箕輪厚介が語る、ビジネス系発信への飽きと「経営者は本に戻る」という見立て
M&A BANK幻冬舎の編集者、箕輪厚介氏が、M&A BANKの島袋直樹氏のインタビューに答えた回である。前半では、編集経験のない広告部の新人がいきなり雑誌の編集長になった経緯や、堀江貴文氏・見城徹氏との関係の築き方を振り返る。後半では、ビジネス系YouTubeやインフルエンサーの発信に世間が飽きているという認識を示し、「まともな」経営者はSNSを離れて本に向かい、オンライン発信はライブ配信に価値が移ると論じた。終盤はEXIT後の経営者が抱える虚無感を取り上げ、それが本のテーマになり得るという話に及んだ。
生い立ちと、出版を選んだ理由
箕輪氏の実家は「箕輪不動産」という不動産屋だった。港区で生まれ、足立区綾瀬で育ち、小学2年生ごろに家を売って赤坂へ移った。芝中学校に進み、一浪して早稲田大学に入学し、就職浪人を経て双葉社に入社した。そこで見城徹氏の本を作ったことがきっかけで幻冬舎に引き抜かれ、現在は会社員の編集者である。
子どもの頃について本人は「全然普通」だったと言い、今も付き合いのある小学校の友人からは何も変わらないと言われるという。小学校からサッカーを続けてきた。大学時代も今と変わらず、好きな時間に起きてその日やりたいことをやり、酒を飲んで寝る生活だった。今も大学時代のようなことをずっと続けている感覚だと話す。
出版業界を選んだ理由について箕輪氏は、自分の性格や特徴からして、普通の会社でも働けなくはないが、たぶん下の方にとどまると考えたと説明する。出版やテレビのようなコンテンツ・エンタメの仕事なら、寝ないで頑張っても苦にならず、何者かになれるのではないか。当時はYouTubeがなかったので、就職活動は出版とテレビに絞った。
入社後の姿勢については、差別化や売り方を考えた覚えはないという。当たり前を疑う発想が好きで、サラリーマン的な思考が嫌いで、成り上がりたいという思いもあった。そのため与沢翼氏、堀江氏、見城氏といった起業家的な人物の言葉に強く共感した。自分に響いたことを、自分と同じような読者に向けてそのまま本にしていった、というのが本人の説明である。
広告営業から始まった『ネオヒルズ・ジャパン』
最初の大きな仕事は、与沢翼氏の雑誌『ネオヒルズ・ジャパン』だった。当時の箕輪氏は編集部ではなく広告部に所属していた。「秒速で1億円稼ぐ男」としてメディアに出ていた与沢氏を、箕輪氏は怪しいと思いながらも、言っていることは面白いと感じていた。少し小馬鹿にしながらも普通に響くところがある、その両方の目線を持つのが編集者だと箕輪氏は言う。お金を持っていそうな与沢氏に広告を出してもらおうと会いに行ったところ、与沢氏から「いくら出せば丸ごと自分の雑誌を作れるか」と聞かれた。
新人で相場を知らなかった箕輪氏は「3000万円」と答えた。本来は600万円程度でも作れるらしいという。与沢氏はその場で出すと言い、箕輪氏は大型案件を決めたつもりで会社に戻った。ところが会社からは「あんな怪しいやつの雑誌は作れない」と断られた。今思えば、雑誌は普通なら半年から1年かけて体制を整えるもので、急には作れないし、編集プロダクションに任せられる案件でもなかった。3000万円もらえるなら何でもやろう、という社風でもなかった。
箕輪氏は納得できず、社長室に何度も足を運んだ。与沢氏を肯定的に書いた記事を印刷して持参し、ネット上の「集団訴訟される」といった書き込みはライバル企業によるものだと訴えた。最終的に「箕輪がそんなに言うなら、お前が編集長をやるなら作っていい」という話になった。専門用語も分からない状態で編集長になり、出版のキャリアで最初の仕事が編集長という例は歴史上ないのではないか、と本人は言う。
雑誌の発売日には与沢氏が逮捕された。容疑は詐欺ではなく運転手への暴行だったという。箕輪氏は、悪目立ちする人物を取り締まる動きは昔からあり、ブレイキングダウンの選手も同様だろうと述べる。そのうえで、もともとあった被害届を目立つ発売日に合わせて逮捕したのだろうと推測している。当時の箕輪氏は、与沢氏の記者会見に雑誌を持ち込んで掲げようとして止められたという。「本当に頭がおかしかった」「未熟」だったと振り返る。
それでも、いきなり1冊丸ごと編集長を務められたことが評価され、箕輪氏は編集部に正式に異動した。そこから堀江氏と見城氏をほぼ同時に口説き、2冊とも同時期に出してヒットさせた。
30秒で2冊を決めた堀江貴文氏への提案
島袋氏は、20代前半の新人がなぜ堀江氏や見城氏に相手にされたのかを尋ねた。箕輪氏によれば、今は人間性で関係を作っているが、当時は「誰だこいつ」という若者だったので、もっとロジカルに考えたという。
堀江氏とは講演会後のアフターパーティーで会った。堀江氏は30分ほどしかおらず、名刺交換の列に対して目も合わせず、受け取った名刺をその場で捨てるような態度だった。箕輪氏は30秒が勝負だと考えた。事前の分析では、堀江氏は自分が稼働することを嫌い、自分が動かずにコンテンツができることに価値を感じている。メルマガもネタだけ出して編集者が書いている、移動中にやっている、と著書などで語っていたからだ。そこで稼働ゼロを前提に企画を2つ出した。
1つは日めくりカレンダーである。堀江氏の過去のツイートから箕輪氏が365個を選び、堀江氏は何もしなくていいという案だった。もう1つは「7人のイノベーター」という企画である。今勢いのある起業家やクリエイター7人に箕輪氏がインタビューし、堀江氏は移動時間にそれを読んで、ツイート程度の感覚で「この人のここがいい」とコメントするだけでいい。それで堀江氏の仕事論の本になる、と提案した。どちらも「いいやん、やろう」と言われ、その場で2冊が決まった。
日めくりカレンダーは堀江氏が気に入り、サロン会員へのノベルティなどに使ったという。インタビュー企画は『逆転の仕事論』になった。堀江氏は名前も覚えていないのに「あの若いやつは優秀だから一緒にやろう」と言い、Amazonと堀江氏の独占契約を箕輪氏が担当する話も持ち上がった。この話は形にならなかったが、箕輪氏は「ホリエモンのお気に入りにはなった」と話す。
見城徹氏には正面から、手書きの手紙で
見城氏は堀江氏とは逆で、ロジカルな効率を最も嫌い、どれだけ時間を一緒に過ごすか、どれだけ真正面から本気で向き合うかを重んじる人だと箕輪氏は言う。最初は、サイバーエージェントの藤田晋氏と堀江氏が作ったアプリ「755」で、見城氏の投稿に「本にしてください」とコメントした。返ってきたのは「インターネットで頼むやつは信用できない」という断りだった。箕輪氏は見城氏がそういうことを言う人だと知っていたので、ショックは受けなかった。むしろ、そこで手紙を送れば刺さるだろうと考えた。
手紙はもちろん手書きである。見城氏自身が「手紙に自分のことを書くやつは駄目だ、相手のことを書け」と言っていたため、見城氏の小説や著書が好きなこと、見城氏の『編集者という病い』が編集者を目指したきっかけの1つであること、見城氏のすごいところを、ひたすら書いた。ただしファンのラブレターではいけない、と箕輪氏は言う。その人がとことんこだわっているのに周りが見てくれていない部分を突くと、「こいつは分かっている」と思われる。今もそういう点を探すようにしているという。
手紙を送ると、同封した名刺を見たのか秘書からメールが届き、面会が決まった。作りたい本を説明すると、見城氏は「お前がすごくできるやつなのは分かったから、勝手にやってくれ」と言った。その後はずっとインタビューを重ね、原稿を覚えるほど読み込んで直し、正面から取り組んだ。こうしてできた『たった一人の熱狂』は大きく売れ、見城氏から「うちに来た方がいい」と誘われて幻冬舎に移った。
