AI時代に創作で食べていけるのか 岡田斗司夫が「人生相談」で語った創作・日本の将来・世代論・第3次大戦
岡田斗司夫岡田斗司夫ゼミの「サイコパスの人生相談」第457回は、2022年9月25日の配信を編集したものだ。岡田は冒頭で、前週の動画で生成AIによって漫画・アニメの制作現場がどう変わるかを話したと振り返る。今回はその続きとして、作品を作って生計を立てることはこれからも可能なのかという質問を扱う。ほかに「日本は終わった」という言説への疲れ、世代間の断絶、第3次世界大戦への不安、映画『さかなのこ』の一場面についての質問にも答えている。
未来に関する質問が多い回だが、岡田は自分はあまり悲観していないと述べ、感情を込めずに「普通に考えるとこうなるのではないか」という話をすると断っている。動画の最後には、4年後の現在から見直した追加コメントも付いている。
エホバの証人に関する訂正
最初のお便りは、前の回での岡田の発言に対する訂正である。9月18日配信の「世界政府は可能か」の無料部分の最後で、岡田は「エホバの証人は近代医療を否定している」と話していた。相談者は、エホバの証人は輸血を受け入れないだけで、それ以外の近代医療は受け入れており、手術も普通に受けていると指摘した。新型コロナのワクチンについては、世間一般よりも接種した人の割合が多いと思うとも書いている。相談者は、取り上げなくてかまわないが、どんな分野もよく調べる岡田らしくないと感じたので送った、と添えていた。
岡田はこれを認めて謝罪した。輸血を拒否した事件を通じてエホバの証人を知ったため、近代医療そのものを否定していると連想してしまい、その前提で話したという。そのうえで、輸血をしない以上、受けられる手術には限界があるとも付け加えている。
創作で食べていくことはできるのか
2つ目は10代男性からの相談である。相談者は何かしらの作家になりたいと考えているが、岡田が以前に示した「いずれ漫画家やアニメも失業する」という予想を聞いて強い不安を抱いた。好きな漫画を描いても誰にも見てもらえないのではないか、仕事にならず、お金も稼げないのではないか。漫画家、絵師、アニメーター、小説家になるのは無理なのか。あるいは、それらに代わる新しいジャンルの創作が生まれるのか、という質問だ。
岡田の答えは「無理ではないが、加速度的に食えなくなっていく」というものだ。例に挙げたのは、『るろうに剣心』のオープニングを歌ったシンガーソングライターの川本真琴の発言である。岡田によれば、川本はサブスクから得られる利益がどれほど少ないかを語り、サブスクというシステムを考えた人は地獄に落ちてほしいと思っていると述べた。サブスクをやめればいいと言われても、CDデッキを持っていない人が多いのだからどうにもならない、という趣旨の話もしていたという。
岡田はこの例を、かつてメガヒットを出した人でも数年たつとコンテンツが古いものになり、誰も見なくなってしまうことを示すものとして取り上げた。人々は今流行っているもの、ネットで評判のもの、周りのみんなが聞いているものしか見聞きしなくなり、それ以外への興味を失う。これは岡田がかねて語っている「イワシ化」の当然の結果だという。
「作品」が消えて「コンテンツ」が残る
ここで岡田は、「作品がなくなり、コンテンツだけが残る」という自身の見方を説明する。作品とは、一つひとつが独立したものだという20世紀的な捉え方である。一方でコンテンツは21世紀的な捉え方で、個々の作品や曲が「環境」になっている。魚にとっての水温や匂いのように、心地よい環境として存在しているというのだ。
そのため、過激な作品が流行ると「やはり作品の時代は続く」「ぬるいコンテンツではなく、こんな重い作品も受けている」という声が上がる。しかし岡田の見方では、それは魚たちがピリッと冷たい水温や、スパイシーな匂いのする水のほうへ一斉に移動しているだけである。人々が中身のある作品を求めているということとは違う。イワシの群れはまたすぐにざっと移動していく。
こうした状況が続く以上、今はクリエイターにとっていい時代ではない、と岡田は率直に述べる。以前から「トップ以外は食えなくなる」と言ってきたが、いずれはトップクリエイターもオワコン化の速さに追いつけず、食えなくなるだろうと予想している。
中世のクリエイターに戻るという道
では相談者はどうすればいいのか。岡田は「パッと思いついただけ」と断ったうえで、個人から依頼を受ける形がいいのではないかと提案した。言い換えれば「中世のクリエイターに戻る」ということだ。
岡田はネット社会を「デジタル中世」と捉えている。今日アーティストと呼ばれる人々も、中世には教会、貴族、王様などのスポンサーから発注を受けて絵を描いていた。19世紀から20世紀にかけて一般大衆が作品を評価するようになり、「市民の時代のアーティスト」が生まれた。岡田は、それがもう一度昔の形に戻るのではないかと考えている。個人から「こういうものを描いてくれ」「こういう曲を作ってくれ」と頼まれ、誰かのために模型を作り、誰かのために曲を作る。そういう世界に戻っていくのではないか、というのが岡田の見立てである。
「日本は終わった」という言説にどう向き合うか
3つ目の相談者は、TwitterやYouTubeで「日本は衰退するだけだから海外に移住できるようにしておこう」という宣伝文句で英会話アプリなどを勧める広告をよく見かけるという。この「日本は終わった感」に心がやられているが、どう治せばいいのか、今後日本で生きていくことは苦しくなるのか、と尋ねた。
岡田はまず大きな前提として、日本の人口はこれから減り続け、それは変わらないと述べる。国民総生産も減っていくので、経済的に良くなるはずはない。ただし、それを当たり前と受け止めてしまえば案外大丈夫だと岡田は考えている。教育レベルや、どれだけルールを守るかという意味での民度が非常に高く、安全度も高く、文化レベルも高い。ほぼ全員が文字を読めて、ある程度の簡単な絵も描けるのは世界的に見てとんでもない水準だという。そのため岡田は、日本はまだ30年ほどは世界で一番住みやすい国であり続け、総合的に見ればトップ10どころかトップ3に入り続けると見ている。他国と比べた批判がいろいろあることも認めたうえでの見解である。
