするんですか?お姉ちゃんとかはそうすね。お姉ちゃんは友達の家行ったりしてましたね。
大山さん映ってもらおう。ん。写真撮ろう。あ、ここ。うん。カメラもいとったらいいです。2人で撮りましょうか。せっかくだし。あ、せっかくだし。確かに。そういえば。いや、記念、記念でもない。いや、いいです。記念、記念。なんか広大なね。あ、てか、めちゃ空綺麗。こんな場所でも空は綺麗。はい。チーズ。こっち。あ、こっちもこの角度。ファンキーモンキーベイビーズ。ファンキーモンキーベイビーズ感あります。なんか。ありますか?はい。入れ墨以外は。あ、筋肉とか。
え、今ってここって何の場所になっちゃって?多分市が管理してるすね。市の管理地。はい。だから何にも建たないんですか?そううっすね。誰も建てようと思わないです。思わないかもしれないですね。そっか。1回公園みたいにはなってたんですけど、誰も手入れしないっていうことで。はあ。なるほどな。
えい。ここが現場で今もう家建っちゃってるんです。現場。ここに500人の記者が、へえ。あの、たまってるぐらいが、から2軒ぐらいが空き地だったんですよ。うん。で、祭り会場。ちょ、そこで要は。そうです。おでんとか。ああ、なるほどな。
小3、4ぐらいの時にここずっと僕穴掘って地下に秘密基地を作ろうとしてたんです。え、いいですか?あの本当に作れるって思ってた?うん。いや、分かりますね。はい。なんか子供って穴掘ったら秘密基地になると思ってましたね。そうすね。こういうローソンとかコンビニとかドラッグストアも何にもなかったす。あ、そうなんすか。そうす、そうす。え、じゃ、お買物とかは?スーパーすね。
で、500人近くの記者さんが3ヶ月ぐらい行ったり来たりするんで、うん。すごいタクシーとかホテルとかがもう満席になって。あ、すごいっすね。経済効果もあったって言って。その辺に経済効果もたらしてたんす。そうなんですよ。すごいな。
その手前までは買えなかったものがない。そうですね。もう百貨店の外商さんが毎週家に来てどれ欲しいって言って聞いてくるような。カタログとか、ま、ハイパーヨーヨーいっぱい持ってきて、で、全部って言ってました。両親は宝石とか時計とかあの辺をこれとこれとかって選んで。ああ。で、それでまだ証拠品として押収されたままなんで、再審が棄却された時に、はい。裁判所にあの思い出のものとかあるんで返却してもらえませんかって言ったら結構帰ってきて、で、昔のもうビンテージロレックスみたいな感じで帰ってきたりして。へえ、そうす品のね。
そうすね。当時の通帳とかも出てきたんすけど、はい。ゲームのバグかっていうぐらいの数字が入ってたりしました。え、いくらですか?あ、あの何千万何億みたいな数字が並んでて。ええ。あ、そう。通帳1個じゃないすもんね。そうすね。逮捕された後、父親が注文して取りに行ってない車が何台かあるみたいな。え、その車屋さんに。だから注文だけしてお金払って取りに行ってないみたいな。はい。はい。そういうのも全部没収されましたね。
へえ。まあそっか。そうか。その金持ち具合って妬まれたりしなかったですか?それもあったと思いますね。ご近所付き合いあるんですか?最初はあったんですけどね。だんだんだんだん希薄になっていくって感じです。はい。地域でやっぱ浮いてるその方。かなり浮いてるんですね。え。林さん自体は友達は。はあ、あんまりこの辺ではいなかったすね。あ、浮いてるから。はい。
小学校は。小学校の友達で、この地元の友達っていうよりかは小学校の友達。引っ越ししてきたんでここに。で、転校したくないってことで、友達が変わるからってことで前の学校に通ってたんです。小学校ではそのえでも友達とか遊びに来てましたか?じゃ、そうですね。前の地域の、え、友達が虎町まで遊びに来るみたいな感じでした。あ、もうゲームし放題みたいな感じですかもね。そうですね。もう家に集まってゲームしたり。へえ。なるほどな。無料ゲームセンターみたいな。
今から行くとこはなんて街?ぶらくり丁ですね。ええ。事件があって施設入って、あ、そこぐらいから、あ、ちょっと遊んでた街というか。商店街なんですけど。信号左方向です。和歌山市駅の表示。15分くらいでぶらくり。
そうですね。で、こっち北ぶらくりです。へえ。ここがえっと施設、施設から近いんですか?中学の時とか高校生とかの時はよくここで遊んでました。ああ。中学もここら辺。中学もこの辺すね。へえ。もう和歌山っていうかこの辺しか遊ぶとこなかったです。あ、そうなんですか。何して遊んでましたか?ちなみに。服買いに行ったり、え、ちょうど裏原系とか、はい。はい。ファッションが流行ってたんで。え、がこのぶらくり丁で手に入るんすか?めちゃくちゃあったんすよね。あ、当時。そうなんだ。スワッガーとかサタンアルバイトとか昔。ほうほ。ブランドが流行ってて、そういうの買いに来たりしてます。
それが若いのに買えるんですか?買えましたね。あ、それってバイト代で?お小遣いですね。施設の。へえ。でも施設のお小遣いでそんなブランドもの買えるんですか?月5000円ぐらいで、それを何ヶ月か貯めて買う。へえ。
それってだからあれっすよね。あの小学校時代めっちゃ金持ちだったじゃないですか。はい。はい。だいぶギャップあるんですか?その生活って。もうすごいすね。タコ部屋です。8人で1部屋みたいな。ああ、それってどんな感じですか?その金銭的な。もう先輩に取られたりしちゃうんで。はあは。お金とかお菓子とかは隠しとかないといけないみたいな。はあ。激しいですね。先輩、取ってくるんすね。そうっす。そうす。はあ。
ここ歌流れるっすよ。歌流れる?何の?和歌山ブルースって。流れるかな?あ、本当だ。渋。すごいでしょ。レコードになってるんですね。そうす。清野さん。かっこいいな。ぶらくり丁の名前を全国に広める大きな役割を果たした。へえ。ぶらくり丁の名前全国に広めてくれてすね。清野さんが。
にあるかな?Apple Music。でもなんか昔の人に聞くと、もう人が歩けないぐらい、もう人がたくさんいたっていうんですよね。あ、そんなに。そうなんです。そうか。今もう寂れてシャッターになっちゃったけど。そうで、それを若い世代がもう1回盛り上げようと。今頑張ってですか?今頑張ってて。へえ。
こっちがあのソープです。あ、そうなんだ。はい。トルコです。ソープ。トルコ風呂。トルコ風呂。え、行きましたか?若い頃は。若い頃はそうですね、ちょこちょこ。え、初ソープ何歳ですか?初ソープ20歳とか21とか。先輩が奢ってくれてみたいな。そうですね。へえ。すごいっすね。でもなんか全然ソープがありそうな空気感全くないけど。
そう。これスマートボールとか昔のゲーセンす。へえ。今はもうやってないってことですか?いや、たまに開いてるみたいですけどね。すごいのがある。スマートボール、ニューホープ。へえ。これ和歌山県のメインストリートすよ。うん。これ和歌山県の、あ、和歌山市の。東京の東横、大阪のグリ下、これ和歌山のぶらくりです。若者いいな。そっすね。いなそうっす。こっちとこっちがソープですね。
へえ。ああ、まあ、うっすらそんな空気感。でもなんか新しい店も一応できてるんです。そうですね。ちょこちょこと新しくは。へえ。身も心も温まる。大阪の子が出稼ぎみたいな感じで、ああは。身バレ防止で来る。なるほど。大丈夫、林さん立ってない?看板だったら早すぎるじゃない。
初めての彼女はいつできましたか?初めては高校2年生とかですかね。この町で遊びましたか?この町で遊びましたね。ぶらくり丁で。ぶらくり丁で。はい。何して遊びましたか?ホテル行くんですか?お金がなかったんで、カラオケとかですかね。はあ。でも住むって考えると素晴らしいすね。そうなんです。僕らからしてみれば。
そっか。施設はやっぱ上下関係厳しいんですか?もうすごいすね。上下関係でしかないです。へえ。どういう上下関係ですか?先に入った人が偉いみたいな感じ。ははは。で、年もそうです。うん。うん。どんなことを求められるんですか?先輩から。基本なんかお前とお前喧嘩しろみたいな感じで先輩たちがお小遣いをかけるみたいな。え?あ、だから野球賭博みたいな感じで。そう。そうです。喧嘩させられるんですか?そうなんですよ。
で、僕小学校の頃中学生と戦って。絶対勝てなくないですか?勝ってスーパー小学生って言われてて。あ、勝ったんすか?結構連戦で勝って、オッズが、僕のオッズが高くなって。小学生が中学生を倒してたんすか?そうなんすよ。え、喧嘩強かったですか?林さん。いや、もう無我夢中でやり返してなんとかっていう感じです。すご。
