41歳で友達ゼロ、復讐心、死の苦しみ:岡田斗司夫「サイコパスの人生相談」第499回
岡田斗司夫「岡田斗司夫ゼミ」では月に1回、視聴者の悩みに答える「サイコパスの人生相談」を配信している。今回の再配信は2023年8月13日配信の第499回で、7つの相談を扱う。岡田氏によると、10代から70代以上まで幅広い層の視聴者から相談が届くが、どの年齢層からも共通して来るテーマが「友達」だという。今回の目玉も、41歳男性の「友達が一人もいない」という相談である。
冒頭で岡田氏は、この回は500回目を目前にして躁と鬱でいえば躁の状態、つまり気分が上がっていたのだろうと振り返り、テンションが高いと表現が強くなり、口が悪くなっていると断っている。「サイコパス」という番組名は、かつて奥さんから「サイコパスだよね」と言われて本人がとても納得したことに由来する自称で、優しい答えにはならないことを了解したうえで相談してほしいという立場だ。
後から湧く復讐心は「趣味」である
最初の相談者は30代の女性会社員で、離婚歴がある。親しいと思っていた友人に頼んでもいない悪口の告げ口をされたり、陰で悪口を言われたり、元夫のモラハラに5年耐えたりと、裏切られたり舐められたりしても、その場では気づかず後から悔しくなる経験を重ねてきた。『半沢直樹』のようにやり返したいと思っても手立てがなく、いつか仕返しできるよう考えても、ふと「人生にはもっと楽しいことがあるのに」と虚しくなる。岡田氏ならどうするか、という相談である。
岡田氏は、友人や元夫の件はすでに起きたことなので今回は関係ないとし、問題を「虚しいとわかっているのに、なぜ言い返し方や復讐を考え続けてしまうのか」の一点に絞る。コメント欄には「考えなければいい」という意見も流れたが、岡田氏は、考えてしまうのがこの人の性格なので答えにならないと退ける。
岡田氏の分析では、これは相談者の人格の根幹をなす「趣味」、つまり「いつかチャンスが来たら仕返ししてやろう」と妄想する趣味だという。岡田氏は不適切かもしれないと断ったうえで、男性が胸の大きい女性を見て「いつか触ってやろう」と延々妄想するのと同じだとたとえる。岡田氏によれば、そうした妄想は男性の10人に1人ほどが持つ「普通の病的な妄想」であり、同じように、言い返せない気の弱い人の10人に1人ほどが復讐妄想を持つのも当たり前だという。
さらに岡田氏はこれを自慰行為になぞらえる。終わった後に虚しくなるのは「賢者タイム」と同じで、「虚しいからやめた」という人の話は聞いたことがない。本人にとっては興奮してどれだけでも考えたい楽しい妄想であり、快感に対して事後の虚しさが小さすぎるのだから、やめられるはずがない。岡田氏の結論は、実際に行動に移さず心の中にとどめている限り社会的には問題ないので、「これも性癖なんだな」と思って安心して続ければいい、というものだった。
友達がいないのは「40代男性のデフォルト」
2つ目は41歳の男性、高井さんからの相談だ。仕事はしているが休日は一人で、一人が好きで、誰かといるより圧倒的に楽だ。職場でも話しかけられるのが嫌で早く帰りたい。それでも年に何回か寂しいと感じる瞬間があり、年を取るにつれ寂しい時間が増えるのではないかと怖い。誰かといる煩わしさにも、誰もいない寂しさにも耐えられない自分はどうすればいいか、という内容である。
岡田氏は相談文に「わかるな」と相槌を打ちながら、これは40代男性のデフォルトだと答える。岡田氏の見方では、友人という状態は10代から20代前半までに与えられる「ボーナス」であり、同時に「罰ゲーム」とも言える。20代半ばあたりで男性の半数以上は友達がいなくなり、性格的に男っぽい女性もどんどん友達がいなくなるだろうと岡田氏は見る。そして一人が当たり前になり、ぼんやり寂しいが気楽で、年に何回か「このままではいけない」という発作が来る。まずはこれが自分だけでなく、半分くらいの人がそうなのだと認識するところから始めればいい、というのが岡田氏の提案だ。
相談者は、自分が人間嫌いですぐ帰る性格だからこうなったという「レアケース」だと思っているのだろう、と岡田氏は推測し、そうではないと言う。孤独なのは過半数だと岡田氏は考えるが、裏返せば半数近くの人には家族や友人が身近にいる。そういう人たちは休日に家でゴロゴロできず、呼び出されて街に出る。だから街に出ると誰かと一緒に外出するタイプの人ばかりが目につき、それを世間だと思い込んでしまう。岡田氏はこれを、野球場の観客席に座れば周りは野球ファンばかりで「世間はみんな野球好きだ」と思うのと同じだと説明する。
具体策として岡田氏は、面倒くさい孤独感を持つ独身男性や中年男性の集まりを相談者自身が主催すれば人は集まるだろうと言う。日時と場所を自分で決め、告知のリスクを自分で取るなら、次回の人生相談で1回だけ告知してもいいと申し出た。ただし次回の人生相談は9月10日頃になる見込みなので、開催日はそれ以降にすること、岡田氏自身は暑いし間違っても行かないと笑いながら付け加えている。そのうえで、年に何回か寂しい発作が来るだけなら、それは発作だと思っておけばいいのではないか、とも述べた。
「バカは大学院に行くべきでないか」の本当の意味
3つ目は大学3年の女性からで、大学院に進んで研究職に就くつもりだったが、友人に「あなたは勉強が得意ではないから就職したほうがいい」「研究職は男社会で男女差別やセクハラが当たり前だから耐えられない」と、会うたびに言われている。記念受験のつもりで受けた国立大学に進学し、周りについていけないことは自覚している。やはりバカは大学院に行くべきではないのか、研究職が無理なら転職すればいいという考えは甘いのか、という相談だ。
岡田氏はまず、本当に真剣に悩んでいる人は「バカは大学院に行くべきではないか」という問いを最初に立てないと指摘する。これは質問ではなく、相手に「そんなことないよ」と言わせるための極端な言い方だというのだ。そこへ岡田氏は「ズカズカと踏み込んで」答える。友人が言いたいのは「バカだから行くな」ではなく、「あなた、就活してないよね」ということだ。まぐれで入った大学で成績も上がらず、勉強や研究が好きなわけでもないのに大学院に行こうとするのは、就職をどうするかという問題を先延ばししているだけであり、友人はそれを指摘してくれている、と岡田氏は読む。
それを理解したうえでなら大学院に行ってもいい、と岡田氏は言う。ただし、大学院に行って無駄に年を取っても将来いいことはなく、そこから就職しようとすれば今より不利な条件で就職活動をすることになる、というのが岡田氏の見立てだ。本音が「働きたくない」「どこも雇ってくれない」「人に評価されない」なのであれば、その考えを中心に置いたうえで、お金がかからず将来に有利になる方向を考えるのがいいと提案した。
