長男が家を出た古堅家に仲間が突撃、押し入れに残された長男の荷物を整理する

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概要

片付けのプロとして活動する古堅純子さんの自宅で、長男が独立して家を出た。そのことをインスタグラムで知った仕事仲間のマナミさんが、予告なしに古堅家を訪ねてくる。暮らしがどう変わったかを確かめるための訪問だったが、押し入れを開けてみると長男の荷物がほとんどそのまま残っていた。今回の回では、その場で長男を呼び出し、押し入れを空けて次男が使える場所をつくるまでが記録されている。

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長男の独立で変わったこと:仕事場が決まり、ダイニングが散らからなくなった

古堅さんによると、長男が出ていってから一番変わったのはリビングダイニングだという。古堅さんはこれまでダイニングテーブルで動画編集をしていたが、次男が使っていた部屋を自分の仕事スペースとして固定した。その結果、ダイニングがまったく散らからなくなったと話している。

次男の「ゆうちゃん」は、長男が引っ越したその日のうちに兄の部屋へ移り、扉を閉めてこもるようになった。古堅さんは、もともと気配の薄い子だったがさらに気配がなくなったと冗談めかして語る。古堅さん自身は夫の「ひろ君」と二人で夕飯を食べることが多くなり、「家がだいぶ落ち着いた」と振り返る。

新しい仕事部屋については、築20年近い家で畳がかなり傷んでいたため、IKEAに行って敷物を替えた。ダイニングで使っていた自分専用の椅子もこの部屋に移した。古堅さんが特に気に入っているのは、以前は収納の奥の奥にしまっていたダスキンの掃除道具を、手の届く場所に置いたことだという。

収納の中は「やってません」

マナミさんが知りたかったのは、収納の中身まで変えたのかどうかだった。古堅さんは最初「それは答えたくない」とはぐらかし、自分がどれだけ忙しいかを訴えた末に、まだ手をつけていないと認めた。変わったのはダスキンと椅子の置き場所だけで、それでも生活できてしまうのが「うちのすごいところ」だと笑う。

マナミさんが押し入れを開けるよう求めると、古堅さんは「突然来て人の家の収納見るなんて失礼よ」と抵抗する。すかさず「いつもやってることですけど」と返され、ふだん依頼者の家の収納を開けて回る立場が逆転した場面になった。

次男の部屋になった元長男の部屋には長男の荷物が残っていた

一行はまず、今は次男の部屋になっている元長男の部屋を見に行く。古堅さんが言うには、変わったのはピアノがなくなったことくらいだ。棚の一部には夫のひろ君の物も入っている。

次男はこの部屋で寝起きし、仕事もしている。ところが次男の持ち物は、元の自分の部屋、つまり今の古堅さんの仕事部屋の押し入れに置いたままだった。古堅さんが仕事をしていると、次男が背後を通って服などを取りに来るという。古堅さんがのぞいてみると、次男のジャンパーが2枚ほど、Tシャツが2〜3枚かかっていた。

一方の長男は、引っ越しのときに本当に必要最低限の物しか持っていかなかった。そのため元長男の部屋は、ベッドの下も棚も収納も長男の物でいっぱいのままだった。古堅さんは収納の中を見て、ここから向こうは長男、ここは次男と見分けていき、収納の3分の2以上が長男の物だと説明した。視聴者コメントで「家を出るときは自分の物を持っていきましょう」とよく書かれていることにも触れている。古堅さんは、余計な物をここに置いていったぶん、長男は今とても片付いた家に住んでいるのだろうと話した。

「片付けは家族そろって」の原則と、家族がそろわない現実

マナミさんが「このままでいいのか」と問うと、古堅さんは自分がふだん言っている「片付けは家族でやる」という原則を持ち出す。ただ実際には家族がなかなかそろわない。この日も次男はスキーに出かけていて帰ってこない。

それでも、次男の物を移すには、まず長男の物が収納から出なければならない。古堅さんとマナミさんは、問題の根っこは長男の荷物にあるという点で一致し、長男に電話をかけた。長男はこの呼び出しに応じて実家に来ることになった。まず長男の物を片付け、そのあと順を追って進める方針が決まる。