好きではなかったすもんね。喧嘩自体が。2人で以前対談した時に、その人に拳を当てるっていう行為が、あんま、怖かったって言ってましたもんね。怖かった。好きじゃないっていうか。なるほどな。でもま、せざるを得ないですもんね、そんな。あのやれって言われたら。
女子はいるんですか?ここ。女子もすごいすね。やっぱり。女子はどういう戦いがあるんですか?女子も殴り合いとかが多かって、でやっぱり、里リのお父さんから性虐待で入ってきてる女の子とかは、男の子相手に暴力振るったり、もうとにかく男嫌いみたいな。はあ。そっか。だから男への恨みがあるから。
そう。子供って見た目のことすぐ言うじゃないですか。僕そニキビってあだ名とか。そニキビ。ヒニキビ。ニキビできたらそニキビってあだ名つけられたり、うん。で、まイズンとか、あのカエルの子はカエルとか、こういうあだ名で呼ばれてたんですけど、はい。
そこでできた友達は全身アトピーで、まんまあのケ本って言いながら、自分の痒いから掻いた皮を吸って、また全身でこう、はあ。ループするっていうので笑われ。で、その子と僕がよくいじめられてたすね。はあ。で、ちょっと中ぐらいです。はあ。ちょっとそニキビと、僕なんてそうだぜとかって言いながら。
その全身アトピーの子とは何して遊ぶんですか?音楽聞いたり。あ、音楽好きな子だったんですか?そうですね。釣りとかもやってましたね。僕もね。ブラックバス。なんかそん時バス釣りしてんすか?やってましたね。あの、当時流行ってたんですよね。漫画とかで。大人っすね。コロコロコミックかなんかでやってましたよね。そう、そう、そう、そう。小学生バス釣りブームだったんですか?ちょっと。バス釣りブームとハイパーヨーヨーブーム。うん。
ハイパーヨーヨーやってました?やってました。やってました。全種類持ってました。そうかな。金持ってるから。金持ってるんですよ。ポケモンも青赤緑全部持ってました。そっか。その後ピカチュウバージョンとか出てました。ピカチュウバージョンも全部買ってもらってました。ゲームボーイで初めてポケモンが鳴きましたもんね。ピカチュウって。あ、うん。ああ。だから多分そこら辺も一致してますね。僕ら世代も一緒なんで。
実際あれ事件じゃないですか。はい。持ち物とかどうしたんですか?持ち物はカバン1つに収まるぐらいって言われました。それ誰が選ぶんですか?自分でチョイス?自分でチョイスして、僕そこで釣り竿とかゲームとかを持っていこうとしたら、釣りなんかもう一生できないぞってこう警察の人に言われる。2週間分ぐらいのって言われたんで、あ、2週間で元に戻るんだと思ってたらこの様です。
ちょっと2週間分のじゃあ洋服を詰めろよみたいな感じで諭されたってことですか?着替えと。そうです。ゲームとかそういう嗜好品は一切全部置いてった感じです。そう。はい。やっぱ上の方はもうちょっと悟ってるんですか?悟る状態で、テレビの報道してる内容とかもある程度把握できてるっていう感じで、ああ。でこの重大性みたいなのをある程度は認識してたと思うんですよ。
それでこの町にある施設に。そうですね。はあ。もう今、道路のあれで立ち退きでなくなっちゃったんですけど。で、施設に外出許可を取ってぶらくり丁に遊びに来たりっていう感じです。
はあ。だって大山さんも一瞬だけ施設入ってましたね。そっか。それが1週間であれでしたっけ。そうですね。それぐらいしかいなかったですね。ああ。え、その1週間ではさすがにそのさっきのあの賭け喧嘩みたいなことさせられてないですか?僕の場合はその児童養護施設に入った時点でもう16歳だったんで、あ、その施設の中でも断トツで年齢が上だったので、特にそういうメ云々に狙われるってことはなかったですね。ああ。
そもそもがしかもバイク盗んで暴走する系の男子だったんですもんね。当時は。ま、そうですね。その時はそうですね。あ、そっか。そっか。それは怖ええか。普通に。
僕は盗んできたバイクのその登録番号をやすりで削らされてるっていうやつでした。削っとけって言われ。そんな作業があるんですね。下っぱの。そうなんです。そうなんですよ。削って、で、塗料、色を全部変えるからって言って全部やすりで削るっていう。で、夜中にダムとかにその部品を捨てに行くっていう。ダム。だから田舎のダム水抜いたら窃盗車がいっぱい出てくる。
え、その田舎のダムに捨てに行くのはもう何で行くんですか?いや、それの時はもう高校とかになってたんで、割とクラブ活動で夜遅くなりますとかって言うと、結構夜10時とかまで動ける。え、でも高校は下っぱなんですか?そういう。高校は外の一般の学校になるんですよね。高校から。で、そこでもうなんかパシリみたいな感じでしたね。あ、そうなんです。
でも喧嘩強いじゃないですか?いや、強くなかったすね、喧嘩。え、だって一応勝ったんじゃないですか?その賭け喧嘩。小学生の頃は勝ったんですけど、暴力をあの、体に当てるっていうのが苦手になっちゃって。あ、そうか。だからやったら勝てたかもしんないけど気持ちが追いつかないですね。はい。そうなんですよ。見るのが好きなんですけどね。あの、格闘技とか。言うこと聞いてる方が楽かなみたいな感じで過ごしてたんですか?はい。でないと自分がやられるみたいな。はあ。うん。
高校の時は別にそのカレー事件の息子だってバレてるんですか?だんだんネットが普及してきて、うん。何々サイトみたいな地域の、うん。うん。和歌山サイトみたいなのに書き込みされたり、南組のあそこのあいつがあそこの事件の子供だみたいな書き込みがあったりはしました。ああ、じゃそこの一部のパソコンとか使ってるような。そうすね。殺害予告だとか来たりして。あ、バレてるけどこっちからはあんまり話さないみたいな。
ああ。で、高校時代どんな人が友達だったんすか?じゃ、それもまたヤンキーみたいなとこ入っちゃって。不良ブームもあったんですよね。あの映画でクローズとか。漫画で、あ、あの池袋ウエストゲートパーク。そう、そういう世代の先輩たちでした。うん。うん。うん。で、そういう感じの人たちにまたパシリにされるみたいな感じです。同級生は、そこまで仲いいかって言われるとそうでもなかったです。
でもこれは林さん、あの一緒に友達と住んだとか、はいはい。あの前もキャンプした時にあのお友達と一緒に来たじゃないですか。友達多くないですか?普通に。はい。友達多いすね。なんかあんま気にしない人は気にしなくて。ふん。え、友達増えたのは、じゃあそれどっちかというと大人になってから?大人になってワンドやったり飲み屋さん行ったりしてからす。うん。なるほどな。そう。
林さん浮浪者になったことないすもんね。公園のあのオブジェの中で寝たり障害者用トイレで寝たりして補導されるっていうのは何回かありました。あ、その時代あるんですか?家出ってことですか?そうすね。嫌なことが続いて、で帰りたくなくなって、脱走みたいな感じですね。ああ。
で、社会に出てからもバレるとなんかうってなるのがもう見た目ですぐ分かるんで、嫌がられるみたいな。まだそういう理解が全然ないような時代だったんで。20年前ぐらい。うん。うん。うん。もう犯罪者の家族みたいなこと聞くと、携帯ショップでも、つかぬことをお聞きしますが、あのどういったご家庭の方ですかみたいな店員さんに普通に聞かれたり。うん。携帯契約するのも大変なんだ。
そうすね。だからその時の、いつでも戻れるように心の準備をしてて。大山さんが野宿とかたまにやってるじゃないですか。ホームレスを経験してみる。だからああいうのもやっとこうかなみたいな思ってるんですよ。いつでもその時代に戻れるように。あ、そこ最近なってた。そうです。そうです。へえ。
だから車中泊の宿オッケー。どこでも寝れるって結構強みなんじゃないかなみたいな。自信があったり、家が火事になったとかで、あ、被災地とかで過ごすみたいな。うん。うん。めちゃくちゃいい暮らししてる人は急にそういう施設で暮らして窮屈になるけど、普段から野宿してたら全然余裕なんじゃないかな。
暮らし始めの頃は何で生計立ててたんでしたっけ?ピザの配達と営業職をやってたりしました。え、ピザの配達と営業職ってなんで掛け持ってるんですか?営業が不安定だったんですよね。歩合制で。うん。で、副業でピザの配達やってました。ああ。何の営業なんすか、それ?シロアリっすね。シロアリじゃないの?映画。そうです。そうです。へえ。
