友利新が選ぶ、テカリとインナードライに同時に対処する夏のスキンケア3品

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概要

暑くなるとテカリが気になるが、友利新氏によれば、最近は単に皮脂が多いだけでなく、いわゆる「インナードライ」の人が増えているという。この動画で友利氏は、テカリは抑えたいが肌を乾燥させたくない人に向けて、今年出た3つのアイテムを紹介している。選ぶ基準は「皮脂を抑えること」と「炎症を抑えること」を同時に行えるかどうかである。

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インナードライは乾燥肌の人には起こらない

友利氏はまず、インナードライの仕組みを説明する。そもそも乾燥肌の人はインナードライにはならない、というのが友利氏の立場だ。乾燥肌の人はもともと皮脂を出す機能が弱く、皮脂を出すことができないから乾燥肌になる。

インナードライになるのは、もともと皮脂の分泌が活発な脂性肌の人や、脂性肌寄りの普通肌の人である。こうした肌に炎症が起こると、肌が水分を抱える力が落ち、水を肌に引き込めなくなる。それでも油だけはどんどん出ている。友利氏はこの状態をインナードライと呼んでいる。

このため友利氏は、「インナードライだからしっかり保湿しよう、クリームを塗ろう」という対処は絶対にやってはいけないと言う。やってほしいのは、まず皮脂を抑えること、もう1つは炎症を抑えることだ。今年はこの2つのアプローチを同時に行えるアイテムが出てきたので、それを紹介するというのが動画の趣旨である。インナードライについてはより詳しい別の動画があるとも案内している。

ラ ロッシュ ポゼ「エファクラ ポア コレクト ローション」

1つ目はラ ロッシュ ポゼのエファクラ ポア コレクト ローションである。エファクラシリーズはもともとニキビや毛穴が気になる人向けのラインで、ニキビがある人用の化粧水は以前からあった。今回はそれとは別に、テカリも毛穴も気になるが乾燥はさせたくない人向けの化粧水として新しく出たものだと友利氏は説明する。

友利氏が特に評価するのは、「スプラモレキュラー テクノロジー」が使われている点だ。単なる皮脂崩れ防止の化粧水と思ったら大間違いだという。友利氏によれば、これはリポソームやミセルと同じくデリバリーシステムの一種で、ナイアシンアミドとサリチル酸の分子同士をぴたっとくっつけ、1つの塊のようにする技術である。友利氏はこれによって3つのメリットがあると説明する。

1つ目は刺激を抑えられることだ。サリチル酸は油に溶けやすい酸で、皮脂が多い人には皮脂抑制になる。一方、サリチル酸には肌への刺激があるという欠点がある。特にインナードライの人は刺激を受けると皮脂が出やすくなるため、刺激をどう抑えるかが課題になる。サリチル酸とナイアシンアミドを結合させることで、サリチル酸の皮脂抑制効果はしっかり得られるが刺激感は下がる、というのが友利氏の説明である。

2つ目は、本来届きにくい場所まで到達できることだ。皮脂は皮脂腺の奥の方にあり、サリチル酸が油に溶けやすいといっても奥まで届くのは難しかった。1つの塊にすることでより奥まで届くようになるという。サリチル酸もナイアシンアミドも一定量があれば皮脂抑制効果があるので、効かせたい場所にしっかり届けば効果を感じやすくなる、と友利氏は話す。

3つ目は、化粧品として嬉しい「溶けやすさ」である。2つの成分を組み合わせることで溶ける温度を変えられ、単体では肌の温度で溶けにくくても、通常より低い温度で溶けるようになる。そのため肌の温度でもすっと溶けて浸透しやすく、体温でするすると引き込まれていくようなテクスチャーになるという。

友利氏はこれらをまとめて、刺激を少なくしながら、効かせたい皮脂のところまでサリチル酸とナイアシンアミドを届け、さらにすっと馴染むテクスチャーに変えている点が「本当にすごい」と評している。

