洗顔・クレンジングで毛穴ケア:友利新が悩みタイプ別に選んだ3品

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概要

毎日クレンジングや洗顔をしていても、肌の調子がすっきりしない。毛穴をケアしたいが、特別なことをするのは難しい。そう感じている人に向けて、医師の友利新は、日々のクレンジングで毛穴にアプローチできるアイテムを、毛穴の悩みのタイプ別に3つ紹介している。3品の紹介に入る前に、友利は毛穴が詰まる理由を説明し、クレンジングに求める条件を示した。

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毛穴に詰まる「角栓」の正体と、クレンジングに求める3つの条件

友利によれば、毛穴に詰まっているものの正体は角栓である。角栓は、毛穴から出る皮脂、剥がれ落ちてきた古い角質であるタンパク質、そして汚れが複雑に組み合わさってできている。友利はこれを、レンジフードの油汚れのようにベトッとこびりついたものだとたとえ、通常の洗浄剤ではなかなか落ちないと話す。

さらに角栓を放っておくと、皮脂が紫外線や空気に触れて酸化・糖化し、周りに炎症が起こる。そうなると黒ずみや角栓詰まりだけでなく、たるみにもつながる。そのため角栓ケアが必要になる、というのが友利の説明である。

そこで友利は、クレンジングで大切な点として次の3つを挙げる。

  1. 角栓の中のタンパク質をどう分解するか
  2. 油分をどう溶かすか
  3. 角栓を取り除いた後の肌環境にどうアプローチするか

今回紹介する3品は、いずれもこの3点にアプローチしているものだと友利は考えている。

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1品目:ドクターケイ「ABCリペアクレンジングオイル」

1つ目はドクターケイのABCリペアクレンジングオイルである。友利は、毛穴治療の第一人者と言っても過言ではないと自身が尊敬する亀山先生が研究開発に携わっている点をポイントに挙げた。

オイルのピンクとも赤ともつかない色にも意味がある。これはアスタキサンチンとビタミンB12の天然の色で、この2つが、先に挙げた「取り除いた後の肌環境を整える」役割に関わっているという。

洗浄の仕組みについては、次のように説明した。ベースはエステル系オイルで、摩擦を極限まで抑えたオイルを選んでいる。このオイルが毛穴の中に入り、角栓の中の皮脂と混ざり合う。加えて、毛穴の10分の1ほどの非常に小さな洗浄成分を配合しているため、毛穴の奥まで洗浄成分が届く。オイルで浮かせた皮脂を洗浄成分が包み込み、水が加わると乳化してすっと流れていく処方だという。

ドクターケイといえばカクテルビタミンだ、と友利は言う。ビタミンAであるレチノールの誘導体、ビタミンB群、2種類のビタミンCを配合し、さらに抗酸化力の高いグルタチオンと、前述のアスタキサンチンも入っている。これにより、角栓を取り除いた後、それまで酸化や炎症が起きていた部分をしっかり抑えるという。酸化だけでなく糖化を抑える植物エキスも配合されている。友利はこれを、角栓を取り去るだけでなく、その後の糖化や酸化にもアプローチし、肌環境を整えるアイテムだとまとめた。

友利が勧める相手は、すっきり落としたいがエイジングケアもしたい人、しっかり落とすオイルを使いたいが乾燥はさせたくない人である。特にエイジングが気になる世代にはぴったりだという。

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2品目:パーフェクトワンフォーカス「スムースクレンジングバーム ブラック」

2つ目はパーフェクトワンフォーカスのスムースクレンジングバームのブラックである。友利は以前、同シリーズの黄色いバームが好きだと話し、個人的ベストコスメにも選んでいた。今回のブラックは、いちご鼻や頑固な黒ずみという、毛穴悩みのトップ2に入るような悩みに向けたバームだという。

黄色いバームから何がパワーアップしたかというと、酵素である。タンパク質にアプローチする酵素として、パパイン、プロテアーゼ、ブロメラインの3種類が入っており、タンパク質をほぐしていく。さらに皮脂にアプローチする酵素リパーゼも加わり、酵素は合計4種類になる。そこにセバシン酸やヒドロキシデカン酸などを組み合わせた「ブラックヘッドクリア成分」が合わさり、ガチガチに固まった角栓になじんで皮脂とタンパク質を溶かし、内側から崩していく。

