25歳で事業を売った「一人法人」の起業家あお氏、自分がタレントとして売れる事業を手放してプロポーカーを目指す
M&A BANKM&A BANKの島袋直樹氏が、株式会社Levelaに法人を譲渡したあお氏(25歳)に話を聞いた。あお氏は20歳で法人を設立し、アフィリエイトとコンテンツ販売で事業を伸ばしてきた。社員はおらず、ずっと一人で運営してきた。今回の譲渡は、事業そのものを買うというより「あおという IP を買っていただく」形だったと本人は説明する。いわゆる「タレントバイ」である。本人が商品である一人法人がなぜ売れたのか、価格はどう決まったのか、売却後にあお氏は何をしているのか。インタビューはこの三点を中心に進んだ。
大学の休校をきっかけに始めたアフィリエイト
あお氏は青山学院大学の2年生のときにコロナ禍に遭い、大学の授業がすべてなくなった。時間の使い道を考えてアフィリエイトに挑戦しようと決め、最初はWordPressでブログを書いた。旅行やアルバイトの体験談などを100記事書いたが、収益は200円ほどだったという。ブログはうまくいかず、その後ウェブライターの仕事を経て、Instagramのアフィリエイトで初めて成果が出た。
Instagramでも、最初は大学生活の情報、たとえば単位の取り方やファイルの整理法などを発信していた。あるとき、実際にアルバイトをしていたマクドナルドについて投稿したところ大きく反応があった。これをきっかけにアルバイトに特化したアカウントに切り替え、タイミーのようなアルバイトアプリへ利用者を誘導して報酬を得る形にした。19歳のときのことである。
売上が大きくなりそうだったので、20歳で急いで会社を作った。周囲の誰もが作るように勧めたので、「そういうものがあるんだ」という感覚で設立したという。あお氏によると、業績が一番良かったのはむしろこの20歳の頃だった。アフィリエイトとコンテンツ販売の収益が続けて伸び、1期目の年間売上は約1.5億円に達した。利益率もかなり高かったと振り返っている。
急成長のあとに来た虚無感と「一発屋」の自覚
20歳でそれだけ稼げば性格が変わりそうだ、と島袋氏が尋ねると、あお氏は性格がねじ曲がることはなかったと答えた。それよりも虚無感に襲われていったという。自分が業界のトップにいたため、目標にする人が見つからず、走り切った後の先が見えなくなった。
そのため事業を大きくする道は選ばず、その後の3年ほどは売上が少しずつ下がり、ほぼフリーランスのような働き方をしていた。本人は、自分の業績は上がって下がったのではなく「跳ねただけ」だと捉えている。いくつかの条件が重なってうまくいっただけだと自覚しており、自分は一発屋だという感覚があったので、調子に乗ることもあまりなかったという。
あお氏が強く感じていたのは、周囲への怖さだった。持ち上げられ、過剰に「すごい」と言われるたびに、実際はそれほどすごくないのに期待に応えなければならないという重圧を感じた。インフルエンサーとしての事業はInstagramでの売上がすべてなので、その数字が落ちていくことも非常に怖かったと話す。
趣味だったポーカーが売却の理由になった
売却を考えた直接の理由はポーカーである。起業して間もない21歳頃に始め、今年で4〜5年目になる。21歳からはラスベガスに通って世界大会に出る生活を送り、ベラージオやMGMなどのカジノを回ってきた。最初の年はまだ大学に在籍していたため、ラスベガスでオンライン授業を受けながらポーカーをする、昼夜が逆転したような生活だったという。
のめり込んだのは、最初に大勝ちしたからである。日本のトーナメントで優勝して「いい気になった」ものの、その後大きく負けて悔しい思いをした。そこからポーカーには勉強する余地がたくさんあると知り、それ自体が楽しくなった。海外旅行と組み合わせやすいこともあって、海外に行く機会が増えた。現地では1日8〜10時間ほどプレーしている。
買い手探しと価格の決め方
ポーカーに専念すると決めたあと、あお氏は知人に次々と声をかけて買い手を探した。主に評価されたのはYouTubeとTwitter(X)のアカウントだったので、まず「YouTubeチャンネルを買うところはないか」と打診した。最初に提示したのは「YouTubeで1000万円」という金額で、売上の何倍といった算定根拠はなかった。1000万円なら検討できるという会社と話を進め、そこにTwitterとLINEのリストを上乗せして、最終的な金額がおおよそ決まった。
交渉は仲介を通さず当事者同士で直接行った。島袋氏は相対取引は難しいと指摘し、あお氏もその難しさを認めた。ただ、もともと知り合いを通じて話を進めたので話しやすさはあったという。11月末に話が始まり、12月、1月、2月と約3カ月でクロージングした。島袋氏はこれを早い部類だと評価している。
