「ちゃおっ子」から声優へ:佐倉綾音と三宅香帆が語る少女漫画、乃木坂46の衣装、声だけで演じる難しさ
PLAYERS公式声優の佐倉綾音と、文芸評論家として文章を書く仕事をしている三宅香帆の対談である。2人はともに1994年1月生まれで、誕生日は20日ほどしか違わない。前半は同世代ならではの少女漫画の思い出、中盤はファッションに目覚めたきっかけ、後半は声優という仕事の難しさへと話が進む。後半の中心にあるのは、体を動かさずに声だけで演じる仕事で、どうすれば心を動かし続けられるのかという佐倉の問いである。
貧血体質とアフレコ現場の待ち時間
2人は初対面だったが、最初に見つかった共通点は貧血体質だった。三宅はインタビューで佐倉が貧血だと読んでいたと切り出し、自分も中高時代の合唱部で、立ち続けているうちに倒れたことがあると話した。佐倉は、朝礼で立たされると「100発100中」倒れたので椅子を用意してもらっていたという。
この話からアフレコ現場の話題に移る。佐倉によると、前の収録が押してロビーに人が溜まり、座る場所がないまま15〜20分待つうちに具合が悪くなったことがあった。収録では出番が来た人が前に出てマイクの前に立つ。マイクは大体4本立っていて、多いときはそれを30人ほどで回すという。
三宅はこれを聞いて、昔漫画で読んだと反応した。やぶうち優の『少女少年』で、男の子が女の子のふりをして女性声優として活躍する話である。佐倉も大好きな作品で、最近久しぶりに読み返したところだった。三宅は、やぶうち作品について話が通じる相手に会ったのは初めてだと驚いていた。
りぼん・ちゃお・なかよし「どれ派」
佐倉は、やぶうち優の作品にはちゃおで出会ったという。天使の女の子と普通の女の子の話が好きで、そこからやぶうち作品を読みあさるようになった。一方の三宅はりぼん派である。2人は視聴者向けに、りぼん・ちゃお・なかよしのどれを読んでいたかが世代の話題になると補足した。佐倉は、統計的なものではないと断ったうえで「ちゃおを経るとオタクになりやすい」という説も持ち出す。フラワーコミックスや少コミは大人っぽくギャル寄りで、なかよしはちゃお寄りだという整理を2人で確認し合い、『東京ミュウミュウ』や『カードキャプターさくら』の名前を挙げて懐かしんだ。
三宅はマンションに住んでいて、同じ階に一人っ子の友達がいた。その友達はちゃおとなかよしを両方買っていたので、3誌を回し読みしていた。そのため、りぼん派でもちゃおは通っているという。
単行本も1週間で捨てる家
佐倉の家は厳しく、雑誌も単行本も買って1週間ほどで捨てなければならなかった。三宅が「単行本はそういうものではない」と驚くと、佐倉は、だから買う漫画をとても慎重に選んでいたと振り返った。両親には「漫画を読むと本を読まなくなる」という考えがあった。そのため佐倉は小説などの本を多く読みながら、漫画にはずっと横目で興味を向けていた。自分のお小遣いを自由に使えるようになってから、その興味が一気に開いたという。
推し漫画の変遷とガンガン、二次創作
思い出の漫画を聞かれた佐倉は「ありすぎる」と迷いながら、種村有菜とCLAMPを挙げた。さらに、『堀さんと宮村くん』を描いていたHERO、ガンガンコミックスの『君と僕。』など、佐倉が「大手の3誌系じゃない」と表現する方向に傾倒していったという。ガンガンで連載されていた『鋼の錬金術師』もその流れにあり、そこからどんどん「オタクロード」に進んだ。三宅はこれを「ちゃおからの順調なルート」と受け止めた。
三宅の経験は少し違う。中学に上がると、一緒に少女漫画を読んでいた同級生たちが一斉にBLやライトノベルに移り、少女漫画仲間が突然いなくなった。それをきっかけに三宅は本の方へ進んだという。当時は『BLEACH』や『テニスの王子様』が流行っていた。佐倉も、BL的な文化が学校に持ち込まれたのはちょうどその時期で、『今日からマ王!』などでカップリングという概念が出てきたと話した。何の気なしに見ていた作品に突然ボーイズラブの文化が入ってくる。友達から「あの漫画の誰と誰が……」と聞かされても、公式と非公式の区別がつかない。2人はそんな体験を笑いながら共有した。
佐倉は、初めて見つけた二次創作が『鋼の錬金術師』だったと明かす。三宅も同じで、2人は当時の大手サイトは限られていたから、同じサイトを見ていた可能性があると盛り上がった。
CLAMPのスターシステムと『満月をさがして』
CLAMP作品で佐倉がいちばんはまったのは『ツバサ-RESERVoir CHRONiCLE-』である。この作品はスターシステムを採用していて、ほかのCLAMP作品の登場人物が同じ魂を持つ存在として、同じ名前で少し大人びた雰囲気で登場する。佐倉はそこから『xxxHOLiC』や『ちょびっツ』に広がっていった。CLAMP作品と種村作品は、いまも自分のファッションの源流にあるという。三宅が佐倉に「種村先生の作画っぽさがある」と言うと、佐倉は「ありなっちの世界に行きたい」と応じた。
種村作品で2人がともに挙げたのは『満月をさがして』だった。『神風怪盗ジャンヌ』ももちろん好きだが、2人には1つ前の世代にあたり、図書館や学童にあった古いりぼんで読んだという。三宅は『満月をさがして』について、当時の少女漫画としてはファンタジーで重い設定だったと説明する。病を抱え、長く生きられないかもしれない満月という少女のもとに死神がやってくる。歌手になる夢を持つ満月は、魔法で歌手として活動する。そして死神たちの境遇をたどると、実は自ら死を選んだ人たちだったと分かる。三宅は、絵や洋服がかわいいから読み始めた少女漫画にどんどん没頭させられ、「人生漫画だった」と感じたと語った。
『かみちゃまかりん』とデジタル作画がもたらしたもの
三宅はコゲどんぼ*も好きだったと挙げ、佐倉は『かみちゃまかりん』という言葉を久しぶりに思い出したと喜んだ。なかよしで連載されていたこの作品は、単行本の外側が紙ではなく透明な素材だった。佐倉はそれを前衛的でかっこいいと感じ、本棚に並べるだけで気分が上がった。お小遣いを使えるようになったとき、絶対に揃えたいと思って買い揃えたという。
2人は、コゲどんぼ*あたりがデジタルの絵柄を少女漫画に持ち込んだと振り返る。それまでは絵の具やコピックで紙に描かれていた。そこに、今では普通になったデジタルらしい絵柄が現れたのは衝撃だったという。佐倉は、瞳の表現や髪のハイライトが「アナログでは絶対に無理、レイヤーがないと無理」と感じるものになっていたと話し、アナログにはアナログの良さがあるとも付け加えた。
三宅は、あの頃の漫画は女の子がとてもかわいかったと言う。自分がいま百合漫画を好きなのも、少女漫画で育った「女の子がかわいい漫画を読みたい」という欲求が続いているからだと感じている。
ヒロインではなく男の子キャラに憧れた
これに対して佐倉は、自分は逆に男の子キャラに憧れていたと話した。ヒロインと結ばれる側、恋をしようとしている男の子の側に自分を投影していた。『かみちゃまかりん』や『満月をさがして』のタクトに憧れて、そうした格好をしようとしていたという。当時見ていた女の子キャラの服を着てもいいかもしれないと思うようになったのは、むしろ大人になってからだった。
ファッションの原点は乃木坂46の衣装
いまの佐倉は、洋服が「唯一の趣味と言っていいぐらい」好きだという。しかし20歳ごろまではファッションにまったく興味がなかった。体格が同じくらいの親の服を着ていたし、自分の見た目にも関心がなく、この業界に入るまでメイクもしたことがなかった。
きっかけは乃木坂46だった。佐倉はファーストライブのころからのファンで、白石麻衣を推していた。三宅も乃木坂が好きで、西野七瀬推しだという。三宅はもともとAKBのようなグループが好きで、特に松井玲奈が好きだった。松井がSKE48から乃木坂に交換留学した流れで、乃木坂を好きになった。
佐倉が「乃木坂の何が好きって衣装」と言うと、三宅は即座に同意した。乃木坂の好きな衣装ランキングを決めるだけで今日が終わってもいいというほどの盛り上がりで、巫女風でアイヌ文様をモチーフにした衣装の話も出た。
