I-neの新作ヘアケア「アンプレム」におけるPPT高濃度配合と処方設計の実際
かずのすけボタニストやYOLUなどを展開してきたI-neから、タンパク質(PPT)成分を高濃度で配合したヘアケアブランド「Amprem(アンプレム)」が登場した。「ケラチンショット」と「シルクショット」の2系統で展開される本作は、従来品比で数千倍におよぶPPT成分の配合や、浸透技術の採用を掲げている。本稿では、全成分表示の詳細な分析や配合成分の性質、人毛サンプルを用いた検証結果をもとに、その処方設計と実際の仕上がりについて解説する。
全成分表示に見る「PPT蒸留水」の性質と役割
アンプレムのシャンプーおよびトリートメントの成分表を確認すると、水の直後にケラチンショットでは「加水分解ケラチン水(羊毛)」、シルクショットでは「シルク水」が記載されている。一般的なシャンプーでは水の次に界面活性剤や保湿剤(グリセリンなど)が続くことが多く、毛髪補修成分に分類される名称が2番目に位置する構成は珍しい。
ただし、ここで配合されている「加水分解ケラチン水」や「シルク水」は、従来のヘアケア製品で補修成分として汎用されてきた粉末状の加水分解ケラチンや加水分解シルクそのものではない。これらは、加水分解ケラチンやシルクを水蒸気蒸留して得られた成分である。化粧品で用いられるダマスクバラ花水などの芳香蒸留水と類似した製法で作られており、実質的な組成の大部分(推測では99%以上)は水で構成されていると考えられる。
そのため、この成分単体を指して「補修成分そのものが超高濃度で配合されている」と捉えるのは適切ではない。一方で、水蒸気蒸留の過程で原料がさらに細かく分解されたアミノ酸類などが留液に含まれている可能性は高く、単なる純水と比較すれば毛髪補修の補助的な役割を果たすことが期待できる。主成分の水の一部をこうしたPPT蒸留水に置き換える設計は、ベースとしての保湿・補修環境を整える意図があると考えられる。
従来比6800倍以上とされるPPT成分の真偽と分子量
アンプレムの最大の特徴として挙げられているのが、I-ne従来品比で「ケラチン6800倍以上」「シルク6900倍以上」という配合比率である。前述の「加水分解ケラチン水」などの蒸留水をカウントして希釈倍率を吊り上げているのではないかという懸念が生じやすいが、製品背面の注釈およびメーカーへの確認によれば、この数値は蒸留水を含まない純粋な毛髪補修成分「加水分解ケラチン(羊毛)」および「加水分解シルク」単体での比較である。
さらに、採用されている加水分解ケラチン(羊毛)と加水分解シルクは、分子量約1,000の中分子PPTに統一されている。
- 加水分解ケラチン(羊毛):人の毛髪と類似したアミノ酸組成を持つ羊毛由来のタンパク質で、蓄積したダメージの補修やハリ・コシの付与に適している。
- 加水分解シルク:絹糸の主成分であるフィブロインを多く含み、毛髪表面に吸着して滑らかさやツヤを与える特性がある。
PPT成分は、毛髪内部へ深く入り込む低分子と、表面を覆って保護する高分子に大別されるが、分子量約1,000の中分子は浸透性と表面吸着性の双方をバランスよく担うことができる。従来の同社製品と比較しても、補修成分自体の配合量が大幅に引き上げられている点が本処方の明確な特徴である。
洗浄成分と毛髪補修を支えるサポート成分
シャンプーの骨格となる洗浄基剤は、ケラチンショット・シルクショットともにハイダメージ毛を想定した低刺激設計となっている。
ベースには両性界面活性剤のコカミドプロピルベタインと、アミノ酸系洗浄成分のラウロイルヒドロキシエチル-β-アラニンNaを組み合わせ、マイルドな泡立ちを確保している。そこに、洗浄と同時に補修作用を付与するPPT系界面活性剤(ケラチン側にはココイル加水分解ケラチンK、シルク側にはラウロイル加水分解シルクNa)が加えられている。
補助洗浄成分には弱酸性石けん系と呼ばれるラウレス-4カルボン酸Naを共通して配合し、泡切れと適度な洗浄力を補完している。両タイプの微細な差異として、ケラチンショットにはタウリン系(ココイルメチルタウリンNa)を加えてやや洗浄感を高め、シルクショットには両性界面活性剤(ココアンホ酢酸Na)を用いてより穏やかな脱脂力に調整されている。
