人材紹介事業を立ち上げ支援するAGENT SUCCESS野村真央氏が語る、撤退が多い業界で残る条件と、自力で進めた会社売却
M&A BANK人材紹介事業は始めやすい一方で、撤退も多い業界だと野村真央氏は語る。M&A BANKの島袋直樹氏がこの業界の特徴と、事業を始めるときの切り口を聞いた。後半では、1人社長だった野村氏が仲介会社を使わずに自社の売却を進めた経緯が語られる。野村氏は、人材紹介の立ち上げ支援を行う株式会社AGENT SUCCESSの代表である。
人材紹介の立ち上げを外部から支援する仕事
AGENT SUCCESSは、これから人材紹介を始めようとする会社の立ち上げを支援している。支援先は累計で50社ほどになる。領域は問わず、ハイレイヤーから新卒まで、人材紹介をやりたい会社に外部マネージャーのような立場で伴走するという。
野村氏は新卒から3社で会社員を経験し、すべて人材系の仕事に携わった。最初の会社では転職サイトの立ち上げを担当した。アデコでは新卒向けのエージェントとして、学生の集客と支援を担った。最後に在籍したスタートアップのWARCでは、候補者を集めてスタートアップのCFOや管理部長として紹介するエージェントを4年ほど務め、その後独立した。著書に『人材紹介ビジネスの始め方』がある。
年間約3000社が参入し、半分ほどが撤退する
島袋氏は人材紹介を「儲かりそうなイメージ」の事業として話題に出した。これに対して野村氏は、参入障壁が非常に低いため、人材紹介の免許を取る会社は年間3000社ほどあり、その半分ほどはすぐに撤退していく業界だと説明した。
つまずく理由として野村氏が挙げたのは2つである。1つ目は、始めやすさゆえに専任の人を置かず、片手間で始めようとする会社が多いことだ。2つ目は競合の多さである。野村氏によれば、街を見渡せば転職エージェントだらけという状況なのに、どの領域を攻めるか、どう集客するかを考えずに始める会社が少なくない。そうした会社が撤退していくという。
領域は「業界」と「職種」で切る
島袋氏は、自分のイメージとして階層で区切る案を示した。社長専門、CXO、CFOやCTOといった専門職、事業部長、マネージャー経験者、一般職、第二新卒、新卒という分け方である。そこにIT、建設などの職種の違いを重ねるという考えだった。
野村氏の答えは「業界と職種」である。まず業界を切る。業界にはIT、最近盛り上がっているという物流(ドライバーの紹介など)、医者や看護師に分けられる医療などがある。そのうえで、その業界の上位層を扱うのか、メンバー層を扱うのかを決めていく。
M&A BANKと相性のよい業界を問われると、野村氏はM&A業界を挙げた。M&A仲介会社は採用が活発で、紹介手数料として年収の100%を出す会社もあるという。大手の中には、紹介された人の年収にかかわらず最低300万円を支払う契約を結ぶところもあり、野村氏は「すごい熱い業界」だと述べた。この話を受けて島袋氏が「一緒にやりません?」と持ちかけ、場が笑いに包まれる場面もあった。
事業を伸ばすのは「誰とやるか」
島袋氏はDYMを例に、同社が事業を当てて伸びた理由を「人」だと考えている。島袋氏によれば、経営者が持つ事業アイデアや情報はもう民主化されていて大差がない。差がつくのは、コミットできる責任者を据えられるかどうかだという。DYMは新卒採用支援を始めた時期に、良い人材を自社でも採用した。その若手を、Webマーケティングや病院といった事業の責任者に抜擢して成長したのではないか。島袋氏はそう推測した。
野村氏はこの見方に同意した。人材会社の価値提供はシンプルで、人を集めて企業に紹介し、採用してもらうだけのビジネスモデルだと説明する。独立しても、大手に入っても、スタートアップでやっても提供する価値は同じである。だからこそ「どの環境で誰とやるか」が重要になるという。責任者や社長がビジョナリーか、カルチャーづくりがうまく「ここでやりたい」と思ってもらえるか。野村氏はそこが大事だと語った。
