高橋みなみと三宅香帆が語る少年漫画とリーダー論:ルフィ、メガネ君、そして「終わらせ方」
PLAYERS公式元AKB48総監督の高橋みなみと文芸評論家の三宅香帆が、それぞれの推し漫画について語り合った対談である。話題の中心は、高橋が「バイブル」と呼ぶ少年漫画から何を受け取り、それを総監督としての振る舞いや卒業時の言葉選びにどう生かしてきたかにある。後半は、秋元康からの言葉、休み方、GLAYのTAKUROとの交友、AKB48の20周年への関わり方、そして大学教員という新しい仕事へと話が広がっていく。
少年漫画は「泥臭い成長物語」だから好き
高橋は収録に『SLAM DUNK』と『ONE PIECE』を持参し、自分は根本的に少年漫画が好きだと切り出した。三宅はそれを「解釈一致」と受け止め、自身は少女漫画も少年漫画も読むと答えている。三宅がいちばん好きな作品として挙げたのは『鋼の錬金術師』で、「世界の全人類が読むべき漫画」とまで言う。何かを得るには何かを差し出さなければならないという「等価交換」の考え方に惹かれ、最終盤の展開も含めて素晴らしいと語った。
高橋が少年漫画に惹かれる理由は、主人公が落ちこぼれだったり、できないところから始まったりして、仲間を得て成長し、自分の目標を達成するという筋書きにある。高橋はAKB48時代、こうした登場人物を頭に浮かべながら活動していた部分があると話した。三宅がAKB48は少年漫画だったのかと驚くと、高橋は「AKBはやっぱ泥臭いんで少年漫画だと思います」と答えている。
総監督の手本はルフィ、そしてメガネ君
三宅が総監督として最も参考にしたキャラクターを尋ねると、高橋は難しい質問だとしたうえで、まずルフィを挙げた。理由は「無垢」であることだという。これだと思ったら「行こう」と言える。「海賊王に俺はなる」のように、目標を高らかにまっすぐ口にできる。高橋によれば、リーダーは「これなんだよ」と言わなければならない仕事でもある。加えて、間違えたときに振り返り、もう一度仲間の手を取れる点も、ルフィの良さとして挙げた。
高橋はさらに、麦わらの一味に加わる仲間たちは、それぞれ叶えたいことや背景を抱えながらも、ルフィの何かに惹かれて「こいつならついていこう」と思って乗ってくるのではないかと話す。そして、自分もそう思われる存在にならなければいけないと考えていたという。三宅は、仲間を集め、それぞれに事情を抱えながら目指す場所へ向かう『ONE PIECE』の構図が、確かにアイドル的だと応じた。
『SLAM DUNK』で高橋が挙げたのはメガネ君(木暮)である。好きなキャラクターは主人公好きなので桜木だと断ったうえで、手本としての立ち位置ならメガネ君だという。高橋の見方では、メガネ君は大エースというより一歩下がって物事を客観的に見ており、チームにさまざまな言葉をかけながら、実は全部を把握している。しかも努力は怠っておらず、3年間頑張ってきた人間として大事な場面で決めることもある。高橋はその努力の方向性を評価し、少年漫画ではこうしてキャラクターをピックアップしながら「この人のこれをもらおう」と取り入れてきたと語った。
流川、サスケ、ゾロ──三宅の「主人公の横」好き
三宅の『SLAM DUNK』の推しは流川で、高橋には意外だったようだ。三宅は、何も言わずに努力している感じがかっこいいと説明する。いろいろ言われたり見られたりしても、それを言葉にしない姿に惹かれるという。高橋はその好みについて、松井玲奈の雰囲気に通じるとコメントした。
高橋が『NARUTO』を読んだことがあるかと聞くと、三宅は「ナルト、サスケですか?」と返し、推しを言い当てられて驚いている。三宅は、主人公とライバルとヒロインという少年漫画の三角形のうち、主人公の横にいる男の子が好きなタイプだと認めた。『ONE PIECE』ではゾロが好きで、付き合うならゾロだという。ただし二人とも、『ONE PIECE』には付き合いたい人があまりいない、みんな自分を持ちすぎている、と笑い合った。
ジャケ買いした漫画は「全部売れている」
漫画の選び方について、高橋はもともと本屋に行くのが好きで、書店員が書くPOPを読みながら、最終的には扉絵に惹かれるかどうかが大事だと話す。そして「過去自分がジャケ買いした漫画で売れてない漫画ないんすよ、マジで」と自負を語った。例として『今際の国のアリス』を第1話から読んでいたことを挙げ、自分が買った作品はドラマ化や映画化されていくという。
三宅は、高橋に漫画の編集をやってほしいと勧めた。漫画家をモチベートしながら、こういうデザインがいいと言えそうだという理由である。高橋は、自我が出すぎそうだとして「編集は無理よ」と返している。
手塚治虫文化賞の選考で出会った『チ。』
高橋は手塚治虫文化賞の選考委員も務めており、さまざまな漫画を多角的に読む機会を得ているという。漫画は好きな作品を見つけるとその方向性で読み進めがちで、三宅も、始まりの雰囲気で自分の好きな系統かどうか分かると同意した。高橋自身は少年ジャンプ系の人間で、血みどろ系や人がどんどん死んでいくような、グロめの作品も正直好きだという。一方で少女漫画をしばらく読んでいなかった時期もあったが、選考委員になってからは、他の委員や書店員の推薦で自分が読まなかったジャンルにも触れるようになった。
選考委員として出会った作品の中で、高橋が驚いたと挙げたのが『チ。―地球の運動について―』である。冒頭から「お前死ぬんかい」という展開があり、難しいテーマを扱いながらあの結末に着地させていく点に、作者の頭の中を見てみたいと感じたという。三宅は、作者の魚豊が『ようこそ!FACTへ』『ひゃくえむ。』も手がけており、陸上漫画、歴史漫画、現代の漫画と作風がまったく違うのにどれも面白いと補足した。二人は、作者がとても若いことにも驚きを示している。
三宅の一冊は『パラダイス・キス』
高橋に「いちばん好きな漫画」を聞かれた三宅は、難しい質問だと承知しつつ、矢沢あいの『パラダイス・キス』を挙げた。ファッションデザイナーを目指す人たちの物語で、恋愛がうまくいかなくても、人生や仕事に残るものがあるという点に惹かれるという。高橋も、5巻ほどという短さでそこまで訴えかけるものを描ける作者はすごいと応じた。