また、髪のうねりや広がりを抑制する成分として、ケラチンショットには「レブリン酸」、シルクショットには「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム(通称トステア)」が配合されている。さらに、ドライヤーやアイロンの熱を利用して毛髪を保護・補修するヒートプロテクト成分「メドウフォーム-δ-ラクトン」やメドウフォーム種子油、9種のアミノ酸が共通して組み込まれている。
キューティクル遮断膜に着目した浸透技術
毛髪は外側からキューティクル、コルテックス、メデュラの3層構造で成り立っている。表面を覆うキューティクル同士はCMC(細胞膜複合体)と呼ばれる脂質層で接着されており、外部からの物質の侵入を防ぐバリアとして機能している。
近年、このキューティクルの最深部、すなわちコルテックスとの境界部分に「キューティクル遮断膜」が存在することが知られるようになり、補修成分を毛髪深部まで到達させるためにはこの膜を通過させる必要があるとされている。アンプレムでは、この遮断膜まで浸透させる高浸透密着処方を採用し、高濃度で配合したPPTや各種補修成分を効率よく髪の内部へ届ける工夫が施されている。
トリートメントの処方設計と第3級アミンの採用
トリートメントにおいても、ベースの水分には加水分解ケラチン水およびシルク水が用いられている。さらにPPTの配合濃度はシャンプーよりも高く設定されており、従来品比でケラチンは7,200倍以上、シルクは7,300倍以上の配合比率となっている。
構造面における特筆すべき要素は、柔軟基剤(カチオン界面活性剤)の選定にある。一般的なヘアトリートメントや従来のI-ne製品では、柔軟効果が高い反面、肌への刺激性が比較的高い「第4級アンモニウム塩」(ステアルトリモニウムクロリドなど)が主剤として多く使われてきた。しかし本作では、肌への負担が極めて穏やかな「第3級アミン」(ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジメチルアミン)を主剤として採用している。
第3級アミンは低刺激である代わりに柔軟作用が穏やかになりやすいが、本品では疑似カチオン化成分などを併用することで質感を補っている。ダメージケアに特化した設計でありながら、刺激に配慮したカチオン基剤を主軸に据えた処方は市販品としては珍しい。
ベースオイルの構成は、ケラチンショットがセテアリルアルコール主剤にジメチコンを合わせたやや軽めの設計、シルクショットはジメチコンを主体としたサラサラ感を強調する設計となっている。
人毛サンプルを用いた使用感と仕上がりの検証
人毛100%のエクステンションを用いた検証では、両タイプとも濃密でクリーミーな泡立ちを示し、きしみを感じさせないマイルドな洗い心地が確認された。ワックスやハードなスタイリング剤を使用している場合は予洗いや2度洗いが推奨される程度の穏やかな洗浄力である。すすぎの段階では、髪に特有のとろみや柔軟性が感じられる。
トリートメントは手応えのあるやや硬めの質感だが、髪への馴染みはスムーズである。一般に第3級アミンを用いたトリートメントは髪が柔らかくなるまでに時間を要することがあるが、本品は塗布直後から素早く浸透し、髪が解れる感触が得られた。
乾かした後の仕上がりの違い
- ケラチンショット:髪の癖をまっすぐに伸ばすというよりは、一本一本にしっかりとしたハリとコシが加わり、適度なリッジ感(弾力・まとまり)が出る。髪にボリュームを持たせたい場合や、パーマスタイルのウェーブを活かしたい毛髪に適している。
- シルクショット:ストレート感が強調され、表面のツヤと滑らかさが際立つ仕上がりとなる。指通りが軽やかでサラサラとした質感に整うため、ロングヘアや広がりを抑えたい毛髪に向いている。
結論
アンプレムは、ベースに用いたPPT蒸留水のみに依存することなく、中分子の加水分解ケラチンおよび加水分解シルクそのものを従来比数千倍という高濃度で配合したヘアケアである。さらに、第3級アミンを主軸にした低刺激な柔軟設計や、キューティクル遮断膜に着目した浸透技術を組み合わせることで、サロン専売品に近い成分構成を市販の価格帯(本体420mlで税込1,980円)に落とし込んでいる点が実質的な特徴といえる。ハリ・コシを求めるならケラチンショット、ツヤと指通りの滑らかさを求めるならシルクショットと、髪質や好みの質感に応じた使い分けが明確なシリーズである。