さらに、この動画をまず友人に見せて「相談したらこう言われた」と聞いてみればいい、と勧める。友人はおそらく「そんなつもりで言ったんじゃない」と言いながら、見透かされたと思ってフォローしてくれるだろう、と岡田氏は予想する。コメント欄の視聴者には、大学院に行くべきか否か、自分の経験に基づく具体例を書いてほしいと呼びかけた。
死ぬときの苦しみを広めてほしい、という依頼を断る
4つ目は30代男性、メタニョさんからの「変な質問」だ。多くの人は死ぬときの苦しみを甘く見積もり、事故で亡くなった人について「一瞬で気を失ったから苦しまなかったはず」などと楽観的に解釈しがちだ。世の中の大多数が死の苦痛を軽んじていると、緩和ケアなどの終末医療すら万全にならない。だから「死ぬ時は苦しすぎてやばい」というマインドを、岡田氏の影響力で多くの人に植え付けてほしい、という依頼である。
岡田氏ははっきり「嫌です」と答える。どちらも経験していない以上、ニュートラルな立場が普通であり、死ぬときが苦しすぎるという証拠はどこにもない。相談者は死ぬのが怖すぎてそう思い込んでいるのではないか、と岡田氏は見る。「これを軽んじると万全にならない」という論法についても、万全な状態など世の中にほとんどないのだから理屈のための理屈で、あまり好きではないと述べた。
岡田氏は、死にかけた体を無理やり延命するのが苦しいという話は多くの人が経験談として語っており、「もうチューブを外してほしい」と思う人が多いのはよく言われると認める。しかし死ぬこと自体については、常識的に考えて全身の感覚が失われていくもので、死にかけた人の話でも「だんだん体が冷たくなって」と言うくらいだから、どちらかといえば楽になるのではないか、というのが岡田氏の考えだ。
自分の死のイメージをよく表している作品として、岡田氏は士郎正宗の漫画『仙術超攻殻オリオン』を挙げ、96ページあたりの場面を紹介した。僧侶が暗黒神スサノオをこの世に呼び出すと、周囲が破壊され、多くの人が死にビルも崩れる。子どもを抱えた女性が「人に奉仕するのがお坊さんの務めでしょう、何とかして」と訴え、僧侶も「困っている人を捨て置けない」と言うと、神は「俺を舐めているのか」と女性を殺してしまう。すると女性は「やった、自由よ」と言ってふわりと消えていく。泣き叫ぶ子どもがうるさいと神がその子も殺すと、今度は子どもの魂が「自由だ」と愕然とする僧侶の上を飛んでいく。
岡田氏はこれが自分の死のイメージだと言う。死ねば心配事も、それまで抱えていた責任もなくなり、清々する。目的意識や使命感、「自分は何者にもなれなかった」「これをやるまでは死ねない」「この人生でいいのか」といった思いはすべて何かへの執着であり、子を心配する母親の愛も執着だとわかって「自由だ」となる場面に強いインパクトがあった、と岡田氏は語る。復讐心や愛情といった自分を縛るものがなくなって成仏するのであり、今の人生はその境地に至るまでの苦行だから、せいぜい楽しめばいい。そう考えている以上、「死ぬのは苦しいぞ」と発信することはできず、「死ぬことは必ずしも不幸なことではないと僕は思う」と言うことしかできない、と結んだ。
欠点を「数回目のデート」で打ち明ける理由
5つ目は26歳の男性会社員もやしさんの恋愛相談だ。大卒、身長173cm、体重60kg、年収600万円で、性格がネガティブ、声が小さいと言われ、これまで付き合った女性は3、4人。マッチングアプリや結婚相談所で婚活中で、数回目のデートで自分のマイナスポイントを伝えている。内容は、両親が離婚していること(暴力などはなく、離婚したという事実のみ)と、仕事があまりできず会社で評価されていないこと。相談所の相談員からは「言うのが早い」と言われたが、後出しは不誠実な気がして従えずにいる。
岡田氏は、専門家である相談員に止められても従えない面倒くささこそ、ネガティブと言われる原因だろうと言う。ポイントは「数回目のデート」というタイミングだと岡田氏は指摘する。本当に誠実なら、初回のデートか会う前に伝えているはずだ。そうしないのは、相手と仲良くなりたいからである。そして数回目で伝えるのは、振られたときに自分のせいだと思いたくないから、「俺はちゃんと言った、それでも付き合うと言ったお前が悪い」と後で言うための防衛線だ、と岡田氏は読む。つまりネガティブなのではなく、自分勝手で戦略的で、しかもその戦略が浅くて見破られている、という厳しい評価である。
ただし岡田氏は、そんな根性の男と付き合う女性のほうが災難なのだから、もやしさんは今の戦略のままでいいと言う。スペック的には問題なく、むしろ「いい物件」なので、根性が悪く自分勝手でも「この男でもいいか」と結婚してくれる女性がきっと拾ってくれるだろう。そのうえで世の女性に向けては、誠実なつもりでネガティブな情報を、それも最初ではなく何回目かのデートで出してくるような男には気をつけたほうがいい、と注意を促した。
作曲家になりたい高校生への「勝ち筋」
6つ目は高校3年の男子で、作曲家になると決めているが親は当然反対し、行きたくもない大学への進学を勧められている。スマホで音楽制作をしてきたが無料アプリに限界が来て、パソコンがあれば無限の可能性があるのに金がない。「夢は追いかけてはいけない」という壁を17歳で目の当たりにしてしまった、と書く。親に理解してもらい、高卒でも作曲に打ち込みたいが、失敗した後のことを考えろと言われても成功しか見えていない。岡田氏が自分の立場ならどう親を理解させ安心させるか、という相談である。
岡田氏は文面を「ポエミー」と評し、こういう相談は山田先生にすれば理解を示してくれるだろうと笑う。だが「自分の立場ならどうするか」という問いなら自分で大丈夫だとして答えた。自分なら絶対に親の言う通り大学に行く。親の監視が届かない遠い地方の大学に進み、学費と生活費を出してもらい、授業で必要だと言ってパソコンを買ってもらい、あとは大学に行かず部屋でひたすら作曲すればいい。「もう勝ち筋見えてるじゃないですか」と岡田氏は言う。
岡田氏の見方では、相談者の問題は目的がはっきりしていないことにある。作曲家になるのが第一目標なら、そこだけを一点突破すればいいのに、親に理解してもらう、安心させるといった本来の目的ではない条件まで満たそうとしている。相談者が見ているのは「夢を追いかけてはいけない壁」ではなく「バカの壁」だ、と岡田氏は言い切る。
さらに岡田氏は、相談者は自分の才能や夢を本気で信じていないのではないかと疑う。パソコンが欲しいだけなら、スマホで作った曲を公開し、「スマホではここまでが限界だが自分にはこれだけの才能がある、使わなくなったパソコンを譲ってほしい」と動画で世界中に呼びかければいい。それをしないのは、スマホで作曲している他の人にすら勝てないと思っているからではないか、と岡田氏は推測する。親の金で大学に行ってこっそり作曲し、才能を確かめるか、伸ばすか、諦めるか、どれでもいいからやればいい。自分には壁ではなく楽勝しか見えない、目を覚まして顔を洗って出直せ、というのが結論だった。
