雑談には5つの段階がある:中田敦彦が読む『雑談の一流、二流、三流』
中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY雑談は誰でも毎日しているが、だからこそ真剣に考えられることが少ない。中田敦彦はこの動画で、桐生稔の著書『雑談の一流、二流、三流』を取り上げ、雑談を「始め方」「広げ方」「聞き方」「盛り上げ方」「終わり方」の5段階に分けて、それぞれの三流・二流・一流のやり方を紹介している。中田は「プレゼンが上手い」と褒められることはあっても雑談には苦手意識があったと明かし、この本は自分にとってのバイブルになったと語る。
雑談力とはコミュ力のこと
中田によれば、著者の桐生は営業マンとして働き始めたものの、最初はまったく成果が出ずに左遷を経験した。そこから雑談について本気で考えた結果、ナンバーワンのセールスマンになり、現在はコミュニケーションのスクールを運営しているという。
コミュ力は「話す力」と「聞く力」に分けられる。プレゼンが上手くなりたい人も、聞き上手になりたい人も多いが、その両方を合わせたものがコミュ力であり雑談力だ、というのが著者の主張だと中田は説明する。雑談は近所の人とも職場でも友達とも毎日しているので、誰でもできると思われて侮られている。しかし真剣に考えるとビジネスのパフォーマンスが上がり、人間関係も良くなる。中田は「すべての悩みは人間関係である」という言葉にも触れ、家族、上司、友達、学校、職場とあらゆる悩みが人間関係に行き着く以上、雑談力の効果は大きいと語る。
セールスマンに必要なのはプレゼン力だと思われがちだが、そこに落とし穴があると著者は言う。中田も、一流の営業マンや訪問販売の人は何でもない話がやたらと盛り上がることに思い当たる節があったと述べる。
雑談を5つのステップに分ける
著者は雑談に流れがあると考え、次の5段階に切り分ける。
- 始める
- 広げる
- 聞く
- 盛り上げる
- 好印象を残して終わる
「今日暑いっすね」「暑いね」で終わってしまうように、始めても広がらない。相手の話を聞いても「へえー」で終われば盛り上がらない。そして始まった雑談はどこかで終わらせなければならない。当たり前のことのようだが、中田は雑談をこうして分けて考えたことがなく、5つすべてにポイントがあると示した点がこの本の力だと評価する。本ではすべての項目について三流・二流・一流のやり方が書かれているが、動画では要点を絞って紹介している。
始め方:相手に焦点を当て、挨拶に「2プラス」する
始め方について、三流は話しかけられるのを待つ。立食パーティーや会社の打ち上げ、同窓会で人が大勢いると、多くの人は待ってしまう。二流は自分から話しかけるが、「俺さ、今こんなことやっててさ」と自分のことを話す。一流は相手に焦点を当て、質問をする。
ここで具体的なテクニックとして挙げられるのが、挨拶に「2プラス」することだ。挨拶ができないのが三流、大きな声で挨拶をするのが二流で、一流は挨拶のあとに2つ言葉を足す。「おはようございます」のあとに「今日ずいぶん出社が早いじゃないですか」と1つ足し、さらに「昨晩ぐっすり眠れたんですか?」「朝活か何かなさってるんですか?」と続ける。「今日暑いですね」「にもかかわらずすごく元気そうじゃないですか」「最近何かいいことあったんですか?」という流れでもいい。中田は、2プラスが身についてくると挨拶だけで終わるのは損だと感じるほどになるといい、これが一流の最初の一歩だと紹介する。
準備すべきは話すネタではなく表情
話し始める前の準備について、三流は何も準備しないので「えっと、暑いですね」となる。二流は今日会いそうな人を思い浮かべて話すネタを準備する。中田もそれで十分ではないかと感じたが、著者はそれでは二流だとし、本当に準備すべきは表情だと説く。
本の中では突然ミッキーマウスが登場する。ミッキーがなぜあれほど愛されるのか、それは常に笑顔だからだという。中田は、パレードに出てきたミッキーがしょげかえっていたら地獄だと笑いを交えて話し、普通の人間でも仏頂面で「怒ってるんですか?」と聞かれる人がいると続ける。中田自身も普通にしているだけで「機嫌悪いの?」「疲れてるの?」と言われてしまうことがあり、それが自分の落ち度だったと振り返る。
本ではさらに、カフェの店員や野球場のビールの売り子にも、やたらと客に話しかけられる人とそうでない人がいると書かれているという。違いは待っているときの顔、目が合ったときの顔だ。「よく来てくれましたね」という声が聞こえてくるような顔をしているかどうか。話ができて嬉しいという表情を用意しておくことが準備なのだ、と中田はまとめる。
名前は会話の中で何度も呼んで覚える
名前については、三流は忘れる。二流は意味付けをして覚えようとする。「勝利の勝」の勝さん、山登りが趣味の登さん、イチロー選手と同じ一朗さん、といった覚え方だ。一流は名前を反復して覚える。会話の中で、必要がなくても何度も名前を呼ぶのだという。中田は「山本さんですか」「山本さんはどこのご出身なんですか」「青森県から山本さん」と、あえてしつこく呼ぶ例を演じてみせる。
中田はこれを忘却曲線の考え方と結びつける。受験のときに使っていた方法で、人間は一度で覚えることはできないので、記憶が下がりきる前にもう一度思い出す。トイレに英単語を貼るのが効果的なのは、トイレに行くたびに反復できるからだ。これを名前の記憶に応用しようと意識している人は一流の営業マンになれるだろうし、雑談は誰でもできると考えている人との間に大きな差が生まれる、と中田は話す。
広げ方:共通点より相違点を武器にする
親友となら2〜3時間でも話が続くが、雑談力が問われるのは、仕事の上司や取引先など、情報が少なくよく知らない相手と話を広げるときだ。三流はここで壁を作って「じゃあそろそろ」と切り上げてしまう。二流は共通点を探す。よく勧められる方法だが、著者はそれでは二流だとする。理由は、共通点はむしろ少ないからだ。地元が同じなら話は広がるが、多くの場合は違う。エヴァンゲリオンが好き、サイクリングと釣りが趣味、といった一致もそう起きない。
そこで一流は相違点に注目し、違うことを良いことだと捉えて興味を持つ。中田の例では、「僕はエヴァンゲリオンが好きなんですけど、アニメはご覧になりますか?」「ならない」「じゃあ普段は何を見てるんですか?」「映画」「僕は映画はあまり見ないんですけど、今何が面白いですか?」「どういうところが面白いんですか?」と質問がつながっていく。ほとんどの人とは違いだらけなのだから、相違点を武器にすれば誰とでも話を広げられる、というのが著者の考え方だと中田は説明する。
褒めるなら「ビフォーアフター」を
多くの本に「褒めよう」と書かれているが、普通に過ごしていて褒めるところは簡単には見つからない。三流は見つからないと諦める。二流は「すごくいい靴」のように無理やり褒めるが、無理をしていることは伝わり、媚びているように見えて反感を買うこともある。
一流はビフォーアフターを褒める。まず相手の現在地を聞き、その人が何かに取り組んでいるなら、以前より前に進んでいることが多いので、その変化を褒めるのだ。中田は子育てにたとえる。子どもの絵はプロのように上手いわけではないが、2年前より確実に上手くなっているから「すごいじゃん」と思える。親が親バカになって褒められるのは、以前を知っているからだという。
中田は架空の例を2つ挙げる。オンラインサロンを始めた人が「まだ50人くらい」と言ったら、始めた当初を聞く。「3人しか集まらなかった」なら「3人から50人にしたの?すごいじゃん、どういうコツがあるの?」と褒められる。YouTubeの登録者が1500人で伸び悩んでいるという人には、開始当初を聞く。5人の状態が2か月続き、旅の動画で500人、ピーマンの紹介で1000人に増えたと聞けば、「旅とピーマンで1500人まで持っていったんでしょう?」と褒められ、話も広がる。
多くの人は向上心があるため現状に満足していないことが多いが、以前を聞けば褒めるポイントは必ず見つかる。しかも歴史を聞いて理解したうえで褒めるので自然であり、本人が一番褒めてほしい「ちゃんと頑張ったところ」に届く。中田は、この方法を知っただけでも本を買った価値があったと述べ、一般的なビジネス書や啓発書が「聞きなさい、褒めなさい」と言うだけなのに対し、ここまで具体的なのはプロの営業マンだからだと評価している。
聞き方:ネガティブな話には全力で励ます
「最近やる気が起きない」「上司と上手くいかない」「うちの職場はブラック企業だ」といった愚痴を言われると、空気は悪くなる。しかし「ネガティブなことを言うな」とも言えない。