1人社長のまま3年、競合の増加に危機感
AGENT SUCCESSの創業は3年前である。野村氏は昨年末まで1人社長として、他社の外部マネージャーのように人材紹介の基本を教える仕事をしていた。しかし取引先が増え、営業もカスタマーサクセスも自分でこなす状態になり、1人では限界が来た。そこで昨年末ごろから人を増やし始めたが、現在も業務委託のメンバーしかいないという。
売却を考えたきっかけは競合の増加だった。野村氏によれば、2年前ごろまではニッチすぎて「新しいビジネスですね」と言われていた。ところが昨年あたりから、似たサービスを提供する会社の話を耳にするようになった。調べてみると、船井総研もコンサルティングとパッケージを合わせて提供していた。1人社長の体制では、いずれ潰されるという危機感を持ったという。
もう1つの理由は、コロナ禍の経験である。当時は求人がなくなり、人も動かなくなった。その経験から、野村氏は「人材にかけるコンサル」は真っ先に不要とされかねないと考えた。今の成長率では勝てなくなる。そう判断して、M&Aも選択肢に入れて一気に引き上げる施策が必要だと、昨年ごろから考え始めた。財務面について野村氏は、1人で運営しているため売上のほとんどが利益になる状態だったと述べた。
仲介会社を使わず、自分で約10人に打診
野村氏は最初、M&A仲介会社の話も聞いた。自社のバリュエーションは1〜2億円程度だろうと見積もり、その規模に対して仲介手数料が高いと感じたという。仲介会社から見せてもらった候補先リストには、知っている会社が多く含まれていた。経営者の知り合いも多かったため、自分で進められると判断した。
野村氏は約10人の経営者に、Messengerで直接連絡するか、知人に事情を話して紹介してもらった。文面はストレートで、今の状況を伝え、相手の会社とシナジーがありそうなので買ってくれないか、一度話をさせてほしいという内容だった。話を聞いてくれたのはざっくり半分ほどで、ちゃんと検討してくれたのは3社だった。その中から1社を選んだ。
売却先CCHとの出会いは交流会の隣席
売却先はCCHという会社である。野村氏の説明では、CCHは多事業を展開し、PEファンド的な動きもしている会社で、最も強いのは営業だという。M&Aの実績も複数ある。タクシー会社やキルフェボンを買収して1〜2年で大きくしてから売却し、直近ではホリーフードサービスという飲食会社をTOBしたと野村氏は紹介した。
CCHとの接点だけは、ほかの打診先と経路が違った。M&A系の交流会に売り手として参加した際、たまたま隣の席に座ったのがCCHの役員だった。互いの会社を紹介し合い、別途食事に行くことになったのが今年5月末である。6月上旬にもう一度食事をして、双方が面白そうだと感じた。その後、代表との会食が設定された。M&Aを前提に、うまくいくかを検証するため、CCHが本格的に事業へ手を入れる形になった。6月末からは実際に一緒に事業を始めている。
島袋氏はこれを、本来M&Aの後に行うPMI(統合作業)を契約前に先に試す進め方だと整理した。収録時点で開始から約2か月であり、クロージングは8月末の予定だという。
ノウハウを盗まれるリスクをどう見たか
島袋氏は、契約前に事業を一緒に進めるとノウハウを盗まれる危険があると指摘した。この進め方は買い手にとっては慎重に判断できる利点があるが、売り手にはリスクがあるという見方である。
野村氏の考えは、ノウハウを真似されても経験者でなければ実行できない、というものだった。野村氏には10年間の人材紹介の経験があり、メンバーも人材紹介の経験者である。一方、CCHには人材分野に長けた人材がいない。だからこの会社なら心配はないと判断した。ほかの売却候補はすべて人材紹介会社だったため、そちらと同じ進め方をしていたら真似されていただろうと野村氏は振り返った。