ハローワーク行ったら1発目に紹介されたのがそれだって。またヒ素使うよう、あ、あのヒ素使わないようになってましたね。あの事件以降。因果か。1発目に職安にこう紹介されたのがそこで、面接行ったら受かっちゃって。結構営業かけてたら、林ちゃんとこみたいのなあるんちゃうのみたいな。ほらあ。そんな、何ですかそれって言って。いや、昔こう、あの、シロアリの薬品を使って事件があったんだよ。あ、そんなあったんすねとか言ってみながら営業してました。
全部のゲーム機ありますとか、ポケモン全種類ソフト持ってますみたいな、ま、一般よりちょっと懸け離れた金持ちだったじゃないですか。はい。はい。はい。そう、そこからの落差すごいんじゃないですか?はい。それって慣れましたか?すぐに。結構カルチャーショックっていうかギャップあるから。あ、すごかったっすね。
もうでも数年後にはご飯お代わり自由の定食屋でカバンに白ご飯をどんどん入れてる自分がいましたね。ええ。カバンに白ご飯を入れて。お金がないんで。で、それをおばちゃんに見つかって、ばれたらあかんよって優しく、あの、逃してくれたっていう。そう、そういう金持ちだったはずなんすけど、人間がそこまで変わるぐらいお金がなくて貧困になってましたね。
は、え、カバンに入れるってタッパーがカバンの中に入ってるんですか?いや、タッパーとかもうサランラップも何にもなしで直で入れてます。トートバッグに。トートバッグに直でこんなですか?はい。で、裏原が好きだったんでビームスのトートバッグだったすね。そ、ビームスのトートバッグだってちょっと高いじゃないですか?そうです。でも欲しいものと食欲抑えるとこをちゃんとそこで学んでるんですよ。そっか。だからいい服を買うために食費を極限まで切り詰めてるから米をパクるんですよ。そうす。面白いって言っちゃいかんか。
オッケー。じゃあ行きましょう。右方向です。プロレスめっちゃ詳しいですよ。あ、僕好きでリベラ食べに行ったんですよ。あのプロレスラーの聖地。おお、すごい。そしてここからがあの時速。方向です。90kmぐらいしません。おお。すごい。でもって今ここのメタ見てました。ここ。うん。うん。うま。うん。マス良かったかもしれ。うん。こっちの中美味しそうだ。うん。
お父さんのとこも時々行くんですか?年1回ぐらい。僕がレンタカー借りたりしてか、マスコミの人が車用意してくれて、その絵が撮りたいみたいな。夕方のニュースでちょっとだけ使うみたい。うん。うん。すごい。ニュース用にそれを撮ってくれたら助かるですね。そう。なんか年末とか春の特番とか平成の事件史とかあるみたいなですか?うん。うん。うん。ああいうので来たりします。
これ。あ、ここ。あれでも一通すね。左しか曲がれない。あ、本当は。一時停止の標識で右方向です。あ、一応こっちの車線もある、ある。あ、じゃないですね。うん。およそ500m先右方向です。お、やられたか。あ、ごめんなさい。申し訳ないす。うわあ、すいません。すいません。今曲がってこられたところ接禁止の場所なんですよ。接禁止の違反になります。免許証出してもらってよろしいですか?あ、こっから入る。
思い出に似てんの?似てんの?1年。え、確か1ヶ月経ったら戻るんだ。え、1年か。1年じゃない。1ヶ月ってことないんじゃない?広島のに比べてだいぶ綺麗す。あ、広島。そうすね。ええ。
死刑囚の人たちは拘置所にいるんですもんね。ここね。そうですね。死刑台が拘置所にあるんで。はい。死刑台があるのが東京、大阪、名古屋もあるんですか?名古屋もある。名古屋もあったかな?広島。広島か。ああ。死刑台がないところもあるみたいで。これです。これめちゃめちゃ綺麗。綺麗ですね。普通にこれだけ見たらなんか病院とか、なんだろう。マンションみたいに見えますよね。そうですね。前来た時はまだ旧舎って言って古い状態だったんですよね。
ああ。面会は今どれぐらいのペースですか?大体月1回ぐらいで、仕事が休み取れたら来るって感じですね。ああ。大山さん行ってた時どれぐらいのペースで通ってましたか?広島に住んでいた時は週1で行ってましたね。話すことなくならないですか?でも基本的に質問攻めです。外の、元気にやっとるかとか、仕事はどうだとか。はい。なんか僕に対する本当に質問ばかりで、うん。うん。ま、よくある家族の会話とそんな変わんないと思う。はい。はい。これは一緒ですね。
林さんはどんな会話するんですか?もうそうすね。よくある家族の会話もあれば、今再審を請求してるんで、その辺の情報だとか裁判の経過だとか、そういう話もしますね。ああ。
1回で何分なんですか? 1回で大体10分から15分です。ああ、15分。長くて。
初めて来た日のこととか覚えてますか? 結構…初めてがもう20年以上前ですね。大家で、こんな綺麗じゃなくてもっと廃墟感があって不気味な雰囲気がありました。で、母親は今回みたいなんですよ。で、前は地下だったんですね。地下? 収容されてるのが。
最近XとかでニュースでN見たのがあるんで、だから再審法が改正されるんですか? 若干変わるみたいですね。検察が、再審が開始されて、即時抗告って言って抗告して、また時間が長引くっていうのがあったんですけど、それの全面禁止を求めてて、で、原則禁止にはなったんですね。
袴田事件みたいに再審が決まったら速攻抗告されてましたもんね。そうですね。でも身分は死刑囚のままだったんですよね。ずっと抗告を繰り返すんで、まだ解決してないってことで。それが昨年、無罪が確定して。外に出てる間も死刑囚の時間が結構あって。そうですね。で、間違いがあった時はちゃんと「間違えました、次からちゃんと改めて」っていう方がまだマシに進んでいくんじゃないかっていうところです。
お母さん以外に他にも何名か死刑囚の方いらっしゃるんですか? 女性は母親だけになりましたね。今年、中で自殺があったりしてるんで、すごい監視カメラで常に監視されてる状態っていう感じです。
袴田さんとかも、なんか「死ぬのを待ってたんじゃないか」みたいな発言とかされてます。そうですね。だから執行もせずにほったらかしにして、で、風化していくのを待ってるようなのは気にはなりますよね。で、そういった情報を一切開示してくれないんで、どういう基準で執行の順番が決まるとか。事件が発生した順番とかではないんですか? じゃないですね。そうですね。でもこっちからは、外にいる側としては、計というか、今までのどういうタイミングでとかを見ていくしかないっていう。それで予測を立てるっていうか。
大山さんで言うと、どっちかっていうと最初は死刑執行してほしいって気持ちで、今はもう早く楽にしてって言ってますけど。そうですね。気持ちが変わってきたというか。元々僕の父親の場合は、己の命をもってしても罪は償いきれないので死刑は受け入れるっていう形だったんですけど、自分が生きて罪を償ってほしいということで控訴して、でも結果的に死刑判決が確定してしまって。それからもう10年以上、判決が確定してから10年以上も中で過ごしているんですけど、日ごとに拘禁症状というか、そういうのが非常にひどくなってきてまして。自分的には生きて罪を償えと…。父親自体はそもそもは死刑を願っていたというか、望んでいたので、今度は自分がその父親の気持ちを汲む番なのかなと。話を聞く限りは、ちょっともう限界なのかなっていう、精神的にも。
死刑を待つ場所になってることもあれば、ここで裁かれた人が冤罪になって、ここから出ていってる人もいるわけですからね。そうですね。
林さん、こうやって今日色々巡ってみてどうでした? 結構28年を思い出しながら振り返る1日でした。ああ、すごいなあ。ここに20年以上。もう通って20年ですもんね。そうですね。眞須美さんはまず、息子がこんな近くに今おるなんてことも分からんですしね。そうですね。すりガラスですもんね。
すご。KJに会いに行くときにKJ聴いてますね。そうです。毎度。
お邪魔します。あ、去年来たYouTubeの。もう1人、大山君って、元々広島で住んでて。ああ、本当に。今は名古屋に住んでるんですけど、お父さんが死刑になったり。ああ。よかったらお弁当に。ありがとうございます。死刑囚の息子仲間です。
で、ここから広島へ。え、広島へ? 地元っていう。俺、三原に親戚おんのよ。じゃ、三原に…林さんといろんなところ回ってるってことにたどり着いた。そうです。わしも大体人に喋られてやないの。