苦労したのは、案件が特殊すぎたことだ。M&Aを勉強しても自分のケースに当てはまる情報がなかった。そこでM&A BANKサロンの斎藤氏にセカンドオピニオンとして契約書まわりを見てもらい、「あおさんのケースはこういう法人でこういう買い方だから、こうではないか」と助言を受けたことが大きな助けになったという。島袋氏はこの特殊性を次のように整理した。一人法人で本人が看板商品なので、本人が抜けると価値が大きく失われる。したがって売却後にどこまで関与し、どれだけコミットするかを整理する必要がある。あお氏も、まさにそこが課題だったと答えている。
島袋氏は、売却後に100%コミットできればそれに越したことはないが、ポーカーをしたいから売るのだから、そもそもコミットしたくないはずだと指摘した。あお氏は交渉の段階で、売却後は現在よりも稼働が減ると率直に伝えていた。
在籍1年で回収できる金額にする
タレント型のM&Aは成立するのか。島袋氏はYouTuberにも参考になる論点だとして尋ねた。あお氏は、成立するし今後もっと増えると答えている。LevelaはこのとあるタイミングでM&Aを3件まとめて発表しており、そのうち2件があお氏ともう1社のタレント案件だったという。
あお氏が気をつけたのは、残る期間に見合った価格にすることだった。あお氏の在籍期間は1年で、その1年で買い手が回収できる見込みの金額に設定した。在籍中にまず価値を出すこと、そしてM&Aそのものにも価値を感じてもらうことを意識したという。プレスリリースでM&Aをきちんと発表すれば、Levelaの認知度や勢いを示すことができる。その時点である程度の価値を提供できている、という考え方である。在籍1年という条件は最初から提示し、先方も受け入れた。
あお氏は個人としてほかのSNSでも活動できる。その制限について聞かれると、まったく同じ商品でなければ問題なく、ポーカーは全面的に認められていると答えた。ポーカーを制限されたら話が変わってしまう、と笑いながら付け加えている。先方がかなり理解を示してくれたことについて、あお氏は業界に約6年いる中で、グレーなことをせず真面目にやってきたのが良かったと振り返る。人柄と信頼が評価され、「ちゃんとやるだろう」と思ってもらえたので、比較的ふわっとした契約で進んだ気がすると話した。
属人性の高いYouTubeがなぜ売れるのか
周囲からは、YouTubeは「あおちゃん色が強すぎる」ので絶対に売れないと言われてきた。それでもあお氏は売れると確信して声をかけ続けた。考え方のきっかけは、ある有名タレントの事業売却について「インフルエンサーを丸ごと取り込むことで価値をつける考え方が出てきた」と解説していた人の話だったという。本人ごと会社に入ってしまえば、属人性はむしろ利点になるのではないかと考えた。
売れる根拠として、あお氏は具体的な仕組みを挙げた。もともと自分のチャンネルで他社の商品をアフィリエイト形式で紹介して売上を出していたので、同じ形式を続ければ売上は出る。さらにM&Aした相手なら関係が良いことは視聴者にも伝わっているので、その会社の商品を紹介しても不自然さがない。そのため、むしろ売上は見込みやすい。約束した期間で価値を出せると考えた金額を提示したので、問題はないと判断したという。
島袋氏が、前面に出ていたあお氏の色を別の人に置き換えて徐々に薄めても、同じように商品を売れば売上を再現できるということかと確認すると、あお氏はそのとおりだと答えた。島袋氏自身も属人性が強いと言われるが、自分でなくても売れると思っており、その感覚に近いのかもしれないと応じている。
引き継ぎの具体策として、あお氏はこれまで一人語りで撮影し、ときどきコラボする程度だったYouTubeを、Levelaで今後担当する人と二人で撮る形に変えた。1年後には引き継げるようにして、影響力をすべて渡したいと考えている。
売却後の状況と気持ちの整理
現状について、あお氏は計画どおりに進んでおり、むしろ想定より良い方向に動いていると話す。もっと摩擦が起きると思っていたが、YouTubeも問題なく運営できており、M&Aの発表の反響も大きかったという。
自分の影響力が薄れていくことへの葛藤はなかったのか、と聞かれると、「ポーカーをやるから全然いい」に近いと答えた。M&Aの話がなくても仕事はやめるつもりだったので、誰かに引き継げればいいという程度の気持ちだった。その中でLevelaは業界をクリーンに引っ張っている存在だと考えており、良い相手に引き継げ、自分もきちんと仕事を終えられたという点で、双方にとって良いM&Aだったと振り返っている。
3社を競わせて価格が上がった
終盤で、あお氏は最終的に3社から買いたいと申し出があったことを明かした。3社を「コロコロ」させる、つまり競わせることで値段が大きく上がったという。相場のよくわからない案件だからこそ、「A社はいくらと言っている」と伝えると、B社が「ではいくらで」と提示してくる流れになった。島袋氏も、価格を決める重要な要素は競争環境があるかどうかだと応じている。