佐倉は、メンバーを自分とは違う人間として見ていて、なりたいと思っていたわけではない。それでもライブを見ているうちに、ずっと衣装を見ている自分に気づいた。メンバーごとに丈や袖、襟元のデザインが少しずつ違う。バレエのような振り付けが多いので、ターンのたびに布がきれいに広がる。「Sing Out!」の振り付けは衣装を美しく見せるし、「おいでシャンプー」のように初期から衣装を使った振り付けもあった。初期のシンプルな衣装もかわいかったが、人気が出るにつれて布の量が増え、どんどんゴージャスになっていった。そこで佐倉は、洋服は楽しいかもしれない、こういう服なら自分にも着られるかもしれないと思うようになった。
同じころ、20歳ごろに体重が落ちたことも重なった。佐倉は「急に体重が落ちた」と他人事のように言ったあと、7食くらい食べていたのを3食にしたら減ったのだと言い直して笑いを誘った。それから少しずつ服を集め、いろいろな服を試しながら、フェミニンな服にたどり着いたという。
服は思想を表現する道具
三宅は、詳しいとは言えないがオタク気質として、メイクや服を分析の対象として見るのが好きだと話した。人の服を見て「こうしているからこういう服を着ているのか」と考えたり、アイドルの服装や衣装の傾向が少しずつその人らしくなっていく変化を面白がったりしているという。
佐倉は、洋服はある意味で思想を表現する道具の1つだと考えている。服に無頓着な人を見れば、見られ方への思想が薄い人だと分かる。自分が少し変わった服を着ていたとき、嫌な感じでいじってくる人がいれば、そういうことをする人だと分かる。そして自分自身も「今日はこう見られたい」という意図を持って服を選ぶ。
この日の佐倉はMame Kurogouchiを着ていた。事前に三宅のInstagramを見て、最近の投稿でMameを着ているのを見かけたので、「Mameを着ていけば敵じゃないと思ってもらえるかな」と考えたという。三宅は玄関を開けたとき、よく似合うと思っていたと応じた。
こうした場で着る服は私服のこともあれば、スタイリストが用意したもののこともある。佐倉の説明では、作品やクライアントの意向が絡みそうなときはスタイリストに頼んでさまざまな服を持ってきてもらう。この対談のように、自分の名義で出て自分の思想が出ても問題ない場では、自分で用意する。服は衣装部屋として2部屋を使い、さらに寝室の半分も埋まっていて、合計2.5部屋ほどになっている。三宅が睡眠の心配をすると、佐倉は、いつか洋服をかけた下で寝る日が来るかもしれないと答えた。
「感受性が全て」
服への関心は仕事に生きているかと聞かれ、佐倉はまず実利的な面を挙げた。声優はカメラに映ったりステージに立ったりする機会が増えていて、自分で服を選んでいける。「これをどこで着るのか」をあまり考えなくていい。いつかそういう役が来るかもしれないと言い訳ができるのは、声優でよかったところだという。
そのうえで佐倉は、刺繍や服のデザイン、カッティングは興味のない人にはまったく興味がないものだと指摘する。そういう細部に心を動かされ、興味を持てているという事実が、自分の感受性への信頼になるという。感受性は大事かと問われると、佐倉は「感受性が全て」だと答えた。センスや想像力とも言い換えられるものだという。
体を動かさずに心を動かす難しさ
佐倉は、声優は俳優から分かれて、声で表現する仕事だと説明する。マイクの前では体を動かさない。だからこそ心を動かすのがとても難しい。溺れているシーンを、マイクの前で直立不動のまま演じなければならないこともある。佐倉はこれを「結構尖った仕事」だと表現し、経験のない人は最初に苦戦することが多いと話した。
その反対に、声優が実写作品など体で表現する芝居に出ると、体がまったく動かないという。普段の芝居で「動くな」と言われているからだ。動けば衣擦れのノイズをマイクが拾ってしまうし、100万円ほどするマイクにぶつかるのが一番まずい。常識の範囲で少し動くのは構わないが、あまり動けない。それが技術として身についていく。佐倉は、一度手に入れてしまった技術はなかなか元に戻せないと体感しているという。
声優の仕事は等価交換
実写と声の仕事の違いを三宅が尋ねると、佐倉は「何かを得ようとすると確実に何かを失う」と答え、自分で『鋼の錬金術師』の等価交換だと笑った。三宅も「人生って等価交換ですよね」と応じた。
佐倉が特に難しいと感じるのは、「できる自分」を手に入れると「できない自分」を失うことだという。芝居はできる自分だけでは成り立たない。演じる役の経験値によっては、できない自分を呼び起こさなければならない。30代の佐倉が赤ちゃんや小学生の役を演じるときは、30数年の経験値を捨てなければならない。しかし経験は不可逆で、捨てることはできない。どうやって表現すればいいのかを考えるうちに、佐倉は、32年でいろいろなものを得たと思っていたが、確実に失ってもいたのだと気づいたという。そこを一生追い求めなければならない職業だと思うと「すっごいやめたくなる」とも語った。
しんどさは評価ではなく、感情の線をつなぐ作業にある
仕事でしんどいと思うことはあるかと聞かれ、佐倉は「楽しいことの方が少ないかもしれない」と答えた。芝居について考えていて、しんどいときは本当にしんどいという。
ただし、評価を受けることのしんどさではない。佐倉は、自分の手を離れたものへの評価は客観的に受け止められるタイプだという。作品は1人では作れず、基本的に監督のものなので、監督に「こうしてください」と言われたら絶対にそうすべきだと考えている。だから反響が届いたときは、それが自分の感性に対するものなのか、監督の指示に対するものなのかを見極める。自分がよくなかったと思う点はしっかりフィードバックするが、そうでないものは「私もちょっとそう思う」くらいで受け止めるという。
佐倉がしんどさを感じるのは、セリフが自分の中でしっくり来ないときである。書いた人も演じる人も、そのキャラクターとは別の人間だ。気持ちがよく分かって自分の感覚で演じられることもあれば、キャラクターの行動理念が分からないこともある。作品の良し悪しとは別に、登場人物の感情の線がつながっている作品もあれば、登場人物を装置のように動かしている作品もある。後者がうまくいく場合もあれば、合わない場合もある。感情の線がつながっていない人物を人間として演じるときは、自分の中で線をつなぐ作業が必要になる。つじつまが合わない部分について、出番のない場面で本人がこう考えてこの結論に至ったから、こういう思考回路になったのだと補っていく。この作業がうまくいかないときが一番きついという。
佐倉は、顔出しの俳優のほうが、1つの役で俳優が担う割合は大きいと考えている。俳優が見た目・動き・声で魂を担うとすれば、アニメでは見た目をキャラクターデザイナーが、動きをアニメーターが担い、声優は声の部分だけを担う。だからこそ協力作業であり、わがままを言いすぎないようにしなければと思っているという。
口先で現場を解決してしまう怖さ
佐倉は、声優であることに誇りを持っていると話す。素敵な職業だと思ってもらいたいし、業界の地位向上のために手伝えることがあればとも考えている。それでも、声だけで芝居をしていると「おかしくなっていく」感覚があるという。そうはならないと思っているのに、技術や口先で現場を解決してしまいたくなる瞬間がある。佐倉はそれをとても恐れている。
佐倉は、その原因は体を動かしていないことにあると考えている。一般の仕事に置き換えると、取引先との電話で最初は1件ずつ心を込めていたのに、だんだんルーティンになり、心が動かないまま声だけで対応してしまう感覚に近いという。それでもOKが出る現場はたくさんある。だからこそ、心を常に動かすことを体感するために、体を動かす芝居が定期的に必要だと佐倉は考えている。それぞれの仕事がお互いにフィードバックし合えればいちばんいいという。
文章の「手癖」と中の読者人格
三宅は、文章を書く仕事にも近いところがあると応じた。三宅にも手癖で書いてしまうときがある。読み返すと、自分の中の「読者人格」が「お前、手癖で書いただろう」と指摘してくる。70点は取れるが85点は出ない、という感覚だという。