大山さんも、だからその広島から出て名古屋に住んでます。あ、名古屋住んどるの? はい。で、筋トレ毎日してこのマッチョ。いやいやいや。
あれ見てる? 細木数子。「あんた地獄に落ちるわよ」。おお。あのタブレットに入れてて、まあテレビでやってるわ。もう配信やってますもんね。今も見てますか? たまに見てるけどね。まああのおばはんもすごい。え、すっごい生活やな。
あんだったら、あれ買ってくるわ。ゴミじまじ。ほんまにそれありがたい。あ、喜ぶ。気をつけて行ってきます。はい。行ってきて。ありがとうございました。よし。また。またやってください。ぜひぜひ。ありがとう。
でも僕、明日の広島、事件現場も拘置所も久々なんで、ちょっとメンタルの調子が…。ああ、そっか。何年ぶりぐらい? 多分3年。あ、行ってない…ぶりぐらいじゃないね。
お父さんがお母さんを殺してしまったっていう。そうですね。僕が寝た後に晩酌をしてたみたいなんですけど、そこで睡眠導入剤入りのお酒なのか何かを飲ませて、眠った時に殺害しようと思っていたみたいなんですけど、もうろうとする意識の中、母親が一緒に風呂に入ろうっていう風に言ったみたいで、父に対して。で、浴槽で一緒に浸かりながら、あったかいねって言いながら、母は父の胸にもたれる形で眠ったみたいなんです。で、そこで抱きしめながら浴槽に母親を沈め…。うわあ。たらそこで母親が目を覚ましたんですよ。で、その時に「なんで」っていう風に父親に言ったんですけど、後に引けない父はそのまま力づくで浴槽に母親を沈めて。で、殺される直前に、死の間際に「ひろ君」と僕の名前を叫んで亡くなったっていう風に聞きましたね。
当時は海での事故だと思ってたんですけど、数年経ってから逮捕されて、実は自宅の浴槽で溺死させた後に岸壁から遺体を遺棄していたっていう。そこで自分がアリバイ工作に使われてしまっていたっていう。自分は夜釣りだと思って行っていたんで。
あ、7時51分か。じゃ、行きます。どっかで気絶するかもね。いや、サービスエリアにしましょう。サービスエリアがちょっと旅感が出るんで。さっきちょっとコンビニから…。サービスエリアで乾杯がいいです。頑張って7時半ぐらいに巻きたいな。
じゃ、僕さ、九州は四国は…はい。早く止まって。アクション。じゃ、僕ずっと起きてますよ。じゃあ今ベッド取ってです。
私、皆さんが寝てる間2時間頑張って黙々と耐えました。もうちょっと眠さが限界が来てます。この吉備パーキングエリアに泊まろうと思います。この吉備って吉備団子の吉備なのか。そうです。桃太郎と岡山、あれですもんね。あ、写真撮ろう。桃太郎ね。せっかくだし。僕も写真撮ろう。林さん、桃太郎って好きっすもんね。好きっすよ。1番好きなキャラクターです。いなくないでしょ、そんな日本の。あんまかっこいい顔じゃない、桃太郎。これ目怖いすけど、ちょっとサイコパス味あるっていうか。まあそこそこサイコパスかもしれないですけど、もう鬼退治しに行こうって。これはかっこいい。
紙ならこの1本でいいよ。僕チャ味も1本。アイコスだったら2本じゃないと。アイコスってやっぱ弱いんすか? パンチが弱いすね、僕の中でやっぱり。
これもゲームにしましょう。早く着きたい運転組vs1本でも多くタバコ吸いたい喫煙組でじゃんけんして、勝った方が次のサービスエリアも決めるって。僕らが勝ったら多分直で着くし、そっちが勝ったら次好きなところで止まって…食わせるっていう。どうしよ。よし。最初はグー、じゃんけんぽい。はい。スタート僕ですね。あ、勝った方が決めれる。タバコ吸えるってこと。そう。林さん勝ったら次の、1時間以内でまた次もサービスエリアに。最初はグー、じゃんけんぽい。よしよしよし。くそ。じゃあ次1時間後ですね。じゃあ頼んだ。高坂だ。高坂まで頑張ろう。何分後すか? 1時間3分後なんですけど。いいでしょ。でも…が頑張れば50分後に着くはず。よっしゃ。
林さんが何箇所もあったんでしたっけ? えっと、拘置所、拘置所の…でちょっと景色見に行って、でぶらくり丁を。4箇所ぐらい。10か所ぐらい。まあ同じぐらいか。広島拘置所、港、であとホームレスしとった公園、でも母親の墓参りか。ああ、ってなると僕も4箇所ぐらいですもんね。
どっかで線香は買いたいですね。あ、なかったら。まあコンビニとか売ってると思いますけど。花は本当は買いたいけど、やめた方がいいんで多分。あ、誰かが置いてるっていうの。多分ね、親戚がいい思いはしないかもしれない。ああ。あの人来てるなみたいな感じ。そう。だからいつも僕は大体線香買って、缶ビール2つ買って、で、線香つけて手を合わせて缶ビール置いて乾杯して一緒に飲んで。
お母さんお酒好きだったんですか? 好きだったですね。淡麗がすごい好きだったんですね。え、淡麗が好きだったんですか? 発泡酒を飲んでるイメージでした。まあ安いから淡麗を飲んでたんでしょうけど。なんか淡麗をすごい飲んでるイメージでしたね。なんかこう節約家だったんで、あんまりこうお金はかけてなかった。
まもなく尾道ジャンクション、直進方向山陽道、尾道出口広島方面。尾道か。だいぶ広島っぽい感じになってきましたね。帰ってきたぞ。なんか思い出ありますか? いや、全くないっすね。通り道みたいな。あんまり広島内で観光してないですね、旅行とか。家族旅行は別府の温泉だったりとか。別府。別府温泉の方まで行ったりとか。そう、昔スペースワールドっていうのがどっかにあったんですけど、そのスペースワールドってとこだったり、ディズニーランドだったりとか。ディズニー。なんかそういうとこ行ってましたね。
でも林さん、だから結局巡りめぐって地元に戻ってきたわけですもんね。そうですね。僕はずっと和歌山ですね。ていうか離れてないのか、1回も。そうっすね。和歌山で講演会とかだったらどうなんですかね? いや、やらない。1回もやったことないんですよ。映画の公開も和歌山だけやってないし、トークイベントとかも和歌山開催とか依頼あるんですけど、全部断ってるんです。あ、さすがにそうなるしね。和歌山民が来ると僕の生活が…。間違いない。
和歌山を離れなかった理由はなんかあるんですか? まあ父親が出所してきて体悪くして未だにいるっていうのと、で、やってない、やってないってずっと言い続けてるんで、それでだったら居て待ってようっていう感じですよね。そっか。離れちゃうとなんていうか、やってないのに逃げてるみたいになるのかなみたいな。ああ、なるほどな。
え、大山さん広島で仕事したことありますか? 仕事っていうか講演会みたいな。はないですね。僕も広島飛ばしてます。あ、依頼あったら飛ばします。まあそうっすね。だから同じなんかなと思って気になったんすよ。一緒っすね。
三谷さんがうんこしとる間に車違う場所に止め直して、どっか行っちゃったドッキリする。YouTubeの企画みたいな。企画。もう入ってどのぐらいなんですか? いや、もう4月入ったばっかりなんですよ。え、先月? そうです。先月入ったばっかりで本当に。じゃ、初生ですか? 第6で。でも先月も大阪遠征。だから大山さんと2回目。そうですね。あ、そうなんですか。こないだ…さんの時に。言っときますね。で、美君が給料上げろって。1ヶ月目で。1ヶ月目で生き…。
ちなみに広島、今回はどれぐらいぶりですか? あ、でも1年ぐらいじゃないすか? あ、1年前来てたんですか? はい。へえ。1年前は何してきたすか? え、普通に友人に会いに、プラス…。そうか。墓参り行ってるんですよ、定期的にね。そうですね。見えてきた。広島。広島です。やったぜ。
三谷さんたちは東京から広島ですもんね。東京から広島、新幹線でも僕行きたくない距離ですよ、広島東京は。まあなんだかんだ、こうやって大山さんを名古屋からピックアップして、林さんを和歌山でピックアップしてって、これ車だからみたいな。やっぱ運転できる人が4人もいるっていいですね。そうっすね。
うわ、でもなんか変な感じするな。結局事件当日の父親と同じ年齢に自分がなって、同じように車を運転して、その事件現場に明日行くっちゅうことすよね。ああ。なんか新鮮な気持ちなわけじゃないけど、なんか変な感じするですね。お父さんの年齢が…。父親が38で事件起こしてるんで。そっか。大山さん今38になったんです。そうです。で、母親も38で殺害されてるんで、自分が38になるとか、母の年齢を超えてしまうっていうことに何かすごく嫌な感覚を覚えてた。
