NII-DEERは現場でどう使われ、何が期待されているか:利用館・非利用館の6人が語った実務と課題
国立情報学研究所 - National Institute of Informatics学術情報基盤オープンフォーラム2026のパネルディスカッションでは、国立情報学研究所(NII)が提供する電子リソースのデータ群「NII-DEER」(License-JUSTICE、Title-JUSTICE、Bibdata-Ebook)を取り上げた。テーマは「NII-DEERをめぐる期待と課題」である。司会は、NII-DEER見直しのために設置された検討グループで主査を務める大阪公立大学の中村健氏。登壇者は、APIで図書館システムにデータを取り込んでいる館、APIは使わず画面で参照している館、ほとんど使っていないが期待はしている館の担当者である。
冒頭、会場から「非利用館とはJUSTICE参加館でもDEERを使っていない館を指すのか、JUSTICE非参加で使えない館を指すのか」という質問が寄せられた。運営側は、JUSTICEに参加しているかどうかは問わず、DEERを実際に使っているかどうかで区別していると答えた。
新潟大学:Bibdata-Ebookを選書と重複確認に使う
新潟大学の瀬高花生里氏は、ふだん冊子体図書の受入や目録を担当している。報告したのはAPI連携ではなく、個人として業務の中でBibdata-Ebookをどう使っているかという事例である。
1つ目は、電子ブックが存在するかとベンダーの確認だ。複数キャンパスでの利用が見込まれる本や、冊子体だと禁帯出になりそうな事典・辞書類は、電子ブックで買った方が使われると判断している。その場合、以前は各ベンダーのサイトやカタログのPDFを1つずつ開いて電子版があるか確かめており、大変だったという。現在はBibdata-Ebookで検索すれば済む。瀬高氏が挙げた利点は、電子版の有無をまとめて確認できることに加え、ベンダーごとにレコードが表示される点である。これで、自館に購入実績のあるベンダーはどこか、複数ある場合はどれが同時アクセス数や学外アクセスの条件で有利かを一度に判断できる。
2つ目はCiNii Booksでの事例である。当時の新潟大学では、買い切りの電子ブックはOPACに、年間購読の電子ブックは電子リソース検索サービスに登録していた。寄贈図書を受け取ったとき、瀬高氏はOPACで重複がないことを確認し、寄贈受入リストを作ろうとした。書誌情報を確かめるためにCiNii Booksで検索したところ、自館が購入しているベンダーのリンクが表示された。クリックすると電子ブックを実際に閲覧でき、年間購読で契約済みだったことが判明した。自館のシステムでは2つの検索が必要なところを、Bibdata-Ebookのデータが表示されているCiNii Booksでは一度で確認できたため、当時は非常に助かったという。なお、現在は運用が変わったので、同じことは起きなくなっている。
期待としては、冊子体の所蔵レコードがない電子資料もCiNii Booksでまとめて探せるようになることと、洋書の充実を挙げた。
筑波大学:リンクリゾルバとLicense-JUSTICEを組み合わせてOPACに利用条件を表示
筑波大学の西彩花氏は電子リソース担当で、電子ジャーナルやデータベースの契約・調達を担っている。報告テーマはLicense-JUSTICEとOPACの連携である。
筑波大学の図書館システムはリコー製のLIMEDIOで、ディスカバリーとリンクリゾルバにはEx LibrisのSummonと360 Linkを使っている。2024年3月から、図書館システムとリンクリゾルバの連携により、OPACに電子ジャーナルと電子ブックが表示されるようになった。OPACでは閲覧可能期間や巻号情報のほか、利用条件も確認でき、本文へのリンクも表示される。
この利用条件の表示に使っているのがLicense-JUSTICEである。一方、Title-JUSTICEとBibdata-Ebookは使っていない。リンクリゾルバ由来のデータをOPACに自動登録する仕組みがあるためだ。電子リソースの所蔵・購読状況や本文リンクは図書館システムでは管理せず、リンクリゾルバから取得してOPACに登録している。
利用条件の登録には2つの経路がある。JUSTICE提案のパッケージ契約に含まれる電子ジャーナルについては、リンクリゾルバのデータに、JUSTICEからAPIで取得した利用条件を結びつけてOPACに表示する。この方式で運用しているパッケージは8つほどある。JUSTICE提案ではない個別タイトルや電子ブックについては、同時アクセス数や利用可能キャンパスが限られているなど特に注意が必要なものに限り、図書館システムのライセンス管理機能に利用条件を登録している。そのため、利用条件が登録されていない電子リソースもある。
OPACに表示している項目は、利用可能な利用者の定義、利用できるキャンパスの定義、同時アクセス数、ウォークインユーザーの利用可否などである。ILLの条件は、OPACを主に使う学内利用者には直接関係がないため表示していない。代わりに、ILL受付担当と電子リソース担当の間でExcelで管理・共有している。OPAC画面では利用条件欄にリンクが表示され、クリックすると表形式で条件が現れる。西氏は、実際の画面は「Academic Radiology」などで検索すれば確認できると紹介した。
愛媛大学:一次フィルターとしてのBibdata-Ebook
オンラインで参加した愛媛大学の三浦さゆり氏は図書の整備を担当しており、「あまり使っていない館」の立場から話した。使い方は、学生用図書の発注準備で、Maruzen eBook LibraryやKinoDenに電子版が見つからなかったときにBibdata-Ebookでも探す程度だという。先に講演した主査が触れていたように、紙のISBNでまとめて検索できるようになれば、使う機会はもう少し増えるだろうと述べた。
後半の討論で中村氏が「Bibdata-Ebookで探して見つかった例はあるか」と尋ねると、三浦氏は見つかったことはほとんどないと答えた。ないことを確認する使い方だという。中村氏が「Maruzen、KinoDen、Bibdata-Ebookになければ、電子ブックとしてはほぼ流通していないと判断できるということか」と確かめると、三浦氏は一次フィルターとしてはそのように使っていると応じた。
日本大学歯学部:小規模分館の目録作業とBibdata-Ebookの反映の遅れ
日本大学は学部ごとに図書館があり、堀米拓哉氏は歯学部分館の所属である。比較的小規模な非利用館だが、電子ブックはメディカルオンラインのサブスクリプション、KinoDen、Maruzen eBook Libraryを導入している。
堀米氏はメディカルオンラインの目録作業を紹介した。出版元から提供されたデータを毎月、自館OPACに一括登録している。ただし書誌が薄いため、NACSIS-CATから書誌情報の一部を流用して入力しており、手間のかかる作業になっている。経験者の臨時職員がいるので回っているが、いつまで続けられるかは分からないという。提供データには重要な項目が抜けていることもある。例として示した書誌は第2版なのに、元データには版表示がなかったため手で補った。また、ISBNは思い切って冊子体のISBNに置き換えている。これは自館だけの運用である。理由は重複チェックにある。紀伊國屋書店のツールでISBNを使って自館OPACを一括検索し、冊子体と電子体をまとめて重複確認するため、冊子体のISBNで統一している。
この第2版の書誌は、2026年4月に出版されたにもかかわらず、6月時点でまだBibdata-Ebookに搭載されていなかった。堀米氏は反映が遅いと指摘した。Bibdata-Ebookの一括取り込みはまだ対応しておらず、本学の図書館システムも未対応である。導入できれば、業務の効率化と利用者の発見可能性の向上に直結するはずだと述べた。
期待として堀米氏が挙げたのは、CiNiiの書誌に電子リソースが出てくることで発見可能性が高まることだ。昨年、学生の希望で電子ブックを購入した例がある。それがCiNiiで見つかったものかは確認していない。歯科分野の電子ブックは数が少ないので、見つければだいたい買っている。ところが、学生に非常に人気のある『歯科国試パーフェクトマスター』の電子版を担当者として見落としていた。学生からの希望を受けて、22冊ほどを電子ブックで購入したという。
堀米氏の見方では、エンドユーザーは電子ブックの存在自体は知っていても、個人向け販売と図書館向けの電子ブックが違うことをほとんど認識していない。その違いが知られ、昨年のような希望による購入がもっと起きれば、図書館としても買いやすくなる。電子ブックは目次からのリンクや本文検索があり、タイムパフォーマンスが良いという有用性がすでに認知されつつある。歯学部ではiPadを学習の前提にしているので、相性も良い。堀米氏は、歯科・医学系を含む図書館向け電子ブックが増え、利用要求が増え、予算が増え、利用が増えて学力向上につながるのが理想だと語った。
青山学院大学:ERMSに取り込み、選んだ項目だけを公開する
青山学院大学の阿部秋穂氏は、青山キャンパスでシステムとILLを含む参考業務を担当している。やっていることは筑波大学とほぼ同じだという。連携しているのはLicense-JUSTICEのみで、ライセンス情報をERMSに取り込み、その一部を加工してOPACで利用者向けに公開している。
図書館システムは富士通Japanの「iLiswave-J」である。ライセンス取り込み画面では、左側にLicense-JUSTICEのライセンス情報が表示され、それを右側に取り込んだうえで、項目ごとに表示するかしないかを選べる。表示すると設定したものがOPACに出る。青山学院大学ではOPAC内に契約データベースのA-Zリストのような一覧を公開しており、そこにもライセンス情報が表示される。個々の書誌にもライセンス情報がひもづいて表示されるよう、システムに実装してもらっている。