「性格が悪くなった」と悩む美大浪人生と「単なる善人」
最後は19歳の美大浪人生の女性だ。最近、自分の性格や口が悪くなったと感じる。美容外科医2人が未成年を誘拐したというニュースを両親と見ていて「被害者にも非があるのでは」と言ってしまい、親に軽く怒られた。後で気づいて反省しており、成人した年齢でこんなことをする自分が恥ずかしい。性格は改善できるのか、どう考え行動すればいいのか、という相談である。
岡田氏はまず、性格が悪い人は自分のことに気づかず、性格がいい人ほど自分の性格が悪いのではと心配するものだと述べる。そのニュースを知らないので無責任な立場からだと断ったうえで、それは被害者叩きではなく、報道をそのまま信じず自分で考えて思ったことを親に話しただけだ、と岡田氏は言う。疑問を持って口にしただけで性格が悪いと言われるなら、教祖の言葉に疑問を持つことも「サタンに取り憑かれている」ことになってしまう、とたとえた。
岡田氏によれば、両親は報道を鵜呑みにする「単なる善人」であり、どちらが悪いという問題ではない。善人は報道を信じ、世の流行にそのまま乗ることしかできないので、こうした議論には向いていない。そこで岡田氏は、予備校でも美大でもいいので疑問を話し合える友達を作ること、そして両親の前では本音を言わないことを勧めた。善人に本音をぶつけても関係を悪くし、普通に善人として生きている人の足元を崩すだけで、いいことはないからだ。
岡田氏は動画内で「単なる善人と書いてバカと読む」とまで言ったが、同時に善人という生き方を、世の中を最も抵抗なく生きるための「流線形」のようなものだとも説明している。人間関係があり、安定した職業と立場があるなら、単なる善人でいることは波風立てずに生きるコツである。両親はその立場に安住しているが、相談者は美大に進むために浪人しているのだから「アブノーマル人生」に進んでいるのであり、この先親と話が合うはずがない、と岡田氏は述べた。なお再配信の後説で、岡田氏は「単なる善人と書いてバカと読む」は言いすぎだったと謝罪している。
後説:友達が少ない人は「友達の定義」が狭い
再配信の最後に、岡田氏は41歳男性の相談を補足した。ある年齢以上の男性に友達がいないのは普通だと動画内で述べたが、もう一つの持論として、友達が少ない人は友達の定義自体が狭いという。友達が多い人の話をよく聞くと、少し話したことがある、一度ご飯に行った、何人かで話したことがあるだけの人も平気で友達に数える。逆に友達が少ない人は、同じ趣味でたまに意見交換する相手も「本当の友達とは違う」「自分を本当にわかってくれているわけではない」と言い、週に1回会話を交わすほど仲が良くても友達と認めない。定義が違う以上、自己申告の友達の数で悩むのは少し違う、と岡田氏は言う。
岡田氏によれば、日本人は世界の他の人々に比べて友達の定義がさらに狭いらしく、アメリカなどでは広い定義のほうが普通で、狭める人はかなり少数派だという。日本人は10代の頃、あるいはもっと幼い頃から一緒にさまざまな経験をしてきた同年代の仲間を友達と呼ぶ傾向があるそうで、この定義を採れば、40歳を過ぎて友達が多いのは地元を離れないマイルドヤンキー的な生き方をしている人くらいになってしまう。だから40過ぎの男性の友達がゼロというのはスタンダードではないか、と岡田氏は改めて述べた。
一人が好きだが時々寂しくなるという悩みについて、岡田氏は動画内での「同じような人を集めてオフ会を」という提案に加え、YouTubeメンバー向けに無料で提供している公式Discordにも触れた。これは一人が好きだが、たまに話し相手が欲しくなる人に合わせて設計した場所で、趣味を書き込んだり絵文字でリアクションしたりするのが目的だという。オフ会やイベントを企画すれば盛り上がり参加者も増えるだろうが、それは狙っておらず、同じゼミを見ている人が他にもいると実感できる場として作った、と岡田氏は説明している。
ありがたいことに、このゼミは10代の学生さんから70代以上という、僕より年上の方々まで本当に幅広い層の人に見てもらってるんですけども、毎月1回でやってる人生相談っていうのがあって、この幅広い年齢層から相談が届くんですけども、実はどの年齢層からも来る共通のテーマがあって、それが友達についての相談なんですね。おはようございます。岡田です。
ということで、大体毎週火曜日は、このサイコパスの人生相談というのを再配信やってるんですけども、どんな相談に答えるのか簡単に紹介すると、今回、最初に今触れた友達に関する相談で、41歳の男だけど友達が1人もいないというものなんですね。他にも、あの時、あの人の言ったこれが許せない、なんて言い返せばいいんでしょうかとか、あと、そんな感情が時間差で湧いてきます、どうすればいいですかといった相談。あと、親に自分の夢を認めてもらうにはどうすればいいでしょうかと悩める学生の相談とか、そういうのもあります。バカは大学院に行ってはいけないのでしょうかという、ちょっと変わった相談もありますけども、今回は相談のバリエーション割と多めです。
そして多分、その時僕ちょっと、いわゆる躁と鬱で言えば躁だったんでしょうね。気持ちが上がってたんだと思うんですけども、ちょっとというか割と口が悪くなってます。すいません。テンションが高いと、表現がついつい強くなっちゃうみたいです。この動画は、2023年の8月13日に配信した、岡田斗司夫ゼミ第499回。次が500回ということで、多分ハイになったんだと思います。すいません。動画が終わった後も追加のアップグレード情報あるので楽しみにしてください。それではこっから無料動画スタートです。
今日はサイコパスの人生相談ですね。投稿フォームから来た皆さんの相談お便りに、僕が自分の理屈とか価値観で答えるんですけども、元々、元奥さんから「いやあ、サイコパスだよね」っていう風に言われて、その時にものすごく納得しちゃったんで、自称サイコパスなんですけども、あんまり優しい答えにはならないです。そこら辺は納得の上でご相談ください。またこの動画をご覧ください。質問や相談は投稿フォームからのみ受け付けてまして、採用の方には今月、8月のステッカー、これですね、これを送ってますので。はい。住所や名前のある方、投稿フォームで住所や名前をちゃんと書いてる方のみ採用して、このステッカー送ってますので、返事が必ず欲しいという人、番組で取り上げて欲しいという人は、必ず住所と名前書いてください。別に住所と名前書いてなくても読みはしてますけども、個別に返事とかいちいちしておりません。