それはどういう感じで嫌なんですか? うーん。なんすかね。母の年齢を超えたくなかったすよね。単純に。なんかわかんないですけど、別に年齢超えたら子供じゃなくなるとかそういうわけではないんですけど。ただ同じ年に並んで分かることってやっぱりあるじゃないですか。今この状況で急に命を奪われてしまったんだとか、色々考えると、もっと生きたかったよなとか、なんかそういうのを今まで以上に考えてしまうというか。怖かっただろうなとか、苦しかっただろうなとか、もっと生きたかっただろうなとか。当たり前のことなんですけど、そんなことは別にこの年に並ぶ前から考えてはいたけども、でも同じ年齢に並ぶと今まで以上に考えちゃうというか、なんというか、うまく言葉にできないですけど。なるほど。オッケー。
お疲れさまでした。わ。すごいね。まあ綺麗っちゃ綺麗ですね。4人で並んで寝るんじゃないですか? 4人で並んで寝たら結構きつくないですか? あ、でも一応車中泊マットを持ってきたから、2人がこの王様みたいなベッドに寝れて、2人が車中泊マットで寝るっていう。ちょっとじゃんけんに、せっかくだから。じゃんけんに。はい。まあ別に僕らがそれでもいいんですけど、旅だし、なんかそんなことしてみてもいいんじゃないかっていう。修学旅行感。修学旅行感。
3人こっちにします? ここに寝るってのあんの? あ、まあ行けなくもないですね。1位、2位、上位2人ですよね。で、3位、4位ってしましょうか。真ん中きつくないかな、ちょっと。4人でいいんじゃないですか、これ。4人。4人だとだってこうですよ。た、たまにはこうして肩を並べて。4人、え、4人? 4人だと逆に寝れないじゃないですか。僕寝れないかも。でしょ。じゃ、とりあえず1回上位2名を決めましょうか。はい。
で、2名はもう話し合いじゃないですか。このマットに1人ずつ、1個ずつ。大山さんが下になったらこれ差別です。いや、差別は、僕たちが無理やり最初から「お前らはこっち」ってやったら差別ですけど。そう。まず上位2名決めましょう。最初はグー、じゃんけんぽい。うわあ。あ、もう決まったんすか? 決まった。上位2名だ。僕爆音でEDMかけて絶対寝かさんからね。寝ましょうよ。
よし、じゃこれ広島焼き食いに行きますか。近くありますかね? ちょっと検索します。広島焼き、自宅で作る系の食べ物ですか? あ、全然家でも作りますよ。あ、そうなんだ。だって麺とかちょっとめんどくさそうじゃないですか。僕だって今名古屋でも作りますよ、普通に。え、自分で作れるんですか? 作れます。僕が作るの結構うまいっすよ、多分。あ、そうなんだ。こぶきで広島焼きパーティします。こぶきでやるんか。やりたい。いいすけど。
そんな大山さんが言うほど汚くないんだよな、こぶき。わかんないです。僕が結構綺麗好きなのかも。潔癖? 潔癖なのかどうかわかんないんですけど、なんか過剰だなって思う部分もあるので、自分自身で。だから昔ホームレスやっとったりして、すごい汚い場所で寝てたからこそのなんかこう反動なのか、それに嫌悪感を感じてしまうのか。戻りたくないって思いが強いのか。
そっか。あ、ここだ。なんかログハウスっぽくていいっすね。開いてるよね。お客さんで満席じゃなかったらいいなって。4人。とりあえずちょっと入ってく…。終わり。終わり。今日終わり。あ、そうなんすか。ええ。
今から4人って入れますかね? カウンターになっちゃいますか? どうですか? まあカウンターでも全然いいけどね。あ、分かりました。じゃあカウンターでも大丈夫なので、今から向かいますね。すごい。
あ、フルシカト。フルシカトされた。そ、そんなことある? こっち消しましたもん、今。ちゃんと見てたよ。ああ、なんでだ。悲しいな。
本当に会いたい人ってなかなか夢に出てこないじゃないですか。ああ。そうで、林さんずっとピアノの音楽流しとったり、寝る時。はいはいはい。で、うちの母親の葬式が、まずG線上のアリアっていう曲が流れて、で、最後母親の棺をみんなで囲んでお見送りする際に、坂本龍一の「energy flow」っていう音楽が流れとったんですよ。あれ、うちの母がすごい好きな曲で。昨日流れてた。そう。それが流れとったんですよね。
なかなか会いたいと思っとる人って夢に出てこんって言うじゃないですか。そう、それが出てきてくれて。あんまりそういう曲聞かないです? 曲を聞きながら寝るっていう習慣がないんですよ、僕。結構神経質なんで、寝る時本当にもう電気も真っ暗にするし、無音な状態。唯一許せるのは猫の寝息だけぐらいな感じなんですけど。そうで、林さんち昨日泊めてもらった時に、坂本龍一の「energy flow」っていう曲が流れとったじゃないですか。あれがその母親の葬儀の時に流れていた曲だったので、母親も好きな曲だったし、だからそれ聞きながら寝た影響なのか、それで脳みそが何かしらの刺激を受けたのかわかんないですけど、久々に母の夢を見たんで。本当何年ぶりかわかんないぐらいですよ。
え、どんな夢だった? 夢の内容まで覚えてないんですよね。だから、あの短い睡眠時間で夢を見てたんですね。そうすね。本当に2時間半、3時間ぐらいしか寝てないんすけど。はあ。夢見ます? 結構見ますよ。夢を見るっていうか、決まった夢をよく見るんですよ。取材を受けた時に他でも言ったりすることあるんですけど、結局僕の母親って殺害される直前に「ひろ君」って僕の名前を叫んでるんですけど。そう、その叫び声が…顔までは出てこないんですよ。顔までは出てこないんだけども、その叫び声がバッとこう夢の中で聞こえてきて飛び起きるっていうのを繰り返してるんですよね。ああ。だから元々の睡眠時間が僕すごい短いというか、睡眠が浅いというか、ぐっすり寝れた試しが本当に事件以降ないですね、あんまり。
事件は深夜帯の時間帯に起きてるので、本当にもう街灯1つないんで真っ暗闇なんですよ。そう。それがたくさんのパトカーだったり救急車だったりレスキューの赤色灯で真っ赤に照らされてという、あの光景がもうずっと脳裏に焼きついていて、昨日のことのように本当に鮮明に思い出せるし。なんかそういう辛い思い出…林さんもそうだと思うんすけど、林さんの場合はまだお母さんは冤罪の可能性もあるし、まだご存命なんで、そういう感覚ないかもしんないですけど、そういう辛い瞬間だったりとか、そういったものはもう鮮明に焼きついてるくせに、なんか母親との楽しかった思い出だったりとか、母親の声だったりとか、そういうのはもうどんどん記憶から抜け落ちていってるっていうのがめちゃめちゃ辛くて。ああ。
お着きました。そうっすね。撮ってもいい? あ、大丈夫です。
マジでその…うまそう。上げ止まってないんだよ。うまいわ。絶対うまいわ。
2年前ぐらいですか? 合わせたい2人って。はい。あ、僕も生ください。それからなんかこういう撮影もするとは想像もしてなかったすね。だから街録が引き合わせてくれてから、お互い2人が割と遊び人だったっていう。酒も飲むし。僕はもう硬派だから全然遊び人じゃないか。
スイッチ変えるんすよ。スイッチ変えるんすよ。カメラが光った瞬間。分かりました。ちゃんと汚い部分出しましょう。一切ない。ちゃんとちょっとスペースとか聞いて、めちゃくちゃ言葉遣い綺麗。何言ってんだよと思いながらたまに聞いてて。めちゃめちゃ言葉が…本当は。だから僕はフォーマル大山ってずっと呼んでる。違う違う。考えて考えて。だって活動やん。活動の大山寛人とプライベートの大山寛人は、裏表とかではなくて、だってセンシティブな話すんだから、やっぱり言葉も選ぶし。裏表があるわけではない、決して。いやあ、女子ばっちりがスペース聞いてて。わあ。でも見らなきゃいけない。やっぱりね、活動の時は活動のモードなんで。
じゃ、こっからホテル帰ったらちゃミスじゃんけんが始まるんです。はい。負けた人がクイっと飲んで。じゃんけんずっと負けてっから、ちょっとリベンジしないと。布団も取られたし。いいって。そんな学生じゃないからさ。いやいやいや、さっきだってあれじゃん。修学旅行みたいにベッドじゃんけんやったら楽しませてるぞ。勝ちてえもん、じゃんけん。ごめん。じゃんけん弱そうだもん。弱い。じゃんけん僕弱いんですよ。そう。僕KJの息子なんで博があるんです。確かに。勝負勝つ。
最初はグー、じゃんけんぽい。お、弱。最初はグー、じゃんけんぽい。弱い弱い。最悪だ。あ、でもここで負けといたら貯めとけるんじゃないですか。あ、負けをね。あと俺たち勝ってほしいし、早く寝てから…。林さんに勝ってほしい。確かに。これが差別なんだな。差別じゃない。差別なんすか?