課題も挙げた。館内スタッフは取り込んだデータをそのまま活用できるが、学内利用者向けにはそのまま出せない。本学独自の用語で運用している部分があるため、DEERから取り込んだデータを自館の用語に置き換える必要がある。また、見せたくない項目もある。例えばウォークインユーザーの利用可否だ。阿部氏によれば、キャンパスが交通の便の良い場所にあるため、これを出すと図書館で対応しきれないほど人が来てしまう懸念がある。そのため、取得した情報をそのまま出さず、職員が手間をかけて選んで公開している。さらに、JUSTICE契約のデータベースは全体の中で割合が多くない。こうした理由から、連携のメリットは現状では限定的だというのが阿部氏の所感だった。
それでも期待は大きいという。青山学院大学が以前から目指しているのは、利用者が紙と電子を意識せずに望む資料にたどり着ける環境である。阿部氏が描く流れはこうだ。ERMSに電子資料の契約情報を登録すれば、それが利用者向けの公開までシームレスにつながる。図書館側でデータを修正したうえで、見せたい部分だけを公開できる。現在は連携していない書誌情報も連携し、電子資料のきちんとした書誌をOPACの詳細検索に取り込めるようになる。そうなれば目指す環境にかなり近づくと阿部氏は考えている。
背景には、電子資料の数や提供形態が多様化していることがある。紙から電子へのシフトは進めているが、一部の電子ブックや電子ジャーナルは思ったほど使われていない。学内には、ディスカバリー、Publication Finder、OPAC、富士通の協力で導入した「AI探索」、さらに各契約データベースの検索窓と、大量の検索窓がある。しかも、それぞれに届かない資料がある。そのため、統合的な窓口ができれば非常にありがたいという。阿部氏は、学内者からのILL申込資料のうち約3割が、すでに学内で契約・所蔵しているか、NDLなどで閲覧できるものだと紹介した。申込前に学内に契約や所蔵がないか確認するよう案内しているにもかかわらず、この状況である。利用者が契約中の電子資料に効率よくたどり着ける環境を作ることは、サービスの面でも運用コストを下げる面でも重要だと阿部氏は述べた。
「がんばれ図書館システムベンダー」:業務画面の見やすさという課題
司会の中村氏自身も事例を報告した。中村氏の整理では、DEERのデータはAPIで図書館システムに取り込まれ、まず図書館員が業務画面で見る。次にOPACやディスカバリーなどの利用者向けサービスを通じて利用者に届く。瀬高氏のような直接参照もあるが、基本はシステムを介して使うイメージで設計されている。そのため、見やすい画面を提供できるかどうかが大きな鍵だという。中村氏の大学でも導入を検討したが、画面がどうしても見にくいという問題があったと述べた。
見やすさは、業務画面を使う図書館担当者と、利用サービス画面を使う図書館利用者の2方向で考える必要がある。中村氏は、許可を得たうえで富士通のiLiswaveのERMS画面を示した。ERMS画面は情報量が非常に多く、縦にスクロールすると膨大な量になり、しかも全項目が埋まるわけではない。そこで、モニターに収まる1画面に情報を集め、フォントも冊子体の業務画面と同じものにすれば分かりやすいのではないかと考え、画面を作ってみたという。
License-JUSTICEのデータを取り込むと、画面中央に内容が表示される。先の報告でも出たように、データはそのまま使えない。例えば、ウォークインユーザーは実際には可でも自館では不可にしている場合がある。電子資料のILLを一切受け付けていないなら不可にする。データ上はOKでも、自館としてはプリントでの出力にしたい場合もある。この画面では、こうした文言を変えたうえで公開の可否を決められる。中村氏はこの仕組みを優れていると評価した。一方で、52項目を縦スクロールで見るのはつらいという声が出た。OPACに出る部分は画面下部の小さな横長のフィールドで、顔を近づけないと見えないという問題もあった。
中村氏は、情報量や情報の質よりも見やすさを、特に日本の図書館システムメーカーにお願いしたいと述べた。日本語表示に合った、日本向けの見やすい画面が必要だという。多くの大学図書館には海外ベンダーがERMSの営業に来る。その画面を見るとみな使ってみたいと言うが、自館の既存システムにもERMSはあると伝えると「見にくいから」と使ってもらえない。中村氏は海外システムを実際に使ってはいないと断ったうえで、ナレッジベースとの相性や日本語との相性も関係しているのではないかと推測した。
中村氏の大学でもLicense-JUSTICEの情報を全く使っていないわけではない。ある電子リソース一覧の画面に「他大学向けILL可否」の欄を設け、License-JUSTICEやJUSTICEの提案書を見て手入力している。ILL担当から、他大学からの電子ジャーナルのILLに回答するためにぜひ入れてほしいと要望されたからで、実際に受付時にこの欄を見て提供できるか判断している。中村氏は、License-JUSTICEのデータは業務上必要だと考えている。
一方、富士通のシステムに入れると備考欄に情報が集中する。中村氏の大学はキャンパスが多く、大学統合でさらに分散しており、キャンパス契約を複雑に組み合わせている。そのためキャンパス情報が非常に重要で、そこにライセンス情報やILLの情報まで加えると文字ばかりで読めなくなる。改行もできず、フォントで強調することもできない。青山学院大学程度の情報量なら問題ないのではないか、と中村氏は述べた。OPACでは電子ブックから冊子体への案内も出せ、比較的シームレスな流れは作れる。しかし、License-JUSTICEのデータを図書館システムに取り込んで展開するより、もともとナレッジベースにあるデータを流す方がきれいに表示される。データの流れと見やすさがかみ合っていないのが現状だという。
利用者の反応は見えにくい:API化で担当者は楽になったが
テーマトークでは、担当者の思いや周囲・利用者の反応、データ活用への期待を各登壇者が語った。
瀬高氏は、ワーキングでの議論を通じて、同じ館内の職員がBibdata-Ebookをどう使っているのか全く分からないと気づいたという。自分は便利に使っているが、ほかの職員は知らないかもしれないし、もっと便利な使い方をしているかもしれない。館内での使われ方をもっと知りたいと述べた。
西氏は、2024年3月にライセンス表示を始めてから利用者の反応はあまりないと報告した。ただし前向きに捉えれば、特に不便なく使えているとも言える。内部では、ILL担当から「このタイトルはILLできるか」と聞かれることがある。License-JUSTICEにはそうした情報も含まれているが、対象の出版社は今のところ限られている。運用開始時の検討でExcel管理にしたが、今後NII側で提供できる出版社が広がれば活用の幅も広がるだろうと述べた。中村氏が、License-JUSTICEのデータを全部出しているわけではないのかと確認すると、西氏は、JUSTICE契約をしている主要なパッケージは基本的に出していて、それが8つだと答えた。それ以外はExcelで管理している。中村氏は自館も同様で、全部出しているわけではないと応じた。
阿部氏も、周囲や利用者の反応は正直あまりないと語った。OPACへのライセンス情報の表示はLicense-JUSTICEとの連携以前から行っていた。連携によって変わったのは、これまで出版社・代理店にヒアリングして確認していた情報がAPIで取れるようになった点で、しかも対象はJUSTICE契約のものだけである。利用者向けの見た目は何も変わっていない。担当者レベルでは非常に楽になった実感があるが、周りには伝わりにくい。
ただ、1点変化があったという。最近、他館から青山学院大学に来るILLで、電子資料を対象とするものが以前より増えている。青山学院大学ではILLをすべて委託業者が担当している。従来は委託スタッフが専任職員に確認を頼み、職員が出版社に問い合わせるかJUSTICEのウェブサイトでライセンスを調べて伝えていた。現在は、スタッフ自身がERMSの情報を見てILL対応の可否を判断できる。限られた範囲ではあるが、業務効率化につながり、良い反応を得ているという。今後については、電子ブックの情報を利用者に届けたいと述べた。現在ナレッジベースから書誌をOPACに取り込んでいるが、担当者が苦戦している。契約情報の登録から書誌データの登録までの流れがスムーズになれば、館内的にはかなり大きなインパクトがあると阿部氏は期待を示した。
非参加館・予算の限られた館から見たILL情報
堀米氏は、日本大学歯学部はJUSTICEに参加していないと前置きした。そのうえで、自分は小規模館を代表して来ていると考えていると述べた。電子資料のILLは一般的ではなく、まだ全然認知されていない感覚が強いという。自館も、電子リソースを持つ館に複写を依頼することはあるが、おっかなびっくりで行っている。多くの館は電子というだけでILLを受け付けないだろうし、自館も基本的にはそうだ。ただし、依頼が来ればライセンスを見て、問題なければ提供している。他館に依頼するときに相手のライセンス情報が見えるのはありがたい。その反面、自館は公開していないという引け目がある。堀米氏は、こうしたことをワーキングに入って初めて知ったと述べ、JUSTICEに参加していなくてもライセンス情報を公開する努力をしたいと語った。
三浦氏は、予算の都合で図書館システムのオプション契約が難しいと説明した。システム連携以外のところでメリットが見えれば使いたいという。電子リソースの総合目録としてILLの可否が分かるようになれば、サービス面でも使いやすくなる。ただし、日本の電子ブックはILLに対応していないものが多いため、労力に見合うのかという疑問も示した。
