肌温度を下げると日焼けしにくくなる:友利新が選ぶ夏の冷感コスメ5品

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概要

皮膚科医の友利新は、この動画で夏向けの冷感コスメ5品を紹介している。冷感コスメは、暑さで皮脂が出てメイクが崩れるのを防ぐために使う人が多い。友利はそれに加えて、肌の温度を下げること自体に日焼けやシミを防ぐ意味があると説明する。製品紹介の前に、冷感コスメを使う理由と成分上の注意点を話している。

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暑さそのものが肌に悪影響を与えるという前提

友利によれば、皮膚は表面温度が高いほど日焼けしやすいことが分かっている。そのため、コスメで肌の温度を下げれば日焼けしにくくなるという。

もう一つの理由として、友利は夏特有の温度差を挙げる。外は暑いのに、室内に入ると冷房でひやりとする。暑い場所から冷たい場所へ移るときの温度差のストレスが、メラニンを作るメラノサイトを刺激し、シミの原因になることが分かっていると友利は述べる。

そこで、あらかじめ肌の温度を低くしておけば温度差が小さくなり、メラニンの産生を抑えられるという考え方になる。皮脂を出さない、気持ちがいいといった効果だけでなく、シミや日焼けを防ぐ目的もあるので、夏には肌温度を下げる冷感コスメを勧めると友利は話している。

注意点:エタノールとメントール

友利は冷感コスメの注意点も挙げている。冷感コスメにはエタノールが多く入っていることがある。エタノールはアルコールなので、アルコール綿で拭いたときのようにすっとする。これはアルコールが蒸発するときに肌の水分も一緒に奪っていくためで、その気化によってひやりと感じる仕組みだという。

このため、エタノール入りの冷感コスメは乾燥肌の人には刺激になることがある。メントールも人によっては合わない場合がある。友利は、こうした成分が入っているかどうかを確認し、苦手な人は控えたほうがよいと話している。

1品目:朝に使う冷感シートマスク

1品目は、字幕では「Bドル」と聞き取れるブランドの冷感シートマスクである(ブランド名の表記は字幕からは確定できない)。友利によれば、シートマスクはもともと肌に水分を与えるので、それだけでも肌の温度が少し下がる。この製品はそれに加えて独自の冷感持続成分を配合しており、肌の表面温度を「-7」下げるとうたわれているという。

冷感の仕組みについて友利は、メントールよりツンとした刺激が少ないメチルジイソプロピルプロピオンアミドという成分と、ミントの成分を組み合わせた処方だと説明する。一瞬だけすっとするのではなく、じわじわと冷たさが続く点が特徴だという。

シートは薄型だが水分をたっぷり含んでいる。水分を一気に肌に入れると、その水分が少しずつ蒸発していく際の気化でも涼しくなる。友利は、朝このマスクで水分と冷感を仕込んでおくと、肌の温度差をなくすのに良いのではないかと考えている。

2品目:ガスの気化熱で冷える収れん化粧水

2品目は、コーセーのインフィニティ「クール アストリンゼン フローズン」という化粧水である。高濃度の炭酸ガスとLPガスが入っていて、液体をパシャパシャ出すのではなく、シューッとスプレーするタイプだ。顔に直接吹きかけるのではなく、いったんコットンにスプレーしてから肌につける使い方だと友利は紹介している。

冷たくなる理由について、友利は、炭酸ガスとLPガスが化粧水と一緒に噴射されることで周囲の熱を一気に奪う「フローズン気化熱」を応用しているためだと説明する。以前からあった製品らしいが、今期はLPガスと炭酸ガスが倍増されているという。

友利がこの製品で評価しているのは、冷蔵庫で冷やさなくてもガスの働きで化粧水がとても冷たくなる点である。手軽に「冷やした化粧水」の効果が得られ、その意味で収れん効果も期待できるし、何より肌の温度をクールダウンさせるのに良いと話している。

3品目:敏感肌ブランドの冷感下地

3品目は、敏感肌向けのブランドからも冷感アイテムが出ていることに友利が驚いたという、エトヴォスの「アイスムースプライマー」という下地である。友利によればノンシリコン処方で、肌が温度を感知する仕組みに着目した冷感成分やメントールが配合されている。

友利が強調するのは冷やし方の違いだ。揮発によって水分を奪ってひやりとさせるのではなく、肌の感覚に働きかけて冷たいと感じさせる手法だという。スキンケア成分としては5種類のセラミドや、毛穴に向けた成分としてアーティチョークエキスも入っている。保湿しながら肌に優しく冷感を与えられる点がポイントだと友利は述べる。

4品目:冷たいBBクリームが出るスプレー

4品目は、エスプリークの「冷感BBスプレー」である。インフィニティの化粧水と同じくLPガスなどを使っているが、中身は化粧水ではなく、UV効果もあるBBクリームがスプレーで出てくる。友利は「冷たいBBクリーム」のイメージだと表現している。

使い方も化粧水と同様で、顔に直接吹きかけずスポンジに吹きつける。すると日焼け止め効果もあるファンデーションのような冷たいクリームが出てくるので、それを顔に塗る。

友利は、朝起きた時点で暑く、スキンケア後も顔が熱くてファンデーションがどろどろに落ちてしまう人に向いていると話す。冷たいファンデーションなので塗るうちに肌温度が下がり、皮脂も出にくくなる。持ち歩いて、暑いときに塗り直しても肌の表面温度が下がるという。友利は、化粧水なら最悪冷蔵庫で冷やせても、ファンデーションや日焼け止めを冷やすわけにはいかないので、この製品はとてもすごいと感じていると述べている。

5品目:首に使う携帯サイズの冷感ジェル

最後は顔用ではなく、汗をかきやすい首などに使う製品で、これもインフィニティの「クールネック」と紹介されたジェル美容液である。友利によれば、エリスリトール、メントール、乳酸メンチルという涼感を感じる3つの成分がしっかり配合されている。塗った瞬間からひやりとし、その感覚がかなり続くという。

友利はこの製品の使い方を身近な経験にたとえている。暑いときに首や首の後ろに冷たいタオルを乗せると全体が涼しくなり、顔の汗や皮脂が止まったという経験があるだろう。このジェルを首に仕込んでおくと、そもそも涼しく、風を受けると涼感が続く感じになるという。顔に直接使うのではなく、首や背中などにつけておく使い方を勧めている。

事前に仕込むのもよいが、バッグに入れておいて、暑くなってきたと思ったときにさっと塗るのも良いと友利は話す。さらさらしたパウダーも入っているので、汗をかいたときに塗るとさらっとする点も夏向きだという。

結び

友利は、今年は5月の時点ですでに暑く、6月も暑いので、梅雨が明けた7月、8月はさらに暑くなるだろうと見ている。そのうえで、こうした冷感コスメを使って、冒頭で説明した肌温度の上昇や温度差による肌ダメージを防いでほしいと呼びかけて動画を締めくくった。