LinkUp代表を退任したひなが語る、社長とオーナーの違いとこれから

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概要

株式会社LinkUpを創業し、約2年半代表取締役を務めてきたひなが、2026年5月31日付で自らの意思により退任したと報告した。動画では、受講生への影響がないことを最初に説明している。続いて、株式も最終決定権も持たない代表として続けることの限界、発表が遅れた理由、今後の活動について順に語った。

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最初に伝えたかったこと:受講生のサポート体制は変わらない

ひなは退任理由を話す前に、誤解や憶測が広がらないよう、LinkUpの受講生や受講を検討している人に向けて説明した。英語コーチングのサービスは創業から大切に育ててきたものだが、自分一人で運営してきたわけではない。第一線で生徒に英語を教え、サポートしているコーチと運営スタッフがいる。ひなによれば、彼らは代表として掲げてきた「日本人に突破力を与える」という理念に強く共感しており、心から信頼できる仲間である。自分が経営や監修から離れても、彼らはこれまでと同じ思いでサポートを続けてくれると信じていると述べた。コーチたちには、ただの英語学習ではなく、英語を通して突破することの大切さをこれからも生徒に届けてほしいと伝えたという。

ひなが特に強調したのは、生徒に英語を教える部分やサービス提供の部分では、すでに十分な権限委譲が済んでいたという点である。コーチの研修制度やコーチングで使う教材も含め、2024年後半から2025年前半にかけて段階的に権限を移しており、現在は自分の意思決定に依存しない状態になっているという。だからこそ、これまで自分はYouTubeでの発信に集中できていた。今ある英語コーチングのサービスや仕組みは、自分が代表かどうかで変わるものではない、とひなは説明している。

株式も最終決定権も持たない代表だった

退任理由について、ひなは「話せる範囲で」と前置きした。創業から約2年半、会社の顔として代表を務めてきたが、実際には会社の最終決定権限も株式も持っていなかった。経営の最終的な決定に自分の意思を反映できない立場だったという。

立ち上げ期については、多くの生徒が来てくれてメンバーも増え、とにかく夢中で目の前のことに集中していたと振り返る。がむしゃらに走ってしんどいこともあったが、やりがいがあり、とにかく楽しかったという。しかし会社が大きくなるにつれ、最終決定に自分の意思を反映できない状態のままでは、代表として会社の未来を描き続けられなくなった。ひなはその自分の姿に「ビジョンが見えなくなってしまった」と語る。

ゼロから立ち上げた会社とサービスには強い思い入れがあり、会社が毎月成長していくことにもワクワクしていた。できることなら最後まで続けたかったという。特にこの1年半はさまざまな協議を重ねたが、ひなが権限を持った状態でLinkUpを運営する形は実現しなかった。

「突破力」は会社の理念である以前に自分の人生のテーマ

ひなは、このコーチング事業で実現したかった社会が「日本人に突破力を与える」ことだったと説明する。これは会社の理念というより、自分の人生のテーマになっているものだという。一人ひとりが自分の限界を決めずに突破し、かっこよくワクワクしている、そういう人を増やしたくてサービスを始めた。

その背景として、ひなは自身の経験を語った。英語学習を通じて人生が変わったが、それはスキルが身についたからでも、TOEICで満点を取ったからでも、英検に合格したからでもないという。それまではふらふらしていてクラブで遊んでばかりで、目指すものもなく、自分に自信もなかった。そんな中で初めて英語の目標を定め、達成するまでやりきった。この経験そのものが自分を大きく変えたという。初めての成功体験から「頑張ったらできる」という自信が生まれ、ひなの言葉でいう「突破力」がついた。そこから何に対しても積極的に挑戦できるようになった。

目標を持って少しでも成長しようとする原動力、その過程で味わう挫折も含めたワクワク、達成したときに生まれるエネルギー。ひなはこれらを人間に不可欠なものだと考えている。どの年齢からでも挑戦を始められる点が英語の魅力の一つであり、自分のストーリーを通してそれを多くの人に伝えたい、一緒に挑戦を乗り越えて突破力をつけてほしいという思いで活動してきたと話した。

「一番強い思いで引っ張る人」でいられなくなった

一方で、その思いと会社での実態との間にずれが生じたという。ひなは、まだ経験は浅いと断ったうえで、会社の一番前に立つ人物は誰よりも強い思いやパッション、ビジョンを持ち、それを軸にスタッフや顧客を含めた全体を引っ張る存在だと考えている。だが最終的な権限を持てないまま、一番強い思いで会社を引っ張ることがだんだんできなくなった。そこで、自分は代表として立つべきではないと判断したと率直に語った。

ただし、英語学習や業界への思い、突破体験を人々に届けたいという熱量が下がったわけではないという。むしろ突破力を広めたいからこそ、もう一度自分自身の力で挑戦したい。ゼロから会社を立ち上げたときと同じ気持ちで次に挑まなければ、人生でやりたいこと、伝えたいこと、作りたい社会を本気で作れないと考えた。長い間悩んだ末、代表として立つべきではないという判断と、新しい挑戦をしたいという思いから辞任を決めたと説明している。

発表が遅れた理由と、いま明確にしておきたい事実

退任の発表が遅れたのは、公表の時期や内容について会社との調整に時間がかかったためだという。それでもこのタイミングで話すことにしたのには理由がある。退任後も、ひなが出演する広告や動画の掲載が続いていた。それを見た人の多くが、今もひながLinkUpの代表として監修していると受け取ってしまうのではないか。そう考えると罪悪感でいっぱいになったという。