手癖を防ぐ方法として三宅が挙げたのは、本を読むといったインプットや、書く以外の仕事をしてみることだった。喋る仕事を入れると、書くことは素晴らしいという気持ちが戻り、手癖ではなくなることがあったという。
佐倉は、自分は役を引き受けて役として仕事をすることが多いが、三宅は自分の名前と人格で仕事をしていると指摘する。エッセイや感想文的な文章なら、むしろ手癖のようなものをファンは見たいのではないか、と素人目には思うという。三宅は、作家性は自分も好きだとしたうえで、心の表面だけで書けてしまう人は結構いて、それでは魂がこもっている感じがしないことがあると答えた。自分の人格で自分の言葉を書いているのに「呼吸してんのか」と思うような状態になってしまう、と三宅は表現した。そして、心じゃなくても演技ができてしまうという声の仕事の話と同じではないかと結びつけた。
「アニメ芝居」との出会いと違和感
佐倉は、極端に言えば声優は誰でもできると言う。現場にブッキングされて台本を渡され、マイクの前で読めば、免許もいらない。芝居には好き嫌いはあるが、良い悪いはない。だからこそ正解のない中で、自分がいいと思うものを出し続けなければならない。
その一方で佐倉は、これまでのアニメ史の中で出来上がってきたものがあると明かす。こういうセリフはこう言うと決まる、といった、乱暴に言えば「テンプレート」のようなものだ。佐倉はもともと声優を目指していたわけではなく、ひょんなことから声優になった。漫画と同じくアニメも禁止の家庭だったので、アニメをほとんど見たことがなかった。いわば「アニメ芝居」ができないまま業界に入ったのである。
佐倉によれば、アニメ芝居は手っ取り早く格好がつき、素敵に見えるので、即戦力として重宝される。最初はオーディションにまったく受からず、マネージャーから「アニメ芝居を勉強してこい」と言われた。アニメをたくさん見て研究するうちに、自分の中にアニメの枠組みが出来上がっていった。当時は技術が不可逆だとは思っていなかったので、引き出しが増えるのはいいことだと考えて頑張った。するとオーディションにも受かるようになった。
しかし、それで心はどこにあるのかという疑問がずっと残っていたという。生きて話しているとき、人は「こういう言い方で喋ろう」とは思わない。途中からその違和感を無視できなくなり、芝居とは何か、人間とは何かというところで、違和感と戦い、分析し、解剖し続けている。それは「楽しいし苦しい」と佐倉は語った。
商業とクリエイティブのあいだで
三宅は、佐倉の発信を見ていて、声優業界での女性の立場や、アニメの中の女の子の描かれ方について戦っていると感じていたと伝えた。佐倉は、アニメを否定したいわけではなく、クリエイティブなものが好きだと答えた。そのうえで、傷つく人が増えなければいいという気持ちがあるという。
佐倉は、書籍やアニメのように自分たちが関わる分野では、商業とクリエイティブのバランスが「永遠の課題」だと話す。クリエイティブで100%実現したいことをビジネスが妨げることもあれば、ビジネスで成功させたいものをクリエイティブが妨げることもある。大人たちが一生考え続けなければならない課題だという。「1声優にできることなんてない」と思いながらSNSで小さくつぶやいている、と佐倉が言うと、三宅はそれはとても大きいと返した。
「脳多動」と、オモコロチャンネルへの関心
昔からいろいろなことが気になるタイプだったのかと聞かれ、佐倉は自分を「脳多動」なのだろうと表現した。三宅はこの言葉を面白がり、今年の流行語になると言った。三宅自身は体は引きこもりで、ずっと本を読んでいられるタイプだが、頭の中はまさにそうだと共感した。
佐倉は、考えるだけならただだと思うと考えずにはいられず、最善や正解について考え続けているという。それが自分にとっての正解なのか、他人にとっての正解なのかも含めて考えるので、頭の中はいつもぐちゃぐちゃだと話す。
最後に佐倉は、最近オモコロチャンネルを見ていると明かした。とりあえず10本見ると決めて見ていくと、自分たちの世代に刺さる語彙が差し込まれていて、下品なのに知性がある。自分でやろうとしてもできないのではないかと思ったとき、この人たちはめちゃくちゃすごいと感じた。この話の途中で動画は終わり、続きは次回に持ち越される。
収録って立ちっぱですか?4本ぐらい大体マイクが立ってるんですけど、4本を一番多い時で30人とかで回して。
それ昔漫画で読んだ。『少女少年』っていう漫画で読んだ。中生読まん大好きです。
本当に20歳ぐらいまではファッションに全く興味がなくて、きっかけが乃木坂46だったんですよ。乃木坂の何が好きって衣装。
わかります。ありがとうございます。年近いとこうなるんで。そうですね。
今私30代ですけど、1桁台の役、赤ちゃんとか小学生の役を演じる時に、30数年の経験値を捨てないといけないんですけど。なるほど。
不可逆だから。何かをやっぱ得ようとすると、確実に何かを失うじゃないですか。
あ、ハガレンだなと思いました。等価交換。人生って等価交換ですよね。全て等価交換なんですよね。
いや、とても分かります。お仕事、やっぱりこうしんどいなって思われることとかありますか?
なんか楽しいことの方が少ないかもしれない。
脳多動なんでしょうね。脳が多動状態で。面白い。初めて聞いた。脳多動、あんまり聞いたことない。今年の流行語になりますよ、それ。いや、本当に。
あ、ああ。ああ、初めまして。初めまして。佐倉と申します。三宅と申します。どうぞ。どうぞ。どうぞ。どうぞ。すごい可愛い。ああ、可愛い。可愛いお家ですね。うん。
じゃあどうぞ。こちらで。はい。お邪魔します。ああ、よろしくお願いします。
似合いますね。白い光がね。もう白い。本当、白い光がちょっと似合わない方が連続できてたので。もうなんか本当、あやねる、あれ、あやねるさんって心の中で呼んでるんですけど、あやねるさんのような本当に。
あの、来ていただいて嬉しいです。ぜひ声でも呼んでください。あ、いいですか?ちょっとじゃあ入れますね。ああ、ありがとうございます。見てね。よいしょ。あ、このね。そうなんですよ。二重になってる。二重。この結露がつきにくい、ちょっとこう冷たさが持続する。
そうだ。え、白式、ちょっと私今知りました、その情報を。一家庭に1つはあるものだと思った。すごい。え、生活は好きな方ですか?生活、最近興味が出てきました。あ、素晴らしい。
よいしょ。あ、美味しい。ボスティーです。素晴らしい。嬉しい。1つ1つが嬉しい。私昔から見てて。てか私の世代全員見てますけれども、昔からちょっともう本当に嬉しいです。
同い年ですよね。そうなんですよ。え、誕生日近いですよね。私ね、94年の1月12日生まれなんですけど。私94年の1月29日生まれなんです。マジで近い。20日ぐらいの違い。本当にすごい。嬉しい。
こんなになんか同年代の方にお会いするのあんまりなくて。私もなくて。ね。
あと、ちょっと葉がついてしまっているかも。誰か。気にしてるそうです。若干。綾音あるある。
いや、分かります。私も超気にするタイプで、マジ誰か言ってくれって思ってて。ありがとうございます。すいません。あの、すいません。いえいえ、助かります。
気になって、誰か言ってくれって思いませんか?私はめっちゃ言ってほしいタイプ。でもやっぱ人がなってると、この人が言っていい人なのか、なんか黙ってて欲しい人なのかが、やっぱ図りかねちゃうと。確かに、すいません。そうだと思うのですが、私はなんか自分が言って欲しすぎて言っちゃうんで。あ、今めちゃくちゃ助かりました。嬉しいです。
なんかのインタビューで拝見したんですけど、貧血な方じゃないですか?すいません、初対面で言うことじゃないんですけど。あ、貧血です。私も超貧血、元々で。そうで、合唱部だったんですけど中高時代。危ない。
なんかあの、合唱部ってずっと立ってるじゃないですか。結構バタンって倒れて。その、体が弱い方じゃないんですけど、貧血で普通に倒れて、バターンみたいなことがあったんですけど、なんかそういうのあった体質ですか?
