友利新が推す秋冬の化粧水3本:リンクルショット、アドバンス ナイト リペア、アスレティア

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概要

秋冬のスキンケアではクリームや美容液が話題になりやすい。友利新はこの動画で、化粧水にも「すごいテクノロジー」と感じる新製品が出ているのに、あまり注目されていないと話す。取り上げたのはポーラ、エスティ ローダー、アスレティアの3製品で、それぞれの成分と研究内容を友利が解説した。

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ポーラ「リンクルショット」のローション:ニールワンなしでもシワ予防を狙う

1本目はポーラのリンクルショットから出た化粧水である。リンクルショットはシワ改善の有効成分ニールワンを配合した美容液で知られる。友利自身も、笑うと涙袋の下にシワができるため、それが定着しないよう毎日塗っているという。ほうれい線の定着予防にも使っている。

化粧水の発売はXやInstagramで話題になった。一方で「ニールワンが入っていない」という反応もあり、話題はしぼんだと友利は振り返る。しかし友利は、ニールワンが入っていないから良くないわけではないと言う。リンクルショットの愛用者だけでなく、シワが目立つのを予防したい人にとってかなり良い化粧水だと評価した。

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一時的なシワを放置すると定着する

友利によれば、ポーラはシワ研究を続けてきたからこそニールワンにたどり着いた。ニールワンは表情によってできたシワが固定化しないようにするものだ。一方で、夕方になるとシワが少し目立つといった「一時的なシワ」もある。ポーラは、この一時的なシワを放置すると、数カ月後には完全には消えないシワになることを見つけたという。

そこでポーラは、表情が動く部位だけでなく、日々の全顔のスキンケアで「シワが目立たない環境」をつくることが究極のシワ予防だと考えた。友利はこれを今回の化粧水の開発意図として紹介している。

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カスパーゼ14の減少とバリア機能の低下

潤いが低下した部分にシワができることはよく知られている。一方で、シワの部分は保湿がしにくいという問題もあり、友利はこれを「卵が先か鶏が先か」のような関係にたとえた。原因を遺伝子レベルで解析した結果、シワの部分では潤いの起点となる酵素カスパーゼ14が少ないことが分かったという。

友利の説明では、表皮の上層にはフィラグリンという成分がある。フィラグリンはケラチン繊維を結束バンドのように固め、バリア機能を整える。カスパーゼ14はこのフィラグリンの働きを押し進める酵素である。カスパーゼ14が低下するとバリア機能が落ち、水分が逃げていく。さらに好中球を呼び寄せ、好中球エラスターゼが出てシワにつながる。つまりカスパーゼ14が低下した肌は、そもそもシワになりやすい状態にあると友利は説明する。

この化粧水には、カスパーゼ14を増やす独自成分「Sモイストリキッド」が配合されている。友利が紹介したデータでは、細胞のカスパーゼ14の発現が200%アップする。コラーゲンを破壊する好中球を呼び寄せる目印IL-8も減少させるという。

友利は最近の傾向として、大きなシワだけでなく顔全体のシワを予防・改善したいというニーズがあると述べる。部分用のアイテムも大事だが、全体にはローションでパシャパシャと使うのが良いと考えている。シワ改善の有効成分を作ったパイオニアであるポーラが「全顔」に向かった点を評価し、「コアな化粧水」と評した。

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エスティ ローダー「アドバンス ナイト リペア」の化粧水:ペプチドとエクソソーム

2本目は、エスティ ローダーが今期発売したアドバンス ナイト リペアの化粧水だ。アドバンス ナイト リペアは世界中に愛用者がいる美容液である。友利は、寝ている間に肌を修復するという「夜美容の当たり前」を築いたブランドだと紹介し、そこから待望の化粧水が出たと話す。

この化粧水には、エスティ ローダー グループ独自のペプチドであるトリペプチド-32(ナイトペプチド)が配合されている。さらにエクソソームも入っている。友利はペプチドとエクソソームの違いを次のようにたとえた。ペプチドは、1つの細胞に「コラーゲンを作ってね」といった1つの指令を届ける、ピンポイントの命令である。エクソソームは、たくさんのアイデアが詰まったギフトボックスのようなもので、必要なものを必要な分だけ使ってもらう。