ひろゆきの発言は「前提条件付き」
岡田が問題視するのは、「日本はもうダメだ」「海外に移住するしかない」「若者は常に海外を見ろ」という声のほうだ。その代表例としてよく挙げられるのがひろゆきだが、岡田によれば、ひろゆきの発言をよく聞くと中身は違う。ひろゆきは「やる気があって稼ぎたいのなら」という前提条件を付けたうえで、海外に行ったほうがいい、英語を使って海外で仕事を探したほうが手っ取り早い、と話している。ところが聞く側はそれを「若いなら絶対に」と受け取ってしまう。切り抜き動画を作る人も、長くなるので前提条件の部分をカットすることが多い。岡田は、ひろゆき自身は住みやすさでは日本はとても良く、ご飯もこの値段でこれほどおいしい、とも言っていると補足した。
そのうえで岡田は、ひろゆきとは意見が分かれるかもしれないと断りつつ、自分の人間観を示す。半分以上の人間は、生まれた場所以外では幸せになれない生き物だと岡田は考えている。人間には、生き抜くために移動したいという動物的な欲望と、一つの場所に根を張って生きていきたいという植物的な欲望の両方がある。これは日本人に限った話ではなく、人は自分が生まれ育った文化のある場所以外では幸せになりにくい。岡田自身のような「根なし草」はどこでも何とかなるが、多くの人はそうではない。だから無理に「日本はもうダメ論」に飲み込まれないほうがいい、というのが岡田の答えである。
世代論はマーケティングの道具
4つ目は高校生の男性からの相談だ。最近、上の世代から自分たちの世代が非難されていると感じることが多く、それが世代間の壁になっているように思う。だから自分は下の世代を否定しないようにしたいが、育った環境の違う世代の考え方はどうすれば理解できるのか。岡田が高校生の話をするときに自分たちの世代の考えをよく理解していると感じたので聞いてみた、という内容である。
岡田はまず、よく語られる世代論には2種類あると整理した。1つは「若い世代けしからん論」で、Z世代や映画を早送りで見る世代はけしからん、頼りにならない、もっと元気を出せ、という言説である。もう1つは「若い世代は親父たちに騙されるな論」だ。岡田は、この2つは実はまったく同じものだと言う。違いはマーケティングでどちらを客にしようとしているかだけである。40代・50代以上を相手にする人は「若い世代けしからん論」を語り、10代から30代を客にしたい人は「上の世代に騙されるな、お前らは自由なんだ」と語る。どちらも嘘を言っている、というのが岡田の見方だ。
さらに岡田は、中年以上を相手にしたマーケティングには、年収、老後、家族、子供の心配など、不安や不満を煽る手段がたくさんあると指摘する。一方で、若い人の不安を煽る手段はなかなか見つからない。物を見せても、「モテたいだろう」「友達が欲しいだろう」と言っても反応はクールだ。そこで、若い人がマウントを取れそうな唯一の概念として「世代」を使って商売をする人が多いのだと岡田は考えている。だから岡田は、どちらの世代論にも冷ややかな目を向けている。
世代は「地層」であり、耕すことが大事
代わりに岡田が示したのは、「世代は地層である」という考え方だ。当時64歳だった岡田は、自分の価値観を図にして説明した。一番下に昭和中期の価値観があり、これは「これから高度成長の時代だ、頑張れば何とかなる」というものだ。その上に昭和後期、つまりバブル期の「世の中金だ」「海外に行って大きいことをすれば何とかなる」という価値観が乗る。さらにその上に平成と令和の価値観が少しずつ積み重なっている。新しい価値観は上に来るが、12歳までに身についた価値観が一番下で最も大きい。図では少なめに描いたが、実際には半分以上を占めるという。12歳、35歳、60歳と積み重なった層で、64歳の自分の価値観はほとんどできているのではないかと岡田は述べた。
この台形の頂点の広さは、今どれだけ新しい人や新しいものに接しているかで決まる。一方、底辺の広さはその人の体験量や人付き合いで決まる。同じ世代とばかり話し、同じ世代が見る音楽やアニメや漫画ばかり見ていると、頂点が広がらない。
岡田は、最新のものを見るのと同じくらい、昔を思い出すことも大事だと言う。人間の精神は農地のようなもので、しょっちゅう混ぜないと固まってしまう。古いことを思い出して誰かに話したり、新しいものに出会って昔の体験と照らし合わせたりすることは、自分の農地を耕すことにあたる。そうすることで作物が豊かに実る。若い人は流行ばかりを追いかけて頂点が狭くなりがちだが、ここを広く取っておくと、40代、50代を超えたあたりで大きく役に立つと岡田は考えている。
「老害」という言葉を使わない理由
世代は地層が重なったものにすぎないので、60代だから頭が古いということにはならない、と岡田は言う。同じ64歳でも、昭和の価値観に凝り固まって「若いやつは」と言う人もいれば、新しいものが大好きで誰とでも話す人もいくらでもいる。人間はそれぞれバラバラなのだ。
そこで岡田は、「老害」という言葉は使わないほうがいい、頭が悪くなる言葉だと主張する。人は誰でも年を取り、そこから逃げられない。それなのに年齢で人をひとくくりにして否定するのは、「女だからダメ」「黒人だからダメ」と言うのと根本的には同じ差別である。それに気づきにくいのは、若者向けに「昭和の価値観に騙されるな」というマーケティングで商売をしている人たちがこの言葉を広めているからだ、と岡田は見ている。年を取ること自体は悪くない。悪いのは地層を混ぜないことだけであり、混ぜさえすればいい、というのが岡田の結論だった。
第3次世界大戦は「もう起きている」
5つ目は20代女性からの相談である。相談者は、第3次世界大戦が間もなく起きるのではないかと予想していた。アメリカの株価暴落から世界恐慌が起き、その後経済的に孤立した日本やイタリアが枢軸となって第2次世界大戦に至ったとされる。景気循環を見ると、約10年ごとの中期的な下落は前回がリーマンショック、直近がコロナで、長期的な大きな下落はまだ来ていないというのが定説だ。世界恐慌レベルで考えると100年周期がそろそろではないか。アメリカでは経験したことのないインフレが起き、ドルが強すぎる状態も周期と合致している。中国、ロシア、北朝鮮の孤立もある。考えるのをやめたいが、動向を追わないことがかえって怖く、軽く病んでいる。歴史は繰り返すのか、考えても仕方のないことと自分のメンタルにどう折り合いをつければいいのか、という相談だった。