三流はスルーする。著者によれば、スルーは雑談において最もしてはいけないことだという。二流は「そうなんだ、疲れてるんだ」と同調する。中田はそれで十分だと思ったが、一流は全力で励ます。「大丈夫だよ」「できるよ」「ばっちりだよ」と、ネガティブな言葉が来たら反射的に、迷わず励ます。「なんとかなるんじゃん」程度のほんのりとした励ましでは駄目で、同調したうえで「でも大丈夫だよ」と大きな声で言い、相手が明るい気持ちになるところまで持っていくのだという。
SNSでは被せずに全力で承認する
本ではSNSでの聞き方にも触れている。Instagram、X(Twitter)、Facebookなどへの投稿は、承認されたいときにするものだ。ハワイのワイキキに来た、ナイトプールに行った、タピオカを飲んだ、本を読了した、といった投稿に対し、三流はスルーする。二流は「被せる」。「私も昨日行きました」「私も今日飲みました」「私はずっとハワイにいます」と返すことだ。
中田はこの被せを関西弁を交えて熱演する。心理学の本を1冊読んだだけなのに「フロイトとユングの違いについて語りませんか?」と被せられる、初めてワイキキに行ったのに「他の島も行きましたか?」と言われる、初めてエッフェル塔を見たのに「パリの田舎町でワインは飲みましたか?」と聞かれる、といった具合だ。
SNSでは全力で承認する。「すげえ」「楽しそう」「美味しそう」「おしゃれ」をまず言う。タピオカの投稿に「今さら?」と言うのは厳禁で、本人は初めて飲んで嬉しくて投稿したのだから、それを受け止めればいい。コスプレの投稿なら「かわいい」「似合ってる」と言い、自分のほうが少しクオリティの高いコスプレ写真をぶつけるようなことはしない。
意見が違うときは「インタビュアー」になる
政治の話や、「結局〇〇のチームが最強じゃない?」というスポーツの話のように、自分とまったく違う意見の人がいる場合、承認してしまうと嘘になる。その場合は、相違点のほうへずらして質問に持っていく。
中田が挙げる例は、オムライスに醤油をかける人だ。「そんなにお好きなんですね」「いつからやってるんですか?」「ご家族もそうなんですか?」「何醤油がいいんですか?」「醤油にプラスアルファしますか?」と、インタビュアーになって質問を重ねる。自分と違う人に興味を持つという基本姿勢は、ここでも変わらないと中田はまとめる。なお、このオムライスの例は本に載っているものではなく、中田自身が考えた例えだと後で断っている。
盛り上げ方:例え話、擬音、一人二役、一人質問
盛り上げるための技術として、本では例え話、擬音、会話を一人二役で演じること、そして「〇〇ですよね」「そう思いませんか?」と一人で問いかけることが挙げられている。中田は、これらは自身がYouTube大学で大事にしてきたことでもあると話す。本の内容をなるべく正しく、なるべく面白く紹介したいと考えており、オムライスに醤油のような例えを自分で作るのはそのためだという。擬音の「ドキッ」「ドーン」、タイトルの「エクストリーム」もインパクトを出すためであり、文学の授業で「おい、マクベス」と一人二役を演じることもある。
中田は実演として、即興の作り話を披露する。角を曲がったらX JAPANのYOSHIKIに会い、なぜ路地裏にいるのか聞くと「路地裏が一番作曲が進む」と言われ、サインを頼むと書いてくれたが、それがひらがなだった、という話だ。「YOSHIKIに路地裏で会い、サインがひらがなだった」と文章で書くだけでは盛り上がらないが、擬音、一人二役、例え、一人質問を使うことで聞いてもらえる話になる、と中田は説明する。
大人数では「空いている役」を担当する
中田が特に面白かったと語るのが、大人数での盛り上げ方だ。会話には「回す人」「話す人」「聞く人」の3つの役割があるという。中田は『さんま御殿』を例に挙げ、明石家さんまが回し、振られた人が「聞いてくださいよ、さんまさん」と話し、ほかの出演者は話していないあいだも「マジっすか」「本当に?」と上手に聞いていると説明する。よく出ているタレントは聞くのも上手いという。
いつも回している、いつも話している、いつも聞いている、というように特定の役が上手いだけでは二流だ。一流は空いている役を担当する。回したい人がいれば任せ、たくさん話したい人がいれば聞き役に回る。回す人がいなければ自分が回し、話す人がいなければ自分が話す。三役すべてをこなせるうえで、場を俯瞰して空きに入れる人が一流であり、そうすると大人数の会話も盛り上がる。中田は、自分は常に回さなければ、話さなければというプレッシャーを感じていたが、そういう人がいるなら譲ればいいのだと学んだと語る。
終わり方:テンプレではなく具体的なエピソードを褒める
打ち合わせや食事、デートの終わりに「今日はありがとうございました。とても楽しかったです。またお願いします」と言うのは二流だという。一流は、会話の中の具体的な話を一つ取り上げて褒める。中田の例では「特にあの枝豆の話が刺さりました。『枝豆を制する者が料理を制する』なんて考えたことなかったです」や、「先輩が骨折したときにどう立ち直ったかの話、紙に書いて壁に貼っておきます」などだ。これはメールやLINEでも同じで、何もしないのが三流、テンプレートを送るのが二流、具体的なエピソードに触れるのが一流になる。中田はここでも、自分はテンプレっぽいものを送っていたと振り返る。
具体的なエピソードを言うためには、話を聞きながら「今の話、帰りに使える」とハイライトを頭の中でメモしておく必要がある。中田はこれをテレビのスタジオでの経験に重ねる。『ヒルナンデス!』のように長いVTRを見たあとに「あっちゃん、どうだった?」と振られたとき、「面白かったです」では観覧客と同じで、タレントとしては呼ばれなくなる。VTRを見ながら後で触れられそうな場面を覚えておき、「アンミカさんが白Tシャツは譲らないと言ったときの顔が面白かった」と言えばスタジオがウケて盛り上がる。会話でも同じようにハイライトをメモしておくことが大事だという。
次につなげる「脳の空白」
また誘ってもらえるかどうかについて、本では「相手の脳に空白を残せ」と説いている。ほんのりミステリーな部分を残しておくのだ。たとえばウイスキー好きの相手に「麻布十番に、ウイスキーにものすごくこだわる伝説のマスターがいるバーがあると聞いたんですよ」と話しておき、そのまま枝豆の話を褒めて別れる。相手には「伝説のマスターの話をもう少し聞きたい」という気持ちが残る。政治に興味が湧いてきたという相手には「政治マニアの友達がいるので会わせたい」と言っておく。
中田によれば、人間は脳の空白を嫌い、穴があると埋めたくなるのだという。テレビの番組宣伝やCM前の「驚きの展開に」という煽りも同じ仕組みだと中田は説明する。次回予告を作り、トスを上げておくわけだ。
中田は、ここまで紹介したことはトップセールスマンのやり方であり、何も考えずに雑談している人では勝てないとする一方で、どれも「100メートルを2秒で走れ」というような不可能なことではないと強調する。全部できることであり、ただ気をつけていなかっただけだという。
心構え1:懐に入る——物理的に腹を向け、自己開示は1枚ずつ
テクニックの土台として、本は2つの心構えを挙げる。1つ目は相手の懐に入ること、つまり仲良くなろうと強く思うことだ。著者は「腹を見せろ」と言うが、これは心理的な意味の前に、まず物理的に腹を相手に向けるということだと中田は紹介する。4人で会話しているとき、正面の人には腹が向いていても、斜めの人や横の人が話しているときは目線だけを向けていることが多い。それでは伝わらないので、話し始めた人のほうへお尻を少しずらして座り直し、腹を向ける。それだけで聞いている感じが出るという。
そのうえで心理的にも腹を見せる。失敗談や弱点など、本当は見せたくないものを出すことで相手が気楽になる。中田は、一流の学校、一流企業、一流の部署、一流ブランド、一流の運転手付きの高級外車と自慢を並べる人物を演じ、そういう人とは仲良くしたくないだろうと笑わせる。
中田は、著者自身がまさにこれを実践していると指摘する。本の冒頭に「営業が下手で、営業部署に配属されてすぐ左遷された」と書かれているのだ。左遷された人が本を出すはずがないから、その後どうなったのかと読者はページをめくり、トップセールスマンになったと知る。最初からずっと勝っている無敵のヒーローより、負けを見せるヒーローに愛着が湧くのと同じだという。
ただし、自己開示しすぎてネガティブに陥るのはよくない。自己開示はカードゲームのようなもので、1枚開示したら相手が開示しやすくなるので、相手の1枚を待つ。相手が開示してくれたら、時間を見てもう1枚出す。1枚につき1枚のペースで進めることで打ち解けていけると本では説明されている。
