テスラCybercabがテキサスで営業開始──ローンチイベント、乗車レビュー、車両技術を読み解く

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概要

テスラが2人乗りのロボタクシー車両「Cybercab」をテキサスで正式にローンチした。ハンドルもペダルもない完全無人運転の専用車両である。この動画では、テスラ関連の情報を発信する話者が、日本時間の当日朝に行われたローンチイベントの内容、招待客が公開した乗車映像、車両に盛り込まれた新しいエンジニアリングを順にたどっている。最後には、同じ日に東京で発表されたPowerwall 3の日本導入にも触れている。

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話者の立場ははっきりしている。Cybercabは「Model 3やModel Yからハンドルを外しただけの車」ではない。ロボタクシーとして何が最適かを突き詰め、ソフトウェアとハードウェアの両面で作り込まれた車だと評価している。

約3年を経た営業運転の開始

話者によれば、Cybercabのプロトタイプが初めて披露されたのは2023年10月で、ロサンゼルス・ハリウッドで開かれた「We, Robot」と題するイベントだった。そこから約3年を経て、ようやく営業運転に至ったと話者は説明する。その間にソフトウェアとハードウェアの更新が重ねられ、運用体制も整った。テスラが公開した公式動画は、そうしたピースがすべて揃い、未来が到着したという趣旨で締めくくられていたという。

招待客をCybercabで会場へ送り届ける演出

ローンチイベントは、招待客を会場へ運ぶところから始まった。招待客はまず別の集合場所に集められ、配車アプリでCybercabを呼んで乗り込む。車内ではすでに目的地がイベント会場に設定されており、そのまま自動運転で送り届けられる。トランクを開けたり車の周りをじっくり見たりすることもできたという。話者は、通常なら発表の後に試乗させるところを、発表前にまず乗せてしまう構成だったと指摘している。

話者が伝え聞いたところでは、参加者は300〜400人ほどで、その半数はテスラの従業員だった。選ばれた招待客はおよそ200人になる。Cybercabは2人乗りなので、全員を運ぶには延べ100回分ほどの往復が必要になる。そのため何十台ものCybercabが列をなして会場への送迎を担い、話者の言葉では「街がCybercabにジャックされている」ような状況だった。

話者が印象的な映像として挙げたのは、テキサスの保安官が馬でパトロールする横を、無人のCybercabが走る場面である。人間の最初の移動手段ともいえる馬と、ハンドルもペダルもない車が同じ画面に収まっている。さらに画面の右端にはWaymoの車両も映り込んでいた。

会場には通常のCybercabに加え、タイヤが光り、ドアに彫られたロゴが白く光る特別仕様の車両も展示されていた。車内には自由に出入りできた。車はショールームモードで動かないが、画面の操作は多少できたという。ドアを開けたときに地面を照らすライトにも「Cybercab」の文字が投影される。

基調講演:Elonは不在、Ashokがビジョンオンリーの意義を語る

イベントでは15分ほどのトークセッションが行われ、Cybercabのオペレーション責任者ら4人が登壇した。Elon Muskは今回は来なかった。話者は、自動運転の能力がすでに高いのでElonはそれほど高揚していないのか、他の用事があったのか、と推測するにとどめている。

話者が特に注目したのはAshok Elluswamyの発言である。話者はAshokを、テスラのAIとFSDを支える人物として紹介している。Ashokの話の要点は次のとおりだ。Cybercabは他のテスラ車と同じくビジョンオンリーで、8台のカメラですべてを制御する。他社の自動運転車にはライダーやレーダーを使うものが多いが、重要なのはセンサーの量ではない。予測を担う頭脳であるニューラルネットと、それを取り巻くハードウェアやインフラである。これはElonがかねて語ってきた主張と同じで、人間も目だけで運転しているのだから余計なセンサーは要らず、視覚のみに絞るほうが効率よく優れたモデルを学習できる、という前提に立っている。

学習データについては、すでに100万マイル分の無人運転データを取得しているという。それに加え、世界中を走るテスラ車から吸い上げた膨大なデータがFSDの学習に使われていると紹介された。