あお氏はタレント案件ならではの事情も指摘した。一人のタレントがどこに行くかで業界の勢力図が少し変わるため、競合に取られると感じられやすい。買えなければゼロで終わるのではなく、競合がプラスになり自社にとってはマイナスになる。そのため「そっちに行くならいくら出すからこっちに来てほしい」という形になり、競わせる効果が高かったのではないかと分析している。
タレントバイが評価されてこなかった理由と、フリーランス法人のM&A
あお氏は島袋氏に、なぜタレントバイはこれまで評価されず、属人性はないほうが良いとされてきたのかと質問した。島袋氏は、M&Aといえば上場企業が買うイメージがあり、売上が続く保証があるかという観点から、変動の大きさやタレントがいないと成り立たないリスクが問題視され、タレントには値がつきにくかったと説明した。ただし、ここ2年ほどで変わってきている気がするとも述べている。
あお氏は、今後はもっと気軽な形で増えていくと予想する。最近は正社員で入社するかフリーランスになるかという議論があるが、フリーランスの多くはすでに法人を持っている。それなら正社員として雇うのではなく法人ごとM&Aすれば、丸ごと取り込めて双方にとって良いのではないか、という考えである。
組織づくりは苦手だと早くに気づいた
チームを作って事業を広げることへの関心を聞かれると、あお氏は苦手だったと答えた。試したことはあるがうまくいかなかった。就職したこともなく、組織で働いた経験がまったくないので、誰にどう接すればいいかがわからない。組織づくりは向いていないと早い段階で気づき、ずっと一人でやってきた。起業2年目以降は事業拡大を目指さず、ゆるくやっていければいいと考えていたという。
女性起業家として、若さと先行者であること
女性起業家を目指す人への一言を求められると、あお氏は男性か女性かについては特に考えずに進めてきたと答えた。強いて言えば、若さのおかげで多くの人に応援してもらえたことが大きかったという。アドバイスをもらえたことや拡散力の面で、インフルエンサーたちにかわいがってもらい、「すごい女子大生が出てきた」と多く取り上げてもらった。
加えて、業界の中で先駆者のような立場だったことも挙げた。もともとInstagramでアフィリエイトをする文化はなく、それを自分が持ち込んだので、「過去の人ではあるが、インスタのアフィリエイトを作った人」のように評価されることが多いという。そうした経緯もあって、M&Aの発表にも意味があったと感じている。
プロポーカープレイヤーとしてのこれから
今後は、プレイヤーとインフルエンサーの両面でポーカーに関わるつもりだという。プレイヤーとしては、一定期間カジノに行って勝って帰ってくる。インフルエンサーとしては、すでにABEMAやDMMなどの番組に出演して出演料を得たり、ゲストとしてイベントに出たりしている。今後はポーカーのプロ契約枠のようなものが出てくると見ており、それを得られればと話している。
年間の3分の1ほどは海外にいて、その期間は1日10時間を30日、月に300時間ほどプレーする。最近の成績としては、シンガポールで1週間ほどプレーして約45万円勝ったと報告した。
ポーカーとM&Aに共通点はあるかと聞かれると、あお氏は「あまりないかもしれない」と答えた。一方で、ポーカーで勝つために大切なのは「人の気持ちを考えること」であり、思いやりのある人が一番強いと話す。ポーカーは複数人で行うが、ほかのプレイヤーが降りていくので、実際には1対1の勝負になることが多い。そのとき、相手がこういう手を持っていたらコールしたくなるだろうと考えてベットの額を決めることで、自分のチップを最大限増やせる。だから一番優しい人が実は一番チップを持っているという。反対に、「あいつがむかつくから引きずり下ろしたい」という気持ちでベットする人は負けることが多い印象だと述べた。
ポーカーで広がった人脈
島袋氏がラストワンマイルの清水氏の名前を出すと、あお氏はとても仲が良いと答えた。清水氏はラスベガスでは有名で、日本人のポーカープレイヤーならみんな知っているという。あお氏はポーカーを通じて知り合い、最初は普通の人だと思っていたらすごい人だったと冗談まじりに語った。ラスベガスで何度も会い、一緒に遊んだり食事に行ったりしている。
ポーカーの場には経営者が多く、勉強になることも多いという。お忍びで来ているインフルエンサーや、堅い会社の人もいる。一方で、アングラな雰囲気の人も正直多く、出所の怪しそうなお金で遊んでいる人も見かける。どう線引きしているのかと聞かれると、雰囲気からにじみ出るので見ればわかる、と答えた。
インタビューの最後に、あお氏は「ポーカープロを目指して頑張る」と話し、ポーカー好きの人とつながりたいと締めくくった。
