HAKUとPOLAホワイトショット、美白美容液はどう違うのか 友利新が研究の着眼点から読み解く

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概要

「HAKUとPOLA、どっちがいいですか」という質問をよく受けるという友利新が、美白美容液の二大巨頭とされる両ブランドの違いを解説した。友利は「どちらが上か」を決めるのではなく、各社がシミのどこに着目して研究してきたかを説明し、そのうえで肌悩みやテクスチャーの好みで使い分けることを勧めている。後半では、HAKUから出る新しいナイトアイテムについても、発表資料をもとに話している。

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POLA:真皮に落ちたメラニンに着目する

POLAの美白有効成分は、独自成分のルシノールである。友利によれば、ルシノールによって表皮でメラニンの生成を抑える部分はすでに十分できている。そのうえでPOLAが研究しているのは真皮だという。

シミやくすみの原因となるメラニンは表皮だけでなく真皮にも存在することが、最近の研究で分かってきたと友利は説明する。メラニンを作る細胞のメラノサイトは表皮にあるが、そこからメラニンが真皮側へ落ちていくことをPOLAが発見し、「メラニンの真皮落ち」と名付けたという。

真皮に落ちたメラニンは、本来はマクロファージという細胞が片付けている。マクロファージは不要なものを食べる働きを持つが、年を取るとこの働きが低下する。友利の説明では、マクロファージがメラニンを食べても消化しきれず、黒いメラニンを抱えたままのマクロファージが残る状態になってしまうらしい。

MPクリアリキッドと、マクロファージに見つけてもらうための工夫

そこでPOLAは、マクロファージのメラニン分解能力を高める独自成分を開発して配合している。センブリエキスとショウガ根エキスを組み合わせた複合体「MPクリアリキッド」である。

友利が特に評価するのは、成分を届ける工夫だ。成分がマクロファージまで届かなければ意味がない。そのため、真皮まで浸透するようにカプセル化するだけでなく、マクロファージがカプセルを見つけやすいように印をつけているという。友利は、ルシノールで表皮のメラニン生成を抑えつつ、小さくして浸透させるだけでなく「フラグを立てる」点を素晴らしいと話した。

使用感については、いい意味で水のようなシャバシャバしたテクスチャーだと言う。夏にベタベタしたものを使いたくないときや、ほかの美容液と併用したいときは、こっくりしたテクスチャーだと使いにくい。友利は、使い続けやすさの面でも、シャバシャバしたテクスチャーを探している人には合うのではないかと話す。いろいろな美白ケアを試してきたがしっくりこない人にも向いているという見立てだ。

HAKU:20年以上の美白研究と4MSK

もう一方の巨頭が資生堂のHAKUである。HAKUはリニューアルを重ねており、今年はたまたまリニューアルの時期ではなかったという。資生堂は20年以上美白の研究を続けており、核となる成分は資生堂独自の美白有効成分4MSKだが、それだけでなくシミに関するさまざまな研究を反映した処方になっていると友利は説明する。

例として友利が挙げたのは、なぜシミの部分でシミができ続けるのかという研究だ。シミがあるところには微弱な炎症があり、それによってメラニンが作られ続ける。今では当たり前のように思われているかもしれないが、それを見つけてきたのが資生堂だという。また、メラニンが異常に増えている場所には異常な毛細血管が多いことも見つけており、レーザーで一度シミを消しても異常血管があるためにシミが復活してくるとして、異常血管をどう抑えるかという研究もしてきた。こうした研究の積み重ねで進化してきたのがHAKUだと友利は位置づける。

最新のHAKU:ミトコンドリアの変異と「シミがシミを呼ぶ」仕組み

最新のHAKUに取り入れられているのは、ミトコンドリアの研究である。ミトコンドリアは細胞のエネルギー工場で、ATPというエネルギーを作ることで細胞が元気に保たれる。資生堂は、シミの部分ではこのミトコンドリアに変異が起きていることを見つけたという。

変異によってエネルギーが作れなくなると、細胞は元気を失い老化していく。友利の説明では、老化細胞になると、隣の細胞などにSASPという指令を出して周りも老化させてしまうことがあり、シミのある場所ではそれが起こりやすくなっている。つまりシミの場所は、シミがシミを呼ぶ負のスパイラルになっていることを資生堂は見つけたのだという。

そのため最新のHAKUには、4MSKに加えて、トラネキサム酸やグリチルリチン酸ジカリウムといった炎症を抑える系統の成分も配合されている。この組み合わせがSASPを抑えるというデータも取っているとして、友利はこの3つの成分によって、炎症を抑えるだけでなく変異の影響まで抑える「めちゃくちゃすごいアイテム」だと評している。

HAKUの新しいナイトアイテム

動画の冒頭で友利は、情報が解禁されたばかりの新製品として、HAKUから9月にナイトマスクが出ると紹介している。後半ではこれを、今年7月に発表された新しい美白のナイトクリームとして、「本当に2〜3日前に発表になった」と話している(字幕上、発売時期と名称の言い方が冒頭と後半で異なる)。視聴者から、HAKUの美容液とナイトパックは何が違うのか、どう使い分ければいいのかという質問が来たため、友利はリリースを見た段階での見解として説明した。

このナイトアイテムには「アクティブ4MSK」が入っており、高濃度の4MSKを配合した処方になっているという。友利によれば、4MSKはメラニンの生成を抑えるだけでなく角質をはがす作用もあるため、軽いピーリング作用があるのではないかと考えている。さらにグルタチオンも配合されている。

そのうえで友利は、毎日使うクリームというよりは、ピーリング作用とグルタチオンの抗酸化作用によって、塗って寝たら翌日に肌が明るくなるような使い方を想定する。たとえば「明日撮影がある」といった、一発逆転したい場面で使うのではないかという。ただしこれはリリースを読んだ段階の推測で、発売後にテクスチャーなども含めて改めて話したいと述べている。

結論:成分はどちらも損はなく、肌悩みと質感で選ぶ

最後に友利は、自分が使い分けるならという前提で結論を示した。ホワイトショットは本当にシャバシャバしているので肌質に関係なく使える。HAKUはとろみがあるので、皮脂の多い人であればそれだけでも夏は十分いけるのではないかという。

成分面については、どちらも損のないものだと友利は言う。そのうえで、シミの後戻りや炎症まで抑えたい人にはHAKU、シミを徹底的に根絶したい人にはホワイトショットが向くのではないかとして、肌悩みに合わせて選ぶよう勧めた。自分が使っている製品がどんな研究をもとに作られているかを知れば、ますます好きになるのではないか。そう考えて解説したと友利は締めくくっている。