「筋トレの人」はどう稼いでいるのか:2社6事業を1人で回す話者が語る仕事とお金の考え方

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概要

YouTubeでは筋トレやトレーニングの姿ばかりを見せている話者には、「どうやって稼いでいるのか」「なぜこんな家に住めるのか」「資産形成はどうしているのか」「なぜ世界を飛び回れるのか」という質問がよく寄せられるという。この動画で話者は、それらの質問に答える形で、自身の事業、資産運用、お金に対する考え方を語っている。話者の主張は、派手に見える生活の裏には地味な積み重ねがあり、お金を作る「方程式」を理解すれば誰でもそれなりのお金を作れる、というものだ。

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2つの会社と6つの事業

話者は現在2つの会社を経営している。1つはサプリメントの会社で、もう1つはアパレル・ファッション関連に加え、メディア、広告マーケティングの事業を手がけている。事業の数で数えると6つあり、法人設立から今期で7期目になるという。

1日の大半は仕事に使っており、通常は8〜10時間、長い日は12時間以上働く。食事、トレーニング、睡眠以外の時間は基本的に仕事をしていると話者は説明する。視聴者からは「遊んで暮らしていて羨ましい」「あんな暮らしに憧れる」といった声を受けるが、YouTubeでは伝わりにくいだけで、自分は誰よりも長く働いているという認識だ。

それでも、好きなことしか仕事にしていないため、辛いと感じたことはほとんどないという。感覚としてはゲームのように楽しんで毎日取り組んでいる。一方で、10円ハゲができるほどのストレスに見舞われた時期もこれまでに何度もあったと認めている。そうした浮き沈みを経ながらも、事業としては順調に進んでいるというのが本人の評価である。

会社員ではなく「自分に合った形」を選んだ理由

日本では良い会社に入ってお金を稼ぐのが普通の考え方だが、話者にはそれが合わなかった。いろいろ試行錯誤してきたからこそ、自分に合った形で仕事をするのが一番だと分かり、それが「人生を生きている」という実感につながるので今の働き方を選んでいると語る。ここ数年のテーマは明確で、「最高の体」と「経済的自由」の2つだという。

株式投資、米国の銀行口座、仮想通貨

事業以外にも、話者は投資を6年ほど続けている。ただしトレーダーではないので、パソコンに張り付いて売買しているわけではない。株式投資ではこれまで手放したものを振り返ると利益しか出しておらず、負けたことはないと話者は述べる。

預金についても分散を意識している。日本の銀行にお金を置いてもマイナス金利であり、いろいろな意味でリスクがあると考え、アメリカの銀行にもお金を置いている。日米で比べると金利はアメリカのほうが圧倒的に良いので、置いておくだけでも利益が出るという説明だ。

さらに仮想通貨も5年ほど続けている。現状、クリプト市場はあまり良くないとしつつも、参入が多少早かったこともあり、損失より利益のほうが出ている状態だという。こうした理由から、日本の預金に大きなお金を寝かせることはせず、「お金がお金を生む」環境を作るようにしていると話者は語る。

分からないものにはお金を入れない

お金に関わることなので、話者はその都度関連する分野を勉強し、リスクヘッジをしながら複利効果を使って環境を作ることを意識しているという。1日何時間も働き、寝る間を惜しんで稼いだお金を、よく分からない場所に置いたり、よく分からない投資でなくしたりするのは馬鹿らしい、というのがその理由だ。

そのため、投資の前には知識をつけ、ある程度準備してから始めている。よく分からないところにお金を入れたことはこれまでなく、詐欺に遭ったこともないと話者は述べる。

理想は「見た目・フィジカル・ビジネス」を兼ね備えた男

話者は、筋肉がついて見た目がかっこよくても、ビジネスができなければダメだと考えている。見た目が良く、体としても動けて、しっかりビジネスができる男が理想だという。分かりやすく言えば「筋トレと同じくらい、むしろそれ以上にビジネスもやっている」。YouTubeでは筋トレに関わる部分しか見せていないため、トレーニングばかりしている印象があるかもしれないが、実際はそれ以上に仕事をしているという。

