何が人を老けて見せるのか:論文が示した「唇の厚さ」と「白髪」のケア

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概要

若く見られるために手を尽くしているのに、なぜか年相応にしか見えない。友利新はこの動画で、人が他人の顔から年齢を判断する要因を調べた論文を紹介し、シワやシミ以外に見落とされがちなポイントとして「唇の厚さ」と「白髪」を挙げる。そのうえで、それぞれの原因と日常的なケアの方法を説明している。

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取り上げた論文の概要

紹介されたのは、「Why Some Women Look Young for Their Age(なぜ一部の女性は実年齢より若く見えるのか)」という論文である。対象は、デンマークの59〜81歳の双子の女性102組と、イギリスの45〜75歳の女性162人だ。実年齢より若く見える女性がいる理由を、遺伝的要因と環境的要因の両面から解析している。友利は、内容をそのまま表したタイトルが気に入っていると話している。

予想どおりの要因:シワと日光ダメージ

論文で挙がった要因のうち、シワは誰でも思いつくものだと友利は言う。例として挙げたのはボトックスの広告である。普通の顔に眉間の縦ジワやほうれい線を描き加えるだけで、ほかは何も変えなくても急に老けて見える。

もう一つの要因として論文には「日光ダメージ」と書かれており、友利はこれをシミや色ムラのことだと説明する。紫外線を浴びると肌の均一性が失われる。シミができたり肝斑が悪化したりするほか、ターンオーバーが乱れてくすみ感も出てくる。シミとシワについては、多くの人が当然わかっていることだという位置づけである。

意外な要因:唇の厚さ

友利が意外だったと話すのは、唇の厚さである。論文では「リップハイト(唇の高さと厚み)」と表記されている。正面から見た顔で、上唇の山の頂点から下唇の下端までの垂直距離をデジタルで測ったものだ。この距離が大きいことが若く見える要因の一つであり、薄くなるほど他人からは老けて見えるという結果だったという。

友利はこの結果を、加齢による唇の変化と結びつけて説明する。唇はコラーゲンでできているため、顔のコラーゲンが減るのと同じように唇のコラーゲンも減っていく。若い頃はふっくらしていた唇も、しだいに痩せていく。年を取ると口角や唇の山の輪郭もあいまいになり、上唇が薄く見えるようになる。その結果、鼻の下(人中)が長く伸びたような印象になり、唇自体も薄く見えてしまう。

友利自身は子どもの頃から唇が厚く、「たらこ唇」とからかわれて小さくなればいいと思っていたそうだ。大人になるにつれて人並みの厚さになり、それはよかったと振り返っている。

唇のボリュームを保つ方法

エイジングケアとして唇にヒアルロン酸を入れる方法について、友利は入れすぎると不自然になると注意したうえで、少量なら若返った印象につながる選択肢の一つだと話す。

ヒアルロン酸までは入れたくない人には、リップでふっくら見せる方法を勧めている。若く見られたいならなおさら、唇のふっくら感を演出するリップを選ぶべきだという。具体的には、マットよりツヤのあるグロス系を使う。リップペンシルで少しオーバー気味に輪郭を描く。口角と唇の山をしっかり描く。この三つがポイントだとしている。

最近の唇ケア用品

友利によると、最近は唇のケア用品が多く出ている。紹介された製品は次の三つである。

  • マベラーズのリップケア製品:配合された成分がコラーゲンやエラスチンの産生を促すとされる。グロスでふっくら見せるだけでなく、成分によるコラーゲンケアも期待できるという。
  • ファスのリップケアクリーム:色付きのタイプ。黒米発酵液がコラーゲンのアップに働き、発酵オリーブ由来のセラミドが乾燥から守ってツヤ感を出す。メイク代わりにもケアにも使えるという。
  • ニベアのリップクリームなど、SPF入りのもの:友利は、何かを補うことと同じくらい唇を守ることが大事だと強調する。紫外線を浴びると唇のコラーゲンやエラスチンも減っていくためだ。安価なものでもよいので、SPF入りのリップクリームをしっかり塗るよう勧めている。

もう一つの要因:白髪

論文が示したもう一つの要因は白髪である。白髪が目立つようになると、人は実年齢以上に老けて見えることがわかっているという。友利はこれを「衝撃ですよね」と表現している。

友利の父親は若白髪で、40〜50歳前後にはすでに髪が白かった。当時小学生くらいだった友利は、ずっと「お父さんはおじいちゃんみたいだ」と思っていたそうだ。その体験からも、白髪の人のほうが老けて見えるという結果に納得している。さらに、白髪は質感が硬くゴワゴワしてツヤがなく見えやすい。友利はこのツヤのなさも老けて見える要因だと考えている。

白髪ができる仕組みとケア

友利によれば、白髪を改善できる成分は意外に少ない。そのうえで、白髪になる仕組みを次のように説明する。毛はもともと白く、メラニンを作る色素細胞が髪の毛の細胞にメラニンを受け渡すことで黒くなる。白髪になる経路は二つあり、一つはメラニンを作れなくなること、もう一つは受け渡しができなくなることだ。この過程を活性化させるペプチドなどを配合した製品として、ボズレーの頭皮用美容液を紹介している。

血流も重要だと友利は言う。自身はマイトレックスの頭皮マッサージャーをよく使っている。頭皮マッサージやブラッシングは頭皮の血流を上げ、白髪予防につながるという。特にブラッシングについては、「ただでできる最高の頭皮ケア」だと話している。

頭皮の炎症と保湿

白髪のもう一つの背景として、友利は頭皮の炎症を挙げる。頭皮は特殊な環境にあり、水分を保つ力はとても低い一方で皮脂が多く出るため、かぶれやすい。自分の皮脂でかぶれて炎症が起きると、色素細胞がダメージを受けたり、抜け毛の原因になったりする。そのため、皮脂を取り除くだけでなく、水分を保つ頭皮ケアも大切だとしている。

最近は育毛や発毛だけでなく、頭皮の乾燥を防ぐことを目的にしたローションも出ているという。友利は、メルトの頭皮ケアローションやミノンのような敏感肌向けブランドの製品を例に挙げた。ブラッシングや頭皮マッサージャーで血流を良くしながら美容成分を補うことがポイントだとまとめている。

結論:シワ・シミ対策と同じくらい、唇と髪のケアを

最後に友利は全体を整理している。シワ改善の美容液やボトックスなどの美容医療でシワを減らすこと、色ムラを防ぐために紫外線対策をして美白成分入りのアイテムを使うこと、ターンオーバーを整えるためにピーリングをすることは、どれも大事である。ただ、それと同じくらい大事なのが唇と髪のケアだという。

若く見られようといろいろ頑張っているのに年齢どおりにしか見えない人は、この二つのパーツのケアができていないのかもしれない、と友利は指摘する。シミ・シワ対策に加えて白髪対策と唇のボリューム維持を取り入れれば、4〜5歳ほど若く見られるようになるのではないか、という見通しを示して動画を締めくくっている。