エクソソームは細胞から分泌されるカプセルで、アミノ酸、マイクロRNA、ペプチドなどさまざまなものを含む。そのため、コラーゲンだけでなくエラスチンや、それらを束ねるものなどにまとめて働きかけると友利は説明する。また、エクソソームは細胞の中まで直接デリバリーでき、まとまった情報を細胞に受け渡す。その結果、肌が自ら必要なものを作り出し、隣り合う細胞同士のコミュニケーションも活発になって、全体が良い方向に進むという。

今回使われているのは、CICA(ツボクサ)由来のエクソソームである。友利は、毛穴よりずっと小さいサイズなので毛穴からしっかり浸透すると説明した。

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美容医療後の肌を想定した実験

友利が「エスティ ローダー グループはすごい」と感じたのは、美容医療によるダメージまで想定している点だという。肌はストレスや紫外線でダメージを受けるが、美容医療でダメージを受ける人も多い。美容医療は熱などで肌にあえて軽いダメージを与え、それを修復する過程でコラーゲンを増やしたり肌を再構築したりする。これもダメージなら修復できないか、という発想で実験が行われた。

実験では、ダーマペンやフラクショナルレーザーのように針を刺す施術をした後の人工皮膚に、ツボクサのエクソソームを塗布した。その結果、炎症性サイトカインが低下し、炎症を深く広げるIL-1βというサイトカインも抑えられたという。友利は、日常のダメージの修復だけでなく、美容医療との併用という点でも安心できると述べた。

使い方については、夜用と思われがちだが、朝から使うことで夜の修復をサイクルとして促せるため、夜専用ではないと友利は話す。日々ストレスなどで炎症が起こるので、それを日々修復していく必要がある。美容液も素晴らしいが、この化粧水も大注目だと評価した。

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アスレティアの化粧水:花王カネボウの知見と植物成分

3本目はアスレティアの化粧水である。アスレティアは香りの良いオーガニック系のライフスタイルブランドという印象を持たれがちだが、実は花王カネボウグループのブランドだと友利は強調する。外資系だと思っていた人もいるだろうが、グループの知見が詰まっているという。

アスレティアには「アスレティアガーデン」という独自の植物園のような場所がある。これまではそこで育てたハーブを使っているから香りが良い、という位置づけだった。今回は、アスレティアガーデンで育てたゲンノショウコという花に優れた力があることが科学的に分かったという。

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真皮のヒアルロン酸とエラスチンを守る

友利は、カネボウといえばヒアルロン酸研究だと話を戻す。ヒアルロン酸は表皮にも真皮にもある。真皮では作られては代謝されて壊され、若いうちは合成と分解のバランスが取れている。年を取ると合成が低下して分解が上がり、このバランスが崩れると肌がしぼんでいくと友利は説明した。

ゲンノショウコは、真皮のヒアルロン酸の分解を抑える働きが高い。さらにエラスターゼ活性の阻害作用もあり、エラスチンの分解を防ぐという。ヒアルロン酸とエラスチンがしっかり保たれることで、真皮の厚みやクッション性が増す。これに加えて、コラーゲンの合成を促進するアセロラエキスも配合されている。友利はこの組み合わせを、合成、分解抑制、エラスチンの増加までカバーできる構成として紹介し、真皮のケアに優れていると評価した。

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基底膜まで含めた全体的なハリ

アスレティアの製品には、独自成分「ビオエナジティックコンプレックス」が共通して配合されている。友利によると、この成分は表皮と真皮をつなぎとめる基底膜のラミニン5やIV型コラーゲンを作ることが分かっているという。

つまりこの化粧水は、表皮と真皮をしっかりつなぎ、真皮のヒアルロン酸を増やして分解を抑え、ハリを保つエラスチンも増やすことで、全体的なハリ感を狙う。友利は、花王カネボウグループの知見に加え、アスレティアガーデンで知見をもとにした新たな植物成分が生み出されている点を評価した。

結び

友利は最後に、今年はクリームや美容液に大型の新作が多く、化粧水、特にこの3製品はあまり話題になっていないと改めて述べた。化粧水を探している人や「化粧水迷子」の人はチェックしてみてほしい、と締めくくっている。