島袋氏が、義理人情型の見城氏に対して今のようなフランクなキャラクターをいつから見せたのかと聞くと、箕輪氏は「最初から」と答えた。初対面はスーツにネクタイで、名刺交換にも気を配った。それでも口調が丁寧なだけで、話す中身は変わらなかったという。形だけ整った人は相手の心に入っていけないので、スーツや名刺のような求められる最低限はこなしつつ、話し方や雰囲気はそのままにした、と箕輪氏は説明する。
「期待値が低いと怒られない」という考え方
見城氏にひどく怒られた話はないかと聞かれ、箕輪氏は、小学校から今まで、忘れているだけかもしれないが本当に怒られたことがないと答えた。堀江氏にも見城氏にも怒られていない。
理由として箕輪氏が挙げるのは、「強い存在はもろい」「最初から壊れていると壊れない」という持論である。自分はもともと期待値が非常に低い。たとえば収録に突然来られなくなっても、失礼なやつだとは思われず「そういう人だ」で済むはずだ、と冗談まじりに例を出す。きちんとした人は期待値が上がっているので、ミスをすると強く怒られる。最初から壊れていれば「しょうがない」となり、普通にやっているだけで「頑張っているな」と言われる。
堀江氏や見城氏をいじるようになったのは、対談で横並びに話せるようになってからだという。どれほど尊敬していても、持ち上げてばかりでは見る側が飽きる。コンテンツとして成り立たせるには、多少いじったり、相手が言われたくないことを言ったりする必要があり、それは本人のためにもなると箕輪氏は言う。そうした関係になれたのは、箕輪氏自身に影響力がついてからで、それまでは編集者として信頼されていても普通に雑談する関係ではなかったと振り返る。
ビジネス系コンテンツはもう飽きられている
島袋氏は、M&A BANKを運営していながら、人の売却話や金額を聞いても何も感じなくなっていると打ち明けた。リアクションはするが響いていない。箕輪氏は、視聴者も飽きているのではないかと応じ、この1年ほど世の中のビジネス系に対する飽きをはっきり感じると話した。自分も含めてビジネスチャンネルやビジネス系インフルエンサーが増えすぎ、年商いくら、いくらでEXITした、という話が多すぎて「もういいわ」となっている。それならカブトムシが大好きな人の話の方が、再生はされなくても面白いと思う、という島袋氏の意見にも箕輪氏は同意した。
箕輪氏は、令和の虎やREAL VALUEの周辺で毎日のように起きる炎上にも触れた。直近では、関係者の顔写真を踏んだ騒動があり、それに怒る人、さすがにないと言う人が入り乱れた。箕輪氏はそれを、敵も味方も含めて全員うるさいと感じ、それ自体に飽きたという。
この状況を箕輪氏は「A面とB面」という枠組みで説明する。A面は上場企業の社長のような社会的な存在で、B面はインフルエンサーや、先に挙げたような起業家の個性である。社会的な存在が主流の中で、怖いもの知らずの個性が面白がられていた時代は、箕輪氏自身も面白いと思い、そうした人たちと絡んでいた。ところが今は反転し、B面の人たちが主流になり、本当の上場企業の社長やまともな人はSNSに出られなくなっている。B面は端でやっていたから面白かったのであって、それが主流になった世の中は嫌だ、というのが箕輪氏の感覚である。島袋氏の「カウンターだから面白い」という言葉に箕輪氏も同意した。
AI時代、オンラインで価値が残るのはライブ
島袋氏は自説として、YouTubeのビジネスチャンネルはジャンル自体がオワコンになりつつあり、AIで編集も台本も誰でも作れるようになった以上、オンラインで見られるのはライブ一択ではないかと述べた。箕輪氏は「全く同じ」と答えた。
箕輪氏によれば、これはビジネス書も同じである。考え方や生き方を扱う本はまだしも、ノウハウ系のビジネス書を作る編集者も買う読者も完全に時代遅れで、そんなものはAIに聞きながらやればいい。YouTubeも、決まったことを話すなら、AIに投げて返ってきた同じような内容を朗読しているだけで面白くない。価値があるのは、その場のノリ、思いつき、冗談、振る舞いだけで、ライブや生配信で「この人の話は面白い」と思わせられるかどうかがすべてだという。
島袋氏は、たとえば箕輪氏が朝7時半から30分ライブ配信していれば、起きてすぐ見たり仕事しながら聞いたりできるが、同じ内容をYouTube動画で見るかといえば見ない、と具体例を挙げた。チャットで気になることを質問することもできる。プラットフォームは既存のもので構わないだろう、というのが島袋氏の考えである。二人は「ビジネスライバーの時代が来る」という見立てで一致した。
コンプライアンスの話題では、箕輪氏が、ライブはまずい発言でも意外と流れてしまい、生だと発見されにくいと話した。自分はReHacQの番組で週1〜2回、酒を飲みながら3〜4時間話し、アウトだろうという発言を多くしているが、長時間の中に埋もれるという。炎上しない理由として、最初に「酔っ払っているので全部嘘です」と宣言することを挙げる。これも「すでに壊れている理論」の応用で、ここでの発言に突っ込むのは野暮だという空気を作るのだという。箕輪氏は自分が期待値の調整で生きていると認め、「まともだ」と思われ始めた頃に炎上やスキャンダルが起きて毎回期待値が下がり、結果として常に低く保たれている、と冗談まじりに語った。
炎上を避けたい人はどう発信すべきか
島袋氏は、知人から「今さらだがYouTubeを始めたい、炎上は最優先で避けたい」と相談されたという。島袋氏自身は、それならやらない方がいいのではと感じた。箕輪氏は、目的によって違うと答えた。ブランディングとして、多くない人数に同じ熱量を長く伝えるなら、再生されなくても淡々とポッドキャストなどを続ければいい。しかし新しい人に届けたいなら、風当たりの強いことをしないと見てもらえない。
そのうえで箕輪氏は、ぎりぎりのセンスが要ると言う。人の顔写真を踏むようなことをすれば、いくら見られても失うものの方が大きい。一方で、賛否両論のあることを投げかけて炎上しても、物事の本質を見られる人からは「この人の言っていることは間違っていない」と思われる。そのくらいのラインを狙えればいい、というのが箕輪氏の考えである。
まともな経営者は本に戻っている
これから経営者はソーシャルメディアとどう付き合うべきか。この問いに箕輪氏は「めちゃめちゃ面白い流れがある」と答えた。収録日にAmazon予約が始まったGMOの熊谷氏のAIに関する本を手がけたほか、まだ公表していない上場企業社長の本も何冊か進めている。そうした「まともな面」の人たちは、SNSはスラム化しすぎたと感じ、本を重視するようになっているという。
箕輪氏の説明では、こうした経営者の情報発信は届くべき人に届けばよい。よく分からない人に誤読されて炎上するくらいなら、リテラシーの高い人に届いて採用や新しい取引につながればいい。だから、本をきちんと読める人に向けて本を書くという流れに、まとも系の人はかなり戻っている。特にAIをテーマにした本を書きたいという依頼が多い。その背景には、自社がAI企業だと世の中に示したいこと、AIに関心のある優秀な人材を採用したいことがあると箕輪氏は見る。YouTubeで同じことをしても、絶対に採用しないような人が騒ぐだけで意味がない。リテラシーの高い者同士が本でつながろうとしている、というのが箕輪氏の見立てである。
これに対して、B面の人たちのSNS活動は、自社商品に差別化要素がないため自分が有名になって宣伝で勝とうとしているか、自分のようになる方法を自己啓発セミナーやオンラインサロンのような形で売ろうとしているかのどちらかだ、と箕輪氏は言う。ビジネスモデルによってSNSの使い方が分かれた、という整理である。