三宅はもう一作、NHKでドラマ化もされた『プリンセスメゾン』を挙げる。女性がマンションを買おうとする、不動産をめぐる物語だ。人間関係は離れていっても残るものがある、という話が好きなのかもしれないと三宅は自己分析した。高橋は『スキップとローファー』を勧め、二人は略称「スキロー」で盛り上がった。何か大きな事件が起こるわけではなく、季節が巡るなかで高校3年間のきらめきを描き、しかも主人公が主役っぽくない。高橋はそこがまたいいと語る。
三宅が、話している高橋に漫画を作ってほしくなると言うと、高橋は自分は「圧倒的読者」だと返した。あれこれ言うのが大好きで、作者には申し訳ないが、終わり方が悪いと強く不満を覚えるタイプだという。
「終わりの美学」とスラムダンクの幕引き
面白くない作品に出会ったらどうなるのかと問われ、高橋は、普通に怒りが湧くと答えた。起承転結のように、広げた風呂敷をどう集約させるかが読者にとっての面白さなのに、それまで良かったのに最後で崩れると「ええ」となるという。
その意味で高橋が絶賛したのが『SLAM DUNK』の終わり方である。もっと続きを読みたかったが、あそこで終わる。しかも、その後の試合では大敗したと描かれる。高橋はそれも井上雄彦らしくていいと語った。
三宅はこの「終わり」の話を、アイドルの卒業や卒業コンサートに結びつけた。仕事でも、どう終わらせるかはあまり考えられていないが大事で、飲み会でさえ最後まで楽しく終えるのは難しい。誰かが区切らないと帰れない、だらっとした時間もある。高橋はそれを受けて、自分の感覚は漫画から来ているのかもしれないと言い、卒業の際に「どうやって完璧に終わらせられるか」でひどく悩んだと振り返った。
漫画は最終回で終わるが、人生は続く
高橋は、メンバーの卒業コンサートを見て送り出してきたなかで、自分の最後をどう終えるか、どんな言葉を残して去るべきかを考えたという。そして、漫画は最終回で物語が終わるが、自分は人間なので人生は続く。「終わらせながら続けていく」ことがとても難しかったと語った。
ファンの「やめないで」という声について、高橋は、それは本当に嬉しい言葉だとしながらも、アイドル本人が決めたタイミングがその人にとってのベストであり、誰に止められたとしても、その子が思ったタイミングが最善だと考えている。
卒業発表でも、ドレスを着て話す卒業コンサートでも、小さな劇場公演でも、何かしら言葉を届けなければならない。高橋はその作業を「漫画を組み立てるよう」なものだと表現する。「努力は必ず報われる」のように、頭のどこかで「太文字になる言葉」を探しながら話していたという。
総選挙のスピーチはどう組み立てていたか
三宅は、話しながら太文字の言葉を作るのは、漫画家がネームを作る作業を喋りながらやっているようなものではないかと驚いた。高橋によれば、総選挙では呼ばれる瞬間まで順位が分からない。上位でなければ言えないフレーズもあれば、下位で言うと調子に乗っているように聞こえてしまう言葉もある。さまざまな場面を想定して臨むが、実際に呼ばれてファンを前にすると出てくる言葉は変わる。そのため、「この言葉だけは絶対言いたい」というものだけを頭に入れておき、最後は目の前の景色を吸収しながら話す。結果としてアドリブになるという。
三宅は、高橋の言葉は一つひとつが届く速度が速く、今の会話もそのまま文字起こしすれば原稿になりそうだと感じると述べ、そうした練習を積んできたからではないかと推測した。
間違えたら即座に謝り、反省はその日のうちに
高橋は、迷うことも多く、いつも100点の言葉を選べるわけではないと話す。セットリストの曲順、メンバーにかける言葉、右か左かという判断で間違えることは人間なので出てくる。そういうときは、その場ですぐに「すみませんでした、間違えてました」と謝る。「謝る速度マジ大事です」と言い、三宅は20代の頃の話とは思えないと感嘆した。
反省は休みの日には持ち越さず、その日のうちに消化するという。高橋は、AKB48では目まぐるしく次の仕事が来るので、前日の仕事を引きずっていても次の仕事に申し訳ない、ということを学んだと語る。やり方も具体的だ。高橋は今も無音が好きでテレビをつけず、間接照明だけの部屋でソファに寝転がり、頭の中で反芻する。「これだったのか、10分前に戻れるならこっちが正解だった」と考え、時には声を上げて泣きながら終わらせる。本人も、誰かがその場にいたら怖いだろうと笑っている。
ただし、そこまで感情が揺さぶられたのはAKB48時代くらいで、ソロになってからは、反省はあっても暗闇で声を上げるほどではないという。
総監督は「頂点」ではなく中間管理職
三宅が、人数の多い組織の頂点にいたからではないかと言うと、高橋は「頂点じゃないんですよ」と訂正した。総監督の上にはスタッフや秋元康がいて、自分はメンバーの声を吸い上げて上へ伝える中間管理職のような立場だった。そのため多くの人の声が入ってきて、感情がぐちゃぐちゃになる。それでもキャプテンであり総監督だから人に当たるのは良くない。そこで、自分の中で感情をコントロールする技を学んだという。
秋元に相談することはほとんどなかった。卒業の際、秋元から「AKBの中でいちばん手のかからなかった子」と言われたという。グループ在籍中に二人で食事に行ったのは、卒業したいと伝えたときくらいだった。
秋元康からの長文LINE「嫌われる勇気を持ちなさい」
一方で、高橋が過労で倒れたことがあった時期には、何も伝えていないのに秋元から非常に長いLINEが届いたという。相談していないのに、なぜ今の状況が分かるのかと思うほど、その時の自分に宛てた手紙のような内容だった。
そこに書かれていたのが「嫌われる勇気を持ちなさい」という言葉である。高橋の説明によれば、その人に言えば良くなると分かっているのに、怖くて言わないのはとても罪深い。言わないことで、その人にとってどうでもいい人になっていいのか。それなら嫌われてもいいから、その人のプラスになることを言うべきだ、という趣旨だった。さらに「僕はみなみが思うこと、言うことは全部正しいと思ってます」と書かれていた。高橋はこれに強く背中を押され、「正しいんだ、じゃあやっちゃおう」と思えたといい、今でも感謝していると語った。
