次期SINETで既存サービスはどう移行するか:SINET提供サービスの継続・変更・停止予定
国立情報学研究所 - National Institute of Informatics学術情報基盤オープンフォーラム2026で、国立情報学研究所(NII)SINETチームの窪田佳裕氏が、次期SINETへの切り替えに伴うSINET提供サービスの移行方針を説明した。対象は、加入機関の回線接続にはほとんど影響しない周辺サービスである。窪田氏はサービスを次の3群に分けて説明した。
- 従来から提供しているサービス
- SINET6から始まったサービス
- 実証実験中のサービス
それぞれについて、次期SINETで提供を続けるか、何が変わるか、いつ切り替えるかを示した。結論として窪田氏は、今回扱ったサービスの「ほぼ9割」が次期SINETでも何らかの形で継続すると述べた。一方で、検討中や未確定の項目もまだ多く残っていると説明した。
従来サービスの全体像:ほぼ継続、ポータルは全面改修
最初の群は、SINET6以前から、または一部はSINET6から提供されてきたサービスで、接続形態に関係なく利用されているものである。具体的には次の6つを挙げた。
- 時刻情報提供機能(NTPサービス)
- 分散セカンダリDNS
- Pingチェックサイト
- パフォーマンス計測
- ポータルサイト
- 高速ファイル転送
窪田氏が示した一覧表では、ほぼすべてが次期SINETでも「提供あり」とされた。例外はポータルサイトで、現行のまま移行するのではなく改修する予定である。
変更の有無で見ると、NTPサービスと分散セカンダリDNSは、ホスト名とIPアドレスの変更を現時点で予定していない。一方、Pingチェックサイトとパフォーマンス計測は、アドレスの付け替えやFQDNの変更が起こる可能性があり、「検討中」とされた。
NTPサービス:ホスト名・IPは変えず、1台ずつ切り替える
NTPサービスは、ホスト名もIPアドレスも変更しない予定である。ただし、現在SINET6にぶら下がっているNTPサーバを次期SINETに接続し直す作業が必要になる。そのため、切り替え時にはサーバの通信断が発生する。
NTPサービスは1系・2系の2台のサーバで提供されている。窪田氏によれば、切り替えは片方ずつ行うため、両系が同時に止まることはない。利用者には、両方のサーバを参照して時刻を受信し続けてほしいと呼びかけた。
分散セカンダリDNS:切り替えに合わせてバージョンアップ
分散セカンダリDNSも、ホスト名とIPアドレスの変更予定はない。このサービスはおおむね3台程度のサーバで1つのサービスを構成しており、NTPと同様にSINET6から次期SINETへ接続を切り替える。
NTPと違うのは、切り替えに合わせてバージョンアップのような作業を実施する予定がある点だ。そのため、サーバごとに数時間程度のダウンが発生する可能性があるという。ただし全台が同時に止まるわけではなく、切り替え中もサービスは継続する形で計画を検討していると説明した。
Pingチェックサイト:サーバ調達の難しさでホスト名・IPが変わる見込み
Pingチェックサイトには2種類のサービスがある。
1つ目は「Ping応答サービス」で、SINETが提供する複数のPing応答サーバのいずれかが応答する仕組みである。これは、E・C・Wと表記された3台で継続して提供する予定とされた。
2つ目の個々のPing応答サーバについては、ホスト名とIPアドレスが変わる予定だという。窪田氏はその背景として、大学でも困っているようにサーバの調達がかなり難しくなっており、SINETでも今後のサーバ調達が差し迫った問題になっていることを挙げた。
どのような形でサーバを調達できるかによって、設置場所やサーバの種類が変わる可能性がある。スライドで各サーバの後ろに記載された地名のような部分も、調達の結果次第で確定するため、現在は「調整中」とされている。詳細は次回のオープンフォーラムまでに整理して案内したいとした。
パフォーマンス計測:切り替え後にしばらく停止
パフォーマンス計測サービスは、現在次の2種類で構成されている。
- 速度測定用の perfSONAR
- BGPの経路情報を参照できる Looking Glass
次期SINETでも提供を続ける方針は決まっている。ただしPingチェックサイトと同様に、移行時にサーバが用意されるかどうか、どのような形で提供するかについて、マシンの調整を進めている段階である。