岡田はまず、経済の動向にはあまり興味がないので、その視点での相談はひろゆきにスーパーチャットで聞くのがいいのではないか、と冗談めかして返した。そのうえで、第3次大戦については意見があると述べる。岡田の考えでは、第3次世界大戦はすでに起きている。それが「コロナ戦争」だ。始まりは2019年末で、2020年の春ごろに拡大した。2022年の時点で折り返し地点にあり、あと2年は続くと岡田は見ていた。
岡田によれば、この大戦によって大戦前のグローバル経済は崩壊し、人や物の自由な移動はもう戻らない。第2次世界大戦の後に植民地という世界体制が崩れたのと同じように、グローバル経済も過去のものになると岡田は考えている。国と国が戦争をしているわけではないのに、大戦と同じような混乱、ダメージ、分裂・分断が世界中で起きている状態だという。だから、いつ始まるのか、どうなってしまうのかと不安に思う必要はない、すでに始まっているのだ、と岡田は答えた。この点については、有料版の連続講義「2040年の世界」や、2020年春ごろからのコロナ戦争に関する講義で何度も論じているという。
なお、ラインナップにあった「部員にUボートを見せたい」という相談は、読む段になって取りやめたと岡田は話している。
『さかなのこ』の床屋のおじさんは何者か
最後の相談は、沖田修一監督の映画『さかなのこ』についてだ。相談者は、笑ってちょっと泣いて不思議な気持ちになったと感想を書き、「うん」としか言わない床屋さんとの挨拶の場面にはどんな意味があったのかと尋ねた。3回ほどあった場面で、少しずつ違っていたのが引っかかったという。
岡田はまず場面を説明する。主人公のミー坊(のちに「さかなクン」になる人物で、のんが演じている)が一人で住むアパートの2階へ上がる安っぽい鉄の外階段があり、その根元でいつもパイプ椅子に座っている男がいる。床屋の看板の前で、いかにも職人然とした男がタバコを吸っている。ミー坊はすれ違うたびに挨拶し、男は「今日は釣れたか」などと軽く声をかける。1回目と2回目はそれだけだが、3回目には床屋から不機嫌そうな女性が出てきて看板をしまい、男も一緒に店の中へ入っていく。
岡田の解釈では、この男は3回目にようやく登場する女性の「ヒモ」である。理容師の技術を持っているのは女性のほうで、男は近所の人に格好をつけたいので、ベストを着ていかにも床屋らしい服装をしている。岡田も最初は、客が来なくて暇だからタバコを吸っているのだと思っていた。しかし実際には、男は働く気がまったくなく、外でタバコを吸って仕事をしているふりを近所に見せているだけだ。女性はそれにいい加減苛立っていて、看板をガラガラとしまう。すると男は「お、今日の営業は終わりか」と一緒に引き上げていく、という読みである。配信中には「髪結いの亭主」というコメントも届き、岡田はそのとおりだと応じた。
ただし岡田は、これは自分の推測だと断っている。原作であるさかなクンのエッセイは買ったもののまだ読んでおらず、この人物がさかなクンの実際の人生にいた人かどうかは知らないという。そのうえで、この映画の面白さは、こうした人の人生を否定しないところにあると語った。否定的な台詞は一切なく、動きだけを見せる。ミー坊の普通とは違う生き方と、床屋で働く女性のヒモという生き方を、まったく同列に扱っている。それが観客の心をざわつかせ、最後に大きな波のような感動を生むのではないか、というのが岡田の解釈だった。
4年後の追記:AIと創作、そして「見せる楽しさ」
動画の最後に、岡田は2026年の時点から創作の質問に改めて答えている。4年たった今考えても、食べていくのはどんどん難しくなると答えるしかないという。一方で、「作っても誰にも見てもらえなくなるのか」という問いには、そうでもないと述べた。むしろ逆で、食べていけなくなっても創作を続ける人は必ず残るという。
生成AIについては、作家の作品がAIに盗まれているという声がある。しかし岡田は、それはオリジナリティのある作品を作れる人の発想だと言う。大部分の人にとっては、自分の素人っぽいアイデアが、驚くほど高品質なAIの画像になる。昔なら、描きたい女の子やイケメンを描けるようになるには相当な修行が必要だった。今はAIに頼むだけで、自分では作れると思っていなかったものがどんどんできてくる。それは20世紀的な意味では自分の作品ではないかもしれないが、21世紀の現在では、自分が注文してAIに作らせたものを「自分のもの」と言ってもいいのかもしれない、と岡田は話す。
岡田はこれに対する反論も自分で検討している。AIの画像は過去の作品の膨大なコピーによるものかもしれないが、それを言い出せば、人間の描き手も過去の作品を無数に取り込んでいる。ただ人間には自分の手があり、思い通りに描けないことも含めて個性が生まれる。簡単な呪文で出てくるAIの絵が自分の個性と言えるのか、という点は違うかもしれない。しかし、そう感じるのは1958年生まれの自分の感性にすぎず、40歳、30歳、20歳、あるいは15歳の感性からすれば「それは俺の絵だ、私の絵だ」となるのかもしれない。ここはまだわからない、と岡田は留保している。
さらに岡田は、AIに作ってもらったものであっても、人に見てもらいたい、同じことをしている人と見せ合いたいという欲求が、これから伸びていく気がすると述べた。創作の根本にある作る楽しさと表現する面白さに、「誰かに見せる楽しさ」が加わっていく。しかし、みんながそれを無料でやり始めれば、やはり食べていくのは難しい。これが岡田の結論である。
岡田は最後に、これは自分の「体重の乗っていないパンチ」のような軽い答えだと言い、創作はそんな軽いものではないという熱い答えを聞きたければ、山田玲司のチャンネルを見てほしいと勧めて締めくくった。