事業を買っていただくというよりは、あおというIPを買っていただくみたいな感じでした。アフィリエイトの収益とコンテンツ販売の収益でポンポンと跳ねてて、売上はその時は1.5億ぐらいいってました。今プロのポーカー目指して頑張ってるんですけど、ラスベガスでオンライン授業受けながらポーカーするみたいな。
はい、皆さんこんにちは。今日はですね、あおちゃんですよね。はい、あおと申します。25歳でインフルエンサーのノウハウを提供する事業をレベラさん、Levelaですね。はい。レベラさんに売却された方です。こないだちょうどシンガポールでもお会いさせていただいて、今回僕は2回目になるんですが、なんとM&A BANKサロンにも入っていただいて、うちの斎藤が色々サポートさせていただいていた。
はい。去年の10月か11月ぐらいに入らせていただいて、2月にM&Aで完了しました。その時にセカンドオピニオンとして斎藤さんにずっと契約書周りも見ていただいて、大変お世話になりました。あ、良かったです。ありがとうございます。
簡単に自己紹介お願いできますか?はい。あおと申します。現在25歳です。20歳の時に法人を立てて、いわゆるアフィリエイトからコンテンツ販売と移り変わっていきました。1人でずっとやっていたんですが、ちょっと伸び悩んだタイミングで自分自身がポーカーに専念したいなと思いまして、M&Aを考えるようになりました。そこで影響力のある業界でレベラさんにお願いしようかなというので、2026年の2月にM&A締結、よろしくお願いします。
すごいですね。色々ないですね。[笑い]めっちゃ特殊なM&Aだったと思います。いわゆるタレントバイみたいなのをしていただいて、事業を買っていただくというよりは、あおというIPを買っていただくみたいな感じでした。そうだよね。1人親方だよね。はい。1人親方です。[笑い]
M&Aに行く前に色々質問したいポイントがあって、女性の起業家って今もそんなに多くないイメージなんだけど、どういうきっかけで起業したのかちょっと教えてもらえますか?はい。青山学院大学に入学してたんですけど、大学2年生のタイミングでコロナが来て大学が全部なくなって、どうしようかなって思った時にアフィリエイトに挑戦したいなって思って、ブログから始めました。うん。その時は全然うまくいかなかったんですけど、Webライターと転身していって、インスタのアフィリエイトで初めて成功して、ボンと跳ねた感じですね。
そのブログっていうのはアメブロみたいな感じ?あ、その時はWordPressを頑張って契約して書いてたんですか?[笑い]それこそ100記事書いて200円とかでした。収益が。何の記事書いたの?旅行とかバイトの体験談とか、そういうの書いてました。あ、それでちょっとブログじゃないなと思ったの?そうです。ブログ全然うまくいかなかったですね。
それでインスタに変えようと思ってインスタをアップし始めたの?インスタは最初、大学生の生活みたいな、単位の取り方とかファイル整理の仕方みたいな感じのを発信してたんですけど、途中でマックバイトの投稿をして、元々マックでバイトしてたんですけど[笑い]、それがめっちゃ跳ねて、じゃあバイトの話をしようっていうので、バイト特化のアカウントをやってました。それこそタイミーさんみたいなアルバイトアプリに集客をつなげて報酬をいただくって形でした。
それ何歳の時?19ですね。アフィリエイトがうまくいってたのは。そのタイミングで[笑い]ちょっと売上が大きくなりそうっていうので、急いで会社を作ったのが20歳の時でした。20歳で会社作ったの?そうです、そうです。すごいね。会社作ったのは本当にもうみんなに作りなさいって言われて、あ、なんかそういうものがあるんだみたいな感じで作りました。
マジでうまく行き出したのは何歳ぐらいの時なの?もう20歳の時が1番調子良かったですね、むしろ。その後のアフィリエイトの収益とコンテンツ販売の収益でポンポンと跳ねていって、売上はその時は1.5億ぐらいいってました。年間で?1期目で、はい。そうです。[笑い]利益率は?結構出たと思います。4500万ぐらいあったかな。
え、それさ、どういう風な人間になるの?だってさ、20歳でさ、誰もそんなに儲かってると思ってないじゃん。性格が悪い大学生になりそうだなと思うんだけど。それで言うと、合コンとかはあんまり引かれなかったです。同世代の。そう。[笑い]性格的にはそんなにねじ曲がったりしなかったんですけど、虚無感には襲われていきましたね。走った後の先が見えないと言いますか、自分が業界のトップだったので、目標とする人が見つかりにくいという。目標なくなっちゃった?そうです。
それで結局どういう選択をしたの?全く大きくせず、急効果の選択でした。はい。なので、その後3年ぐらいはうまくいかずに、売上も少しずつ下がって、完全にフリーランスみたいな動きをしてました。うん。