Ashokが強調したのは、未来を予測することの重要性である。センサーをいくら増やしても、そこから得られるのは今起きている事実だけだ。周囲の車がこの後どう動くか、どれだけのリスクがあるかを見積もる、いわゆる「かもしれない運転」をするには、頭脳にあたるニューラルネットが要になる。話者はこれを講演の中心的なメッセージとして受け取った。講演ではほかに、Cybercabが乗る人のためにUXを徹底的に考え抜いて作られた車であることも語られた。

ロボタクシーアプリの刷新:車種選択、Grok、色による識別

イベントと同時に、ロボタクシーアプリの最新版も公開された。これまではModel Yしか配車できなかったが、配車時にCybercabとModel Yのどちらかを選べるようになった。2人で乗るか4人で乗るかに応じて使い分けられ、料金も異なる。地図上にはCybercabのアイコンが表示される。

アプリにはGrokも組み込まれた。話者は実際に使われている場面をまだ見ていないとしたうえで、目的地の設定などにGrokが統合されている可能性が高いと推測している。

もう一つの大きな変化は、配車前の画面である。Cybercabを選ぶと画面上部が水色に光り、車を上から見たイラストの先端にも水色の光が描かれる。これは、実際のCybercabの先端にあるライトバーが同じ色に光ることを示しており、スマートフォンと車の色が連動する仕組みになっている。

明日から一般公開、24時間営業とFSD v15の予告

Cybercabへの乗車は翌日から一般に公開される。限定された人だけでなく、テキサスに行ってロボタクシーアプリを入れれば誰でも乗れるという。ただし当面は夜間の運行はない。

Ashokはイベント直後の投稿で、24時間営業が間もなく、具体的には来月ごろ始まると述べた。同じ投稿で、FSDバージョン15を来月公開することにも触れている。話者はこれを「しれっと大きなことを言っている」と受け止めた。バージョン15は「Unsupervised FSD」になると言われてきたからだ。

話者の説明はこうである。Cybercab自体はレベル4のロボタクシーで、乗客は監視の必要がない。一方、アメリカで一般のオーナーが使っているFSDバージョン14はいわゆるレベル2++で、事故などの最終的な責任は人間が負う。Elonは今年中、夏ごろには監視不要のバージョンを出すと話していた。バージョン15でそれが来れば、アメリカを走るテスラ車、主にAI4搭載車がレベル3相当になる可能性がある。

話者は、レベル2と3の違いは大きいと説明する。レベル3では、システムが「ギブアップ」と言うまではシステムが責任を負う。いつでも運転を交代できる状態を保つ必要があるので寝てはいけないが、任せている間はスマートフォンを触ったり本を読んだりしてよい。その変化が来月にも来るかもしれない、というのが話者の受け止めである。

あわせてTesla AIのアカウントは、FSD 14.3.9を間もなくリリースすると投稿した。話者によれば、この版には手動運転中でもFSDが状況を判断し、本当に衝突しそうなときには人間より先に強制的にブレーキをかける機能が入る。通常の衝突被害軽減ブレーキとは別の仕組みとして、事故の軽減を狙ったものだという。

テスラの充電部門からは、Cybercabがスーパーチャージャーで充電している間は金色の車として表示される、という発表もあった。話者はCybercabは無線充電だと思っていたので、スーパーチャージャーをどう運用するのか、乗客が接続するのかなど、仕組みはよく分からないと率直に述べている。

乗車レビュー:巨大な画面と「ハンドルのない」車内

イベントの後半には招待客が自由にCybercabに乗れる時間があった。多くのインフルエンサーがその様子を公開しており、話者はそれらの映像をもとに乗車体験を紹介している。

車が到着するとドアが自動で開き、画面には配車した人の名前が「Welcome」とともに表示される。画面は20インチか21インチで、話者はどちらか失念したとしているが、テスラ史上最大の画面だという。中央に表示される滑らかな3DグラフィックにはEpic GamesのUnreal Engineが使われている。「Start Ride」を押すとFSDの画面に切り替わって走行が始まる。ハンドルのない車内を見て、話者は「SF映画のようだ」と驚きを隠さない。