先週の火曜のですね、あのアップグレード動画で、生成AIによって漫画、アニメの現場はどういう風に変わるのかという話をしたと思うんですけども、今日の動画もですね、そんな話というか続きみたいなのが出てきます。しかもですね、この制作現場がどう変わるのかという質問よりも、もう1歩進んで、今後その物を作って、作品ですね、作品を作って食べていく、職業にしていくということって果たしてできるのかという質問に答えています。
おはようございます。こ全です。なんか急に寒くなったから長袖にしてみたんですけどね。もうどうも落ち着かない毎日、本当に気温が上がったり下がったりですけれどもですね。毎週火曜日はですね、サイコパスの人生相談の過去相談の回を配信してるんですけども、今日はどんなお便りに答えるのかと言うと、今後創作で食っていくことはできるんでしょうか?今言ったやつですね。あと、日本には未来がない、成功するには海外に行かないとダメだっていう人がいる。そういう人は多いんですけど、本当でしょうかって話。あと、第三次世界大戦って果たして起こるんでしょうかって話ですね。
今回はですね、未来に関する質問が多いんですけども、こんなお便りにですね、僕はあんまり悲観してないので、割と感情を込めずに、こうなるんじゃないのかなっていう普通に考えた話をしています。この動画はですね、2022年9月25日だから、もう本当に4年前ですね、4年前の未来予想ですね、岡田第457回を編集したものです。動画終わった後もですね、追加のアップグレード情報ちょっとあるので楽しみにしてください。それではここから無料動画スタートです。
ということでですね、今日のラインナップですね。無料の方はですね、どこまでできるかわかんないんですけども、エホバの信者について、クリエイターの未来、日本は終わった感に疲れてる、下の世代を拒否したくない、第3次大戦は起きるんでしょうか?部員にUボート、ドイツ映画の『U・ボート』を見せた、『さかなのこ』についてとですね、この6名の相談に答えていこうと思います。では1人目いきましょう。
「いつも楽しく視聴しています。9月18日分『世界政府が可能』の無料部分最後で、エホバの証人が近代医療を否定してるという言及がありました。間違いです。輸血を受け入れないだけで、それ以外の近代医療を受け入れてますし、手術も普通に受けています。それこそコロナワクチンに至っては、世間一般よりも割合的には多くが受けてると思います。信者に直接尋ねれば誰でもそう答えますし、刊行物でもずっとそう説明しています。誤解されるのは嬉しくないものの慣れてますし、この話題を扱ったゼミでもないので、訂正したり、このメッセージを取り上げたりはしないで大丈夫です。大体どんな分野についても詳しく調べられてる先生らしくないと感じて、メッセージを送らせていただいた次第です。」
ということでですね、どうも申し訳ございました。ふんふんさんですね。男性40代、ニコニコの会員の方です。本当に誤解してました。僕はなんだろうな、輸血してないという事件で、エホバの証人のことを知ったのでですね、てっきり輸血してない、近代医療を否定してるっていう風に連想して、それの見当で喋っちゃったんですけど、すいませんでした。でも輸血しないから手術を受けるって言っても、やっぱ受けられる手術には限界があるんですね。はい、どうもすいませんでした。
じゃあ2つ目いきましょう。不安まししましさん。男性10代、YouTube無料で見てる方です。「僕は何かしらの作家になりたい人間の1人です。」おお。「先日、岡田さんの、いずれ漫画家もアニメも失業するという予想に、すごい不安を覚えています。それは、いずれ好きな漫画を描いても誰も見てくれないのではないか、仕事もできないのではないか、お金すら稼げないのではないかという3つの不安から絡まった状態です。これから漫画家、絵師、アニメーターや小説家などの創作物を扱う職業につくことは無理なのでしょうか?あるいは希望的観測ですが、それらに代わって新しいジャンルの創作物があるのでしょうか?ご回答をお待ちしてます。」10代男性、不安まししましさんですね。
うんとね、無理ではないんですけどね。多分どんどんどんどん加速度的に食えなくなってくと思うんですよ。えっとね、先週のニュースでですね、『るろうに剣心』のオープニングを歌ってた、シンガーソングライターの川本真琴さんっていらっしゃるじゃないですか。歌手のですね、アーティストのその方がですね、サブスクについて語ってですね、「サブスクでの利益がどれだけ少ないかを知って欲しい。サブスクというシステムを考えた人は地獄に落ちて欲しいと思っている」という風におっしゃいました。「じゃあサブスクやめろと言うかもだけど、CDデッキを持ってない人ももう多い。どないしろという現実なんだ」という風に、割とちょっと熱く語っておられたんですけども。
つまりシンガーソングライターの川本真琴さんって、るろ剣のオープニング歌ってたんだから、かつてやっぱメガヒット出してるわけですよね。そういうメガヒットを出していても、数年経つと、その人のコンテンツっていうのがちょっと古いものになっちゃう。言い方悪いけども、オワコンというほどではないんですけども、もう誰も見なくなっちゃうわけですね。みんながみんな、今流行ってるものとかですね、今ネットで評判のもの、今自分の近くにいるみんなが聞いてるものしか見聞きしないようになってると、それ以外の興味をなくしちゃうんですよ。これは前から言ってるイワシのですね、当然の結果なんですけども。
うんとね、これをですね、僕は作品がなくなってコンテンツだけが残っちゃうっていう風に言ってるんですけど、どういう意味かって言うとですね、作品っていうのは1個1個が独立した、20世紀の解釈なんですよね。コンテンツっていうのは21世紀風の解釈で、それぞれ1つ1つの作品とか曲とかが環境になっている。つまり、魚にとっての水温とかですね、なんかこう匂いのようなですね、心地よい環境になってしまってると。
