話しかけたくなる人は何が違うのか:中田敦彦が読む『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』
中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY芸人でありYouTuberとして毎日のように喋っているのに、中田敦彦は後輩からも先輩からも記者からも「怖い」「話しかけづらい」と言われ続けてきたという。この動画で中田は、有川真由美『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』(PHP研究所)を手がかりに、その原因を探る。中田が本から引き出す答えは、話しかけられやすさは容姿や能力の問題ではないというものだ。目線、表情、言葉の選び方といった、誰でも身につけられる普通のスキルの問題だという。中田は自分の失敗談を交えながら、陥りがちな落とし穴と、身につけるべき3つの力を順に解説していく。
喋る量でも、時間でも、知名度でもない
中田はまず自分の状況を説明する。取材でも「中田さんって話しかけづらいんですよね」「ちょっと怖そうなんですよね」と言われ、後輩にも、さらには先輩にも「あっちゃんなんか怖いやん」と言われる。黙っていたわけではない。「武勇伝」でデビューし、「PERFECT HUMAN」を踊り、毎日30分以上喋っている。それでも怖いと言われるのなら、自分は何かを大きく勘違いしているはずだと中田は考える。
中田はほかの説明も一つずつ退けていく。デビュー当時から自分を見てきた先輩がいまだに怖いと言うのだから、付き合いの長さの問題ではない。子どもの頃から見ていたという記者が震えながら取材に来るのだから、知らない相手だから怖いという知名度の問題でもない。では何が原因なのか。中田はここを改善しなければ多くの人が「大損」をすると言い、本の内容に入っていく。
立食パーティーや同窓会でもじもじしてしまい、どうしたらいいか困った経験は多くの人にあるはずだと中田は言う。そのうえで、「話しかけられたらそれはそれで大変だ」「話しやすい相手と隅で喋っていればいい」と考える人にも、考え直してほしいと呼びかける。
話しかけたくなる人が手に入れるもの
本の冒頭には、話しかけたくなる人になることのメリットが具体的に書かれているという。中田はこの本について、表紙も厚さも挿絵もフォントも読みやすく、開いてすぐにメリットが書いてあるのも「メリットがないと読まないでしょう」と分かってくれているからだ、と評している。
中田が紹介するメリットは次のようなものだ。まず出会いが増える。相手のほうから来てくれるからだ。次に情報が増える。中田はドラマ『半沢直樹』の渡真利を例に挙げる。「人事部が目をつけているぞ」と教えてくれるような情報は、話しかけやすい人のところに入ってくる。逆に話しかけづらい人には伝えにくいので、情報も入ってこない。中田はこれを、同窓会があったことをInstagramで知り、「イツメンで最高のバーベキュー」という投稿に、いいねを押す手が震えるような状態だと表現する。
さらに、助けてくれる仲間が見つかること。自宅以外に、学校や職場、カルチャーセンター、趣味の集まりといった居場所ができやすいこと。恋愛ではモテること。仕事の評価が上がること。「君がいるとオフィスが淀む」と言われる人が昇進するわけがない、と中田は言う。そして、多くの人が一番欲しがっている自己肯定感が高まること。周りに人が集まってくれば、ここにいていいのだと思えるからだ。
最後のメリットとして中田が強調するのは、誤解されなくなることだ。中田自身、相方と妻から「あなたは誤解されやすい人だから」と言われたことがあるという。近い人から言われるのは悔しいと中田は振り返る。また、話しかけられてもいないのに自己肯定感だけはあるという「歪な症状」を自分は抱えている、と自嘲もしている。
中田はこの話を、すでに話しかけられやすい人にも聞いてほしいと言う。理屈として分かっていれば、話しかけられないと悩む仲間や身内に具体的なアドバイスができるからだ。
「特別な人だから話しかけられる」という思い込み
本題に入る前に、中田は予想される反論を取り上げる。話しかけられている人は容姿がいいから、優秀で実績があるから、パフォーマンスがうまくて目立つからだ。自分は普通だから現状維持でいい。中田はこうした考えの人たちを「でも隊」と呼び、それは間違っていると言う。
中田は聞き手に想像させる。同窓会に行ったとして、真っ先に話しかけたいのは、学年で一番成績がよく、ハーバードから帰ってきて政治家になり、有名なモデルを妻に持ち、4か国語を話す同級生だろうか。怖くて、いきなりは話しかけに行かないだろう。実際に向かうのは、話しかけやすそうな普通の人のはずだ。しかも、そのスーパーヒーローのような人が嫌な空気を出していたら、優秀さも派手さも容姿もすべて裏目に出る。
だから話しかけたくなるというのは特別な能力ではなく、誰でも獲得できる普通のスキルだと中田は結論づける。それほど普通のことで大きなメリットがあるのに、多くの人ができていない。中田はこの誤解を解きたいのだと言う。
落とし穴①「話しかけないでオーラ」の正体は目線
中田が最初の落とし穴として挙げるのが「話しかけないでオーラ」だ。超能力も幽霊もUFOも信じない人でも、なぜかこのオーラだけは見たことがあると言う。本によれば、その正体はシンプルで、目線だという。
話しかけないでオーラを出している人と目が合ったことはあるか、と中田は問いかける。実はない。そういう人はスマホを見ていたり、本を読んでいたり、何かしらの作業をしていたりする。二人で食事をしているのにスマホを見る、四人のうち三人が話しているのに一人だけ画面を見ている、といった場面だ。目がしっかり合ったまま「話しかけるな」という空気が出ているとしたら、それはもう喧嘩をしているときだと中田は笑う。
本によれば、人は相手の意識が自分に向いているか、相手自身に向いているかを目線で判断するという。目をそらす、合わせないという行為が、人間にとって一番強いメッセージになる。そして多くの人は、社交の場で「不安だ」「自信がない」「受け入れられるか怖い」と自分のことを考えた瞬間に、目を合わせず飲み物をいじったりしてしまう。これでアウトになる。自分に意識を向けず人を見てほしい、というのが本の提案だ。
相方・藤森の「じっと見とく」
中田は、相方の藤森慎吾がこれをうまくやっていると話す。先輩に話しかけられるコツを尋ねたところ、藤森の答えは「じっと見とく」だったという。
舞台はルミネtheよしもとの楽屋だ。吉本新喜劇の人もネタの芸人もいて、大先輩もいる。中田は大先輩とあまり話さないのに、藤森は「お、藤森なんやねん」と声をかけられている。なぜだろうと思っていたら、藤森は用もないのに楽屋の入口に立ち、ニコニコしながら先輩を見ていた。鏡越しに目が合い、小刻みに揺れながら笑っていると、先輩のほうから「おいなんやねん、さっきから」と話しかけてくる。
中田はこれを釣りにたとえる。藤森はずっとルアーを浮かせている。一方、話しかけられない人は、釣り糸も垂らさずボートの上で仁王立ちし、「釣れないね」「マグロがデッキに飛び込んでこないね」と言っているようなものだ。糸を垂らしていないこと、つまり目線を合わせていないことは周囲から見られていて、話しかけないでオーラをずっと発信しているのと同じだと中田は言う。そして、自分もこれをよくやってしまっていたと認めている。
落とし穴②「なんだか怖そうな人」の正体は無表情と辛口
二つ目の落とし穴は「なんだか怖そうな人」だ。「最初怒っているのかと思いました」と言われたことはないか、と中田は問う。中田もよく言われてきたが、頭をかいて何も改善せずに過ごしてきたという。
