英語は「現在地の確認・ミニマム・モデリング・瞬間英作文」で足りるか:初心者向けにやることを絞る勉強法

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概要

この動画では、英語学習を発信しているひなが、友人のはるかの相談に答える形で、初心者向けの勉強法を紹介している。はるかは最近恋人と別れ、次は外国人と付き合いたいと考えているが、英語が話せない。これまで文法、音読、シャドーイング、海外ドラマ、英会話など色々な方法を一度に試し、どれも続かなかったという。

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ひなの立場は、勉強法は増やすよりシンプルにしたほうがよいというものだ。ひな自身も以前は色々な方法に手を出してうまくいかず、最終的にシンプルな方法に落ち着いたと振り返る。動画では、この考えに沿って、自分のレベルを知ること、やることと覚える単語を最小限に絞ること、ネイティブの発音を真似る「モデリング」、日本語を即座に英語にする「瞬間英作文」を順に説明していく。

まず自分の「現在地」を知る

ひなが最初に大事だと言うのは、勉強法を選ぶ前に自分の現在のレベルを把握することだ。リスニングが得意な人もいれば、文法が苦手な人もいる。弱点に合わせて集中的に取り組むべきだという考えである。

そこで、はるかに簡単なテストをする。ひなが「What are you into these days?」と言い、何と言ったか聞き取らせた。はるかは普通の速さでは全く聞き取れず、ゆっくり言ってもらうと単語はなんとなく分かったが、意味は分からなかった。

ひなの説明によると、「into」は「中に入っている」という直訳ではなく、興味が何かの中に入っているイメージで、「関心があるものは何か」を尋ねる表現になる。「these days」は「最近」の意味で、「What are you into?」だけでも使えるという。はるかは、相手の趣味や関心を聞けるので使える質問だと喜んでいた。

このテストからひなは二つの判断基準を示す。まず、「into」や「these days」のように知っていそうで意味が分からない単語があったなら、単語の基礎にまだ伸びしろがあるということなので、単語と基礎的な文法を勉強したほうがよい。次に、単語は分かるのに速く言われると聞き取れなかった人は、リスニングを集中的にやるべきだという。ネイティブはこの文を音がつながった形で発音するため、聞き取れない人がいるとひなは説明する。はるかのように両方苦手でも問題はなく、これから紹介する方法はその場合にも使えるとしている。

「ミニマム」:やることを最低限に絞る

最初の方法としてひなが挙げるのが「ミニマム」、つまり最低限に絞ることだ。ひなによれば、英語を勉強し始めるとき、参考書やシャドーイングなど色々なことに少しずつ手を出してしまいがちで、そうすると頭がパンクする。だからやることを最小限にするべきだという。

初心者がまずやるべきなのは単語と文法の基礎だけだとひなは言う。最初の段階できちんと土台を作っておきたいからだ。シャドーイングについては上級者向けで、初心者にはまだ早いと位置づけている。学習には段階があり、それを順番通りに進めることが大事で、飛ばそうとするとかえって遠回りになるというのがひなの考えである。

覚える単語の量も絞る

ミニマムにしてほしいもう一つの対象が、覚える単語の量だ。はるかは単語帳『ターゲット1900』を使っており、多いほうがよいと思って選んだという。ひなは、多くの人がそう考えるが実際はそうではないと言う。

理由としてひなが挙げるのは、市販の単語帳には受験用の単語が多く載っていることだ。知っていて損はないが、今のはるかに必要かと言えば、おそらく不要な単語が多い。はるか自身も、こんな単語を使うのかと思うものがたくさんあると認めた。

ひなは例として「確認する」を意味する難しい単語を挙げ、イタリア人の恋人との会話なら「check」でよいのではないかと問いかける。はるかも、わざわざ難しい単語を使うのは変だと同意した。「これは大変だ」という意味の表現も、「It's a lot」のようなもっとシンプルな言い方があるのに、わざわざ難しい単語を使う人はいないとひなは言う。

こうした知識を初心者の段階で勉強するのは時間の無駄であり、実際に使う場面も少ないので挫折につながるとひなは考えている。単語帳を全部覚えるより、日常会話で本当に使いそうな簡単な単語を最小限覚えてほしいというのがひなの提案だ。

では、そうした単語をどう見つけるのか。ひながすすめるのは、会話で実際に使うフレーズを集めた教材で、そこに出てくる単語を覚える方法だ。そのほうが会話で使う単語を効率よく拾えそうだという。YouTubeにもそうした動画が多くあるとしている。市販の単語帳はしっかりしていて詳しく書かれているので、全部覚えればよいと思いがちだが、それが落とし穴だとひなは言う。話すための単語という文脈では、フレーズ集やYouTubeのほうが信頼できるというのがひなの見方だ。

知識だけでは使えない:発音練習が必要な理由

次の話題は発音である。ひなは、単語を知っているだけでは意味がないと強調する。日本人は義務教育で文法や単語を勉強しているので知識はあるが、それを使えない人がとても多く、非常にもったいない状態だという。知っているのに聞き取れず使えないのでは、デートもうまくいかないとひなは冗談まじりに言う。そうならないために発音練習がとても大事だとして、二人は散歩に出かけながら続きを話す。