取り決めについては、意向表明を出してもらっただけで、細かいことはほとんど決めていないと野村氏は笑った。島袋氏は、事業を一緒に動かしていればデューデリジェンスも実質的に進んでいるようなものだと受け止めていた。
「10倍」の目標と、実際に用意された支援
野村氏が当初懸念していたのは成長目標だった。CCH代表との話は「1年後に10倍」で始まった。ところが次に話すと半年後に、その次は3か月後に縮まり、秋には10倍になっていなければならない話になっていたという。野村氏はこれを「結構やばい」と感じた。売却後に目標未達を理由に外されることを、最も心配していた。
しかし実際に一緒に事業を始めると、CCHは必要なものを用意してくれた。野村氏はこれまで広告費をほとんどかけず、本を出す程度だった。CCHは内製化しているLPを作って提供した。さらにナンバー2となる人材を見つけてきて、その人物が野村氏と一緒に営業している。営業体制のてこ入れも行われた。野村氏は代表のまま残り、組織づくりを一気に進める支援を受けている形である。
野村氏は、言うだけでなくやるべきことをやってくれるフォローが手厚いと評価した。サービスも改善され、自分がやるべきことに集中できているという。ここに売ればちゃんと伸びるとイメージできたので、この1〜2か月の期間は大事だったと振り返った。
条件とインセンティブはまだ交渉中
収録時点で、バリュエーションはまだ確定していない。利益に対するマルチプルは交渉中で、4倍程度という数字が挙がった。売却後のインセンティブについて、野村氏はロックアップは設けられていないと説明した。オーナー企業なので、事業の成果に応じて役員報酬を上げるといった条件を自分から主張し、合意しながら進めていくという。野村氏は、売却の判断は良かったと思うと述べた。
起業家のセカンドキャリアを紹介する構想
終盤、島袋氏は自分も人材ビジネスを始めたいと話した。今後はフランチャイズ本部の買収も考えており、事業責任者や会社の社長を任せられる人材を探したいという。
これに対して野村氏は、やりたいこととして起業家のセカンドキャリア支援を挙げた。起業には、うまくいった人もいれば途中で挫折した人もいる。フリーランスも含め、キャッシュアウトの怖さを知り、自分で物事を進められる人が多いと野村氏は見ている。たまたま失敗した人を他社の子会社や事業の責任者に据えれば機能するのではないか、と野村氏は考えている。
島袋氏はこれに強く同意した。特に、自分で金融リスクを負い、借金をして返済した人や、資金調達で失敗を経験した人は「むちゃくちゃあり」だという。M&A BANKの視聴者には起業家としての次の道を考えている人も多いはずで、そうした人の話を聞いて会社を紹介する事業とは相性がいいと島袋氏は述べた。
AGENT SUCCESSの料金は、初期費用(100万円から)と月額費用で構成される。月額はプランや関与の深さによって数十万円程度で、1年間伴走する形だという。
人材事業を始めようと思ってる社長、ちょっと必見なんですが、参入障壁はめちゃくちゃ低いので、すぐに始めようとする会社、実は年間で3000社ぐらいありまして免許取るんですよ。で、半分ぐらいはすぐに撤退しちゃっていくっていうような業界になってます。
今のうちの成長率だと勝てなくなるので、M&Aって選択肢も視野に入れてガッと引き上げる施策をなんか打たないといけないなっていうのを漠然と去年ぐらいから思い始めたっていう。
えっと、なんかどっか仲介さんとかなんかどっかのアドバイザー使ったんですか?最初は仲介の方のお話も聞いたんですけども、ちょっと仲介手数料高いなと思って、私は結構他の経営者とかの知り合いもいるっていう事もあったので、あ、自分で行けるじゃんて思ったんですよ。人材ビジネスやってるもんね。そうですね。
M&A前提で、行けるかどうかを検証するためにがっつりテコ入れしていただいて、もう6月末ぐらいからビジネス一緒に始めてます。そう。でもそれ注意しないとさ、ノウハウパクられちゃう可能性あるじゃん。あ、そうですね。おっしゃる通り。そこってどういう風にしたの?