休むのが合わない人、読書が休みの人
話を聞いた三宅が「休んでほしい」と感情移入すると、高橋は、よく休めと言われたが、休むのが合わないのだと答えた。AKB48で走り続けることに慣れたのかもしれない。怖がりなので、立ち止まったら仕事がなくなると思い、卒業の翌日から仕事をしていた。卒業後に数カ月休んでリフレッシュする人もいるが、自分は今も1週間以上の休みを取ったことがなく、海外に行くとしても3〜4日だという。
三宅は、本や漫画を読むことが休みになっていると話す。思考は巡ってしまうが、それを一人でしている時間がいちばん休めている感覚だという。友人との旅行にも国内外で出かけている。
高橋は、日々刺激が多すぎるので休日は刺激のないことを望み、海外に行くより「いつものメンバー」で飲むことが多いという。そこには年に数人、朝ドラの登場人物のように新しいメンバーが加わり、その人たちから刺激をもらっている。
GLAYのTAKUROという「兄貴」
高橋の交友関係には、クロちゃんのほか、ご近所付き合いのような元メンバーの大家志津香、夫婦同士で仲の良い北原里英がいる。そのなかで「なぜか」と前置きして挙げたのがGLAYのTAKUROだった。高橋にとっては「超絶兄貴」のような存在で、人生でいちばん出会えてよかった人かもしれないという。
最初は大スターとして見ていたが、プライベートで一緒に過ごすようになり、GLAYのメンバーの異常なほどの仲の良さに驚いた。TAKUROと高橋夫妻で食事をしていると突然TERUが現れたり、店にメンバーが次々集まってきたりする。高橋はその空気感を尊敬の始まりとして挙げた。TAKURO自身も物事を多角的に見ていて、バラエティや芸人が好きでテレビの情報にも詳しく、高橋と同じテンションで話してくれるという。
20周年、呼ばれる前から考えていたこと
昨年のAKB48の20周年では、シングルに高橋、小嶋陽菜、指原莉乃、前田敦子の4人が参加し、高橋は1年間グループと並走した。高橋は、20周年ならきっと何かあると前の年から考え、呼ばれたらどこまで関わるのがいいかを悩んでいたという。三宅は、呼ばれる前から、しかも運営が考えるようなことまで考えていたのかと驚いた。
高橋が気にしていたのは、現在のメンバーを応援しているファンが大勢いるなかで、邪魔をしすぎないことだった。その迷いをTAKUROに相談すると、周年は巡ってくるものではないので、自分がやれると思うことがあるなら絶対にやったほうがいいと言われた。それで覚悟が決まり、呼ばれたら頑張ろうと思えたという。
TAKUROは日本武道館の公演にも来てくれた。人生初の女性アイドルグループのライブだったそうだ。高橋がトロッコで客席を回った際、近くにいたTAKUROがどんな顔で見ているのかと思ったら、大きく手を振ってくれていたという。
「人から向いていると言われること」に乗ってみたい
今後について聞かれた高橋は、AKB48以上に刺激的なものにはなかなか出会えないと率直に話した。やりがいのある仕事には出会っているが、20周年で戻った時に「やっぱりステージってすごく楽しい」と改めて感じ、グループへの感謝も深まったという。そのうえで、これからは一人で生きていかなければならないと語る。三宅は、AKB48の周年はそのまま高橋の芸能人生の年数でもあると指摘した。
高橋が今望んでいるのは、自分では見えていない可能性に気づいた人の一言に乗ることだ。そうした提案ほど、この20年で自分が避けてきたものだったりする。だから間口を広げ、「やってみませんか」と言われたら、もう少し軽やかに挑戦したいという。4月から洗足学園で教授を務めることも、その一つとして語られた。
高橋は、今でも自分でいいのかと思っていると率直に明かしつつ、若い人と話すと自分も刺激を受けるし、自分の経験が学生のヒントになるかもしれないと考えている。上から教えるのではなく、フラットに関係を深めたいという。まず考えているのは、サークルの部長などを10人ほど集めて、今何に悩んでいるかをクロストーク形式で話し合うセッションだ。音楽的な視点や発声を教えるのではなく、話しながらヒントになるものが出てくればいいと話した。
三宅は、周囲の友人たちが後輩の指導や仕事の伝え方に悩んでいると話す。昔のように雑に教えられる時代ではなく、AIやスマホとの関わり方も世代によって違う。そのなかで、女性の多い集団をまとめた経験を持つ高橋の言葉は貴重だと述べた。高橋は、いろいろな人と細かくコミュニケーションを取ってきたつもりなので、自分が無意識にやってきたことを「これじゃないか」と言語化して伝えていきたいと応じた。
セロリの浅漬けで締めくくり
最後に三宅が改めて「休みながらやってください」と言うと、高橋は、自分がまったく休んでいない人のようになっているが、ちゃんと休んでいるし今週末も飲みに行くと笑った。行きつけの店で好きなメニューを聞かれ、高橋が挙げたのはセロリの浅漬けだった。二人に「渋い」と言われながら、対談は時間切れで幕を閉じた。
1番さん、これで難しいんです。やっぱルフィは1回下ろすんですよね。
え、ルフィなんですね。ちなみにスラムダンクだと1番好きなキャラはじゃあやっぱ桜木ですか?桜木。
あ、意外かも。過去自分がジャケ買いした漫画で売れてない漫画ないんすよ、マジで。え、すごくないですか?その先が
マジであのAKBはやっぱ泥臭いんで少年漫画だと思います。熱すぎる。
やっぱり自分が卒業の時、めちゃくちゃ頭抱えたんで。どうやって完璧に終わらせれるかみたいな。
今日もう1つ喋りたかったのが漫画を好きっていう話だった。好きです。へえ。漫画今日ちょっとそう持ってきたんです。え、いいですか?ちょっとあっちに、そう切って。
てかカバーもめっちゃ可愛いですね。なんかいい感じですね。はい。映えてますね。映えてますね。よかった。よかった。可愛いんですよ。ええ。そう。こんな感じで。
いやあ、スラムダンクとワンピースじゃないですか。私は根本的に少年漫画が好き。
あ、解釈一致です。あ、解釈一致。解釈一致です。私の中で。はい。
え、どっちが好きですか?少女漫画と少年漫画。あ、どっちも読みますね。あの、どっちも好きですね。え、世代的にどういう漫画世代?