更新の内容が決まれば、切り替えや稼働中サーバのOSアップデートなどを実施する。その関係で、次期SINETへの切り替え後しばらくはサービスを停止し、チューニングが完了し次第再開する考えだという。窪田氏は、切り替え時期に合わせて長時間の停止を想定していると述べ、了承を求めた。
ポータルサイト:メール申請からWeb申請へ全面改修
現在のSINET6ポータルサイトは、加入機関の接続情報などを案内する場になっている。これを全面改修する予定である。
改修の中心は、これまでメールで受け付けていた申請をWeb申請に移すことだ。リリース時期は次期SINETへの切り替え後としている。移行期間中に新しい仕組みを導入すると混乱を招くおそれがあるため、というのが理由である。
新しいポータルには、管理者やサービス利用管理者のIDでログインする。ログイン後は次の内容を確認できるようにしたいという。
- Web申請の履歴
- 過去の申請内容
- 申請の処理状況
あわせて、IDを持たない利用者でもWeb申請できるようにすることを検討している。想定しているのは、加入前の機関の担当者や、加入機関が手配した作業担当者などである。窪田氏自身、IDを使わない申請フォームの是非については議論の余地があると認めたうえで、詳細が固まり次第案内するとした。
高速ファイル転送(MMCFTP):切り替え作業は不要
高速ファイル転送サービスは、長距離の高速ファイル転送を可能にするプロトコル MMCFTP のLinux用実行プログラムを配布するものである。加入機関と覚書を締結したうえで、無償で提供している。
このサービスは、ネットワーク接続やWebサービスとして提供されているわけではない。配布したプログラムを加入機関が自らの拠点で実行する形態である。そのため、次期SINETへの移行に伴う切り替え作業は必要ないと窪田氏は説明した。
従来サービスの移行スケジュール
第1群の予定について、窪田氏は次のようにまとめた。
| サービス | 予定 | |---|---| | NTPサービス、分散セカンダリDNS | 2028年3月頃に切り替え作業を実施し、そのまま継続利用できる形にする | | Pingチェックサイト、パフォーマンス計測 | 詳細は次回オープンフォーラムで案内。切り替え作業と停止予定時間を設けたうえで次期SINETでも提供する | | ポータルサイト | 新ポータルを2028年4月頃から提供できるよう設計中 | | 高速ファイル転送 | そのまま継続提供 |
SINET6から始まったサービス:自動DDoSミティゲーションは2028年1〜3月頃に停止期間
SINET6から始まったサービスも、次期SINETで継続する。このうちデータセンター接続冗長化サービスは次期SINETでアップデートされる予定だが、詳細は栗本センター長が別途説明するため、窪田氏は説明を省略した。
もう1つの自動DDoSミティゲーションサービスは、次のように動作する。
- 外部と接続しているSINETルータで、事前に申請されたトラフィックを監視する。
- 閾値の条件に基づいてDDoS攻撃を即座に特定する。
- 特定した攻撃に対して、モニター、ポリサー、ドロップといった指定のアクションを実行する。
- 加入機関の管理者に速やかに通知する。
このサービスも次期SINETで継続する予定である。ただし移行にあたっては、新しい網を作り、次の作業を来年度末に実施する計画だという。
- ルータのサンプリング設定の切り替え
- システムの切り替え
ルータの変更などに伴い、2028年1月から3月頃にかけてサービス停止期間が発生する見込みである。ポータルのアクセス先やUIが変わる可能性もある。現在は調達と設計を進めている段階のため、改めて次年度に案内するとした。
実証実験中の3サービス
SINET6では現在、実証実験として次の3つのサービスを提供している。
- モバイルSINET
- VPNゲートウェイ
- グローバルFileSender
VPNゲートウェイは、前回のオープンフォーラムでは「ADVPN」として紹介されていたもので、サービス名が変わった。
次期SINETでの扱いはそれぞれ異なる。
| サービス | 次期SINETでの扱い | |---|---| | モバイルSINET | 継続予定。ただし実験のまま続けるかどうかは未定 | | VPNゲートウェイ | 正式サービス化の予定 | | グローバルFileSender | NIIが提供している「NII FileSender」と統合して提供を続ける方向 |
いずれも、サービス名や提供形態に変更があり得るとして「あり(検討中)」と記載されている。
