48歳の友利新が選ぶ2026年上半期ベストコスメ「ドラコス編」:毛穴・たるみ・炎症ケアの10品

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概要

皮膚科医の友利新が、2026年上半期のベストコスメのうちドラッグストアで買えるコスメ(ドラコス)を中心に紹介した。選ぶ基準は、48歳の本人の肌悩みだ。もともと毛穴が気になっており、最近はエイジングによるたるみも気になっている。そのため、あくまで個人的なベストコスメだと本人は前置きしている。

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選び方にも前提がある。ドラッグストアの商品だけに絞るとプチプラ編と重なってしまうため、今回は「ドラッグストア+ミドルクラス」の枠にした。また、本当に良いと思ったものだけを選んだので、全カテゴリーがそろっているわけではない。1部門1品という形にもなっていない。季節や本人の肌質も選定に影響しているという。

洗顔部門:クレンジングの代わりに泡洗顔を3つ

今回、ミドルクラスのクレンジングには本人の中で「ピンとくるもの」がなかった。デパコスには多くの商品があったものの、選ぶには至らなかったという。一方で洗顔が非常に良かったため、洗顔部門から3品を選んだ。3つとも泡で出てくるタイプで、友利は「どれだけ私がめんどくさがりかバレてしまう」と笑っている。

1つ目はエトヴォスの「トリートメントリッチフォーム」(バイタルローズ)だ。友利の説明では、エトヴォスはブランドの創業者がアトピーに悩んでいたことから生まれた、敏感肌・乾燥肌寄りのブランドである。この洗顔はしっとり洗いたいときに向いているという。上半期、友利は国内外のさまざまな場所へ出かけた。飛行機に乗ると肌が乾燥するため、出張にはさっぱりタイプの洗顔を持っていくことが多い。ただ、それだけだと皮脂を取りすぎてしまう。さらに海外では水が違うため、泡立ちが悪いこともある。この製品は以前から愛用していて安心感があり、香りも良い。泡で優しく洗い、皮脂を「持っていかれたくない」ときの洗顔として選んだ。

2つ目はドクター365の「モイストファーミングウォッシュ」である。ドクター365は毛穴ケアのブランドだ。この洗顔は汚れをしっかり落としつつ、肌を育みながら毛穴をケアするという考え方でつくられている、と友利は説明する。発売当初は、汚れを取ることに重点を置いた洗顔だと思ったという。実際に使うと、毛穴にしっかりフォーカスしながら、ブランド独自のビタミンCなども配合されていた。友利はこれを、汚れをしっかり取るタイプでありながら肌に寄り添い、水分も上げていく洗顔だと位置づけている。

3つ目はソフィーナの「マイクロアセラム洗顔料」で、前の2つとはまったく方向性が違う。友利は「美容液じゃないかと思うような洗顔」と表現する。ソフィーナは花王グループのブランドだ。友利は花王のお家芸として高濃度炭酸を挙げ、高濃度の炭酸を製品に入れられるのは花王だけだと思っていると語った。花王は炭酸について、ミトコンドリアを活性化させる研究や、コラーゲン・エラスチンをつくる線維芽細胞を刺激する研究を重ねているという。友利は毛穴だけでなくたるみにも「怯えて暮らしている」。そのため、ミトコンドリアが元気になれば細胞自体が元気になり、線維芽細胞が元気になればコラーゲンの産生につながるので、その恩恵を受けられるのではないかと考えている。

製品の変化についても触れた。これまでもソフィーナiPには炭酸の泡洗顔があったが、泡がへたりやすかった。リニューアルで泡がへたりにくくなった点が推しポイントだという。さらに、炭酸で血流が良くなるとくすみがパッと消える気がすると友利は話す。朝起きて顔色が悪い、淀んでいると感じる日に使いたいイメージだという。

3品に共通するのは、テクノロジーや成分へのこだわりだ。夜はダブル洗顔をすることもあるが、忙しい朝にはこうした泡洗顔を使う。その意味で、今回の洗顔は「神だ」と感じたという。