じゃあ行きましょうか。おっと、超激だ。よいしょ。こんな感じになっております。いちいちこう読み上げたりしないんですけども。7つあります。じゃあ行きましょう。
ビビアンさん、女性30代。「初めまして。都内在住の会社員、バツイチ子なし、アラサー女です。これまでの人生で人に裏切られたり舐められたりするようなことをされても、その場では気づかず、後になって気がついて悔しい思いを何度もした経験があります。」これね、多いですよね、本当に。「例えば、親しい仲だと思っていた友人が、聞いてもないのに誰々さんが私の悪口を言ってたよと話してきたり、仲間外れにしてきて私の陰口を言っていたり、元旦那のモラハラに5年も耐えて貴重な若い時間を無駄にしたり、思い返すとキリがありません。半沢直樹のようにやられたらやり返すと思っても、なす術もなくほぼ泣き寝入り状態です。考え方を変えて、その場ではやり返せなくても、いつかチャンスが来たらやり返せるよう色々考えても、ふとした瞬間に、こんなことを考えて何の意味があるのだろう、人生は他にもっと楽しいことがいっぱいあるのにと虚しくなります。」ほほほ。「岡田先生はそういう場合どうしますか?是非ともご教授いただければ幸いです」ということなんですけども。
前半部分の、すいません、具体例を出していただいてるのは分かるんですけども、友達だと思ったらこうだとか、旦那のモラハラに耐えたっていう部分は、もう起きてしまったことですから、この際、言い方はアレですけど、関係ないですね。なので問題は、どちらかと言うと最後の、こんなこと考えても虚しいだけってやつなんです。こんなことっていうのは何かって言うと、こう言い返してやればよかったとか、こんな風に復讐してやろうっていう風に、もうずっとそれを考えちゃうわけですね。で、それを考えても虚しいだけだと分かってると。分かってるのになぜ考えてしまうかという、この一点だと思うんですよ、今回の場合、考えなきゃいけないのは。
で、僕なりのこの方への分析では、コメントで「考えなければ」っていうのがあるんですけど、いや、それは考えるのがこの人の人生であり性格だから、そこは考えなければっていうのは答えになんないと思うんですけどね。えっとね、趣味だからだと思うんですよ。この人の割と、なんだろうな、性格の根幹をなす趣味なんじゃないのかな。人格と言ってもいいんですけども。で、いつかチャンスが来たら仕返ししてやろうと妄想する趣味だと思います。
これね、例えばでこういう例を出すのは不適切かもわかんないんですけど、すいません。怒ったらすいません。男の人で、おっぱいの大きい女の人見たら、いつか触ってやろうと思う人いますよね。いつか触ってやろう。ああ触ってやろう、こう触ってやろうっていう風に、永遠にこの妄想する人いるじゃないですか。で、これは、まあ、そういう性癖だからと言うんですけども、これも同じですね。なんか復讐妄想だと僕は思うんです。復讐を妄想してやる精神的な方に、男性だったら、こういう風に触ってやるとか、スカートを見たら覗きたいなとか、パンツどんな色してるんだろうって、あれって病と言えば病なんですけども、男性の中で多分10人に1人とか、それぐらいはいる程度の普通の病的な妄想ですよね。で、同じように、これなんかね、気が弱い人というか、言い返せない人の10人に1人ぐらいというか、まあ当たり前な、復讐妄想のオナニーだと思うんですけども。
だ、オナニーだからこそ、終わった後虚しいんですよね。賢者タイムというやつですね。で、虚しいからやめようと思うというのも多分そのオナニーと同じだと思うんだ。で、虚しいからやめようという理由でオナニーをやめた人の話、僕は聞いたことがないので。同じくですね、そんな楽しい楽しい、本人にしては興奮して何ぼでも考えたい復讐の妄想を、やめれるはずがないんじゃないのかなと。だって散々にやった後、ちょびっと虚しいわけですよね。快感に対して反省が小さすぎるわけですからね。
だから、虚しいと分かっててもやめられなくても、これはそういうもんだから続ければいいと思うんですね。趣味としては全然、いわゆるその男性が実際に痴漢行為とかに走らなくて心の中にとめておくんならば、まあまあ社会的には問題ないのと同じように、そういう行動に出なければ社会的には問題ないので、安心して、これも性癖なんだなと思って続けていいと思います。
高井さん、男性40代ですね。「私は現在41歳で友達が1人もおりません。仕事はしておりますが休日は1人です。1人が好きでもあり、何より誰かといるより圧倒的に楽です。」ああ、楽ですよね。「職場でも話しかけられるのが嫌で早く帰りたいと思っています。」分かるな。「しかし1人が寂しいと感じる瞬間も年に何回かあります。年を取っていき、寂しいと思う時間が増えるのではないかと怖くなります。誰かといることも耐えられないし、誰ともいない寂しさにも耐えられない。そんな自分はどうすれば良いでしょうか」という相談です。ふーふふふ。なるほどね。うん。
これね、40代男性のデフォルトだと思うんですけども、えっとね、友人という状態は10代のボーナスだと思うんですけど、ボーナスとも言ってもいいし、罰ゲームとも言えるだろうけども、10代、20代の前半までは、その友達というのがボーナスのように、罰ゲームのように与えられたりするんですけども、大体20代の半ばぐらいで、半数以上の、なんだろう、男性って友達がいなくなると思いますし、性格的にちょっと男っぽい女の人も多分友達がどんどんいなくなると思うんですけども。で、1人が当たり前になり、この高井会さんが書いてるように、ぼんやり寂しいけど気楽であって、年に何回か発作みたいに、このままではいけないっていうのも発作みたいなもんですね。で、この状態を僕は40代男性のデフォルトって呼んだんですけども、みんながそうなんだというか、大体半分ぐらいの人がそうなんじゃないかと認識するところから始めればいいんじゃないですかね。
この高井会さん、多分割と、自分は人間嫌いですぐに帰ったりするような性格だからこんな風になってしまったんだっていう、なんかこのレアケースだと思ってるんですけども、そうじゃないと思うんですよ。さっき、いや、これ独身男性の、40代男性のデフォルトだと思うと言ったんですけども、過半数僕はそうだと思ってるんですよ。で、過半数がそうだということは、半数近くの人がそうじゃないわけですよね。だから友達なり友人なりが、いつも身近にいる人もかなりいるわけですよ。人口比で言うと、まだ40代だったらもう半分近くなんじゃないかなと思うんすけども。
で、そういう輩と言ったらなんですけど、輩は家でゴロゴロできないんですよ。家族がいたり、友達がいると、休みの日に家でゴロゴロできないわけですね。そいつらが呼び出してきたり、そいつらが外行こうよという風に言ったりするから、すぐに町に出かけるんですよ。だから町に出るとそういう輩がうじゃうじゃうじゃうじゃいるわけですよね。そうなので、外へ出るとそういう輩がうじゃうじゃ外に出てるのです。それを見ちゃうと、俺は特殊じゃないのか、私はなんか、こういう世間、これを世間だと思い込んじゃうわけですね。そういうの見るから。