中田は長いあいだ、怖そうに見えるのは顔立ちのせい、つまり親の遺伝子の組み合わせによる造形のせいだと思っていた。しかし本によれば、それは単に無表情なだけだ。無表情と微笑みには天と地ほどの差があり、顔の造形は関係ない、微笑んでください、というのが本の主張だと中田は紹介する。
中田はここで、人が抱えている矛盾を指摘する。本の帯やSNSのアイコンで他人が微笑んでいるとリラックスするのに、自分が自撮りを上げるときは微笑むのが恥ずかしく、「この角度からの真顔がクールだ」と思ってしまう。それなのに他人の真顔を見ると「怖い」「笑えよ」と思う。中田自身も微笑んだ写真を上げるのが苦手で、真顔のほうが格好いい、人気が出るのではとさえ思っていた。しかし他人の真顔は嫌なのだから、やはり笑ったほうがいいのだと話す。
怖そうに見える原因は、外見だけではないという。批判やきつい言葉を口にする「辛口」な人もそうだ。「この会社は根本から間違っている」「みんなが言わないから言いますけど」といった発言は、一瞬は痛快だと支持される。しかし聞いている側は心の底で「あの矛先が自分に向いたらどうしよう」と思っている。自分が嫌っている相手を刺しているうちは応援するが、そうでもない相手を刺せばやりすぎだと感じ、自分に向く恐怖は常にある。だから人前で誰かを批判したりきつい言葉を使ったりするのは損でしかない、と中田は言う。
ここで中田は、コメンテーター時代の自分を振り返る。CMまで残り数秒、テリー伊藤の後に「5秒で中田さんコメントを」と振られる。込み入った案件でも短く断定するしかなく、「私は絶対にダメだと思います」と言ったところで真顔のアップのままCMに入る。中田はこれを「好感度地獄」と呼び、無表情で批判を繰り返し、目線も上げない、それが自分の歩いた道だったと語る。
中田はここで、これらは容姿や能力とは関係がなく、ポイントを押さえているかどうかの違いだと整理する。ただし人間は主観の生き物で、ずっと自分を客観視することはできない。気をつけていても、疲れたときやふとした瞬間にこの穴に落ちる。落ちたことのない人間はいないのではないか、と中田は言う。
感情力:事柄ではなく感情に寄り添う
落とし穴を抜け出したうえで身につける「プラスの武器」として、中田は3つの力を紹介する。最初が感情力だ。話を聞いた後に、相手がまた話しかけたいと思うか、もう話しかけたくないと思うか。その差を分けるのは感情だという。本の言葉で言えば「事柄より感情に寄り添う」ことだ。
中田が挙げる例はこうだ。「昨日人間ドックに行ったんだけど、結果が出るまで1週間かかるって言われて不安なんだよね」と言われたとする。そこで「俺も毎年行ってるよ」「偉いじゃん、健康そうだし大丈夫じゃない」「俺は行ってないんだよね」「行ったほうがいいよ」と返すと、会話は人間ドックという事柄のほうへ進んでしまう。本当に大事だったのは「不安だ」という部分だ。
感情に焦点を当てると会話は変わる、と中田は演じてみせる。「そうか、不安だよな。何か心当たりはあるの?」と聞けば、相手は「最近眠りが浅くてだるいんだよ」と話し出す。「それなのに1週間も待たされるのか」「そうなんだよ、何も分からない1週間だから気が気じゃない」「そうだよな、不安だよな」と続く。相手が嬉しいのは、話を聞いてもらえたうえに「こいつは分かってくれた」と感じられることだ。
コンビニの例も同じだ。「店員にこんな対応をされて腹が立った」と言われて「あのコンビニ、業績が落ちてるらしいぜ」と返すのは、事柄に寄り添っている。「腹立つよな、俺だって腹立つよ」と返せば、相手は「ありがとう」となる。中田は、自分も夫婦の会話でこのミスをよくするという。事柄に焦点を当ててしまい、「しまった、こっちじゃない」と慌てて方向転換し、「寂しい思いしたよね」と寄り添いに行く。中田はこの様子を、船が岩礁に乗り上げそうになって急旋回するようなものだと表現している。
なぜこの人はそれを言ってきたのか、どんな気持ちなのか。そこに寄り添えるかどうかが、話しかけたくなる人とならない人の違いだと中田は言う。分かってくれる人とは、プロフィールや事実を分かってくれる人ではなく、気持ちを分かってくれる人だ。中田は、何も言わずそばにいてくれた、私が泣いたらあなたも泣いてくれた、と歌うラブソングを例に出す。逆に、私が泣いているのにあなたは違う話をしていた、という歌になれば、それは「ヘイト」だと笑う。
自分の感情も伝える
感情力にはもう一つの面があるという。相手の感情に寄り添うだけでなく、自分の感情も伝えることだ。初対面で「お笑い芸人をやっていて、YouTubeをやっていて」と経歴や実績を話してしまう人がいるが、そうではないと中田は言う。
中田が示す代わりの例はこうだ。「お会いできて嬉しいです。今日はこのパーティーに参加すると思ってワクワクして、1時間前から来てしまいました。あなたと話せるからです。一つ質問していいですか」。そして相手の答えを聞いたら「そうだったんですね、合点がいきました。この答えが聞けて嬉しい」と返す。事実や情報を交換するのではなく、感情を伝え、相手の感情が出てきたら寄り添う。人間は感情の生き物であり、そこを押さえていないと会話は通じ合わない、と中田は述べる。
丁寧力:穏やかさは最強
二つ目は丁寧力だ。本には「穏やかさイコール最強」と書かれていて、穏やかであることがほかのすべてのスペックを上回るのだという。具体的には、言葉が丁寧でポジティブであること、そしてゆっくり話すことだ。
中田は、オーディション番組「Nizi Project」のJ.Y. Parkを例に挙げる。ゆっくり、穏やかに、丁寧に、ポジティブな言葉で参加者に伝えていた。もしあれが「はっきり言ってゴミ」「あなたみたいなカスに時間を割いてると思うと虫唾が走る、出ていけ」という言い方だったら、「地獄のプロジェクト」の始まりになると中田は演じてみせる。
中田によれば、これは主張が正しいかどうかとは別の問題だ。仮に政府が間違ったことをして国民が苦しんでいたとしても、官房長官の方針を「マジでゴミ」と言う人は応援しづらい。ある国に非があるとしても、その大統領の発言を「クズ」「カス」と言い続ける人は支援しづらい。人は何を言っているかより、どう言っているかを見るのだと中田は言う。
汚い言葉を使う人のところにも、短期的には一度は人が聞きに来るかもしれない。しかしずっとは続かない。中田は、誰かの悪口で再生回数を稼ぐYouTubeチャンネルも長くは続かないと話し、最近はアルゴリズムによってそうしたチャンネルが止められたり収益化できなくなったりする方向に進んでいる、という自身の見方も添えている。
肯定力:否定せず、言い換え、半分に薄める
三つ目は肯定力だ。「間違ったことをしていたら批判したくなるのが当然だ、それがオピニオンを発するということだ」と考える人もいるだろう。中田自身もそう生きてきたという。先輩が間違っていると思えば、先輩だろうと関係なく指摘した。芸能界は間違っている、日本は間違っていると言ってきた。しかし本は、それをやめようと言う。
方法は言い換えと解釈だ。「あなたもそう思いませんか」と聞かれても、「違う」とは言わない。「そういう考え方もあるんですね」「その発想はありませんでした」「それを支持する層も確かにいるのかもしれませんね」と言い換えれば、衝突は防げる。
本にはさらに、どうしても発言したいなら半分に薄めよう、という提案もあるという。中田はこれを実演する。会議で「さっきから何をトンチンカンなことを言ってるんだ、お前はバカなことばかり言っている、黙って帰れ」と言いたくなったとする。これを「おっしゃったことは非常に興味深いと思いました。ただ私のほうで咀嚼しかねている部分もあるので、一旦持ち帰りたいと思います。今回の会議はここでお開きにしましょう」と言い換える。ここまで薄めれば喧嘩にはならないだろう、と中田は言う。