モバイルSINET:2027年末まではトライアル継続、その後は未定
モバイルSINETは、通信キャリアが提供するモバイル網とSINETのL2VPNを接続するサービスである。これにより、研究機関や商用クラウドなどと閉域網として接続できる。
SINET6期間中のトライアルは、実証実験の申込書を2026年末まで受け付けている。関心のある機関には、SINET事務局への申込書の送付を呼びかけた。トライアルサービス自体は、少なくともSINET6期間中、つまり2027年末までは継続する。
次期SINETでの提供形態は検討中である。新しい形態にするのか、現行の形態で続けるのか、それ以外の選択肢もあるのかも含めて、続報を待ってほしいとした。
VPNゲートウェイ:2027年3月でトライアル終了、2028年度に正式サービス
VPNゲートウェイは、複数組織にまたがる研究プロジェクトがL2VPNなどで構築した閉じたネットワークに、インターネット側から接続するための仕組みである。想定する利用場面は次のとおり。
- L2VPNへの接続が難しい拠点
- 共同研究先
- リモートワーク環境
L2VPNに直接つながっていない利用者が、ゲートウェイを経由してVPNにアクセスする形になる。
スケジュールは次のとおりである。
| 時期 | 内容 | |---|---| | 2026年9月まで | トライアルの受付(講演時点で残り約3か月) | | 2027年3月 | トライアルサービスをいったん終了 | | 2027年 | トライアルを止め、正式サービスに向けて準備 | | 2028年度(次期SINET開始時) | 申し込みの受付を開始 | | 2028年度中 | 正式サービスとして提供開始 |
グローバルFileSender:NII FileSenderとの統合を協議中
グローバルFileSenderは、NIIの高速ファイル転送(MMCFTP)とオープンソースのFileSenderを組み合わせたサービスである。
仕組みは次のとおりだ。サーバを地理的に分散して設置し、送信者も受信者も最寄りのサーバにアクセスしてアップロードやダウンロードを行う。サーバ間はMMCFTPで転送することで、全体としてのアップロード・ダウンロードを速くする。
現在は2つの方向で協議を進めている。1つは、FileSenderのオプションとしてグローバルFileSenderの高速転送機能を組み込めないか、FileSender側と話をすること。もう1つは、NII FileSenderの事務局との統合に向けた議論である。本格運用の開始時期や拠点の配置はまだ議論中で、講演時点では案内できず、確定し次第知らせるとした。
まとめ:大半は継続、詳細は秋の説明会と次回オープンフォーラムで
窪田氏は発表を締めくくるにあたり、今回説明したサービスは「ほぼ9割」が次期SINETでも何らかの形で提供を続けると改めて述べた。
一方で、次の点など、検討中・未確定の事項はまだ多い。
- Ping応答サーバのホスト名・設置場所
- パフォーマンス計測の停止期間
- ポータルでのID不要申請の扱い
- 自動DDoSミティゲーションのポータル仕様
- モバイルSINETの次期形態
- グローバルFileSenderの本格運用時期
各サービスの切り替え方法や提供開始時期は、今年の秋頃に予定されている説明会と来年度のオープンフォーラムで引き続き案内するとした。まだ利用していないが関心のあるサービスについては、スライド末尾の問い合わせ先一覧か、各ページに記載したURLを確認するよう案内して講演を終えた。
SINET提供サービスの移行についてということで、国立情報学研究所SINETチームの窪田の方から説明の方をさせていただこうと思います。よろしくお願いいたします。
はい、こちらのセッションではですね、SINET提供サービスの次期SINETでの移行の内容ですとか、及び取り扱いについてお話の方をさせていただこうかなという風に考えております。こちらのサービスにつきましては、その接続にほぼほぼ、SINET加入機関さんの方の接続に影響しないサービスに関する、移行に関するお話という形になっております。
で、本日お話の方をさせていただく内容としましては3点ございまして、1つ目はこちら目次にあります通り、SINETの提供サービスというところで、接続に関係なくご利用いただいています、時刻情報提供機能のNTPに関するサービス、分散セカンダリーDNS、Pingチェックサイト、パフォーマンス計測、ポータルサイト、高速ファイル転送についての次期SINETの移行についてのお話をまず最初にさせていただきます。