その時のさ、心境ってどんな感じだったの?上がって下がったというよりは、跳ねただけなんですよね。あ、なるほど。なので、その時は色々あってうまくいっただけっていうのも自覚してたので、自分は一発屋だみたいな自覚はありました。変に調子に乗ったりとかはあんまりなかった気がしますね。あ、そうなんだ。はい。むしろみんなが怖かったです。持て囃されてと言いますか。
あ、過剰にあおちゃんすごいね、すごいねみたいな。それが怖くて、そんなにすごくないのに、その期待に応えなきゃいけないみたいなプレッシャーの方が強かったです。なるほどね。怖かったです、確かに。特にインフルエンサー事業をしてたので、インスタでの売上がめっちゃ大事なわけですよ。うん、うん、うん。なので、それが下がっていくことはめっちゃ怖かったですね。あ、そうなんだ。はい。
それで会社を売却しようと思ったのは?はい。完全にポーカーに移ろうかなって思って。え、ポーカー?ちょっとポーカーの話も詳しく聞きたい。あ、そうなんです。今プロのポーカー目指して頑張ってるんですけど、元々趣味でやってたポーカーを本気でやりたくなってしまって、それで売却しようかなって思いました。
いつからポーカー始めたの?起業してすぐぐらいだった。21ぐらいから始めてると思います。なので4、5年目くらいですね。いや、流行ってんの?今。[笑い]いや、めっちゃ流行ってると思います。女性でも?女性でもすごい流行ってますね。あ、そうなんだ。ええ、すごいな。
なので21からラスベガスに行って、世界大会に出るみたいな生活してました。ベラージオとかMGMとか、ああいう辺も渡り歩いて、今年って5年目とかになりますかね。4年目ですかね。でもその1年目とかはまだ大学もやってたので、ラスベガスでオンライン授業受けながらポーカーするみたいな、もう背ケアおかしいことになってて、夜じゃないそっちみたいな感じの生活でしたね。
ポーカーにはまった理由は、やっぱ最初勝ったの?あ、そうです。最初爆勝ちしちゃって、もう完全に調子に乗ってました。それはちなみにおいくらぐらい?あ、いえいえ。日本でやってたので、トーナメント優勝したぐらいなんですけど、いい気になっちゃって、その後めっちゃ負けて悔しくなって。ポーカーってものは色々勉強する余地があるんですけど、知ったらそれはそれで楽しくて、海外旅行との相性も良くて、いっぱい行くようになってきました。
うん。あ、なるほどね。じゃあ行ったら基本ずっとポーカー?ずっとポーカーしてますね。1日8から10ぐらいはしてるな感じです。うん。
それでポーカーに専念すると決めたじゃん。で、どうやってさ、買い手を見つけたの?知り合いに声かけまくりました。主に評価してもらったのはYouTubeとTwitterなんですよね。なので[咳払い]、YouTubeチャンネルを買うところありませんかみたいな感じで、いくつか声をかけていきました。
ざっくり最初、YouTube1000万でどうですかみたいな。何もないですよ。売上かける何倍とか、そういうの一切なく、1000万でどうですかっていう風に声かけていって、あ、1000万ならありかもしれないっていう会社さんと話を進めていって、じゃあTwitterも加算して、なんでしょう、LINEのリストも加算してって言ったら、ざっくりこれぐらいでどうでしょうっていうので決まりました。
売る中でさ、今だから言えるハードなポイントとか難しかったことって何かある?ハードだったことは、特殊すぎて、どんなにM&Aを勉強しても当てはまらなさすぎて、ずっと困っていたのを、あおさんのケースはこういう法人でこういう買い方なので、こうじゃないですかっていう風にアドバイスいただけたのがすごく助かりました。なるほどなるほど。なるほどなるほど。
特殊ケースっていうのは、1人法人で自分が看板商品だから、事業を売っちゃって自分が抜けてしまうと価値がだいぶ毀損してしまうから、将来売却後どれくらい関与するのか、どれくらいコミットするかどうかってこと。その辺を整理するって感じなのかな。まさにそこが課題でしたね。そうだよね。[咳払い]はい。
買い手からするとさ、100%コミットするに越したことないからね。でもさ、コミットしたくないから売るわけでもあって、ポーカーしたいから売るんだもんね。そこは結構ちゃんとお話しさせてもらって、引退するので次これ以下の稼働になりますよっていうお話はさせてもらいました。うん、うん。
最初はさ、直接相対でやったんでしょ。でも相対って難しいよね。難しかったですね。でも元々知り合いを通していったので、ちょっと話しやすさはありました。その交渉を始めてさ、どれくらいでクロージングしたの?11月末に話が出て、12月、1月、2月、3ヶ月ですかね。でも早い方だね。早かったと思います。
ほうほうほうほう。これも聞きたくて、YouTuberの人たちも参考になると思うんだよね。自分が商品になっていて、M&Aはそもそも成立するのか、その後の関わり方で何が変わったのか、あと揉めてるのか揉めてないのか、ぶっちゃけどうなの?