ライセンス情報をどこに、どこまで見せるか
中村氏は、ほかの館でもライセンス情報を出しているかを尋ねた。新潟大学の瀬高氏は、自身の担当は図書で、ジャーナル系は別の担当だと断ったうえで答えた。新潟大学ではタイトル単位では出しておらず、図書館ホームページに電子ジャーナルや電子ブックのサービスごとのページを作り、そこでまとめて出しているという。
コメンテーターの近畿大学中央図書館の担当者は、License-JUSTICEのAPI連携を利用していると報告した。同館は2026年4月から新たにディスカバリーサービスの提供を始めた。今後はLicense-JUSTICEから取得した利用条件をディスカバリー上に表示できるよう、構築を進めている。現在のOPACでは表示できていない条件、例えば各電子ジャーナルを利用できるユーザー(学生・教職員など)やウォークインの可否、学認などの認証方法、同時アクセス数をディスカバリーに表示できる点に、大きなメリットと期待を感じているという。どの項目を利用者に見せるかは検討中で、この日の議論を持ち帰って検討を進めると述べた。
中村氏は登壇者に、OPAC以外のインターフェースにもデータを流すことを考えているかを尋ねた。阿部氏は特に考えていないと答えた。学外向けにはあまりライセンスを出したくないという。そもそも「私は使えるのか」という問い合わせが多く、不用意にいろいろな場所に出すのは怖いというのが理由である。中村氏はこれに同意し、利用者がライセンスを図書館の意図どおりに読むとは限らないと述べた。「使えると書いてあるのに、なぜうちではだめなのか」といったことも起こりうるため、出し方と同時に利用者のリテラシーの問題もあると指摘した。
ILL見直しの議論とアンケート結果
ILLの論点について、中村氏はILLシステムの見直しに関わるコメンテーターの磯本氏に意見を求めた。磯本氏によれば、具体的な議論にはまだ進んでいない。ただ、1月に今後のILLに関するアンケートを実施し、その速報版を会場にポスターとして掲示している。今後のILLシステムに求める機能や、追加してほしい情報を選ぶ設問では、電子ブック・電子ジャーナルのILL可否がかなり上位に来た。選択肢があるにもかかわらず、自由記述でも「電子ブックが使えるのかどうか知りたい」と熱意を込めて書いた回答が多かったという。磯本氏は、電子ブック・電子ジャーナルのILL可否が分かることは、今まさに求められている機能ではないかと述べた。
一方で、三浦氏も触れたように、日本の大手電子ブックはILLに対応していないという現状がある。データを整備できても、すべて「不可」では意味が薄い。磯本氏は、海外の電子ブックでILLが可能になり、その有用性が分かれば日本のベンダーも動くのではないかと述べ、夢のような話かもしれないと付け加えた。それでも、電子資料のILLへの需要は非常に大きいと言えるという。
中村氏はこれを受けて、反応がないからといって使われていないわけではないと述べた。ライセンス情報はもともと使っていたデータであり、ILLチームも注目している。ないと不便なので、出し続けなければならない。手で調べるのは大変なので、システム的に出せるのが一番よい。ワーキングの中でも、反応はないが実際には使われていると考えられるのは、ライセンス情報のうち特にILLの部分ではないかと議論したという。
認知度の低さと、海外電子ブックへの拡大
ユーザーグループ作業部会の主査を務める足立氏は、Discordで運営しているユーザーグループの状況を報告した。8つのチャンネルが動いているが、電子リソースに関するやり取りはあまり活発ではない。開会時に小山委員長が述べたとおり、DEERをはじめとする認知度がまだ低いため、このフォーラムをきっかけに認知が高まり、Discord上の議論も盛んになってほしいと述べた。
中村氏は、講演でスライドに海外電子ブックの書誌レコード収集が挙げられていた飯野氏に、Bibdata-Ebookに海外のデータも入り始めているのかを尋ねた。飯野氏によれば、Bibdata-Ebookには現在国内のものしか入っていない。ただし海外の大手学術出版社と交渉しており、近いうちに何かできるところまで来ているという。中村氏が、三浦氏のように国内の各プラットフォームとBibdata-Ebookを確認する使い方に海外分が加われば、発見可能性が高まるかもしれないと述べると、飯野氏は、海外の電子ブックも研究で使われる例は多く、その一助になればと応じた。
有料化の質問と、見直しの背景
会場からスライド経由で「NII-DEERは有料化するのか」という質問が寄せられた。NII側の担当者は、小山委員長の報告資料のうちワーキンググループ設置の経緯を示して答えた。利用が伸び悩む一方で、年間それなりの運用費がかかっている。そこでNIIだけでなく利用機関とともに、どのように使われているのか、どのような可能性があるのかをフラットに議論する場を設けた。有料化するかしないかより手前の段階の議論をしており、この日はその共有の場だった。そのため、現時点では明確な回答はできないという。
司会とコメンテーターのまとめ:見えにくい置き換え、電子ブックへの期待、ILLの問い
中村氏は1時間の議論から2点を挙げた。1つは、License-JUSTICEは、もともと別の手段で流通していた情報を置き換える形で使われているため、かえって効果が見えにくくなっているのではないかという点である。置き換えによって多くの業務が楽になる展開になれば、今後は利用が伸びていくのではないかと述べた。もう1つは電子ブックへの期待で、海外の電子ブック情報が入り、簡単に探せるようになれば大きいという。一方で、周囲の反応はまだよく見えない。中村氏は、ワーキングで1年かけてこの情報の使い方を議論していくと述べた。
飯野氏は、期待がある一方で、費用対効果という大きな問題を抱えているとし、その点を踏まえて今後の展開を考えたいと締めくくった。
小山委員長は、議論とアンケート結果から3つのことに気づいたと述べた。1つ目は、License-JUSTICEもTitle-JUSTICEも、すべての電子資料のメタデータを収録しているわけではないことである。メタデータの範囲をどこまで広げれば、図書館員や利用者の環境が良くなるのかを改めて確認したという。2つ目は、阿部氏の話にあったように、License-JUSTICEに載っている出版社の条件と、図書館がその条件どおりに運用するかどうかは別の話だという点である。実務での使われ方について改めて気づきを得たという。
3つ目は、国内の電子ブックのILL可否が大きな話題になっていることである。小山委員長の認識では、国内の和書は紙と電子の両方で出版されるのが一般的だ。そうであれば、電子へのILL需要は紙のILLでは代替できないのか、なぜ電子を選ぶのかという問いが立つ。逆に、多くの図書館が収集方針に「オンラインファースト」を取り入れ、それが大多数になれば、全国の集合的なコレクションとしての紙の資料は少なくなり、電子へのILLも考えなければならなくなる。小山委員長は、この実態をどう捉えるかを改めて考えたいと述べ、議論を終えた。
閉会にあたり運営側は、NII-DEERを存続させるかどうかも含め、サービスの今後の可能性や期待について、スライドやDiscordで広く意見や要望を寄せてほしいと呼びかけた。
これより後半のプログラムのパネルディスカッションを実施いたします。パネルディスカッションの司会は、今回NII-DEER見直し検討グループという活動が設置されておりまして、そこで主査を務めていただいている大阪公立大学学術情報課長代理の中村様です。ではよろしくお願いいたします。
はい。大阪公立大学の中村と申します。ここからは私が司会で、パネルディスカッションという形で進めていきたいと思っています。これから集まったメンバーの自己紹介に入るんですけど、今日はこのNII-DEERをAPIで取って使っている館と、NII-DEERの情報を機械では使ってないけど使っている人と、使ってないけどちょっと期待をしたいというようなメンバーが集まっています。
それでは登壇者紹介です。一番向こう、新潟大学学術情報部の瀬高さんですね。その隣が筑波大学の西さんになります。オンラインで参加の愛媛大学の三浦さん、三浦さん出ます。
あの、1名ちょっとですね、はい。オンラインで参加させていただいています。よろしく。
また後で。はい。順番になったらよろしくお願いします。その次が、こちら、日本大学の堀米さん、よろしくお願いします。それと青山学院大学の阿部さん、よろしくお願いいたします。それとコメンテーターとして、私の隣、朝日花大学の磯本さん、国学院大学の足立さん、大学の国さんでございます。
はい。では早速始めていきたいと思います。まず最初、このNII-DEERの活用事例ということで登壇してますので、瀬高さん、今出てますね。はい。からちょっと3分程度ご説明していただきたいと思います。ではお願いいたします。
ああ、ちょっと待ってくださいね。はい。新潟大学の瀬高と申します。本日私からは、初めにちょっと自己紹介として、普段は冊子体の図書の受け入れですとか目録の業務などを担当しています。本日はAPIを利用していない利用と言いますか、利用者の立場から、個人的に業務の中で行っているBibdata-Ebookの活用方法について、選書で活用しているんですけれども、そのお話を2つほど共有したいと思います。
まず1つ目なんですけれども、電子ブックの、あとはベンダーの確認で使っております。スライドが次のものになるんですけれども。