化粧水部門:エリクシール

化粧水部門はエリクシールの1品だった。友利はエリクシールについて、「資生堂のボランティア」だと以前から何度も話してきた。資生堂の最先端技術がこの価格帯の製品に入っていることに、毎回ありがたさを感じるという。

今回の注目点は2つある。1つ目は、資生堂の美白有効成分である4MSKと、友利自身が好きなトラネキサム酸がダブルで配合されたことだ。トラネキサム酸について友利は、抗炎症と美白の両方ができる成分だと説明する。2つ目は、コラーゲンの質に関する資生堂の技術で、これは以前のエリクシールにも搭載されていた。大人の肌ではハリ対策の化粧水と美白の化粧水を両方使うことになりがちだが、それでは「トゥーマッチ」になってしまう。エリクシールはそれを1本でかなえてくれるうえ、この価格に収まっている。友利はそこを高く評価した。

テクスチャーには「さっぱり」と「しっとり」がある。友利は最初にさっぱりを使い切り、次にしっとりを試したところ、自分の年齢には意外としっとりも合うと感じた。今はしっとりに切り替えている。本人によれば、2種類の違いはテクスチャーだけで、保湿力などは同じだと聞いたという。好みに合わせて選べ、技術も優れ、価格も手頃なので、「誰も超えられないんじゃないか」と思うほどだと評している。

乳液部門:赤ツボクサ配合のバランシングエッセンスミルク

乳液部門では、「Nic」(字幕上の表記)の「バランシングエッセンスミルク」を選んだ。友利が今いちばんやりたいと考えている抗炎症ケアをしっかりしてくれる、美容液のような乳液だという。疲れているときは洗顔後にこれだけで済ませてもいいほどだと話す。

注目成分は赤ツボクサエキスだ。ツボクサというと韓国のイメージが強いが、日本にも独自の赤ツボクサがあり、伊豆で採れるものだと友利は説明する。ツボクサで炎症を抑える成分として有効性が高いのはアシアチン酸とマデカシン酸の2つで、赤ツボクサはその含有量が非常に高いため配合されているという。ほかにグリチルリチン酸や、字幕では「大爆エキス」と聞き取れる成分も入っている。友利のイメージでは、まずこのエキスで炎症の最初のスイッチを止め、次に赤ツボクサエキスで止め、さらにグリチルリチン酸で止める。複数の段階で炎症をストップさせる設計だという。

友利は、自分のような肌質で炎症が起きると何が起こるかも説明した。炎症でバリア機能が低下すると、肌が水分を保てなくなり、水分がどんどん出ていく。いわゆるインナードライだ。一方で油分は比較的しっかり出るため、肌はベタつく。年齢を重ねると皮脂の中の脂肪酸が増えるので、それがまたバリア機能を下げ、再び炎症が起こる。こうしてベタつくのに水分を抱え込めない「負のスパイラル」に陥る。この状態では水分ばかり補っても、油分を取りすぎても意味がない。炎症を抑える必要があると友利は言う。

肌が赤茶っぽく見えるときにはこの抗炎症ケアが必要で、この年齢になって炎症を抑えることの大切さを強く実感していると友利は語った。この乳液は独自成分で炎症を抑えながら、油分と水分をしっかり混ぜてくれる。いろいろ重ねるのが面倒なときにはオールインワンのようにも使える点も、選んだ理由に挙げている。

美容液部門①:ONE BY KOSÉ「メラノショットP」

美容液部門は3品で、かなり悩んだという。ただ3品はそれぞれ役割が違うと友利は説明する。

1品目はONE BY KOSÉの「メラノショットP」だ。美白美容液といえば、どの美容雑誌でもコスメデコルテがノミネートされているだろうと友利は言う。そのため同じコーセーグループのONE BY KOSÉは影が薄くなりがちだが、こちらにもコウジ酸がしっかり入っている。友利の見方では、コスメデコルテはコウジ酸1.8倍だけでなく、肌の全層にわたってシミを研究しているイメージだ。一方ONE BY KOSÉは、シミそのものをどうなくし、どう予防するかにすごく力を入れていると感じるという。メラノサイトがシミをつくる過程をブロックするだけでなく、メラノサイトが刺激を受けて反応していく部分も含めて断ち切ってくれる感覚だと表現した。