2つのシートはリクライニングでき、その操作も画面から行う。背もたれの角度や前後位置が点線で示されるUIになっていて、話者はここにも作り込みを感じたという。車内でもGrokが使え、天気や行きたい店などを尋ねられる。話者は、アカウント連携が進めば将来は最近登場したGrokのボットとつながり、個人専用のエージェントとしてタスクをこなすようになる可能性もあると推測している。

内装はシンプルだ。ルームミラーはあるが、Model 3やYのような読書灯はなく、ドームライトのみである。ピラーの内張りは基本的にプラスチック製だという。Model 3やYのビーガンレザーやアルカンターラ系の素材は汚れが落ちにくい。タクシーの乗客は何をするか分からないので、汚れてもすぐ拭ける素材を最初から前提にしている、と話者は解説する。

目的地の変更は、乗車中でもすべてスマートフォンのアプリで行う。空調の風向きなどは画面から操作する。エンタメ機能としてNetflixとYouTubeが使え、運転の必要がないので走行中でも視聴できる。一方で、速度やドライブ/パーキング/リバースの表示はごく小さく、申し訳程度にしか出ていない。乗客が気にする必要がないからだ。ウインカーを出しても音がまったくしないのも特徴で、話者は、有人タクシーのようなカチカチ音がないため、かえって驚く人もいるだろうと述べている。

Spotifyは大きな画面いっぱいに表示される。複数のレビューによれば音質も良く、低音もしっかり効いているという。移動中に映画やゲームを楽しむことがコンセプトの車なので、音響にこだわるのは当然だと話者は見る。シートの後ろがすぐ壁になった普通の車の半分ほどの閉じた空間なので、音の密度も高そうだと話者は感じている。後方にスピーカーがあるのかは分からず、実車で確認したいとしている。

走行そのものについて、話者は何の問題もないと評価する。Model Yでの無人運転はずっと前から行われており、それが2人乗りの車両になっただけだからだ。

降車時の安全配慮と給電

目的地に着くと画面にドアを開けるボタンが出る。大きな画面には後方と左右の映像がリアルタイムで映り、後ろから来る人や車を確認してから開けられる。Cybercabのドアは大きく張り出して開く。そのため話者は、車通りの多い側では安全なほうのドアだけに「開く」ボタンが出る設計になっているのではないかと予想している。車内には中央の仕切りがなく、2人とも片側から降りられるからだ。映像のようにホテルのエントランスなら、両側とも開けられる、という見立てである。なお、マニュアルのドアリリースを引いても開けられるという。

画面の下にはUSBポートが2つあり、Power Delivery対応で90W出力だという。話者は、MacBook Proでも充電できるので移動中に仕事をしたい人に向いていると評価する。Model 3ハイランドやModel Yジュニパーは60〜70W程度だったと記憶しており、それと比べるとテスラで最も高い出力ではないかとしている。ノートPCを抱えて取引先へ急ぐビジネスパーソンの乗車映像も紹介され、話者は日本で営業職がタクシーを使う場面を例に、こうした用途での便利さを語っている。

料金:ダイナミックプライシングでModel Yより安い

料金はダイナミックプライシングで、需要と供給のバランスで変動する。検証した人の報告として話者が紹介した数字では、2マイルほどでCybercabが約5ドル、4人乗りのModel Yが約8.3ドルで、差は1.7〜1.8倍程度だった。別の条件ではCybercabが9.6ドル、Model Yが13.55ドルという例もあった。ただし話者は、それぞれ何マイルの区間の料金なのかは把握できていないと断っている。そのうえで、普通にUberを呼ぶよりかなり安いという話だったと伝えている。

安さの理由について、話者は次のように考えている。Cybercabの車両価格は3万ドル程度と言われており、円安の今なら日本円で450万円ほどになる。しかしアメリカでは3万ドルで買える車は少なく、カローラでもそれより高いという。人件費もかからず、エンジニアリングによってメンテナンスコストも低い。Model Yは車両価格が高く、4人乗りなので高めの料金設定にしているのかもしれない、というのが話者の推測である。