本業と投資があるからこそ、こうした家に住み、いつでも海外に行ける。一見派手に見える生活の裏側は非常に地味で、派手な遊びもしていないと話者は強調する。

「お金は誰でも作れる」という主張と、日本の「フィルター」

「どうやってお金を作れるのか」という大まかな質問に対して、話者の答えは「お金は誰でも作れる、しかもそれなりの額を」というものだ。ただし日本の教育によって植え付けられた、なかなか取れない「フィルター」があると話者は考えている。

その1つが、お金の話が汚く聞こえるという感覚だ。お金を上手に使って社会に貢献している人でも、伝え方を1つ間違えるだけで悪人のように見られてしまう。しかし話者は、お金は人生に最も関わる大切なものだと考えている。パートナーや家族も大切だが、ある程度の環境を作れるのはお金があってこそであり、人間にとってはむしろ人生で最も大事なのかもしれない、とまで述べる。それでも日本でYouTubeをやる以上、お金の話は嫌煙されるので、これまではなるべく避けてきたという。話しながら「稼ぐ」という言葉自体が汚く聞こえることに気づき、「これもフィルターだ」と自ら指摘する場面もあった。

もう1つのフィルターは、会社という組織を離れて自分で稼ぐのは自分には無理だ、という思い込みである。話者はこれを「違う」と言い切る。みんなが思っているほど難しいとは思っていない。もちろん考え方の根本を変える必要があり、好きなことで稼ぐにはそれなりの知識やノウハウが要る。それでも、お金を作る方程式を理解すれば誰でも作れるというのが話者の見解だ。

その根拠として、話者は自分が高卒であることを挙げ、それでも人並み以上に稼いでいる自信があると述べる。仮に明日無一文になっても、この先1年本気で頑張れば今の稼ぎくらいのお金を作れる自信がある。それは方程式を知っているからだという。

映像映えしない仕事の実態

話者の仕事は、パソコンで完結してしまうため映像にしづらい。大量の会議があったり、オフィスに多くの社員がいたり、スーツを着て働いたりといった、いかにも仕事をしている場面がほとんどないという。

開発中のプレワークアウトを試飲する

動画の中盤では、話者がサプリメントブランド「マザーブレンズ」で開発中の新商品、プレワークアウトのサンプルが届き、試飲する場面がある。話者によると、処方からフレーバーまで、口にするものすべてのサンプリングを今作っているところだという。プレワークアウトは名前のとおりトレーニング前に飲むもので、持久系の運動にも無酸素系の筋トレにも使えるものを目指し、処方に強くこだわっているという。

飲んだ直後から体が熱くなってきたと話し、持久系の人にはとても喜ばれそうだと評価した。一方で、粒子がかなり細かいため、水に溶かさずそのまま飲むドライスクープではむせる可能性が若干あると指摘している。開発はすでに何度か繰り返しているが、まだ1段、2段レベルを上げたいという。

難しいのは効き目の強さのバランスだと話者は語る。体感の出方も、それに耐えられる体の強さも人によって違う。強すぎると飲めなくなり、弱すぎると「何これ」となってしまう。味はうまいと評価しつつ、年内に出せるかどうかはまだ分からず、もう少しかかるかもしれないと述べた。

ソロプレナーを選ぶ理由とAIの活用

これまでビジネスでいろいろなことをしてきた中で、話者が最も魅力的だと感じているのが「ソロプレナー」、つまり1人起業家という形だ。従業員を多く抱えると毎日のように問題が起き、最も疲弊するのは人間関係だという。これは何度も経験してきたことだと話者は語る。ただし組織作りができないわけではなく、話者の場合は従業員を多く抱えても抱えなくても、稼げる金額にそれほど大きな差がないのだという。そのうえでソロプレナーのほうが圧倒的にストレスが少ないと述べる。