感情力、丁寧力、肯定力を持つことで、「この人は分かってくれる人だ」、周りから見ても「怖くない人だ」と思われる。中田は、自分では正しいことをしているつもりでも、自分の生き様や自分の言葉だと思っていても、怖いと思われることは十分にあると指摘する。それを避けたいなら、自分の目線ではなく周りの目線に立つことが大事だという。無表情でいたくても微笑んでみる。批判したくても和らげて言い換える。その言葉を丁寧に、ポジティブに、ゆっくり言ってみる。中田はこれを「簡単なようで難しいが、難しいようで簡単」だと言う。容姿を大きく変えろとも、抜群の実績を出せとも、誰も言っていないからだ。
服装・髪型:清潔感とTPO、そして色
中田は「意外な落とし穴」として服装と髪型も取り上げる。土台は清潔感とTPOだ。どれほどこだわった服でも、不潔だと思われたらおしゃれとは見なされない。会議ならスーツ、コンビニならTシャツ、家ならタンクトップ。これを逆にして、会議にタンクトップ、コンビニにスーツで行けばわけが分からなくなる。
本はさらに、色についても具体的に書いているという。ブルーやグリーンは爽やかな印象があるのでどこかに取り入れるべきで、イエローやピンクは元気で温かい印象があるのでアクセントに使うとよい。ネイビーのジャケットにライトブルーのシャツを着ていた中田は、「勝ち組です」「大正解でした」と喜んでみせる。
色が与える印象の大きさについて、中田は自分の例で説明する。もし今日の授業に紫色のキャップをかぶって出てきたら、あるいはシャツとジャケットが紫色だったら、視聴者は「中田さんどうしたのかな」と思うだろう。色はメッセージを発している。だからTPOに加えて色も考えてほしい、と中田は言う。
個性と威圧の裏にある恐怖
これに対して「そんなにまとまっていたら自分らしさが出せない」「普通すぎて舐められないか」と思う人もいるだろう。中田は、そうした人にこそやめてほしいことがあると言う。初対面から威圧感を出すこと、そして個性を出すことだ。
相手がまだ自分を知らない段階で「25年積み上げてきた個性を一発で伝えてやる」「好きな音楽と愛しているアートをこの服に込めてやる」とぶつけられると、怖い。中田は、全面にモナリザがプリントされた服や、背中にびっしり歌詞が書かれた服を例に挙げ、そういう場ではないのだと言う。
本によれば、舐められたくない、個性を出したいという気持ちの根本には、弱さと恐怖があるという。中田は本の趣旨をこう紹介する。人が自分を怖がっていることを不思議に思うかもしれないが、あなたの行動が周りを怖がらせている。その根本原因は、あなたが周りを怖がっていることだ。舐められたくないと言うのは、舐められることを怖がっているからだ。個性を分かってもらえないかもと言うのも、怖がっているからだ。だから自信を持ち、怯えず、心を開き、威圧しないでほしい。個性をいきなりぶつけるのも、まして個性的に威圧するのも避けてほしい。
中田はこれをSNSのアイコンにも当てはめる。顔が正面から写っておらず、妙な角度から別のものが写っていたり、好きなアニメキャラクターやアイドルのアップ、説明のないアートの大写しになっていたりしないか。どう思われるかを考えていない「個性的な威圧」がひしめいているのがタイムラインだと中田は言い、アイコンを爽やかにしてみようと呼びかける。
同世代で固まらず、人によって態度を変えない
最後の落とし穴は、同世代で固まることだ。分かってもらえないかもしれないという恐怖が、分かってもらいやすい人とつるむことや、自分の殻にこもることを選ばせている、と本は指摘しているという。
そこで大事なのが、人によって態度を変えないことだ。中田は、目上の人には「ありがとうございました」と頭を下げ、その人が帰ったと思った途端に部下を「バカ野郎、恥をかかせるな」と怒鳴り、まだ帰っていなかったと気づいてまた丁寧になる、という場面を演じる。こうした二面性は「普段はそういうやつなんだ」と思われ、信頼を大きく失う。
本は、世代や立場、容姿や経済力に関係なく接すること、年下からも教わることを勧めているという。部下や目下の相手にも「〇〇さん、これやっておいてもらえますか」と丁寧な言葉を使い、教わる姿勢を持つ。年上には、ちょっとした相談をしてみる。年上の人は年下の役に立てると「頼ってくれてよかった」と感じることがあるからだ。ここで中田は自分に向けて「中田よ、先輩を頼りなさい」と言い、なぜ自分一人でここまで来てしまったのか、もう少し頼ってもよかった気がする、と振り返る。
最終奥義:自分から話しかける
本が最後に示すのは、話しかけられる人とは、実は話しかける人だという考えだ。目線を上げて待つこと、微笑んでおくこと、清潔感や色合い、威圧しないこと、穏やかに丁寧な言葉で話すこと。どれも大事だが、一番大事なのは自分から話しかけることだという。
みんな話しかけられたいという気持ちは同じで、あなたもそうだろう。だからあなたから話しかけてあげてほしい、というのが本の主張だと中田は紹介する。先輩が頼ってくるのを待つのではなく、自分から先輩にも後輩にも話しかけに行く。中田は、いろいろな人に話しかけている人を見ると気さくだと感じて話しかけやすくなり、逆に待つ一方でレーダーを張り続けている人は怖い、とこの考えに納得を示す。
中田は最後に、聞けば「確かにそうだ」と思うことばかりでも、実際にできているかは別だと言う。自分はできていなかった、威圧してしまうし、すぐ個性を出してしまう、と認めたうえで、これからは丁寧にやっていきたい、YouTube大学も気さくになっていく、と締めくくっている。
どうも中田敦彦です。さあ、今日も早速参りましょう。エクストリーム現代社会、『話しかけたくなる人、ならない人』編。気さくに行きたい。さあ、やってまいりました。
『話しかけたくなる人、ならない人』という本があるんですよ。見つけたんで、面白くてね。これご覧ください。『話しかけたくなる人、ならない人』。皆さんどっちですか?こちらですよね。話しかけたくなるなっていう人、見かけますよね。そういう人の周りには人が集まったりなんかしてね。
自分が果たして話しかけたくなる人なんだろうか?立食パーティーに行ってみた。同窓会に行ってみた。スロースターターですから。そういう時、多くないですか?スロースターターですからの時、多いですよね。もじもじしちゃって、どうしたらいいもんかなということで、ちょっと困ったという経験がある方、たくさんいると思いますよ。
言ったら僕もですね、芸人という職業でありながら、こんな喋るYouTuberなんていうのをやっていながらですよ、「中田さんって話しかけづらいんですよね」みたいな、「ちょっと怖そうなんですよね」みたいなことを取材とかでも言われたりするんですね。後輩にも言われたりしますね。なんだったら先輩にも言われるんですね。「あっちゃん、なんか怖いやん」みたいな。怖がられてる、ずーっと。
決して黙ってたわけじゃないんだよ。むしろ騒いでた方だと思う。武勇伝でデビューして、パーフェクトヒューマンを踊り狂い、その上で毎日毎日30分以上喋ってる。その上で怖いんだとしたら、とてつもない何かを勘違いしてるはずなんですよ、私は。喋る分量ではなさそうだなと。
その上でもうデビュー当時から僕のことを見ている先輩が、まだ怖いって言ってるんです。時間でもないんです。時間でもない。じゃあ知名度ですか?あなたのことを知らないから怖い、じゃないんですよ。取材しようとして来た記者がプルプル震えながらですね、「子供の頃から見てました」と言って、じゃあなんで震えてるんだ?とね。子供の頃から見ていたのに震えるのは、時間でもない。時間でも知名度でもないんですよ。