心構え2:オーラと自信は「見通し」から生まれる
2つ目の心構えは、ポジティブなオーラを出すことだ。自信がない、自己肯定感が低いという人もいるだろうが、自信にはメカニズムがあると中田は説明する。人前で話すのは苦手だという人でも、好きな映画や服、コレクションの話なら自信満々で楽しそうに話せる。その違いは好き嫌いよりも、見通しが立っているかどうかにあるらしいという。エヴァンゲリオンの話を何度もしていれば、どう話せばどう展開するかが分かっている。一方で、いきなり貨幣理論について30分話せ、マルクスについてどう思うかと振られたら、話したことがないので見通しが立たない。だが「おにぎりについて話して」と言われれば話せる。
雑談全体を「今ならいける」という状態に持っていけばいい、と中田は言う。最初は5つのステップを1つずつ意識しながらやる必要があるかもしれない。しかし慣れてくると、挨拶に2プラスして質問する、相違点が出たら興味を持って聞く、ネガティブな話が来たら全力で励ます、例え話を入れる、最後に具体的なエピソードを褒めて別れる、という全体像が見えてくる。そうなれば自然とオーラが出てくる。最初はたどたどしくてもよく、焦らず1日1ポイントずつ、たとえば今日は挨拶に2プラスするだけでもいい。慣れれば考えなくてもできるようになり、自信が出てくるのは見通しの差でしかない、と中田はまとめる。
成功者は必ず「ラッキーだった」と答える
最後に紹介されるのは、成功者への質問にまつわる話だ。成功の秘訣は才能か、努力か、意思か、運か。著者は営業マンとして多くの成功者に「どうしてそんなに成功したんですか?」と聞き続けたが、大成功者であるほど答えは一つで、「私はラッキーだった」と言うのだという。本には、これを自分も言っていこうと書かれているそうだ。
中田は、なぜ成功者がそう言うのかを自分なりに考えた。才能、努力、意思と答えるのは、言い換えれば「俺のおかげ」と言っていることになる。一方で「幸運だった」という答えは、良い仲間に巡り会えた、たまたまビジネスチャンスが来た、良いタイミングで会社を作れた、いい部署やいい上司に恵まれた、というように「みんなのおかげ」と言っていることになる。会話の上手い人から褒められたときに「ラッキーなんです」と言えるメンタリティの根底には常に感謝があり、それができる人は一流だろう、というのが中田の解釈である。
中田は、プレゼンテーションは見通しが立っているので自信を持ってやれたが、雑談には苦手意識があったと改めて語り、この本で雑談が怖くなくなったという。この本は自分にとってのバイブルになり、視聴者にとってもそうなりうると述べて動画を締めくくっている。
どうも中田敦彦です。さあ今日も早速参りましょう。エクストリーム現代社会、一流の雑談力編。コミュ力、よろしくお願いします。
コミュニケーションといえば皆さん、一大事ですよね。「コミュ力ないんだ」とか、「コミュ障なの、私」なんていう人も多いかと思うんですけども、カジュアルに「コミュ力ない」「コミュ障」「あの人はコミュお化け」とか、いろんな言い方がされてますけども、やっぱりコミュ力のキーがこの雑談力であると。「え? 雑談に力必要なの?」まずそこからですよね。でもこれが面白いんですよ。
今回参考にさせていただいたのがこちら、『雑談の一流、二流、三流』。すごいですね。雑談に一流があるんだよと。この著者の方、桐生さんっていう方なんですけども、営業マンだったんですね。営業をやって、最初は全然うまくいかずに左遷させられちゃう。「お前も飛ばされる」っていうね。「飛ばすぞ」と、違う部署行かされたり、いろいろあったんですが、そこから本気でこの雑談力について考えたところ、ナンバーワンのセールスマンになり、今ではコミュニケーションのスクールを運営しているというすごい方なんですね。
その方の一流の雑談力とは何なのか、なぜ必要なのか。ここですよね。雑談力とはコミュ力である。コミュ力って言うけど一体何? 分けて考えると、これ、話す力と聞く力ですよね。話す力を勉強してますという人、多いと思いますよ。プレゼンがうまくなりたいとか、人とうまく話せるようになりたい、人前で緊張せず喋れるようになりたい。そういう人、多いと思います。逆に話すだけじゃなくて聞く力が欲しいって人も多いと思います。皆さんやっぱり話し上手になりたい。いやいや、話し上手だけじゃなくて聞き上手になりたい。そういう方、多いと思います。それを合わせたのがコミュ力であり、雑談力なんだと著者は言うわけですね。
この雑談力、雑談に力必要? まずここですけども、雑談って誰でもできるわけじゃないですか。というか毎日してると言っても過言じゃないですね。近所の人、職場、友達、雑談なわけですよ。逆に雑談じゃない、商談ばっかりって人いないですよね。友達と会ってすぐ商談しちゃうっていうね。そういう人は結構友達少なくなってきそうな感じしますけどね。「またあいつ商談だぜ」ってね。久しぶりに学校の友達からかかってきたら商談でしたと、悲しいパターンありますよね。じゃなくて雑談をするわけですよ。「何してんの? 最近どうしてんの?」「あんなことあって、こんなことあってさ」なんていうことを話す。これが一番面白いわけじゃないですか。これをみんな誰でもできると考えているから侮ってる。そういうわけです、著者は。
これを真剣に考えると圧倒的なメリットがある。パフォーマンスがぐっと上がる。何のパフォーマンス? これ、ビジネスでもものすごく上がる。それはセールスマン、ナンバーワンになった、その実績があるから、まさにそうですよね。だけじゃない。人間関係がぐっと良くなるよ。これですね。いろんな本読んでると「全ての悩みは人間関係である」、そんな言葉もありましたよね。
確かにいろんな悩みがあります。悩み相談なんて、ラジオ番組とかいろんなところでやられてるわけじゃないですか。言ってみればカウンセラーとか占い師さんなんてのも、基本的に悩みを受けるっていうのを生業にしてるわけじゃないですか。そんな中でほとんどの悩みは人間関係。家族とうまくいかない、上司とうまくいかない、友達とうまくいかない、学校でうまくいかない、職場でうまくいかない。全部人間関係。これがパフォーマンスアップするのが雑談力だ。
そもそもセールスマンにとって必要なのってプレゼン力じゃない? そう思ってるところに落とし穴があるんだ。プレゼン、プレゼン、プレゼンではコミュニケーションはうまくいかない。本当に必要なのは雑談。確かに、実は訪問販売の人とか一流の営業マンって、何でもない話がものすごく盛り上がったりしません? 僕も思い当たるとこあったんですよ、この本読んで。僕も実はプレゼンがうまいなんていって、いろんなことに褒めてもらったりもするんですけど、雑談は得意かって言うと苦手意識があったんですよ。でも本当に大事なのは雑談力、コミュ力だ。これを僕も学びましたので、皆さんにシェアしていきたいなと、そう思っております。
雑談には流れがあるって言うんですね。どういうこと? 5つの、ファイブステップ、これを覚えてくれ。雑談をまず始める。そりゃそうですよね。でも雑談って一番始め方難しくないですか? 最初の、どう切り出していいかわかんないですよ、雑談だから。なんか話しかけたいけど、ここ。その後に広げる。広がんないですね。「今日暑いっすね」「暑いね……完」という、終了ということが多いんですけども、広げるんだよと。
その上で相手のお話をもちろん聞くわけですよね。自分だけが一方的に喋ってるというタイプの雑談ってありえないわけですよ。聞くわけですよね。そして聞いた上で普通に聞いて「へえー」、これ地獄ですね。喋って聞いて「へえー」、これ地獄です。盛り上げるわけですよ。4ステップ目で盛り上げた後、これ始まったら終わらなきゃいけないですから、終わり方がどうだ。これ、好印象を残す終わり方をするんだよと。
これ当たり前のようですけど、皆さんこうやって雑談について考えたことありました? 僕はなかったんですよ。そうかと。この5つに切り分けて、全てにおいてポイントがあるんだ。ここがものすごくこの本のパワーですね。当たり前にやってきたことを真剣に考えた著者が、5つにステップまず分けてみて、それを1個1個検証していった。さあ行きましょう。1本目、始め方ですね。
これ面白いのが『雑談の一流、二流、三流』って言ってるじゃないですか。これ、雑談の始め方、三流はこうする、二流はこうする、そして一流はこうするんだっていうのを全部の項目で書いてくれてます。これ全部言うと多くなってしまいますので、ぎゅっとさせていただいて、ところどころ三流、二流のやり方も示していきたいと思います。