今後については、SNSから本などへ退避する人と、さらに過激化する人に分かれると箕輪氏は予想する。これまではその中間として、上場企業の社長がYouTubeに挑戦することもあったが、本当にまともな人は今のXなどでは積極的に活動しないだろうという。まともな番組には出るだろうが、「怪しくてもバズる方が正解」という時期を経て、あまりに柄が悪くなりすぎた、と箕輪氏は語った。
煽り合いの番組に出ない理由と、コメント欄の読み方
箕輪氏から、島袋氏はREAL VALUEや令和の虎に誘われそうなのになぜ出ないのかと聞かれ、島袋氏は、初期に何度か出たが、プロレスラーのような振る舞いが苦手だと答えた。急に怒ったり資料を投げたりするスイッチは普通は入れられない、という点で二人は一致した。
島袋氏は、箕輪氏がセンターを務めた「ノンタイトル」最終回に出演した際も、どう振る舞えばいいか分からず「キャラ設定をミスった」と振り返る。一方で箕輪氏は、YouTube映えするコメントを瞬時に作っていた、と島袋氏は評した。
箕輪氏は、自分も怒ったり演劇のようなことをしたりはできないが、コメント欄を読むことは得意だと言う。出演者はリアルタイムでコメント欄を見ている。ただし、AとBの対決でコメント欄がA寄りだからとAを推しても、「コメント欄の言いなりだ」と言われる。大事なのは、嘘偽りのない自分の意見を、そのコメント欄のリテラシーの人たちにどう刺すかである。反対意見でも、今の空気ならこう言えば風向きが変わる、と読めれば、「よく言ってくれた」という反応になる。
箕輪氏はヒカル氏を例に挙げ、ビジネス知識があるわけではないが、この読み方が天才的にうまいと評した。あえて外すことで、コメントはしていないが違和感を持っていた人に「自分もそう思っていた」と感じさせる。潜在的な「YouTube世論」をどう転がすか、という技術だという。島袋氏は、REAL VALUEにも嫌で出なくなったわけではなく、みんなで怒ったり泣いたりする場では自分の価値を発揮できない、あれは役者の仕事だと話した。
EXIT後に待つ、お金と虚無
後半、島袋氏は、労働や事業でお金を稼ぐことが割に合わなくなっているのではないかと問題提起した。シンガポールを拠点にしていると、資産を運用している人の方が桁違いに大きく資産を増やしている。売却組の知人とも、資産運用のリターンの方が大きいという「r>g」の話になった。事業を大きくしてもガバナンスは厳しくなり、上場も難しくなっている。M&Aで売っても、結局また事業をやらなければならない。お金を稼ぎたいという欲で始めた人にとって、事業は割に合わないと感じられているのでは、と島袋氏は言う。
箕輪氏は、EXIT組はまさにそうだと同意する。EXITした資金を運用する方が、今スタートアップを立ち上げるより安全でお金も増える。しかしそれでは虚無に陥り、人間関係も希薄になる。それが怖くて、もう一度事業を立ち上げ、起業ストーリーを歩み直している人が周りに多いという。2桁億円でEXITしたのに再挑戦している人に「よくそんなことができるね」と言うと、「何もしない方が頭がおかしくなりそう」と返される。島袋氏は、ある意味うつにならないために事業をやっているのであり、事業をやる目的が変わっていると応じた。
箕輪氏はさらに2つのパターンを挙げる。1つは有名になることで虚無を埋めようとするパターンである。もう1つは、EXITしたとはいえ上には上がいて、売った自分のサービスがもう世の中に残っておらず、お金は得たが「たまたま掴んだだけ」と感じている人が、自己実現のためにもう一度事業で当てようとするパターンである。
誰が本を出せるのか、どんな本を作りたいか
視聴者の中にも箕輪氏に本を作ってほしい人は多いだろう、という話になった。依頼は無限に来るため、箕輪氏はかなり断っているという。それでも、企画をDMするか、M&A BANK経由で渡してもらい、本当に面白そうなものがあれば検討する程度なら構わないと答えた。
面白いと感じる基準は、これまで誰も言っておらず、単にトリッキーなわけでもなく、「言われてみればその視点もあるか」と思わせることだという。それができれば無名でも本になる。ただ、今はXやYouTubeで皆が発信しているため、目から鱗のような視点は眠っていないと箕輪氏は言う。修羅場の経験は誰にでもあるが、修羅場自慢の本になると知名度の高い人が勝ってしまう。その中で箕輪氏は、M&Aを扱った初めての小説だという『闇と光』が文章のうまさで売れた例や、田中修治氏の『破天荒フェニックス』のように、本をあまり読まない人でものめり込める作品を挙げ、そういうものを作れたらいいが難しいと話した。
島袋氏が「M&Aとうつ」のようなテーマを口にすると、箕輪氏は「それはマジである」と反応した。自身がミドルエイジクライシスについてツイートすると賛否両論が集まってバズるという。人生の虚無は現代病であり、それに対する答えを示す本は、誰が書くかは分からないが絶対にベストセラーになる予感がある、と箕輪氏は語る。何かを達成した後、欲しかったものを得た後の生き方がテーマであれば、書き手が有名でなくても、EXITの規模がもっと大きい人がいても構わない。それは個人の心の葛藤の問題だからだ。M&Aをして虚無になり、心がどう動いたか、何が辛く、何が救いだったか。そうした話には大きな需要があるという。
島袋氏は、自分も一度うつになり、そうなった人を多く見てきたので書きたいと話した。箕輪氏は、EXIT組に顔出しなしでインタビューするシリーズをYouTubeで続け、それを本にまとめるのはどうかと提案した。当事者は表に出たがらないので出なくてもいい。エピソードを集めれば、皆が共通して抱える悩みや、幸せに生きるヒントが見えてきそうだという。この企画は続編として続けることになった。
欲望の先で戻ってくる場所
最後に箕輪氏は、EXITした人たちが似た動きをすると指摘した。最初はお金を使う方へ向かい、利己的に振る舞いすぎて虚無になり、最終的には人のため、社会への還元へ戻ってくる。人間が滅亡しなかった理由はそこにあり、本当の幸福は社会に還元することなのだと思う、と箕輪氏は語った。島袋氏に「むっちゃ真面目ですね」と返されると、欲望に狂った人が最後は人に喜ばれることを喜ぶようになるのを見てきたからだと答えた。名を残したいという思いもあるだろうとし、松浦勝人氏や前澤友作氏も、最後は周りが喜ぶ姿を見て喜んでいる、という観察で対談は締めくくられた。
3000万ですって言って、全然なんか僕新人だったし相場わかんなくて。
なんか600万ぐらいでできるっちゃできるらしいんですけど、で、3000万って言って、あ、じゃあ出しますって言われて、よしって。あんな怪しいやつの雑誌なんて作れないよって言われて、結構困ったっていう。
あ、マジっすか?
なんでだよって思って社長室に何回も行って、もう箕輪がそんな言うなら箕輪が作れってなって、お前が編集長やんならやっていいよってなって。本当に何の専門用語も何もわかんない状態でいきなり編集長になって、雑誌の発売日に逮捕されたんです。与沢が。なるほど。
それでは、皆さん、こんにちは。
こんにちは。今日はスペシャルゲスト、箕輪厚介さんでございます。よろしくお願いします。お願いします。
現役の会社員なんですよね。会社員です。ですよね。
多分皆さんも気になってると思うんですけど、箕輪さんってどうやって今のキャリアを築いたのかっていうところを。意外に箕輪さんが質問されてる動画ってないような気がして。
確かに昔は結構あったんすけど、最近ちゃんと直球でインタビュー答えるとかあんまないすね。ですよね。いいすか?今日。もちろん。お願いします。じゃあよろしくお願いします。
元々箕輪さん、今に至るまでなんですけど、生まれてから、ちょっとかなり遡りますが、どういう風に人生歩んできたんですか?