どうするんだ?ここを改善していかないことには、皆さん大損こきますよって話ですね。話しかけたくなる人になったらいいんだ。それを聞いてですね、「いや、いいよ。普通でいいよ。そんなさ、想像つかないもん。自分の周りに人がさ、こうやってわって話しかけてくるようなさ、同窓会にパッて行ったらみんながわーって話しかけてきたりさ、立食パーティーに行ったらパーって話しかけてくるような、そんな自分が想像つかないよ。いいよ、話しかけられたら、られたで大変だろ。いいんだよ、俺は。話しやすいやつとさ、ボソボソさ、角っこで喋ってっから」っていう人、見直しましょう。
圧倒的メリットがあるって言うんですよ。圧倒的にメリットあるよ。皆さん、話しかけたくなる人に皆さんがなったと想像してください。その世界はもう圧倒的なメリットに包まれています。それは抽象的なもんじゃない。具体的なもんだ。もうババッと全部書いてある。
この本、親切ですよ。もう表紙からして話しかけやすいでしょ。もう手に取りやすかったもんね、僕なんかね。「あ、この本、絶対読みやすい」って思ったもん。絶対読みやすいよ、これ。読みやすい分厚さしてるし、読みやすい素材で、読みやすい肌触り。読みやすい挿絵。読みやすいフォント。すごいよ、すごい計算されてる。その上でもう開いたらね、すぐにメリットいきなり書いてある。「メリットないと読まないでしょ?」って分かってくれてる。
まず話しかけたくなる人って、基本的にいろんな人との出会い増えますよね。そりゃそうですよね。向こうからウェルカムで来てくれるわけですから。「中田さん」「中田さん」「おお、何ですか?」「初めまして。私こういうものなんですけど」「ああ、よろしくお願いします」「名刺を受け取っていただきます」「ありがとうございます。じゃあ、よかったら電話してください」「ありがとうございます」。そういう出会いがいっぱい増えるね。出会いが増えます。
情報増えますよ。「中田さん、最近何々がざわついてますけど、中田さんは大丈夫ですか?」半沢の渡真利みたいなね。「中田、大丈夫か?また人事部の奴らが半沢に目をつけてる」みたいな、そういう情報も入ってくるわけです。なんかあいつに言いたい情報があるんだけど、話しかけづらいなっていう時は、言いづらいから情報も入ってこないんですよ。
「どうして同窓会を私はインスタで知ってるんでしょう?」という、そういう状況になりますね。「楽しかった同窓会」とかね、「最高のバーベキューパーティー、イツメンで」って、俺イツメンじゃなかったんだというね。いいねを押す手が震えるというね。そういう状態、情報入ってこない。そして仲間が見つからない。助けてくれる仲間ってのは、やっぱり話しかけたくなる人にやってきますし。
その上で居場所。自分の居場所ありますか?っていう。自宅以外にね、こんなコミュニティに居場所があるんだ。学校だったり職場だったり、そうじゃない、カルチャーセンターかもしれないし、趣味の集まりかもしれない。そういったところに居場所ができるようになるのも、話しかけたくなるような人の場合はできやすい。そしてもうこちらですよ。恋愛で言ったらモテですね。モテるんです。話しかけたくなる人はモテるんです。
その上で仕事の評価。これも低いですね。「ちょっとね、オフィスのこの空気がちょっと淀むね、君」って言われる人がね、評価高いってわけないですよね。「君がいるとオフィスが淀むんだよ。次は部長だ」って言われないですよね。淀むやつの格上げがなんで決められたんだということですから。
そして来ました。皆さんが一番欲しいもの。自己肯定感が高まりますよと。そりゃそうですよね。だってみんなに話しかけられてんですよ。みんなが集まってくるんですよ。もう自己肯定感が爆上がりですよね。うわ、やったとね。いていいんだとね。その上で誤解されませんよ。ここです。
皆さん、よく誤解されてませんか?親友に言われませんか?「君は誤解されやすいからね」って言われませんか?私は相方と妻に言われたことがあります。「あなたは誤解されやすい人だから」と。それはですね、近い人からの「口惜しいよ」とね。「なんで誤解されとるんや」とね。
これで僕がね、今あるのは、その自己肯定感は間違いなくあるんですよ。それも問題なんですけどもね。話しかけられてもいねえくせに自己肯定感だけはあるというね、歪な症状を私、今抱いてるわけなんですけども。正当に自己肯定感を得るためにも、こういうところを得ようじゃないかとね。皆さんもこれ、胸に手を当てて、そうだそうだね、思うところがあるとしたらですね、ぜひ聞いていただきたい。
そして今回のこれをですね、「もう持ってるよ」という方もですね、理論的に今回のこの件について分かることがあれば、自分の仲間とか身内を救うことができる。「ちょっと話しかけられないんだけど」という相談を受けた時にですね、「じゃあこうしたら大丈夫なんじゃない?」ということがアドバイスできる。なので話しかけられるということに関して徹底的に調べていこうじゃないですか。話しかけられる人も、まだ話しかけられてない人も、きっちり分析していきましょうね。
その際ですね、この議論に入る前にまず言っておきたい。これ牽制球来ますね。ここまで言いました。もちろんメリットがあるのは分かってます。その上で話しかけられるに越したことはないんですよ。でもね、ここですね。でもね、もう「でもね」勢が来てますね。もう「でも」が始まってるんですよ。「でも、でも。中田よ、おい」。でも勢が入ってきましたよね。「おい、話しかけられてるやつってのはよー」。ここですね。
「容姿がいいからでしょ。美人だもん。イケメンだもん。かなわないよ。見てよ。普通だよ。なんだったら普通っていうのも背伸びして言ってるぐらいだよ」っていう状態。もしくは「優秀じゃん」っていうね。「あいつは優秀だから話しかけられてんだよ。できるからだよ。実績があるからだよ」。あと他に「いや、あいつ目立ってんじゃん。なんかさ、すごいパフォーマンスがうまかったりして、目立つからだろ」。
ここ。容姿がいいから、優秀だから、派手だから話しかけられてる。特別な人だから話しかけられてて、普通は話しかけられない。私は普通だ。俺は現状維持でいい。「中田、俺が普通なんだ」という「でも隊」の皆さん。違います。間違っています。話しかけられるということは特別なことではない。
皆さん、よく想像していただけませんか?パッと立食パーティーに行きました。同窓会に行きました。あなたがまず真っ先に話しかけたいのは、最も容姿が美しくて優秀で派手な人ですか?ビッキビキの、クラスでは、学年で一番のスーパーヒーローですよね。学年で一番成績が優秀で、ハーバード大学から帰ってきて、日本でもうなんだか分かんないけど衆議院議員になっちゃって、モデルさんが奥さんで、その上で4か国語がペラペラだ。そんなバリバリのあいつに、よーし話しかけようってなります?同窓会で。怖くない?怖くない?怖くない?
ハーバード帰りの、最年少で知事になった、あのモデルの奥さんがいる、有名なモデルの奥さんがいるあいつに、いきなりバーン、同窓会スタート、話しかけようってなります?ならないよね。まず誰に話しかけに行くんですか?あなたは。そこなんですよ。話しかけやすそうな人じゃない?そうなんですよ。普通の人なんです。
話しかけやすいのはここじゃないんですよ。仮にこういう人だとしてね。今言った人だとしますよ。大学卒業してハーバードの大学院に出て、MBA取ってこっちに帰ってきて、その上で最年少で横浜の知事になり、有名なモデルの奥さんがいるというやつが、話しかけにくいことだってありませんか?むしろ、ものすごい嫌な空気出してたとしたら?優秀さ、派手さ、容姿が全部裏目に行くと思いません?
