皮膚科医・友利新が選ぶ2026年上半期デパコスベストコスメ 技術で選んだスキンケア

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概要

皮膚科医の友利新は、2026年上半期のベストコスメのうち、デパートコスメ(デパコス)編をこの動画で紹介している。本人は、テクノロジーや最先端の技術といえばデパコスであり、ベストコスメの中でも選ぶのにいちばん悩むのがデパコスだと話す。選考は自分の肌質と、本人が「すごい」と感じたテクノロジーを基準にした「独断と偏見」だという。友利は48歳で、もともと皮脂でテカりやすい肌だと説明する。いま一番の悩みは毛穴で、次がたるみ、目の周りも気になっている。同じような肌質の人や、最先端の技術を知りたい人に向けた内容だとしている。紹介はクレンジング、洗顔、化粧水、美容液、クリームの順に進む。

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クレンジング:THE GINZA ピュアリファイングクレンジングオイル

クレンジング部門に選ばれたのは、THE GINZAのピュアリファイングクレンジングオイルである。友利はTHE GINZAを、資生堂の中でも高級ラインと言ってよいブランドだと紹介する。

最初に挙げた長所は、オイルが厚膜であることだ。クッションのようなオイルなので肌に乗せたときのタッチが柔らかく、肌がしっとりするという。THE GINZAらしい香りもあり、気持ちよく使える点を「これぞデパコス」と評した。そのうえでテクノロジーの恩恵も受けられ、「可愛くないのは値段だけ」だという。厚膜のオイルでありながら汚れを取りすぎず、肌に残りすぎることもなく、しっとり感も残る。このバランスを友利は評価し、とても気に入っていると語った。

洗顔:角質ケアのジェル2本と、泡立つ1本

洗顔部門は1つに絞れず、3つを選んだ。まず紹介したのは、ルナソルのポリッシングクリアジェルウォッシュと、エストのクラリファイングジェルウォッシュの2本だ。友利によれば、どちらも花王グループのブランドで、角質を除去するトロメタミンという成分が共通して入っている。それでも両方を選んだのは、成分以外に搭載されているテクノロジーが違うからだという。

ルナソルはメイクのブランドであり、この洗顔も、メイクをどう良くするかという発想から作られたスキンケアだと友利は説明する。メイク前には保湿やシートマスクで角層の水分量を上げるものだ。この洗顔には、角層の水分を維持するために膜を張るような技術が入っているという。水分を保ちたい、メイクのりも良くしたいという場面にとても良いと評価した。

一方のエストで友利が「やられた」と感じたのは、ニキビではないザラつきへの着眼だ。肌の一部がザラザラする状態をエストは「毛山」と名付け、そこに悪玉菌のようなものが関わっていることを見つけ出したと友利は紹介する。この洗顔は毛山のケアと角質のケアを両方行う。前作から抗酸化の考え方もあったという。角質が残ると酸化し、それが顔のくすみの原因にもなる。そのため、以前から配合されていた抗酸化成分のビタミンE(トコフェロール)も引き続き入っている。角質を分解するトロメタミンは共通でも、一緒に搭載されている技術が違う。友利はどちらも愛用しているので、2つとも選んだと述べた。

3本目は、まったく違うアプローチの製品として紹介されたポーラのB.Aウォッシュである。友利によれば、B.Aがいちばん力を入れているのは糖化だ。糖化を抑えることでハリを良くするという考え方で、この洗顔には糖化させないようにする成分が入っているという。

使用感も前の2本とは大きく違う。ルナソルとエストはジェルなので泡立たないが、B.Aウォッシュは驚くほど泡立ち、濃密な泡ができるという。首まで洗うと、顔も首も透明感が上がる感じがするそうだ。香りにも癒やされ、テクノロジーだけでなく、テクスチャーや泡立ち、洗い上がりのしっとり感も素晴らしいと友利は語る。泡立たない2本とは毛色が違うので、3つを選んだと説明した。

化粧水:ディオール カプチュール インテンシブ エッセンス ローション

化粧水部門は、ディオールのカプチュール インテンシブ エッセンス ローションである。友利はカプチュールを、基底膜を研究しているシリーズだと紹介し、昨年から「酸素のデリバリー」を打ち出していると説明する。

友利の説明はこうだ。肌の細胞の中にあるミトコンドリアが酸素を取り込み、ATPというエネルギーを作る。ATPが十分にあれば、たとえば線維芽細胞ならコラーゲンを作るといった働きにつながる。細胞には酸素が必要だということだ。ただし酸素をたくさん取り込むと、活性酸素も増えてしまう。そこで酸素そのものを入れるのではなく、酸素を運ぶ運搬体を増やそうというのが、昨年からのカプチュールの考え方だという。

テクスチャーについて友利は、もっと濃密なものを予想していたという。実際にはすっと肌に入り、ベタベタ感はない。それでも潤いは十分で、そこはさすがディオールだと評している。そのうえでミトコンドリアの活性化も期待できるので、これはすごいと感じてノミネートしたと述べた。