だ、それでも野球場に行って観客席に座ったら、周り野球ファンだから世間はみんな野球好きなのにって思うのと同じで、野球場に行きゃ野球ファンばっかりだよと同じように、街に出りゃ、そのなんでしょうね、街中が、なんだろうな、誰かと一緒に外へ出るタイプの奴らばっかりで溢れてるに決まってるわけですね。だから、あ、俺は特殊じゃないか、私は特殊じゃないかと思っちゃうのは分かるんですけども、僕はそうじゃないと思います。
だから多分、高井会さん、そういうめんどくさい孤独感を持つ独身男性の集まりとか中年男性の集まりっていうのを主催したら、人集まると思います。集まると思いますし、もしそういうオフ会やろうっていう風に言うんでしたら、また投稿フォームからやってくれたら、次回の人生相談で僕はここで告知してあげてもいいです。僕は間違ってもそこには行きませんけども、暑いし行きませんけども、そういう、例えば何でもいいですよ。岡田斗司夫の話したいからオフ会やろうとか、なんとかそういう、何月何日、場所ここっていう風に、自分で場所を取って告知するリスクを自分で取るんだったら、次の人生相談の回、ここでやってあげますから。
気をつける時は、開催日時を9月の10日以降にしないとだめですよ。だって、3日ぐらいが多分ガンダムゼミやって、次回の人生相談9月10日ぐらいになるので。それ以前の日に設定しても俺知りませんから。で、1回しか告知しませんから。もし、なんだろうな、どうしても、いやいやそれでも孤独感がって言うんだったらやってみてください。ただ年に何回かだけ寂しい発作が来るんだったら、そんなもん発作だと思っときゃいいんじゃないかなって思うんですけどね。
はい。たれ目のパンダさん、女性20代ですね。「バカは大学院に行くべきではないですか?」お、まあシンプルな切り口ですね。「大学3年の女です。学部卒業後は大学院に進学し、研究職に就こうと思っていましたが、友人に、あなたは勉強があまり得意ではないから就職した方がいいと思うと言われました。記念受験のつもりで受けた国立大学に進学し、周りについていけないことは十分に自覚しています。」おお。だったらなんで大学院行きたいんだろうな。「また、研究職は男社会だから男女差別やセクハラ当たり前で、あなたには耐えられないだろうとも言われました。」友達、色々突っ込んだ助言してくれますね。「友人に会うたびに大学院に行くのやめた方がいいよと言われています。」そんな会うたびに言われてる。「やはりバカが大学院に行くのはやめておくべきでしょうか?研究職がなければ転職すればいいという考えは甘いのでしょうか?岡田先生のご意見をお聞きしたいです」ということですね。
この人もし、真面目にこの問題で悩んでるんだったら、バカは大学院に行くべきではないですかという設問を1番最初にしないと思うんですね。というのは、バカは大学院に行くべきでないですかっていう質問は、なんだろうな、質問じゃないんですよ。相手が違うよって言ってくれるために、わざとそんな極端な言い方をしてるだけで。だから本来は、いや違うよ、そんなことないよって言うべきなのかもわかんないですけど、僕はバカですから、ここにもうズカズカと踏み込んで答えますけども、なんとなくね、その友達の言いたいこと分かるんですよ。
友達が言いたいのは、バカだから大学院に行くなじゃなくて、あんた就活してないよねってことなんですよね。で、就活、就職活動してないから大学院行きたいとかほざいてるだけであって、ちゃんと真面目に就職した方がいいよ、だって大学院行ってもしょうがないじゃんっていう、このしょうがないじゃんの部分を拡大解釈して、バカは大学院に行くべきではないというのですかっていう表現で、そのたれ目のパンダさん、僕に聞いてるだけだと思うんですけども、いやいやそんなんじゃなくても、友達が言ってんのは就活しろなんですよね。
で、というのは、そもそもそのまぐれで入ったような大学で、成績もそんな上がんないから、その勉強好きなわけじゃないんでしょ。で、そういう研究とかも好きじゃないし、なのに大学院に行こうっていうのは、就職どうするのかっていう問題を先延ばししてるだけだと思うんですけどね。で、それを友人は指摘してくれてるんだと思います。で、これが分かっていれば、後はどうするかなんですけども、別に大学院に行ってもいいと思いますよ。大学院行って無駄に年を取って、将来にも何もいいことはないと僕は思うんですけども。で、そっから転職して就職って言ったら、今より不利な条件で就職活動しなきゃいけないわけですから、本当にいいことないと思うんですよね。
働きたくないっていうのが本音なんだったら、働きたくないとか、どこも雇ってくれないとか、人に評価されないって思うんだったら、それを中心とした、その考え方を中心においた、お金がかからず、自分の将来に有利になるような方向っていうのを考えてみるのが僕はいいと思います。なので、この動画を、まず友人に見せましょう。岡田に相談したんだよって言って、こういう風に言われたけどどうって、聞いてみてください。多分友達は、いやいやそんなつもりで言ったんじゃないよって言いながら、しまった見透かされたみたいな感じで、フォローしてくれると思いますから。
まあまあ、そうですね、コメントも今、コメント欄にも流れてるんですけど、もしコメントで、いやそんなことないよ、大学院は行った方がいいよと思う人がいたら、もしくはやっぱりやめた方がいいと思ったら、できれば具体例というか、自分の経験を元にコメント書いてくれると、僕も読む時めちゃくちゃ面白いですから。よろしくお願いします。
メタニョさん、男性30代。「岡田さん、こんばんは。いつも楽しく拝見させてもらってます。変な質問かもしれませんが、どうかお許しください。」変な質問ね。「死の苦痛に関してのお話です。」あ、死ぬことという苦痛に関しての話です。「多くの人は死ぬ時の苦しみを甘く見積もる傾向にあると思うのですが、これはただの思い過ごしでしょうか?病気や事故などで誰か亡くなった時に、一瞬で気を失っただろうから苦しまなかったはずだとか、事実はどうであれ楽観的に解釈する意見が目立つ気がします。世の中の大多数が死の苦痛を軽んじていると、緩和ケアなどの終末医療すら万全にならないと思います。これはもはや質問というよりもお願いなのですが、死ぬ時は苦しすぎてやばいというマインドをできるだけたくさんの人に植え付けられるよう、岡田さんの影響力でうまいこと発信してはもらえないでしょうか。よろしくお願いします。」はあ、なるほどね。ふんふんふん。