そうなんですよ。普通のことなんです。だから誰でも獲得できる能力なんです。この話しかけたくなるという能力は、誰でも獲得できる普通のスキルです。それを誤解してる。だからその誤解を解きたい。なんでって、そんな普通のことでこんな圧倒的メリットがあるにもかかわらず、できてない。大損ぶっこいちゃってる。そういうことなんですよ。なのでやっていきましょう。
まずは絶対に抜け出さなくてはいけない。一番陥りがちな、ある落とし穴を2つ紹介したいと思います。皆さんがですね、全員がすっぽりと埋まって、そこで静かに目を閉じている。もう全国民の落とし穴。これが「話しかけないでオーラ」です。出ました。
「スピリチュアルは信じないね」なんて言っている全国民が触れたことのあるオーラがこちらです。話しかけないでオーラ。これに関してはなぜかみんな触れたことがあるんですね。話しかけないでって全身から放たれてる。やめとこう。絶対今はやめておこうってみんな思った。「超能力がある?いや、ないよ。超能力なんて嘘だよ。幽霊はいない。UFOなんていない。でも話しかけないでオーラは見たことがあります」という。そういう皆さんね、そうですよね。
これの正体、これをついに突き止めましたよとね。UFOの正体とかね、幽霊の正体、心霊写真の正体とかありますけど、この話しかけないでオーラの正体、これは何か?これ実はシンプル、目線です。目線がどこに行ってるかです。
話しかけないでねっていうオーラの人と目が合ったことはありますでしょうか?皆さん。実はないんですよ。話しかけないでオーラの人って、例えばスマホ見てるんですよね。もしくは何かしらしてんですよね。何かしらしてんですよ。読んだりとか作業したりとか、何かしらしてません?ここで?っていうね。しかもここで?っていう。「2人で飯食ってんのに?」みたいな。「4人で飯食って、3人でこっちで喋ってるけど、そこでスマホそんな感じで見る?」とかね。話しかけていいかなって言った時に本読んでるとか、目合わないんですよね。
逆に目がばっちり合い続けて話しかけないでねっていうオーラの時は、もう多分喧嘩してる時ですよね。喧嘩ですよね。「ああ?」「なんだおい」って。「話しかけんじゃねえぞ」っていう、そんな人いないんですよ。みんな目が合ってないんですよ。
これ、目が合ってないってどういうことか?意識なんですね。意識が自分に向いてるか、人に向いてるかを目線で人間は判断するって言うんですよ。なので話しかけてねっていう人はシンプルです。目線が外に向いてる。それだけなんですよ。目線そらすとか目合わせないっていうのが、一番人間としてメッセージになってるんですよね。
実は皆さんも、同窓会に行くとか、そういう社交ね、立食パーティーに行くとか、みんなが集まってる時に「あ、どうしよう」。この時にね、自分のことを考えちゃうんですね。不安だ、自信がない。手持ち無沙汰だ。自分が受け入れられるかどうか怖いと思った瞬間に、目を合わせずに、どこか飲み物をこうこうこうしちゃうんですね。こうすることでアウトになっちゃうと。自分に意識を向けないで、人を見てください。
これね、シンプルだけど真理なんですね。うちの相方はこれがうまいんですね。「とにかく先輩に話しかけられる術って何ですか?」って私、相方に聞いたら、相方は答えました。「じっと見とく」。楽屋ですよ、ルミネの楽屋。新宿ルミネの楽屋があるんですよね。そこに新喜劇の人もいれば、本当にネタの芸人の先輩もいますね。でも楽屋はいろんな人がいますから、大先輩もいるんですよね。
でも大先輩と僕ね、そんな話さない。でも藤森は「お、藤森、なんやねん」とか言って話されてるんですね。「あのですね」とか言って話してる。なんであいつあんな話してんのかなってね。話す機会ないじゃないかって思ってた。そしたらね、楽屋の入り口にちょっと立つんです。用もないのにちょっと立ってですね、こうやって見るんですって。
そしたら鏡越しに目が合って、藤森がニコニコ笑いながらこう見てるわけですよね。ちょっと小刻みに揺れてるんですよね。そしたら笑いながら「おい、なんやねん。さっきからお前」「いやいや、あのね」って言って、話しかけるっていうね。釣りみたいなもんですよね。ずっとルアー浮かしてるみたいな。そうなんですよ。ルアー浮かしてなかったの。
話しかける人っていうのは、もうこんななってる人のところにバーンって。釣りで言うとね、釣り糸も垂らさずに、もうボートで仁王立ちしてるやつね。船の上でこうなって「釣れないねえ」とか言ってるんですよ。釣れねえよって。お前が垂らしてねえんだから。「釣れないね」とか言って、こんなことやってんだ。ずっとこんなね、船のデッキで「飛び込んでこないね、デッキにマグロが」とか言ってね。来ねえよっていうね。垂らすんです。糸垂らすっていうね。
これはね、やっていただきたいね。これ垂らしましょう、糸をね。垂らしてないっていうのね、これ見られてますからね。目線合わせてないっていうのを見られてて、「話しかけないでオーラを出してらっしゃるんだ」っていうのをずっと発信する。これ損ですから。これやめましょう。これ私もよくやっちゃってましたね。
その上で、なんだか怖そうな人。これも落とし穴ですよね。「怒ってるのかと思いました、最初」とか。「怖い人なのかと思いました、最初」って言われたことありません?「いや、そんなことないですよ。怒ってるわけじゃないんですよ。いや、でもたまに言われるんですよ」ってね。僕もよく言われましたね。「中田さん、なんか怖い人なのかと思ってて、怒ってんのかと思ったんですよ」「そう?」なんて言って頭かいて、何もせず、改善せず。クレームに改善せずというまま来ましたけど。
これも正体があるわけですね。これは怖そうな顔してんだって思っちゃうんです、僕も。親の遺伝子の組み合わせの妙による造形。そう思ってました。「親よ」と。「頑張れ、親。笑顔の目、作っとけ」って言ってですね。そんな十字架背負っちゃってっけど頑張っていきますか、なんて思ってたわけですよ。親のせいにしてたのね。造形のせいにして。違うよって。これ無表情なだけですからって。
表情がないんですよ。無表情と微笑みは天と地の差がございます。皆さん、どんな顔でもいいんです。造形ではございません。微笑んでくださいと。微笑みませんかと。確かにね、だから本の帯であろうとSNSのアイコンであろうと、人のを見る時は「ああ、微笑んでる」っていう時、リラックスするでしょ?でもなんだか自分で自撮りをして写真あげようなんていう時に、微笑むのは恥ずかしいんですもの。
そうですよね。微笑んだらマシな顔になりますか?いや、でもどっちかっていうと真顔の方が気に入ってるんですよね。ありません?どっちかっていうと私はこの角度からの真顔がクールだと思ってるんですよ。微笑むとなんかね、崩れるんですよ。なんか分かんないけど真顔がクールなんでね、これが僕の個性なんでね。カシャーってね。でも人の真顔を見た時、どんな気持ちになります?笑えって思いません?
怖えーって、怖えー。なんでこんななってさ、真顔でにらみつけてんだ?こいつって思う割には、自分があげる時は真顔の方がクールって思っちゃう。こんなことある?こんなディスコミュニケーションある?なんで自分の時だけはそのガードが解けるんでしょうか?