成立するかで言うと、すると思いますし、もっと今後増えていくと思います。レベラさん、一気に3社買収したんですよね。それをTwitterで発表してたんですけど、そのうちの2社がタレントです。私ともう1社がタレントみたいな形でした。
気をつけることとしては、私はその稼働も低かったので、残る期間が1年なんですけど。あ、なるほど。1年で回収見込める額にしました。あ、そういうことね。はい。なので、いる期間でバリューをまず出そうっていうのと、M&Aに価値を置いていただこうと思いました。
今回プレスリリースとかでしっかりM&Aを発表することによって、レベラの認知であったりとか勢いとかを表現できるので、そこに価値を感じてもらえたら、なんでしょう、M&Aした時点でちょっとバリューが出せていると言いますか、っていうのを大事にしていました。うん、なるほど。結構最初から1年という風に提示していて、向こうも飲んでいただいた形でしたね。あ、そうなんだ。
重要な要素としてさ、あおちゃんというIPがあるから、言っちゃえばさ、別のソーシャルメディア上でも活躍できるわけじゃん。そこの制限ってどんな感じになってんの?なるほど。全く同じ商品じゃなければオッケーみたいな形になっています。あとはポーカーは全面的に認めるって感じですね。あ、ポーカーね。はい。ポーカー制限されるとちょっと話が違ってきちゃうんで。[笑い]あ、そうだよね。そうだね。って感じです。なるほど。
なので、かなり理解してくれたなっていう風に思います。業界に私6年ぐらいいるんですけど、結構真面目にやってきてよかったなって思いましたね。真面目にやってきたとは?不切りをするとか、ちょっとグレーなことをするみたいなことを全くしてこなかったので、ある程度人柄を評価してもらえたりとか、信頼感を持っていただいて、ふわっとした契約で進んだ気がします。ちゃんとやるだろうって思っていただいたってことですね。
YouTuberのM&Aはさ、今後増えると思う?あ、めっちゃ増えると思います。元々小ジ春さんがゆりに売却した時に、初めてインフルエンサーを全部取り込むことによって価値をつけるみたいな考えが出てきた、みたいに解説してる人がいて、あ、なるほど、みたいな。その人ごと会社に入っちゃえば、属人性ってむしろいいことなんじゃないか[咳払い]みたいに最初思って。だからYouTubeも絶対売れないってみんなに言われてきたんですよ。うんうん。[咳払い]もうあおちゃんすぎるみたいに言われてきたんですけど、私は絶対売れると思ってみんなに声かけてました。
YouTubeのさ、売れる頻度がさ、下がってくるじゃん。なのに売れるっていうのはどういうロジックなの?元々他社の紹介をアフィリエイト形式でしてたんですよね。うん、うん。なので、それで売上が出てたので、同じ形式でやれば絶対に売上が出るとまず思いました。M&Aしてる会社だったら、もう仲いいのが分かってるので、商品を紹介しても何の不自然さもないじゃないですか。というので、より売上が見込める。その約束した期間でバリューが出せると思った金額を提示してるので、問題ないかなって思った。うん。
それってさ、チャンネルの中であおちゃんが全面に出ていたのが、例えばさ、別の誰かが出てきて、だんだんあおちゃん色を薄くしていくって感じで、それでも同じように商品販売をすれば、売上の再現性があるってこと?合ってます。合ってます。でもね、これ分かるわ。僕も属人性強いって言われるけど、僕じゃなくても売れるなって思うもん。多分その感覚に近いかもしれない。
はい。なので、形式としては私がずっと1人語りで動画撮ってて、たまにコラボするぐらいのYouTubeだったんですけど、もうレベラさんのずっと入る人と2人で撮るようにしてて、1年後には引き継げるような形でYouTube撮ってますので、影響力とか全部お渡しできればなって思ってますね。あ、なるほどね。確かに、確かに。というので、タレントバイでしたけど成立した感じですね。
うん。今どんな感じなの?うまく計画通りに行ってんの?あ、計画通り行ってますね。しかもむしろいい感じに色々進んでる気がします。もっとハレーションが起きるかなって思ってたんですけど、全くなく、YouTubeも無事運営できてますし、M&Aの影響力も大きかったですし、ちゃんとできてます。