めちゃくちゃ。あの、朝礼あるじゃないですか、朝礼。ありますね、ひたすら立たされるやつ。立たされるやつ、百発百中倒れて。
あの、椅子を用意してもらって。あと実はアフレコでも、はい。あの、ちょっとこう前の収録の方が終わってなくて、みんながロビーに溜まっていて、座る場所が全然なくて。へえ。15分、20分ぐらい立って待ってたんですけど、もう途中から具合悪くて。
え、収録って常に立ちっぱですか?あ、いや、えっと、結構ね、入れ替わり立ち替わり。そう、自分の番が来たら前に立って。うん。うん。4本ぐらい大体マイクが立ってるんですけど、4本を一番多い時で30人とかで回して。それ昔漫画で読んだ。
『少女少年』っていう漫画で読んだ。ブ中、ブ中大好きです。この、すごい、すっごい久しぶりに読み返したくなって読んだところです。そうなんですよ。あれ声優が出てくる。そう。そう。男の子が女の子のふりして女性声優として活躍するっていう。
そう、わかります。やばい。もう初対面と思えない。嬉しい。びっくりした。嬉しい。え、年近いとこうなるんですね。
そうですね。年近い方でも、私、やぶうち優先生の漫画の話したの初めてです。あんまりいない。それたところすいません。すいません。マイクの感度があって。あ、ごめんなさい。このまま続けてもらっていいです。全然です。
分かるの?すごい。私も嬉しいです。私はやぶうち先生、多分ちゃおから始まってて、『ピアピュア』っていうなんか。分かるんだ。分かるんですか?信じられないぐらい懐かしい。それを多分すごい好きで。天使の女の子と普通の女の子の話だったと思うんですけど、なんかね、そこから入ってやぶうち先生の漫画を漁り出した。
え、元々ちゃおですか?はい。えっと、私はりぼん派だったんですけど。あの、そうなんですよ。あの、この会話は解説すると、分からない方のために、なんか少女漫画雑誌がね、その『りぼん』『ちゃお』『なかよし』っていうのが、どれ派かっていうのが世代の話ですよね。
そう。はい。あと結構その統計的にではあるんですけど、ちゃおを経てるとオタクになりやすいとか。なんかこう、りぼんもね、こうなんか。そう、ちょっとな、何て言うんですかね。えっとね、えっと、フラワーコミックスとか、少コミとかはそのちょっとギャル方面に。大人っぽいんですよね、漫画がね。わかります。わかります。
なかよしとかもちょっとちゃお寄りで。なんかわかります。『東京ミュウミュウ』とかやってましたもんね。あ、懐かしい。やってましたよね。大好きでした。大好き。こないだ読み返しました。ダーダだとか、どこも笑って。懐かしすぎる。
『カードキャプターさくら』とか。カードキャプター、マジで世代。大好き。完全に世代。私は矢神千歳先生に傾倒していたちゃおっ子だったんですね。
私りぼんが好きで、あの、家がなんかマンションに住んでて、で、友達が同じ階にいて、その子は一人っ子だったので、ちゃおとなかよし、どっちも買ってて。すご。そう、富豪と勝手に思ってたんですけど、でもそんなに変わらないんですけど。ま、でもそういう感じで、なんか3誌をとりあえず回し読むっていうのをやってましたね。だからちゃおも全然通ってはいますね。
あ、そう。確かにあの時、そのちょっと少コミとかも読みたくて、友達が持ってるのとかをこっそり読ませてもらったりとか。うちが結構厳しい家庭だったので、雑誌も単行本もなんか1週間ぐらいで捨てないといけない。単行本もですよ。え、単行本も?単行本も。漫画を。単行本ってそういうやつじゃないじゃないですか。確かに。
雑誌とかは確かにね、月1で出るから新陳代謝していかないとって思うけど。単行本も買ったらなんか捨てなきゃいけなくって。だからすごく慎重に選んで買ってたのを思い出します。
ええ、でもすごい漫画ずっとお好きなイメージあったので、勝手に、ずっとなんか家にあるとかのタイプなのかと思ってました。
だから多分本しか読ませてもらえなくて、それでいっぱい本読んでたんですけど、漫画を読んだら本読まなくなるっていう、その偏見がやっぱ両親にあったので。そう。それで小説とか本読みつつ、漫画もずっと横目でこうチラチラ興味ある感じで。で、あの、自由に自分でお小遣い使えるようになってから爆発したって感じです。
あ、なるほどねえ。その時はまった漫画とかありましたか?はまった漫画?え、なんか思い出の漫画みたいな。思い出、ありすぎる。どうしよう。いや、違いない。私も聞かれたらありすぎる。ありますよね。聞いてましたけど。
やっぱ種村有菜先生、CLAMP先生。ああ、わかる。あと当時、あのHERO先生、あの『堀さんと宮村くん』って作品を描いてた方とか、あと『君と僕。』っていうガンガンコミックスで堀田きいち先生っていう先生とか。なんかちょっとこう、いわゆる大手作品系じゃないガンガン。うん。はいはいはい。ちょっとそう、ニッチ系の漫画とかにやっぱちょっと傾倒し始めて。
『鋼の錬金術師』とか。ガンガンでね。ガンガンで。そうやってたりとかするのから、どんどんこうオタクロードに。なるほど。ちゃおからの順調な。順調に。行ったんですね、そちらには。はい。健やかに。健やかに。わかります。
私もその少女漫画好きだったんですけど、なんか中学校に上がると共に、同級生が、それこそりぼんとかちゃおとか一緒に読んでた子が全員なんか、BLとラノベに取られたみたいな感じがあって。あ、確かにそうだったかも。
なんか『BLEACH』とかすごい流行ってたから、『テニプリ』とか。そして私ももちろん読んでたんですけど、なんか突然少女漫画仲間がいなくなって、みたいなところから逆に本に行くっていう、このルートで行ってたりしました。
確かにそう。そのBL的な文化がこう学校内に持ち込まれたのも多分同じ時期。黒とか、『今日から魔王』とか。『今日からマ王』、まるマ。とかね。なんかカップリングみたいなものがこう飛び出し出した感じの。そんな概念が、みたいなね。そうですよね。
はい。やっぱ最初にその、何の気なしに見ていたところに突然ボーイズラブっていう文化が飛び込んできた時に、やっぱり分からなくて。ねえねえ、みたいな。なんかあの漫画のさ、誰々と誰々がさ、すっごいチューしてるやつさ、見た?みたいな。男性同士。
そう。公式と非公式の区別がやっぱ。もう完全にガラパゴスに。ガラパゴスに。非公式をね。そう。わかる。突入してこう、みたいな。わかる。で、それはね、みたいな感じで、友達に教えてもらって。趣味の世界には。そうだね。
いや、わかります。私『鋼の錬金術師』が本当に二次創作に大いに入ったきっかけでした。はい。あの、私今ぼかしてましたけど、ハガレンでした。それ、初めて見つけた二次創作は。やばい。同じサイト見てた記憶が。今、同じものを喜んでいた可能性が。
多分大手ってね、限られてきますもんね。絶対そうですよね。目につく。だからなんか、え、概念が、みたいな。ちょっとぼかしてもらおう、みたいな。はい、みたいな。そうですね。ありましたね。やっぱびっくりしました。そう、びっくりしましたよね。世代。懐かしい。
確かに。え、CLAMP先生だと一番好きなのは何ですか?一番はまって読んでたのが『ツバサ・クロニクル』。懐かしい。そうで、『ツバサ・クロニクル』ってスターシステムなので、あの、いろんなCLAMP作品の登場人物が、ま、同じ魂として。そうなんですよ。同じ名前でちょっと違う雰囲気で出てくる、みたいな。