はい。まず、購入したい図書があるとなった時に、その内容的に複数キャンパスで利用が見込まれそうですとか、あとは冊子体だと禁帯出になってしまいそうな事典とか辞書の類いですね。そういったものは電子ブックの方が利用されるだろうなというところで、電子ブックで購入したいといった時に、実際に電子ブックが存在するかどうかっていうのを確認しないといけないわけなんですが、今までは各社のサイトですとか、あとはカタログのPDFを1つ1つ開いてみてという風にしておりまして、これがなかなか大変でした。現在はBibdata-Ebookで検索して確認できるようになっていますので、こちらを活用しています。ここで検索する利点の1つとして、電子ブックの有無を一括で確認できるのに加えまして、ベンダーごとにレコードが表示されますので、自館で購入実績のあるベンダーですとか、あと複数あった場合はより条件の良い、アクセス数が多いですとか、学外からもアクセスできるっていうところとかの判断が一括にできるので、非常に便利に使っております。
2つ目、次のスライドなんですけれども、こちらはCiNii Booksでも活用できるというお話でございまして、私の場合ですと重複確認のうっかりを防げた例についてお話しします。まず前提として、現在は運用が変わったので、これからお話しする事例は起きなくなってはいるんですけれども、当時の自館の状況として、買い切りの電子ブックはOPAC、購読の電子ブックは電子リソース検索サービスに登録していました。寄贈図書を頂いた時にまずOPACで重複確認して、データでは所蔵がないっていうことが確認できたので、寄贈の受け入れリストを作成しようと思いました。そのリスト作成にあたって書誌情報を確認するために検索しましたところ、購入しているベンダーのリンクが表示されておりました。リンクをクリックしたら電子ブックが実際に閲覧可能だったっていうことが起きておりまして、OPACの方で検索した買い切りではなくて、年間購読の方で契約していたということがあります。このようにですね、Bibdata-EbookのデータがCiNiiに今表示されてるおかげで、自館のシステムではちょっと両方2つの検索をしなきゃいけないところが、一括で検索できているということで、当時は非常に助かっておりました。
最後、今回のトラックの表題に期待っていうところが含まれていたので、私からの個人的な期待として、今後自館の所蔵レコードがない電子資料も一括で探せるといいなというところと、あとは洋書も充実してくれると嬉しいなと思っております。私からの発表は以上です。
はい、ありがとうございました。
はい。じゃあ次、ちょっと次行く前にですね、今スライドのとこで、今回のテーマの非利用館は、JUSTICE参加館だけどDEERを利用していない図書館を指していますか?JUSTICEに参加していないため利用できない図書館を指していますか?っていうことですけど、これどうですか?
はい。非利用というのはJUSTICEの参加館であるかないかには関わらない言葉遣いをしておりますので、本当にDEERを使っているか使っていないかですね。はい、ありがとうございます。
はい。そういうことで事例をやっております。じゃあ次、西さんお願いいたします。
はい。筑波大学の西と申します。電子リソースを担当しておりまして、電子ジャーナルですとかデータベースの契約・調達といったところの業務を普段はしております。私からはLicence-JUSTICEとOPAC連携についてお話しします。
まず、本学の図書館システムの概要についてお伝えします。図書館システムはリコー製のLIMEDIO、ディスカバリー、リンクリゾルバはEx LibrisのSummon、360 Linkを利用しています。本学では2024年3月から図書館システムとリンクリゾルバの連携により、OPACに電子ジャーナル・電子ブックが表示されるようになりました。OPACでは閲覧可能期間や情報のほか利用条件が確認でき、本文へのリンクも表示されます。
先ほど利用条件を表示できるとお伝えしましたが、その部分で利用しているのがNII-DEERのLicence-JUSTICEになります。なお、Licence-JUSTICE以外のTitle-JUSTICEとBibdata-Ebookについては、リンクリゾルバ由来でデータをOPACに自動登録する仕組みがあるため、本学では利用していません。OPACへの電子リソースの登録の仕組みについては次のスライドでご説明します。
本学では電子リソースの所蔵や購読状況、本文リンクは図書館システムでは管理しておらず、リンクリゾルバから取得してOPACに登録しています。利用条件の表示については、Licence-JUSTICEと図書館システムのライセンス管理機能を併用しています。まずライセン…失礼しました。JUSTICE提案のパッケージ契約に含まれる電子ジャーナルについては、リンクリゾルバから取得したデータに、JUSTICEからAPIで取得した利用条件を結びつけてOPACに表示するという仕組みになっています。この仕組みで運用しているパッケージが8個ほどあります。一方、JUSTICE提案でない個別のタイトルや電子ブックについては、同時アクセス数やアクセスできるキャンパスが限定されているなど、特に注記が必要なもののみ利用条件を図書館システムに登録して、リンクリゾルバのデータと結びつけてOPACに表示しています。そのため利用条件を登録していない電子リソースもあります。
現在OPACに表示しているライセンスの表示項目は、利用可能な利用者の定義や利用できるキャンパスの定義、同時アクセス数、ウォークインユーザーの利用可否などです。ILLのライセンスについては、OPACを主に使う本学の利用者には直接関係のない情報であることからOPACには表示せず、ILLの受付担当と電子リソース担当の間でExcelで管理・共有しています。利用条件はOPACの画面上では利用条件の欄にリンクとして表示され、クリックすると表形式で表示される形になっています。ご興味がある方はAcademic Radiologyなどを検索して実際の画面をご確認いただければと思います。私の発表は以上になります。
はい、ありがとうございました。
はい。じゃあ次ですね。あまり使っていない館での使い方ということで、これはオンラインで愛媛大学の三浦さんの方からお話があります。三浦さんお願いします。
はい、愛媛大学の三浦でございます。業務では図書の整備を担当しております。その前提で、あまり使っていない館での使い方になるんですけれども、学生用図書の発注準備の時に、MeLやKinoDenで電子ブックが見つからない場合にBibdata-Ebookで探すという使い方をするくらいです。先ほど委員会の主査のご講演にもありましたけれども、紙のISBNでまとめて一括検索できるようになると、もう少し使う機会は増えるかなと思っております。以上です。
はい、ありがとうございました。
はい。では次ですね。やっぱり使っていない非利用館の事例ですが、日本大学歯学部図書館、堀米さん、お願いいたします。
はい。日本大学歯学部、日本大学は学部ごとに分館がありまして、歯学部分館の堀米と申します。歯学部分館は非利用館として、割と小規模な分館になります。
電子ブックに関しては割と導入はしておりまして、メディカルオンラインのサブスクリプション、あるいはKinoDen、Maruzen eBook Libraryといったものを導入しております。その目録作業をちょっとご紹介するんですけども、メディカルオンラインの場合は、提供の出版元様から提供を頂いて、自館OPACに一括登録を毎月しております。ただちょっと書誌が薄いっていうことで、NACSIS-CATから書誌情報を一部流用して入力するという、大変手間がかかる作業をやってるんですが、幸いにして今臨時の職員の方で経験者がいらっしゃるので、それでできてるようなところです。これがいつまで続くのかちょっとわかんないんですけど。
はい。一応フィールドの名前も書きましたけど、割とちょっと重要なとこが抜けてる感じがありまして、これ同じ書誌なんですけど、エディションがこれ第2版なのに元のデータには2版って書いてないので、これはちょっと入れないとなっていう、そういう感じですね。あとはISBNをもう思い切って冊子体のISBNに変えてます。これは結構自館のみの運用ってことで、なぜそれをするかと言うとですね、重複チェックをする時に、紀伊國屋さんの、何だっけな、マイプラトンっていうのを使わせていただいておりまして、それはISBNで一括検索、自館OPACを一括検索することによって、冊子体も電子体も含め重複がないかを調べることができるので、それで冊子体のISBNで統一してるというところです。次のスライドお願いします。
はい。先ほどご紹介した書誌なんですけども、この第2版の書誌情報は実は未だに未アップということで、Bibdata-Ebookには搭載されておりません。この第2版は2026年4月に出版されたものですが、今6月ですけど、まだ上がってないという、ちょっとその辺が遅いなというところがあります。今までもお話ししましたけども、一括取り込みはまだ対応してないということで、かつ本学で使ってる図書館システムも未対応となっております。でも導入できれば、これはもう業務効率化とか利用者の発見可能性を高めることに直結するということになるかなと思います。次の、はい、お願いします。
期待としてはですね、先ほどの発表でもありましたけど、CiNiiのその書誌にこの電子リソースが出てくることにより、発見可能性が高まるのではないかと。うちの学部図書館で去年ですね、学生からの希望によってeBookを購入した事例がありました。それはCiNiiで発見したかどうか未確認なんですが、これはですね、ちょっと担当者としては恥ずかしいところなんですけど、歯学部なんですけど、歯科の電子ブックというのは非常に数が少ない中、ちょっとあるので大体見つけては買ってるんですけど、これはもう完全に見落としておりまして、かつすごい人気なんですよね、これ。歯科国試パーフェクトマスターって、学生の食い付きがすごくいい図書を、電子ブックで22冊ぐらい学生の希望により買ったという事例があります。