捨てさせるのではなく「抜く」

長男が到着すると、古堅さんは狙いを説明した。捨てなければいけないと言っているわけではない。次男に優先して収納を使わせたいので、長男の物を「抜いて」ほしいだけだ、という。そのためにいったん全部出す作業から始めた。

押し入れの下段まで出すと、物は予想以上に多かった。衣類のほかにピアニカなども出てくる。夫ひろ君のCDもかなりの量が混ざっていた。古堅さんは、物を詰め込むと際限なく増えると言いながら、自分が言えた立場ではないと自嘲する。古堅さんは物を収納の奥に詰め込むことを「埋める」と呼んでおり、長男の物の入れ方が上手だったことに、マナミさんたちは「さすが古堅家」と驚いていた。押し入れはいったん空っぽになった。

作業の合間には、久しぶりに会う長男が痩せたことを心配して「ちゃんとご飯食べてんの」「働きすぎ」と声をかける場面もあった。相棒のアイコさんはこの日病院で不在で、自分たちのスケジュールには病院の予定が多すぎる、という雑談も交わされている。

何を持ち帰り、何を残すか

出した物を前に、マナミさんは、この1か月これがなくても生活できていたことを確認した。長男が持ち帰りたいと挙げたのは、ジャケットやスーツなどだった。本はすでに本棚1つ分を持っていき、その本棚はもういっぱいだという。

残してよい範囲について、古堅さんは収納の片側かベッドの下を示した。今日の作業はまず長男の物を整理すること、次に次男の物を向こうの部屋へ移すこと、最終的には仕事部屋を自分の「帝国」にすること。古堅さんは、この日の仲間の訪問のおかげでそういう夢を持てたと冗談を交えて語った。

仕分けの基本は、何を残すかを決めることだ。着ない服を減らすだけでも全然違う、というのが古堅さんたちの考えである。長男は今も着ている服を2枚ほど残したいと申し出て、了承された。古堅さんは、全部捨てる必要はないが、分けておかないと次男の場所に入っていたときに困ると説明している。

ギターについて、長男は今の家には持っていかないが、もっと広い家に住んだら持っていくつもりだと答えた。PS4も残すことにし、思い出の品も取っておく。どうしても判断がつかない物や、今は持っていけない物は、いったんベッド下に「埋める」ことにした。古堅さんは、「持っていかないけど取っておいてほしい物」という選択もありだと伝えている。ひろ君のCDは一番奥に入れることになり、古堅さんは、CDを捨てないひろ君が片付けの「最後の砦」だとこぼした。

作業の目標はあと30分と設定された。マナミさんは長男に「お姉さんたちがいなかったら今日もあのままだったよ」と声をかけ、長男も礼を言っていた。長男の服の一部はマナミさんたちがもらっていった。以前の回に関連して、コメント欄で「下着を段ボールのまま入れるのはダメ」という指摘があったことに触れ、下着と靴下を入れるための入れ物を長男に渡す場面もあった。

次男の物が入る場所ができた

作業の結果、押し入れの中の長男の物は、自分の家に持ち帰る物と、実家でいったん寝かせておく物に分けられた。こうして次男の物が入るスペースができた。古堅さんによれば、今の仕事部屋の押し入れにある次男の物を、この部屋の収納に移せるようになった。棚も空いて、次男の物を受け入れる準備が整った。

次男はまだスキーから戻っていない。古堅さんは、自分のいない間に兄の物がなくなっているとは夢にも思っていないはずで、サプライズとして驚かせたいと話した。

最後に、長男の「栄光」と呼ばれる品もいったんベッド下に収められた。ベッド下には長男の物がまとめて埋められ、多少ひろ君のCDも混ざっている。古堅さんは長男に、必要になったらここを見ればすべて入っていると伝えた。ただしこの部屋は次男の部屋でもあるので、いつまでも置いておかないよう期間を決めようと提案している。

「最後は埋める」でも、一度戻すことに意味がある

作業を振り返って古堅さんは、なんだかんだ言っても最後は「いったん埋めましょう」という話になると認めた。それでも、一度すべてを出して持ち主に戻す状況をつくるだけで全然違う、というのが古堅さんの見方である。この回は「大成功」として締めくくられた。

仲間たちの強引な突撃によって、長男の物についてはひとまず決着がついた。ただ、次男の物と古堅さん自身の物をどうするかはまだ残っている。ライフステージが変わった古堅家の片付けは、次回に続く。