だから過激な作品が流行るとですね、いや、やっぱりこれからも作品の時代は続くんだとかですね、そんなぬるいコンテンツじゃなくて、こんな大変な作品も受けてるんだっていう風になるんですけど、そうじゃなくてですね、それは魚にとって、そういうちょっとピリッと冷たい刺激的な水温が流行ってるとかですね、あと、ちょっとスパイシーな匂いのする水の方へみんな行ってるだけでですね。そっちの方へ一斉に行ってるから群れてるだけで、やはりみんな中身のある作品を求めてるんだっていうのとは違うと思うんですね。だから、また群れはですね、イワシの群れですからザッと移動するわけなんでですね。
そういう状態が続いてるんで、あんまりクリエイターにとっていい時代じゃないと、正直僕は思っていますね。だから、トップ以外は食えなくなるっていう風にずっと前から僕言ってるんですけど、いずれトップクリエイターの人もですね、オワコン化する速度の速さで食えなくなっちゃうと思います。
じゃあどうすればいいのか。不安まししましさんにですね、僕が今思いつく単純な、パッと思いついただけで言うと、個人の座をするっていうのがいいんじゃないのかなと。つまり、中世のクリエイターに戻るっていうことですかね。ネット社会というのはデジタル中世だって思ってるんですけども、中世のクリエイター、つまり今ではアーティストと呼ばれてるような人たちってのは、みんな教会とか貴族とか王様とかがスポンサーで、発注受けて絵を描いてたわけですね。それを一般大衆が評価するようになってっていうのが、19世紀から20世紀の市民の時代のアーティストになったんですけど、もう1回その昔の形に戻るんじゃないのかと。個人の座の作家で、こういうのを描いてくれ、こういう曲を作ってくれっていう風に言われるようになるんですよね。だから、誰かのための模型を作る、誰かのための曲を作るとかですね、そういう中世のクリエイターの世界に戻っていっちゃうんじゃないかなという風に、僕はちょっと考えています。
次です。3人目ですね。おぼ月さん、女性代ですね。YouTube無料で見てくれてる方です。「岡田先生、こんにちは。いつも映画の分析動画を楽しく見させていただいてます。」あ、もうバーマンのひ村さんと同じですね。「最近TwitterやYouTubeなどで、若者は今後日本は衰退していくだけだから、海外に移住できるようにしておこうのような謳い文句で、英会話アプリなどを勧めるCMや広告アカウントを見かけるようになりました。」あ、それ結構多いんですね。「私はこの日本は終わった感に心がやられています。この病はどうにか治していくことはできるのでしょうか?また今後、日本で生きていくことは苦しくなってしまうのでしょうか?拙い文章で申し訳ないです。答えてくださると嬉しいです。」
おぼ月さん、女性代ですけども、まず大きい話で言うと、人口がね、ここから先、日本というのはどんどんどんどん減ってくんですよ。それはもう変わらないことなんで、経済的には良くなるはずがないんですね。人口減ってきますから。国民総生産がどんどん減ってくわけですから。ただ、それはですね、当たり前と思っちゃえば、僕は案外大丈夫だと思ってるんですよ。
なんでかって言うと、日本国民の教育レベル、いわゆる民度ですね、教育レベルとか一般常識、どれぐらいルールを守るのかという民度はすごい高いし、あと安全度もすごく高いし、文化レベルもすごく高い。日本人はもうほぼ全員が文字が読めて、ある程度の簡単な絵も描けるという、世界を見渡してもとんでもない文化レベルに日本人いるのでですね、日本はまだ30年ぐらいは世界で1番住みやすい国だと思うんですよ。僕はそういう風に思います。それに対しての批判も色々あるでしょう。この国に比べればこうだ、ああだって言うんですけども、総合的に見たら、僕は日本は住みやすい国トップ10どころかトップ3に、あと30年ぐらいはずっと入ってると思うんですね。
問題はどちらかと言うと、日本はもうダメだとか、海外移住するしかないとか、若いやつは海外を常に見ろっていう声がよくあるんですよ。それの代表的な例だと思ってるのはひろゆきなんですけども、ひろゆきは実はですね、よくよく聞くと違うんですね。ひろゆきはよくよく聞くと、やる気があって稼ぎたいんだったらという前提条件で、前提条件のみで勧めてるんですよ。海外行った方がいいですよとか、英語使って海外で仕事探した方が手っ取り早いですよっていう風に、前提条件としては、稼ぎたいんだったらっていう条件を言ってから話してるんですけどもですね。ただ聞く側は勝手に、若いんだったら絶対にっていう風に聞いちゃうんですね。切り抜きしてる人もですね、そのひろゆきの前提条件の部分っていうのを、長くなっちゃうからカットしてる人も多いんでですね。
ひろゆきもですね、無条件に若者は全員海外に移住した方がいい、海外で資格取った方が、仕事探した方がいいというのは全然言ってないんですね。住みやすさでは日本すごくいいし、ご飯もこの値段にしてすごい美味しいという風に言ってますんで、彼もですね。
僕はですね、これはひろゆきと意見が分かれるかもわかんないんですけども、人間というのはですね、過半数の人は、つまり半分以上の人はですね、生まれた場所以外では幸せになれない生き物だという風に思ってるんですね。つまり人間が持っている、動物的な、生き抜くために移動したいという欲望と、植物的な、そこに根を生やしてずっと生きていきたいという欲望と、両方あると思うんですけどもですね。別にこれ日本人だけじゃないんですけど、人間っていうのは、その人が生まれて育った文化があるような場所以外では割と幸せになりにくい。どっちかって言うと、僕みたいな根なし草みたいな野郎はどこででもなんとかなるんですけど、でも過半数の人はそうじゃないと思うんですね。なので無理にしてですね、日本はもうダメだ論っていうのあるじゃない。ああいうのに飲み込まれない方がいいと僕は思います。
じゃあ次行きましょう。4つ目。下の世代を拒否しない。ポンジさん、男性ですね。YouTube無料で見てくれてる方です。「こんにちは、岡田先生。いつも新しい考え方や知識を学ばせていただいてます。ありがとうございます。最近、上の世代から私たちの世代が非難されてるように感じるようなことが多く、それが世代間の壁となっているのかなと、足りない頭ながらもぼんやり考えてます。そのため私は下の世代を否定しないようにしたいのですが、育つ環境が違う世代の考え方をどのようにすれば得られるのでしょうか?岡田先生が私たち高校生の話をする際に、とても私たちの世代の考え方を理解していらっしゃると感じるために質問させていただきました。もしよろしければ回答いただけると幸いです。」