世代的にはでもワンピースもやっぱ読んでますし、少年漫画で1番好きなのは『鋼の錬金術師』。もう私、世界の全人類が読むべき漫画だと思ってますね。
あれはね、やっぱ等価交換っていうね、すいません、ちょっとオタク的な話になっちゃいますけど、何かを得るには何かを差し出さなければいけないっていう。ただ最後しかもみたい。そうなのよ。もう素晴らしい漫画ですよね、本当に。あ、いいですね。話ありそうですね。はい。嬉しい。そうなんです。
でも本当にやっぱ少年漫画はなんか自分にとってすごくバイブルになってて、私やっぱ泥臭く主人公がちょっと落ちこぼれだったりできないところから仲間を得て成長していって、自分の中の目標を達成するっていうそのストーリーが好き。
ああ。で、やっぱAKBの時もこういう人たちを頭に浮かべながらやってた部分が、そうなんですね、あります。あります。
え、じゃあ総監督やる時に1番参考になったキャラって誰だったんですか?1番さ、これね難しいんです。やっぱルフィは1回下ろすんですよね。え、ルフィなんですね。
ルフィはすごく大事で、彼の何がいいかって、無垢なんすよ。まず。はい。もう確かに。無垢で、もうこれだって思ったら行こうって言える。うん。確かに、海賊王に俺はなる。俺はなるっていう。なるほど。
で、結局やっぱりリーダーとかってもうこれなんだよっていうのを言わなきゃいけない仕事でもあるので、やっぱり目標を高らかにちゃんとまっすぐと言える人であるっていうところと、あと間違った時にちゃんと振り返って仲間ともう1度手を取れる人。なるほど。っていうところでやっぱルフィはすごくいい。
はあ。今なんか尾田先生のあのドンっていうのが見えました。ここに。あの想像してください、ドン。ここのあの銀色でこう書いてるやつ。そう。あ、なるほど。
でも確かにワンピースって本当に、ルフィっていう主人公は仲間集めして、しかもその仲間に色々ありながらどうやって自分の行きたいとこへたどり着くかっていうのが、確かにアイドル的ではありますよね。本当に。
そうなんですよね。で、言うて多分やっぱりワンピースって、ルフィの麦わらの一味になる人たちって、ルフィの何かに魅せられてる人たちが入ってきてる気がするんですよ。あ、確かに。そう。みんな自分の叶えたいこととか抱えてるバックボーンはあるんだけど、こいつならついてこうって思って多分乗ってくるのね。確かに。
そういう風にならなきゃいけないなっていう。こいつならついていこう。この人の言うことなら聞かなきゃいけないかもしれないっていうところはやっぱルフィ。あと、スラムダンクで言うと私はすっごくやっぱメガネ君が好きで。あ、メガネ君なんですね。これで。やばい。
私スラムダンク好きって言ってる人の中にメガネ君が1番好きって言ってる人を。いや、あの好きなキャラはね、私本当に主人公大好き野郎なんで本当桜木ですよ。はい。あ、もうなんか解釈一致ですね。はい。めちゃくちゃ桜木派なんですけども。
あ、でもメガネ君、メガネ君の立ち位置ってやっぱ素晴らしくて、あの人基本やっぱ俯瞰的にものすごく物事を。確かにチームの中でもちょっと大エースっていうよりは、みんなにいろんな言葉がけを1個下がって見ている。でも実は全部把握しているっていう、あの時もそうですよね。確かに。そう。なんやかんや把握してんのよ。お。そう。嬉しい。
で、しかも実は努力は怠ってなくて、あいつも3年間頑張ってきた人間だったみたいなね、結局ちょっと決めちゃうみたいなね。そうですね。あったりとか、やっぱ彼のその努力の方向性っていうのが素晴らしいなっていう。やっぱり結構少年漫画はそういう風にキャラをピックアップしながら、この人のこれもらおうみたいなのはありますね。
へえ。ちょっと震えますね。やっぱAKBって少年漫画やったんやっていうのが。AKBはやっぱ泥臭いんで少年漫画だと思います。熱すぎる。
なるほど。え、ちなみにスラムダンクだと1番好きなキャラはじゃあやっぱ桜木ですか?桜木。はあ、私は流川です。あ、意外かも。流川は好きですね。え、なんでですか?
なんかあの、何も言わずに努力してる感じがかっこいいと思っちゃう。淡々とね。はい。なんかやっぱ色々、なんて言うんですかね。色々やってると、それこそ流川はもう色々人から言われたりとか、いろんな目を向けられたりとか、色々あるとは思うんですが、それを何も言ってない、言葉にしない感じが。確かに寡黙。かっこいいってなっちゃう。
でもなんかちょっとやっぱ玲奈ちゃんに通じるな、松井玲奈ちゃんのなんか雰囲気に。恥ずかじりますね。
え、ナルト読んだことあります?え、ナルト、サスケですか?じゃ、あ、え、なんで分かったんですか?え、もう今ルートが見えたから。すごい寡黙型だわ。
主人公大体、たまにあるんですよ。少年漫画の三人組でね、あるじゃないですか。主役がいて、ライバルがいて、女の子がいるっていうね、その主人公の横の男の子、結構好きなタイプです。そうですね。もうバレバレですけど。そうですね。いや、すいません、私ゾロが好きです。ワンピース。
あ、ゾロね。ゾロはいいよね。付き合うならゾロかな。確かにね。てかワンピースはあんま付き合いたい人いないですね。だってちょっとね、海賊だからね。そうなんですよね。自分を皆さん持ちすぎてるんでね。はい。そうなんですね。そうなんですよ。好きですね。
漫画選ぶ時ってどういうところで選んでるんですか?そもそもは本屋に行くのがすごい好き。あ、そうなんですね。で、書店員の方々が結構こういう風にポップ書いてくれるじゃないですか。今こういうのが面白いみたいな、僕は読んでこれがいいと思いましたみたいなのを読みながら、結局扉絵に惹かれるかどうかってすごい大事。あ、絵がね。
私本当すっごい自負してるんですけど、過去自分がジャケ買いした漫画で売れてない漫画ないんすよ。え、すごくないですか?その先。マジであの『今際の国のアリス』とかド頭から読んでるし。すご。本当に全部ドラマ化するのは、なんか映画化とかでも全部しちゃうから困るの。
すごくないですか?プロデューサー全員たかみなさんに相談したらいいじゃないですか。いや、マジでしてほしい。今これやった方がいいっていうのありますから。私の中。え、なんか漫画の編集とかやってほしいです。編集は無理よ。え、なんでですか?やってほしい。え、我が出すぎちゃいそうじゃないですか?
え、なんか向いてそうな気がします。その漫画家さんを、なんて言うんですか?モチベートしつつ、こういうデザインがいいっていう風に言えそう。
でもなんか今、本当ありがたいことに手塚治虫文化賞っていうのもやらせていただいてて、選考委員で、本当にいろんな漫画を多角的に読むっていうことをやらせてもらってて。なんか漫画ってこれ好きだって思ったらその方向性で一生読みません?