続いて、SINET6から始まっているサービスというところで、先ほど栗本センター長の方からも説明がございましたが、データセンター接続冗長化サービスが次期にどうなるのかですとか、自動ミチゲーションサービス、こちらにつきましてもご好評いただいているサービスなんですが、次期SINETでどのような取り扱いをするのかというような形でお話の方をさせていただきます。
で、最後に実験で行っているサービスというところで、こちらも3点ございまして、モバイルSINET、VPNゲートウェイ、グローバルFileSenderという形で3点、実証実験中のサービスがございます。こちらにつきましては、現状どんなサービスをしているのかの話をさせていただいた上で、次期SINETでどういったような形でサービス提供するのかというような形でお話の方させていただきます。大体20分ぐらいのスライドです。皆さん肩の力抜きながら聞いていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。
ではまず最初にSINET提供サービスということで、こちらSINET6以前から提供させていただいたりですとか、一部SINET6から提供させてもらってるものもあるんですけど、従来からご利用いただいている以下のサービスについて、次期SINETの提供についてご案内の方させていただこうと思っております。
こちらの表を見ていただいても分かります通り、ほぼほぼ次期SINETでの提供についてはありというような形で記載させていただいております。一部、対象外というところのポータルサイトという形になっておりまして、後ほどご説明の方をさせていただきますが、こちら改修を予定しております。改修内容につきましても後ほどご説明させていただきますので、後ほどご確認いただけたらと思います。
その他確認、変更点があるかないかという形で資料の方作成させていただいておりまして、NTPサービス、分散セカンダリーサービスにつきましては、ホスト名及びIPアドレスの変更につきましては現在予定していないような状況となっております。で、この下に書いてある通り検討中となっているものがございまして、Pingチェックサイト、パフォーマンス計測、ポータルサイトになるんですが、これらについてはちょっと一部アドレスの付替ですとか、FQDNの変更等が発生する可能性がございますので、現在検討中というような形になっております。これらのサービスについて今後どうしていくかにつきましては、後ほど線表の方で説明の方はさせていただこうかと思っております。
これらの一覧にありますサービスのそれぞれの内容について説明の方させていただきます。
まず最初に時刻情報提供NTPサービスの移行についてのご案内になります。NTPサービスにつきましてURLの方がございますので、ご興味がある方はこちらのURLの方をクリックしてご確認いただけたらと思います。こちらのサービスにつきましては、下の表にございます通り、ホスト名及びIPアドレスにつきましては変更予定はございませんので、ご安心いただけたらと思っております。
また、こちら、IPアドレスとホスト名の変更はないんですが、こちらのNTPサービス、現在SINET6の方にぶら下がっているような形になります。こちらにぶら下がっているNTPサーバーの方を次期SINETの方に接続をし直すといった対応の方が必要になりまして、こちらの切り替え時にはこちらのNTPサービス、通信断が発生いたします。ただ、切り替え等を行うと言っても、この1系と2系、2台のサーバーの方でサービスの方を提供させていただいているんですが、片方ずつ切り替えの方を行うというような形で両系断は発生しないような形になります。ですので、ご安心いただいて両方の方でNTPの方の受信していただけたらという風に考えております。
続きまして、分散セカンダリーDNSのサービスの移行っていう形になります。こちらにつきましても、先ほどのNTPサーバーと同じような形になっておりまして、ホスト名及びIPアドレスの変更については変更予定はございません。ただこちらにつきましても同様にですね、現在SINET6の方にぶら下がっているサービス、ほぼほぼ3台ぐらいのサーバーで1つのサービスという形で提供の方をさせていただいているんですが、こちらにつきましても切り替えの方を実施させていただくことを考えております。