生まれてから。生まれたのが愛育病院で、広尾の方か。で、親は不動産屋だったんですけど、箕輪不動産っていう。
都内で?そうです。足立区綾瀬って治安悪いとこでやってて、で、綾瀬の小学校に小2まで通ってたんですよ。港区で生まれたんだけど、あっちに大きい一軒家を建てたんすよ。多分バブルの時で。で、家も綾瀬にあったんで。ただ多分小2ぐらいの時にその家を売ろうってことになって、赤坂に来たんですね。
赤坂に、多分うちの父親が不動産屋で持ってた物件かなんかのマンションに引っ越してきて、で、小学校に行って、その後は芝の芝中っていう東京タワーの下の中高一貫の私立に行って、で、一浪して早稲田大学。で、双葉社って出版社に1回就職浪人して入るみたいな。それで幻冬舎の社長の見城徹の本を作って、幻冬舎に引き抜かれてって感じです。
今に至ると。ご兄弟は?えっと、兄が1人います。あ、お兄ちゃんいるんですか?2個上。おお。どんな少年だったんすか?
いや、全然普通だと。普通ですが、小学校の友達とかも今仲いいすけど、やっぱ何も変わんないっていうんで、このままだったと思います。
おお。無邪気な。無邪気な。鋭いポイントをすぐ見つけて。ああ、そういう感じはあったかもしんないすね。炎上しないぐらいちょっと転がしながら、こう、つっつくみたいな。そうっすね。
そんなにすごい変なことをして問題を起こすとかではないすよね。
あ、そうなんす。で、じゃあ順調に、別にグレることもなく。グレることないす。でもなんかフットサルとかサッカーやってるから、なんかスポーツマンのイメージなんですけど。そんな強い学校じゃない、全くないですけど、小学校からずっとサッカーはやってますね。
サッカーやって、で、早稲田大学に晴れて入学して、どんな学生だったんですか?大学生の時は。
いや、もう本当に今と何も変わんないすね。今みたいな感じです。本当に好きな時間に起きて、適当にその日やりたいことやって、お酒飲んで寝るみたいな。なんか大学時代みたいなことをずっとやってる感じですよね、逆に。
あ、そうなんすか。今も。彼女いたんすか?彼女は大学入学した瞬間ぐらいからいましたね。ああ、それ今の奥さんではない?じゃないす。あ、なるほど。4年間付き合って。
で、えっと、そっから双葉社ですよね。双葉社、はい。あれ、双葉社って、あの、多分品川の方にある……。飯田橋です。あ、飯田橋なんだ。そう。クレヨンしんちゃんとか週刊大衆とか、大衆娯楽系をやってる中堅の老舗出版社すね。
なんで出版業界に行こうと思ったんですか?
えっと、僕の性格とか個性とか特徴からして、まともな会社で働けないことはないと思うんですけど、働いても多分下の方だと思って。ただ出版とか本作るとかテレビ作るとか、そん時YouTubeなかったんで、そういうコンテンツとかエンタメとかだったら、寝ないで頑張っても苦になんないから、うまくいったら何者かになれんじゃないかなっていうんで、もう本当に出版とかテレビに絞ってましたね。まともな企業は行かない。行っても働けないんじゃないかって思ってましたね。
出版社に晴れて入社しました。そこでも要は出世争いとかあるじゃないですか。上司部下とか。
出版社って出世争いってあんまみんな一生懸命じゃなくて、売れる本作るとか、好きな本作りたいとか、そっちな気はしますけどね。
その売れる本を作るって、ある意味実力勝負じゃないですか。で、最初、新人として入社しました。どう分析して、どう他の作者とか編集者と差別化を図ろうと努力してたんですか?
えっと、もう最初はそれこそ与沢さんの『ネオヒルズ・ジャパン』って雑誌を編集長でやったのが最初で、その後ホリエモンの本、見城さんの本って、起業家的な本が続いたんですけど、僕自身が当たり前みたいなものを疑うっていう発想が好きだったし、なんかサラリーマン的思考が嫌いで、なおかつなんか成り上がりたいって思考もあって、彼らの発する言葉とか考え方にめちゃめちゃ共感して響いてたんすよ。
だからそのまんま、自分が響くまんま、自分みたいな人を読者にできればいいなって思って、本当になんか差別化とかどうやって売れるかって考えることもなく、ただ必死に自分が響いたことを本に変えてったって感じですね。
一番最初、与沢さんって色々発信されてたじゃないですか。僕は多分ネオヒルズ族のあの本とか、あの分厚い、あの山ジャックとかしてたのはやったんですけど、最初なんで、どのワード、どのコピーに、与沢さんのワードに……。
あ、僕はだから、あの『秒速で1億円稼ぐ男』っていうので与沢さんがなんかメディアに出てきて、すごい怪しいなと思いつつ、なんか言ってること面白いなっていう。このメタでちょっと小馬鹿にしてんだけど、普通に響くものはあるっていう。編集者って大体そうなんですけど、両方の目線持って。で、与沢さんに会いに行って、そしたら雑誌作りたいって言うんで、やらせてくださいって言って『ネオヒルズ・ジャパン』っていうの作ったって感じですよね。
そん時って、でも与沢さん目立ってたから出版社から声かかったと思ってて、その中でなんで箕輪さんを選んだんですか?
いや、そん時はまともな出版社は多分そんな触りたがらなかった。いや、目立ってたけど、怪しいし情報商材チックだから、この人の本作っていいのかなっていう感じだったと思います。多分1冊目のジャックしたのも、言うたら大手出版社じゃないと思うし。で、僕が与沢さんに、そん時僕、広告って部署だったんですよ。編集者じゃなくて。で、与沢さんをクライアントとして、お金いっぱい持ってそうだから、なんか広告くださいみたいに会いに行ったんすよ。
あ、そうなんです?そうです。そしたら雑誌作りたいって言って、いくら出せばまるまる自分の雑誌作れますかって言ってきたんで、3000万ですって言って。全然なんか僕新人だったし相場わかんなくて。なんか600万ぐらいでできるっちゃできるらしいんですけど、で、3000万って言って、あ、じゃあ出しますって言われて、よしって、すげえ大型案件決めたって思って会社帰ったら、いや、あんな怪しいやつの雑誌なんて作れないよって言われて、結構困ったっていう。
あ、マジすか?で、広告受注から始まって。
そうです。僕、広告部で編集者じゃなかったんで、誰か編集者にやってもらおうと思ってたんですよ。もう僕の仕事は3000万決めたっていうのでフィニッシュって思ってたら、会社はダメって言って。で、今思うと確かにと思うんすけど、そんなリソースがないと。いきなり雑誌なんて創刊できないと。大体半年前ぐらい、1年ぐらい準備して体制整えてやるから、もう無理だし、編集プロダクションに投げるような案件でもないから、これ無理だよって言われて。で、双葉社って、3000万もらえんなら何でもやろうぜって感じでもないんすよ。なんかそういうものはやんない方がいいんじゃないかみたいな感じで。
で、僕としてはなんでだよって思って、社長室に何回も行って、与沢がどんだけ素晴らしいかみたいな話を青臭くして。そしたらなんかもう、箕輪がそんな言うなら箕輪が作れってなって、お前が編集長やんならやっていいよってなって。本当に何の専門用語も何もわかんない状態でいきなり編集長になって。だから多分、出版のキャリアで最初の仕事が編集長って歴史上ないと思うんですけど、何もやってないのにまず最初に編集長をやって、作って、それがヒットしたって感じなんですよね。
え、その何回も社長に会いに行って話したって言うと、断られたんですよね。断られた時に、はい、わかりましたじゃなくて、いや、ちょっと待ってくださいみたいなのも何回もやった。
なんかね、いろんな記事とか、与沢を好意的に書いてある記事とかプリントアウトして持ってったり。怪しい人じゃないと。で、なんかこう集団訴訟されるみたいななんか書き込みとかあって、これ全部与沢のライバル企業がやってるんですみたいなことを言って、ま、箕輪がそんな言うなら信じるわみたいになったんだけど、雑誌の発売日に逮捕されたんです。与沢が。