とね。うーん。まあ分かります。分かります。世代論ですよね。世代論ってね、語る人多いんですよね。YouTubeでもね、よく語るんですよ。つまり、多いあの世代論、2種類あって、1つ目はですね、若い世代けしからん論なんですよ。これはポンジさんもよくご存じですね。最近の若い世代、Z世代、もしくは映画をなんか早送りで見るような世代けしからんみたいな、若い世代けしからん、もしくは頼りにならない、もしくはもっと元気出せよ論っていうのがすごくあるんですね。僕はこれはまあないものだと思ってます。
もう1種類はですね、これも僕はすごくないなと思ってんのは、若い世代は親父たちに騙されるな論なんですよ。これって全く同じものなんですね。マーケティングで、どっちの客を取ろうとしてるかなんですよ。つまり40代50代以上の高齢者マーケティングをしてる人っていうのは、若い世代けしからん論をやってるし、逆に10代20代30代の客を取りたいような人はですね、おじさん世代に騙されるなって、上の世代のやつらにこんなこと言われても、そいつらの圧力に負けるな、お前らは自由なんだっていう風にですね。どっちも嘘を言うんですね。なので僕はあんまり世代論っていうのは信じてないし、あんまり語りたくないと思ってるんですけどもですね。
ただですね、お年寄りと言ってもいいんですけど、まあまあ中年以上を騙すためのマーケツールって実は種類が多いんですよ。若い世代批判もそうですけども、年収とか老後の不安とか家族の問題とか子供の心配とかですね、いろんな方法で不満とか不安を煽る方法があるんですけども、しかしね、若い人たちの不安や不満を煽る方法っていうのはなかなかないんですよ。今や物で煽ってもダメでしょ。こういうの欲しいだろうとか、お前もモテたいだろうとか言ってもダメだし、もっと友達欲しいよねとかですね、そんなことを言ってもダメなんですよ。そんなこと言っても反応クールなのでですね、世代っていう、唯一若い人たちがマウントを取れそうな概念で商売してる人たちが、僕はすごく多いと思ってるので、この若い世代けしからん論にも、親父たち世代に騙されるな論にもですね、僕はどっちにもちょっと冷ややかな目を向けています。
僕はですね、世代に関して、地層であるって思ってて。世代は地層であるって、あんまりこんなこと言ってる人いないんですけど、現在64歳の僕の世代地層を図にしてみたんですけども、昭和中期の価値観、昭和末期の価値観、バブルですね。昭和中期の価値観っていうのは何かって言うと、これから高度成長時代だ、頑張ればなんとかなるんですよ。バブルの昭和後期ってのは、バブルの時代という風に言われて、世の中金だとかですね、海外に行ってでかいことすりゃ何とかなるよって考え方ですね。あと平成の価値観、令和の価値観。
僕は64歳だからですね、この昭和の価値観だけなのかと言うと違うんですね。地層のように自分の中で積み重なってくんですよ。だから案外、令和とか平成の1番新しい価値観が上の方に来てるんですけども、やっぱりね、12歳までの頃の価値観が1番大きく下の方でかいんですね。このピラミッドでは割と少なめに描いてんですけど、実際これが半分以上なんですよ。昭和後期のバブル期の価値観がその上に乗っかってて、平成、令和の価値観がちょっとずつあるっていうですね。12歳、35歳、60歳までですね、その人間の価値観って、やっぱ64歳の僕はそれでほとんどできてるんじゃないかなと思います。
これは人によってですね、もっと偏っちゃってる人もいるんですね。つまり同じ世代とばっかり話してると、もしくは同じ世代の連中が見てるような音楽とかアニメとか漫画ばっかり見てると、この間口が広がらないんですよ。間口っていうのはですね、どれぐらい今現在新しい人や新しいものに接してるのかで、この三角形というか台形の頂点の広さが決まるわけですね。台形の元々の広さは、その人の体験量とかですね、人間の付き合いなんですけども、今現在どうなのかというのは、今現在どれぐらい自分は他の人と交わったり喋ったりしてるのかで決まると思ってるんですね。
最新のものを見るのも大事だけども、懐古も実は案外大事なんだと。古いことを思い出して、ああ、そうだったなと。つまり、全ての世代的な価値観っていうのをしょっちゅう混ぜないと、人間の心というか、精神っていうのはですね、農地だと僕は思ってるんですね。農業やる農地みたいなもんだという風に思ってるんでですね。これをしょっちゅう混ぜないと、ただ単に固定しちゃうんですよね。だからしょっちゅう古いことを思い出してそれを誰かに言ったり、新しいことに出会ってそれを自分の昔の体験と照らし合わせたりすることが、自分の農地の攪拌ですよね。こうバーッと攪拌されて、それによって作物が豊かに実るという風に思ってるんですね。
だから今のですね、人たちっていうのは、ついつい今流行ってるものばっかりを、イワシという風に僕はいつも言ってるんですけど、追いかけちゃうので、このてっぺん、台形のてっぺんが狭くなりがちなんですけど、これ割と広く取っとくと、後々ですね、40、50超えたあたりで、すごい役に立ってきて有利だと思うんですよね。
そこら辺ですね、僕は世代というよりはですね、ただ単に地層が重なっていくだけなので、60の人はですね、頭が古いとか考えてないというんではなくて、60の人ももう様々なんですよ。僕と同じ64歳でもですね、もう本当に昭和の価値観に凝り固まって、若いやつはダメだという人もいますし、そうじゃなくて新しいものがすごい大好きで、誰とでも話したいという人はいくらでもいるんですね。人間ってのはそれぞれバラバラなんですよ。