ちょっとこうね、大人っぽくなったね。そう、そう。出てくるじゃないですか。だから、そこから分岐して『xxxHOLiC』好きになったり、『ちょびっツ』好きになったりとか。なるほど。最初がそのこうスターシステムで出てきたから。なるほど。
CLAMP作品と種村作品が、未だになんかファッションの源流にあって。ああ、でもなんかっぽい、出てきそう。有菜っちの漫画に。そんなおこがましいことは言えないですけど。いやいやいや、本当に本当に、なんか有菜っち作画な感じがします。すごいわかる。有菜っちの世界で生きたい。ああ、生きたい。そっち側のルートに。
はい。え、一番好きなのは何ですか?種村先生だと。えっと、『満月をさがして』。あ、私もです。ジャンヌじゃなくてね。そう、ジャンヌももちろん好きなんですけど、ちょっと世代的に1個前なんですよね。そう。なんか図書館とかにある、あの昔のりぼんで読んだ、みたいな。
そうです。私もなんか学童で読んだ覚えがあって、で、リアルタイムだと『満月をさがして』かな。なるほど。で、やっぱりちょっと少女漫画、当時の少女漫画にしては設定がファンタジーかつちょっと重くて。そうなんですよね。ちゃんとあの生死を扱った作品だったので。
なんか主人公が病の女の子で、割と早くに死んじゃうかもしれない、みたいな。その満月ちゃんって女の子のところに、死神っていう結構ファンタジックな設定のキャラがやってきて、出会って。満月ちゃんは歌手になるのが夢だったので、ちょっと魔法かけてもらって歌手になろうとするが、みたいな話なので。結構死神とかね、なんかこう余命みたいな話だったんですよね。
で、その死神たちの境遇っていうのが、掘ってみると実は自死を選んだ人たちがなっていて、みたいな。やっぱ衝撃が大きくて。少女漫画ってそういうつもりで読み始めてないから。
ただただ絵が可愛い、この子たちが着てる洋服が可愛い、で読み始めたものが、どんどんそういうところに没頭させられていって。ああ、なんか人生漫画だったな、みたいな。分かります。されるっていう、本当に。
なんか、そのCLAMP先生とか、あと種村有菜先生とか、あとコゲどんぼ*先生がすごい好きで。『かみちゃまかりん』とか。『かみちゃまかりん』とか。やばい、『かみちゃまかりん』って言葉、もう10億年ぶりにこの脳裏に思い出しました。ですよね。そうなんですよ。
『かみちゃまかりん』はなかよしで連載されてたんですけど、あの単行本の外側がクリアの、あのこう、何て言うんですかね、紙じゃなかったんですよ、外側が。それがすっごい前衛的でかっこよくて、本棚に並べてるだけでテンションが。へえ。そう、上がるから、やっぱり自分でお小遣いを使えるようになった時に、絶対かみちゃまは揃えたいと思って。いい話。真っ先になんか揃えた覚えがあります。いい話すぎる。
コゲどんぼ*先生あたりが、多分デジタルアートを、なんかこう、少女漫画に持ち込んだ感じの。確かにね。それまではね、結構こうアナログというか、絵の具でこう皆さん描かれてるというか、コピックとか、そういうこう紙に描いてらっしゃったのが。
ああいう、今だともう普通なんだけれども、デジタルっぽい絵柄っていうのがね、漫画にやってきたの衝撃でしたよね。衝撃でした。矢神千歳先生と多分コゲ先生が、あの目がね、なんかデジタルなんですよね。そう。を表現してたりとか、髪のハイライトが、え、これアナログじゃ絶対無理だよね、みたいな。確かに。レイヤーないと無理だよね、みたいな。確かにこう。そういう感じになってたりとか、すごいかっこよくて。確かに。アナログにはね、アナログの良さがやっぱあるんですけど。
しかもなんか、あの頃の漫画ってこう女の子がすごい可愛いじゃないですか。で、私、今も百合が好きなんですけど、百合漫画が好きなんですけど、その源流がやっぱそう、少女漫画読んでたら、やっぱ女の子が可愛い漫画読みたいっていう、こうなんか欲求が今も続いてる気がする、っていう気持ちになったりします。
確かにそうかも。だから私、女の子が可愛いじゃないですか。男の子キャラに憧れてたんですよ。ああ、逆にね。その女の子と結ばれるというか、なんか恋をしようとしてる男の子の方に自己投影してて。『かみちゃまかりん』だと和音君、『満月をさがして』だったらタクトに憧れてて。そうだ。なるほど。なんかそっちの方の格好をしようとしてました。
あ、じゃあなんか、そのちょっと棒一種に自分は一緒に。え、結構男の子キャラへの憧れが強くて、むしろ大人になってからの方が、その当時見てた女の子キャラの服が、綺麗、着てもいいかなって思うようになったって感じですね。
ええ、そういうフェミニンな格好をし出したのっていつぐらいからなんですか?本当に20歳ぐらいまではファッションに全く興味が。あ、ええ、今も服好きですよね。今大好きで、本当唯一の趣味と言っていいぐらい洋服が好きなんですけど。うん。うん。ま、本当に親の服着て。あ、へえ。体格が大体一緒なので。
全然興味ないし、自分の見た目にも全く興味がなかったので、この業界に入るまでメイクもしたこと全くなかったですし。うん。うん。そう。だからなんか20歳ぐらいになって。うん。そのきっかけが乃木坂46だったんですよ。え、そうだったんですね。
アイドル好き?はい。好きです。乃木坂も好きでした。お。ま、あの本当にまいやんとかの。はい。変態ですよね。私、七瀬推しで。あ、七瀬推しさんですか?はい。てか最初、松井玲奈ちゃんから入って、みたいな。あ、松井玲奈ちゃんから。あ、じゃ、SKEがあの交換留学のあれとかで。
そう、そうなんです。なんか元々AKBが好きで、AKBってかグループが好きで、松井ちゃんがめっちゃ好きで、そっから乃木坂を好きになって衝撃、みたいな。なるほど。はい。私もあの、まいやんがずっと好きで、あの、乃木坂の何が好きって衣装を。わかります。ありがとうございます。もう本当に本当に、私も生きててよかったです。
マジでもうなんか、乃木坂の好きな衣装ランキング5ぐらい決めるみたいなだけで、今日終わってもいいんですけど。絶対額入れた。額入れ、絶対入れたいですよね。絶対入れたいですよね。本当にあれ、なんか。あと『サヨナラの意味』の、あのちょっと巫女っぽいのもめちゃくちゃいいですよね。ちょっとアイヌのね、こうね、あのモチーフをね。そう。ああ、今日はもう十分。
ありがとうございます。あの、あの、このまま行きたいところですが。でもその、あ、じゃあその20歳ぐらいで好きになったっていうことですか?気になったのは。でももうちょっと、もう本当にファーストライブあたりから。あ、ええ、じゃあ古参さん。結構。そう、かなりあの昔から推しを推させていただいていて。うん。
でもやっぱ自分とは違う人間として見ていたので、自分がなりたいとかっていうことじゃなく見てたんですけど、やっぱりこうライブとかを見ていくうちに、何に目が行くかなって思ったら、あれ、なんか衣装ずっと見ちゃうな、みたいな。
で、結構メンバーによって少しずつ丈が違ったりとか、袖のデザインとか襟元とかが違うじゃないですか。で、こうターンする振り付けの時とかに綺麗にこう布が。もう。回る。すんごい綺麗ですよね。すごい綺麗に。なんかバレエっぽい振り付けが多いから、乃木坂ってこうなんかふわってチュチュみたいになるんですよね。
そうなんですよ。なんか『シンクロニシティ』とかの振り付けが、すごいやっぱり衣装を綺麗に見せたりとか、ま、あとその『おいでシャンプー』とかで少しこう衣装を使った振り付けみたいなのが初期からあったりしたので、あ、衣装にすごく目がいくなって。