結局その利用者さん、エンドユーザーさんが、図書館向けのeBookというものへの認識っていうのが実はほとんどないかなっていう気がしていまして、電子ブックの存在自体は知っていても、個人販売向けのeBookと団体向けのeBookは違うっていうのをちょっと知っていただいて、それがなんて言うんですかね、たまたま去年あったこういう希望によって買ったみたいなことがもっと起きていただければ、すごくこちらとしても買いやすいので、そういったことを期待しているというところです。eBookの有益性はもう完全に認知されつつあるので、タイパがいいっていうとこですね。タイムパフォーマンス。目次のリンクがあったり、本文検索があったりと。うちの学部の学習スタイルとしてiPadを必須にしてますので、完全にマッチすると。ですので理想は図書館向けのeBookですね。これが歯科も含めて、歯科医学関係含め増えて、利用要求が増えて、eBookの予算が増えて、利用が増えて、学力アップにつながればいいなと。歯学部なんでこういうことを思ってます。以上です。
はい。ありがとうございます。では次ですね、青山学院大学の阿部さんの方に、今度はシステムを使った事例ということで、お願いいたします。
はい、青山学院大学の阿部と申します。どうぞよろしくお願いいたします。私はですね、渋谷にある青山キャンパスの方で、主にシステムと、あとILLを含む参考業務を担当しております。本学のNII-DEERの活用状況なんですけれども、実は先ほどご説明あった筑波大学の西さんのご説明と、ほとんどやってることは同じというところでございまして、ちょっと詳細に関しては割愛させていただくんですけども、Licence-JUSTICEのみと連携しておりまして、ERMSにライセンス情報をLicence-JUSTICEから取り込んで、取り込んだ情報の一部を加工してOPACで利用者向けにも公開しているというような状況でございます。
画面、あ、すいません。スライド1枚、ごめんなさい。画面の右側を見ていた…あ、ごめんなさい。左側がですね、本学は富士通さん、富士通Japanさんの iLiswave-Jを使っておりまして、それのライセンス取り込み画面なんですけれども、左側にLicence-JUSTICEから取り込んだライセンス情報が表示されまして、それを右側に取り込んで、取り込んだものを表示させるものと表示させないものを選択できるような形になりまして、表示させたいとしているものが、右側の画面ですね、OPACに表示されているという状況でございます。本学の場合ですね、OPACのデータベース一覧という形で、契約データベースのA-Zリストのようなものを公開しておりまして、そちらにも契約情報、あ、ライセンス情報っていうのは出るようになっておりますし、またですね、個別の書誌に対してもライセンス情報が紐づいた状態で表示されるように、システムで実装していただいているという状況でございます。はい。では次のスライドをお願いします。
ただですね、そうは言っても課題はあるような状況でして、具体的に申しますと、当然図書館の内部スタッフ的にはインポートしてきたデータを活用できるんですけども、学外向け、あ、失礼しました。外部向けですね、学内の利用者等の外部向けに公開するには、そのままでは出せないというのがございまして、どうしてもやはり本学独自の用語でやっている部分がございますので、DEERからインポートしてきたデータを本学のシステムに合わせてちょっと書き換えですね、置換を行った上で出す必要があるということが1つございます。あとですね、やはり見せたくないライセンス情報というのもいくつかありまして、具体的に申し上げますと、ちょっとここには書かなかったんですけども、ウォークインユーザーの利用可否とかそういった部分ですね。本学のキャンパスは、何と申しますか、交通の便が若干いいとこにございますので、それを出してしまうことで、ちょっと図書館では対応しきれないぐらいに人が来てしまうっていうような懸念がちょっとございまして、なので、そういった意味でLicence-JUSTICEから取ってきた情報をそのまま出すんではなくて、あくまで選択をした上で出しているというような状況でございます。ですので、そのまま出すんではなくて職員側で一手間かけた上で出すっていうようなこともございますし、またですね、そもそもの話としてやはり、そこまでJUSTICE契約のデータベースも割合として多くないというところもございまして、現状においては、連携するメリットとしては限定的かなというのが所感としてはございます。
ただですね、一方で、あ、すいません。スライドをめくっていただいて、期待していることということは非常に大きくございまして、すいません。ちょっとスライドの順番が逆になってしまうんですけども、本学の目指しているところといたしまして、スライドの、あ、ごめんなさい。戻っていただいて、このスライドの1番下に書いてあるんですけども、利用者が紙と電子を意識せずに、望む資料に到達できるような環境を構築するというのが1つ目指しているところとしてございまして、これは前々からもう言ってた話になるんですけども、そういった環境を構築する上で、このNII-DEERに関しては非常に期待をしているところでございます。
具体的な流れとしましてはですね、ERMSにその電子の契約情報を起こすことで、ERMS上に電子契約の情報を起こすことで、利用者向けの情報公開までシームレスに持っていけるような環境ができたら、本学の図書館としては非常にありがたいと考えておりまして、先ほど申し上げたような図書館側でのデータ修正を経てもですね、契約している電子資料のライセンス情報のうちで、本学が見せたいと思っている部分のみを利用者側に公開できるようになって、かつですね、書誌情報、現在書誌情報に関しては連携していないんですけども、そちらの方も連携できるようになってですね、電子資料のリッチな書誌情報をOPACの蔵書検索の方にも取り込めるようになるとするとですね、かなり本学の目指すところに近い環境が構築できるんではないかと考えておりますので、それを非常に期待しているようなところでございます。
すいません。こちら最後のスライドはですね、ちょっと補足的な話になるんですけども、なぜ本学がそのように期待してるかというところでですね、やはり電子の数や提供形態はどんどん多様化していって、紙から電子へというようなシフトっていうのは本学でも少なからず進めているところではあるんですけども、やはり思ったように一部のEB・EJに関しては使われていないというようなところもございますし、本学の場合ですね、ディスカバリー、それからPublication Finder、それから当然OPAC、あとは富士通さん、これも富士通さんにご協力いただいてAI探索というようなものを入れたりしていてですね、それに加えて各契約データベースの検索窓というのも入れると本当に大量の検索窓がありまして、しかもそれぞれがやはりリーチできない資料を持っているというような状況でございますので、できれば統合的な窓というのが1つ立ち上がってくれば、これは非常にありがたいと思っているところでございます。
そういった状況の裏返しという形になると思うんですけども、実は本学の学内者からのILL申し込み資料のうちですね、実は約3割が既に学内で契約してるか読める、あるいはNDL等で見れるっていうようなところがございまして、これは当然申し込む時は学内に契約ないし所蔵がないか確認した上で申し込んでくださいという風に申し上げているんですけども、それにも関わらずやはりこういう状況というところがございますので、やはり利用者が、本学が契約してる電子資料に効率的にリーチできる環境というのを作り上げるっていうのは、利用者サービスの上でも、運用コストを下げるという面から見ても非常に重要なことだという風に捉えておりますので、今後はそういった方向性に非常に期待してるというところでございます。はい、以上になります。ご清聴ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。最後は一応私も事例報告ということで、頑張れ図書館システムベンダーということで、ちょっとスライド、はい、進めていただいて。このNII-DEERなんですけど、今色々な事例がありましたが、情報が利用者に届くまで、NII-DEERのデータを図書館システムに取り込みます。業務画面で見るので、ここでまず図書館員が見ます。次にそのデータを使ってOPACやユーザーインターフェース、もしくはディスカバリーなんかに出して、利用者サービスに提供して利用者にデータが届くという風なことでございまして、先ほどからAPI、APIって言ってるんですけど、主にデータは図書館システムに取り込むためにAPIを使ってデータを取り込んでいるので、今のところ、最初の方の事例ありましたけど、基本的にはシステムを介在して使おうよっていうようなイメージで1つシステムが構築されていますと。利用者にとって見やすい画面を提供できるかが大きな鍵であるっていうのは、本学でもちょっと導入を色々検討したんですけど、やっぱりこの画面がどうしても見にくいということがありまして、ちょっとそのお話をしたいと思っています。