それで、おい、お前みたいな。言ってたじゃんみたいな。いや、すいませんみたいな。
なるほど。落ちもちゃんと。そう、そうね。要はそれが詐欺とかじゃなくて、なんか運転手を暴行したみたいな。で、今も多分ブレイキングダウンの選手とかもそうだと思うんすけど、なんか悪目立ちしてる人をしょっぴけっていうのは昔からあって、ずっと狙われてるところを、多分雑誌の発売日みたいなところに合わせて、元々なんか被害届みたいなのがあったのをその時に逮捕したんでしょうね。
あ、なるほど。そういうことか。一番目立ちますもんね。
でも狂ってたんで、与沢が記者会見やって、そんなことはないですって言ってるとこに雑誌を持ってこうとして、こうやって立ててやろうとして、それはなんか反感買うからやめた方がいいとか言われたり。そん時本当に頭がおかしかったんすよね。今思うと本当未熟だけど、ある若者みたいな、何でもやるみたいな感じでした。
それで、そのネオヒルズ族を出して、あれすげえみたいな、あれ本作ったの誰だってなって、箕輪、業界内ではなりますよね。で、そっから次は堀江さん。ホリエモン。
そうです。与沢さんのがヒットしたけど、与沢さんがその後破産して。でも、破産したとか逮捕されたとか関係なく、1冊丸ごと編集長いきなりできるってのはすごいねってなって、編集部に正式異動になったんです。で、ちゃんと初めて編集者として本を作ろうってなって、ホリエモンと見城さん、多分同時ぐらいに口説いて、同時ぐらいに作って、ポンポンって出して、両方ともヒットした感じすね。
なんか今そのさらっと、堀江さんも見城さんもアプローチしたって言うじゃないですか。で、普通の新人の20代前半の若造が、さらに相手にされないじゃないですか。確かに。なんか堀江さんとか、なんかもう目見ずに、なんかもうこんな感じのイメージなんですけど。そうです。マジで。ですよね。でもなんか箕輪さんって、こうなんか微妙な、独特な空気感で、距離感で歩み寄るじゃないですか。
多分今はどっちかつったら人間性の部分で人間関係作ってるんですけど、そん時は別に本当に誰だこいつみたいな若者なんで、もうちょっとロジカルに合理的に考えて。だからホリエモンはそれこそ、なんか講演会の後のアフターパーティーみたいなのに30分ぐらいだけ出てて、で、名刺交換の列ができて、本当に今おっしゃった通り、目も合わさないで名刺をなんかその場で捨てるみたいな。めっちゃ態度悪い、怖って思って。でも僕もなんかもう30秒ぐらいが勝負だなと思って行って、あの、出版社で双葉社ってとこで編集者やってますって言って。僕が分析してたのは、ホリエモンは自分が稼働することが嫌いだ。で、自分の稼働なしにコンテンツができるということにすごくメリットを感じてて、メルマガとかも、なんか自分はネタ出しては編集者が書いてるとか、なんか移動中にやってるとか、なんかそういうことをいろんな本とかでアピールしてたから、なんかその稼働がないっていうところを前提にしたらオッケーもらえるんじゃないかと思って。
なんで、2つ企画ありますって。1つは日めくりカレンダーで、堀江さんの過去のツイートとかを僕が365個選んで日めくりカレンダーにして、堀江さんは稼働0でこっちで勝手に出しますって言ったら、めっちゃいいやん、それやろうって言われて。で、もう1個が7人のイノベーターって企画で、7人の今めちゃめちゃイケてる起業家とかクリエイターに僕がインタビューして、その人たちのインタビューを載せて、堀江さんは移動時間にそのインタビューをさらっと読んで、本当ツイートするぐらいな感じで、この人のこういうとこがイケてるよねって言ってくださいと。で、堀江さんはそんぐらいの稼働で、まるで堀江さんの本のように、7人のイノベーターとホリエモンみたいな、あの仕事論の本になりますって言ったら、それもいいやん、やろうっつって、その場で2冊決まったんす。
その30秒で。はい。すげえ。
そうで、日めくりカレンダーはホリエモンがめっちゃ気に入って、いろんなノベルティでサロンの人とかに配ってたし、その『逆転の仕事論』って本なんですけど、イノベーターのやつはそれも企画気に入って、で、なんかあの若いやつめっちゃ優秀だから一緒にやろうみたいなことをその後も言ってくれて。名前は覚えてないけど、なんかあの若いやつと組もうよみたいな。なんでなんかAmazonとホリエモンで独占で契約して、僕がなんかそれやるみたいな。結局形になんなかったんですけど、そういうのもお願いされたり、なんかホリエモンのお気に入りにはなったんですよね。
で、見城さんはそういうなんかロジカルな稼働が1番嫌いな人ですから。義理人情みたいな。そう。逆なんで、どんだけこう時間を一緒に過ごすか、どんだけ本気で真正面でやるかって人なんで、むしろ見城さんに真正面からこういう本を作りたいって言って、ずっとインタビューして、本当にもう原稿を覚えるほど読み込んで直して、もう本当にど直球でやって。それが見城さんの『たった一人の熱狂』って本ですごい売れて、で、見城さんが、お前幻冬舎に来た方がいいっていうことを言ってくれて、で、幻冬舎に移ったって感じすね。
なんか堀江さんのは30秒じゃないですか。30秒の中でもう2冊決めたっていう、もう事前に分析して。見城さんとお会いする時は、最初のばっちりスーツでネクタイ?スーツでネクタイしてたと思います。ああ。なんかそういうの絶対怒るじゃないですか。
スーツでネクタイ、名刺交換とかもすごい気をつけて、で、その会う前に手紙をちゃんと書いて。会う前に手紙書いてんですか?そうです。あの、本出させてほしいと。まずなんか見城さんが、あのサイバーの藤田さんとホリエモンが作った755っていう、今もありますけど、アプリでなんか自分の考えとか投稿してて、で、面白いから本にしてくださいってコメントしたら、こんなインターネットで頼むやつは信用できないみたいな見城スタイルで断られて。で、僕見城さんのこと好きだったんで、そういうこと言う人だって分かってるから全然ショックでもなく、そこで返しで、ちゃんと手紙を送るっていうのは多分刺さるだろうなと思って。
なるほど。で、手紙送って、そしたら秘書の人から、僕が名刺入れてたのか、メール来て、見城が会うって言ってるんでって来て、会って、で、こういう本を作りたいって言ったら、なんかお前がなんかすごいできるやつなのは分かったから、もう勝手にやってくれって言ってくれて、スタートしたんすよね。
その手紙はなんか手書き?もちろん手書き。ああ。そりゃそうです。手書きで。見城さん。ああ、なるほど。どういう内容書いたんですか?
本当に見城さんの作ってきた小説とか、見城さん自身の本も好きで、編集者になったのも見城さんの『編集者という病い』って読んだのがきっかけの1つなんで、そういうことを。見城さん、手紙に自分のことを書くやつはダメだと。相手のことを書けって言ってるんで、見城さんがいかに好きかとか、見城さんのすごいとこはこういうとこだと思うとかっていうのをひたすら書いて。
なるほど。だからもうラブレターみたいなもんですよね。
あ、もうそうですね。ただそれがファンのラブレターとは違くなくちゃいけなくて。なんだろうな。多分、見城さんが、他の人は褒めてないし見城さんがこだわってるところみたいな。具体的に思い出せないですけど、編集者がその人を語る時には、その人はとことんこだわるんだけど周りはそこまで見てくれてないみたいなことを言われると、1番あいつ分かってるなってなるんで、そういうとこを探すようにしてますね。
なんかちょっと疑問なのが、なんか見城さんってもう義理人情みたいな、もう思いがあって、箕輪さんってどっちかっていうと、あえてかもしれないけどフランクに見せてるじゃないですか。キャラクター全然違うじゃないですか。で、最初はその真面目に見城さんに好かれるためのキャラクターで行くけど、今みたいなキャラクターをどの辺からオープンしてたんですか?