僕も微笑むのをアップするのが苦手なんですよ。もう絶対ね、こう真顔で写っちゃう。真顔の方がかっこいいと思ってるからね。真顔の方が、なんだったら人気が出るのかななんて思ってたんですけどもね。違うみたいなんですよ。なんでかって言うと、他の人の真顔を見るとね、すごく嫌だからです。他の人の真顔は嫌なのに、自分の笑顔は嫌なんですよ。不思議よね。笑った方がいいっていう。
その上で外面的なもんじゃない時もあるんですって。それ何か?これ、批判とかきつい言葉を言っちゃってる人。これなんですね。辛口ってやつなんですよ。この辛口な人。これすごい気をつけた方がいいのが、辛口が受け入れられる時ってあるんですよね。「この会社はね、根本から間違ってるんですよ」とかね。「あなたね、みんなが言わないから言いますけどね、間違ってますよ」とかね。
こういう人は一瞬は賛同を得るんですよ。痛快だ。言ってくれた。みんなが言えないこと言ってくれた。それは一瞬支持を得る。でもみんなが心の底で思うんですよ。「あの矛先が私に向いたらどうしよう?」これなんですよ。
辛口な人って、もしも自分が思ってる嫌なやつを刺してくれたら嬉しいよ。だから自分が思ってる嫌なやつを刺している瞬間は、行け行けなんて思ってね、「〇〇さん、その調子」なんつってね。「頑張って、辛口頑張ってください。いつも痛快に、歯に衣着せぬってやつ、よろしくお願いします」なんて言うんだけど、それが自分がそうでもないって思ってる人を刺してた時、やりすぎてるなって思うし、それが自分に向くんじゃないかっていう恐怖は常にあるんです。
刺すタイプの人はね、これ気をつけてって。だから誰かのことを批判したり、みんなの目の前できつい言葉を言ったりするのは、もう損でしかないんですよ。言いたい、コメンテーター時代の俺に。
「このタレントさんはね、前々からやると思ってました」。怖い。すごいスピーディーに、しかも言う。時間がないから。「あと10秒で、CMまで10秒しかありませんので、テリー伊藤さんの後で5秒。5秒で中田さん、コメントお願いします」。5秒!?結構込み入った案件を5秒?「この件はですね、どうどう、こうこう、こういう理由で、あの件に関してはこうなので、私は絶対にダメだと思います」。CMパーン。顔バーン、アップのドーン、真顔ガーン。地獄、好感度地獄。これが私の歩いた道ですね。
だから無表情で、しかも批判してということをバンバンやってました。その上で目線も上げないと。つまりそれは容姿や能力、そういったものとは全く関係がないんですよ。能力ではなく、こういったポイントを踏まえてるか外してるか。でもこのポイント外しがちなんですよ。外しがち。
人間はずっと客観視することができないんですね。主観の生き物ですから。その主観の中で生きてる限り、この落とし穴は常に自分の一歩前にある。今まで気をつけてきたけど「ああ、疲れてる」っていう時にここに陥ったり、ふとしたタイミングにこの穴に落ちている自分に気づくでしょ。むしろこの穴に落ちたことがない人間はいないんじゃないですか。皆さん落ちてるかもしれないね。これをなんとか抜け出してみようじゃないですかということでございます。
じゃあ抜け出した上で、より話しかけたくなる人になるにはどうしたらいいのか?それを身につけていきましょう。プラスの武器を身につけていきましょうね。その落とし穴から出て武器を得て前に進む。さあ、これどうするか。感情力。これが面白いんですよね。
実はですね、話を聞く。聞き上手がいいよね。お話をするよね。「うん、ふん、ふん」。こいつまた話しかけたいな。もう話しかけたくないな。そういうのも分かるわけですよね。それを分けてる、明暗をつけてるのはどこか?感情。これどういうことか?事柄より感情に寄り添うって言うんですよ。
例えばですね、「昨日人間ドックに行ってきたんだけどさ、結果が出るまでさ、1週間かかるって言うんだよ。なんかちょっと不安じゃないか。不安なんだよね。昨日人間ドックに行ったけど、結果が出るまで1週間かかる。不安なんだよ」。これを言われたら皆さんどう返すか?「俺、毎年人間ドック行ってんだよ」「毎年人間ドック行ってんだ。いや、でもすげえ偉いじゃん。大丈夫じゃない?だって健康そうだし。でも俺ね、俺は人間ドック行ってないんだよね」「あ、そう。行った方がいいよ」。こういう会話って、事柄にフォーカスしちゃったんですよ。
皆さん、今のミス気づきましたか?人間ドック行ったけど、毎年人間ドック行ってるから今年も行った。しかし1週間、1週間結果が出ないから不安だ。この事柄である、人間ドック行った方にフォーカスしちゃったんですね。そのことによって人間ドックに行くことが大事とかいうお話に進んでいくんですよ。でもここで本当に大事だったのはどこか?不安だ、ですよね。そうなんですよ。「こんなことがあって、こう思った」の「不安だ」の方にフォーカスしてあげてたら、会話が違ってたんです。
「おい、どうしたんだよ。顔色悪いな」「いや、人間ドック行ったんだよ。毎年行ってるから今年も行ったんだけどさ、結果が出るまで1週間かかるって言われて、なんか今年は不安なんだよね」「そうか、不安だよなあ。自分でも心当たりあるの?なんか嫌だなとか、そう思った?」「いや、なんかさ、ちょっと睡眠が浅いっていうかさ、だるいんだよね」「それだからな、人間ドック行ったのに1週間待たされるの?」「そうなんだよ。もうなんとか、ちょっとでもいいからなんか言ってくれよって。AとかBとかCとか言ってくれればいいんだけどさ。言ってくれなくて、何も分からない1週間ですなんて言うから、気が気じゃないよ」「気が気じゃないよな。そうだよな、不安だよな」「いや、そうなんだよ。不安でしょうがねえよ、もう」。
っていう話を聞いてくれたっていうことが嬉しいんですよね。あ、こいつ分かってくれた。ここなんですよ。「この前ね、コンビニの店員がね、こんな対応してきたんだよ。腹立たない?」って言って、「コンビニの店員がそんなことしてきたのか?あのコンビニ良くないよな。あのコンビニってさ、今さ、業績落ちてるらしいぜ」。これではですね、寄り添ってないです。事柄に寄り添っちゃったんです。
コンビニの店員にこんな対応されたから腹立った。「腹立ったのか」というね。「腹立つよな。そんなことされたら俺だって腹立つよ」「ありがとう」と、こうなるわけですね。この感情の方にフォーカスして話を聞くというアンテナ、皆さん立ってますでしょうか?これミスしがちですよね。
私、夫婦の会話でよくミスします。事柄にフォーカスして「あ、しまったしまった。こっちじゃない」って言って急展開してですね。うわうわうわうわうわうわっつって。「そうだよね。寂しい思いしたよね」って言って寄り添いに行く時あります。「そんなことあったんだ」の方にフォーカスしてですね、「あかん、こっち岩礁に乗り上げる」って言って、こんなことしてですね、うわあなってですね、寄り添いに行ったことあります。よくありますね。
物事を聞く時に、なんでそれを言ってきたんだろう?この人はどんな気持ちなんだろう?ここに寄り添えるかどうかが、話しかけたくなる人か、ならない人か、この違いなんですよ。この人は私の話聞いてくれる。聞いただけじゃない。分かってくれる。ここですよね。私の気持ちを分かってくれる、ですよね。分かってくれる人だから。分かってくれる人って何よ?プロフィール、事実、性質?違う、感情ですよ。
自分の気持ち分かってくれた。そして何も言わずそばにいてくれた。そんな感じのラブソング、よくありませんかね。何も言わずにそばにいて、分かってくれたよね。私が泣いたらあなたも泣いてくれたよね。私が笑ったらあなたも笑ってくれたよね。ラブ。そういう歌ですよね。私が泣いてるけど、あなたは何か違うことを話していたね。私が笑ったらあなたはそっぽを向いていたね。ヘイト、ヘイトです。そういうことなんですよ。感情にぴったり寄り添うって、これがコミュニケーション。これ大事なことですね。
やっぱり自分も感情を伝えましょうって言うんですよ。だから感情をコミュニケーションしてるかってことなんですね。なので「僕ね、こうでこうで、ああで」って言ってですね、ピタッて止まっちゃう。でも自分がこんな気持ちですっていうのを常に伝えることの方が大事なんですって。
自分のプロフィールとか実績とか経歴話しちゃう人いません?初対面とかでも。「どうも、中田敦彦です。私はですね、お笑い芸人やってまして、YouTubeやってましてですね、その上で……」。こんなことじゃないんですよ。
「どうも。お会いできて嬉しいですよ。本当、今日はね、このパーティーに私は参加するってことでね、ワクワクしちゃいましてね。もう1時間前からここに入っちゃいましてね。なんでかって?あなたとお話できるからですよ。あなたとお話して、私ね、こんなこと話してみようと思っていたんです。1個質問いいですか?〇〇についてどう思ってますか?そうだったんですね。いや、合点がいきました。この答えが聞けて私、非常に嬉しい」。こういう感情にフォーカスした方が盛り上がるでしょう?