まず、始め方、三流はどうしてるか? 三流は話しかけられるのを待つ。三流は話しかけられるのを待っちゃう。うわあ、三流なんですって、話しかけられるの待ってたら。ちょっと立食パーティーだよとか、会社での打ち上げだよとか、同窓会だよなんていって、わーっと人がいたら大体待っちゃってません? ここがポイントなんですって。三流は待つ。
じゃあ二流は? 二流は話す。自分のことを話す。「どうもー」なんて、「いや俺さ、今こんなことやっててさ」って話し始める。これは二流です。一流はどうするのか? 徹頭徹尾マインドを切り替えてください。相手に焦点を当てるんです。これは確かに、どの本でもそうですね。「相手を考えよう」言われてる。それがまず大前提。相手に焦点当てるってどういうことですか? これ質問力ですね。質問をするんですね。確かにそれ、なんとなく分かる。ここまではなんとなく分かりますよね。でも改めて著者は言います。「相手に焦点当ててますか?」雑談するときにまず相手に焦点当てるんだよ。質問が大事なんだよ。それを思った上で聞いてみましょうね。
そしてここ、具体的なテクニック出てきます。挨拶をしよう。これみんな言いますよね。挨拶ができない、これ三流ですね。大体基本、挨拶大きいんですよ、できる人ってのは。「どうも、おはようございます」「お久しぶりですー」なんていう、こういう感じで大きい声で挨拶するのは普通。これ二流です。じゃあ一流どうするか? 挨拶に2プラスする。2です。2プラスって何?
例えば「おはようございます」ってありますよね。そしたら次にワンプラスするとしたら、「今日ずいぶんと出社早いじゃないですか」。もうそれ1個言えますよね。出社早いじゃないですか。3つ目行きましょう。何でもいいんですって。3つ目行きましょう。その流れでいったら「今日ずいぶんと出社が早いじゃないですか。昨晩ぐっすり寝れたんですか?」とか、「出社早いじゃないですか。朝活何かなさってるんですか?」とか、何でもいけるわけですよ。1、2、3。「今日暑いですね。にもかかわらずものすごい元気そうじゃないですか? 最近何かいいことあったんですか?」2プラスすると話がぐっぐっと前に行くわけですよね。
挨拶だけをしてる、これ2プラスが馴染んできたら損、そういうふうに感じるぐらい、挨拶には流れで2プラスしようっていうのが、一流のまず最初の一歩らしいんですね。面白いですよね。「どうも、おはようございます。今日も何々ですね」。これありますね。「お久しぶりですね。元気してましたか?」その上で「元気そうじゃないですか? 何々ですか?」と、こういうふうに聞くといいよと。
そして何を準備するか? 話し始める前に準備する。大事、準備。大事ですね。これ、三流は準備しない。何にも準備せず会ったら「おお」です。「暑いですね」、こうなるわけですよ。二流はどうするか? 話すネタを準備するんですって。「今日誰々さんと誰々さんに会いそうだから、何々の話しようかな」って考える。それでも十分じゃないですか? でもこの著者が言うんですよ。それじゃあ二流だよって。話すネタじゃないんだよ。本当に準備すべきは表情。この表情が最も大事なんだぞっていうことを言ってくるわけですね。
同じ人でも話したくなる人とそうじゃない人ってどういう人か? 顔、フェイス、全てだ。「ミッキーマウスがなんであんなに愛されてるか知ってますか?」って書いてあります。いきなりミッキーマウスきます。スーパースターです。ミッキーは常に笑顔。確かに。ミッキーがしょげ返ってあのランドにいたことあります? 「ハーイ、僕ミッキー」、必ず言うわけですね。「今日はこんなに人が来てちょっと疲れるな」「今日コンディション整ってないです。どうもミッキーです」。ミッキーの笑顔、みんな笑顔ですよね。あのエントランス入って、あのシルエットのマークがあって、バーン入ってショーが始まってパレード出てきた。ミッキーしょぼん、地獄ですよ。「どうしてそうなった? 何があったんだ?」
でも普通に人間で考えたら笑顔じゃないとか、仏頂面、あと「怒ってるんですか?」なんて聞かれる人ってよくいますよね。僕も普通にしてたら「機嫌悪いの?」「なんか怖い顔してるよ」「疲れてるの?」なんてことを言われちゃってたのが僕の落ち度。もちろんもうにっこりですよね。これ大事。
カフェの店員さんとか、野球場のビールの売り子さんでも、やたらとお客さんに話しかけられてる店員さんとそうじゃない店員さんがいるって言うわけですよ。なんでか? 待ってるときの顔、目を合わせたときの顔。ガチャって入ってきたときに「よく来てくれましたね」っていうのが聞こえる顔。顔ですね。言ってます。なんか言ってますね。顔力すごいですね。顔力弱いですね。そうなるわけなんですよ。やっぱりこの笑顔で語る、これができることが準備なんだよって。これも気づかなかった。でもこれはミッキーもやってるよ。素晴らしい。さすがコミュ力。
その上で名前を覚えてるか、覚えてないか。ここ大事ですよね。三流は名前を忘れる。二流は名前を何とかして覚えようと、例えば意味付けをする。「勝利の勝と書いてまさる。この人は勝負師の勝さん」とか、「登さん、山に登るのが趣味の登さん」とか、いろんな覚え方あるじゃないですか。「一朗、あのイチロー選手と同じ一朗」「なんか打率のいい一朗」と、いろんな覚え方があるよっていうコツはあると思う。でも一流は名前を反復して覚えます。
どうやって反復するか? それは会話の中でむちゃくちゃな回数呼ぶって言うんですよ。「どうも、山本さん、お久しぶりです」。お久しぶりだったらあれですけども、例えば初対面ですね。「お名前なんていうんですか? 山本さんですか。そうなんですね。山本さんはどこのご出身なんですか? 山本さんってそこから出てきたんすか。そうなんですね。青森県から、山本さん」。もう山本さんって、何回も山本言う。略してやりたくなるじゃないですか。「あなたは?」とか、言わなくても呼ばなくてもいい。でも呼びまくるんすって。何回も何回も呼ぶっていうことで覚えようって意図的にする。
これ、すごく大事なの。忘却曲線っていう概念があるんですね。これは僕も受験のときむちゃくちゃ使ってました。人間って一発で覚えようとしても覚えられないんですよね。年号とか、一発で覚えようとしても覚えられない。だから忘却曲線に沿ってそれをコントロールしていく。これ受験のときに僕、学んだ方法なんですね。それどういうことかと言うと、一回覚えて覚えきれないってもちろん分かってるから一回覚える。時間が経つと下がってくるんですよ、その記憶力が。その下がってきたときにもう一回、もう一回反復すると、ものすごくそこがぐっと上がる。また下がる。それが下がりそうだな、下がりきる前にふっとやる。1日1回だけその単語を思い出す。
トイレに貼っとくのがすごいのは、そういう理由ですよ。反復してるんですよ。トイレに英単語貼ったりしましたよね? それをするとトイレのたびに見る。だから定着していく。それを名前を覚えることに使う。この意識がある人、絶対一流営業マンになれるでしょ。この一流の意識を持って雑談をしたら、誰でもできるっていうふうに考えてる人とずば抜けた差が生まれるよっていう話なんですね。なるほどなあ。呼んでいこう、名前呼んでいこう。これ大事ですね。
こうやって切り口できましたね。まずは相手が主役、話しかけてみよう。その上で質問をするんだ。それは挨拶に2プラスから入るんだよ。そのときに表情を忘れなく、話ができて嬉しいですっていう顔をしておきましょう。その上で名前聞いたら名前を反復するんです。いいですね。切り込めました。
切り込んだ上で、じゃあどうやって広げるか? 広がらないでしょう? 基本的に親友だったら広がりますよ。2時間も3時間も長電話できることがあるかもしれない。カフェにいても気づいたらもう3時間経ってたなんてことがあるかもしれない。でもそうじゃない人とも広げれるから雑談力なんですよね。仕事の上司、あんまりなあ。取引先、あんまりなあ。情報もないし知らないな。こういうときに三流の人は広げれずに壁を作っちゃう。「じゃあもうそろそろですね」、なっちゃうわけですね。
二流の人はどうするか? 共通点を探す。よく言いますよね。相手と自分の共通点を探そうと。だけどここの著者、それじゃ二流だよ。なんでか? 共通点はむしろ少ないから。「地元が同じ地元じゃないですか?」もちろん広がるよ。でもほとんどの場合、同じ地元じゃない方が多いですよね。「あなたもエヴァンゲリオン好きなんですか?」じゃないことの方が多いですよね。「あなたもサイクリングと釣りが趣味?」じゃないことの方が多い。じゃあどうするか?