美容液(1):コスメデコルテ ホワイトロジスト クロノジェネシス

美容液部門も3つになった。2つは美白系、もう1つは友利自身の悩みであるたるみに関わるものだという。

最初は、友利が「今年の顔と言っても過言ではない」と評したコスメデコルテのホワイトロジスト クロノジェネシス ブライトニング コンセントレートである。この製品ではコウジ酸が1.8倍になった点ばかりが注目されている。しかし友利が面白いと感じたのは、表皮だけでなく真皮からもメラニンにアプローチしている点だという。全層からシミに働きかける技術と研究が素晴らしく、メラニンへのアプローチに関するサイエンスが興味深かったと語る。コウジ酸は手応えを感じやすい成分で、それが1.8倍になったことで、さらに手応えを感じやすくなっていると友利は見ている。今年の顔として選ばざるを得ないし、個人的にもとても良いと思ったと述べた。

美容液(2):シャネル エクラ プルミエール ブライト トリートメント セラム

2つ目の美白美容液は、友利が昔から好きだというシャネルのエクラ プルミエール ブライト トリートメント セラムである。シャネルで美白というと意外に思われるかもしれない。しかし友利によれば、外資系ブランドで独自の美白有効成分を持っているのは、実はシャネルだけだという。

その成分がTXCで、トラネキサム酸の誘導体だ。友利は、トラネキサム酸の最大の弱点は浸透の難しさだと説明する。肌にはバリアがあり、トラネキサム酸は水溶性なので入りにくい。それを浸透しやすいよう誘導体にしたのがTXCだという。

さらに、炎症を抑えるアラントインも一緒に配合されている。トラネキサム酸自体にも炎症を抑える働きがある。友利は、エイジングは炎症から始まるので、美白に加えて炎症を抑えることが大切だと話す。アラントインで炎症対策を重ね、抗酸化のためのビタミンEも入れている。全方位から美白に取り組めるので選ばざるを得なかったという。美白は今年はこの2つだと考えている、と述べた。

美容液(3):ディオール カプチュール コラーゲンショット

3つ目は、化粧水と同じディオール・カプチュールシリーズのコラーゲンショットである。化粧水と同じく酸素の運搬体に着目しているうえに、コラーゲンを複数の種類で増やす点が特徴だと友利は説明する。

友利によれば、I型とIII型のコラーゲンは垂直方向に走っていることが多く、IV型とVII型は水平方向に広がるような形をしている。I型・III型だけでなくIV型・VII型も増やすことで編み目がしっかりし、ネットワークが整って肌の弾力が増す。この製品には自分のコラーゲンを増やす技術が入っており、即効性も良いと友利は感じている。自身の弱点であるたるみのケアとしてかなり良かったので選んだという。

クリーム:SK-II ジェノプティクス インフィニット オーラ ジェルクリームとカネボウ スキン コンダクター クリーム

クリーム部門も本来は2つを選んでいた。しかし撮影時にもう1つが見当たらず、友利は謝りながら、手に持っているふりをして紹介を続けた。

1つ目はSK-IIのジェノプティクス インフィニット オーラ ジェルクリームである。友利はまず、ピテラが入っていることを挙げる。それに加えて、夏の乾燥などで肌のpHが変わってしまう点に対応していることを評価した。肌は弱酸性のほうがバリア機能も肌のマイクロバイオームもうまく働くので、それを戻すような手法が取り入れられているという。ピテラは肌の透明感やみずみずしさを上げるなど多くの働きをする。それを軽いジェルクリームで行い、エアコンなどによる乾燥からも守ってくれる。皮脂でテカりやすい自分の肌にも合う軽い付け心地が、とても良かったと友利は語った。

2つ目はカネボウのスキン コンダクター クリームで、友利は皮脂で赤くなりやすい人にとって朗報だと言う。友利の説明では、皮脂で大切なのは量ではなく質である。質が悪くなって遊離脂肪酸のようなものが増えると、それが肌に再吸収されてバリア機能が落ち、インナードライになる。カネボウは昨年この研究を打ち出しており、このクリームはそもそも遊離脂肪酸を作らせないようにするものだという。

加えて、ニキビの元になりにくい成分を選んでいるので、クリームでありながらとてもみずみずしいと友利は評価する。皮脂が多い人、クリームの油分で赤くなりやすい人、自分の皮脂の性質が変わって赤黒くなりやすい人にぴったりだとした。友利は、決めきれずに2つ選んだのに1つを忘れてきたと改めて謝った。そのうえで、クリーム部門はSK-IIのジェルクリームとカネボウのスキン コンダクター クリームの2つだと締めくくった。

締めくくり

最後に友利は、デパコスのテクノロジーとワクワク感はやはり特別で、今期も素晴らしいものがたくさん出たと振り返った。視聴者には、どれが良かったか、知らなかったものはあるか、選ばれていない製品で気になるものはあるかをコメントで知らせてほしいと呼びかけた。2026年上半期のベストコスメは、デパコス編のほかにプチプラ編、ドラッグストアコスメ編、メイク編もあると案内して動画を終えている。