あ、でもちょっと分かります。それこそなんとなく始まった時の雰囲気で自分の好きな系統の漫画かどうかって分かったりしますよね。そうなんですよ。私やっぱりもうこの系統の人間。少年漫画、ジャンプって。はい。なので。
あと結構グロめの漫画とかもすごく好き。どういう漫画?結構血みどろ系。なんかヤング。人がガンガン死んでいくやつも正直好きですし。そうですね。
でもやっぱり少女漫画しばらく読んでなかった時代もあって、でもやっぱり選考委員になると、うん、あ、そっか、いろんな選考委員の方が選んだ漫画だったり、書店員の方のおすすめの漫画だったりがピックアップされていって、自分が読まなかったジャンルのものも読むので。
へえ。選考委員やってて出会った漫画とかありましたか?いっぱいあるけど、やっぱり『チ。』はびっくりしました。いいね。びっくりしますよね。びっくりしました。死ぬんかいっていうね。
そう、そう、そう。もうド頭でお前死ぬんかいっていうのもあるし、やっぱりすごく難しいことをテーマにしつつ、もうあそこに着地させていくことだったりとか。うん。うん。なんか彼の頭の中が見てみたいっていう。
魚豊さんって、その『チ。』作者の魚豊さんって、『チ。』ももちろん面白いし、『ようこそFACTへ』っていうその次に書いたやつも面白いし、『ひゃくえむ。』も面白いし。あの人すごいっすよね。全然違う、その陸上漫画、歴史漫画、現代漫画で全部面白いっていう意味わかんないですよね。
しかもめっちゃ若いじゃないですか。若いですよね。だからああいう才能の人がいるんだなっていうのはちょっと『チ。』でわってなりました。うん。へえ。びっくりした。確かに『チ。』なんか読み返したくなってきました。面白いですよね。
え、何が1番好きですか?漫画で。漫画で1番。うわあ。分かりますよ。1番がどれだけむずい質問か分かってます。
いや、矢沢あいさんの『Paradise Kiss』かな。おお。あ、そこか。はい。パラキス死ぬほど好きで。え、なんでですか?ね?なんでなんでしょうね。
でもなんかやっぱり、何て言うんだろう?ファッションデザイナーの子の話なんですけど、うん、なんかやっぱ色々追いかけてうまくいかなかったけど、自分の仕事の、なんて言うんですかね。恋愛してそれが恋愛がうまくいかなくても人生に残るものがあるっていうか、仕事において残るものはあって終わるみたいな、なんかすごい。うん。
しかも5巻とか短いんですよね。天才だって思っちゃうから。そう。やっぱりあの長い作品も素晴らしいものいっぱいあるけど、あの短さでそこまで自分たちに訴えかけるものが書ける人すごいなって。そうなんですよね。思いますよね。
そうなんですよね。私あと、今迷ったな、『プリンセスメゾン』っていう。知らないの、プリンセスメゾン。是非読んでいてほしいです。あの、NHKでもドラマ化してたりとかして、すごい不動産の話なんですけど、面白いので。あ、そうなんだ。メゾンか。
はい。そう、そう、そう。マンションを女の子が買おうとする話なんですけど、もうめちゃくちゃいいんですけど、その話とかも結構人間関係は色々離れてくけど、残るものはあるみたいな話が結構好きかもです。
『スキップとローファー』とかいいですよ。スキロいいですよね。あれ、スキロみたいな言い方してんですか?それ。確かにスキロって言ってる。スキロって言っちゃう。でも確かにスキロはめっちゃいいですよね。スキロいいですよね。
そう。なんだろう。かけがえのない日常というか、何が起こるわけでもなく、ちゃんと四季が巡ってね、高校生の話で、高校3年間のきらめきを描いていて、しかも主役っぽくない、これ主役じゃないですか。それがまたなんかいいんだよな。
いや、でもやっぱなんか喋ってるたかみなさんに漫画作って欲しくなりますね。やっぱり。作れない。作ってほしい。圧倒的読者なんだ。マジで。
ええ、やってます。もうああだこうだ言うの大好きだし、本当に書いてる人に申し訳ないけど、終わり方が悪かったらクソってなるタイプだから。え、そういう面白くない作品とかに出会った時ってどうなるんですか?やっぱ怒る、自分で。怒りはすごい普通湧きますよね。あ、そうですよね。
やっぱりあの起承転結じゃないですけど、自分で広げた風呂敷をどういう風に集約させていくのかって読者からしたら面白いじゃないですか。うん。うん。最後みたいな終わり方すると、ええみたいな、ここまで良かったのにみたいな。終わりの美学をね。
そう。終わりの美学もね、やっぱりありますから。だからそういった意味でスラムダンクの終わり方はすごい。天才、本当に。
そう。もったいないですよ。分かります。私ももっと続きは読みたかった。でもあそこで終わる。そしてまさかのそこからの試合が数で負けたっていう風に描かれていく。へえ。何が起きたみたいな。ね。でもそれもまた井上先生、いいんです。いいんですよ。素晴らしい漫画でございます。
確かによね。なんかアイドルもやっぱり女子アイドルは特に終わり、卒業、卒業コンサートどうするかとか、終わりっていうのは案外あれなので。確かにそうですね。
仕事とかも案外どう終わらせるかってみんなあんまり考えないけど大事ってか、それこそ飲み会とかもそうじゃないですか?最後まで楽しくやるのってめっちゃ大事じゃないですか?大事だけどめっちゃむずいっすよね。誰かがポンって切らないと帰れないみたいな、あのダラっとした時間とかね。それはそれで楽しかったりはするんですけどね。
終わりはそうですね。でも確かに漫画から来てんのかな。そう考えると。やっぱり自分が卒業の時、うん、めちゃくちゃ頭抱えたんで。へえ。どうやって完璧に終わらせれるかみたいな。ああ、しびれますね。
やっぱもう2度とない瞬間なわけじゃないですか。で、メンバーの卒業コンサートも見てきて、送り出してきて、自分の最後ってどうやって終わるんだろう?どんな言葉を残して去るべきか。うん。ああ。
で、逆に漫画って実は最終話でトゥンって物語は終わっていくけど、私は人間だから人生は続いていくし、うん、終わらせながら続けていくという。あ、そこがすごく難しかった。へえ。ですね。だからすごい考えて考えて。
それこそオタクの方々はみんなやめないでって思っちゃいますもんね。ね。それはすごく嬉しい声ですよね。やっぱ自分がやめますってなった時に、なんでやめちゃうの?まだいてよって言ってくれるのは本当に最大の時だと思うんですけど、それでもやっぱり自分の決めたタイミングっていうのがそのアイドルにとってはベストなタイミング。どんな人に止められたとしても、きっとその子が思ったタイミングが最善だと思うので。うん。
まあ結局でも何か言わなきゃいけないんでね。卒業発表する時も、最後卒業コンサートでドレス着てみんなの前で何か喋る時も、小さな劇場公演でも何か皆さんに送らなきゃいけないっていう言葉っていうのは、なんか本当ちょっと漫画を組み立てるような。へえ。
私だったら何を言うんだろうっていう、それこそ総選挙の「努力は必ず報われる」とかもそうですけど、頭のどっかでやっぱり太文字になる言葉みたいなことはすごく探しながら喋るので。はい。なんかすごい難しかった。
いや、そう。あの、喋りながら太文字の言葉作るってあれどういう能力なんですかと思いながら。どういう能力なんです。すごくないですか?どうやって組み立ててるんですか?あれ、それこそ漫画家さんがネーム、なんて言うんですかね?物語作るっていうのを喋りながらやってるみたいなもんじゃないですか?