ただこちらのサービスにつきましては、ちょっと切り替えの際に、バージョンアップみたいなことを実施することを考えておりまして、各サーバーごとに大体数時間ダウンが発生する可能性がございます。こちらにつきましてはご了承いただくとともに、こちら全てのサーバーが落ちるわけではございませんので、サービス提供については、切り替え中につきましても継続させていただくような形で切り替えの方を検討させていただいておりますので、ご安心いただけたらと思っております。
続きまして、Pingチェックサイトの移行についてという形になっております。Pingチェックサイトのサイトの URLはこちらになっているんですが、こちらをご確認いただくとPingチェックサイトの中に2種類サービスの方がございまして、1つ目はこちらに記載になりますPing応答サービスというような形になっております。こちらのPing応答サービスどんなサービスかと言いますと、次のページになりますPing応答サーバーというサーバーを何台かSINETの方で提供させていただいているんですが、これのPing応答サーバーのいずれかが回答するというようなサービスとなっております。こちらのPing応答サービスにつきましては、こちらに記載にありますE、C、Wのこの3台の方で継続して、Ping応答サービスというものを提供予定という形になっているというような状況になっております。
続いてPing応答サーバーというところで、こちら最初の表の方でもご案内の方させていただいたんですが、こちらホスト名及びIPアドレスについて、変更が発生する予定という形になっております。というのもですね、現在、皆さんどの大学様とかでも困ってる内容としても、サーバーの調達がかなり難しいものになっているというような状況があるかと思っておりまして、こちらのSINETも同様に、ちょっと今後のサーバーをどのような形で調達していくのかといった問題の方が現在発生している、喫緊の問題という形になっております。
ですので、このサーバーをどう調達するかによって、このサーバーの後ろの方ですね、各県名みたいなものが書いてありますが、こちらの設置場所だったりだとか、サーバーの種類が変わるような形になるかなと思っております。ですので、こちらの調達がどうなるかによって、こちらの調整中というようなところが確定していきますので、こちらの詳細がどのような形で決まってくるか、いつご案内できるかにつきましては、表の方にも記載しておりますが、次回のオープンフォーラムまでにこちらの情報については整理してご案内の方できたらなという風に考えているところでございます。
続いて、パフォーマンス計測の移行に関してご案内の方させていただこうと思います。パフォーマンス計測サービスにつきましてもこちらのURLにあるんですが、現在2種類のサービスの方を提供させていただいておりまして、スピードテスト用のperfSONARというサービスと、BGPのルーティング情報を参照していただくLooking Glassというサービスの方で、パフォーマンス計測サービスというような形で提供の方させていただいているところでございます。
で、こちらにつきましても、次期SINETでも提供は継続するという形で方針については決まっているんですが、先ほどのサーバーと一緒で、移行のタイミングでサーバーが提供されるのかどうかというところだったりとか、どういった形で提供するのかといった形で、マシンの調整の方をさせていただいておりますので、その更新が決まって、切り替えだったりだとか、動いてるサーバーのOSをアップデートしたりだとかというような形で対応を実施させていただくにあたりまして、次期SINETの開始後しばらくの間ちょっとサービスの方を停止させていただいて、チューニングが完了次第サービスの方を提供させていただきたいなという風に考えているところでございます。ですのでこちら、切り替え時期に合わせてちょっと長時間サービス停止させていただくようなことを考えておりますので、ご了承いただけたらという風に考えております。
続いてポータルサイトについてご案内させていただきます。現在もSINET6のポータルサイトという形で、加入機関様の方の接続情報だったりなどを、ポータルサイトの方で案内させていただいているんですが、こちらについてもちょっと全面改修をさせていただこうかなという風に考えているところでございます。
で、全面改修の内容といたしましては、こちらに書かせていただいているんですが、次期ポータルサイトでは、これまでメールの方でSINETの方に申請の方を頂いていたものをWeb申請化するような形の方を考えております。で、こちらリリース時期については、次期SINETの切り替え後というところで、移行時期だと少し混乱してしまうところもあるのかなということもありまして、次期SINETの切り替え後に提供ができたらなという風に考えているところでございます。