ここに注目する。共通点よりも相違点だ。違うっていうことをいいことだってするんですよ。このマインドの切り替えがすごい大事なんですって。違うじゃないですかっていうときに、興味を湧かせるんです。すると一気に相違点が武器になるっていうんですよ。「僕エヴァンゲリオン好きなんですよ。アニメご覧になりますか? なりませんか? じゃあ普段何見てるんですか? 映画を見てる。僕は映画あんまり見ないんですけど、何が今面白いですか? 洋画で何々が面白い? どういうところが面白いんですか?」興味を湧かせることで相違点はむしろ武器になる。となったらほとんどの人と相違点だらけなわけですから、武器だらけだよと。広げれるよ。相違点をグッドとした上で「うわあ」って言って興味を持つんですね。「うわあ、それ面白そう。聞かせてください」。これで質問ができちゃうと。「うわ、すごいですね」。
その上で褒めようって、いろんな本に書いてますよね。褒めようってね。でも褒めるのって難しいでしょ? だって褒めるところ見つからないんだもん。普通に過ごして褒めるとこ見つかります? じゃあどうするか? 三流は見つからないと諦める。「もう褒めるとこない。褒めたいけど褒めるとこないっす。昨日も会ったし、昨日と同じだし」とかね。二流は無理やり褒める。「すごいいい靴」。わかんないですけどね。謎に無理やり褒めるっていう。そのとき伝わっちゃうんすよ。「こいつ無理やり褒めてるな」と。無理やり褒められたときに、なんか媚びてる感じがして逆に反感買ってしまうこととかありますよね。こういうのが落とし穴。
じゃあ一流はどうするか? ビフォーアフターを褒めてくださいって言うんですよ。ビフォーアフター。このビフォーアフターっていうのは、要するに現在時点をまず聞くわけですよね。その現在時点がどうあれ、その人が何かそのことに取り組んでるのであれば、前より前に進んでることが多いわけですよ。だとしたらそれを褒める。ちょっと子育てにも似てますよね。だって子供の絵って決してプロみたいにうまいわけじゃないんですよ。だけどすごいじゃんって思えるのは、2年前より格段にうまくなってるわけですよ。1年前あれできなかったのにできてんじゃん、すごいじゃんって。親が子供に親ばかになれて褒めれるのは、前を知ってるからですよね。だから前と比べて褒めるのが一番いいわけですよね。
例えば「俺オンラインサロンを始めたんだ」「そうなんだ。今何人ぐらい会員がいるの?」「いや、まだ50人ぐらいなんだ」「でも始めた当初は何人だったの?」「いや、始めた当初は大変で3人しか集まらなかった」「3人から50人にしたの? すごいじゃん。それはどういうコツがあるわけ?」これ褒めれるわけですよね。やっぱり前に進んでる。
「YouTube頑張ってるんだ」「そうなんだ。登録者は何人?」「今1500人ぐらい。もっと1万人行きたいんだよね。1500人でさ、そっからちょっと伸び悩んでて」「そうなの? でもさ、1500人でしょ? 開始当初何人ぐらいだったの?」「いや、開始当初はずっと5人ぐらいの状態が2か月ぐらい続いてて、そこから旅の動画を上げたときに500人ぐらいに増えて、その後ピーマンの紹介をしたら1000人になったんだよね」「すごいじゃん。それすごいじゃん。旅とピーマンで1500人まで持っていったんでしょう? ちょっとどういうピーマン?」そうなりますよね。ピーマンでなんで伸びたか、ちょっと私も分かりませんけれども、そういうビフォーを常に聞いていくわけですよ。
現状にその人があまり満足していないっていうことは多いです。それなんでかって言うと、皆さん向上心がありますからね。だから今こうなんだっていうこと言われても、その前を聞くことで圧倒的に褒めるポイントが見つかる。そしてそれは自然な褒め方ですよね。なんでかって言うと歴史を聞いた上で、理解してから褒めてるから。わけわかんないところ褒められても刺さらないんですよね。一番褒めて欲しいところって、自分がちゃんと頑張ったところじゃないですか。それが見えるのが、このビフォーアフターを褒めるっていうやり方。
このやり方を聞いただけでも僕はこの本買った価値あったなと思いましたね。うわ、嬉しい。これやるの難しいんですよ。「褒めなきゃ、褒めなきゃ」「聞かなきゃ、聞かなきゃ」「聞きなさい、褒めなさい」、いろんなビジネス書、啓発書に書いてます。でもここまで具体的に書いてくれているのはプロの営業マンだからですよね。これむちゃくちゃ僕、刺さりました。ビフォーアフター。常に誰かは進歩してる。褒めれる。大丈夫。
その上で話の聞き方。これも具体的ですよ。むちゃくちゃ面白いですよ。ネガティブなことを言われたときどうする? これね、「最近なんかやる気が起きないんだよね」とか、「なんかもう体の節々痛いし、もうなんか無力みたいな感じ」とか、「上司とうまくいかないんだよね。この職場マジでもうブラック企業だよ、うちの企業」とか、いろんなネガティブなことみんな言ってきます。愚痴ってきますね。やっぱり空気も悪くなりますよね。「おいおい、空気が悪くなるからネガティブなこと言うなよ」なんて、でも言えないわけですよね。そんなこと言ってもしょうがないわけですからね。
ではネガティブなこと言われるときどうするか? 三流はスルー。これ怖いですね。ネガティブなこと言ってきてるんですよ。「へえー」。嫌ですね。地獄ですよ、スルー。これ、スルーはこの雑談力において最もいけないことなんですって。無視、スルー。これやっちゃいけないね。じゃあ二流はどうする? 同調する。同調でも相当いいと思いません?「最近疲れてるんだよね」「そうなんだ、疲れてるんだ」。いいじゃないですか。それでいいと僕は思った。でももっと上の一流はどうするか? 全力で励ます。
来ました、全力励ましです。「大丈夫だよ」とね。これはもう迷わずいきます。ネガティブは必ず投げてこられますからね。そのときにバーン、「できるよ、大丈夫だよ、ばっちりだよ」と言ってくれる。そこなんですよ。これはもう反射神経で、ネガティブ来たなと思ったら、バーン、全力で励ますぞって。これもうほんのり励ましちゃだめ。「なんとかなんじゃん」、これだめ。全力です。ネガティブが明るい気持ちになる。同調も大事ですけども、その後に「うん、そうだよね、そうだよね。でもね、大丈夫だよ」。大声で言う。
プラス、SNSでも聞き方あるよっていうんですよね。SNS、InstagramとかX(Twitter)とかFacebookとか、記事を投稿するときっていうのは、皆さん承認されたいっていうときですよね。そういうとき、これどうしてるか? 「ハワイのワイキキに来ました」みたいなとか、「ナイトプール来ました」とか、「タピオカ飲みましたー」。精いっぱい日常での彩りを投稿するわけじゃないですか。今度はネガティブじゃなくて、自分の「見て、この私、見て」が投稿されたとき。普通の日常でもいいんですよ。「私、今朝起きました」でもいいんですよ。何でもいい。この本読了、ありますよね。「〇〇の書、読了」とか、そういうのもありますよね。
そういうときに三流はどうするか? スルー。これ地獄です。「ナイトプール行きましたー」に対してのスルー、地獄です。もうとにかくスルーはやめてください。二流はどうするか? 被せるって言うんですよ。これやっちゃいけない、二流の被せ。「ナイトプール行きました」「いいですね、私も昨日行きました」「タピオカ飲みました」「いいですね、私も今日飲みました」「ハワイのワイキキ来ました」「私ずっといます」。これ地獄なんですよ。やめてと。これ一生懸命、私の映えてる日常をアップしてるときに「私も」やめてとね。