はい。まあ、そうですね。特にAKBだと総選挙とかだとその瞬間まで自分が何位かわからないですし、正直上位じゃなきゃ言えない言葉とかフレーズもあるわけですよね。うん。
もうちょっと下の番号だとこの言葉ちょっと調子乗ってるように聞こえちゃうかなとか、すごくいろんなことを想定しながら座らなきゃいけないけど、結局実際呼ばれてファンの方を前にしたら出てくることは違ってくるとか。でも言いたいことがある。みたいな。なんでなんとなくこの言葉だけは絶対言いたいみたいなのは頭に入れておいて、最後はもう見た景色を吸収しながらどう言うかみたいな。アドリブにはなっちゃうんですけど。うん。
すごい。なかなかないすごいことですよね。でもなんかやっぱそういう能力というか、そういう練習をずっとやってたから、今お話しててもやっぱたかみなさんで、1つ1つの言葉がパンって届く速度が早いって感じが私にとってはするんですよね。
なんか言葉で喋ってても全部文字起こしして原稿にできるみたいな気持ちで今聞いてたので、やっぱそういう練習をずっと積んでたからなんでしょうね。
どうなんですかね。やっぱり迷うこともいっぱいあるし、やっぱ全部が100点の言葉選びはできるわけじゃないので、そういう時はもうすかさず謝りますね。もうね。へえ。もう選択を間違えた時とか。あ、そういう時もあるんですね。あります。あります。全然。
え、自分の仕事の反省とかそれこそ休みの日とかにすることってあるんですか?めっちゃあります。え、そうなんですね。うん。でも休みの時にはしなくて、もうその日で1回消化する。おお。
次の日に持ち越してもいいことはないっていうのはAKBですごいやっぱ学んで。目まぐるしく次の仕事は来るから、前日の仕事引きずっててもしょうがないじゃないですか。
次の仕事に申し訳ないから、もうその日でわって泣いて終わるとか、うーって言って何がダメだったんだって考えて終わらせるようにしてますけど、やっぱりセットリスト、楽曲の順番だったりとか、メンバーにかける言葉だったりとか、じゃ右に行きますか、左に行きますか、左に行こうって言ったけど右が正解だった時。
やっぱりちょこちょこ間違えることはどうしても人間なんで出てくるので、その瞬間も即座に、即刻もう謝ります。すいませんでした。間違えてましたみたいな。ええ、偉い。謝る速度マジ大事です。
今、てか20代の時の話聞いてると思えないです。すごすぎる。すぐ謝る。へえ。もう、もうダメ。謝んないと。
リアルルフィですね。これは。リアル少年漫画の主人公。そうそうそう。違ったわ。尾田先生の作画で今見えました。もう主人公すぎる。なるほどね。そういう風にはやってましたね。
なんかその反省するっていうのはノートに書いたりとか喋ったりとか、自分の中でこうやってたとかあるんですか?もう怖い状況にはなるんですけど、うんうん、やっちゃったなって時は家帰って、基本今もそうなんですけど無音が好きで、テレビつけない。究極、間接照明のみの家でソファーに寝っ転がって頭の中で反復するんですよ。へえ。
あ、これだわ。ダメだったの。うわ、じゃああん時10分前に戻れるんだったらこうすれば正解だったよね。で、自分で反復して、時にはうーとか言って、わー泣いたりとかしながら終わらせる。
ええ、すごい。それはでも特殊能力ですね。怖いですよ。でも多分もしその時に誰か家に来たらめちゃくちゃ怖いと思うんですよ。暗闇の中ソファーでうーとか言ってる人がいるって。え、でもそれは夫さんとかそれこそ見たりとかするんですか?見ないところで。
でもAKBの時ぐらいなんです。やっぱそこまで感情が揺れ動かされるのって。なるほどなるほど。もちろん1人になってバラエティ出させていただいたり、いろんなお仕事と向き合う中でこれこうだったわとかはあるんですけど、暗闇でうーっていうレベルのことではないというか。ああ。
何なんですかね。ちょっとAKBでのあの感情の起伏っていうのは特殊すぎて、今は本当1人で仕事してますけど。うん。ええ。こんな大芸能界のど真ん中にいて。やっぱりあそこが荒波すぎましたね。
え、まあでも人数多いからっていうのがありそうですね。やっぱり組織の頂点っていうのがね、スタッフさんも多いだろうし。頂点じゃないんですよ。やっぱ総監督って、私の上にはもちろんスタッフさんたちが、秋元先生がいる。うん。うん。
メンバーの声を吸い上げて中間管理職のように上にあげる人だったから、人の声がいっぱい入ってくるというところで感情がぐちゃぐちゃになるんですよね。なるほど。でも一応キャプテンだし総監督だから、ぐちゃぐちゃになっても人に当たるのは良くないしみたいな、もう自分の中でコントロールする技みたいなのはそこで学びました。
その時に秋元さんに相談とかをするんですか?しなかったですね。だから秋元さんに卒業の時に唯一言われたというか、唯一だよって言われたのが、AKBの中で1番手のかからなかった子です。ああ。
確かに、だって相談もそんなしなかったし、2人でご飯行ったことも、今卒業してから何回かあるんですけど、卒業したいって言った時ぐらい。グループ時代2人でご飯行ったのって。だったので、全然そういう風に相談する子じゃなかった。
じゃあもう本当自分の中で処理してっていう。処理して処理して。でも1回私過労で倒れちゃったことがあるので、やっぱりその付近は秋元さんから、私何も言ってないですけど、LINEがボンって来たりしますね。超長文。え、すごい。
もうびっくりするぐらいの長文で、私相談してないのになんで私の今の状況わかるんだろうっていうぐらい今の私に宛てた手紙が書いてあって、よく本当にこれ取材とかで言うんですけど、「嫌われる勇気を持ちなさい」っていう言葉をいただいて。あ、確かになって。
その子にとってこれを言ったら良くなるってことが分かってるのに、ビビって言わないことはすごく罪深いことだし、言わないでその人にとってどうでもいい人になっていいのかっていう。だったら嫌われてもいいからその人にとってプラスになることを言うべきだっていう。僕はみなみが思うこと、言うことは全部正しいと思ってますって来たんです。
あ、めちゃくちゃ背中押されましたね。それは。そっか正しいんだ。じゃあいいやみたいな、やっちゃおうみたいな。それは本当今でもすごく感謝してます。
ええ。でも今の話聞いてるとやっぱ休んでくださいみたいな気持ちになります。感情移入しちゃった。休めってね。確かによく言われました。休んだ方がいいって。休んでほしい。いっぱい。
でも多分休むのが合わないんですよね。ああ。AKBで慣れちゃったのかもしれないです。走り続けることが。うん。だからAKBやめた後も休みほぼ取らなかった。ね。なんかずっと前に出られてるイメージが。
うん。なんかビビリなので、立ち止まったら仕事がなくなっちゃうって思ったし、だから卒業して、なんか2個に割れるんすよね。ちょっと長期で3ヶ月ぐらいお休み取ってリフレッシュしてからお仕事やりますっていう子と、もうそのまま行きますみたいな子で分かれるんですけど、私は卒業した次の日から仕事してました。ああ。今も言うて1週間以上の休み取ったことはない。
え、ね、なんと。え、旅行とか行かないですか?なんでもうその1週間内というか、3日4日で海外行ったみたいなことはあるんですけど。で、その後ちゃんと仕事に戻るんですよね。戻れます。え、休みすぎると戻れなそうじゃないですか?