利用者の画面対応として2方向の見やすさ、さっき言ったように、まず業務システム画面の利用者は図書館担当者、見やすいかどうか。利用者サービス画面の利用者は図書館利用者、見やすいかっていうとこがポイントになります。まずこの業務画面のとこなんですけど、この画面なんですけど、私今日ここまで来るのに新幹線で来たんですよ。途中富士山って見えるじゃないですか。富士山の名前がついたシステムなんですね。そこの会社さんで、さっきの事例と繋がるんですけど、これのERMS画面なんです。一応許可をいただいております。実はですね、ERMSの画面って結構情報量が非常に多いのです。これ縦スクロールしてものすごい量になって、かつ全部の項目が埋まらないという状況があります。ですので、見やすさを追求するためになるべく、モニターにパッと入るような1画面に情報を集めてみようということと、もう1つこのフォントなんですけど、日本一美しい山のiLiswaveはですね、下で使ってたフォントをそのまま使うと、プリント版画面でですね。そうすると画面の違いがあっても分かりやすいんじゃないかっていうことで、これを作ってみました。
作って、この右側のとこにライセンス情報。これがLicence-JUSTICEから取り込んできた画面です。この画面なんですけど、Licence-JUSTICEのデータをまず1回入れます。内容っていうこの真ん中のとこにデータが出てくるんですけど、当然先ほど色々あったように、Licence-JUSTICEのデータをそのまま使えない。例えばウォークインユーザーが実際は可ですけどうちは不可にしてるとか、例えばILLについても電子自体を全部受け付けていない場合は不可にするとかですね。データでオッケーでもうちとしてはプリントで出力したいとかいうことがあって、その言葉を変えられます。その上で公開の可否を決められるっていう風な仕組みになっています。これ結構優れてると僕は思いましたが、52項目を縦スクロールでバーっとやった時ですね、見るのはしんどいという風な話が出ました。下のとこにちょっと青いとこあって、下のとこに小っさい横長いフィールドがあって、この部分がOPACに出ますってやるんですけど、これガっと画面に顔寄せないと見えないっていうようなことがありまして、ちょっと良くなかったですね。OPACの表示内容はフィールドが小さいという風なことがありまして、これ次のページですね。
はい。やっぱり情報量とか情報の質よりも見やすさ、特に日本の図書館システムメーカーさんにお願いしたいっていうことで、日本人の表示に合った日本向けの見やすい画面を作って欲しいっていうことが非常に期待されます。これなんでかって言うとですね、多くの大学図書館に海外ベンダーが、うちはERMSがありますってこう営業来るんですね。その画面を見るとみんな使ってみたいって言うんですね。うちもう入れてますよって言うんですけど、あ、見にくいんやっていうことで、やっぱりちょっと見てもらえないと。やっぱこう見やすさっていうのは非常に重要ですと。海外システムの方が見やすい雰囲気。これ実際使ってないので何とも言えないんですけど、その辺り多分ナレッジベースとの相性もあると思うんですけど、それと日本語との相性ですよね。そういうのがどうかっていうとこで、やっぱりちょっとそこは頑張っていただくと、もっと日本の大学図書館でのユーザーが使うんじゃないかなっていう風に思っています。
はい。それでちょっと次のスライドですね。この求める情報と見やすさっていうことなんですけど、実はですね、全くLicence-JUSTICEの情報をうちも使っていないかって言うと、そうではなくて、これは某、なんとか後ろに「こ」がつくね、なんとかこさんの、A-Zリストのとこなんです。そのとこに他大学向けILL可否っていうことで、これはJUSTICEの情報、実際Licence-JUSTICEとかJUSTICEの提案書を見て手入力してるんですけど、これはILL担当の希望から、他大学からのILL、EJのILLの回答のために是非入れてくれと。実際業務でもここを見ながら、受付した時出せるかとかで見てるわけですけど、こういうのを使ってて、Licence-JUSTICEのデータっていうのはやっぱり業務上必要かなと思っているんですが。
はい。ちょっと次のスライドですね。この某富士通さんのに入れるとですね、下のとこに備考っていうのがあるんですね。このデータですね。うちの大学は、これちょっとEBのデータ使ってるんですけど、キャンパスがいっぱいあって、キャンパス契約を色々組み合わせてるので、キャンパス情報っていうのは非常に重要です。これとライセンス情報を入れると備考のとこにすごい情報量が入って、これまた見にくいと。さらにILLも見るともう文字ばっかりで見れないっていうことで、この見やすさっていうのがやっぱり必要かなと。先ほどの青山学院さんの方でいくと、青山学院さんほどの情報量でいくと多分いいんですけど、うちのようにこのキャンパスがしかも分散して、大学統合しても元々少なかったのにまたすごい分散して、その情報を入れるっていうことで、任意で改行ができないとか、そういうとこですね。そういうとこフォントもちょっと強調したいとか色々あるんですけど、そういうとこができないっていうことで、どうしても難しいと。
実際、今OPACでですね、これ富士通さんのでいくと、eBookが出ると冊子体こちらっていうことで冊子体の方も案内できて、結構シームレスな流れが作れるんですけど、やっぱりこのLicence-JUSTICEのデータを図書館システムで取り込んで展開するよりは、元々ナレッジベースにあったデータをずっと回す方が綺麗に出るという風なことで、この循環と見やすさがなかなか合っていないというのが現状でございます。はい、ということで一応ちょっと課題と期待ですね、見やすい画面っていうことでご紹介させてもらいました。
はい。ではここからはテーマトークということで、まずですね、担当者の思い、目指してること、周囲の反応、利用者の反応、データ活用の期待、このどれでもいいんで、ちょっとまた瀬高さんから、この登壇者ね、話していただきたいと思いますのでお願いします。
はい。えっとね、私今回お話しさせていただいたのが、すごい個人的に業務でどう使っているかっていうところなんですけど、今回ワーキングの中でお話しさせていただいて思ったのが、他の同じ館内の職員でもどう使ってるのかって全然分からないなって思っていて、私自身はこうやって便利に使ってますけど、他の職員がもしかしたら知らないかもしれないし、もっと便利な使い方もしてるかもしれないっていうところで、現状どういう風に利用されてるかっていうのが分からない、もっと色々使い方を知れたらいいなという風に思っております。以上です。
はい、ありがとうございました。じゃあ次、西さん。
はい、私からは、周囲の反応、利用者の反応、期待感といったところなんですが、2024年3月からライセンス表示を開始しましたが、利用者の反応はあまりないというのが現在の状態です。ただこちらは、ポジティブに捉えるのでしたら、特に不便なく利用できているとも言えるのかなと思います。また内部的には、ILL担当の方からILLが可能かと聞かれるようなことがあります。Licence-JUSTICEにはそのような情報も入っているのですが、Licence-JUSTICEで提供されている範囲は今は限られています。本学では運用開始時の検討の結果、ILLのライセンスはExcelで管理・共有することにしていますが、もし今後もっとNII-DEERで提供できる範囲の対象が広がれば、より活用の幅も広がるのかなという風に思います。
はい、ありがとうございます。これちなみに、ちょっと言われてましたけど、全部のLicence-JUSTICEのデータを出してるわけではないっていう感じなんですか?
主要なパッケージの、JUSTICE契約をしているものは基本出していて、それが8個になります。はい。
はい。で、それ以外のがまたあって、それはExcelで管理してるっていう。
そうですね。
はい。ありがとうございます。うちもそんな感じです。全部が全部出してるわけではないので。じゃあ次、堀米さんお願いします。
はい。本学はですね、JUSTICEに参加しておらず、なかなかそれでこういうことを言うのもあれなんですけども、電子のILLですね、何て言うんですかね。多分僕は今日は小規模館を代表して来てると思ってるので、結構一般的でないというか、まだ全然認知されてない館っていうのは多くて、うちもその1つなんですけども、おっかなびっくりでILL、その電子リソースを持ってらっしゃる館に複写依頼をすることもありますが、もうおっかなびっくりでやってる感じです。多くの館はもう電子っていうだけでILLはやりませんっていう館もあると思いますし、うちも実は基本的にはそんな感じでやってます。ただ依頼が来たらちゃんとライセンス見てオッケーなら出すっていうような感じにはしてますけども。ですので、このライセンス情報が、例えば西さんの大学へ頼むとしたらこっちから見えるので、うちとしてはすごくありがたい面がある反面、うちは公開してないなっていうちょっと引け目はありますけども、その辺はうちの館が、僕このワーキングに入って、このようなことを今回実は初めて知ったので、ちょっと勉強してですね、ちゃんとライセンス情報を公開するっていうね、JUSTICEに入ってなくてもそういう努力はしていきたいなと思っております。
はい。ありがとうございます。じゃあ次、愛媛大学の三浦さんですね。
あ、はい。三浦です。まず予算の都合で図書館システムのオプション契約が難しい状況ですので、それ以外のところでメリットが見えてくれば使っていきたいなと思っています。あと電子リソースの総合目録としてILLの可否が分かるようになると、サービス部分でも使いやすくなると思います。ただ一方で、日本の電子ブックはILLに対応していないものが多いので、労力に見合うのかなとも思っています。以上です。
あ、すいません。ありがとうございます。ちょっと三浦さんに聞きたいんですけど、さっきKinoDenやMeLにないものをライセンスジャスティスで探すとかおっしゃってましたよね。
はい。
具体的にどんなやつをライセンス…あ、ごめんなさい。Bibdata-Ebookですかね。使って探して見つけられたってありますか?探すんですけどないっていうことを確認するっていう感じですか?