「心理学の本読みました」「私もそれ読みました。語りましょうか?」やめてと。やめて。むしろもう1個被せてくんのやめてとね。読みました、読んだ心理学の本、1冊しか読んでないのに、なんであなたも「フロイトとユングの違いについて語りませんか?」やめてと。バレるからと。何を被せてきとんねんと。ワイキキ初めて行っとんねん。なんであなた「オアフ島だけじゃなくて他の島も行きました」とか、やめて。初めてエッフェル塔を見とんねん、こっちは。「パリの田舎町の方でワインは飲みましたか?」やめて、お願い、被せないで。
SNSに関してはもう全力承認。もうこれ全力承認です。「すげえ、マジで、楽しそう、美味しそう」。まずこれ言ってください。あなたがタピオカフリークかどうか知りません。タピオカ飲みました言うてるんですから、「うわっ、美味そう」でいいじゃないですか。「いまだに」とか絶対やめてくださいね。「もうムーブメント過ぎたよ」、地獄です。やめてください。タピオカは初めて飲んだんです。嬉しくって投稿したんです。だったら「美味しそう、おしゃれ」、言ってくださいよ。これを絶対言ってほしい。
コスプレしたんですよ。「可愛い、かっこいい、似合ってる、2.5次元出てきたみたい」。そう言ってくださいよ。「俺もしました」、クオリティ微妙にそれより勝ってるやつ、絶対やめてくださいね。何をぶつけとんねんと。承認せい。SNS、全力承認やと。
その上で励ましたり承認したり、なるほどいいよね。だけど自分の意見と全く違う意見の人がいたときどうすんの? 例えば何でしょうね。政治的な話とかもそうかもしれないし、スポーツに関してとか、チームで「結局〇〇最強じゃない?」みたいに言われて、「いや、そこのチームのやり方あんまり好きじゃないんだけどね」とかってなったときに、一流はどうするか? 承認はでもやっちゃうと、立場もありますし、みたいなね。嘘になっちゃうじゃないですか。それは違う意見だっていうときはどうするか? そのときはずらして質問に行くわけです。そう、この相違点の方に落とし込んでくんですよ。
「そうなんですか。そんなにお好きなんですね。オムライスに醤油? それいつからやってんですか? オムライス、醤油が一番美味い? なるほど。それってご家族も? そういう家? そうなんすね。何醤油がいいんですか? それ醤油プラスアルファします?」とか、質問に変えていくんですよ。インタビューアーになっていく。自分と違う人に興味を持ってインタビューするっていうやり方で、これも聞けますよと。なるほど、基本姿勢変わんないですね。来ましたね。
その上で話す、聞くだけじゃなくて、やっぱり盛り上がりたいですね。盛り上げるにはどうすんの? これ来ましたよ。ボンボンボンボンボン、技術出てきました。例え話がいいでしょう。擬音をうまく使うといいでしょう。一人二役して、会話とかのエピソードは分かりやすく演じてみてもいいでしょう。そして時々「何々ですか?」「そう思いませんか?」「ですよね」、一人で質問して答えてみるのもいいでしょう。これに関してはYouTube大学、私大事にしてることでした。
やっぱり本の内容を盛り上げて紹介したい。なるべく面白く紹介したい。なるべく正しく、なるべく面白く、そういうふうに考えてます。そんな中で「〇〇と言えばこれ」。さっきのオムライスの話なんて本に載ってませんよ。オムライスに醤油って私が勝手に例えて言ってるわけですからね。でもそういうことによって、なるほどな、そういう理解ができるわけですよね。さらに擬音、「ドキッ」とか「うわあ」とか「ドーン」とか、そういうふうに言うことでインパクトあるなと思いますよね。エクストリームとか、あれ何ですか? あれ、エクストリーム現代社会って、あれ何なんですか? 何がエクストリームなのか分かりませんね。
あと一人二役ね。文学の授業のときとか「おい、マクベス」とか、「なんだ」みたいなね。一人でこうやってみたりして、ああいうのもやっぱり盛り上がるわけですよ。「お前聞いてよ。角曲がったらさ、X JAPANのYOSHIKIさんと会ったんだぜ」なんつって。「本当だよ。角を俺がバーって曲がるだろ。となったら、あれー? なんつって『YOSHIKIさんじゃないですか?』なんて声かけたわけよ。そしたら『ああ、どうも』なんて言われてさ。『えー、YOSHIKIさん、なんでこんなとこにいるんすか? 路地裏に?』って。『いや、路地裏が一番、作曲が進むんだよ』なんて言ってくるんですよ。『えー、そうなんすか』なんつって、『サインください』なんて言ったら『いいよ』なんてさ。それでサインしてくれたんだよ。したらびっくりした。パーって書いて『これでいい?』とか言ってさ、ひらがなだったんだよ。YOSHIKIさんのサインってひらがななんだね」。
今のは勝手なエピソードですけど、こうやって演じ分けることで聞けるわけですよね。「YOSHIKIと会って、路地裏で会った。サインを求めたらひらがなのサインだった」。これ文章形式だと盛り上がらないわけです。「えー、YOSHIKIさん」なんつって、その角をガーン曲がったら、YOSHIKIさんがドーンいるわけですよ。「うわぁ、YOSHIKIだー」なんて、これでいいわけですね。これ、擬音、一人二役で、例え全部させていただきました。面白いと思いませんか? 一人質問させていただきました。こういうことですよね。こういうことをやってくと盛り上がると。
そしてここがすごく面白かったのが、会話を盛り上げるとき、1対1だけじゃなくて大人数のときもいるじゃないですか。そういうときの盛り上げ方わかりませんっていうのに答えてくれるんですよ。それは何か? 会話には役割がある、担当がある。3つある。それが回す人、話す人、聞く人って言うんですよ。
確かにさんま御殿とかも回しますわな。さんまさんが回しますわな。「このテーマである人。ほんま? 誰や? はー、そうなんか、そうなんか。ほんで? ほんで? いや、そんな話やったらもう君もあるやろ?」回してますね。それ振られた人は「そうなんすよ。聞いてくださいよ、さんまさん。こんなことありました、あんなことありました」。話す役の人がいますね。そしてその間「うん、ふんふんふん」って、タレントさんってすっごいいい感じに聞いてません? よく出てるタレントさんって話してないときも「ふんふんふんふん」とか「ははは」とか「ええ、マジっすか? マジで? 本当に?」とか言って聞いてるわけ。回すプロ、話すプロ、聞くプロ。そういう人たちが三役やってるわけですね。
この三役、どれをやればいいですか? って皆さんは思う。そう考えるときに、みんなどれかが得意な人が多いんですよ、大体。あの人いたら、あの人ずっと回してる。大体あの人がいたら、ずっとあの人が喋ってる。大体あの人ずっと聞いてる、だと二流。それがうまいだけでは二流。「俺は大体回すぜ」「俺はずっと話すぜ」「俺はずっと聞いてるぜ」。それは二流。一流は空きを担当するんですって。
これがすごいんですよ。この人回したいタイプなんだな。じゃあ回しをこの人に任せとこう。この人むちゃくちゃお話ししたいんだ。じゃあ今日は聞き役やろう。逆に、あれ? 今日は回し役いないんだ。じゃあちょっと自分回してみようかなとか、なんだ、回す人はいるんだけど「なんか話ある?」ってなって誰もいないってなったら、じゃあ俺が話そう。そういう三役のうち空きを担当できるっていう俯瞰の目線があると、大人数は盛り上がる。これが一流だ。話すこともできるし、回すこともできるし、聞くこともできる。私は今日は空いてるポジションに入りますよ。そういう人が一流だ。
これもものすごいためになりました。僕も常に回さなきゃいけないの、常に話さなきゃいけないの、そういうプレッシャーもあるんですけども、そうじゃないよ。いるんだったら譲ろう。そういうのがいいですよね。さあここまで始めました、広げました、聞きました。その上で盛り上げてきました。じゃあどう終わるか? ここですね。雑談の終わり方すごく大事だよ。好印象を残せるかどうか、ここ大事だよって言うんですね。