公式ライダーガイドの内容

テスラは乗り方と注意事項をまとめた「Robotaxi Rider Guide」を公式サイトで公開している。現時点ではアメリカ向けの英語版のみである。主な内容は、アプリでの配車、ドアの開け方と閉め方、車両各部の説明だ。ドアは近づけば自動で開くが、外側のドアの手前に小さなボタンもある。乗車後は画面のボタンでドアを閉める。サイドウィンドウのスイッチは画面の下にある。

ドアは大きく跳ね上がるように開く。話者は昔のスーパーカーを思わせると言いつつ、強風の日に開いたら折れないかと心配もしている。ただ、この開き方は開口部をできるだけ広く取るために検討を重ねた結果だと基調講演で説明されていた。話者は、横に開く方式も技術的には可能なのに、あえてこの方式を選んでいる点に、ロボタクシーとしての最適解を突き詰めた姿勢を見ている。

安全面では、ドームライトの中央、従来のハザードボタンがあった位置に物理的な緊急停止ボタンがある。押すと急ブレーキをかけるのではなく、近くの停車できる場所を車が探して止まる。停止の手段はアプリや画面内にも用意されているが、物理ボタンもある。ほかに、妊娠中の人のシートベルトの締め方、シートの設計上13歳未満は乗車しないこと、ダッシュボードに足を乗せないことなども書かれている。足を乗せてはいけないという注意書きをネタに、さっそく実際にやってみせた人がいたことを、話者は苦笑しながら紹介している。

夜の配車で見えるUXの作り込み

話者が最も感動したと語るのが、配車した車を見つけるための仕組みである。車が到着すると、AppleのAirTagと同じBluetooth Low Energyの技術とGPSを組み合わせ、アプリが車の方向を矢印で示す。同じ場所に複数のCybercabが来たときは、どれが自分の車か分からなくなる。そこで先端のライトバーがそれぞれ異なる色に光り、アプリにも同じ色が表示される。

紹介された夜の映像では、紫色が割り当てられた車のライトバーが紫に光るだけでなく、車内の大きな画面も最大輝度で紫に光り、車内全体が紫色に染まっていた。乗客が近づくと眩しい画面は消え、ドアが自動で開き、室内のアンビエントライトが紫になる。この映像では近くにもう1台Cybercabが配車されていた。話者は、周囲に他のCybercabがいなければこの演出は行われず、複数台が同じ場所に来た場合の特別な仕組みだろうと推測している。車内の画面を光らせて識別に使う発想を、話者は「天才的」と絶賛している。

もう一つの夜の映像では、音楽に合わせてアンビエントライトが点滅していた。今回は足元にもライトが入っている。話者は、Model 3/Yの控えめなライトや、アメリカで売られている最新のModel S/Xのライトと比べても、ここまで派手に光るのはテスラ史上初めてだろうとしている。メルセデスを思わせるほどだという。話者は、点灯の有無や音楽との連動は好みで設定できるだろうと見込んでいる。

なお、この日はイベントの招待客だけが乗れる日で、公開されている映像はすべて招待客によるものだという。

車両の新技術:ステア・バイ・ワイヤ、48V、油圧なしのブレーキ

第3章では、話者はCybercabのエンジニアリングを取り上げる。

まず操舵は、Cybertruckと同じ完全なステア・バイ・ワイヤで、機械的なリンクはない。テスラ車には高電圧系と低電圧系の2系統がある。Model 3やYは高電圧が400V、低電圧は従来の車と同じ12Vだ。これに対しCybercabは、低電圧系にCybertruckと同じ48Vシステムを採用している。ステア・バイ・ワイヤを動かすモーターが強力で、12Vでは電圧が足りないためだと話者は説明する。一方、高電圧系はCybertruckの800Vではなく400Vである。

新たに分かったのがブレーキだ。Cybercabはブレーキ・バイ・ワイヤで、油圧システムを完全に排除しているという。話者によれば、一般的な車のブレーキはペダルと機械的につながった油圧式で、電気系統が故障しても人間がペダルを踏めばある程度は止まれるようになっている。つまり油圧は、人間がペダルを踏むことを前提にしたバックアップの仕組みである。Cybercabは人間が運転する前提を完全に捨て、ペダルもない。だから油圧も最初から不要になる、という考え方だ。