あ、もう全然最初からすよ。見城さんもそういうイメージなだけで、僕よりは真面目かもしんないですけど、そんないわゆるざい人って感じでもないんで。全然最初から、徐々に徐々にそういう形式的な礼儀の良さとかは取り払ってって、服装もラフになるけど、最初のスーツの時から口調は丁寧でも言ってることとかそんな変わんなかったと思います。
やっぱそういう形だけ綺麗な人っていうのは、そんなに相手の心の中には入っていけないんで、最低限スーツとか名刺とか、あの、求められることはやっても、なんか喋り方とか雰囲気はもうこのまんまです。
あ、なるほど。そんな箕輪さんが見城さんに、あの、今まで他には言ってないけどむっちゃ怒られたみたいな。それなんか、オフレコでもなんかない?
それマジで、僕って小学校の時から今に至るまで、気づいてないだけかもしれないですけど、本当に怒られないんすよ。ホリエモンにも怒られたことないし、見城さんにも怒られたことないし、誰にも怒られたこと、忘れてるだけかもしれないけど、ないんすよね。
なんでなんすかね。
なんか1個、あの、僕よく思うんですけど、すごい強い存在っても脆いんですよ。なんか叩かれて壊れちゃうから。で、そもそも壊れてると壊れないみたいな理論があって。僕元々ベース期待値が鬼低いんすよ。別に例えば今日この収録に、なんかすいません、マジすいません、来れなくなりました、自殺しますみたいなこと言っても、なんか本当に失礼なやつだとは多分なんなくて、そういう人なんだってなるじゃないですか。多分、期待値。そう。だから多分期待値が低いと何しても、まあそういうやつだもんなってなる気がする。
期待値低く……でもそれ難しいんだよな。期待値低く最初から接するって。確かに。
丁寧にやっちゃうと、なんかできてるとか期待値上がっちゃうから、ちゃんとしてる人ってめっちゃ怒られるんですよ。なんかミスした時。でもちゃんとしてない、最初から壊れてると、なんかもうしょうがないっていうか。
伸び代の方があるの?そうです、そうです。頑張ってんなって。普通にやってるだけで頑張ってんなって言われるし。
どの辺ぐらいから、その堀江さんもそうだし、見城さんもなんかちょっといじったりするじゃないですか。ああ、はいはいはい。あれはもうどの辺りぐらいからいじり出したんですか?
でもいわゆる対等ではないですけど、そういう普通に対談とかなんかできるようになって、で、対談とかできるようになったら、どんな尊敬してても、やっぱそればっかやってたら見てる方も、いいよお前らってなっちゃうから。やっぱコンテンツとしては多少いじったりしないと見れたもんじゃないから、そこはいじったり、言われたくないこと言ったりが本人のためにもなるって感じなんですけど、いわゆるそういう横並びで喋れるようになったのは、僕自身がこう影響力とかがついてからですよね。
なるほどね。それはやっぱ。全然そこに至るまでは、編集者として信頼されてても、やっぱそういう普通にトークするみたいな感じにはなってないんじゃないかな。
いや、なんか真面目な箕輪さんって、僕初めて今ここで目の前で見てるかもしれない。そうすか。
でもなんか、なんかの動画で言ってたんですけど、もう普通のビジネスの話しても、経営者見てても、見る人なんてもう面白くないじゃないですか。最近そうっすね。そうすよね。僕もM&A BANKでM&Aやってんですけど、人の売却話とか金額とか聞いても何も思わないんすよ。リアクションであって一応言うけど、何も響いてなくて。
それは視聴者はまだ全然響いてるんですか?いや、意外にも視聴者も飽きてんじゃないかな。
ああ、なんか世の中のそういうビジネスゲームに対する飽きは如実に感じますね。この1年ぐらいかな。ちょっとビジネス、僕も含めてですけど、ビジネスチャンネルとかビジネス系インフルエンサーが増えすぎて、みんな自分の成功とか、もう年商いくらとか、いくらでイグジットしたとか、量が多すぎて、もうええわってなってる気がします。
お腹いっぱいっすよね。お腹いっぱい。そう。なんかそれだったら、俺めちゃくちゃこのカブトムシ好きで、みたいな。あ、マジでそっちに移ってると思う。全然再生されないけど、多分その方がむちゃくちゃ面白い。面白いと思います。ですよね。
そこはね、本当思う。なんか毎日毎日、なんか令和の虎とかREAL VALUEとかのなんかモブみたいなやつらが炎上してて、なんか昨日も、知ってるか知らないですけど、令和の虎みたいなやつが溝口勇児さんとマサニーのなんか顔写真踏んだみたいな、なんかありましたよね。で、REAL VALUEの奴らが怒ったり、虎の人もさすがにこれはないって言ったり、もう全員含めてうるさいって思う。もう全員含めて、敵も味方も全員含めて、もう嫌だって思った。
もうそれ自体がもう飽きた。え、超飽きましたね。
僕、なんかA面、B面とかって言ってたんですけど、A面はなんか社会的存在で、上場企業の社長とか。で、B面は個性で、インフルエンサーとか、今言ったような起業家とかで。社会的存在が一般的な中で、怖い物なしの個性が面白がられた時代は僕も面白かったし、あの、そういう人と絡んでたんだけど、今反転して、B面の人間たちがもう主みたいになって、で、本当の上場企業の社長とか超まともな人はもうSNSとかそういうメディアに出れないように、本ぐらいは加工化ぐらいな存在になった時に、え、もうB面が主流になると面白くもないすね。あれはやっぱ日陰で、なんかそんなことやっちゃうのっていうことをちょっと端っこでやってたから面白かっただけで、彼らがこう主になっちゃうと、そんな世の中やだなっていう。正しく積み重ねてた人たちがバカらしくなっちゃいます。
カウンターだから面白いっていうのはありますよね。
これちょっと僕が思ってる持論、ちょっと箕輪さんどう思うかちょっと教えて欲しいんですけど、なんかもうYouTubeのビジネスチャンネルももうオワコンになってきてるじゃないですか。全く思います。ジャンル自体が。で、しかもAIが出てきて、編集も誰でもできるし。クソっすね。台本も誰でも書けるから、もうなんかそのオンラインで見るのは、実はもうライブ一択なんじゃないかな。
あ、全く同じです。本当にそうで、これビジネス書とかも同じなんすよ。今、考え方とか生き方とかまだしも、なんかノウハウ的なビジネス書を作ってる編集者も買う読者も完全に時代遅れだと思ってて、そんなんAIに聞きながらやればいいじゃないですか。で、YouTubeとかも本当になんかこう決められたことを喋るって、全部AIに投げてるわけだから、同じようなことが戻ってきて、それ朗読してるだけなんで全然面白くないんで。その場その場のその人のノリとか、思いつきとか、冗談とか、振る舞いとか、そういうとこにしか価値がなくて、それはまさにライブで、ライブで長尺でどんだけこの人の話面白いってさせるかだけっすよね。
やっぱそうっすか。なんかビジネスライバーの時代が来るんじゃないかなと思って。あ、絶対来ると思う。確かに。なんかその都度聞いてて。だって例えば箕輪さんが朝7時半から8時まで30分ライブ配信してたら、なんか僕朝起きてそれ見たり、仕事しながらこう聞いてたりできるじゃないですか。でもYouTube、そう見るかって、見ないなと思って。確かに。ちょっとなんか気になるの、これどうなんですか?ってチャットでこうしたい。
え、それはプラットフォームはどう?YouTube?いや、わかんないけど、なんかもう既存のものでいいような気がするんですけど。確かに。確かに。なんかコンプラとかも厳しくなりすぎちゃって、なんか面白くないな。でもなんかライブだったらワンチャンポロっとなんか。
そう、ライブマジで流れるんすよね。意外と。あ、そうなんだ。ライブでやばいこと言っても流れるし、長尺だと発見されないっていうのありますね。なるほど。
僕、酒飲みながらReHacQって番組で週1回とか2回、本当3、4時間やって、ほとんどこんなこと言ったらアウトだろうみたいなことをめちゃめちゃ言ってるんですけど、3、4時間あると埋もれますね。
そんなイメージないの?なんかライブでなんか炎上してるイメージない?そう。炎上しないす。気づいても。あと、もう最初に全部嘘だって言うっていう。え、どういうことですか?もう酔っ払ってるんで全部嘘ですって。あ、事前に。だから、そのすでに壊れてる理論ですよね。ああ、なるほどなるほど。こんなところの発言をなんか突っ込んだら野暮でしょっていう空気感にするっていう。
なるほどすね。勉強なるな。やっぱ期待値調整で生きてる感じはあるな。期待値調整。やっぱ期待値をやっぱ都度、炎上したり、スキャンダル出されたりして、なんか変に箕輪さんってまともだなってなったタイミングで大体なんか起こすんすよ。で、毎回なんかさらし者になって、期待値が下がるんで、その常に落とし続けるってのはありますよね。
なんかそれで、あの、今日知り合いからちょっと連絡来て、YouTubeとかメディア始めたいと、今更ながら。そん時に炎上は避けたいと思ってますと。で、それを最優先でやりたいんですけど、何かアドバイスありますかって言われたんですけど、僕それ聞いて、じゃもうやらない方がいいんじゃないかなと思うけど、どうすか?