で、こちらのポータルサイトにつきましては、回線管理者様やサービス利用管理者様のIDでログインをしていただくことを考えておりまして、ログイン後に確認できる内容として、Web申請されたものを履歴管理をさせていただいたり、過去の申請内容や申請の処理状態が確認可能にできたらなという風に考えているところでございます。
で、加入前の機関担当者様ですとか、加入機関様が手配している作業担当者などのIDを持たないユーザーからでもWebでの加入申請が可能になるように検討の方をさせていただこうかなという風に考えているところでございます。ちょっとIDを利用しないWeb申請フォームなんてどうなのかっていうようなところもあったりはするんですが、こちら今検討の方させていただいておりますので、詳細確定しましたらこちらについてもご案内の方をさせていただこうかなという風に考えておりますので、こちらについてももう少々お待ちいただけたらという風に考えております。
で、最初のセクションの最後になりますが、高速ファイル転送というサービスについてご案内の方させていただきます。高速ファイル転送につきましては、長距離高速ファイル転送を可能にするプロトコルということで、MMCFTPというプロトコルを、Linux用の実行プログラムという形で、SINET加入機関様向けの方に覚書を締結した上で無償で配布しているというような形のサービスとなっております。
で、こちらにつきましては、接続ですとか、Webの方に接続してのサービスというわけではなくて、加入機関様の方に配布して、加入機関様の任意の拠点で実行してもらうプログラムという形になっておりますので、特に切り替え等は発生しない予定で、切り替え等は実施する必要がないサービスになっているかなという風に考えております。
で、最初のセクションのまとめという形になるんですが、各サービスに関する線表という形でまとめさせていただきました。まず上の時刻情報提供のNTPと分散セカンダリーDNSサービスにつきましては、2028年の3月頃に切り替えの方の作業を実施させていただきまして、継続して利用していただけるようなサービスとして続けていこうかなという風に考えております。
またPingチェックサイト、パフォーマンス計測などにつきましては、今回詳細の方がご説明できませんでしたので、次期オープンフォーラムの方でご案内の方させていただき、それぞれ切り替え作業と停止予定時間を設けた上で次期でも提供の方をさせていただく予定でございます。で、ポータルサイトも同様に、新しいポータルサイトについては、2028年の4月頃から提供ができるように現在設計の方を実施させていただいてるというような状況になっております。で、高速ファイル転送につきましては継続提供というような形になっておりますので、それぞれのサービスについてご興味がある方いらっしゃいましたら、各ページの方ご確認いただけたらという風に考えております。
はい。次に、SINET6から開始したサービスの移行についてご案内の方させていただこうと思います。こちらにつきましても、こちらの記載の通り、次期SINETの提供にも継続させていただくんですが、データセンター接続冗長化サービスにつきましては、次期SINETでアップデートをさせていただくというような形になっております。こちらにつきまして、後ほど栗本先生の方から詳細な内容案内の方させていただきますので、窪田からの説明については省略させていただきまして、自動ミチゲーションサービスについての提供の継続についてご案内の方させていただこうかなと思っております。
はい。データセンター接続冗長化サービスは割愛という形になっております。で、自動ミチゲーションサービスについてというところで、こちら外部と接続をしているSINETルーターのところで、トラフィックについて事前に申請していただいたものをモニタリングさせていただきまして、その閾値条件によってDDoS攻撃を即座に特定したものに対して指定のアクション、Monitor、Policer、Dropなどの実行を実施させていただきまして、加入機関の管理者様の方へ即時で通知するようなサービスになっております。はい。このような形で外部からの攻撃について、攻撃を検知したものに関してDrop、Policer、Monitorというような形のアクションを取らせていただいてるというようなサービスになっております。