はい、皆さんこんにちは。皆さん事業やる時、ヒト・モノ・カネじゃないですか?で、採用したい。でもなかなか採用できない人って多いと思うんですよね。で、今回は人材事業を始めようと思ってる社長、必見なんですが、人材事業を始めるコンサルをM&Aで売った、そういう経営者と動画撮っていきたいと思います。よろしくお願いします。
ちょっと簡単に自己紹介と会社の紹介してもいいですか?はい。えっと株式会社エージェントサクセス代表の野村と申します。よろしくお願いします。で、弊社は人材紹介をこれから始めようとしてる会社さんの立ち上げのご支援というのをやっておりまして、今累計で50社ほどご支援してるんですけども、結構本当に領域はどこでも良いんですよ。ハイレイヤーから新卒まで、人材紹介をやりたいという会社様に対して外部マネージャー的に立ち上げのご支援だったりとか、一緒に伴走支援するっていうことを仕事としてやっております。
元々ずっと畑は人材?あ、そうですね。新卒の頃から3社会社員経てるんですよ。全部人材系に携わってました。転職サイトの立ち上げと、あとはアデコっていう会社で、その時は新卒のエージェントですね。学生さんの集客とエージェントをやっていて、最後WARCっていうスタートアップで、会計士さんとかを集めてスタートアップのCFOとか管理部長とかになってもらうっていうエージェントを4年ほどやって、そこから独立してます。
こういう書籍出されてるんですよね。はい。そうです。『人材紹介ビジネスの始め方』。うん。「儲かりそうだけで始めてはいけない」。あ、そうなんです。儲かりそうなイメージですけどね。そうですね。参入障壁はめちゃくちゃ低いので、すぐに始めようとする会社、実は年間で3000社ぐらいありまして免許取るんですよ。で、半分ぐらいはすぐに撤退しちゃっていくっていうような業界になってます。
多くの人がその人材紹介を始めようと思って、どこでどういう風につまずいていくのか見てこられてるから分かると思うんですけど、残ってる会社はなんで残ってるのかちょっと教えて欲しいんですけど。
つまずきやすいポイントで言うと、その始めやすいので、ちゃんと人を置かなかったりとか、なんか片手間で始めようとする方が多いです。っていうのと、あと競合がすごく多いじゃないですか。今もう街を見渡せば転職エージェントだらけなので、どこの領域攻めるかとか、どういう集客方法するかっていうのを考えずに始めちゃう方とかは結構多くて、そこから撤退していっちゃうって感じですかね。
どういうレイヤーで分けるべきですか?個人的なイメージですよ。社長専門のなんかエージェントいそう。次にCXO、CXOだけど専門領域、CFOとかCTOみたいななんか専門領域ありそう。次に事業部長レイヤー、事業部長まで行かないけどマネージャー経験レイヤーで、一般職、第二新卒、新卒で、職種もなんか様々ですよね。ITから、ま、小売とか、ま、建設とかあると思うんですけど、そんな感じで区切っていけばいいんですかね?
そうですね。業界と職種です。業界と職種。はい。業界は本当色々あるじゃないですか。そのITなのか、最近盛り上がってるのだと物流業界とか、ドライバーさんの紹介やりますとかもそうですし、あと医療とかだと医者とか看護師とか分けられるので、まずは業界ですね。業界をカットして、その中の上めの人をやるのかメンバーをやるのかとかっていうので分けていきます。
ちなみになんかM&A BANKと相性良さそうな業界というと、どうだと思います?はい。え、M&A業界じゃないですか?あ、M&A業界。なるほどなるほど。あ、M&Aエージェント。はい。いけると思います。可能性はあると思います。M&A業界はすごい人材紹介と相性がいいというか、今活発じゃないですか。M&A仲介会社とかもすごい採用してるので、なんか言ってしまうと年収100%出しますとかもあったりするんですよ、今。そう、そうなんだ。
大手のところだとミニマムを300万円にしますとか、1人紹介してくれたら年収いくらの人でも300万円は必ずお渡ししますみたいな契約をしてる会社さんとかもあって、すごい熱い業界だなと思ってます。うん。ちょっと一緒にやりません?はい。ぜひ。[笑い] マジっすか?
DYMって会社あるじゃん。はい。水谷さんってやってんだけど、あの会社ってものすごく事業を当てて伸びていて、なんであそこはあんなに伸びたんだろうと思った時に人だなと思って。やりたい事業とかアイデアって経営者って皆さん同じように持ち合わせてるじゃないですか。だから情報は多分もう民主化されていて一緒だと思うんですよ。ってなった時に、コミットできる責任者をアサインできるかどうかっていうのが重要で、あそこ新卒採用をそのタイミングぐらいで始めたんで、おそらく新卒で支援しつつ、いい人材は自分たちでみたいな感じになって、じゃあWebマーケやろうとか病院やろうとか、そういう事業に優秀な、要は若手の経営者を抜擢できて、結果グロースできてるんじゃないかなと思うんですけど、多分いろんな会社見てこられて、そこどう思います?
でも本当にそうだと思いますね。特に人材会社って提供するサービス一緒じゃないですか?シンプルで、人を集めて会社に紹介して採用してもらうっていう、それだけのビジネスモデルなので、どこでやってもいいんですよ。その自分で起業してもいいし、どこかの大手に入ってもいいし、スタートアップで人材紹介やってもいいんですけど、やってる価値提供は一緒なので、だとするとどの環境で誰とやるかとかすごい重要で、責任者とか、場合によっては社長がすごくビジョナリーだったりとか、もしくはカルチャー作りがうまくて、ここでやりたいって思ってもらえるかどうかってすごく大事だなとは思ってますね。やりたくなってきた。[笑い]
人材畑でやってて会社を立ち上げたのが何年前?3年前ですかね。イメージですよ。人材エージェントって小さくレバレッジでできそうだなと思ってて、ま、1人社長でもできそうだしで、組織はどういう風な感じ?広げずに?