名前の通り炭も配合されている。タンパク質と皮脂に働きかけ、角栓が崩れたところを炭が吸着する。友利はこの設計を、黒ずみにはこれだと言えるものだと評価した。

ただし、それだけでは取りすぎになってしまう。友利によれば、取った後の肌環境を良くすることにパーフェクトワンフォーカスは昔から取り組んでいる。黄色いバームにも入っていた、乾燥している部分を自動的に感知してそこへ潤いを放出するカプセル技術があり、友利はこれを「AIみたいな」技術と表現した。このブラックにも集中保湿コラーゲンが入っており、しっかり取り除きながら、乾燥した部分にはコラーゲンが届いて吸着するという。

また、黒ずみ毛穴が気になる人はある程度皮脂が多い、と友利は指摘する。そのため皮脂になじみのよいマンデル酸も配合され、ピーリング効果によって未来の角栓も予防できるという。APPSなど抗酸化力の高いビタミンも入っている。友利が勧めるのは、皮脂でテカりやすく夕方になるとくすむ、それによる黒ずみもある、しかし刺激の強いクレンジングを使うと乾燥してしまう、という人である。

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3品目:デュオ「ザ クレンジングバーム ポアレス」

最後はデュオのザ クレンジングバーム ポアレスである。友利は、クレンジングバームといえばデュオというイメージがあるとしたうえで、この製品は大人の開き毛穴ケアにアプローチするバームだと紹介した。

友利が驚いたのは、中身が二層になっている点である。上に黒いバームがあり、それを使い終わると下からピンクの層が出てくる。目安として、上の黒を2週間、下のピンクを2週間使う。1つの商品の中に2種類のクレンジングバームが入った構造である。

この設計の背景として、友利はデュオの考え方を説明した。これまでの毛穴ケアは皮脂を取り除くものが多かった。しかし30代・40代の大人の毛穴は、皮脂自体は減ってくるのに、なぜか毛穴が目立つ。その原因は皮脂だけではない。肌のバリア機能が低下し、皮膚の常在菌のバランスが崩れてアクネ菌のような悪玉菌が増え、炎症が起こる。その炎症でコラーゲンなどが壊されて土台が減り、開き毛穴が生まれる。デュオはこの点に着目し、4週間で肌の土台をしっかりさせるという考え方をとっている、と友利は話した。

最初の2週間に使う黒い層は、不要な角栓をしっかり取るためのものである。アミノ酸のアルギニンを独自の処方で細かく粉砕しており、ここにも炭が配合されているため、崩したものを吸着する。黒い層はアルカリ性だが、洗った直後から肌のpHを理想的な弱酸性に戻すよう設計されている。弱酸性を保つことで、肌のマイクロバイオームも保てるという。

後半2週間のピンクの層は「肌を育てる」段階である。前半で不要な角栓を一掃し、次の2週間で角栓を作らせないようにする。ピンクの層には、マイルドなピーリング成分としてLHA、BHA、アゼライン酸の3種類が配合されている。さらに美肌の栄養になる、蜂蜜由来の発酵蜜エキスも入っている。友利はこれを、ピーリングで取りながら美肌の餌を与えて育んでいく設計だと説明した。ピンク色は着色料ではなく、ビタミンB12(シアノコバラミン)による独自の色だという。

不要なものを取り去りつつ肌のバリア機能も整えるため、赤みや肌のゆらぎもある程度抑えられるのではないか、と友利は見ている。勧める相手は、皮脂が多いわけではないが常に肌がゆらいでいて、毛穴もたるみも気になる人である。

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同じ毛穴悩みでも、肌タイプで選び分ける

最後に友利は、3品の選び分けを次のように整理した。肌の酸化を抑え、エイジングケアもしながらしっかり落としたい、そして「肌の油分を取りました」という仕上がりにはしたくない人には、ドクターケイのオイル。ガチガチの黒ずみがとにかく嫌だという人には、パーフェクトワンフォーカスの黒いバーム。皮脂が多いわけではなく、赤みやゆらぎもあるが毛穴も気になる人には、デュオ。

同じ毛穴の悩みでも、人によって肌悩みや肌質が違う。それを基準に選ぶとよいのではないか、というのが友利の結論である。