あ、だからブランディングとか、そんな多くない人に同じような熱を伝えるっていうのを長くやるっていうのだったら、全然回んなくても淡々とポッドキャストとかやってればいいと思いますけど、なんか新規の人に届けたいって思うと、なんかこう風当たりの強いことやんないと見てももらえないすよね。
なんかそこのギリギリのセンスというか。やっぱそのなんか人の顔写真踏むみたいなことやっちゃうと、そこでいくら見られても、なんか失うものの方がでかいけど、なんか賛否両論あることを投げかけてすごい炎上するけど、物事の本質を見れる人からしたら、あれ、この人言ってること間違ってもないよなってなるみたいな、そのぐらいのラインができればいいっすよね。
ああ。だからそのトラフィックの数とかは別に関係なく、追わずに。ま、そうだよな。なんかああいうので有名なっても嫌だもんなね。
これから経営者はソーシャルメディアとどう付き合ってけばいい?
これめちゃめちゃ面白い流れがあって。最近、今日Amazon予約かな、この撮ってる日でAmazon予約開始の、GMO熊谷さんの『AIで夢は必ずかなう』って本を作ったんですけど、他にもまだ情報解禁してないんですけど、上場企業の社長の本何冊かやってて、そういうまともなA面の人たちは、もうSNSはもうスラムすぎるから本を主にしてますね。
で、はっきり言ってその人たちの情報発信って、届く人に届けば良くて、わけわかんない人に届いて変になんか誤読されて炎上するぐらいなら、リテラシー高い人に届いて、それが採用につながったり、新しいなんか取引につながったりすればいいやっていう考え方なんで、本をちゃんと読める人に向けて本を書くっていう流れに、まとも系な人はすごい戻る。AIの本書きたいっていうオファーはすごいあって、多分それは自社がもうAI企業だっていう世の中に対するプレゼンテーションと、AIに興味ある優秀な人を採用したいっていう。で、それをYouTubeとかでやろうとしても、まあ知らん、なんか絶対に採用しないような人とかがそれ見てなんか騒いだりしても意味がないから、リテラシーが高い者同士、本で繋がろうって動きが今出てますよね。
ああ、なんか繋がりたい人も、なんならこっちから選ぶみたいな。本をちゃんと読む人とか買う人だけでいいやみたいな。
で、はっきり言って、そのB面の人のSNS活動って、自社の商品がなんら差別化要素ないから、自分が有名になってそれで宣伝として勝とうって考えてるか、自分が有名になって、何かしらの形で、どうやったら自分みたいになれるかっていう、ざっくりと自己啓発のセミナーとかオンラインサロン的なことで儲けようとしてるだけなんで、なんかビジネスモデルによってSNSどう使うかっていうのは分かれましたよね。
M&A BANKってB面なんすかね?B面気味。あの、髪染めてるから。これナチュラル。そう、言ってた。これ白すよ。前言ってた。
だからB面、そう、なんかサーファーに見えるんでB面に見えるんですけど、やってることはものすごいスタンダードなことやってますよね。結構なんか面白いなと思う動画は再生されなかったりするんですよ。ええ。そこが難しいすよね。
え、で、でもそれこそ島袋さんとか、REAL VALUEとかああいう系、虎でも何でも誘われそうなのに出ないんす?出ないって決めてるんですか?
昔の、本当初期の頃に何回か出させていただいて、で、そこからちょっと……。あんまりそのプロレスラーみたいなムーブはやめようってなったんですか?あ、僕苦手なんすよね。へえ。はい。あの、急に喧嘩したりするの無理ですよね。あれなんでできるんですか?
そう、いや、そう、そう。なんか笑っちゃうというか、急にスイッチ入れんのってすごくないですか?すごい。すごい。マジで普通に揶揄してるわけじゃなくて、いきなりキレたり資料投げたりするスイッチって普通なんかできないすよ。できない。できない。どうやったらできんだろうって思って。
俺でもこないだ『NoTitle』の最終回で、箕輪さんがあのセンターに行って、僕も出させてもらったじゃないですか。あれですら難しかったんですよ。で、あれでどういう立ち振る舞いで行けばいいかわかんなくて、キャラ設定ミスって。キャラミスってたんだ。あ、そう。え、なんか別に本当に思ったこと言ってたんじゃないですか?
いや、いや、思ったことは言ってるけれども、なんか皆さんがあのなんかもう、言っちゃうとこう、YouTubeに映えそうなコメントをバッと作るから。あ、全くそうですよ。あれは僕は怒ったりはできないんですけど、コメント欄見て、ま、収録はコメント欄見ないですけど。見れないですけど。コメント欄見て、なんとなくの波があるじゃないですか。そこにすごく乗るか、あえて乗らないか、なんか瞬発力すね。
これ多分みんな分かんないと思うんですけど、あん時の出てる人たちってみんなここでコメント欄をリアルタイムで見てんですよね。そう。え、これ難しいのは、じゃあコメント欄が例えばAとBの対決で、Aがいい、Aがいい、Aがいいっつって、そのコメント欄通りにAがいいって言っても、単純にこいつコメント欄言ってるだけじゃねえかって言われるんですよ。だ、ここ難しくて、やっぱそこは嘘偽りない自分の意見を、このコメント欄のリテラシーの人たちにどう刺すかみたいなことすよね。反対意見でも、こういう感じの人がこういう風に思ってる空気感だったら、こう言ったら風向きが変わるんじゃないかみたいな。で、風向き変わると、なんかね、みんな、よく言ってくれたみたいになるんですよ。だから乗っかってばっかでも……。
はい。なるほど。で、ヒカル君とか、そのビジネス知識があるわけじゃないんですけど、その読み方が天才的にうまいんですよね。あえて外してみたり。そしたらコメントはしてないけど、なんか違和感持ってた人が、俺も持ってたみたいになるっていうか、その、なんだ、潜在意識みたいな、YouTube世論みたいなのをどうこうやるかっていう。転がすかっていう。転がしたり。むずいなあ。あれむずいっすよね。
俺だってコメントで、たまきこじ来たみたいな。
声も渋い。本当、俺、箕輪さんすげえと思ったんですね。
あっちは得意なんすけど、これ、怒ったり、ああいう演劇みたいなことはマジで苦手すね。なるほどね。REAL VALUEも、なんかいかがわしいから出なくなったわけじゃなくて、あそこでバリュー発揮できないんですよね。なるほどなるほど。みんなで怒ったり、泣いたり、なんかやるじゃないですか。俺できない。あれ本当、だからもう本当もう役者ですよね。そう。役者さん。役者。本当皆さんなんでできんだろうって思って。おじさんが急にキレたり。確かにそんなね。急に。
じゃあやっぱりこのビジネス系YouTuber経営者は、あの、ちょっと戻ると、ソーシャルメディアのブランディングからもう本とか、そっちに回避していく。回避していく人と、もっと過激化する人に分かれて、今まではその中間みたいな、上場企業の社長も頑張ってYouTubeトライしてみたりがあったけども、本当にまともな人は今のXとかでは積極的には活動しないでしょうね。
これ多分見てる上場企業の社長、もうちょっとなんかYouTubeとか出演するのやめようって多分なってると思いますよ。あ、でも大きくはなってんじゃないですか。まともな番組は出ると思うんですけど、なんかいかがわしくてもバズる方が正解だっていう時期もあったんですけど、そうでもないんじゃないっていう風に。あまりにも行儀が悪くなりすぎましたよね。