皆さんこんにちは、かずのすけです。本日はI-neとのタイアップで、8月24日よりEC先行発売を開始したケラチン&シルクPPT極限濃度濃縮浸透シャンプー「Amprem(アンプレム)」シリーズをご紹介していきます。
今日お話ししていくのは、I-neの最新作ヘアケア「アンプレム」についてです。EC先行発売が昨日の8月24日で、ロフトとプラザの先行発売は今週末の8月28日、全国のドラッグストアでの発売は10月1日になりますので、まだあまり知られていない完全新作のヘアケアになります。I-neのヘアケアといえば過去に何度も取り上げているんですけれども、ボタニストやYOLUなど、プチプラ・ハイプレミアム価格帯でも特に人気のヘアケアシリーズを数多く手掛けています。特にこれらのI-neヘアケアは昨今のプチプラヘアケア戦国時代の火付け役であったとも私は考えておりまして、まだアミノ酸系などは数えるほどでドラッグストアではほとんどがサルフェート系シャンプーしか買えなかった10年ほど前に、ボタニストをはじめとしたプチプラ・ハイプレミアム価格帯のサルフェートフリーシャンプーをいち早く展開したメーカーの1つだったんですよね。そんなI-neから今回発売されるアンプレムは、近年ヘアケアで注目されているタンパク質PPT成分のケラチン&シルクを極限濃度6,800倍以上配合、さらに世界初の高浸透密着処方を融合した新シリーズとなっており、大変期待の完成度になっております。
というわけで早速、アンプレムのシャンプーについて見ていきたいと思います。「アンプレム ケラチン ショット シャンプー」と「シルク ショット シャンプー」です。本作はご覧の通り、ブラウンカラーのケラチンタイプとピンクカラーのシルクタイプの2種類が展開されます。ボトルのデザインは上部分がこんな感じでバネみたいに凸凹しておりまして、アンプレムというタイトルから何らかの化学器具的なものをイメージしているのかなと思います。最初に思いついたのはジムロート冷却器という器具だったんですけれど、聞いてみたところ、実際にはグラハム冷却器という化学器具をモデルにしたそうです。
では、ケラチンタイプとシルクタイプ、2つ同時にチェックしていきますね。全成分がこちらになっております。どうでしょうか?成分に詳しい方は見ての通り、この成分表、興味深い要素がありますよね。まず主成分なんですけれど、ケラチン ショット シャンプーの方には加水分解ケラチン水(羊毛)、そしてシルク ショット シャンプーにはシルク水という、気になりすぎる成分がなんと水の次に配合されているんです。これはかなりの配合濃度が期待できますね。
最近はこのように水の次に配合されている成分に着目してヘアケアを選ぼうという潮流があるのですが、本作もこれに則るとかなりすごいのではないかという気がしてきますね。通常、シャンプーの主成分は水の次には洗浄成分である界面活性剤や、高保湿成分であるグリセリンなどが配合されることが一般的です。最近では補修効果も付与されるPPT界面活性剤が2番目に配合されているものを紹介したりもしているんですけれども、本作では毛髪補修成分の加水分解ケラチン水(羊毛)やシルク水が配合されているのがとにかく興味深いです。ちなみに、この加水分解ケラチン水などの成分を主成分にしたヘアケア自体はこちらのアンプレムが初めてというわけではなく、他のブランドでも最近採用されているヘアケアを目にしたことがあります。
この加水分解ケラチン水やシルク水とは一体どういう成分なのか、気になっている方も多いと思います。まず注意してほしいのは、この加水分解ケラチン水やシルク水は、これまでヘアケアとしておすすめしていた加水分解ケラチンや加水分解シルクなどの、いわゆるポリペプチド系の補修成分とは違う成分です。これらのPPT系補修成分は粉末状の成分ですので、シャンプーに配合できてもそんなに高濃度で配合することはできません。加水分解ケラチン「水」、そしてシルク「水」というように、この成分はあくまで水であり、PPT系の補修成分そのものではないんです。