いやあ、でもまあ休みすぎは難しいですね。人に。私はでも常になんかやっぱ本とか漫画読むのが休みっていう感じになるかも。まあ、でも確かに。でも思考が巡っちゃいません?なんかあー、なんかでもそれを1人でやってる時間が1番休めてるって感じがするかもしれないですね。あと、旅行とかな。
あ、行くんですね。あ、行きます。行きます。海外、国内。あ、どっちも行きますね。こないだは友達と行ってきました。あ、フッ軽だ。フッ軽、確かにそうかも。
本当に前もってだいぶ前から予定立てていかないと海外とか行けないんで。ああ。でも仕事がね忙しいとやっぱり。いや、多分ね、刺激が日々ありすぎるから。それはなるほど。本当刺激がないことを望んでるんで。で、土日まで海外で刺激みたいな。だったらいつものメンバーで飲むぞみたいな。
でも近所にそういう場所がね、あるんなら1番いいですよね。なっちゃうんですよね。良くないなって思うんですけど。まあでも年にたまに数人新メンバーが入るんですよ、そこに。あ、そこにね、ニューカマーが。その朝ドラのように登場人物が増えてやってくるので、そういう人たちに刺激をもらいながら。なるほど。そう、そう。
え、でもそういういつも話せる人がいると仕事の愚痴とかも言いやすいですよね。言いやすいですよね。結構自分が選ぶって言い方上からになっちゃいますけど、自分の周りにいる友達って本当いろんな人がいっぱいいて、あの、クロちゃんだけじゃないんだ、私の友達。まずですけど。今の確かに、こういう話出てきたから。そうですね。1人しか今出てきてないんですけど。
クロちゃん以外にも、例えばメンバーだったら本当ご近所付き合いみたいになってるんですけど、大家志津香ちゃんとか北原里英ちゃんも夫婦同士で仲良かったりとか、なぜかGLAYのTAKUROさんとかもいるんですよ。ええ、すごい。
そう。なぜかGLAYのTAKUROさんがもう私にとって超絶兄貴として存在していて、うん、多分1番出会えてよかった。あ、そうなんですね。それは人生相談などできますね。
なんかやっぱ最初、大スター、GLAYのTAKUROさんだみたいな感じだったんですけど、GLAYの中ではリーダーですし、やっぱGLAYさんって私生活でご一緒させていただくようになってからプライベートで思うんですけど、うん、見たことがないぐらい仲がいいんですね。そうなんですね。もう異常なまでに仲が良くて。GLAY仲良し。仲良し。
TAKUROさんと私の夫と私でご飯行く時に突然それこそTERUさんが現れたりとか、行った店にGLAYさんがどんどん揃ってきたりとか。そんなプライベートでなんか飲むんですね。集まってくれて。本当に仲が良くて、この空気感ってすごいなっていうところから1つ尊敬の念の始まり。確かにそれは尊敬。
で、TAKUROさん自体がすごく多角的にいろんな物事を見ていて、すごくバラエティとかも好きで、芸人さんが好きなんですけど、テレビの情報とかもすごい知ってて、こうだよね、ああだよねみたいな、私とかも全然若輩者ですけど、TAKUROさんに比べたら、でもなんか普通に同じテンションで喋ってくれるというか。だから去年の20周年もめっちゃ相談しました。
へえ。どういうこと相談するんですか?なんか去年、1年AKBと並走させてもらったんですけど、シングルが発売するっていうところから、私と小嶋陽菜と、指原莉乃、前田敦子の4人でシングル参加させてもらったんですけど、20周年だしなんかやるかなとは昨年ぐらいから思ったんですよ。
ああ。まあ、でもなんかしそうな空気を。2度とないからなんかあるぞ。うん。うん。これ呼ばれるか?呼ばれたとしたらどこまで関わるのがいいか。でもそこまで考えてるなんて。まだ呼ばれてないのに。いや、でも運営が考えるべきことをそんなみたいな。
なんかね、やっぱ今のメンバーを応援してくれてるファンの方もいっぱいいらっしゃるので、やっぱり邪魔しすぎるのもあんまり良くないかなとか思いながら、どういう関わり方が呼ばれた時に適切かみたいなことをTAKUROさんに相談して。面白すぎる。20周年のTAKUROさんに。
どう思いますかっていう風に言ったら、うん、でも周年って本当にまたないじゃないですか。巡ってくることが。本当に。で、たかみな的にやれるなって思うことがあるなら絶対にやった方がいいと思う。もう救世主。
もうそこで変に覚悟決まっちゃって、分かりました。確かにそうですよねみたいな。うん。ちょっと自分の中でモヤモヤしてましたけど、呼ばれたら頑張りますみたいな。あ、本当にTAKUROさんのおかげ。ネモハモルーマーがTAKUROさんのおかげで踊られたという感じに。
ちなみに武道館、TAKUROさん見に来てくれて。え、そうだったんですね。人生初の女性アイドルグループのライブだったらしくて、本当になんか伝わっているかわかんないんですけど、トロッコみたいなやつあるじゃないですか。はい。何人かのメンバーで乗って、ファンの人たちにこうやってね、やる。
TAKUROさんのいる位置分かったんで、夫も見に来てくれたんですけど、近くにいらっしゃったんですけど、TAKUROさんどんな顔して見てくれてんだろうと思ったら、TAKUROさんめちゃくちゃ手振ってくれてて。大好き。TAKUROさんって本当に素敵な、この場にも。素敵な大先輩です。
いい話すぎる。いや、でもちょっともうオタク代表してお礼を言いたい。本当にありがとうございます。最高です。ありがとうございます。色々やれてよかったです本当に。ええ、でもすごいな。