このほかにLHAとPHAも配合されている。友利氏によれば、これらは分子量が大きい酸で、角層を剥がすというよりは育んでいくものだという。ターンオーバーが整うと、肌は内側でセラミドやヒアルロン酸を作れるようになり、水分量も上がる。さらに炎症を抑えるパンテノールも入っている。炎症を抑え、水分をたっぷり含ませ、皮脂を抑制するという組み合わせから、友利氏は皮脂テカに悩む人にもインナードライの人にもぴったりの化粧水ではないかと述べている。

タカミの油分ゼロの保湿ゲル

2つ目はタカミのゲルである。タカミといえばブルーボトルの「ピーリングローション」が有名だが、友利氏によれば、あれは名前こそピーリングローションでも、剥がすものではなく水分量を上げていくものだった。今回のゲルもその流れにあり、インナードライにアプローチできるものになっているという。

友利氏は、インナードライの人は油分の多いものを足すとドロドロになるため、油分はないが保湿はしたいという製品を探している人がいるはずだと言い、そういう人にぴったりだと勧める。オイルフリーなのでさっぱりしすぎるのではと思うかもしれないが、肌に乗せるとすっと水のように変わっていく。友利氏はこれを、ポリグルタミン酸とヒアルロン酸がしっかり配合されているからではないかと推測している。

ポリグルタミン酸は有名なポリマーで、水を抱えやすい。塗るとポリグルタミン酸がヒアルロン酸と一緒に肌の上に乗り、表面に水の膜をかけるような状態になるという。通常は油で表面を覆う製品が多いが、これは油分を一切含まず、水の膜で保護膜を作る「不思議なゲル」だと友利氏は表現している。

さらに皮脂を吸着するパウダー、炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウムも入っており、インナードライの根本にある炎症にもアプローチする。加えて、ブルーボトルのピーリングローションに使われている、ターンオーバーを正常化させるような成分の組み合わせも「ひっそり」入っているという。友利氏は、ピーリングローションの要素に、皮脂を抑えるパウダー、炎症を抑える成分、水の膜を張るポリグルタミン酸とヒアルロン酸が加わったゲルとして、インナードライと皮脂テカの人に合うとまとめている。

資生堂メン「スキンマットセラム」

3つ目は資生堂メンのスキンマットセラムで、メンズコスメである。キャッチコピーは「テカる肌に9秒で清潔感」で、友利氏はこれを面白いと紹介している。男性は女性よりテカっている人が多く、テカると清潔感が損なわれるので、男性もテカリを抑えよう、というコンセプトのコスメだという。男性は皮脂量が多くテカりやすいため、テカリ防止の仕組みがしっかり入っているが、皮脂テカに悩む女性にも十分に寄り添った製品だと友利氏は見ている。

瞬時にテカリを抑える仕組みは、3種類のポリマーの組み合わせだと友利氏は説明する。瞬時に肌をさらさらにするポリマー、時間が経ってもさらさら感をキープするポリマー、そして過剰な皮脂を抱え込むポリマーである。

「テカリを抑えるだけか」と思うかもしれないが、そこは資生堂だ、と友利氏は言う。皮脂を抑えるエキス、皮脂による炎症で毛穴が開いてしまうのを抑えるグリシルグリシン、バリア機能をサポートするナイアシンアミド、そして資生堂独自のアミノ酸であるDグルタミン酸も配合されている。瞬時の応急処置でテカリを消すだけでなく、炎症を抑え、バリア機能を整えながら皮脂を抑制していくこともできるアイテムだという。メンズ向けではあるが、テカリを消すだけでなく根本的な皮脂抑制や炎症の抑制もしたい人には良いのではないかと考えて紹介した、と友利氏は述べている。

まとめ:今年は選択肢が多い

友利氏は最後に、暑くなると皮脂テカに悩む人には辛い夏が来そうだが、この3つはテカリにも毛穴にも優秀で、インナードライの症状がある人も安心して使えるのではないかと話す。今年はこうしたアイテムが「豊作」だとして、自分に合うものを選んでほしいと呼びかけて動画を締めくくっている。