あ、でもなんか、一般の人はこの甘く見積もってるけども、世の中の人は、メタニオさんは死ぬ時は苦しいはずだって思い込んでるわけですね。はは。なんでそう思ってんだろうな。うん。いや、どっちもよく、どっちも経験してないからわかんないので、ニュートラルというのが普通なんだと思うんですけども。で、おまけに、世の中の大多数が死の苦痛を軽んじていると、緩和ケアなどの終末医療すら万全にならないと思います。何々を軽んじていると何々すら万全にならないっていうのは、なんかこの万全という状態は世の中に大体ほとんどないのに、これをしないと万全にならないっていうのは、もう本当になんか理屈のための理屈だと思うんで、あんまり僕好きじゃないんですけども。僕の影響力でできるだけうまいこと発信するわけですね。できないなあ。なんか、嫌です。嫌です。
なんでかと言うと、さっきも言ったように、そもそも死ぬ時は苦しすぎてやばいという証拠どこにもなくて、それはメタニオさんが死ぬのが怖すぎてそう思い込んでるだけじゃないかと思うんですけども。だって、死にかけてる人を無理やり延命するのが苦しいと。これはもう、なんかこういろんな人が経験談として語ってますよね。本来もう死に行く体を無理やり延命してくれて、あ、もうチューブ外してくれないかなとか、そういう風に思う人が多い。これはよく言われるんですよ。無理やり延命するのは苦しいと。でも死ぬ時っていうのは、常識的に考えて、全身の感覚が喪失していくわけですよね。死にかけた人の話で言うと、だんだん体が冷たくなってっていう風に言うぐらいだから、感覚は喪失するんですよ。だからどっちかと言うと楽になると思うんですけどね。
僕の死に対するイメージをよく表してる漫画があるので。えっとね、士郎正宗の『仙術超攻殻オリオン』って漫画があるんですね。で、この漫画は、もうものすごい名作で、今Kindleにもなってるから、是非読んで欲しいんですけども、この中の、何ページかな?96ページだ。暗黒神スサノオという、神様がこの世の中に呼び出されるシーンがあるんですね。で、この世の中に呼び出されるシーンがあるので、ちょっと見てください。
まあまあまあ、神様、この変な帽子かぶったやつが神様です。で、これが呼び出したお坊さんですね。で、呼び出して、このお坊さんが、この世の中に出てきた瞬間に、周りが破壊されて偉いことになるんです。で、いっぱい人が死んでビルも壊れてんですよ。なので、この神様がお坊さんに今どんな状態が起こってるのかと説明してる時に、「ちょっとあんた」と言って文句言うわけですね。で、「人に奉仕するのがお坊さんの勤めでしょ。こんなにひどくして、何とかしてよ」っていう風に、この子供を抱えたおばさん、他に幼い子供がいるのが、こう訴えるんですね。
しかしこのスサノオは全く気にせず説明するんですよ。で、説明するけど、お坊さんが「すいません。私は難儀してる人を捨ておけません」って言うと、「お前俺を舐めてるな」と言って、そのおばさんをボンって殺してしまうわけですね。で、ボンって殺しちゃうと、そのおばさんは「やった、自由よ」って言って、こっちにさ、ふわって消えてるんですね。で、「お母ちゃん、お母ちゃん、うえん、うえん」ってこう泣いてるんですよ。で、お坊さんが愕然とした顔を見て、で、神様はもう平然と、何事もなかったように説明続けるって。で、説明したら、「お母ちゃん、お母ちゃん」って子供がうるせえって、さらにその子供も殺すんですね。そしたら、その呆然としてるお坊さんの上を、「自由だ」って、子供がふわーって飛んでいくんですよ。魂が。
僕が、なんかその、これが僕の死に対するイメージですね。死んだら心配事がなくなるし、それまで抱えていた責任みたいなもんがなくなって清々するっていうのが、僕の死に対するイメージです。だから目的意識とか使命感とか、自分は何者にもなれなかったとか、これをやるまで死ねないとか、俺の人生これでいいんだろうかっていうのって、全て何かに対する執着じゃないですか?それがなくなって自由だ。だからこのおばさんが「やった、自由よ」っていうのは、すごく我が子のことを心配してる、子供を愛している母親が、愛っていうのは何かって言うと執着なんだっていうのが分かって、自由だっていう風になる。なんかすごいインパクトがある。それを神様が与えてあげてるわけですね。
なんですけども、なんかその、復讐心とか愛情といった自分を縛る縛りがなくなって成仏すると。で、今の人生っていうのは、そこに至るまでの、その境地に至るまでの苦行だから、せいぜい楽しむという風に考えてるのですね。僕は死というのをそんな風に考えてるので、死ぬことは苦しいぞっていう風に、うまくその辺を伝えるということは、できないですね。どちらかというと今言ったような考えなので。いや、死ぬことは必ずしも不幸なことじゃないと僕は思うよっていう風に言うことしかできないです。
もやしさん、男性20代、恋愛相談。ふんふんふん。「1、基本情報。26歳男性、会社員。大学卒業。身長173cm、体重60kg、年収600万。性格がネガティブとか声が小さいと言われる。全然モテてこず、付き合ってくれた女性は3、4人。」まあ、ここら辺で嫌味ですよね。はいはい。オッケー、オッケー。「2、相談内容。婚活のためにマッチングアプリや結婚相談所で彼女を探しています。数回目のデートの段階で、相手の女性に対して自分のマイナスポイントを伝えていますが、やめた方がいいでしょうか?相談所の相談員からは言うのが早いと言われましたが、マイナス情報を後出しするのは不誠実な感じがし、結局伝えています。伝えてる内容、マイナス情報1、両親が離婚している。家庭内暴力とかはなく、ただ離婚しているという事実のみ。2、私は正直あまり仕事ができず、勤務先の会社で評価されていない」ですね。はあはあはあ。ふふんふん。
あ、なるほどね。結婚相談所ということは専門家ですよね。その相談員、専門家にそれをやめろと言われたんだけども、それに従えない、めんどくさい性格なわけですよね。で、この辺りが、性格がネガティブと周りに言われる原因なわけですよね。で、それを、いや、伝えないのは不誠実だからということで先に伝えちゃうのは、うーん、それも最初に伝えるんではなくて、数回目のデートの段階で伝える、ここがポイントだと思うんですよ。えっとね、もやしさんがね、本当に正直だったら、初回のデートとか、会う前に伝えてると思うんですね。なので、初回のデートや会う前に伝えてないのは、なんとかこの姉ちゃんと仲良くしようと思ってるからですよね。
で、数回目のデートで伝えるのは何かって言うと、振られた時に自分のせいと思いたくないからですよね。俺はちゃんと言ったよと。俺はちゃんと言ったんだけど、それでも付き合うと言った、お前が悪いじゃんと後で言うために出してるだけだと思うんですよね。で、その性格が悪いから、悪いだけだと思うんですけども、まあ、それがまあ、うん、性格がネガティブっていう風に言ってんですけども、自分勝手で戦略的で、その戦略が浅くて見破られてるわけですよね。うん。ふふん。なるほどね。