そうなった時に、あおちゃんの影響力がYouTubeの中で薄まっていくじゃん。そこの葛藤とかなかったの?ポーカーやるから全然いいやなのかな。そこってどういう気持ちの整理があったの?ああ、ポーカーやるから全然いいやに近いですね。元々そのM&Aがなくてもお仕事やめようと思ってたんです。あ、そうなの?はいはいはいはい。なので、誰かに引き継げたらいいなぐらいの。うんうん。感じでした。
その中でも、レベラさんってめっちゃクリーンに業界を引っ張っていってくれる存在だと思っているので、バンバなM&Aですね。うん。なので、いい人にちゃんと引き継げたし、私もちゃんと終われるし、願ったり叶ったりです。うん。
これからどういうポーカー人生を歩んでいく予定なんですか?ポーカーのプレイヤーとしてとインフルエンサー、どっちもで考えていて、プレイヤーとしては本当にカジノに行って、期間行って勝って帰ってくるっていうパターンと、インフルエンサー業もちょっとやっていて、ABEMAとかDMMとか、そういう番組に出演したりして配信料をいただいたりとか、ゲストイベントしてみたいな感じです。うん。今後はポーカーのプロ契約枠みたいなのが出てくると思うので、そういうのになれたらいいなって思ってました。
なるほどね。週にどれくらいポーカーやるんすか?ああ、難しいですね。年間1/3海外にいるので、その時に行ったら月に300時間ぐらいプレイするって感じですね。10×30でずっとやってます。へえ。ちなみに今のところ勝ち負けどんな感じですか?あ、勝ってて、シンガポールだと1週間ぐらいで45万ぐらい勝ってきました。ほお、すごいっすね。ぜひ皆さん、概要欄にリンク貼ってますんで、ぜひフォローお願いします。ありがとうございます。
これから女性の起業家増えると思うんですけど、やっぱり起業のハードルって高いじゃないですか。そんな女性の起業家を目指してる人に向けて、ぜひ一言お願いします。あんまり考えてなかったかもしれないですね。男性だから女性だから。特に考えずに色々進んでったらうまくいったって形です。でも強いて言うなら、若さがあってみんなに応援してもらえたのは大きかったかなと思います。
応援っていうのは、いろんな情報をもらえたってこと?そうです、そうです。アドバイスを頂いたり、拡散力ですね。インフルエンサーの方々に可愛がってもらって、すごい女子大生が出てきたぞみたいな感じでいっぱい取り上げてもらったのが大きかったです。早かったからレアキャラになれたってこと?あ、そうです、そうです。
あと業界としてもちょっとパイオニアみたいな存在なんですよね。元々インスタでアフィリエイトするみたいな文化がなくて、それを勝手に私が持ってきたので、ちょっと過去の人だけど、この人がインスタ(アフィリエイト)を作ったみたいな感じに評価してもらうことが多いので、そういう意味でM&Aの発表にも意義があった気がします。なるほど。はい。なるほど。
逆にあおさんから何か質問ってあります?むしろ、なんでタレントバイって評価されてこなかったんですか?属人性がない方がいいみたいなのって。あのさ、上場企業がM&Aするっていうイメージがあるじゃん。そうすると、売上が続くっていう保証があるかどうかっていう観点から、ボラティリティがあったり、タレントがいないとダメみたいな、リスク面から、タレントはバリュエーションがつかないっていう状況ではあったよね。でもここ2年ぐらいで変わってきてる気はするけどね。変わってきてますよね。
今後ももっと増えていくと思うんですよね。正社員で入社するか、フリーランスになるかみたいな問題も最近出てるじゃないですか。そのフリーランスが法人持っちゃってるので、じゃあ正社員として雇うんじゃなくて、もうM&Aしちゃえみたいな感じで、もっとライトに増えていくと思うので。あ、フリーランスが持っている法人をM&Aする?そうです。正社員で雇うんじゃなくて、そしたら丸ごと引っ張ってこれるじゃないですか。そしたらお互いいいんじゃないかなって思いますね。なるほど。
今後はさ、起業してさ、チームを作ったりとか、その辺もあんまり興味ないの?苦手だったと思いますので、はい。やってみようとしたことあるんですけど、あんまりうまくいかなくて、結局ずっと1人でっていう感じでした。組織で働くみたいな経験が全くないので、誰にどうしていいかあんまりわかんないんですよね。就職したことがなければって感じなので、組織作りとかちょっと苦手だなって早々に気づいて、1人でやってました。あ、そうなんだ。でもそれ早く気づくってすごいね。あんまりその拡大傾向でもなかったですね。起業して2年目以降は、ゆるっとやっていければいいかなっていう風に思ってましたね。うん。