大阪拘置所、広島拘置所巡りってやってるYouTuber1人もいないと思う。車でね、拘置所旅。拘置所旅。死刑囚の息子旅。途中で捕まるし。捕まるし。確かに人…。そう、女性警官に。新人くらい。可愛かった。可愛かったけど。でもあんなハプニングも面白い。面白くないよ。
2…じゃそれ、日本酒でなんでもいいす。始まりますよ。日本酒じゃんけん。最初はグー、じゃんけんぽい。勝った。勝ったぜ。パワハラすね。パワハラ。いや、もうやめて。本当…ムーブやめて。本当に。絶対勝てると思ったんだよ。よかった。わ、きついな。一気じゃなくてもいいし、自分のペースで飲んでも。待って。半分だったらもう1回。え、どういうこと? 半分だったらもう1回できる、じゃんけん。そんなしたいの、じゃんけん。
おいしい。これ飲みやすい。美味しい。まあ大場所なんで甘いすよね、多分ね。そう。飲み美味しいんだ。来週ぐらいやめない? 大丈夫? 確かに、しの圧力。そう。加藤君にも聞いてるから。初めて出会った時。確かに。もう来月ぐらいいないんじゃないのって。確かに。あの死刑囚のスタンドを2人とも背後に持ってるから。よう考えたら大山さんパン一じゃん。パン一です。映ってない。
え、じゃ、じゃんけんします。その半分やだな。飲みたくねえな。KJの血が今騒いでます。KJ、確かに稀代の詐欺師だもんな。さっきグー。僕はグー出してます。じゃ、もう絶対にグー出します。広島連続保険金殺人事件vs和歌山カレー事件vsただの児童養護施設の息子。元。これあげたら職員の息子。一緒。最初はグー、じゃんけんぽい。めっちゃ忘れちゃったけど自分。良かった。全員初刑だ。グー出してたら勝ってたんすよ。勝っとったす。正直だから。だから嘘言っちゃったから。そう。やっぱそう。それはやっぱちょっと。KJ本当可愛いんだよな。
マジで恋してんの受けるのはいいな。いいですね。あ、もう家族作ろっかな。いや、作っちゃいましょうよ、家族。作らんすよ。作りなっていいって。作っていいとかさ、もう強いすぎてるって。いや、でも家族はやっぱ欲しいなとは思いますよ、正直。まあね。だけど冷静にやっぱり僕考えちゃうんで。散々自分が受けてきた差別だったりとか、そういうのが家族に向いてしまうことを考えると、活動って絶対やめないといけないと思いますし、そうなると僕は活動は続けていきたいんで。
両立できないもんですかね。僕の事件なんかだって、僕が発信をすることをやめてしまえば風化する事件ですからね。確かにね。言ったら広島で起きたたった1つの事件というか、小さな事件なので。僕からしたら決して小さい事件ではなかったですけど。いや、もちろん。だけども、表立って顔を出して本名で活動をしなければ、正直風化はしてたと思うので。やらなければ多分普通の日常だって送ろうと思えば送れなくもなかったかもしれないし。だからふとした時には思いますよね、やっぱり。あ、家族っていいなっていうのは。
林さん結婚願望とかあるの? 正直三谷さんの…社宅じゃないですか。だからそれで常に仕事をしてる横で家族の風景があるのを見てると、いいなって思ってます。
だから昔はね、今だと僕もいいなんですよ。ただ、自分がなんだろうな、前向きになれる前は、ただただ楽しそうに公園で遊ぶ…今日の大阪の公園でも目の前で子供連れが遊んでたりした風景あったじゃないですか。ああいうのを見ただけで嫌悪感というか、なんでね、自分には周りに当たり前にあるものがないんだっていう、ひがみだったり妬みだったりとか、そういう感情に押しつぶされてたんでね。いいなっていう目ではその頃は見れんかったっすよね。ああ。だけどやっぱり、自分でね、覚悟決めて前を向いて進むようになってからは、妬まなくなったし、比べなくなったし、いいなとは思いますけどね。ああいう形で家族を失った分、家族に対する憧れはやっぱり強いから。もし自分に家族ができたら誰よりも愛すだろうし、誰よりも大切にするだろうし、本当幸せなんだろうなとかめっちゃ思うですよね。まあ作らんけど。なるほどね。
お酒飲も。あ、だめだ。これ酒が足りてないわ。確かにすぐさまフォーマル大山が出てきましたんで。フォーマル大山がすぐ出。あ、もうモード切り替わったんで。早い。あ、カメラで撮られとるわって。フォーマル大山で。僕のフィルターを外すのはね、まだ酒が多分6Lぐらい足りないです。6Lも飲まないでよ。死んじゃうって。
これ聞いたらまた夢出てくるかな? え? いや、今林さんがエナジーフロー流してくれてるから、これ聞きながら寝たらまた夢に出てきてくれるかなって。和歌山からだから出たんじゃないですか。なんすかね。今酒飲みながら再度この曲を流してみると、その葬儀の時の状況というかっていうのがすごく鮮明に蘇ってきて。この曲を流しながら本当にみんなが泣きじゃくりながら、母の棺桶を囲って花を一輪一輪に添えてくんですよ。この曲を流しながらね。で、そん時に父親が棺桶の中で横になってる母の体に自分の体を当てて、「ひろみ」って言いながら泣きわめいてる、泣き叫んでる。その光景っていうのがすごい蘇ってきて。
林さん、KJと酒飲みしたりすることない? あ、飲まないんですね。そうか。だから僕はね、親と酒を飲み交わすっていうことが今までにないんですよ、経験上。だからもうそれが唯一できるのが母の墓の時だけなんで、身内でね。乾杯しますか? 乾杯しますか? しときます。ここにあるんですよ。あ、上か。人生には何度経験してもいいものが2つあります。1つ目、失敗。2つ目、乾杯。ほんまおもろいわ。どうですか? 使えそうですか?