その利点として話者が挙げるのは3点である。部品点数が減ること。ブレーキフルードの漏れや経年劣化による減少を気にする必要がなくなり、メンテナンスが不要になること。そしてブレーキパッドが減りにくくなることだ。油圧式ではパッドとキャリパーが接するか接しないかのぎりぎりの位置に置かれ、わずかに擦れて抵抗や摩耗が生じることがある。それがなくなることで、効率の向上とパッドの摩耗低減につながるという。話者は、車業界でこれほど珍しい試みは初めてかどうか分からないとしつつ、驚くべき設計だと評価している。

専用モーターとレアアースフリー、生産方式とバッテリー

モーターはCybercab専用に開発されたもので、25%軽く、18%小さくなっている。重いものを積むと電費が悪化し、タイヤの摩擦も増える。話者は、モーターの軽量化が電費の大幅な改善につながっていると説明する。記憶では、Cybercabはバッテリー容量が小さいにもかかわらず、カタログ値で500km程度走るという。

さらに大きいのは、このモーターがレアアースを一切使っていないことだ。Model 3やYなどの永久磁石モーターは、回転子にネオジム磁石を使う。熱から守るコーティングにも希少な金属が使われており、話者によればそうした材料は5種類ほどある。それらをすべて使わずに済ませたことで、サプライチェーンの調達リスクを減らし、大量生産の土台を作ったと話者は評価する。こうした原材料は中国がほとんどを生産しており、地政学的なリスクで輸入できなくなる可能性がある。そこから脱却できる意味は大きいという。

従来のModel S/Xに使われていた誘導モーターも磁石を使わないが、低速域のトルクが弱いという問題がある。そのためテスラは基本的に永久磁石モーターを採用してきた。今回どのような方式で要件を満たしたのかは明らかにされておらず、話者は「トップシークレットなのだろう」と見ている。Elonは「No rare earth metals」と誇らしげに投稿し、実現は非常に大変だったと述べていたという。

生産には、航空機の組み立てに似た「アンボックスト・プロセス」という新しい方式を採用している。バッテリーはテスラ自社の4680セルで、4つのモジュールに分けて搭載されている。

話者はこれらを総合して、新技術を大量に投入し、生産方式もゼロから作り、ソフトウェアとの統合をこのスピードでやり遂げた点に強い感銘を受けたと語る。そのうえで、これに匹敵するロボティクス企業はない、自動運転すら作れないトヨタには無理だ、という自身の見解を率直に述べている。

Powerwall 3の日本導入:認証取得と補助金

最後に話者は、Cybercabのローンチと同じ日に東京・渋谷で行われたPowerwall 3の日本ローンチイベントに触れている。話者自身もメディアの立場で参加した。

Powerwall 3は、アメリカでは2023年から販売されている蓄電池だ。話者によれば、日本での導入はハードルが高かった。大容量バッテリーを家庭に設置するには、火災関連の基準など多くの認証制度や法令がある。それらを日本向けにすべてクリアしたことが今回の発表の意義だという。

特に大きいのは、補助金の対象となる認証を取得したことだ。東京都のほか、話者の記憶では愛知県なども含め、地方自治体の補助金が使える。工事費込みで200万円前後するところ、東京都在住なら補助金を使えば100万円を切る価格で買える可能性があると話者は紹介している。話者自身はマンション暮らしのため導入は難しいとしつつ、戸建てに住むテスラファンなら導入しない手はないと考えている。

会場は4階から6階にわたっていた。プレス向けのスペースのほか、アプリ画面の展示、分解されたPowerwallの展示、日本まで運ぶ際の梱包箱とそのリサイクルの説明、テスラの「Amazing Abundance」の日本語訳を掲げた展示などがあったという。

話者は10月にテキサス州オースティンを訪れる予定である。Tesla Owners Club Silicon Valleyのイベントが今年はギガテキサスで開かれるためで、その際には必ずCybercabに乗り、日本語で詳しくレポートすると述べて動画を締めくくっている。