初期の乃木坂よりもやっぱり、ちょっと数年経ってからの方が、もしかしたら、ま、人気が出て予算も増えたのか、どんどん布の量が多くなっていて。わかります。初期のシンプル目な衣装も可愛かったんですけど、どんどんどんどんゴージャスになっていって。あ、すごい、なんか衣装、洋服って楽しいかも、になって。ああ。なんかそういう服だったら自分にも着られるかも、とか。
で、20歳ぐらいで急に体重が落ちて。うん。うん。急に体重が落ちてって他人事みたいに言ってますけど、あの、7食ぐらい食べてたのを3食にしたら体重が減ります。いやいや、でも年齢的にもね、あります。そう。あの、っていうのもあって、もしかしたら今の自分にだったら着られるかも、みたいなところもあって。
あの、ちょっとずつ、ちょっとずつ洋服集めをして、ちょっとずつこうフェミニンな感じの服に至ったんですね。いろんな服を冒険。ええ、すごい。乃木坂の衣装がきっかけだったなんて。そうなんです。でもお洋服お好きですか?ああ、そうですね。なんか全然詳しいって言えるほどじゃないんですけど。
でもやっぱりなんか、そのAKBとか乃木坂も、衣装が好きみたいなところが一番あって。私すごい、なんか今更なんですけど、結構オタク気質なんですけど、その気質として、なんかメイクとかも好きなんですけど、メイクとか服とかもなんか分析対象として結構好き、みたいなところがあり。
なんかね、人の服とか見ても、こうこうこういう風にしてるから、こういう服着てるんだ、この人、みたいなのを結構見てるのが好きで。なんかアイドルの子とかも、ちょっとずつ服装とか衣装のテイストが変わってったり、なんかその子っぽくなってくみたいなのが、すごい面白いと思いながら。うん。面白いですよね。面白いですよね。
やっぱその洋服って、ま、ある意味思想の表現のツールの1個だと思ってて。うん。そうじゃない人ももちろん、それは逆に、洋服とかどう見られるかに対しての思想が薄い人なんだなっていうのが分かるし。うんうん。
私が例えばちょっと変わった洋服を着てた時に、それをちょっと嫌な感じでいじってきたら、あ、そういうことをする人なんだなって分かったりもするし。で、自分は自分で、やっぱりこういう風に今日は見られたい、みたいな。
で、例えばなんか今日、私、三宅さんのインスタをちょっと拝見してきたんですけど。そう、Mameだと思って、かわいいと思ってました。結構新しめの投稿でMameをお見かけしたので、Mameを着ていけば敵じゃないって思ってもらえるかな、みたいな。そんな気遣いの塊。Mame Kurogouchiの洋服を着て、めっちゃ似合うって思いながら、さっきは扉開けました。
いやいや、もうインスタで素敵だったので、なんか対抗してる風に見られちゃったらどうしようかなとかもちょっと思ったりしているので。え、え、あれですか?私服ですか?あ、そうですね。私服。あ、そうなんですね。え、いつももう衣装とかじゃなくて私服なんですか?時はどっちの場合もある?
そうですね。その作品とかクライアントさん的に、選択肢がいっぱいある中から、クライアントさんが口を出したいだろうなっていう時とかは、スタイリストさんにお願いして、いろんな種類持ってきてもらうんですけど。逆に、ま、今日とか、割と自分名義でこう出る、自分の思想が出ても問題ない場所だったら、あ、自分で用意しますって言って。あ、そうなんだ。
はい。もう洋服が家にすっごいあるので。え、管理大変じゃないですか?やばいっす。やばいですか?やばいっす。昨日も絶望してた。寝る前に、なんか洋服に囲まれすぎてベッドが。え、ベッド?はい。その洋服、衣装部屋とかじゃないんですか?
もうあの、衣装部屋で2部屋潰していて、で、寝室が今半分洋服なんで、2.5部屋ぐらい。佐倉さんの寝る場所が心配です。そうなんです。睡眠が心配です。そう、いつかもしかしたら洋服をかけて寝る日が来るかもしれないぐらいの。平安時代みたい。そうなんです。へえ。
文字では伝わらない熱量を、もっと分かりやすさを。伝えたいものが伝わる世界へ。映像配信の技術で支援するPLAY。
そのなんか、こう服好きなのがお仕事に反映されたりとかありますか?佐倉さんは。あ、でもなんか、こう声優っていう職業が、今ちょっとこうカメラに映ったりとか、あのステージの上に立たせてもらったりとかすることが、ま、増えているので。うん。うん。
そこで自分で服選んで着たりとかできるっていう、そのこれどこで着るん?ってことをあまり考えなくていい。うん。ああ。いつか着るでしょ、みたいな。いつかそういう役来るかもだし、みたいな言い訳ができるのは、声優で良かったなって。
そんな、そんなこんな、なんか数々のあれをしてきた人が、そこになんか声優としてでよかったって、面白すぎます。あやねるの魂はどこに、みたいな気持ちで面白いです。いやでも分かります、気持ち。
でもやっぱり、あのこういう刺繍とか洋服のデザインとかカッティングとかって、興味ない人は全然興味ないじゃないですか。あ、確かに確かに。でもそういうところの機微に心を動かせたり、興味持ててるっていう事実が、自分の感受性への信頼になったりするなと思ってて。
そっか。そっか。感受性、やっぱり大事だなって思いますか?いや、もう感受性が全てだなって。なるほど。いろんなセンスとか、あの想像力っていう言葉にも言い換えられるなと思うんですけど。うん。
やっぱり声優って役者、その俳優の中から分岐して声で表現する仕事なので、マイク前で体こそ動かさないものの。確かに。そう、体を動かさないからこそ、心を動かすのがすごい難しいんですよ、マイク前で。
で、考えたことなかった。確かにね。そうですよね。いや、1ミリもできないと思うんですけど。いや、でもそう、そうですよね。体動かしてないのに感情にならなきゃいけないって。そうなんですよ。意味がわからないですね。すごい。
溺れてるシーンとかを、マイク前で直立不動でやらなきゃいけないって、結構尖った仕事だなって思ったりするんですけど。だからやっぱ、経験のない方は最初苦戦する方もそりゃ多かったりとか。
だからこそ逆に、私たちがもう体で表現する芝居をやる時に、全然体動かないんですよ。え、意外。ちょっとこう実写作品とかにはたまに出させてもらうことあるんですけど。うん。うん。うん。あの、普段芝居する時、動くなって言われてるので。
そっか。あ、逆にそっか。動くなってやっぱ言われちゃうんですね。あの、ノイズ立っちゃうんですよ。あ、そっか、そっか、そっか。そこでわしわしわしってすると。なるほど。あの、衣擦れとか拾われてしまったり、拾ったりとか、マイクにぶつかるのが一番ダメなので。100万円ぐらいするから。そっか。
そう。基本的には、ま、ちょっと動くぐらいはもちろんオッケーなんですけど、ま、常識の範囲内でってなるから。うん。うん。なかなかこう動けなくて。そうなるとそこって、やっぱ技術みたいになっていくじゃないですか。だから、その手に入れてしまった技術って、なかなか取り戻せないんだなっていう風に、あ、体感したりとかしますね。
あ、え、面白い。そのなんかこう、実写だとやっぱこう自分の体を使って、で、声優のお仕事だと多分声を使ってってことで、なんか自分の持ってるものがまた変わったりするのかなと今お話聞いてて思ったりするんですけど。自分の体で表現するには、これなんか遠いのは難しいなとか思われたりするんですか?