広島に来たとか、広島に来るからとか、そういう事情もあるかもしんないですけど、いつも以上になんか当日のことをすごい思い出してるんですね、今。大丈夫かな、俺。明日ちょっと怖なってきた。なんかさっきからずっとそれ言うんすよね、この移動中ずっと。だからそもそも、やっぱりあの現場に行くって、自分の中ではその場にも線香上げたいから行くんですけど、行かなくて済むんであれば行きたくない場所では正直あるんですよ。僕もそうでしたよ。今日ですよね。毎回そう。だから共感してもらえると思うんですけどね。その場に行けば絶対に呼び起こされる記憶ってあるし。そう。僕がそれがもろなんで。怖いすね。怖いすね。
どうしよう。発狂とかしちゃったら止めてね。本当にマジで。母親に対してはやっぱりその親孝行ってできた試しがない。小学校の時に小銭を貯めてね、お小遣いで母親にテディベア柄のハンカチをプレゼントしたんですよ。もうそれぐらいで。そん時もめっちゃ怒られたんですよ。そのテディベアのハンカチが1000円ちょっとしたんですよ。で、僕10円玉とか50円玉とかを大量に貯めて、それで1000円ぐらいにしてたの、その金額をね。で、それをお店に持ってく時大変じゃないですか、お店で支払う時。その小銭だらけで1円だったり5円だったり10円だったり50円だったりがいっぱいあるやつを持ってくのか。だから母親に両替してくれってお願いしたんですよ。そしたら母親が「なんであんたそんな金持ってんの」と。僕すぐお小遣い使っちゃうタイプだったんで。「何を考えてるの」みたいな感じでちょっと怒られて、で、僕すんごい大泣きしちゃって。
僕はだって母親にプレゼントをしたいと、母の日だったから。だけどやっぱりこうサプライズをしたいわけじゃないですか。子供ながら。子供ながらに。だから何も理由を言わずに、支払いの時に困らないように大きいお札に変えて欲しいってだけだったんですけど、そんな怒られると思ってなかった。だから僕泣きながら家飛び出て、その小銭をこうやってポケットに無理やり入れて握りしめて。でしばらく公園とかで1人で泣いて、泣きやんだ後に、そのモール街というか、そういう商店街があったんですよ、その団地の中に、その住宅地の中に。で、その商店街でハンカチを買って、でプレゼントして。で、母親にプレゼントすると、両替して欲しいのはそういう意味合いだったんだってことを母親が理解して、で、すごい泣きながら僕のこと抱きしめてくれたっていうことがあったんで。あ、だめだ。泣いちゃうわ、俺。そう。だからそれがもう唯一できた親孝行かなっていう感じ、本当に。
だからもうちょい生きとれば、長いこと生きとってくれたら、もっとできたこともあったんだろうけど。明日大丈夫すか? 大丈夫だと思う。ちょっとタバコ吸ってくるね。1回一緒に行きます。ちょっとだめだ、俺今日。…大銀場買いかねない。あ、この曲が…あ、だめだ。なんかやばいな、今日。
なんか何もしてあげられんかったなと思って。かける言葉が見つからないですけど。ね。そうなるすよね。そうです。
だからお母さんに思いを馳せれば馳せるほど、お父さんのことも考えちゃうし。そうね。お父さんのこと考えちゃうと、お母さんに対しての罪悪感が生まれちゃうっていう、めちゃくちゃ複雑な境遇ではあるんですよね。本当にね、言うと綱渡りしとるみたいな感じですよ。どっちに傾けでしょ? 本来は。だからどっちに傾きすぎても落っこちちゃうみたいな。加害者家族でもあり、被害者家族、遺族でもある。
そう。思い出せば思い出すほどにね、弱くなっていく自分に嫌気がさしてくるというかね。もうだって今僕38じゃないですか。事件が起こったのって2000年ですからね。もう何年経ってるって話です。今年26年。26年経ってるのにも関わらず、まだそのことを思い出すと泣けてくるってね。だからこういうシーンは基本的には撮影される時に出したくなかった、本当はね。なんかこうクールな自分でいたかったんですよね、正直。俺ちょっとピンで酒買いに行ってくるかもしんない。ちょっと今日の沼には雇とれんかもしんない。
林さんはああいう大山さんの姿って見たこと今までありました? ちょこちょこ。2人だったら、ああいう情緒不安定な。うーん。僕でもあそこまで感情出すことがもうなくなっちゃって。ああ。僕はね、意外と肉体は強そうに見えるんですけど、心がやっぱり優しくて弱いです。
昔の自分を見てるみたい。昔の自分ってどういう? 1つ1つに傷ついて、それを人に見られたくないからお笑いに変えたり演じたり、ピエロ…みんなと一緒だよって、一般社会に生きてる人たちと同じように見せたりすることに疲れて、1人で僕はクラシック聞くみたいな。で、クラシックにものすごく響くでしょ。だから音楽ってすごい胸打つ時が、普段聞いてても「あ、こんな曲か」ぐらいの曲が、急になんかシチュエーションと重なった時にずしっと胸に来る時があったりして。常に何かを聞いてごまかしてるっていう。で、冷静になると嫌なこととか昔のこと思い出して、ああなっちゃうんで、常に何か情報を耳から目から入れてごまかしてるんですとか、こういう頭をちょっとお酒でごまかしてとか。この複雑な人間の…母親は死刑囚なんだけれども死んで欲しくないとか、お父さんは死刑囚だけど死んで欲しくないっていう感情が文章になって記事になって新聞に載ると、やっぱりどうしても理解を得れないと、活字で出ると。
で、映像で見ても全部が全部伝わるわけじゃないからっていう。で、こうやって寛人さんと喋ってみて初めて、あ、この人別に悪気なく生きてんだなとか、そういうのが伝わる瞬間があるじゃないですか。1日2日過ごしてみたいな。で、これを感じて欲しいですよね。できればね。
なんか話します? いつも線香上げに来るんです? そうすね。…時は、この事件の現場と、あとは母親の墓で一応線香を上げに来てますね。
この場所なんですか? そうです。あの赤いボックスが目印で、っていうのもこん中に、一応さっき許可もらったんで開けさせてもらうんですけど、多分当時のもののまんまだと思うんですけど、浮き輪だったり救命具というか、ライフジャケットとかが入ってまして。で、浮き輪を僕持って、ここの海岸沿いを走り回っとったんですよ。お母さんお母さんって言いながら。で、ちょうどこのボックスのある正面ら辺が、その母親が遺棄されたであろう場所ですね。
大山さんは、お父さんと一緒に夜釣り行こうって言ってここに来たじゃないですか。はい。で、最初釣りをしていて、さっき言ってたお母さんお母さんって探し回ってるのはいつの時間? 釣りをしてるのが、ここに車を止めて、僕随分向こうの方で投げてたんですよ。で、父親は車の反対側の方で釣りをしていた。で、しばらく経って父親が向こうの僕のポイントに来て、一緒に横に並んで釣りを始めて。で、しばらく経って釣れないもんだから車に戻ってくると、母親がいなかった。で、その間に父親の方から、何かが海に落ちる音とかしなかったかとか、そういう言葉を聞いていたんだけど、いなくなった母の状況から察して、海に落ちたんだなってことになって。で、そこからはもう父親は警察に電話するために近くの公衆電話へ。で、僕はその間1人で浮き輪持って走り回ってたんですね。
で、見てもらった通り、本当にこう港に対する街灯ってのは全くないので、海側に対して。だから深夜は本当に3m先が見えんぐらい真っ暗だったんですね。…ってことです。そうですね。ただ、僕はただ母親が車で助手席を横に倒して眠っていただけだと思ってましたし、ましてやつい数時間前までね、一緒に食卓を囲んで家族団らんで過ごしていたというか、生きていた母が、まさか数時間後に亡くなってる状態でここに横になってるとは思いもしなかったので。
なので、この場所は結構特別な場所で、よくこの海には父親と2人で来てましたし、で、事件の現場となった海もここだし。なのでこの港が真っ暗な状態で、それこそあそこからたくさんのパトカーだったり救急車だったりレスキュー車が来て、真っ暗だった海がその赤色灯で真っ赤に染め上げられるわけですよね。その光景っていうのがもうずっと脳裏に焼きついて離れなくて、もう全て覚えてますよ。
その父親が当時乗ってた車がパジェロって言うんですけど、そのパジェロを頭側、車体前方がこっちを向く状態でこう止まってたんですよ。ってことは助手席がこの位置に来るじゃないですか。なので助手席の窓を開けて扉を開けて降りようとしたら海に転落するっていう状況だったんですよね、止め方的には。なので誤って助手席から降りようとした母親が海に転落したみたいな、そういう状況に偽装工作してたというか。
お父さん、葬式では泣き叫んでたっておっしゃってます。そうですね。だからこそ、あの涙は何だったのかっていうことで、もう憎しみだったり怒りだったり、本当に言葉じゃ表現できん感情が湧き上がってきたというか、込み上げてきたというか。
え、色々事情を聞いた後に、思うってどういうことだったのかと今整理してるんですか? 裁判ではね、連続保険金殺人事件っていう形で死刑判決になってますと。それが世間的には真実だと思うんですけど、父が語る事件の真相っていう部分を僕は信じてはいるので、仕方なかったとも思えないし、許すこともできないですけど、なんだろうな。もう恨む気持ちをここまでで終わらせるとしか言いようがないですね。許すことは絶対できないんで。
僕も線香上げときます。せっかく来たし。あ、いいんすか? すいません。ありがとうございます。はい。
キスをめちゃめちゃ釣りに行くのが好きだったすね。じゃあ砂浜…。砂浜からでも、こういうとこからでも釣れましたよ。