なんかたかみなさんが今後こういうことやっていきたいとか、こういうのがむしろ楽しみ、これからっていうのはあるんですか?いや、なんかAKB以上に楽しいものってなかなか出会いなくて。おお。本当にやっぱなかなかない経験だった分、あそこまで刺激的なものって卒業してからもないんですよね。
もちろん1個1個楽しいお仕事とかやりがいあるものっていうのに出会っていて、で、去年やっぱ20周年で戻った時に、やっぱステージってすっごい楽しいじゃんって。そうなんです。思いました。思いました。やっぱすごい場所だなって改めて。本当にグループに感謝の気持ちも持ちましたし。
でもまあ1人でこっからまた生きていかなければいけないので。でもなんか20年。うん。うん。迎えると。そうですよね。AKBの周年イコールそのたかみなさんの芸能人生なわけですもんね。としてはそうなんですよね。自分への向きも多少なりとも見えてきてしまう部分もあるので。
なので、まあ今回4月からお世話になるその専属学園の教授もそうですけど、うん、傍から見てこういうことやってみませんかとか、たかみなさんこういうこと実はできそうじゃないですかっていう、自分では見えてない自分の可能性だったり何かを気づいてくれる人のその一言に乗っかりたい。
ああ、でも確かに人から向いてるよこれとか、やってみたらって言われてることほど実は向いてるのかもとかあったりしますよね。そう。しかもそういうことほど自分はこの20年避けてることもあったりするわけじゃないですか。ああ、なるほど。そう、だからもうちょっと間口広げて、うん、え、これやってみませんかって言われたらじゃあやってみますかみたいな、もうちょっと軽やかに色々やってみたいなっていうのは思ってます。
へえ。じゃあ教えるというか、その学生さんと出会うっていうのもそのうちの1つって感じだった。いや、そうですね。本当に正直今でも自分でいいのかなっていうのは思ってるんですけど、やっぱり若い子たちと話すと自分自身もすごく刺激をいただけるし、もしかしたら学生のみんなにとって私が経験してきたことって何かヒントになることがあるかもしれないなっていう風に思っていて、教えるとか上から目線ってよりは、ものすごくお互いフラットに関係性を深めていけたらいいなっていう風に。
いやあ、でも確かにその芸大とか、やっぱり1個ステージにどんな方法であれ関わったりとか、自分が立つ子もいるだろうし、そういう方にとって、そのすごく大きいステージを経験したことがある方がそこにいるっていうだけで、まず自分もやれるかもとか思うことすごくあると思うんですよね。
ね、そういう風に思ってもらえたら嬉しいですし、なんか今ひとまずやってみようと思ってるのは、10人ぐらいのサークルとかそういうところの部長さんとかを集めて、今何で悩んでるかとかを。やってほしい。ちょっとクロストークでみんなで話しながら、え、こうなんじゃない?え、今の子そんなこと悩んでんだとか、ちょっとセッションじゃないですけど、そういうのもやりたいなとか。
色々やりようはあるので、別に音楽的視点を教えるとか、発声を教えるとかそういうことではないんですけど、うん、こういうのがヒントであったら嬉しいよねみたいなのが、お話ししながら出てくればいいなと思ってます。
いや、本当に私の友達の話とか聞いてても、やっぱり今どうやって下の子たちを指導したり、あるいは仕事教えたり、仕事の大事なこと伝えてくかってめっちゃむずいって全員言ってて。本当に昔みたいに雑に教えられる時代じゃないし、世代によって例えばAIとの関わり方とかスマホとの関わり方も本当に全然違う中で、どう接していったらいいのかって、もういろんな人から悩み聞くので。そういう時に特にやっぱり女の子が多い集団っていうのをまとめた経験がある、マジたかみなさんの言葉、マジでマジで貴重だと思います。
いやいや、そう言っていただけると嬉しいです。細かくコミュニケーションをいろんな人と取ってきたつもりなので、何かそういう自分が無意識にやったことが。いろんなパターンのね、女子たちがね。はい。それこれじゃないっていう風に言えるのかなって思ってて、そういう風にやっていきたいなと思います。確かに。
いや、でもなんか休みながらやってください。本当に。いや、私めちゃくちゃ休んでない人みたいになってるけど、めちゃくちゃ休んでますよ。今週の土日も飲みに行きますし、私は。いい話。
ちなみに1番好きなメニューは何なんですか?休日さん、その行くお店の中で。行くお店の中で好きなメニュー。はい。セロリの浅漬けみたいなのが美味しいですね。セロリの浅漬け。渋い。なんだか渋い。絶対にメインメニューじゃないけど、でもなんかいいですね。すごくいいです。はい。確かに。
いや、でも面白かったです。色々話。え、ありがとうございます。もうなんか聞きたいことめっちゃ聞いちゃって大丈夫です。年下の感じじゃない。あ、本当ですか。ですね。何ですかね、この落ち着きようというか。嬉しい。とっても不思議だ。なんか最初喋った時、あ、オタクの方だって思ったんですけど。
完全にオタクすぎて、もう自分がマジで本当にずっと見てたので。本当に。あ、でももうだいぶあっという間に時間が。ね、なんか時間が。そうなのよ。私ちょっとそろそろ帰らなきゃいけなくて。あ、そうだったんですね。
時間がめちゃくちゃ、めちゃめちゃ喋っちゃった。すいません。コーヒー飲んでください。そう。本当だ。ちょっと駆け込みでちょっと入れ。コーヒーを飲ませずに喋らせ続けるゲストに。じゃ、お菓子。あ、ロールおいしいですよ。ありがとうございます。また来てください。お邪魔しました。ありがとうございます。お疲れ様です。ありがとうございます。
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