なんか、何かをやっぱ得ようとすると、確実に何かを失うじゃないですか。はい。その。ハガレンだと思いました。等価交換。すいません。話をすいません。いやでもそうですよね。人生って等価交換ですよね。全て等価交換なんですよね。
いや、とても分かります。やっぱ痛みの伴わないところにね、犠牲がないと意味がないっていうね。そう。あの、できる自分を手に入れると、できない自分を失うんですよ。ああ。そこがやっぱり一番難しくて。はい。
うん。でも芝居って、あのできる自分だけでは成立しなくて。うん。うん。その演じる役の経験値によっては、できない自分を呼び起こさないといけなかったりとか、するんですよ。うん。
あの、特に声優って、今私、ま、30代ですけど、1桁台の役、赤ちゃんとか。ああ。それから小学生とか。確かに。だから小学生の役を演じる時に、30数年の経験値を捨てないといけないんですけど。なるほど。不可逆だから、これはどうやったら表現できるだろう、みたいな。確かに。
ああ、私はいろんなものを32年で得てると思ってるけど、失ってるんだ確実に、っていう。面白い。感覚がやっぱあって。そこをなんか一生求めていかなきゃいけない職業だと思うと、すっごいやめたくなります。
そうなんですね。ええ、なんかお仕事、やっぱりこうしんどいなって思われることとかありますか?なんか楽しいことの方が少ないかもしれない。あ。やっぱ芝居のこと考えてる時、しんどい時はすごいしんどい。
それはその演技自体のしんどさみたいなところですか?それとも例えば評判を受ける、評価されるっていうことのしんどさとかですか?
評価に関してはそんなに。なんかもう自分の手から離れたところにあるものに対しての評価は、むしろ客観的に受け止められるタイプ。それがその、私の感性に対しての反響なのか、うん。うん。それとも、あの、ま、スタッフさん。私たちってやっぱ1人じゃ作品作りってできない職業なので。うん。
あの、基本的に作品は監督のものだから、監督さんがこうしてくださいって言われたら、絶対そうするべきだと私は思っていて。だから、その監督さんがこうしてくださいって言ったことに対しての反響なのかとかは、うん。なるほど。こう見極めるというか。なるほど。
あ、これは私がちょっと良くなかったかなとかは、しっかりフィードバックしていくんですけど、なんかそうじゃないものに関しては、ああ、もう私もちょっとそう思う、ぐらいの感じで客観的に受け止めちゃうタイプです。
すごい。じゃあどっちかっていうと、しんどさはこう演技とか。そうですね。その人になるっていうこととか。やっぱりセリフがあるじゃないですか。で、うん。それが自分の中でしっくり来るものもあれば、しっくり来ないものもある。ああ、そうですよね。人が書いたセリフですもんね。
あるので。あの、書いた人も他人だし、演じる人間も他人だから。うん。うん。でもやっぱ、あ、この人の気持ちはすごい分かるから自分の感覚でいけるなっていうこともあれば、うん。あ、ちょっとこのキャラの行動理念がわかんないかも、とか。なるほど。
で、やっぱり作品によっては、良し悪しはさておき、登場人物の感情線が繋がってる作品もあれば、どちらかというと登場人物を装置のように動かしてる作品もあるので。うん。それがすごくうまくいく時もあるし、なんかトゥーマッチな時もあったりとか。作品によってではあるんですけど。うん。
なんかそういう時に、あ、感情線繋がってないと人間として演じるの結構きついなって思うと。なるほど。そこの穴埋めを自分の中で、いや、ここではこう言ってて、こう言ってて、ちょっと辻褄本当合わないんだけど、きっとこういう心の動きがあって、ここ実は出番ないけど裏でなんか色々考えて、こういう結論導き出したから、こういう風に思考回路が行ったんだなっていう風に、うん。つなげていく作業がうまくいかない時が一番きつい。
でも俳優さんのお仕事ってそういうことですもんね。そう。でも。すごい仕事だ。顔出しの俳優さんの方が、多分俳優さんが担っている役の割合が多いんですよ。
そっかそっかそっか。見た目をね、こう演技できるわけですもんね。確かにそうですよね。アニメーションとか機会とかもでしょうけど、こうなんか、見た目とか表情はもう描かれてて、声っていう。あ、そうなんです。
俳優さんが見た目、動き、声で魂を担ってるとしたら、私たちって声の部分だけで。あ。あの、見た目はキャラクターデザインの方、動きはアニメーターの方が担っていて、もうちょっと端なんですよね。確か、なるほど。
だからすごくこう、あの、協力作業。うん。1つの役を作るのにも。だからこそやっぱり、あの、わがまま言いすぎないようにしなきゃと思いますし。なるほど。そう。うん。
私は結構自分が声優であるということに誇りがあるし、どうしたって素敵な職業だって思ってもらいたいし。だからもう、その業界の地位向上のために、なんかお手伝いできることがあればと思っているので。うん。声優でいたいんですけど。うん。
ただ、声だけでお芝居をしてると、うん。なんかあの、おかしくなっていくんです、やっぱり。ほう。こう、そうはならないぞって思ってるのに、技術だけとか口先の何かで、うん。現場を解決してしまいたくなる瞬間があるのを、ああ。すごく恐れていて。はい。
それってやっぱり動きがなくて、自分が体を動かせてないから、その口先だけになっている瞬間っていうのがたまに訪れるんですよ。ほうほうほうほう。
それは多分一般職の方も、はい。なんか例えば取引先と電話をしていて、あ、うん。うん。うん。最初は心を込めて1個1個やってるけど、だんだんルーティンになっていって。うん。なるほど。とか、心が動かずに声だけでこう、口だけで出ちゃう感じが、もっと多分似たような感じで。うん。うん。うん。
やっぱりそれで全然オッケーが出る現場も、もちろんいっぱいあるので。うん。だからこそ、なんかちゃんと常に心を動かすことっていうのを体感するために、体を動かす芝居って定期的に必要だなっていう風に考えております。
そう。逆にね。ああ。だから声の仕事で、ある意味こうなんだろう、心を動かすために、ちょっとこう体を使ってお芝居するようなことも入れてみるって。そうですね。だから全てに対して、それぞれが相乗効果でフィードバックできていけたら一番いいんだろうなと思います。
ああ、でもちょっと分かる気もします。私はなんか文章書く仕事をしてるんですけど。いやいやいや。でも文章書く仕事って、なんか手癖で書いちゃう時があって。手癖、やっぱ良くないんですけど、なんか手癖で書いちゃう時があるので、それを、うん。確かに。防ぐのってどうしたらいいんだろうとか、いつも考えるんですけど。
それってやっぱ悪いことだと思われるんですか?うん。なんか、あんまり自分的に読み返して85点は出ない、みたいな。なんか手癖だなこいつ、みたいな。私の中の読者人格が、こうお前手癖で書いたな、みたいな気が。そうそうそう。しかも85っていうのが。なんか手癖。絶妙なライン。そうですね。70点ぐらいは取れるけど、みたいな感じが、自分の中の読者人格判定的にあるなと思ってて。
でもなんか、手癖を防ぐためには色々あると思うんですけど、やっぱ、ま、本読んだりもそうなんですけど、別の仕事のやり方してみる、みたいな。なんか喋る仕事入れると、逆になんか書くって素晴らしい、みたいな気持ちになって、逆に手癖じゃなくなる、みたいなことが私はあったりするので、意外と。