そのうえでひなは、自分はすでに退任しており、現在はLinkUpのサービスにも監修にも一切関与していないと明言した。代表として紹介されている広告や案内を目にした場合、それは退任前に撮影・作成されたものであり、今の実態とは異なるという。

応援への感謝と、オーナーと社長の違いへの痛感

ひなは2023年頃に英語の発信を始め、2024年に会社を創業した。ただの大学生だった自分が、英語学習だけでなく創業ストーリーや自身のリアルな部分まで見てもらってきたと振り返る。毎日のように届く応援のDMや、分かりやすいと発信を褒めてくれるコメントには全部目を通していたという。ここまで続けられたのはその応援と励みがあったからで、これほど褒められたり感謝されたりする経験はYouTubeを始める前にはなく、ここまで反響があるとも思っていなかったため、シンプルに嬉しかったと語った。

そのうえで、できることなら最後まで会社を成長させ、実現したかった社会をLinkUpで作りたかったと繰り返した。しかし現実には、株式を持たない中で長期的なビジョンを描けず、自分の意思や決定を会社に反映できなかった。この件を通じて、会社のオーナーと社長・代表の違いを痛感したという。

起業当初は、社長なら会社のことは自分で決められるものだと思っていた。実際、理念や思い、方向性については、ひながかなりの権限を持って運営できていたという。だが会社が大きくなり、関わる人が増えるにつれて、目先の成長ではなく5年後、10年後を考えるようになった。「日本人に突破力を与える」という理念で日本社会に大きなインパクトを残すにはどうすればいいのか。上場や、影響力のある企業へのジョイン、M&Aといった大きな長期的選択肢を考えるほど、自分に最終決定権がないことを痛感したという。

起業当時はここまで会社が大きくなるとは思っておらず、株式についての知識もなかった。ひなは当時の自分を「無知だった」と振り返る。もっとちゃんとできていればという悔しい思いばかりだが、個人としてはとても勉強になったとも語った。LinkUpで活動し続ける姿を最後まで見せられなかったことを、応援し期待してくれた人たちに詫び、その思いには次の挑戦で応えたいと述べた。

今後①:発信は続け、原点に戻る

今後について、ひなはまず発信を続けると伝えた。英語を通して突破力を与えたい。挑戦をもっと当たり前に、もっと意欲的に多くの人ができるようにしたい。さらに「笑われるかもしれない」と前置きしつつ、日本全体を盛り上げたい、そして盛り上げられるだけの力を持つ人物になるまで自分自身も突破したいと語った。これは人生をかけてやりたいことであり、自分にしか伝えられないものもあると考えているという。

LinkUpで最後までやりきれなかったことは無念だとしながらも、形を変えて発信を続け、原点に戻ってまずは動画を通じて英語業界への貢献を続けたいとした。準備しながらのゼロからのスタートになるが、初心に戻り、ここからの「第2章」のような新しいストーリーを全部見せたいという。ひなは、決して諦めたわけではないと付け加えた。

今後②:大学に復帰し、卒業する

ひなは約2年半から3年、仕事中心の生活を送り、その間ずっと大学を休学していた。今年4月から復学しており、最後まで通って卒業するつもりだという。これは両親との約束であり、何より、ひなにとって最初の大きな突破体験・成功体験は英語だけでなく大学受験でもあった。そのため大学を卒業することには大きな意味がある。親との約束だけはせめて最後まで守りたいとして、学業もやりきると述べた。

今後③:組織の中で働き、社会経験を積む

もう一つの方針は、組織の中で働く経験を積むことだ。学生のうちにLinkUpを立ち上げたため、会社組織の中できちんと働いた経験がまだない。今回の件を通じて勉強不足や無知な部分が多いと感じたという。社長としてやってきたので、上司のもとで叱られたり指摘されたりする経験もこれまでなかった。そうした経験をもっと積んでみたいという意欲がある。

具体的には、以前からYouTubeを通じて関わりのあった中野社長のもとで新しい仕事をすることになったという。修行という意味も込めて、YouTubeや英語とは関係のない部分でも一人の人間として成長したいと話し、その経験を次の挑戦に生かせればと述べた。新しい挑戦の具体的な内容はまだ語られていない。

コーチ、生徒、視聴者への言葉

最後にひなは、LinkUpで一緒に走ってきた英語コーチとメンバーに感謝を述べた。彼らのサポートがなければ会社はここまで成長せず、英語を通して多くの人に影響を与えることもできなかった。苦しいときも嬉しいときも支えてくれたという。

生徒に対しては、突然の報告で驚かせたことを詫び、冒頭と同じく、コーチングのサポート内容や仕組みは自分が代表かどうかで変わらないと改めて伝えた。コーチにはこれまで通りの熱量でサポートを続けてほしいと伝えてあり、その思いを引き継いでくれると信じているという。真剣に英語に取り組む生徒の姿から自分のほうが何倍も勇気をもらった。卒業生から「外国人と話した」といった近況報告が届くこともあり、この仕事をやってきてよかったと思わされる場面がたくさんあったと振り返った。

チャンネルの視聴者には、うまくいった報告もうまくいかなかった報告も含めて受け止め、応援してくれたことに感謝を述べた。英語の発信にはこれまで以上に力を入れ、再びゼロからのスタートになるが、自分の信念を貫いて頑張っていくと語って報告を締めくくった。