はい。で、こちらにつきまして、先ほどから申し上げております通り、継続して次期SINETでもサービス提供の方をさせていただく予定でございますというところではあるんですが、こちらの表にございます通り、ちょっと今のSINETから次期SINETに切り替えを行うにあたりまして、新しい面を作成して、ルーターの方のサンプリングだったりだとか、設定の切り替えなどや、システムの方の切り替えの方を来年末の方で実施させていただくことを考えております。ですので、ルーター変更等に伴いまして、こちらに記載の通り2028年の1月から3月頃にかけて、サービス停止期間が発生する予定という形になっておりますので、ご了承いただけたらという風に考えております。
で、こちらに伴いまして、ポータルのアクセス先ですとか、UI変更についても発生する可能性がございます。で、こちらにつきましては、現在調達だったりですとか設計の方を行っているところでございますので、次年度に改めてご案内の方させていただけたらと思っておりますので、引き続き続報についてお待ちいただけたらという風に考えております。
はい。で、続いてというところで実証実験中のサービスについてご案内の方をさせていただこうかなという風に考えております。皆さん、Webページの方で分かりにくいかもしれませんが、現在SINET6の方で、実証実験という形でサービス提供しているものが3種類ございます。その3種類というのがこちらの記載にあります通り、モバイルSINET、VPNゲートウェイ、こちら旧名ということで、前回のオープンフォーラムだとADVPNっていうような形でお話をさせていただいてるんですが、サービス名がVPNゲートウェイに変更になっております。またあと最後にグローバルFileSenderという形で、こちらの実証実験3つ行っているような状況となっております。
で、こちらにつきまして、次期SINETでの提供の有無というところで、それぞれ提供継続というような形になるかと思っていますが、モバイルSINETについては一応、現在継続実験の形なのかどうかは分からないんですが、継続をさせていただく予定。VPNゲートウェイにつきましては正式サービス化予定で、グローバルFileSenderの方はNIIが提供しているNII FileSenderと統合させていただいて、引き続きサービス提供というような形で考えているところでございます。で、こちらに伴いまして、サービス名及び提供形態の変更があるかにつきましては、ありで検討中というような形で記載の方させていただいております。詳細につきましては次のページからお話の方させていただきます。
で、まず最初にモバイルSINETとはというところで、先ほどの次期SINETの方の説明ですとか、SINET6のスライドの方にもございましたが、キャリアさんが提供しているモバイル網とL2VPNを接続して、各研究機関、商用クラウドなどと閉域網として接続をするサービスというような形になっております。こちらのような形で、モバイルキャリア網とSINETのVPN網を接続して、閉域な環境で情報伝達をさせていただいてるってようなサービスとなっております。
で、こちらにつきまして、モバイルSINETの実証実験の提供につきましてというところなんですが、まずSINET6期間のトライアルについては、2026年末まで実証実験の申込書の受付の方を実施しておりますので、こちらもしご興味がある方につきましては、申込書の方について、SINET事務局の方までご送付の方お願いできたらという風に思ってます。
で、こちらトライアルサービス期間というものを、2027年度というか、SINET6期間中は少なくともトライアルサービスの方提供させていただいておりますので、2027年度の末までは継続というような形になっております。で、現在のところなんですが、次期SINETについてどういった形でサービスを提供するか検討中というところになっておりまして、新形態でサービスを継続するのか、従来の形態でサービスを継続するのか、果たしてそれ以外にもというところで、こちらにつきましても続報についてお待ちいただけたらという風に考えているところでございます。
続いてVPNゲートウェイサービスとはというところで、こちらにつきましては、複数組織にまたがった研究プロジェクト、L2VPN等を使って実験等を実施していただいているかと思いますが、その閉じたネットワークに対しまして、インターネット面からアクセスできないかといったところで、L2VPNの接続が難しいような拠点ですとか、共同研究先とか、リモートワーク等を実施してる環境から、そういったVPNの方に接続するゲートウェイというところで、VPNゲートウェイサービスというものを、現在実証実験の方実施させていただいてるような状況になっております。こちらがイメージとなっておりまして、Layer2VPNの方に接続していないユーザーさんからVPNゲートウェイを通してアクセスをするというようなサービスになっております。