あとこれもちょっと聞きたくて、箕輪さん、いろんな成功された方々とかお金持ちの人、周りに多分いらっしゃるんじゃないですか。なんかそのお金を稼ぐっていうことが、労働とか事業やってお金を稼ぐっていうことが、なんかすごい割に合わなくなってる時代じゃないかなと思っていて。僕だからシンガポールにいるんで、ベースはそっちでお金を運用してる人たちの方が圧倒的にこう、もう桁違いで大きくなっている。で、こないだその知り合いの売却組の人と話したら、何ですか、哲学者ニーチェでしたっけ?あの人が言ってる、なんかr>gみたいな。なんかありますよね。はい。結局資産を運用した方が全体で……。で、じゃあ起業家、事業はリスク背負って事業大きくしてでかくなっても、ガバナンスとか色々厳しくなってるし、上場っていうところも難しくなってるし、M&Aでしたところで結局また事業やんなきゃいけないしみたいな人がいる。確かに。へえ。もう元々お金を稼ぎたいっていう欲で始めてるじゃないですか。ってなると、なんか事業って結構割に合わないなってなってる人って一定数いそうだなと思って。
あ、でもイグジット組は本当そうっすよね。イグジット組はそのイグジットした金を運用してる方が、今なんかスタートアップ立ち上げるより全然安全で金も増えるから、そっちのがいいが、それだと本当に虚無になって人間関係も希薄化して、それが怖いからもう1回事業を立ち上げて、起業ストーリーをもう1回歩み始めてるって人が周りに多いっすよね。よくそんなことできるねって僕言うんですけど、それこそ2桁でイグジットしてもう1回やってる人とか。もう逆にそんな何もやってない方が頭おかしくなりそうって言って。
だからある意味、なんかうつにならないために事業やってますよね。あ、そうそうそう。目的が変わる。やる目的が。そうそう。羨ましいって思うけど、その人はその人の苦労、なんか悩みがあんだろうなっていう。
そう、本書けばいいんですかね?本か。確かにその両パターンいるんすよね。ある意味その有名になることでその虚無を埋めようとするパターンと、もう1回事業で当てることで、言ってもイグジットしたと言っても上には上がいて、イグジットした自分のサービスがもう世の中になくて、実際お金は得たけど、なんかワンチャン掴んだだけだなって思ってたりっていう人が、自分のなんか自己実現のために事業やったりってパターンありますよね。
なるほど。なるほど。ちょっとこれは引き続き、箕輪さんとイグジット組について、イグジット組のなんかこの虚無みたいな、面白いっすよね。なんかM&A BANKのサロンのイベントで、ま、食事会でもいいのでちょっと来て。あ、行きたい。いいすか?
あとそうだな。あ、箕輪さんに本書いて欲しいっていう人、もしかしたらいると思うんです。めちゃくちゃいると思うんですよ。それ募集しちゃっていいんすか?なかなかね、無限に来るんすよ。そうすよね。相当断ってて。企画をDMするだけならとか、あの、M&A BANKに渡して、そっから僕がわーって見て、本当面白そうなのがあればぐらいなら全然。
ああ、面白いなと思うポイントは何なんですか?
今まで誰も言ってないことで、なんか単純にトリッキーなこと言ってるわけじゃないみたいな。あ、言われてみればその視点もあるかみたいなことを言えれば、無名でも行くんですけど、なかなか難しいんですよね。そういう視点も今XとかYouTubeでみんなが発信してるんで。
そんな目から鱗みたいなことって眠ってないんすよね。うん。うん。あとみんな修羅場経験してるからそういう話はあると思うんすけど、やっぱ修羅場自慢みたいな本になるとやっぱネームが強い人が勝つんで。
うん。難しいですけど、それこそあの江島さんの『闇と光』っていう、M&Aした初の小説なのに売れて、あれは本当に文章がうまくて面白いと思ったんで、テーマ次第でもなんか面白く、それこそ小説にして、そんなに本読まなくてものめり込むような、オンデーズ田中さんの『破天荒フェニックス』とか、ああいうの作れたらいいんですけど、あれもあれで難しいすからね。
ううん。M&Aと鬱みたいな。ああ、鬱みたいな。それはマジであって、それは1個あります。僕今そのミドルエイジクライシスみたいなことをツイートして、みんな賛否両論それに語ってバズったりするんですけど、ミドルエイジクライシスみたいな、なんか人生虚無みたいなのがもう今現代病で。うん。それに対するアンサーみたいなのが、誰が書くかわかんないですけど、絶対ベストセラーになるっていう予感はあるんですよね。
うーん。人が何かを達成した時とか、うん。欲しいと思ってたものを得た後の生き方みたいな。だからそこをテーマに、すごいその人が有名じゃなくても、で、イグジット自体はもっとすごい人がいるっていう規模であっても、それはもう個人的な心の葛藤の問題なんで、そのM&Aしてしまって虚無になって、どういう風に自分の心が動いたかとか、何が辛かったかとか、何が救いだったかみたいなのは、すごい需要はあると思います。
え、俺書きたい?ああ、いいかも。[笑い]うん。うん。M&Aと、1回売ったんですもんね。そう。売ったし、売った人たちたくさん見させてもらったんで。あ、でもそれ面白いっすよ。うん。そのシリーズをインタビューとかで結構やってます?M&Aと虚無みたいなインタビュー。やってない。
なんかそれをYouTubeでやりながら、うん。本にまとめるとか面白いかもしれないですね。ああ、なるほどなるほど。うんうん。うん。顔出しじゃなくていいんで。うん。それぞれのエピソード聞いて。出たがらないんで。それを別に出なくてもいいっすよね。うん。ああ。あ、それやりたいな。うん。
そ、それで見えてきた幸福の正体みたいな。うん。うん。みんなが共通して言ってる悩みとか、そこになんか幸せに生きるヒントとかありそうっすよね。これちょっと続編ということで。うん。是非ぜひ。はい。気になります。
ああ、みんなでもなんとなく似たような動きしますよね。うん。お金を使うところから、やっぱ最終、人のためみたいになるとこに戻ってくるんすよね。最初欲をやりすぎて虚無って。[笑い]うん。社会に還元。そうそう。人間がこう滅亡しなかった理由はそこだなって。本当の幸福ってやっぱ社会に還元することなんだなって思いますよね。うん。うん。
むっちゃ真面目っすね。いや、なんか思うんすよ。見てて、欲望に狂った人、最後人に喜ばれることに喜ぶっていうね。ああ、名を残したいすからね、死んでも。そうですよね。うん。ま、松浦さんにせよ、前澤さんにせよ、やっぱ周りが喜んでる姿を見て喜んでますよね、最後。[笑い]なるほどね。うん。
わかりました。じゃあちょっと皆さんありがとうございます。また。楽しかったです。はい。じゃあ参考になった方はですね、グッドボタン、チャンネル登録まで。じゃあまたM&A BANKでお会いしましょう。ありがとうございました。ありがとうございます。
今見た動画よりももっとオフレコの深い情報、皆さん興味ありませんか?M&A BANKサロンでは表に出せないような深い話もやってます。M&Aを学びたい人、そして会社を売却してお時間がある人、友達集めに是非入会参加いただけると幸いです。概要欄から。
昨日僕じゃないんだ。しだって苦しだって生きてくんだ。そう消えない思い膝込むん。
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