「モデリング」:ネイティブのフレーズを聞いて真似る

ひなは、英語を話したいなら声に出すことがとても大事だと言い、はるかにすすめる方法として「モデリング」を紹介する。リスニングとスピーキングの両方に効く練習だという。

根拠としてひなが挙げるのは、自分が発音できる音は聞き取れるという考え方だ。だから速いネイティブの英語を聞き取るには、自分も似た音や発音を出せるようになるのがよい。モデリングはネイティブのフレーズをひたすら聞いて真似する練習で、真似することでネイティブのように発音できるようになり、その結果聞き取れるようになる、というのがひなの説明である。

ひなはシャドーイングとの違いにも触れる。シャドーイングは音声から少し遅れて話す練習だが、遅れて読むのはハードルが高いとひなは考えており、はるかもやりづらいと同意した。そのためシャドーイングは上級者向けで、聞いて真似するだけのシンプルなモデリングのほうが初心者にはすすめられるという。

実演1:短い文を何度も繰り返す

実際の練習として、ひなは「I will use up all this hair oil.」という文を示す。意味は「このヘアオイルを使い切る」で、「use up」が「使い切る」にあたる。はるかはひなの発音を聞いて繰り返し、ひなは「うまい」と評価した。

はるかが何回も言うのかと尋ねると、ひなは「何回言うねん」と思うくらいまで繰り返すと答える。そうすると口が回りやすくなって発音しやすくなり、聞き取りやすくもなるという。はるかは、これならできそうで、やっている感じもあって楽しいと話した。

実演2:長い文は分解して練習する

次の例文は「I'm gonna put on my sandals and go to the store for a bit.」だ。はるかは少し難しいと言う。ひなは、長い文のときは分解することが大事だと説明する。

まず前半の「I'm gonna put on my sandals」を練習するが、それでも長いので、「put on」「my sandals」のようにさらに細かく区切って繰り返し、最後に前半全体を言う。続いて「and go to the store」「for a bit」を練習し、最終的に全文を通して何度も言う。

ひなによると、英語は日本語と違って単語を一つずつ読むのではなく、くっつけて読む。例えば「I'm gonna」は「アイム・ガナ」ではなく「アムガ」のようにつながる。こうしたつながる部分を拾って真似することもモデリングの一部だという。最初はつまずくのが当たり前で、つまずいたらもう一度言えばよい。できるようになれば自然と口が回るようになり、その結果聞き取りやすくなるとひなは説明する。

ひな自身はこの方法でリスニング力がかなり上がったと話し、必須だと考えている。聞き取れるようになるだけでなく、相手に伝わりやすい英語も身につき、いつでもできるので、かなり効果的な方法だというのがひなの評価である。

練習する文についてひなは、基本的にどんな文でもよいが、目的に合わせて選ぶのがよいと言う。恋人と話したい、日常会話がしたいのであれば、日常会話のフレーズをモデリングするのがよい。はるかは、ロボットの音声では面白くないので人間の音声がよいと話し、ひなは自分でもフレーズ動画を出していると紹介した。

「瞬間英作文」:日本語を即座に英語にする

もう一つすすめる方法が「瞬間英作文」だ。日本語の文を瞬発的に英語の文に組み立てる練習である。ひなによると、すらすら書けないものはすらすら話せない。いきなり話すのは難しく、書けないと話せないので、まず書けるようになることが大事で、その意味で瞬間英作文をすすめるという。今のうちにやっておいたほうがよい練習だとしている。

題材は何でもよく、例えば水筒を持っているなら「hold my water bottle」のように、自分がしている行動や見えているものを簡単な英語にするだけでよい。日常のことでも意外と難しいので、そこから始めればよいとひなは言う。すらすら書けるようになれば、だんだんすらすら話せるようにもなるという。地味だが、復習にもなる練習だとしている。

散歩中はネタが多いとひなは指摘する。外に10分いるだけでも、「They're playing basketball」「Boys are playing soccer」「The sky is cloudy」のように、見えるものを題材にできる。日本語が思いついたら英語にして書いてみるとよい。はるかは、そう言われると言えないことだらけだと認めた。

文が作れないときは単語から、目標は「誰が・何をしている」

はるかが文を作れない場合はどうすればよいかと尋ねると、ひなは、いきなり文を作るのがハードルが高ければ、最初は名詞だけでもよいと答える。「water bottle」のように単語単体から始めてよい。

ただしできる限り文で作ってほしいとひなは言い、そのポイントとして「誰が」「何をしている」の二つを当てはめることを挙げる。例えばひなが水筒を持っているなら「Hina is holding a water bottle」、後ろでサッカーをしている人たちがいれば「They are playing soccer」のように言える。この二つを答えられれば、たいていのことは伝わるとひなは考えている。

結論:まずは3つを、1日10分でも

最後にひなはやることをまとめる。まずは範囲を狭めること、次にモデリング、そしてすらすら書けるようになること。この3つにまず取り組もうという。タイトルでは4つの方法とされているが、動画の最後にひなが挙げたのはこの3つで、最初の自己テストは方法を選ぶ前の準備として扱われている。

はるかは、意外とシンプルで気が楽になったと話す。ひなは、難しいことをする必要はなく、1日10分でもできれば全然違ってくると思うと締めくくった。