今後は売上をさらに伸ばして経済的自由を拡大し、自由に動ける体制を強化していくことが目標だという。それができるのは今の時代だからこそで、話者は普段からAIを積極的に活用しており、6つの事業をほぼ1人で回していると明かす。視聴者が見ているこのYouTubeも、自分で撮影し、自分で編集しているという。

ただし「従業員を抱えない」とは言っても、仕事で関わる人はいる。取引先もいれば、チームとして一緒に働く仲間もいると話者は補足している。

タトゥーに刻んだ「自分の世界、自分のルール」

話者によれば、こうした働き方の思想は今に始まったものではなく、以前から根強く持っていたものだという。その例として自身のタトゥーを紹介した。1つは「Own your world」で、自分の世界観を持つという意味。もう1つは「ルール」に関する言葉で、入れた時期は違うものの、2つ合わせて「自分の世界観の中で、自分のルールでやる」という意味合いだという。一般的なルールの中では生きない、という意味を込めたもので、時間が経った今振り返ると、まさに現在の生活そのものだと話者は感じている。

最近入れたタトゥーも近い意味を持っており、英語で最高権力者や独立といった意味の言葉を入れたという。こうしたことから、話者は自分の人生のミッションを「人生の選択肢を自分で作れること」と表現する。

減量末期の体

途中、久しぶりに風呂に入ったら血管がかなり浮き出ていて驚いたとして、カメラを回す場面もある。話者は、皮膚と筋肉の間に脂肪がなく皮膚が薄くなっている状態で、減量末期の症状だと説明している。

金融リテラシーの不足と「下積み」の重要性

終盤で話者は、お金の話の受け止め方は人それぞれだと断ったうえで、日本では金融リテラシーの教育がなされていないため、多くの人にお金に関する知識や経験がないのは仕方がないと述べる。だからこそ、SNSを見てよく分からない講座を買ったり、背景も分からずに購入して損をしたり、詐欺に遭ったりする。話者はこれを、お金を出す前に自分で判断を下すための知識が足りず、安易に考えすぎた結果だと見ている。お金やビジネスに対する判断が浅ければ、ビジネスを始める以前の問題になってしまうという。

ここで話者はボディビルディングとの共通点を挙げる。体を鍛えて筋肉をつけるには下積みしかなく、毎日コツコツ続けることで気づけば体が変わっている。ビジネスもこれと似ているという。SNSでは一夜にしてお金を作ったという奇跡のような話をよく目にし、それが本当かどうか分からなくても、可能性があるのではと思わされている面があると話者は指摘する。しかし自身の経験上も、多くの知人を見てきた限りでも、一夜にしてというのは基本的にないという。そうした奇跡を信じて投資するのは博打でしかなく、人生で奇跡はなかなか起きないのだから、それを信じる人が多いとしたら怖い、とも述べた。

いろいろなことに挑戦し、自分で転んで怪我をし、それを繰り返すうちに気づけることが増えていく。そうして知識と経験を積むと、転んでもまた起き上がれる力がつく。明日無一文になっても1年本気で頑張れば立ち直れるという自信は、この積み上げによって「こうすればこうなる」という方程式が分かってきたことに由来すると話者は説明する。

本気で働く理由:将来の家族のために

話者は、YouTubeではビジネスの話をなるべく出さないようにしてきたが、実際には頭の8割はビジネスで、残りがトレーニングやそれ以外のことだと明かす。ビジネスは生きがいであり、経済的自由は自分らしく生きるために必要な要素だから本気で取り組んでいるという。

加えて、将来の妻や子どもがお金で困らないようにし、家族のための時間を作れるようにしておきたいという思いもあると語る。仕事が忙しくて家族や子どもの面倒を見られない父親には絶対になりたくない、だからこそ今全力で働いている、というのが本音だという。仕事の背景にはさまざまな思いがあるが、将来を見据えて、今できることに最善を尽くす。話者はそう述べて動画を締めくくった。