加水分解ケラチン水やシルク水の正体は、加水分解ケラチンやシルクを水蒸気蒸留して得られた水のことだそうです。簡単に言うと、ケラチンやシルクを蒸して溜まったお水っていう感じです。これはたまに化粧品の成分で出てくるダマスクバラなどのような芳香蒸留水と言われる成分と製造方法は似たような感じです。なので、ケラチンやシルクがそのまま溶けた水というわけではありません。成分組成としてもおそらく99%以上が普通のお水だと考えられます。僕も今年に入って初めて目にした成分だったので最初は驚いたんですけれども、説明を聞いたらなるほどと思いました。今日から僕はこういった成分のことを「PPT蒸留水」と呼ぶことにしようと思います。こういった成分ですので、シャンプーなどに数十%程度配合すること自体はさほど難しくないというわけですね。
ただ、こう聞くとあまりいいものではないんじゃないかなと思うかもしれませんが、PPT蒸留水は毛髪補修成分としてもかなり注目できる成分だと僕は思います。まず製法を考慮すると、加水分解ケラチンやシルクなどはかなり水溶性が高い成分なので、ケラチンやシルクをさらに分解したアミノ酸類を多く含む水相である可能性がかなり高いです。特にケラチンやシルクから得られるアミノ酸は毛髪補修成分としても重要です。美髪成分としては1%あるかないかぐらいかなと思いますが、主成分に配合していることを思えば、その他の補修成分の補佐的な役割も果たしてくれるんじゃないかなと思いますね。少なくとも主成分が水だけよりは、確実に補修の期待値が高いと思います。ただし、この加水分解ケラチン水やシルク水が2番手であることを指して「補修成分が超高濃度」と言っているとしたら、それはやや言い過ぎであると僕は思っているので、これはあくまでその補佐的な補修成分であるということは皆さんに強くお伝えしたいと思いました。
というわけで、冒頭の説明で皆さんもすごく驚いたんじゃないかなと思うんですけれども、こちらアンプレム、「極限濃度6,800倍以上」という話をしておりましたから、「これが種明かしか」と肩を落としつつある方がいらっしゃるのではないでしょうか。つまり、今説明した加水分解ケラチン水やシルク水を「ケラチン&シルク」に含んでしまえば、水の分を嵩増しして何千倍を謳うのは容易ではないかと、そのように思った方がいらっしゃるのではないでしょうか。そう、実は僕も最初はそう思ったんですよ。ですが、このアンプレムは違ったんです。
例えば、アンプレム ケラチン ショット シャンプーの背面にはこのような記載があります。「ケラチン極限濃度6,800倍以上」に注釈がついておりまして、その注釈のケラチンの部分には「注釈1:加水分解ケラチン(羊毛)(毛髪補修成分)」と書いてあるんです。つまり、加水分解ケラチン(羊毛)という成分のみを足して、I-ne従来品比で6,800倍以上であるとはっきり記載しているんですよ。これ、シルク ショット シャンプーでも同じくで、こちらは加水分解シルクという成分のみで従来品比6,900倍以上となっております。これはしっかりメーカーにも確認を取っておりまして、加水分解ケラチン水やシルク水を含まず、加水分解ケラチン(羊毛)や加水分解シルクなどの毛髪補修効果のあるPPT成分のみをこのように6,800倍以上配合しているということなんです。従来のI-ne製品と比較しても、これはあまりにも桁外れの配合濃度です。
さらに、アンプレムで採用している加水分解ケラチン(羊毛)と加水分解シルクは、分子量約1,000程度の中分子PPTを採用しているのもポイントです。加水分解ケラチンは皆さんもよくご存知の、髪の主成分であるケラチンと同じタンパク質を分解したものです。人の髪と羊の毛(羊毛)はとても類似の構造を取っておりますので、羊毛を由来に作った加水分解ケラチンは近年ではヘアケアにおいて主流で活用されています。蓄積したダメージの補修や髪にハリ・コシを与えるダメージ補修成分として大人気です。そしてシルクは生糸のことで、シルクの主成分フィブロインというタンパク質を多く含む美髪成分です。毛髪に吸着するとシルクのようなツヤや滑らかさを与えて、こちらもケラチン同様にダメージ補修効果があるとされています。
