丸の内OLレイナが語る「人間シャンパンタワー」炎上の計算違いと、売上だけを見る発信戦略

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概要

年間5億円を稼ぐとされるYouTuber兼起業家の丸の内OLレイナが、M&A BANKの島袋直樹のインタビューに応じた。テーマは、自ら全裸になりシャンパンをかけられた「人間シャンパンタワー」の炎上である。レイナはこの件を「モラルのないこと」と認めている。そのうえで、ビジネスとしては想定を超えて燃えすぎた結果「失敗」だったと振り返る。話は炎上の狙い、アンチと売上の関係、別居中の家族への思い、目標の立て方、海外展開の構想にまで及んだ。

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出演の経緯と「覚悟あります?」

島袋とレイナは10年以上前からビジネス上の付き合いがある。島袋はこれまで、レイナが結婚と離婚を経てシンガポールに移り、日本に戻り、そこでシャンパンをかけられる騒動に至るまでを「大変だな」と見ていたという。

出演のきっかけは、レイナがM&A BANKサロンのイベントに参加したことだった。そこで炎上の話になり、レイナは燃えたことでビジネス上の学びが大きかったと話した。モラルの問題はいったん置いて話を聞こうとなったとき、レイナは「私に今触る覚悟あります?」と島袋に問い返した。島袋は本気で悩み、覚悟がないかもしれないとも思った。それでも、こうした情報をビジネス寄りの視点で聞ける機会は少ないと考え、収録に臨んだと説明している。

炎上そのものへの受け止め

今の心境を聞かれたレイナは、炎上したかどうかは「どうでもいい」と答え、正直ダメージも受けていないと話した。全裸でシャンパンをかけられた行為は悪いことで、自分にモラルはない。羽目を外したという自覚もある。それでも他人に深刻な害を与えたわけではないので、そこまで落ち込む必要はないと考えている。一方で、この件を引き延ばして数字を取り続けるのは格好悪いので、これで終わりにしたいとも述べた。

3000万インプの想定が1億インプに

島袋が「想定内だったのか」と尋ねると、レイナは想定外だったと答えた。3日間でおよそ1億インプレッションに達したが、本人の見込みは3000万程度だった。レイナは、ネタは割れていると思うと前置きしたうえで、この件は完全な仕込みだったと明かした。インプレッションを取りに行った結果、モラルのないことをしてしまった事案だという。ゴールデンウィークには皆が知っているような社会現象になったが、そこまでは考えていなかったそうだ。

レイナの説明では、3000万と1億の違いは大きい。3000万なら「タイムラインで流れてきて見たことがある」程度で済む。1億になると中身まで知られ、SNSを見ない人にまで届く「ニュース」や「事件」の規模になる。そうなると受け手は「本当は何か意図があるのでは」「もっと壮大なプロモーションなのでは」と期待する。島袋も実際にそう思って期待したと認めた。

「落ち」がなかったことが失敗だった

レイナによれば、ここまで話題が大きくなるなら、ユーザーや大衆が納得する答えを用意していないと失敗になる。そして自分は「普通に失敗している」と述べた。島袋はSNSで話題になった別の事例を挙げ、そちらは結末がきれいだったのに対して、シャンパンタワーは落ちがかなり弱かったと指摘した。

企画の発端について、レイナは実行者の酒井という人物が単純に「数字が欲しい」と言っていたと説明する。シャンパンタワーをやりたいので、やれる女性がいたら紹介してほしいと頼まれ、レイナが自分でできると申し出た。ある程度バズれば自分の売上も上がるので構わないと考えたという。ただ、酒井がこの一連の騒動で何をしたかったのかは、レイナ自身いまだに分からないと話す。それに乗った以上、1億インプレッションに見合う価値は実際にはなかった、というのが本人の評価である。

さすがに申し訳ないと感じたレイナは、それまで一度もしていなかったAVデビューを結末として見せようと考えた。SODからオファーが来ていたので、そのプロモーションだったという形にしたのである。島袋は当初、それが用意された落ちだと思っていた。しかしレイナによると、あれは後から懸命に探して付けたものだった。もっと時間をかけて準備していればそのタイミングで出せたはずだが、実際には時間差もあり、中途半端な形になったと振り返っている。