そうなんですよ。事実の交換、情報の交換じゃなくて感情を伝えていく。その上で向こうの感情が出てきたら寄り添う。人間は感情の生き物なんです。ここを踏まえてないと、会話が通じ合わないんですね。そしてもう1つ、丁寧力。ここですね。
もうこの本にはですね、穏やかさイコール最強って書いてます。穏やかであるということが、その他の全てのスペックを上回ります。穏やかです。これどういうことか?言葉が丁寧でポジティブ。いいよね。丁寧でポジティブな言葉をどう喋るか。ゆっくり喋る。最高です。最高に身を預けたくなりますね。
「あなたのパフォーマンス、素晴らしかった」。J.Y. Park。Nizi Project、NiziU。ゆっくり穏やかに丁寧にポジティブな言葉を伝えていた。「見させていただきましたけれどもね、あなたのパフォーマンス、いかがなものかと思いますよ。はっきり言ったらゴミ」。地獄ですね。地獄のプロジェクトの始まりですよ。「出てってください。あなたみたいなカスに時間を割いてると思ったら虫唾が走るからね。出ていけ。次の方、ミュージックスタート」。地獄のNizi Project始まりますね。
丁寧で穏やか。そしてポジティブ。これに勝るものないですね。なのでゆっくりでいいんですよ。丁寧に敬語を使って、「です、ます」言葉もね。「ゴミ」とか「カス」とか、そういうもの使わない。どんな正当な意見であろうがですよ。
例えば政府が間違ったことしてて、国民が苦しみに遭っているということがあっても、「あの時の官房長官の発表した方針はマジでゴミ」とかって言われたら、なんかこの人応援しづらいですよね。どこどこの国がもしかしたら悪いのかもしれないよ。でも「どこどこの大統領の今回の会見での発言、マジでクズ。こいつずっとカス」って言ってたら、この人を支援しづらいよね。
そうなんですよ。実はその人が何言ってるかより、どう言ってるかなんですよ。丁寧である。ゆっくり。そして言葉がポジティブである。そういうところに人は集まるんですよね。もしかしたら短期的には、ゴミとかクズとかカスとか、そういう言葉を使ってる人のところに一回は聞きに来るかもしれない。でもずっとはないよ。
だからYouTubeチャンネルとかでもあるじゃないですか。とにかく誰かの悪口を言うとかいうチャンネルとかね。もうボロカス言って再生回数稼ぐみたいな。でもなかなか長くは続かないですよね。最近はもうアルゴリズムでね、そういうことをやってるチャンネルは潰されちゃったりとかね、止められちゃったりね、収益ができなかったりと、そういうふうに進んでいくと、やっぱりこういうことは大事なんですね。
そして決意してください。皆さん、決意してください。もう決意するんです。肯定力を得ると。これです。「いや、だって間違ったことしてたらさ、考え違うこともあるでしょ。そしたら批判とか否定したくなるじゃん。これがオピニオンを発するってことだぜ」と。そういう皆さんもいると思うね。私もそう思って生きてきました。
先輩に言われて「いや、それ間違ってるよ」と思ったら、先輩だろうと関係ねえと。「いや、それは先輩が間違ってるよ」って言いました。芸能界間違ってる。日本国間違ってる。言ってきましたよ。でもやめましょう。やめましょうって言うんですね。これ何か?言い換えや解釈。これによって衝突は防げます。
つまりですね、「あなたもそう思いませんか?」なんて言われた時もですね、「違う」とは言いませんよね。「そういう考え方もあるんですね」がいけるわけです。言い換えはいくらでも利くわけですよ。「そういうやり方もあるんですね。なるほど。その発想はありませんでした。それを支持する層も確かにいるのかもしれませんね。僕が今まで考えてきたこととは決して同一ではありませんけれども、この件に関してはそういった意見も、もしかしたら私以外の方ではそういう意見を持つ方もいるでしょう」。そういうことも書かれています。言い換えです。解釈。
これによって、もしくはだいぶ薄めていきましょう。もし発言したければ半分に薄めてくださいと言うんですね。「さっきから何をトンチンカンなこと言ってるんだ?お前はずっとバカなことばっかり言ってる。とにかく黙って帰れ」。それをですね、半分に薄めてください。ここまで来たら半分に薄めてもダメそうな感じがしますけども。
「そうですね。確かに。おっしゃったことはですね、非常に興味深いなと思いました。ただ私の方で咀嚼しかねている部分もあるので、一旦帰って、持ち帰りたいと思いますので、今回の会議はここでお開きとしましょう」。これが言い換えですね。言い換えたらなんとかまともになりましたね。
これね、「さっきからずっとお前はトンチンカンなことを言ってる。とにかく黙って帰れ」からですね、「咀嚼しかねてるので一旦持ち帰りたいと思います。会議はお開きにしましょう」。ここまで薄めたらなんか喧嘩にならなさそうですね。セーフラインを行きましょうね。この感情力、丁寧力、肯定力、これを持つことでですね、この人は分かる人だ、もしくは周りから見ても怖くない人だ。ここが大事なんですよ。
これね、正しいことをやってるつもりかもしれないけれども、怖いって思われることは全然あるんですね。自分の生き様だ、自分の言葉だって思ってても、怖いって思われることがある。この怖いって思われたり、嫌だって思われるのをなんとか省きたいと思うのであれば、自分目線ではなく周りの目線に立つ。これがすごく大事なんです。
だから自分が無表情でいたいと思っても、微笑んでみませんか?自分が批判をしたいと思っても、それを和らげて違う言葉で言い換えてみませんか?その言葉を丁寧にポジティブにしてゆっくり言ってみれば、全く違う世界が広がる。簡単なようで難しいですね。でも難しいようで簡単なんですよ。誰にもできるんですね。容姿をゴリゴリに変えろ。抜群の実績を出せ。そんなことは誰も言ってないんです。ほんのり微笑みながら言葉を言い換えて丁寧に言う。そういうことなんですね。
さあ、そしてこちらも気をつけて。意外な落とし穴。これも書いてくれてます。服装、髪型。ここです。来ましたね。来ましたよ、この話しかけたくなる人、ならない人の服装、髪型ね。まずベースとしては清潔感とTPO。これですね。
どんだけのこだわりでも、不潔だなって思われたらもう地獄ですよね。不潔でおしゃれってないですもんね。「うわ、不潔だな。でもおしゃれ」ってあんまりないですよね。嫌ですもんね、不潔そうだったらね。プラスTPOですよね。これ、会議だからスーツとかね。要はカジュアルに、普通にコンビニ行くんだからTシャツ。家の中だからタンクトップ。分かります、分かります。これも全部逆にしたらね、会議だけどタンクトップ。コンビニ行く時にスーツ。これわけが分からないですもんね。TPOは大事ですよね。
でもこれベースにしつつ、色も気をつけてください。結構具体的に言ってます。ブルーやグリーンはやはり爽やかな印象があります。どこかに取り入れるべきでしょう。良かった。良かった、ネイビーのジャケットにライトブルーのシャツです。勝ち組です。ありがとうございます。その上でイエローやピンクなんかは元気になったり、温かい印象があるのでアクセントに入れましょう。やったー。大正解な人でした、私が。
これ以外の選択肢ないの?って話ですけど、バリエーションはいろいろありますから。でも大事なのが、色も相当印象与えるよってことです。想像してみてください。私がここで紫色のキャップをかぶっていたとしたら、なぜ?って思いませんか?なぜこいつはエクストリーム授業で今日に限って紫色のキャップをかぶっているんだろう?