まあまあ、振られた時に言い返しつつ、防衛線みたいなものを先に張っちゃうわけですね。そんな根性の男と付き合う女の方が災難だと思うので、別にもやしさんは今の戦略そのまんまでいいと思いますよ。で、これまで2、3人とかじゃない、3、4人彼女はいたわけですね。つまり、もうこの男でもういいかなと切った女性が、また多分拾ってくれると思うんで。もうこうスペック的に問題ないというか、どちらかというと好物件ですよね。いい物件だと思うんで、あなたのその、ネガティブと言うんじゃなくて、根性悪で自分勝手な性格でも、しょうがないか、この男でもいいか、結婚しようと思ってくれる女性がきっといますよ。きっと拾ってくれますよということですね。
で、僕が言いたいのは、こんな男が世の中にはいっぱいいますから、自分では誠実なつもりでネガティブな情報を出す、というか、それも最初に出すんではなくて、何回目かのデートで出すような男には気をつけてくださいという。両者に対して、もやしさんに対してはこのままで別にいいと思いますよ、世の中の女性には気をつけた方がいいですよっていう。それだけの話です。
塩分多め生クリーム君、男性の人生相談。「高校3年男の人生相談です。将来私は作曲家になると決めています。親は当然反対、真面目に働いて稼げと言います。行きたくもないような大学進学を勧められ、学びたいことは特にありません。まずは実績作りをしなければならなく、音楽制作をスマホでやっています。作曲のためにはパソコンが必要であるのに、金なし高校生にはきつく、とうとう無料のスマホアプリに限界が来ました。パソコンがあれば無限の可能性を肌で感じるのですが、作曲ができなくなった今、誰にも理解されない日々。夢は追いかけてはいけないという壁を、17の私はだいぶ早い段階で目の当たりにしてしまいました。」ポエミー。ポエム風味ですね。はいはいはい。
まあまあまあ、17ですからね。ポエミーでいいんですよ。本当はこういう相談はね、山田にするべきです。山田先生にすれば分かるよっていう風に言ってくれるんですけど、俺に聞くと、まず第一にポエミーですからね。はいはいはい。「できれば親に理解してもらい、高校卒業後も高卒として必死に曲作りに食いつきたい。失敗した先を考えろと言われたが、成功しか見えてない私に失敗後を考えるのは難しかった。岡田さんが私の立場なら、親をどのように理解させ安心させようとしますか。長文で分かりにくい文で申し訳ございません」と。
あ、僕があなたの、塩分多め生クリームさんの立場だったらどうするかでいいんですね。あ、じゃあ山田先生じゃなくて、俺で大丈夫です。もう大学に行きますよ。もう僕だったら絶対に親の言う通り大学に行きますよ。で、親の監視ができないような遠い地方の大学に行って、学費と生活費を親に出してもらって、授業で必要だと嘘を言ってパソコン買ってもらって、あとは大学に行かずにひたすら部屋で作曲すればいいだけの話じゃないんですか。もう勝ち筋見えてるじゃないですか。何が問題なんだろうね。
だって、なんで親に理解を求めたり安心させたりなんていう、本来目的じゃないことするの。だってやりたいことは作曲家で、作曲家になりたいが第一目標なんだから、それだけを、なんだろう、一点突破すりゃいいのに。おまけにこの条件も満たしたい、この条件も満たしたいっていう、バカみたいになんかこう関係ないものを満たそうとするから。なんか17歳の私で、夢を追いかけてはいけないという壁をって、夢を追いかけてはいけない壁を物語にしてるんではなくて、あなたが物語してるのはバカの壁っていうやつであって。それはなんでかって言うと、目的をはっきりしてないから。作曲家になりたくないんでしょ。作曲家になりたいんだったら別に他の条件すればいいのに。そしたら親は大学に行けって言って金まで出してくれるわけなんだから、こんな楽勝の条件ないと思うんだけどな。
まあ、真剣に夢を信じてないんでしょうね。自分の才能とか夢を信じてないから、そのパソコンがあればっていう風に考えちゃうんだと思うんですけども。未だにスマホで作曲してるって言うんだったら、そのスマホの曲を紹介して、スマホではここまでが限界ですけど、僕にはこれだけの才能があります、これを信じてくれるならパソコンを譲ってください、もしくは僕に投資してください、余ってるパソコン、使わなくなったパソコンがあるんだったらくださいと動画で世界中に呼びかければいいだけだと思うんすよね。現状の条件を満たすだけだったら、パソコンが欲しいというだけだったら。それをしないのは、実はそのスマホですら、スマホで他に作曲してるやつに勝てないと思ってるからなんじゃないのかな。
だから、うーん。まあ、だったら親の言う通り大学に行って、こっそり親の金でパソコン買ってもらって、こっそり作曲して、才能を自分で再確認するか、伸ばすか、または諦めるか、別にどれでもいいからやればいいだけだと思います。全然絶望は、なんかこう夢を追いかけてはいけないという壁は見えません。僕には、夢を追うどころか、楽勝しか見えないので。
目を覚ませですよ。顔洗って出直せですね。はい、最後の相談、シーサーさん、女性10代。「岡田先生、こんにちは。……を楽しく聴、19歳になり、美大浪人をしています。」あ、美術系の大学のね、浪人をしています。「相談なのですが、最近自分の性格が悪くなった、口が悪くなったと感じることが多くあります。例えば、美容外科医2人が未成年を誘拐したというニュースを両親と一緒に見た私が、被害者にも非があるのではないかと被害者叩きをしてしまいました。親に軽く怒られました。その後、自分で気づいてとても反省しています。成人もした年齢なのにこんなことをしてしまう自分が恥ずかしいです。自分の性格が悪いということに気づいてなかっただけかもしれませんが、性格というものは改善することができるのでしょうか?また、どういう風な考え方や行動をしていければいいのでしょうか?拙い文章ですがご回答いただければ幸いです。」
なるほど。性格が悪いやつは自分のことを気がつかず、性格がいい人は自分の性格が悪いんじゃないかと心配するわけですね。僕は美容外科医が未成年を誘拐したってニュースを知らないので、そのニュース知らないので無責任な立場で言うと、それは被害者叩きではなくて、自分で考えただけですよね。ニュースの報道をそのまま信じず、そのまま解釈せずに自分で考えた時、思ったことを親に話したっていうことだと思うんですよ。で、自分で考えてその疑問を持って話すだけで性格が悪いという風に言われるんだったら、その教祖の言ってることに疑問を持つこともサタンに取り憑かれてることになっちゃうわけですからね。