えっとですね、去年の末までは1人でやってました。ずっと1人社長でやってて、他の会社さんの外部マネージャー的に、人材紹介ってなんぞやみたいなことを教えさせていただいてたりとかってのをやってたんですけど、ま、自分でやる限界があったので。あとクライアントが増えてったりとか、その片や営業もして、CSもしてみたいな感じだったので、去年末ぐらいから人を増やし始めまして、今、でも業務委託しかいないです、まだ。
M&Aをなぜ、どういう風なきっかけで?あ、最初はすごいニッチすぎて、なんか新しいビジネスですねって言われてたんですよ。その2年前ぐらいまでは。で、去年ぐらいから、あ、なんかこことここの話も聞いてて、あ、相見積もりしますみたいのを結構言われるようになってきて、あ、競合っぽいとこ増えたなっていう感覚があったんですね。去年ぐらいから。色々蓋を開けると船井総研さんとかもやってるんですよ。うん。そう、コンサルやってて、パッケージもあってとかってなった時に、1人社長の体制でやっていくには、なんかいずれ潰されそうだなと思ってて、っていう危機感を感じました。
で、私自身も転職エージェントずっとやってて、コロナの時とか結構しんどかったんですよ。やっぱり求人もなくなって人も動かなくなったっていった時に、人材かけるコンサルなんて1番最初になくなりそうだなと思って。そういうちょっと天変地異みたいのがあった時に、今のうちの成長率だと多分勝てなくなるので、M&Aって選択肢も視野に入れて、ガッと引き上げる施策をなんか打たないといけないなっていうのを漠然と去年ぐらいから思い始めたっていう感じでした。
財務状況どんな感じだったんですか?財務状況ですか?えっと売上とかですかね?売上が決算でこのぐらいですね。でもほぼほぼ粗利っすよね。はい。で、利益がそのぐらいです。1人だから別に、ま、十分。そうです。十分ありがたい気がしますよね。そうです。[笑い]
じゃあ、もう確かにそのコロナもあって、ちょっとなんかどっかのグループにした方がいいかもしれないなってなった時に、なんかどっか仲介会社さんとかなんかどっかのアドバイザー使ったんですか?はい。最初は仲介の方のお話も聞いたんですけども、ちょっとこのバリュエーションだと、ま、多分ですけど1億、2億ぐらいじゃないですか、今の感じだと。1億、2億ってなった時にちょっと仲介手数料高いなと思って、私は結構他の経営者とかの知り合いもいるっていう事実もあったので、あ、自分で行けるじゃんと思ったんですよ。人材ビジネスやってるもんね。そうですね。
なんか結構リストとか見せていただいたんですよ。あ、ここも知ってますねみたいなのが結構多くて、あ、自分で行けそうと思って、そっから自分でアプローチし始めて、10人ぐらい直接メッセンジャーで連絡したりとか、もしくは、ちょっと繋いで欲しいんですけどって事情話して、基本もう全部自分でやりました。
自分でやる時ってどういう風にやるんですか?その社長に対して、ちょっとなんか資本業務提携とか、なんかその辺の話をどうですかっていう風に送ったんですか?そうです。なんて送ったんですか?ストレートに、今こういう状況で、御社とシナジーがありそうです。買ってくれませんか?1回話してください。あ、もうダイレクトにそれメールで。あ、メッセンジャーとかで。
それじゃあ、10社ぐらい送ったらレスどうだったんですか?はい。1回話聞いていただいたのがざっくり半分ぐらいですかね。あ、ちょっと1回話聞かせてくださいって言ってお話をしました。ちゃんと検討してくれたのが3社ありました。3社の中から1社見つけたって感じ。あ、そうです。
え、どこが最終的には、もう開示していいんでしたっけ?CCHっていう会社。CCH、あ、CCHって僕もなんとなく知ってたんですけれども、どういう会社なんですか?はい。えっと、CCHは本当多事業展開してる会社です。あとはPEファンド的な動きもしてるんですけれども、1番強いのが営業ですね。営業をしてます。で、M&Aも8件ぐらい実行してて、タクシーの会社だったりとか、あとキルフェボンとかを買って、1年、2年で大きくして売るみたいな動きをしてて、直近だとホリイフードサービスって飲食の会社をTOBして、そこもやってたりとか。
で、そこの社長さんと連絡して、それ興味あるよっていうところで、ファーストコンタクトからクロージングまでってどういうプロセスを経てクロージングまで至ってるんですか?