なので僕が、老害って言葉は使わない方がいい、頭が悪くなる言葉という風に言ってるのはですね、そういう風にして60歳とか64歳とか70歳とか80歳っていう人たちを決めちゃうっていうのはすごく危険で。人間って誰でも年取るじゃないですか。だからそこから逃げられないのに、老害って言葉を使うのは、女だからダメだとか黒人だからダメだと、実は同じことを言ってるんですね。実は本当は根本的には差別的なこととか、そういう風なことを言ってるのに気づかない仕組みになっていると。
なんで気づかない仕組みになってるのかって言うと、若い人向けの、親父たちです、おっさんたち、昭和の奴らの価値観に騙されるなっていうマーケティングで商売してる人たちがそういうことを言うからなんですよ。なので僕は老害って言葉は使わない方がいいよと。これは老害マーケティングというかですね、そういう人らに振り回されてるから、そんなこと言っちゃうんだよっていう風に僕は考えてます。こういう風に、世代っていうのはね、僕は地層だと思ってるんで、別に年を取ることは全然悪いことはなくて、地層がどんどん重なってきて、良くないのは混ぜてないことだけなんですよ。混ぜさえすりゃいいんじゃないかという風に思います。
じゃあ次行きましょうか。よいしょ。ややさん、女性20代、YouTube無料の方ですね。「第3次世界大戦は間もなくではないかと予想しています。先生はどう考えてますか?アメリカの株暴落で世界恐慌になり、世界恐慌後に経済孤立した日独伊が枢軸となって第2次世界大戦になったと言われてます。現在、世界経済では中期周期の下がりは約10年ごと、前回がリーマンショック、直前がコロナ。長期周期の大きな下がりはまだ来てないという定説ですが、世界恐慌レベルで考えると100年周期、そろそろかなと考えます。米中銀も経験したことないインフレが起きており、世界の各通貨で見てもアメリカドルが強すぎる状態と、周期も合致しています。加えて、中国、ロシア、北朝鮮の孤立もあるので、万が一アメリカ株が暴落したら、その先はと恐怖です。考えることをやめたいんですが、動向を追わないことがさらに恐怖になってしまい、軽く病んでいます。歴史は繰り返されるのか、また考えても仕方がないことと自分のメンタルとどう折り合いをつければ良いのか、ご教示いただけると嬉しいです。」
女性20代ですね、ややさん。うーん。ややさんはそういう風に考えるんですね。僕は最初に言っておきますけど、経済の動向というのはあんまり興味がないので、そっちの視点での相談は別の人ですね。例えばひろゆきに2000円なり3000円なり払ってスパチャで聞くのがいいんじゃないかと思いますけどもですね。
第3次大戦に関しては、もう僕は意見がありまして、第3次大戦ってもう起こってるんですよ。いつ起こるでしょうかとか、起こるかもしれませんとか、そういうような話じゃなくて、すでにもう僕ら起こったところにいるんですけども、第3次世界大戦は別名コロナ戦争ですね。開始したのが2019年の末でですね。拡大したのが2020年の春あたりですかね。現在折り返し時点ですよね。あと2年は、僕は第3次世界大戦、コロナ戦争は続くと思っています。
この第3次世界大戦によってですね、大戦前のグローバル経済っていうのが崩壊してしまいました。人や物の自由な移動というのはもう戻らないと僕は思ってます。第2次世界大戦の後ですね、例えば植民地っていう世界体制がもう崩れてしまいました。それと同じようにですね、グローバル経済っていうのは過去のものになると僕は思ってるんですけどもですね。
というわけでですね、第3次世界大戦はもうすでに始まってるので、いつ始まるんだろうかとか、どうなってしまうんだろうかっていうその不安は、ややさん、考えなくて大丈夫です。すでに始まってしまっていてですね、今僕らは第3次大戦の、初めての、人間対人間、国対国が戦争するんではなくてですね、戦争は起こってないのに大戦と同じような混乱とダメージと分裂、分断が世界中で起こってる状態だという、そこだけ分かっていただければと思います。
この辺り、プレミアムの方で何回も講義してるんですね。興味があれば、1ヶ月だけでもいいから入ってですね、プレミアムの過去の『2040年の世界』という連続講義か、もしくはその前ですか、2020年の春あたりから僕がコロナ戦争というタイトルで話してるのがありますので、タイトルじゃないな、そういう内容で話してるのがあるので、それ拾ってみていただければいいと思います。
えー、じゃあですね。お、おお、そうだ。これやめたんだ。部員にUボートを見せたいっていう。すいません、落としました。7番目ですね。『さかなのこ』ですね。キャンピングさん、男性です。YouTube無料の方ですね。「『さかなのこ』を見ました。とにかく笑って、ちょっと泣いて、不思議な気持ちになりました。1つ質問です。ミー坊と床屋さんとの挨拶のシーンはどういう意味があったのでしょうか?3回ぐらいあった気がしますが、ちょっとずつ違って、ちょっと引っかかった場面でした。」ということなんですけども。
ああ、なんか分かりますね。えっとね、『さかなのこ』という映画の中で、ミー坊ですね、つまり後にさかなクンになる、のんが主演してるキャラクターなんですけど、ミー坊が1人で住んでる2階のアパートがあるんですよ。そのアパートの外階段、鉄の階段、安っぽい階段ですね。そこを上がっていくシーンがあるんですけども、そこの階段の根元で、いつもパイプ椅子に座ってるおっさんがいるんですね。床屋さんの看板があって、その床屋さんの前で、なんかいかにも職人然としたおっさんがタバコ吸ってるんですよ。ミー坊がそこですれ違う時に、いつも挨拶して、「今日は釣れたか」っていう風に言ったりですね、軽く挨拶するだけなんですけども。
1回目、2回目はそうなんですけど、3回目ですね、なぜかその床屋さんから女の人が出てきて、不機嫌そうにですね、床屋の看板をドアにしまうんですね。そうするとそのおっさんが一緒にその床屋の中に入ってくんですよ。多分それが分かんないと思うんですけど、あれね、あの女性のヒモなんですよ。3回目にやっと出てきた女の人のヒモなんですよね。