あ、そうですね。あまり見つけて出会ったことがないです。
はあ。じゃあ逆に言うと、MeL、KinoDen、ライセンスジャス…あ、ごめんなさい。Bibdata-Ebookで探してなければ、もう電子ブックとして流通はほぼないだろうっていう感じになるっていうことですね。
あ、まあ、一次フィルターとしてはそういう風に。
あ、はい。ありがとうございます。すいません。ありがとうございました、三浦さん。じゃあ阿部さんお願いいたします。
はい。担当者の思い、あるいは本学の思い、目指しているところとしては先ほど申し上げた通りなんですけれども、まだ現状はですね、周囲の反応、利用者の反応共に、正直のところあまりないというような状況でございます。というのはですね、申し上げた通りLicence-JUSTICEとの連携のみというとこでございますので、OPACへのライセンス情報の表示っていうのは実はLicence-JUSTICEとの連携をする前から出しておりまして、なので実質的にはですね、今までその版元にヒアリングをして確認してたライセンス情報を、APIから取れるようになったっていうところでございますので、しかもLicence-JUSTICE契約のもののみっていうことでございますので、正直言ってその見た目的には何も変わってない。利用者向けの見た目としては何も変わってないし、担当者レベルでは非常に楽になった実感はあるんですけども、なかなかそれが周りの人間にも伝わりづらいところはあるというところでございます。
ただ1点ですね、最近の傾向として、他館から本学に対して申し込んでいただくILLに、電子資料に対してのILLがかかるってことが、以前と比べるとちょっと回数としては増えてまいりまして、その際ですね、本学の場合ILLは全て委託業者の方に対応いただいてるんですけども、従来はその委託業者の方がプロパーの職員に確認に来てもらって、我々が版元に聞くか、JUSTICEのホームページにアクセスしてそのライセンス条件を確認してスタッフに伝えるっていうような流れだったんですけども、現状においてはですね、そのスタッフさんにERMSの情報を確認してもらって、ILLの対応可否っていうのを見てもらえるような状況になりましたので、その点においては、ちょっと限られた領域ではあるんですけども、業務効率化にもつながっておりますし、良い反応が得られてるというところはございます。最後、データ活用の期待感というところにつきましては、
先ほど申し上げた通り、本学としてはですね、より利用者の方に対しですね、本学が持ってる電子ブックの情報を届けたいというところがございますので、その辺でのところですね。今、先ほど申し上げた通り、ナレッジベースから書誌をOPACに取り込んでくることをやってはいるんですけども、なかなか担当者が今、そこの取り込みで宿泊をしているところですので、そこの契約情報の登録からですね、書誌データの登録までの流れがですね、スムーズになっていけばですね、これはおそらく、図書館の内部的にはかなりインパクトの大きいような話になってくると思いますので、そこに対して大きな期待を寄せているところでございます。はい、以上になります。
はい、ありがとうございます。ま、ちょっと色々語っていただいたんですけど、いくつかポイントがあると思うんですけど、ちょっとそこをもうちょっと聞きたいと思っていて、ライセンス情報の話今出たじゃないですか。
それで、西さんと青山さん、筑波と青学さん、阿部さんで、阿部さんごめんなさい、が出してますけど、それ以外のとこでも出してる?新潟大学さん特に出してなかった?
特にそうですね。ライセンス情報、私担当が図書系のもので、ジャーナル系はまた別なので、ちょっと私からはお答えができないことが多いんですけれども、一応出してないことは出して。ライセンス情報については、がうんとホームページに専用のページを作っていまして、利用できるサービス、電子ジャーナルとか電子ブックをまとめたサービスごとにまとめたページがありまして、そこに一括で出している状態で、タイトルごとかでは特には出していないです。
了解です。今言ってた元々ライセンス情報って、だからどっかには出てたのを、今回そのBibdata、Licence-JUSTICEを使って、OPACの方に出していくっていうこの例ですね。なんですけど、ちょっと今日コメンテーターで来てる近畿大学さん、一応近畿大学さんはOPACじゃなくてディスカバリーの方に出そうっすかね。これからね。
あ、はい。近畿大学中央図書館の国美です。近畿大学中央図書館ではNII-DEERのうちLicence-JUSTICEのAPI連携を利用しております。で、今年度2026年4月から某社のディスカバリーサービスの提供を開始しておりまして、今後はLicence-JUSTICEから取得してきた電子リソースの利用条件を本学ディスカバリーサービス上で表示できるよう現在構築を進めているところです。
Licence-JUSTICEを活用することで、本学のOPACでは現在表示できていないような電子リソースの利用条件、例えば各電子ジャーナルについて利用できるユーザー、学生000人、教職員は利用可、ILLは不可といったことですとか、学認などの認証方法、同時アクセス数といった利用条件をディスカバリーサービス上に表示できるという点に非常にメリット、期待感を感じております。本学ではLicence-JUSTICEのどの項目を利用者側に表示するかということは現在検討中ですけれども、本日のお話を持ち帰って検討進めてまいりたいと思います。
はい、ありがとうございます。これちなみに登壇者でOPAC以外のとこにLicence-JUSTICEのデータを流してみようとかはどうですか?西さんとか阿部さん。今んとこはとりあえずOPACは1番多分使う、見ることが多いんで、そこかなって。で、近大さんはちょっとそこディスカバリーにしていこうかっていう多分流れかと思うんですけど、このまだ出すインターフェースっていうとこですか?なんかお考えありますか?
いや、
考えてなかったらまたまたでいいです。はいはいはい。あ、なんかあります?阿部さん。
すいません。特には実はなくてですね。正直なところ学外向けにはあんまりライセンス出したくないってと思いまして。というのはやっぱり結構そういう問い合わせがそもそも多いんですよね。私は使えるんでしょうか?って。
あ、なるほどね。
そこにあんまり下手なことをいろんなとこに出しちゃうとちょっと怖いというところがあります。はい。
はい。ありがとうございます。これ確かにありますよね。このライセンス上の読み方、利用者がどう読むかってありますよね。思ってくれる通り読んでくれるかっていうとこがあって、これ使えるんだったらなんでうちんとこでダメなんだみたいなとこがあって、この出し方と同時にこのリテラシーの問題っていうとこがちょっと1つあるかなっていう風には思います。ありがとうございます。
それで、今ちょっとそのライセンスのとこで、特にILLのとこが1つポイントとして出てきたんじゃないかなっていう風に思いますが、これ磯本さんすいません。ILL今色々見直ししてるっていうことありますけど、ILLシステムの方ですね。ここではこのLicence-JUSTICEの情報とか、さっき出た電子ブックのILL情報とかってどういう風な議論になってるとか。
はい。特にまだちょっと具体的な議論には進めていないんですけれども、1月にですね、ちょっと皆様にもご協力いただいた方、たくさんいらっしゃるかと思うんですけれども、これからのなくに関するアンケートというものを1月に取らせていただきまして、今回ちょっとその速報版ということで、まとめをポスターとして表の方に出させていただいております。
でですね、その中でですね、特に今後のILLシステムに求める機能でありますとか、今後参加情報に追加して欲しい情報ということでですね、選択の回答でもですね、かなりその電子ブック、電子ジャーナルのILL対応可否というものが上位に来ておりまして、選択肢があるにも関わらず自由記述にもですね、結構電子ブックが使えるのかどうか知りたいという風な情報がですね、結構熱意を持って書いてる方がですね、結構いらっしゃいまして、やはり今の状況においてですね、この電子ブック、電子ジャーナルのILL可否が分かるというところは、利用者が今求めてる機能ではないかと思います。
ただその一方でですね、ちょっとインのさんのご発表にもあったと思うんですけれども、海外の電子ブックのデータをですね、Bibdata-Ebookの方に今後拡大していって、活用できるはいいんですけれども、日本の電子ブックですね、大手のところがですね、ILLに対応していないというちょっと現状がございまして、そこはちょっとデータが整備できても全部ノーノーノーではちょっとあまり意味がないので、その辺りですね、海外の電子ブックがちょっと可能になって、その有用性が分かればですね、ちょっと日本のベンダーさんもですね、動いていけばいいなというようなことを、それは夢のようなお話かもしれませんけれども、と思っておりますが、やはりちょっと電子のILLというのはちょっと利用者が非常にいるということは言えるのではないかなと考えております。
はい、ありがとうございます。このライセンス情報の話が出るんですけど、ILLの可否っていうのが非常にもう1つテーマかなっていう風に思います。ちなみにこのさっき出たライセンス情報とか、色々話は出てましたけど、利用者の反応、Licence-JUSTICE使って青山学院さんとか出してると、それで筑波さんも出してるけど、あんまりないっていう話なんですけど、これちょっと司会から言うと、反応がないからって使っていないわけではないんではないかと。これは元々やっぱり使っていたデータでございますし、今後やっぱり今ILLのチームからもありましたし、やっぱここ注目しているので、逆にこれがないと不便だと。
それで問題はやっぱりこれは出し続けないといけない状態ですね。それがやっぱりこのAPIを使ってやるのか、ちょっと分かりませんけど、システム的に出せるのが1番いいわけですよね。手で色々調べたりとか、これなかなか大変なので。そこが1つ、ちょっと今回ですね、中でも議論してて、反応がないけどやっぱ使われてるっていう風に考えられるのがこのライセンス情報のうち特にILL部分じゃないかなっていう風に思っています。
それとですね、この反応っていう部分で、ちょっと色々思うんですけど、この足立さんですかね。この、あれですよね、今色々議論する場として、すいません。何のグループでした?