あ、CCHだけちょっと違ったんですよ。他と動きが違くて、たまたま交流会、そのM&A系の交流会があって、私は売りたい側で、買いたい側でCCHさんいらっしゃって、面識なかったところで会って、たまたま隣の席で、その時役員の方だったんですけど、うちはこういう会社ですってお互い喋って、あ、なんか良さそうってなって、ちょっと別でご飯行きましょうってなったのが今年の5月末です。で、6月上旬ぐらいにもう1回ご飯行って、あ、これ面白そうだってお互いになって、そこから代表と別で会食組んでいただいて、M&A前提で、行けるかどうかを検証するためにがっつりテコ入れしていただいて、もう6月末ぐらいからビジネス一緒に始めてます。
あ、だからM&A先じゃなくて、M&Aの後にあるPMIっていう引き継ぎ統合業務を、もうM&Aする前に、だったらさ、ちょっと事業シナジーどうあるかもう検証してみない、そっちファーストでやんないっていう風な感じで始まったのが6月だから、今で行くと2ヶ月前ぐらい。でもそれ注意しないとさ、ノウハウパクられちゃう可能性あるじゃん。あ、そうですね。おっしゃる通り。そこってどういう風にしたの?
私の考えなんですけど、さっきの人材紹介とかも一緒で、なんかノウハウパクられてもできないだろうと思ってたんですよ。なんでかって言うと経験者じゃないんで。私は10年間人材紹介やってきたから結構伝えられることとかあって、メンバーもそうなんですよ。人材紹介やってる人なんですよ。CCHにいないんですよ、そういう人が。人材系に卓越した人がいないので、この会社だったら多分その懸念はないだろうなっていう。他の売却候補の会社さんは全部人材紹介会社だったんですよ。そしたらパクられちゃってたと思います。
買う側からするとメリットあるじゃん。もう慎重に買えるから。でもさ、売る側からすると、おっしゃるようにパクられるかもしんないリスクあるから、そこの決めってどういう風に最初にやるんですか?もう2ヶ月期間、ここでもう完全に判断してくださいなのか、どういう感じだったんですか?
あ、えっと正直そんなに細かく決まってなくて、意向表明は出していただいたんですけど[笑い]、あとはなんか結構もうそのままですね。特に何も取り決めしてないです。でもじゃあその事業は走りつつ、デューデリはもうだいたい分かってくるじゃん。はい。あ、そうですね。はい。だから、ほぼデューデリはないようなもんでしょ。事業しながら。
私が元々懸念してたのって、その代表と話した時に、こんぐらい事業を伸ばそうっていう風に言ったんですね。その時に10倍にしようとりあえずっていうのを、なんか1年後10倍にしようっていう話で始まってたんですけど、なんかもう1回喋ったら半年後になってて。うん。次3ヶ月後になってたんですよ。だからもう秋には10倍になってなきゃいけないみたいな感じになってて、あ、それ結構やばいなって思ったんですけど、一緒にビジネス始めてたら結構色々用意してくれたんですよ。
例えば今まで広告の予算を私は全くかけてないんですけど、本出すぐらいとかなんですけど、LP作ってくれて、内製化されてるので、そこを提供してくれたりとか、あとCOO候補を見つけてくれて、もう一緒に営業やってたりとか、営業もテコ入れしてたりとか、なんか全部用意していただいたので、あ、なんか私としてはむしろやってよかったなって思ってます。
COOだから、抜けるん?抜けないです。私代表です。代表でやって、そのナンバー2を持ってきてくれて、組織作りをもう一気にサポートしてくれてるってことか。1人で10倍って言ったらもう意味がわかんない数字だったんですけど、売った時にプレッシャーかけられて、私を外されちゃう、解任されてしまうっていうのが、なんか目標行ってないからもうさよならっていうのが1番懸念だったんですけど、そこのフォローアップ結構手厚いなっていう。その言うだけじゃなくて、ちゃんとやるべきことはやって、サービスも改善されてますし、それのおかげで私がやるべきところに集中できてるってのもあって、ここに売ったらちゃんと伸びるんだなっていうのがイメージできたので、その1、2ヶ月って結構大事だったなって思ってます。