具体的エピソード。これどういうことか? 何かの打ち合わせとか、カフェでお茶したりとか、居酒屋で飲ませてもらったりとかの終わりが「今日はありがとうございました。ものすごく楽しかったです。またお願いします」。ブーン、タクシーで、先輩、ありがとうございました。二流です。これ二流なんですって。一流は「今日ありがとうございました」、これメールとかもするときあるじゃないですか。「今日楽しかったです」。デートとかでも、デートとか先輩とお食事行ったとか、上司と食事したって後に「今日楽しかったです。ありがとうございました。またよろしくお願いします」だけじゃなくて、その会話の中での1個具体的な話をしっかり褒める。
「誰々さん、今日は楽しかったです。特にあの枝豆の話が刺さりました。枝豆を制するものが料理を制する。あれもう考えたことなかったです。またお話聞かせてください。ありがとうございました」。ブーン。これでまた誘ってもらえます。その枝豆の話はちょっと謎ですけども、具体的に言うとそういうことなんですよ。「今日の先輩が骨折したとき、どう立ち直ったかの話、めちゃくちゃ刺さりました。もう僕あれ、紙に書いてちょっと壁に貼っときますわ。ありがとうございます。お疲れ様でした」。こうやること。メールとかLINEとかでも「今日楽しかったです。特にあの〇〇のお話、すごく楽しかった」。こうやってやることによって。
やってなかったね。やってなかった。なんかテンプレっぽいの送ってたもん。テンプレを送ると刺さらない。これもう当たり前なんだけども、やらないのは三流。やるけどテンプレ、これ二流。具体的なエピソードを話す。ってことはですよ、話を聞きながら、慣れてくると「今の枝豆の話、帰りに一発いける。よし」。こういうことが大事なんです。
タレントさんとかでも長いVTRを見た後にスタジオ降りてきて「どう思った?」っていうのってあるじゃないですか。コメント振られるスタジオでのタレントって、あれ結構大変なんですよ。ぼーっと見てたらね、ヒルナンデスとかでずっとファッションコーデバトルとか見て、なるほどみたいな。アンミカさんチームが勝ったんだみたいなね。「あっちゃんどうだった?」って言ったときに「いや、面白かったです」。これじゃあタレントじゃないんですよ。タレントは「Vどうやった?」「面白かったです」だったら、「お前観覧やないか」ってなるわけですね。「観覧のお客さんやないかと。何しとんや、こら」ってなるわけですよね。これでは呼ばれないと。
じゃあどうするかって言うと、そのVの中で面白いな、後で触れるなっていうことを一回自分の中でメモっとくんです。脳みそでね。あれ振られたら、もし振られたらこれを言おう、みたいなね。「あっちゃんどうやった?」っていうふうに言われたら、「いやでもアンミカさんが『白Tシャツは譲らない』って言ったときの、あのときの顔、面白かったですね」とか言うと、どっとウケるわけですね。確かに、みたいな。「アンミカさん、確か『白Tシャツは譲らへんで』って言ってたときの顔すごかったっすもんね」とか言って、「本当だね」みたいな、「譲らないんだね」みたいに、わーっと盛り上がるわけですね。そうやってメモっておく。ハイライトをメモっとく。これ会話には非常に大事。
プラスもう一回、次ね。「また行かないか、あっちゃん」。誘ってもらえるかどうか。これは脳に空白を残せ。相手の脳に空白を残すって言うんです。ちょっと難しいことは、どういうことか? これは例えばほんのりミステリーな部分残しておくんですね。ほんのりミステリー。「そうなんすね。ウイスキーがお好きなんすね。でもこの前、麻布十番でウイスキーにめちゃくちゃこだわってて、伝説のマスターっていう人がいるっていうバーを聞いたんすよね」って言うときに、「え、何その伝説のマスターの店?」「じゃあ今日はありがとうございました。あの枝豆の話、面白かったです。ありがとうございました」。なったときに「うわあ、伝説のマスターの話、もうちょい聞きたい」。ここですね。
次回予告を作っておくわけですよね。番宣でもやっぱりよく使われるでしょう。「CMの後、驚きの展開に」とかっていうことで、じゃあ見よう。なんでかというと、人間は空白を嫌うんですって。脳の空白を嫌うから、その穴埋めにされてると埋めたくなるんですって。それをほんのり残してあげる。「そういうことに興味あるんですね。政治に興味が湧いてきた。なるほど、なるほど。でもね、うちの友達、政治マニアっていうぐらい政治のことに詳しいっていう、そういう友達がいるんですよ。会わせたいなあ。ありがとうございました。今日本当、枝豆の話刺さりました。またよろしくお願いします」って言って、「え、そんな政治マニアいるんだ。会いたい」。こうなるわけですね。そういうふうに空白を残して、次回にふっとトスを上げる。これも考えたことなかったですね。
これできたら見てくださいよ。当たり前のように書いてますけど、これがトップセールスマンのやり方なんですよ。ここまでやられたら何にも考えたことのない雑談力の人は、それは勝てませんよ。これやってる人はもうコミュ力お化けでしょう? でもこれって絶対にできないことありました? ないですよね。コミュ力を上げるには100メートルを2秒で走れって言ってないんですよ。「それ無理やんと。それ俺無理ですわ。じゃあもうやりませんわ」じゃなくて、できるんですよ。全部、全部できるの。ただ気をつけてなかったってだけ。
じゃあこれらのテクニックのベースとなる心構え、ここをしっかり持つことで、このテクニックをぎゅっと自分のものにしていきましょう。心構え何か? まず懐に入るんだ。相手と仲良くなるんだという気持ちを強く思う。その上でそれを具体的にやる方法を学びましょう。これはもうこれが全てだっていうんですよ。腹を見せろ。腹を。
これ面白いのが、腹を見せろとか腹を割れっていうときって、大体心理的なことでしょう? 心理的なことの前に、まず物理的に腹を見せるって言うんですよ。こうじゃないですよ。「ちょっと見てくださいよ」じゃないですよ。「へそ綺麗でしょう?」じゃないですよ。腹を向けるって言うんですね。面白いなと思いました。4人で会話してるときに、正面の人に会話してるときって、もう腹をこう向けてるわけですよね。だけど斜めの人が話してるときもその角度だったりしません? 目線だけ向けてたりしません? こっちの人が話してるときも目線だけ向けてませんか? って言うんですよ。それでは伝わらない。腹を向けろ。
座り直すんですって。こっち話し出したら腹を向ける。座り直す。ちょっとすっとお尻をずらすだけでいいんだよって。腹を向けるだけで、ほおっと聞いてるって感じになるよ。確かにそうかも。腹向けようぜ。なるほどな。これはできるよね。その上で心理的にももちろん腹見せてこう。どういうことか? もちろん自分の本当は見せたくないもの、例えば失敗談とか弱点、これをやっぱり出していくことで向こうが気が楽になる。
嫌でしょう? 弱点見せないでいいところばっかり言う人。「どうもどうも、よろしくお願いします。私、一流小学校から中学校、一流高校から一流大学を卒業して、一流企業、こちらに勤めさせていただきまして、一流の部署にいます。そして見てください、私の成績すごいでしょう? さあ仲良くしてください」。嫌ですよね。「うるせえな、こいつ。うるせえ、ずっとうるせえ。うるせえな」「一流ブランドも着させてもらってます」「うるせえな」。ブーン。「一流の高級外車を一流の運転手が乗って僕を迎えに来ました。どうも仲良くしましょう」「うるせえな、こいつ。うるせえな。帰りお腹痛くなんねえかな。なんか当たって、今日食べた牡蠣当たって、こいつ吐かねえかな、今日」って思いますよね。