基本的にはケラチンがハリ・コシアップやダメージ補修に特化していて、シルクはサラサラ質感やツヤを与える効果に適したPPT成分として知られていますね。ただし、このPPT成分は様々な分子の大きさがあり、毛髪内部に浸透しやすい低分子タイプと毛髪外部に吸着しやすい高分子タイプ、そして本品で採用されている中分子タイプがあります。このPPTのサイズについてはダメージの大きさや使用感でブレンドを変えるのが理想ではありますが、中分子サイズを使うのが浸透性と補修力のどちらもカバーしたバランスの取れた使用感になるんです。
というわけでコンセプトの解説だけでもかなり長くなってしまっているんですが、洗浄成分の設計も見ていきたいと思います。ケラチン ショット シャンプーもシルク ショット シャンプーも、ベースの構成は類似のものになっています。コカミドプロピルベタインは両性界面活性剤で、ラウロイルヒドロキシエチル-β-アラニンNaはアミノ酸系洗浄成分ですね。ハイダメージ毛対応のシャンプーに採用されるかなりマイルドなベース成分です。次の成分は両タイプでそれぞれココイル加水分解ケラチンK(羊毛)とラウロイル加水分解シルクNaが配合されていますが、いずれもPPT系界面活性剤で、優しい補修効果が期待できるマイルドな洗浄成分です。ラウレス-4カルボン酸Naはカルボン酸系の洗浄成分。マイルドかつさっぱり洗える成分で、洗浄力を少し高めてくれます。ここでケラチンの方はココイルメチルタウリンNaを配合していて、やや洗浄力高めの構成です。シルクの方はココアンホ酢酸Naというマイルドな両性界面活性剤を配合しているので、若干シルクの方が洗浄力優しくなっている気はしますね。本当に気持ち程度ですが、もちろんサルフェートフリーで敏感肌にもおすすめの処方です。
そして、洗浄成分の中に紛れて加水分解ケラチン(羊毛)と加水分解シルクがそれぞれ入っていて、これがケラチンは従来比6,800倍以上、シルクは6,900倍以上の配合量だということです。ココイル加水分解ダイズタンパクK、ラウロイルシルクアミノ酸NaもPPT系界面活性剤で、本当にハイダメージ毛をケアするシャンプーという感じです。また、うねりケアに着目した成分として、ケラチン ショット シャンプーはレブリン酸、シルク ショット シャンプーはアミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム、通称トステアをそれぞれ配合しており、いずれもうねり対策シャンプーとしての側面がありますね。メドウフォーム-δ-ラクトンがドライヤーやアイロンの熱から髪を守りつつ補修し、ヘアセットの持ちを長持ちさせてくれるヒートプロテクト成分、メドウフォーム油は毛髪に必要な油脂成分です。さらにアルギニン、ヒスチジン、リシンHCl、セリン、アラニン、グリシン、グルタミン酸、トレオニン、プロリンなど、9種のアミノ酸を配合している構成は共通です。成分数は多く見えますが、よく解析してみるとシンプルな構成だと思いました。
また、本作ではキューティクル遮断膜まで浸透する世界初の高浸透密着処方を採用しているそうです。キューティクル遮断膜とはそもそも何かという話ですが、毛髪はこのように一番最外層のキューティクル、そして中間層のコルテックス、最深部のメデュラという3つに分類されています。キューティクル遮断膜とはこのキューティクルの最深部にあたる部位で、キューティクルとコルテックスの境目とも言える膜ですね。
キューティクルは本来、毛髪の表面を鱗状に覆っている部分で、髪の強度、ツヤ、手触り、摩擦、薬剤耐性を左右する非常に重要な構造です。キューティクルは何枚もの薄い鱗状の物質が重なった積層構造をしておりまして、屋根のように並んでいるんですね。さらに、このキューティクルはCMCと呼ばれる脂質層がキューティクル同士の間に充填される形で接着されていまして、これによって髪内部に美髪成分などが浸透しにくい構造になっているんです。これまではこのCMCをアルカリなどの化学薬品で除去することで成分を浸透させたり、CMCをできるだけ露出させない技術の研究がされてきました。そして最近では、このキューティクルの最深部にキューティクル遮断膜という膜が存在しているということが明らかになり、美髪成分を髪の深部に届けるにはこのキューティクル遮断膜にも浸透させなければならないということが分かってきたんですね。アンプレムでは、このキューティクル遮断膜に着目した世界初の高浸透密着処方をいち早く採用しているのだそうです。