名前が届いたことの意味

それでもレイナは、今の仕事を普通に続けていたら届かなかった層にまで名前が知られたことに意味を見出している。マイナスは大きいが流れは一つ変えられたので、ここからは自分の動き方次第だという。島袋も、大きく炎上した人が数年後に有名になっていくことはよくあると応じた。

レイナはイメージをすぐに変えるつもりはなく、地に落ちたところから少しずつ上がっていけばいいと考えている。そのうえで、真面目な話だと断って、世の中の男性を一度でも自分が作ったコンテンツか自分自身で満足させたい、それが今いちばんやりたいビジネスだと語った。誰も傷つけずにそれを実現したい。そのためには、まず名前と活動内容を知ってもらうことが重要なので、プロモーションとしては良かったと考えている。

アンチが多いほど売上が上がる

炎上を狙った背景には、レイナなりの売上の論理がある。インプレッションが増えればフォロワーが増え、売上も上がる。レイナによれば、炎上はアダルトやグレーな商材と相性が良い。まっとうな商品は炎上すると売れなくなり地に落ちていくが、アダルトは嫌われるほど売上が上がる。これは昔から変わらないという。

根拠として挙げたのがYouTube時代の経験だ。当時はコメントの9割がアンチだったが、50万〜100万再生を連発し、コメント欄では嫌われているのに売上は異常に高かった。アンチのメッセージが大量に届く中でメンタルをどう保つのかと島袋が尋ねると、レイナは「売上しか見ていない」と答えた。コメントも一つの意見としては受け止めるが、売上が出ているのだから問題はない。アンチが増えるのは売上が伸びる兆しだと捉えているという。

レイナは受け手を「1割のユーザー」と「9割のマス」に分けて考えている。ユーザーとは、自分が大切にしていて、見てくれて好きだと言ってくれる人たちだ。しかしそこだけを見ていると頭打ちになり、その人たちだけではビジネスが回らない。だから嫌われてでもマス向けに発信して新規を取り込み、そのうち1割が買ってくれればいい。その1割の母数を増やしていくのが自分の戦い方だと説明した。

別居と、夫への思い

話題は家庭に移った。レイナはシンガポールで夫と喧嘩し、日本に戻ってきている。島袋は「お兄ちゃん的な立場から」と前置きして、夫について話した。島袋は夫と会ったことがあり、夫婦でシンガポールの家に来たり、子どもを連れて食事をしたりしたこともある。夫は「ナイスガイ」で、レイナは以前結婚していたプロタンよりも夫のことを好きだったのではないか、と島袋は言う。レイナは「好きでした」と認めた。

島袋が気にかけたのは、夫婦喧嘩が表沙汰になったときの力関係だ。レイナは自分のメディアを持ち、影響力のあるインフルエンサーともつながっている。一方の夫には発信する場がない。夫は大変だったのではないかという島袋の指摘に、レイナも本当にそう思うと答えた。ただ、喧嘩するなら絶対に負けたくないので、自分の戦場で戦わせてもらったと話した。

レイナはもともと子どもはいらない人生だと思っていた。夫に出会って初めて「この人と子どもを作りたい」と思えたので、すごくいい出会いだったという。島袋は、立て続けの出産、シンガポール移住、夫が日本からシンガポールへ移ったことなどが重なった影響もあるのではないかと述べた。レイナは、自分は機嫌の上下が激しく、それに合わせてくれた夫はおかしくなってしまうはずだとして、「私は悪いです、確実に」と語った。

シャンパンタワーを夫がどう見ていたかについて、レイナは「別居していてよかった、子どもを守らなければ」と思っただろうと推測する。自分が逆の立場でもそう思うという。そのうえで、子どもが大きくなったときに「ママ頑張ったな」と思ってもらえるかは、これからの自分の這い上がり方次第だと話した。意図を説明する必要はなく、見られ方は長い時間の中で変わるかもしれない。子どもたちのためにも頑張りたいと述べている。

子どもと離れて仕事に向かうこと

子どもはシンガポールにいる。島袋は、家庭の問題でメンタルがぶれ、たがが外れたのではないかと尋ねた。レイナは自暴自棄な時期ではあると認めた。いちばん大切なのは子どもだが、やりたい仕事を諦められずに日本へ戻った。子どもたちに離れて悲しい思いをさせている以上、自分が中途半端に仕事をするのはなしだと考えた。仕事だけに向き合った結果、やりすぎてこういう結果になったという。