だ、ただご両親は報道を鵜呑みにしてる、そういうからですね。まあ、報道を鵜呑みにしてるから、そういうツッコミは性格が悪いよという風に怒られちゃうわけですね。被害者の人に失礼じゃないのとかいう風に怒られちゃうわけですね。だ、どっちが悪いという問題ではなくて、ご両親は単なる善人だと思うんですよ。僕は単なる善人と書いてバカと読むって言ったら失礼かわかんないですけども、なんだろうな、そういう人は報道を鵜呑みにするし、世の中の流行とかそういう風なものに、もう完全に乗っかっちゃうことしかできないんですから、こういう議論に向いてないんですよね。
だから、以後考えるべきは、予備校でもいいですし、こっから美大に進んでも、そういう議論ができる、話し合いができる、疑問を話せる友達を作りましょうっていうことと、両親の前では本音を言わないことですね。その単なる善人に対して本音を言うのは、お互いの関係を悪くするし、その普通に善人として生きてる人の、何でしょう、足元を崩すだけで、何にもいいことがないといえばないわけですもんね。うん。
単なる善人っていうのは、さっきバカという風に悪い言い方したんですけど、実はこの世の中を、うん、最も抵抗がない形で生きるための流線形みたいなもんだと思ってんですよね。つまり、うん、自分に人間関係というのがある程度あって、安定した職業もあって、安定した立場もあるんだったら、単なる善人でいるのが、割とその不自由なく生きれるコツみたいなもんだと思ってるからな。なので、ご両親はその立場に安住してるわけですけど、あなたは美大に行くわけですよね。美大に行くための浪人してるので、もうアブノーマル人生に進んでるわけだ。で、こっから先、親と話が合うはずがないと思うので。
僕はこれぐらいしか思いつかないので、意見ある人はコメント欄で答えてあげてください。お疲れ様でした。今日の無料ここまでです。えっと、また上下逆になってる。限定はこんな感じですね。プレミアム入りへの後押しお願いというのもありますけども、あと、いい戦略本が中古で1万円もするのでどうにかしてくれとか、妻と推しどちらを取るべきという、なんじゃそれはという相談が続きますけども。限定以上は有料会員のみの配信ですので、もし見たい人は申し込んでください。はい。お疲れ様でした。今日の無料動画ここまでです。
いや、もう最後に話した、単なる善人と書いてバカと読むっていうのは、ちょっと言いすぎでした。本当にすいません。動画の中で、友達がいないアラフォー、41歳のお便りに、ある程度以上の年齢の男性というのは友達がいないのが普通だという風に僕言ったんですけども、友達に関するもう1つの持論として、その友達が少ない人は友達の定義自体が狭いっていうのが本当にあると思うんですね。というのは、友達が多い人の話をよくよく聞いてみると、ちょっと話したことがあるだけとか、1回ご飯に行ったことがあるだけとか、何人かで話したことがあるだけの人でも、平気で、あ、あいつ知ってる、友達、友達っていう風に、友達のカテゴリーに入れちゃうんですね。
でも友達が少ない人っていうのはこれの逆で、かなり仲が良かったとしても、いや、あの人は同じ趣味を持っていて、たまに意見交換するだけの人だから、いや決して友達とは言えないとか、本当の友達とは違うとか。あとなんかこう、僕をそんなに理解してくれてるわけじゃないから、私のことを本当に分かってくれてるわけじゃないからみたいなことを言って、仲が良くても、話してても、なんかこう週に1回ぐらい会話を交わしてても、決して友達と認めないんですね。週に1回会社で同僚と話を交わして、それで、いやもうあいつとかなり親友だよっていう人と、いやあれは友達とはカウントできないなと思う人の中では、もう友達の定義自体が違っちゃうから、そういう人たちが自己申告してる友達の数で、いや私は友達が少ないんだよとか悩むのは、なんかちょっと違うような気がするんですね。
で、この友達の定義という意味では、日本人というのは世界の他の人に比べたら、さらに友達の定義が狭いみたいで、さっき言ったちょっと話しただけでも友達っていうのは、アメリカとかにいたらもう本当に普通なんですね。こっちの方が普通で、逆に友達の定義を狭める人というのはかなりマイナーな人種になるみたいなんですよね。なんかね、日本人が友達って言ってるのって、10代の少年期を、もしくはもっと小さい頃から一緒にいろんな経験をしてきた、同い年ぐらいの仲間を友達と呼ぶ傾向が日本人にあるそうです。で、この定義を採用したら、40過ぎた男性が友達がいるという状態っていうのは何かと言うと、いくつになっても地元から離れない、マイルドヤンキーな生き方をしてる人ぐらいしか友達がいっぱいいる人がいないことになっちゃうわけですね。だからやっぱりその、40過ぎたら男は友達が0人っていうのは、スタンダードではないかな、普通じゃないかなと僕は思っちゃいます。
で、友達がいないそのアラフォーの男性が、1人が好きだけど寂しくなるという悩みに関しては、もう同じような人を集めてオフ会したらというのが僕の提案なんですけども、岡田斗司夫ゼミ公式Discordというサービスがありまして、YouTube会
の限定サービスなんですけどね、別にこれ商売で言ってるというよりは、あれ無料なんでですね、[笑い]こういうものを作ったよという話なんですけども、基本的に1人が好きなんだけども、たまに話し相手が欲しくなる人っていうのに合わせてデザインしてるんですよね。
だから毎日自分の趣味を書き込んだりですね、たまに絵文字でリアクション返したりするのが目的な場所です。ああ、なんか自分以外にも年ゼミを見てる人が他にいるんだなという、ちょっとしたなんかこう紛らしになってたりします。
で、本当はですね、もっとオフ会開いたりですね、みんなで集まろうよとかですね、どこそこ行こうみたいなイベントをいっぱい企画した方が多分ね、Discordのグループってのは盛り上がるし、参加人数も増えるんですけども、そういうのが目的じゃなくてですね、全部見てる人が他にもいるっていうことを実感できる場所として作ってるのでですね、よろしければ覗いてってください。
さて、今日見てもらったですね、動画の続きは有料会員のみのやつなんですけども、どの話をしてるのかと、引き続き人生相談なんですね。おばさんになるのが辛いですとかですね、あと子供にYouTubeばかり見せてもいいんですかといった相談に答えてます。
ひょっとしたらね、今僕が答えると別の答えになるかもわかんないですけど、とりあえず当時の僕の考え方を見てください。続きが見たい人はですね、YouTubeのメンバーシップかドワンゴのブロマガチャンネル、どちらかに参加してご覧になってください。それではまた次の動画でお会いしましょう。じゃあまたバイバイ。
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