皮膚科医・友利新が語るベビースキンケアブランド「メディスキン」の12年と新ライン「ベビープラス」

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概要

皮膚科医の友利新は、12年前から続けてきたベビースキンケアブランド「メディスキン」に新しいライン「メディスキンベビープラス」を加えた。この動画で友利は、ブランドを立ち上げた理由、赤ちゃんの肌が月齢によってどう変わるか、既存品を変えずに新ラインを出した理由を話している。本人は、メディスキンについてYouTubeで話すのはおそらく初めてだという。

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息子の妊娠をきっかけに立ち上げたブランド

友利によると、メディスキンはYouTubeを始めるよりずっと前、息子を妊娠した12年前に立ち上げたブランドである。皮膚科医として、赤ちゃんの肌は洗うだけでなく保湿が大事だと実感していた。そこで、息子のために安心して使えるベビースキンケアが欲しいと考えたという。

試作は息子がまだお腹にいる頃から始め、その経緯を当時ブログに書いていた。読者から共感の声が寄せられたとも振り返っている。12年前は使える原料が限られていた。友利は赤ちゃんに必要なものは最低限でよいと考えていたので、必要なものだけを配合して最初の「メディスキンベビー」を作った。その後、息子の成長や下の子の誕生を経て「メディスキンキッズ」も生まれた。ベビーもキッズもシンプルなケアでよいという考えで、12年間中身を変えずに続けてきたという。ただ、その間にスキンケアの考え方や成分の選択肢は変わってきたとも話している。

月齢で変わる赤ちゃんの肌

友利は、赤ちゃんの肌は月齢によって大きく変わると説明する。生後3か月まではホルモンの影響で肌がやや脂っぽく、新生児ニキビのようなものができたり、頭皮が脂っぽくなったりする。この時期のケアは洗って保湿することだが、水分をしっかり与え、油分は少しでよいという。

生後4か月からは乾燥が始まる。友利によれば、その後は思春期に性ホルモンが分泌されるまで、皮脂の分泌は基本的に少ない。ターンオーバーも未熟なので、肌の水分も不足しがちになる。水分も皮脂も少ないとバリア機能が落ち、外からの刺激で赤くなったり乳児湿疹が起きたりする。さらに、食物アレルギーの原因になるのではないかとも言われている、と友利は紹介する。だからベビーのスキンケアでは保湿がとても大事だというのが友利の主張である。

月齢によって、足すべき水分と油分の量は変わる。そのためメディスキンベビーは、水分を担う「ローション」と油分を担う「バーム」に役割を分けて発売したという。

リニューアルではなく「プラス」を出した理由

メディスキンベビーには今も多くの利用者がいる。小学生になっても使い続けている人も大勢いるので、友利は中身を変えるつもりはないという。今回の新商品は既存品のリニューアルではなく、別ラインの「ベビープラス」として出した。

新ラインを作った理由として、友利は二つを挙げる。一つは地域差である。日本は南北に長く、東北で生まれた赤ちゃんと沖縄で生まれた赤ちゃんでは乾燥の度合いが違う。月齢だけでなく環境も違えば、油分や水分をどれだけ補えばよいか分からなくなる場面もあるのではないか、と友利は考えた。

もう一つは、赤ちゃんはターンオーバーが未熟で皮脂の分泌も弱いことである。友利はそれを後押しする成分を入れたいと考えた。12年間さまざまな成分を見てきた中で「これだ」と思ったのが、ターンオーバーを整える「ライスパワーNo.11」と、皮脂の分泌を整える「ライスパワーNo.7」だったという。どちらも大人のスキンケアにも合う成分だが、皮脂の分泌がまだ足りない赤ちゃんにはぴったりではないか、というのが友利の見立てである。ベビープラスでは、ローションにライスパワーNo.7を、クリームにライスパワーNo.11を配合した。香りはつけておらず、無香料だという。

家族全員で使えるという考え方

友利は、赤ちゃんは1〜2歳頃まではターンオーバーが未熟なので、しっかりスキンケアをすることが大切だと話す。肌を育むイメージでターンオーバーを整えるNo.11と、皮脂の分泌を後押しするNo.7は、赤ちゃんだけでなく思春期前の子どもにも大切で、乾燥しがちな大人にも合うのではないかと友利は考えている。そのため家族で使ってほしいという。

保湿をめぐる議論と皮膚科医としての立場

友利がメディスキンを作ろうと考えたのは、妊娠が分かった2013年頃で、出産は2014年だという。当時はベビーのスキンケアはあまり注目されていなかった。試作を続けていたところ、出産から少したった頃に、保湿をしたほうがアトピーの発症が少ないのではないかという論文が出たと振り返る。その後には保湿のしすぎもよくないという意見も出ており、保湿をめぐる議論はまだ続いている、と友利は認めている。

それでも友利は、皮膚科医として、バリア機能を整えることは赤ちゃんから大人まで全員に必要だと考えている。ターンオーバーが正常なら、肌は自ら潤いを作り、「天然のクリーム」である皮脂を出してバリア機能を守る。それが足りない分をスキンケアで補う、という発想で開発しているという。新生児からキッズ世代、大人、祖父母世代まで、あらゆる年代でバリア機能を整えることは大事だとして、友利は話を締めくくった。