インプット結構。そうですね。インプットとか、あとなんか別の、この書くのじゃない仕事やってみるとかも。あ。あるので、なんかすごいやっぱそういうので心の刺激になったりするなっていうのは思いますね。
なんか、でも私たちって、基本役を引っかぶっているというか、その役としてお仕事をすることが基本多いんですけど、うん。ご自身の名前で、ご自身の人格で基本的にお仕事をされるじゃないですか。はい。
で、ま、エッセイ書かれたりとか、そういうちょっと感想文的なものを書いたりとかって、なんかむしろ手癖がいいのではって素人目で思っちゃうんですよ。それがやっぱファンの方は見たいのでは、みたいな。
あ、なんかで、その人の作家性みたいなのは私も好きなんですけど、こうなんか、心の辺だけど手で書ける、みたいな人は多分結構いて。それだと、でもなんかあんまこう魂こもってる感じしない、みたいなのがあったりするんじゃないかなと思ったりしますね。
自分の人格で自分の言葉を書くのに。なんか。なんか適正。手が勝手に、みたいに。手が勝手にっていうのはなんか言いすぎ、良い言い方になっちゃうんですけど、なんかこの辺で書いてる、みたいな。ここから呼吸してんのか、悪い、みたいな気持ちになっちゃう、みたいな感じになるんですよね。
でもそれは多分、私みたいな本当素人からすると、声のお仕事って、声だけの仕事なんだろう、心じゃなくて演技ってできるんですね、みたいな話と一緒な気がするんですよね。ま、極端に言えば声優って誰でもできるので。できるわけがないと思います。
いやいやいや、一応ね、その現場にブッキングされて台本渡されて、それをマイク前で読めば一応誰でもできるっていう。免許もいらないし、あの、スキルなんか、その良し悪しがないというか。好き嫌いはあるけど、いい悪いはないので、お芝居って。あ。ま、なんか文章とかも、表現の世界とかも多分そうだと思うんですけど。確かに。
だからなんか、結局正解のない中で、自分がこれがいいっていうものを出し続けるために。うん。なんかある程度の、正直内緒なんですけど。はい。方が多分。うん。うん。うん。うん。あの、今までのアニメ史の中で、ちょっと出来上がっているもの、節はあるんですよ。うん。うん。うん。
こういうセリフはこういう言い方をすると決まる、とか。うん。うん。そういう、すごい乱暴な言い方するとテンプレートみたいなものは、ある程度出来上がっていて。うん。
で、私は元々声優になりたくてっていうよりも、ちょっとひょんなことから声優になったタイプの人間で。うん。それまでアニメもそんなに見たことがなくて。あの、漫画と同じでアニメも禁止の家庭だったので。そんな中で、こうアニメと呼ばれる、その雑にテンプレートとして括られているものができない中で業界に入ってきたんですね。うん。
アニメ芝居って、あの手っ取り早く言うと、とっても便利だし、とっても簡単に格好がつくし、素敵に見えるから、へえ。即戦力として重宝されるんですよ。ああ。
だからやっぱ、最初オーディション全く受からなくって。へえ。マネージャーに、アニメ芝居を勉強してこいって言われて。へえ。アニメ芝居って何?と思って、いっぱいアニメ見て研究したら、ああ、なるほどと。それで分かるんですね。すごい。なんとなくこう、自分の中で、私の中だけのアニメの枠組みが出来上がっていって。うん。
そっか、なんかどうなんだろう。確かにかっこいいけど、これができるとオーディションに受かるのかって。でも、ま、その時はやっぱ技術が不可逆だと思ってなかったので。うん。うん。ま、こういう引き出しがあったらあったで素敵かと思って。うん。頑張っていっぱい引き出しに入れてオーディションに臨んだら、受かるようになったりとかして。ああ。
でも果たしてこれって心がどこにあるんだろうっていう疑問はずっとあって。だって私たち、生きて喋ってる時に、うん。こういう方で喋ろうとか。確かに確かに。思わないよな、みたいな。ちょっとなんかもやっとした、わだかまりみたいなのがずっとあったんですけど。うん。
だから、そのわだかまりをやっぱ途中から無視できなくなって。うん。あの、芝居って、人間って何だっけ、みたいなところで、ずっとそのわだかまりと戦ったり、分析したり、解剖したりしてるんですけど、楽しいし苦しいです。
ああ、なるほどな。なんか結構いろんな佐倉さんの発信を見てると、やっぱりこう、声優さんっていうお仕事の中での女の子の地位だったりとか、なんかアニメーションの中の女の子の描かれ方とかも、すごいなんかこう、あやねるがまた戦ってて偉い、みたいに勝手にすごい思って見ちゃうんですけど。そんな、なんかすごいそういう気持ちで、あの見ています。
ありがとうございます。言っただけです。いや、あの、難しいですよね。
いやね、本当に私はでもアニメを否定したいわけでもないし、クリエイティブのことがやっぱ好きなので。うん。いや、伝わります。それがすごく愛いと思いながらいつも見てます。モヤモヤを流した方が楽なこともいっぱいあると思うんですけど、すごいそこにこう真っすぐな感じが勝手にしております。
いや、傷つく人が増えなければいいなっていう気持ちもあるし、やっぱどうしたって私たちが多分関わってる、書籍とか、アニメとか、その商業とクリエイティブのこのバランス感がとっても難しい、永遠のだと思う。めっちゃわかります。
そうですよね。人に届けながら表現したいものを表現したりとかってバランスってめっちゃ難しいですよね。はい。多分一生大人たちが考え続けていかなきゃいけない課題。数とね、表現のね。
表現とで、そこにやっぱ溝。クリエイティブで100%実現させたいことがビジネスによって阻害されることもあれば、逆にビジネスで成功させたいものをクリエイティブが阻害するっていうこともあるし。うん。そこのね、バランスをやっぱりもうちょっと素敵にしていけたらいいねって。でも一声優ができることなんてないなって思いながら素材とかでちっちゃくぶつぶつ。いや、でもめっちゃ大きい気がします。
そういうこと、昔からいろんなことが気になるタイプだったんですか?多分脳なんでしょうね。脳が多動状態で。あ、面白い。初めて聞いた。脳多動、聞いたらわかる。脳多動なんです。すごい、脳多動めっちゃ、今年の流行語になりますよ、それ。
いや、本当にすごいしっくり来ました。脳多動なタイプじゃないですか?めっちゃそうだなと思って。いや、私、体は引きこもりタイプなので、ずっと本読めるみたいなタイプなんですけど、脳は本当にそうだなって思いました。
え、ちょっと誰か広めてください。流行語にできると思います。マジで本当にドパ書き並の、本当に名言だと思います。私すごい脳多動。そう、本当に。はい。私もそうです。
なるほど。じゃあわーっと色々考えることが常にこの辺に。考えるだけタダだしなって思うと考えずにいられなくて。やっぱ最善とか正解。それは自分にとって正解なのか対人にとって正解なのかも含めて、正解について考えたりとかしてると、割とずっと頭の中ぐちゃぐちゃなタイプ。
最近だとオモコロチャンネルっていう。そう、びっくりしました。オモコロチャンネルっていう名前があるみたいな。とりあえず1回10本見ようって決めて、見ていったら、そこに挟み込んでくる言葉に私たちの世代に刺さる語彙とか。うん、確かに。あと下品なのに知性があるみたいな。これって自分がやろうと思ったらできなくないかって思った時に、あ、この人たちはめちゃくちゃすごいと思。
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