いや、ない話じゃないですよ。急にね、急に紫色のキャップをかぶってくる可能性ありますからね。でもなんかびっくりしません?なんで紫色のキャップ?なんだろうって。キャップじゃないにしてもね、今日に限ってシャツとジャケットが紫色だったらどう思います?あれ、どうしたのかな?中田さんどうしたのかな?って思いません?こういう感覚ってのは絶対あるわけなんですよね。なので色から発するメッセージがあるんですよ。そういう時に、やっぱTPOプラス色、これもちゃんと考えてください。
「いや、でもさ、爽やかなブルーと、もしくは鮮やかなグリーンと、あとイエロー系とピンク系。いや、まとめすぎじゃない?清潔感があってさ、そんなまとまっててさ、俺らしさ出る?私らしさ出る?私らしさ出したいのよ。俺らしさで行きたいんだよ。あと、なめられない?すげえノーマルなパンピー来たと思って、なめられない?」そういう感じに思ってるあなた。これ絶対にやめてほしいのが、初対面から威圧感を出すこと、もしくは個性を出すこと。これはやめていただきたい。
まだ分かってない人の俺らしさって、すごい邪魔じゃないですか?「私が25年積み上げたこの個性、一発で伝えてやんよ」っていう、この服に込めてやんよっていうね。「私が好きな音楽と私が愛してるアートを、この一発の服に込めてやんよ。ぶちかませ、私のドレス」っていう、これ怖いですよね。「へえ、全面にモナリザがこんなふうにプリントされてるのあるんだね」みたいな。怖い。「後ろにはびっしり歌詞が書いてある。すごい」とかね。そういうのはやっぱ怖いんですよね。そういう場ではないと。
ここね。だから威圧するのも個性を出すのも、ちょっと控えましょうと。この「なめられたくない」「個性を出したい」っていうのは、実は根本的に弱さと恐怖があるからだって言うんですよ。人があなたを怖がっているのを不思議そうに思うかもしれない。でもあなたの行動が周りを怖がらせています。その根本原因は、あなたが周りを怖がっているからです。
ズドン、バンドン。うわ、あなたでしょ。怖がってるのは。「なめられたくない」ってあなた言ったよね。あなた、なめられるって怖がってるんじゃん。あなた、自分の個性分かってくれないかもって言ったよね。あなたが自分でコミュニケーションしても分かってくれないかもって。それ怖がってるのよ。自信を持ってください。怯えないでください。心を開いてください。威圧しないでください。個性をいきなりぶち込まないでください。ましてや個性的に威圧するのだけは絶対にやめてください。
皆さん、アイコンもう一度見直してみてください。とんでもなく個性的になっていませんか?皆さんの顔は正確な場所には写っておらず、とんでもない角度で何か別のものは写ってませんか?皆さんの好きなアニメの謎のキャラクターのドアップ。皆さんの好きなアイドルの謎のドアップ。皆さんが好きなアートの、何の説明もない大写し。いろんな事故がアイコンでは起きているよ。
どう思われるかを考えていませんという、個性的な威圧がひしめいている。それがタイムラインです。ぜひ胸に手を当てて、アイコンを爽やかにしてみましょう。こちらです。
そして意外な落とし穴。同世代で固まるのをやめましょうって言うんですね。結局、人間関係、コミュニティ、要するに分かってもらえないかもっていう恐怖感が、分かってもらいやすい人とつるむ、もしくは自分にこもる、そういうことを選ばせてるんですよね。でもとにかく、人で態度を変えないっていうこと、すごく大事だったりしません?自分より目上だから
「〇〇さん、お願いしますね。ありがとうございました」「バカ野郎、この野郎、何してんだよ。〇〇さんの前でよ、恥かかせんじゃねえぞ」「〇〇さん、まだお帰りじゃなかった。ありがとうございます。本当に。あちらが出口になりますね。よろしくお願いします。またのお越しを、ありがとうございます」「バカ野郎。まだ帰ってなかったんですね」
信頼を失うこと、この上ないですね。この二面性ね。あいつ、普段はそういうやつなんだと、こういうことになりますからね。なので、分け隔てなく「ありがとうございます。ありがとうございます」。これでいいわけですよね。もうこっちは、地べたを這いつくばるかのようにやって、こっちは地べたに這いつくばらせる。これはもうつらいんですよ。
なので大事なのは、世代とか身分とか、そういうこと関係なく、容姿とか経済力とか関係なく、年下からも教わろうと言ってますね。教われることあるよと。「〇〇さん」と、丁寧に敬語を使ってみよう。ちょっとした丁寧な言葉でいいわけですよ。「〇〇、お前さ、何やってんだよ、さっきからよぉ」とかって言うんじゃなくて、「〇〇さん」。部下でも目下の関係でも「〇〇さん」と言って、「これ、やっといてもらえますか」とか、やってた方が絶対にいいですよね。もしくは教わるって、すごいいいですよね。
その上で、年上に対してはちょっとした相談をしてみてもいいよと。やっぱり年上って、年下を助けるっていうことで、役に立ってよかったって思う時ありますから。なので相談してみるんですよ。「〇〇さん、最近悩んでまして。こういう時ってどうしたらいいんですかね?」なんて言うと、「ああ、よかった、頼ってくれた」と思いますよね。そしたら「よかった、よかった。これはね」なんて言うわけですよ。
頼ろう、年上。先輩を頼ろう、中田は。中田よ、先輩を頼りなさい。なんで自分でここまで来た? なんでここまで来ちゃったんでしょうね。もうちょっと頼ってもよかったような気がするんですけどね。
その上で、話しかけられる人って、最終奥義、話しかける人だよっていうんですね。目線を上げて待つ。目線を上げてるのも大事。表情を微笑んでおくのも大事。その上で、清潔感とか色合いとか、威圧しないのも大事。穏やかに喋るのも大事。丁寧な言葉を出すのも大事。でも一番大事なのは、あなたが話しかけること。これが一番大事。自分から行ってみよう。
みんな気持ちは一緒。みんな話しかけられたい。だってあなたはどうですか? 話しかけられたいんでしょ? だったらみんなそうだから、あなたが話しかけてあげてくださいというお話。面白いですね。「先輩、俺に頼ってこないかな?」じゃなくて、お前が先輩に行きなさいと、後輩に話しかけに行きなさいと、そういうことですよね。
面白いですね。確かに、いろんな人に話しかけてる人を見たら、気さくなんだと思って話しかけやすくないですか? ずっと待ってる人、怖いですもんね。待ち一辺倒っていうね。ずっと待ってる。ずっとレーダーをサーチしてる。そうじゃない。「〇〇さん、〇〇ですか? どうも」ってやってるから、話しかけられるわけですね。
勉強になりますね。今までやった、あくまでも皆さん、「確かにそうだ。もう確かに確かに」。だけど、やっていられてますか? 今までね。できてないということでございますよ。私ができてないんだもん。「私ができてないんだもん」ってのもおかしいな。僕は本当にできていないなと思いましたね。威圧しちゃうしね、すぐ個性出しちゃうしね。
これからちょっと丁寧にやっていきたいかなと思います。これからのYouTube大学、もう本当に気さくになっていきますので、皆さん、乞うご期待でございます。皆さん、一緒に頑張っていきましょう。ではまた。
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