最終、3社に買っていただきたいって言っていただいたんですよ。ほうほうほうほうほう。なので、そこの3社をちょっとコロコロさせていただくことによって、値段がめっちゃ上がっていきました。うん。コロコロ大事だよね。よくわかんないものだからこそ、A社がいくらって言ってますみたいにしたら、B社が、あ、じゃあいくらでみたいな感じで出していただきました。価格が上がる重要な要素として、競争環境があるかって大事だよね。
あとは、タレントだからこそ、その1人がどっかに行くと勢力図がちょっと変わるんですよね。自分から取られるみたいなニュアンスになりやすくて、その相手のパワーに必ずなるじゃないですか。競合の。うんうん。っていうので、そっちに行くんだったら、いくら出すからこっちに来てよみたいな。あ、そっか。単純に買えなかったらゼロじゃなくて、競合に行くってなるとマイナスになってしまうんだ。あ、そうです、そうです、そうです。ああ、ああ。というので、コロコロの効果も高かったんじゃないかなって。
ポーカーやるぐらいだからさ、駆け引きやっぱうまいよね。駆け引きかもしれないです。ポーカーとさ、M&Aって繋がる部分って何かあります?あんまないかもしれないっす。すいません。
ポーカーをやる上で勝つために重要なことって何なんですか?ああ、人の気持ちを考えるなんですよ。人の気持ちを考える。[笑い]そう、思いやりがある人が1番強いです。誰に対して思いやりを持つ?相手に対してですね。あ、でもポーカーって複数人でやりますよね。そうです、そうです。でも大体1対1の勝負になることが多いんですよ。降りたり、みんながこうすることによって。
その時に、こういう反応を持ってたらコールしたくなっちゃうよねみたいな[咳払い]感じのベット額をすることによって、最大限自分のチップスを増やせるっていうゲームです。なるほどなるほど。なので、1番優しい人が実は1番チップ持ってます。あ、そうなん。はい。逆に1番ダメなケースは、あいつむかつくみたいな、引きずり下ろしてみたいなベットをする人は結構負けるイメージですね。[笑い]そうなん。はい。
ラストワンマイルの清水さん。はい、はい。めっちゃ仲良くさせてもらってますよ。ラスベガスで有名ですから。はい。もう日本人ポーカープレイヤーはみんな知ってますね。私ポーカーで知り合ったので、普通の人だと思ってたら、なんかすごい人らしいみたいな。そう。でも、とは思えないぐらいのもうギャンブル中毒ですね。ラスベガスで会ったりとか?ああ、何回もあります。そう。一緒にギャンブルしたりとか、ご飯行ったりとか、たくさんさせてもらってます。
なんかポーカー繋がり楽しそうっすね。あ、そうですね。経営者の方が多いので、M&Aの勉強になることも多かったです。うん、うん。確かにね。海外でベットする人っていうのは、結構稼いでる人多そうだもんね。かなり稼いでますね、皆さん。ですよね。はい。
あ、こんな社長がやってるんだってことあります?あります。インフルエンサーの方も結構お忍びで来てたりとかもしますし、ちゃんと硬い会社の方も多いですね。でも逆にアングラっぽい人も多い?多いです。あ、なるほど。正直。うん。なので、そういう人がカジノに来て、ちょっと悪そうなお金で遊ぶみたいなのも普通に見かけますね。[咳払い]なるほど。そこはどういう風に線引きしてるんですか?いや、見たら分かります。なんか雰囲気から滲み出るので、やばそうだなっていうのはありますね。
次の人生はポーカーですね。ポーカープロ目指して頑張ります。分かりました。概要欄にですね、あおちゃんのX貼ってますんで、皆さんぜひフォローしてください。ポーカー好きの人いたら、ぜひ繋がりたいです。ということです。じゃあ、あおちゃん、ありがとうございました。ありがとうございました。
今見た動画よりも、もっとオフレコの深い情報、皆さん興味ありませんか?M&A BANKサロンでは、表に出せないような深い話もやってます。M&Aを学びたい人、そして会社を売却してお時間がある人、友達集めにぜひ入会・参加いただけると幸いです。概要欄から。
僕じゃないんだ。だって苦しだって生きてくんだ、そう消えない、思い込むん
記事公開