そうじゃないんですよ。「いやいや、そんな褒めないでください。僕なんて元々は」。そうですよね、ここの著者、まさにこれやってるんですよ。「実は私は営業が下手で、営業部署に配属されてからすぐに左遷された男です」。これがこの本の最初に入ってるんですよ。これがすごいんですよ。「私は左遷されました」っていうのが最初にあるんですよ。うわあ、そこから。左遷された人がでも本出さないよね。だからその後どうなったの? めくるわけです。その後トップセールスマンになれました、書いてある。そこなんですよ。ピンチから、わあ、なった。それを見せるからヒーローもいいわけじゃないですか。ずっと勝ってる主人公は嫌でしょう? 最初からずっと勝ってる主人公、嫌ですよね。
無敵のヒーローですよね。負けたことないやつ嫌ですよ。でも負けるんです。でもそこを見せるんです。だから愛着が湧く。それを自己開示、自分を開くというらしいんですね。ただこれ、陥っちゃうとダメなのが、ネガティブに陥るとダメですよ。
自己開示しまくっちゃう人いるでしょう? 自己開示は少しずつ。それはあたかもカードゲームのようであるんですね。1枚自己開示をしたら相手が自己開示しやすくなるので、相手の自己開示を1枚待ちましょう。相手がもしも1枚自己開示をしてくれたのであれば、時間を見てもう1枚自己開示してみてもいいかもしれません。そういうように1枚につき1枚、そういう風にやっていくと、どんどんと打ち解けていけますと。なるほど、確かに自己開示は絶対大事だけど、しすぎても良くない。1枚1枚だ。すると懐に入れるよ。
そしてもう1つ、オーラ出していこう。ポジティブなオーラ出していこう。「でも出せません。自信ないんです。自己肯定感薄めでごめんなさい。ほっとくと自己否定の毎日でございます。だってそんな誇れるもんないですから」って言うかもしれない。でもね、オーラを出す、自信を出す、それはメカニズムがあるんですよね。
どうやったら自信が出ますか? ここなんですね。実はあなた、人前で話しなさいって言ったら自信がないって言うけれども、自信満々で話せることってありますよね? 何ですか? 例えば好きな映画の話、好きな服とか、好きなコレクションしてるものの話をしてる時のあなたは、ものすごい自信満々だし、ものすごい楽しそうだ。その時のあなたと、そうじゃないプレゼンしなさいって言われた時のあなたはどう違う? 実はそれは好き嫌いよりも、見通しが立ってるかどうからしいんですよ。
見通しが立ってるってことは、この話は大体この話をし始めてからこうなってこうなる。エヴァンゲリオンの話を何回もしてるから、「エヴァンゲリオンってこうだと思うでしょう? でもこういうところが面白くて、こうやっていくんですよ。ここが面白いと思いませんか?」って、大体何回か話してるから見通しが立ってるんですよ。だから自信満々で話せる。もう1回この話いけるね。
だけどいきなり、現代貨幣理論についてちょっと30分喋ってください。嫌ですね。見通しが効かないんですよ。喋ったことないからね。「マルクスについてどう思いますか?」「いきなり?」っていうね。「やめて、お願いやめて。振らないで。いない者だとして」。そうなるわけですね。でも、おにぎりについて喋ってください。おにぎりなら喋れる。いける。今ならいけると、こうなるわけですよ。
今ならいけるっていう状態に雑談全体を持っていけばいい。どういうことか? 今までの手順1から5番がありましたよね。これ最初は1個1個意識しながらやらなきゃいけないかもしれない。でもそれが慣れてくると、雑談が1から5番だなってまず思えるし、まず1番、質問に2プラス、これはいつもの通りだよね。質問にまず2プラスして、その後に質問してみよう。相違点出てきた。よし、興味を持って聞いてみよう。聞いてみた、聞いてみた。でもちょっとネガティブなこと出てきた。よし、全力で励まそうじゃないか。その上でこっちはちょっと例え話をしてみようかな? その上で、なるほどなるほど、今日は何々の話が良かったよっていうことで、具体的エピソードを褒めておさらばする。これができるようになる。
だんだん馴染んできて、雑談ってこうなんだっていう全体像がだんだん分かってきたら、どんどんオーラが出てくる。最初はたどたどしくていい。だけど分かってきたら自信出てくる。そういうメカニズムなんです。自信が出てくる、人前で喋れるようになる、雑談が怖くなくなるのは、これに慣れるか慣れないか。もう仕組みが分かったんだから、あとはちょっとずつ、焦らないでいいからちょっとずつ。1個でいい。1ポイントでいい。今日は挨拶に2プラスするぞとか、それだけでもいい。でもそれに慣れたら、もう考えなくてもできるようになる。だからちょっとずつ学んでいけば、どんどん自信が出てくる。それは見通しの差でしかない。自信湧いてきますね。
その上で最後、これ面白いですよ。成功者に質問するんですって。成功の秘訣は何ですか? っていう時にですね、才能ですか? 努力ですか? 意思ですか? それとも運ですか? この質問ってよくありますよね。でもこれ、答え一択なんですって。でも才能じゃない? とか、環境? 仲間? 努力、やっぱ努力でしょう。行動力、意思。違うんですって。成功者は「あなたはどうして成功したんですか?」って聞かれた時に、1種類しか答えない。それが「私はラッキーだった」と言うんですって。大成功者であればあるほど「私はラッキーだった」って言うんですって。
これは絶対そうなんです。だから営業マンとしていろんな成功者と話するじゃないですか。「うわあ、どうしてそんなに成功したんですか?」って聞き続けたんですって。すると大成功者、必ず「私はラッキーだった」と言うわけですよ。自分は幸運だ、成功は運だと言うんですって。これ言っていこうって書いてあったわけですよ。おおって。でもね、確かになと。
これ、なんで成功者はこう言うのかなって考えたんですよ。僕ね、思った時に気づいたのはですね、「あなたは成功していますね。成功しました。何が成功の秘訣だと思いますか?」と聞かれた時に、才能ですって言ったら俺のおかげですよね。努力ですって言ったら俺のおかげですよね。意思ですって言ったら俺のおかげですよね。簡単に訳すと、俺のおかげって言ってるんですよ。ですがどうでしょう? 幸運ですと言う人、これ、みんなのおかげって言ってるわけですよ。僕じゃない。
例えば良い仲間に巡り合えたんだ。たまたまビジネスチャンスがやってきたんだ。たまたま良いタイミングで会社を作れたんだ。たまたまいい部署に配属されたんだ。たまたまいい上司の下につけたんだ。これ全部、みんなのおかげって言ってるただ1つの答えなんですよ。なので「あなたはすごいですね。どうしてこんなにいいんですか? すごいんですか?」って、必ず会話うまい人がやってくると思います。褒められると思います。その時にですね、「ラッキーなんです」。これを言うメンタリティっていうのは、常に感謝がベースにあるんですよ。みんなのおかげです。ありがとうございます。このメンタル持ってこれができる人、絶対に一流でしょう。
この本すごくないですか? 僕はもうこれでですね、雑談怖くないなって。今まで正直僕ね、プレゼンテーションとかは見通しが立ってるから自信持ってやりました。でも雑談ってなるとなあって、ずっと思ったところからようやくパーン開きましたね。これ僕にとってのバイブルになりました。そしてもう皆さんにとっても、これバイブルになり得ると思いますね。この動画を視聴していただいた皆さん、皆さんと僕で雑談、ぜひしてみたいと思います。ではまた。
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