うん。買ってくれたけど、目標10倍つったら、10倍できるんだったら売りませんけどみたいな話だもんね。[笑い] 8月末でクロージングっていう形なんですね。ちなみにバリュエーションってどんな感じなんですか?バリュエーションちょっと全部決まりきってないです。大体マルチプルの何倍ぐらい?マルチプルがちょっと交渉中です。4倍くらい。
その後のさ、インセンティブってどうなるんですか?はい。事業に応じて役員報酬あげるとか、そういう感じですよね。なんかロックアップなくて、ま、オーナー企業なんで、自分で主張してそれを取りに行く。こんぐらいのベースからこれやりますみたいな感じで、もうなんか合意しながら進めていくっていう感じですね。良かったっすね。はい。良かったと思います。はい。[笑い]
人材ビジネス、なんか俺も始めたいな。あ、本当ですか?今後なんかフランチャイズ本部とかも買収していきたいと思うんで、そうなってくるとなんか事業の責任者とか、うん。できる、会社の社長とかできるような人たちを結構紹介してほしいなと思ってて。
私やりたいことがあって、起業家のセカンドキャリアってめちゃくちゃなんか重要なことで、うまくいった起業家もいれば、途中でちょっと挫折しちゃった方とかも結構いらっしゃるじゃないですか。フリーランスとかもそうなんですよ。なんかキャッシュアウトの怖さとか知ってたりとか、自責で何事も進められる方も多いと思ってて、たまたま失敗しちゃった方とかを他の会社の子会社とか、ま、事業責任者でもいいんですけど、やってもらうとワークすると考えてるんですね。すごいわ。それってどうかなって思います。
いや、すごいわかる。起業家のセカンドキャリアは、特に自分で金融リスク背負って借金して返済完了したとか、ファイナンスでの失敗経験してる人は、僕はむちゃくちゃありだと思いますよ。はい。それが多分1番いいかもしれないですね。M&A BANKさん見て、多分起業家としてどうしようと思ってる人もたくさんいると思うんで、そういう方の話聞いて、あなたこういう会社どうですかって紹介するのはめちゃくちゃ相性いいなって思いました。ちょっとやってくださいよ。はい、ぜひ。はい。安くしてくださいよ。はい、分かりました。安くしてM&A BANK紹介しますよ。[笑い]
あ、人材ビジネスいいわ。で、同じように僕みたいに、ビジネス紹介してほしい、人材業の立ち上げ手伝って欲しいっていう人は、概要欄からリンク貼ってるんで、直接問い合わせでいいですよね。はい。はい。お願いします。M&A BANK経由で来たらむちゃくちゃ値引きして欲しいんですけど、なんか料金帯ってどんな感じなんですか?
あ、料金は、初期費用いただいてるのと、あとは月額費用ですね。基本的には月額費用で、ちょっとプランによるんですけども、何十万円とかっていただいて、1年伴走していくっていうプランになってます。初期費用どれくらいなんですか?初期費用は100万円からですかね。からで、そこは今M&A BANK経由だったらね、ちょっと値引きしてください。はい。値引きします。値引きしてくださいね。
で、月額のところはなんかその工数がかかる分っていうことですね。はい。ま、あとどんぐらいちょっと入り込んで欲しいかとかにもよりますね。分かりました。概要欄貼ってますので、ぜひM&A BANK見たって、皆さん問い合わせしてくださいね。で、皆さんこの書籍もよかったら、これもAmazonのリンク概要欄貼ってますんで、ぜひチェックしてみてください。
今回はですね、エージェントサクセスの野村社長でした。参考になった方はですね、グッドボタン、チャンネル登録マストで、じゃあまたM&A BANKでお会いしましょう。ありがとうございました。ありがとうございました。
今見た動画よりももっとオフレコの深い情報、皆さん興味ありませんか?M&A BANKサロンでは表に出せないような深い話もやってます。M&Aを学びたい人、そして会社を売却してお時間がある人、友達集めにぜひ入会参加いただけると幸いです。概要欄から。
昨日僕じゃないんだ。[音楽] だって苦しくたって生きてくんだ、そう消えない思い。
記事公開