シミや色ムラだけを考えるなら、ONE BY KOSÉも優れた技術を持っている。友利は、ドラコスやミドルクラスで今期の美白美容液を1つ挙げるならONE BY KOSÉだとして、これを選んだ。

美容液部門②:ライスパワー配合「リペアコンセントレーションD」

2品目は「リペアコンセントレーションD」(字幕では「ライスのリペアコンセントレーションD」)である。友利はこれまで、透明感のライスパワーNo.11と水分量アップのNo.23の組み合わせを使っていた。今回の製品には、ライスパワーNo.11+とNo.7が配合されている。

友利の説明では、No.11+は肌の基底層に働きかけ、ターンオーバーの正常化が期待できる成分だ。ターンオーバーの過程で細胞間脂質やヒアルロン酸がつくられるため、正常化を促すことが水分量の向上につながるという。No.7は皮脂の調節に関わる成分である。友利自身、Tゾーンは皮脂が多い一方で、小鼻の際や口周りは皮脂が少ない。取りすぎれば皮脂を持っていかれるし、油分をしっかり足すと毛穴にニキビができてしまう。だから皮脂を調整できる成分は自分にとって大きなプラスだと話す。この成分を気に入るあまり、自身が手がけるブランド「メディスキン」にも配合したほどだという。

通販でしか買えない製品だが、ミドルクラスという枠なので入れたとのことだ。友利はこの製品について別に動画も出していると述べている。

美容液部門③:浸透型PDRNのカスタマイズ美容液

3品目は「MIAダーマ」(字幕上の表記)のPDRN美容液で、これも別に深掘り動画を撮っているという。PDRNは流行している成分で、友利は鮭の精巣由来で修復を助けるものだと説明する。美容医療ではPDRNを注射で入れており、友利自身もリジュランなどの注射製剤を入れることがある。ただ注射は痛く、ダウンタイムもある。それでもPDRNを取り入れたい人に向けて、この製品には浸透型のPDRNが配合されている。開発したのは「北海道大学の先生だと思う」と友利は話した。

効果については、注射には負けるとしたうえで、ハリなどは良かったと評価している。面白い点として挙げたのが、好きな成分をショットで追加できる仕組みだ。PDRNをベースに、アルブチン、ナイアシンアミド、ビタミンCなど好みのものを加えられる。友利は最初にPDRNだけのものを1本使い切り、次はビタミンCを入れて試した。カスタマイズがとても楽しいという。ドラッグストアで買える点も評価し、エイジングケアの中でとても良い選択肢として選んだ。

クリーム部門:ドクターケイ「薬用ABCGプレミアクリームTA」

クリーム部門はドクターケイの「薬用ABCGプレミアクリームTA」だ。ドクターケイといえば、ビタミンA・B・C・Gをすべて入れた「カクテルビタミン」で知られ、グルタチオンも入っている。今回のクリームにはさらにトラネキサム酸が入った点を、友利は「しつこく言う」と断ったうえで強調した。トラネキサム酸は美白だけでなく抗炎症にも働くので、炎症を抑えながら毛穴にもアプローチでき、美白もかなう。友利はこれを「美味しいとこ取りがすぎるクリーム」と表現した。

以前もドクターケイからクリームは出ていたが、今回は価格が少し安くなっているという。大人に取り入れてほしいレチノール誘導体、ナイアシンアミド、ビタミンC誘導体、グルタチオン、トラネキサム酸がそろっている。ドクターケイは毛穴やニキビへのアプローチに優れたブランドなので、このクリームもベタベタしないと友利は言う。クリームを塗るとニキビになるかもしれないと心配する人でも安心して使え、自分の肌質にぴったりだとして選んだ。

選定の偏りについて

最後に友利は、今回のラインナップには偏りがあると認めた。そのうえで、実際に自分が良いと思い、使い分けもしているものを選んだと述べている。肌質が似ている人には参考になるのではないかとし、視聴者におすすめのアイテムがあればコメント欄で教えてほしいと呼びかけて締めくくった。