で、キスを釣って帰ると母親がキスの天ぷらに揚げてくれるんですよ。で、その時に一緒にちくわの磯辺揚げも作ってくれて、それがむちゃくちゃ好きで。はい。へえ。だって、ちくわの磯辺揚げが食べたくてキス釣りに行ってたみたいな感じですね。本当に。
母親、料理がすごく上手だったんで。お互いのそういう事件の現場に行くと、本当、言葉何かけていいかわかんないですよね。僕もそうでしたけど。林さんとこ行った時でも。逆に今日は林さんとか他の皆さんで来てる分、なんだろうな、ちょっと保てるかもしれないです。ああ、逆に。
あ、そうだ。そういえば和歌山の林さんとこの現場でも撮らしてもらっとるし、ここでも写真撮っときます。今。はい。うわ、うわ。
せ、せとか、ごめんなさい。申し訳です。どうぞ。全然滑れんやん。すごい金玉が潰れた。
楽しいも混ぜた方。いや、そうです。もちろん、もちろん。そうです。確かに。楽しい楽しい。そう、そう。嬉しい。楽しい大好き。うわあ、すごいね。で、景色がすごいね。一生写真撮ってるな。
母の日が近かったので、ちょうどいいカーネーションが売ってたんで、今回は供えようかなみたいな。
前はこう言ってたって言って、揚げ足を取りにくる人います。そう。すごく多いんすよ。だからそれが嫌なんすよね。気持ちが変わることってあるんですね。
すげえ可愛くないですか? このカーネーション可愛いっすね。可愛いっすよね。へえ。彩りもいいっす。母親がね、こういう紫系が好きだったんすよ。
入り。あれ、拘置所ぶりですか? 拘置所自体来るのは、もう面会しなくなってから来てないので、4年半、5年ぶりぐらいじゃないですか? もしかしたらその間に取材で来たことはあるかもしんないですけど、大体その2011年の、えっと、6月7日に刑が確定して、そっから約10年ぐらい経った2021年、2022年頃から手紙のやり取りが止まってるので、なのでそれからはもう来てなかったですね。
はあ。またもう1回面会しようかなって気持ちに変わることはないですか? ないと思います。じゃないと今まで我慢してきたものが全て水の泡になっちゃうんで。会いたい気持ちを押し殺してきた、その時間が。
懐かしすぎるな。すごくこう住みやすい、自然に囲まれた住宅地でしたね。そう。だから、母親が多分選んだと思うんですけど、子供にとっていい環境でっていうところで。
あ、やっぱ第5公園。第5公園。変わってない。変わってない。リビング。まあ、リビングっすよね。あ、ここに住んでたんすか? はい。ここですね。もう雨風しのげればどこでも良かったんですけど、まあ地元だし。寝る、寝るんすか? 寝てました。なんで、ここに友達からもらったブランケットっていう、ちょっと大きめのバスタオルみたいなやつを床に敷いて寝てました。
これぐらいなかった? 夜中誰も来なそうっす。で、清掃に周期的に来るおじさんがいるんで、そことは被らんようにその時間帯は出て、で、さっきすごい登り坂あったじゃないですか。あれを下ると商業施設みたいなとこがいっぱいあるので、そこに行って、何て言うんだろう、試食でウィンナー食ったりとかして凌いで、で、その商業施設が閉まったらまた登り坂を登ってきて、ここに戻ってきてみたいな感じの生活が1年、1年半ぐらい続いたのかな。
一応その時って携帯持ってるんですか? 途中からありました。途中から、その当時まだソフトバンクじゃなくてボーダフォンの頃に、こうエンジョルのっていうストレート携帯があったんですよ。なんかプリペイド。そう。それを友達が買ってくれて、それを使っとったっすね。連絡取れてたんですか? そうです。そうです。ただこっちからかけれんかったですからね。
この水、水道ありましたか? いや、新しくなってます、これ。こんな綺麗じゃなかったです。へえ、完全に新しくなってる。そっか。あ、しかもこれ食べれるやつじゃないですか? そうなんすか? これ食べれるやつですよ。多分。食べれるもの把握してるんすか? なんか見たことあるっすね。食べれるやつだと思う。これ、当時こういうので水飲んでたんですか? 飲んでましたよ。めっちゃ。何これ?
あ、いいじゃないですか。子供の遊ぶもので大人は遊ばないでくださいってコメント来るぞ。子供や。これさ、飛んでこのバー超えれると思う? 超えれるんじゃない? 1回試してみていいか? いや、これ見たいこと言ったらあれ。いい写真撮っとる人、さすが。でも、じゃあ逆上がり、マスムスがやっぱ逆上がりしてるシーンって世界に1個もないから。そういう映像。世界に1つだけの。あ、いい。お、あ、できた。
古いから音が。筋トレする余裕が出てきた。すごい、やっぱ映画みたい。なんか。あ、数えてないっすね。100、100もしないっすよ。俺でかい体。みんなこの動画好きだな、俺。これを、これさ、飛んでこのバー超えれると思う? 超えれるんじゃないですか?
なんかの映画の最後の終わりのシーンにした。超えれると思う? 超えれるんじゃないんですか? あるじゃん、よく映画で。そう、意味深だね。あんなようわからん会話の終わり方。
カヌがいい。いい感じかな。いた。写真にね。
折り鶴の台。あ、折り鶴持ってって私やりましたよ。僕ら、小学校の時折り鶴折ってますもん。ああ、そう。だからもうクラスみんなで千羽鶴作るんすよ。で、原爆の日にここに持ってく。へえ。じゃ、広島中の小学生たちはそういう事が学校の行事で。そうです。だから広島人で鶴折れない人いないですよ、多分。へえ。すご。知らなかった。そんなの毎年やるんすか? 毎年。確かに綺麗だもん。新しいっていうか。入れ替わってんでしょうね、きっとね。
すごいしてるの外人じゃないです? 日本じゃないです。
いや、でもあの選曲が外人じゃないじゃないですか。そうですね。シャンナの曲を流す、平和記念公園の前で。やばいっすよね。あれ好き。乗ってんのめっちゃいいな。いいな。もう今死語になってますけどドキュンっすよ。人目を気にせずに自分たちを生きてます。めちゃくちゃ。わざわざここでするって。めちゃ聞かせたいんじゃないですか。神の曲を。
風が気持ちいいね。風がいいね。広島人だけど久々に来るとテンション上がるな。上がるっすね。すごいっすよ。
生きることは結婚式してることにできるよ。生きてさ入れたいなんてないのさ。誰が君を殺した?
何のお守りっすか? え、なんか万能お守り。万能お守り。色、ちょっと好きなの選んでください。え、紫と水色。あ、いただきます。ありがとうございます。ありがとうございます。僕は林さんと揃いでレッドなの? あ、レッド。レッド。これ広島って書いてあるっす。あ、いいです。おしゃれ。いいです。
あ、ごめんなさい。ここ間の間に入った。やばかった。終わっとったね。あ、ソーリー。お嬢ちゃん、プリンセス、サンキュー。
3、2、1。3つけたのはマジで。
うずさん、猫さんじゃない? カさん。しカさん。見てほら、めっちゃ気持ちよさそうな顔してるさんがさ。うまい。
アこがやば。うま。うますぎですね。やばいな。はい。肉もう食べた。
早かったっすね。1日が早かった。てか結構怒涛のスケジュールですか? うん。怒涛。地味に。でこっから和歌山っすか? 頑張ってください。僕はちょっと仕事上の都合で新幹線で帰るんで。ありがとうございます。ありがとうございました。よろしくお願いします。
東京まで今の、7時間半ぐらいある。運転が。着くのは今日の夜の2時くらい。そうじゃ、今からは林さんを大阪で下ろすんだけど、大阪までだいたい2時間半ぐらい。大阪、東京に向けて回復しときたいから、大阪まではあの、林さんに運転してほしいっての。そう、交渉しなきゃいけないけど。交渉の材料っつってジャグラーエナジーっていう。ジャグラーエナジー初めて見た。ジャグラーっていうのはスロットの機種なんだけど、多分なんとなくスロット好きそうだし。
ちなみに、これなんでこんなお願いするのが気まずいかという、午前中2時間半ぐらいもう林さん運転してるって。結構運転しました。今んとこ色々差し引いても1番運転してるから。そんな中でもう1回、お願いします。はい。
ジャグラーエナジー。ジャグラーエナジー。こんなの売ってたんだ。ありがとうございます。あ、乾杯。乾杯。乾杯。本当はお酒がよかったですけど。林さんはスターバックス。スターバックスボーイです。
夜8時41分から大阪、遠くないっすか? どうですね。4時間。どうしても東京に戻らない。確かに、どうしてもいいや、そうですね。色々とるってことで。あ、都会が。都会だな。大阪は。和歌山、広島から来てると断トツで都会ですね。断トツですね。うん。僕、名古屋も行ってましたけど、名古屋より都会でした、やっぱ。
お疲れ様です。お疲れ様でした。また動画楽しみにして。疲れた。お疲れっす。あ、ありがとうございます。ありがとうございます。
じゃあ、お願いします。お願いします。お願いします。あの、LINEで相談したと思うんですけど、街録チャンネルでちょっと、2人の曲を作りたくて。はい。それをちょっと2人に歌ってもらったり、林さんギター弾けるからギター演奏してもらうみたいなことやりたいんですけど、それってやってもらえたりします? 全然、あの、黒歴史にならないような感じであれば。はい。あ、いいですか? はい。いいっすよ。
で、でも曲作るのにお金かかるから、それをプロジェクトにしていきたいなと思ってるんですけど。はい。最終的には1個のVTRにして、それを流した後に2人が歌うみたいな感じのイベントをしたいと思ってて。ほうほうほう。だから、まだ全然箱とか当たってないんで、来年の今頃なのかみたいに向けてやってくみたいな。うん。はい。
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