これはもう僕の見当です。原作となってる、さかなクンの、イラストじゃない、エッセイ買ったんですけど、まだ読んでないのでですね。本当にさかなクンのそれまでの人生に存在した人かどうか僕知らなくて言ってるんですけども、映画の中で解釈できるのは、あのおじさんは女性のヒモでですね、多分床屋の能力というかスキル持ってないんですね。でも近所の人に格好つけたいから、いかにも床屋の服着てんですよ。ベスト着て、服着ててですね。で、タバコ吸ってるんですよね。
てっきり客がいないから、客が来ないから暇でしょうがないからタバコ吸ってるなと思ったんですけども、そうじゃないんですよ。あの女の人がいわゆる理髪というか床屋の能力があるからですね、床屋やってて、手伝ってくれるだろうと思って男と同棲したけど、その男は働く気が全くなくて。髪結いの亭主という、今コメントいただいたけど、そうですね、髪結いの亭主状態でですね、ただ単に外でタバコを吸って、仕事してるふりを近所の人にばらまいてて、いい加減それにイライラしてるから、その3回目に中から出てきた女の人は怒って看板をガラガラガラってやると、男の方が「おお、もう今日の営業終了か」と言って一緒に帰ってくことですね。
でもやっぱ『さかなのこ』が面白いのはですね、そういう人の人生を否定してないんですよ。否定的なセリフとか一切なしに動きだけ見せてですね、ミー坊の普通と違う生き方と、その床屋のヒモっていう、床屋で働いてる女の人のヒモっていうのを全く同列に扱ってるところがですね、僕らの心をざわざわさせて、なんか最後の方に、なんか大きい波みたいな感動がやってくる。なんかそういう風なもんじゃないかなという風に思います。という風に僕は解釈しましたのでですね。もう1回見る機会があれば、昨日で終わりだったかな?来週で終わりだったかな?吉祥寺ではもう終わりになっちゃったんですけども、注意して見てみてください。
はい、お疲れ様でした。今日の無料動画ここまでです。動画の中で答えてた、今後創作で食っていくのは難しいでしょうかっていう質問なんですけど、まあ4年後の今改めて考えても、そりゃ食ってくのはどんどん難しくなるでしょうねと答えるしかないですね。同時に聞かれた、何か作品を描いたり作ったりしても誰にも読んでもらえなくなる、誰にも見てもらえなくなるんですかについては、まあそうでもない。これ逆ですよね。食えなくなったとしても、創作を続ける人は絶対に残る。
逆に今、AIによる生成画像とか、そういうのが来て、人間の作家の作品がAIに盗まれてるって言うんですけども、それは作品をすごく作れる、自分のオリジナリティを持ってる作品を作れる人の発想であってですね、実は大部分の人にとっては、自分の貧弱なアイデアとかですね、貧弱と言ったら失礼ですね、自分の素人っぽいアイデアが、びっくりするぐらい高品質なAIの画像になったりですね。なんかこんな女の子が描きたいなと思って、絵の人が、昔だったらすごい修行して可愛い女の子描いたのがですね、今、生成AIに力を借りると、もう本当に、こんな女の子が俺は趣味なんだよな、私こんなイケメンが趣味なんですよって思ってる人が、ちょっとAIに頼むだけで、割と自分でこんな絵が作れるとは思ってなかったものがどんどんできてくると。
それを作れるっていうのは、古典的な意味でというか、何て言えばいいんでしょうかね、20世紀的な意味で自分の作品ではないかもしれないんですけど、21世紀の現在で言えばですね、自分が注文してAIに作らせたものっていうのは、ひょっとしたら自分のものと言ってもいいかもしれない。もちろん過去の作品の膨大なコピーとかによるものかもわかんないんですけど、それを言い出しちゃったらですね、今絵を描いてる人も、もちろん過去の人の作品とかを無限に自分の中にためていて。でもね、そこがね、人間ですから、自分の手もありますから、思う通りに描けないのも含めて個性によってもたらされてるものが。その自分の一方的な簡単な呪文で出てくる生成AIの絵っていうのは、それは私の個性なのかと、そこが違うかもわかんない。
でも、そこが違うかもわかんないという僕の感性は、所詮1958年に生まれた68歳のおっさんの感性なんですよね。それが今の40歳の感性、30歳の感性、20歳の感性、ひょっとしたら15歳の感性からすると、それはもう俺の絵だよ、私の絵だよということになるのかもわかんない。ここら辺はまだまだわかんないところだと思います。
あと、ものを作ったら、例えばそういう生成AIに作ってもらったようなものであってもですね、これを人に見てもらいたいとかですね、同じようなことやってる人と見せ合いたいというの、これは人の性でですね、なんかそっちの、見せたい、見せ合いたいっていう方がこれからどんどん伸びてく気がしますね。だから創作の根本にある、何かを作る楽しさと何かを表現する面白さに加えてですね、誰かに見せる楽しさってのが増えてくるでしょうけど、でもそういうのをみんなが無料でやり出したら、食ってくのは難しいという結論になるかと思います。
ちなみに図書ではですね、こういう結論になっちゃうんですけど、もっと熱い答えですね、いや、そうじゃダメじゃないかと、創作ってのはそんな軽いもんじゃないんだっていう熱い答えを聞きたかったらですね、山田玲司先生の動画を見てください。あっち熱いです。僕なんかがちょっと考えてペラペラっと喋ってる軽い、なんて言うのかな、体重乗ってないパンチではなくて、山田先生は熱いハートの乗っかってるガンとした一言くれますからですね。あっちの方も、山田玲司さんチャンネルの方も、別に提携も何もしてないんですけどもですね、僕本当におすすめなのでですね。切り抜き動画も出てきますので、検索したら元気になれる答えが見つかると思います。
さて、今日見てもらった相談の続きは有料会員のみ配信で、どんな話をしてるのかというと、もちろん続きも人生相談なんですね。VR技術の発達によって人間の性生活、エッチな生活はどういう風に変わるのかというですね。あと、現代の若者が繋がりを求める理由など、この辺も全部実は1つの大きな問題なんですけど、そんな話をしてます。見たい人はですね、YouTubeのメンバーシップかニコニコのブロマガチャンネル、どちらかに入会してご覧になってください。それではまた次の動画でお会いしましょう。じゃあまた。バイバイ。
記事公開 · 更新