仕事を頑張るほど悲しくなるとも話した。子どものことを忘れようと仕事に時間を使うほど、逆に思い出してしまう。それでもメンタルは落ちておらず、仕事は必ずやり切るつもりだという。

「全部1番がいい」という負けず嫌い

島袋は、負けず嫌いは自分で火を燃やし続けられる才能だと評価し、その由来を尋ねた。レイナは「全部1番がいい」と答えた。学業も部活も1番で、受験をしたことがなく推薦で進学した。バスケットボールでは県の選抜クラスで、進学も推薦だったという。

アダルトの分野も、まだ誰もやっていない時期に始め、自分が業界を新しくしていきたいという気持ちがあった。しかし今は動画販売が当たり前になり、「脱げば売れる」という面白くないコンテンツばかりが投下されている。そのためもっとぶち壊したくなり、「一発ぶち壊してみるか」と思ったと、今回の行動の動機の一端を語った。

何でも勝ち負けに当てはめるのかと聞かれると、自覚はなく自然にそうなってしまうと答えた。いちばん嫌なのは「自分に負けること」だという。1日の大きな目標と小さなタスクの目標を毎日決めていて、それをクリアできない自分が嫌なのだそうだ。

毎日100万インプという目標の立て方

レイナは朝6時ごろに起き、その日の目標を朝に決める。毎日100万インプレッションを取ることを掲げ、タスクをこなしながら大きな目標に近づいているかを考えて過ごしているという。

この目標には具体的なきっかけがある。3カ月前、番組をリリースした際、「明日から始まります」という告知の投稿が1000万インプレッションに達していた。レイナはそれを誤って消してしまった。1000万人が知っている情報を失ったことが悔しく、そこから「消しても毎日取れる自分になろう」と決めた。1000万に届くには毎日100万を取っておく必要があると考え、Xやリール、他人の番組への出演などで積み重ねた。100万を連発していると1000万に跳ねることが多いという。その結果、今は3000万が普通に取れるラインになり、1000万は当たり前になったので、いつ消しても大丈夫になった。この数字の勝負を続けていたら1億に当たった、というのがレイナの説明である。

島袋は、目標を常に設定し、それを超えるうちに上の数字が当たり前になっていくことが重要だと応じた。レイナは自分が数字中毒であり、目標設定が明確で、それをクリアできないのが嫌なのだと話した。

次の目標は「世界」

2026年以降の展望を聞かれたレイナは、「世界に行きます」と即答した。日本のアダルトは最強だと考えており、まずは日本で1〜2年かけて、今作っているものの認知を取りに行く。個人クリエイターとしてよりも、番組を持つなど大きな規模で展開したほうがいいと考えている。世の中の誰もが知る人気コンテンツを作るにはXが必要なので、今はXに力を入れているという。

島袋は、日本にいると分かりにくいが、日本のアダルトはルールの違いもあって海外でとても人気があると補足した。レイナは、日本のものは質が高く、日本で人気だと言えば海外に持っていきやすいと述べた。海外のアダルトはスポーツのような作りだが、日本のものは丁寧でストーリーがあり、機材も良く、女優のスペックも高い。だから売れている。日本でもっと有名なコンテンツを作り、そこにストーリー性を加えて、日本のものの素晴らしさとして海外へ持っていきたいという。

海外でどう名乗るのか、ライセンス販売をするのかと島袋が尋ねると、レイナは12年間活動してきたことに触れた。パンツを見せることから始まり、男性を満足させようと思ったストーリーが世界に届けばいいと話す。ただし、世界に向けてどんな言葉で打ち出すかはまだ決まっていない。どこかの会社と組む準備が進んでいるのかという質問には、まず日本で誰もが知るコンテンツにしなければならないと答えるにとどめた。

レイナは、自分が作ったコンテンツで勝負していく年になると位置づけ、「輝き始めますよ」と語った。ビジネス目的でこの番組を見ている男性も多いだろうが、1日の中に多少の楽しみがあってもいい、楽しませるので待っていてほしいと締めくくった。