次にトリートメントもチェックしていきましょう。「アンプレム ケラチン ショット トリートメント」と「シルク ショット トリートメント」です。こちらのトリートメントもシャンプー同様に加水分解ケラチン水(羊毛)とシルク水が主成分になっています。加水分解ケラチンやシルクを水蒸気蒸留して得られる成分で、高濃度なのでダメージケア効果が期待できます。トリートメントはケラチンショットとシルクショットでベース成分も少し違っていますね。ケラチンショットの方はセテアリルアルコールが主成分で、これは比較的軽めな質感の高級アルコールです。ジメチコンが次に配合なので、少し軽めの感触に調整されている感じです。一方シルクショットはジメチコン主体に配合しているので、こちらの方がサラサラ感を意識した構成ですね。
そして実は、かずのすけ的にはこのトリートメント、どちらもかなりおすすめだと思っていまして、その要素としてはトリートメントの柔軟成分である陽イオン界面活性剤が、ベヘナミドプロピルジメチルアミンやステアラミドプロピルジメチルアミンなどの第3級アミンを採用している点です。トリートメントの柔軟成分はステアロキシプロピルトリモニウムクロリドやステアルトリモニウムクロリドなどの第4級アンモニウム塩というものがこれまでのI-neトリートメントでは主流でしたが、この成分は柔軟効果がとても高い反面、敏感肌には合わないことがある成分でした。アンプレムではよりマイルドな第3級アミン塩をベースに採用しており、柔軟効果は穏やかになるものの、ビス(エチル/イソステアリルイミダゾリン)イソステアラミドなどの疑似カチオン成分や後ろに入っている微量の4級カチオンなどで質感を調整し、さらりとした質感を実現しています。I-neトリートメントで第3級アミン塩ベースのものは初めてというわけではないんですけれども、こういったダメージケア特化のもので第3級アミン系のものはほとんど見たことがないので、これだけでも貴重だと思います。
そして、このトリートメントはさらにすごい要素がありまして、ケラチン ショット トリートメントはなんと加水分解ケラチン(羊毛)がI-neの従来トリートメントと比較して7,200倍以上もの高濃度になっており、さらにシルクショットの加水分解シルクは7,300倍以上配合なのです。シャンプーもかなり高濃度でしたが、トリートメントの方がより高濃度になっておりますので、ダメージケア効果に期待ができると思います。主成分のPPT蒸留水も入っていますので補修効果が期待できそうですね。シャンプーと同じく中分子のケラチン&シルクを配合しているので、補修効果も浸透効果もバランスよく両立しています。また、うねりケア成分としてケラチンショットにはレブリン酸、シルクショットにはアミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム、通称トステアが配合されているのもシャンプーと同様です。ヒートプロテクト成分のメドウフォーム-δ-ラクトンやメドウフォーム油、9種のアミノ酸もしっかり配合です。ダメージケア効果はかなり期待できると思います。キューティクル遮断膜まで浸透する高浸透密着処方も採用しているので、シャンプーとトリートメントで合わせれば、ここまでこだわったダメージケア効果のヘアケアはそうそうありません。
では、実際にアンプレムのケラチン ショット シャンプーとトリートメント、そしてシルク ショット シャンプーとトリートメントをそれぞれ使用してみたいと思います。いつも通り人毛100%のエクステンションを2本使って試していきます。今日は2つ使うので、映像をケラチンとシルクで並べて表示していきます。ケラチン ショット シャンプーとシルク ショット シャンプーは、本当に気持ちケラチンの方が洗浄力高めではあるんですけれども、実際にはほとんど同じなのでかなり優しめの洗浄力になっております。しっかりワックスやオイルなどをつけている場合はプレシャンプーなどをしておくことがおすすめになります。