で、こちらについてというところなんですが、受付につきまして2026年の9月、今年度の9月なんで残り3ヶ月ほどですね、トライアルの受付というのを実施させていただいておりまして、トライアルサービス提供につきまして、2027年3月で一旦終了をさせていただくことを考えております。ですので、もしご興味がある方がいらっしゃいましたら、1番最後のページに問い合わせ先等ございますので、こちらの方にご相談いただけたらと思っております。
で、こちらのトライアル終了後、正式サービスに向けて準備をするということで、2027年度については一旦トライアルを終了して、2028年度、次期SINETが始まったタイミングから申し込み受け付け、2028年度のどこかで正式なサービスという形で、サービス提供の方考えております。というところで、こちらご興味がある方ぜひ問い合わせの方お願いできたらという風に考えております。
で、最後に、グローバルFileSenderサービスとはというところで、こちらNIIが加入機関さんの方に提供している、先ほどご説明させていただきました高速ファイル転送サービスというものと、オープンソースという形で提供されているFileSender、こちらURLがありますけど、こちらのFileSenderを組み合わせたサービスという形になっております。
こちらサーバーを地理的に分散したところに設置しまして、送受信者共に最寄りのサーバーにアクセスして、アップロード、ダウンロードをするってようなサービスになってまして、このFileSender間を、先ほどご説明させていただきましたMMCFTPという高速転送ツールを用いて転送して、皆さんアップロード、ダウンロードが早くできるようなところでやりましょうよというようなサービスになっております。
で、こちらについてというところで、まず最初に、FileSenderのオプションという形で、このグローバルFileSenderの高速ファイル転送というものを盛り込むような形で、FileSender側の方にお話の方をさせていただいてるというところと、先ほどもお話をさせていただきました通り、NIIが提供しておりますFileSenderとこちらのグローバルFileSenderの統合について、FileSender事務局と議論をさせていただいてるというような状況になっております。
で、こちらについて、いつから本格運用になるか、拠点をどうするかについては、現在議論中という形で、本日ご案内はできないんですが、確定次第こちらについてもご案内の方させていただくことを考えておりますので、詳細についてはお待ちいただけたらという風に考えております。
で、こちら、今回私の発表のまとめという形になります。長々と聞いていただいたんですが、簡潔にまとめますと、今回ご説明させていただいたサービスにつきましては、ほぼ9割、次期SINETでもいずれかの形でサービス提供を継続するという風な形のご説明という形になっております。
で、本日の時点では検討中となっていたりですとか、まだ未確定といったサービスがまだ多くありますので、こちらのサービスの切り替えがどうなるのかだったりだとか、いつから提供するのかだといった状況につきましては、次回の説明会、今年の秋頃に予定されているものと、来年度のオープンフォーラム等でも引き続きご案内の方させていただけたらなという風に考えておりますので、もう少々皆様お時間いただいて、次回ぜひお越しいただいて、情報について仕入れていただけたらという風に考えております。
で、最後になります。各サービスの問い合わせ先というところで、本日、まだ使ってないけど興味があるといったサービスがございました場合は、こちらの方に問い合わせ先の一覧作っておりますので、こちらの問い合わせ先の方に問い合わせをいただくか、先ほど各ページの方にURLの方も残しておりますので、URLの方クリックしていただいて情報についてご確認いただけたらなという風に考えているところでございます。はい、長くなってしまいましたが、窪田からの説明は以上になります。ご清聴ありがとうございました。
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