ユーザー。
ごめんなさい。ユーザーグループ。Discordとか使ってね。やっているユーザーグループでこの電子ブックとか、電子ジャーナルとか、そこの議論ってなんかありますか?
はい。ありがとうございます。改めてユーザーグループ作業部会の主査担当します工学院大学の足立ですけれども、今現在、DiscordというSNSでユーザーグループ運営しておりますけれども、チャンネルは8つ動いてる中でですね、実は電子リソースに関する動きはあまり芳しくありません。で、そういう意味ではですね、今回オープニングで小山委員長からもお話あった通り、まだNII-DEERを始めですね、認知がちょっと伸びてない、低いですので、今回のこのオープンフォーラムを機会にさらに認知が上がって、さらに利用者、Discord上でもですね、ディスカッション等が盛んになっていけばという風には思ってるとこであります。
はい、ありがとうございます。ちょっと認知度が低いっていう話がありましたけど、これ多分図書館システムとかも使いながら展開していくっていう部分でもありますけど、今話していくと、情報的にはこの電子ジャーナルのライセンス情報は先に流れてるということで、で、期待値としてこの電子ブックっていうとこがあるという話なんですけど、これさっき飯野さんすいません。飯野先生、スライドのとこで、海外電子ブックの書誌レコードの収集っていうとこで進めていますということ。これBibdataではどんどん今海外のも流してってる感じなんですかね?
あ、はい。えっとですね、Bibdata-Ebookについては今現在は国内のものしか入ってないです。ただ、海外の大手の学術出版者と、ちょっと交渉してまして、じきに何かできればというところまで来ていると。
あ、なるほど。だからさっきその三浦さんがあるように、昨日見てメル見て、Bibdata見てなければなしっていうとこに、海外が入るからもうちょっと発見可能性が高まるかもしれないと。
そうですね。海外の電子ブックについても、研究で使われてる事例っていうのはたくさんあるわけで、そういう一助になればというところだと思います。はい。
はい。ありがとうございます。ということで、ちょっと海外の部分も今後入っていくことで、このBibdata自体が、ライセンス、ごめんなさい。NII-DEER自体が充実していくんではないかという見通しがちょっと語られたわけでございます。
で、これ今スライドに「NII-DEERは有料化するのですか?」ってこう質問が来ているんですけど、これなんかインタビューでは聞いたっちゅう話ですよね。これどう一応答えときますか?
はい。ちょっと今改めて小山先生の報告資料から、こちらワーキンググループ設置にあたっての資料を再度共有させていただいております。
で、NII-DEERなんですけれども、今回の機会を持つような経緯としてはやはり利用が伸び悩む中で、年間それなりに運用費がかかる中でどうしていくかということを、やはり弊所だけではなくて関係機関、利用いただいてる機関の皆様と一度どういう状況で使われているのかだったり、どういう可能性があるのかということをしっかりフラットに議論する場というのを設けたいということで、こういった場を設けさせていただいております。ですので、まだ有料化するしないとかそういったもっと手前の段階の議論をしているところで、どういう可能性があるのか、今どう使っていただいているのかということを、本日はこういった場で共有させていただいたところでした。ですので、ちょっとまだそこは明確な返答ができないというような状況です。はい。
ありがとうございます。まあこれちょっと1時間ばかりやってきまして、1つちょっと分かったっていうのは、NII-DEERで特にLicence-JUSTICE出ているんですけど、これはもう元々流通してたとこに置き換わるっていうことで、だから余計に見えなくなってるんじゃないかと。だから逆にここの置き換えが変わることによってより多くの業務が楽になるとか、そういう展開であればこれはやっぱり今後伸びていくんじゃないかなとかいう気と、もう1つは電子ブックに対する期待感ですね。
さっき飯野さんも言ってたように、海外のも入ってくるっていうことで、これちょっとそういう風になってくると、海外の電子ブック情報ですね、ここで簡単に探せるってなると、これはまた非常に大きな部分ではないかっていうことで、そういう期待感もちょっと分かってきたと。で、一方で、なかなか周囲の反応とかもちょっとよく見えないということで、ちょっとこの辺りをですね、このワーキング、我々登壇しておりますけど、1年かけて色々議論して、この情報をどう使っていくかっていうのをこれから進めていきたいなと思っております。
ということで、すいません。ちょっとまあ55分になりましたけど、締めのコメントとして、飯野先生、小山先生、お1人ずつお願いしたいと思います。
じゃあすいません。私から。皆さんから様々な意見をいただきましてありがとうございます。期待もあり、一方で費用対効果という非常にですね、大きな問題を抱えてるとこもありますので、ちょっとその辺のところをうまく踏まえつつですね、今後の展開考えていけたらという風に思いました。ありがとうございます。
はい、ありがとうございます。じゃ、小山先生、お願いします。
はい、小山です。今回お話を伺っていて、またアンケート調査などの結果も拝見をして、私今3つのことにちょっと気づきました。
1つ目は、Licence-JUSTICE、あるいはTitle-JUSTICEもそうなんですけど、全ての電子情報資源、電子資料に関するメタデータが入っていないっていうことですよね。その電子メタデータの集合をどこまで広げることが、より図書館の人にとって、あるいは利用者にとっての環境の向上につながるのかということを、まず1つ改めまして確認をしました。
2つ目は、確か阿部さんがおっしゃっていたと思うんですが、例えばLicence-JUSTICEに掲載されている出版社さんからの条件と、その図書館がその条件で運用するかどうかはまた別の話であるというところを、実務でどう使われるのかということについて、改めて確認というか気づきを得ました。
で、最後が、日本語の国内の電子ブックのILLの可否っていうことが大きな話題になってるということを確認しましたが、その一方で私の認識は、国内の和書は紙で出版され、かつ電子でも出版されるって両方とも出てるのが一般的っていう機会なんですね。で、その時にじゃあ電子に対するILLは紙のILLじゃダメなんですかっていうこと。つまり色々な選択肢がある中でなぜ電子を選ぶのかとか、逆に多くの図書館が収集方針とか方針の中にオンラインファーストっていうものを積極的に取り入れている、それが大多数なんだってことになったらば、紙の資料も全国の集合コレクションの集合としては少なくなるから、電子へのILLも考えなくちゃいけないんだろうなっていう風なことにもつながるので、実際をどう考えるのか、実際をどう捉えるのかっていうことを改めて考えたいなっていう風に考えました。ごめんなさい。長くなりました。以上です。
はい。ありがとうございました。じゃあ以上でパネルディスカッションは終了となります。じゃ、司会、杉山さんの方に進行開します。
はい、ありがとうございました。皆様、パネルディスカッションお楽しみいただけましたでしょうか?NII-DEER、先ほどご質問もいただきましたが、かなり今後どうなっていくのかというところで、多くの方からのフィードバックを得たいところですので、ご感想やフィードバックを、スライド、あるいはこちらDiscordの方にお寄せいただきまして、存続するかどうかっていうところもですけれども、サービスの今後の可能性だったり、どういうところに今後期待されるところがあるのかだったり、そういったところも、多くの方からご意見、あるいはご要望などいただけたら大変ありがたく思っております。
ということで、本フォーラムへの感想だけでなくても、このDiscordをちょっと覗いて、我々の取り組みについても全体見ていただければと思っております。それではお時間となりましたので、本フォーラムはこちらで終了とさせていただきます。録画及び資料は後日本フォーラムのホームページで公開予定です。オンラインからご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。はい、では以上です。ありがとうございます。
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