こちらのシャンプー、出してみるとこんな感じですね。ケラチンの方が少し濁っている感じですね。泡立てていくんですけど、いずれのシャンプーも非常に泡立ちが良く、濃密でクリーミーな泡立ち。極限濃度のケラチンやシルクが配合されていますから、洗うたびにダメージケアすることができます。洗浄力はほとんど同じではありますが、ケラチン ショット シャンプーはケラチンの働きでボリューム感が出やすいので、軽めの仕上がりがお好みの方におすすめになります。シルク ショット シャンプーはシルクの働きでツヤ感、サラサラ感が高まる使用感になると思います。香りについてなんですけれど、ケラチンショットはピーチとレモンの爽やかさからサンダルウッドの落ち着いた余韻へ広がるベルベットネクターの香りで、シルクショットはローズとマグノリアが華やかに重なり、アンバーが優しく包み込むイノセントマグノリアの香りとなっており、個人的なイメージとしてはどちらも甘めで果実感の強い香りになっていますね。流し終わった感触としては、どちらもとろみ感があるというか、髪の毛自体がちょっとトロッとした感じになった印象がありました。
次に、トリートメントをケラチンとシルク両方試していきます。トリートメントはいずれも少し固めのトリートメントだったなっていう印象がありますが、髪の毛に塗布するときは比較的スッと浸透しやすい印象がありました。馴染みも良くて、髪の毛もすぐに柔らかくなったと思います。3級アミン系のトリートメントって浸透力があまり高くない関係から、少し髪の毛が柔らかくなるのに時間がかかることが多いんですけど、このトリートメントはその点も比較的スムーズに髪の毛が柔らかくなっていたと思います。こちらもケラチンとシルク、いずれも馴染ませていきました。洗い流しに関しては、すごくヌルヌル感が長く残ってしまうという感じもなく、比較的さらりと流すことができました。ケラチンの方がなんとなくコシがあるような仕上がり感で、シルクの方がサラサラ感が強い印象がある仕上がり感になっていました。
こちらをしっかり水気を切って、両方乾かしていきます。乾かし終わったものがこちらです。こちらがケラチンショットで、髪の癖がすごく伸びたって感じではなく、ハリ・コシがあってちょっとリッジ感の効いた仕上がりになってるなって印象があります。もしかしたらパーマヘアとかにおすすめなのかなって気がしますね。こちらのシルクショットの方は、どちらかというとストレート感が強くなった印象があって、ツヤ感や滑らかさが向上していると思います。指通りもサラサラで素晴らしいと思いました。こちらのシルクショットの方はロングヘアやツヤ感がお好みの方におすすめだと思います。
ということで、本日はI-neの超期待の最新作、極限濃度濃縮浸透シャンプー「アンプレム」をご紹介させていただきました。発売日については、昨日から公式ECサイトで先行販売が開始しており、ロフトやプラザなどでの先行発売が8月28日金曜日からとなっております。また価格について、ケラチン ショット シャンプー&トリートメント、そしてシルク ショット シャンプー&トリートメント、いずれも本体が420mlで1,980円(税込)です。かずのすけ定義では2,000円までがプチプラと考えておりますので、ギリギリプチプラのシャンプー&トリートメントです。また詰め替えタイプが350ml(g)で1,540円(税込)、さらにお試しサイズの10ml(g)版が132円(税込)でお求め可能とのことです。
そして、今回の動画をご覧の皆様にはかずのすけ動画ご視聴者様限定のAmazon 15%オフクーポンを発行していただけておりますので、クーポンコード「KAZUAMP2608」をAmazonの商品購入時に入力いただきますと、15%オフ価格でお求めいただくことが可能です。こちらのクーポンは本日より約1ヶ月間、8月25日から9月25日までご利用可能となっておりますので、ぜひこれを機にお試しになってみてほしいと思います。I-ne史上最高濃度をあまりにも桁外れに更新しすぎてしまった異色すぎる最新作アンプレム、ダメージヘアにお悩みの方にとにかくおすすめの一品です。洗うたびに感動続く極上美髪、ぜひご体感くださいませ。はい、ということで今日の動画は以上になります。こちらの動画が良いと思いましたらチャンネル登録と高評価、ぜひよろしくお願いいたします。それでは次回の動画でまたお会いしましょう。バイバイ!
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