「自己肯定感」は後から育てられる:中田敦彦が語る、低さが生む問題と瞬発系・持続系の対策

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概要

中田敦彦は、中島輝『何があっても「大丈夫。」と思えるようになる自己肯定感の教科書』をもとに、自己肯定感とは何か、低いと何が起きるのか、どうすれば高められるのかを解説する。中田の立場ははっきりしている。自己肯定感は生まれつき決まるものではなく、後から育てられる。自己肯定感が低いと自覚している人だけでなく、悩んだことのない人にとっても理解しておく価値がある、というものだ。中田は自分を「自己肯定感の塊」と称しながら、自身の芸人としての経験を随所に重ね、本の内容と自分が実践してきたこと、実践していなかったことを照らし合わせていく。

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自己肯定感とは何か、なぜ「ある人」にも関係するのか

本書は自己肯定感を「自分が自分であることに満足し、価値ある存在として受け入れられること」と定義している。中田は、これは他人から受け入れられることではなく、自分で自分を受け入れられるかどうかの問題だと補足する。

中田は、この話題に対する人々の反応は二つに分かれると見る。自分が好きで自己肯定感について考えたこともない人と、自分を認めたくても認められず周りと比べて落ち込む人である。中田によれば、どちらにとっても重要な問題だという。低いと自覚している人は、仕組みを学ぶことで自己肯定感を確実に上げられるとされる。悩んだことのない人は、自己肯定感の低い人の気持ちが分からず、意図せず相手を傷つけて困った経験があるかもしれない。自己肯定感について理解を深めれば、そうした人とのコミュニケーションがうまくいくようになる、と中田は話す。

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「良いネガティブ思考」は自己肯定感があってこそ成り立つ

「自分を肯定してばかりでは向上しないのではないか」「自己否定から始まる向上心もある」という反論を、中田は先回りして取り上げる。「俺はまだまだだ、だからもっと頑張る」という姿勢は素晴らしいし、本書でもネガティブな思考がすべて悪いわけではないと書かれているという。危険を予測する、自分の能力を超えた仕事では失敗するかもしれないと見積もる。こうした「良いネガティブ思考」は危機を察知し、向上心にもつながる。

ただし著者によれば、それができるのは自己肯定感という土台がある人だけだ。自分を肯定できているからこそ、「まだ足りない」と気づいたときに「では頑張ろう」と適切な一歩を踏み出せる。土台が整っていない人がネガティブな情報に直面すると、問題が起きる、というのが本書の説明である。

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低いと何が起きるか①:行動できなくなる

自己肯定感が低いときに最初に現れる症状として、中田は「行動できなくなる」ことを挙げる。何かに挑戦しようとしても「どうせ失敗する」と考えてしまう。中田は例をいくつも挙げてみせる。企画を出したいけれど「私なんかが出したら迷惑になる」とやめる。同窓会に行くと場を盛り下げるからやめる。友達申請をすると迷惑がられるからやめる。自分が「いいね」を付けたら相手のInstagramが汚れるからやめる。

中田はここで、ビジネス書についての見方を述べる。たいていのビジネス書は「行動しろ」という結論で終わる。しかし中田の感覚では、7〜8割の人は行動できない。ビジネス書を書く成功者たちは一様に自己肯定感が強いので、なぜ動けないのかが分からない。だからそうした励ましの本は、ある程度自己肯定感がある人には響くが、低い人が読むと燃え尽きそうになるだけだ、と中田は分析する。

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低いと何が起きるか②③:褒め言葉を喜べない、周囲に影響する

二つ目の症状は、褒め言葉を素直に喜べないことだ。「才能あるね」と言われても「いやいや、お遊びレベルです」と否定してしまう。中田は、こうした反応は褒めた側も困らせてしまうと指摘する。行動できない、褒め言葉を喜べないという謎が言葉になっていない状態がいちばん苦しいが、その原因は自己肯定感の不足だと分かってきた、と中田は話す。

三つ目に中田が強調するのは、問題が本人だけにとどまらないことだ。子供は、親が自分自身をどう受け止めているかを見ている。母親が「私なんかね」と言い、父親が「俺みたいになるなよ」と言う家庭では、子供は「自分はそういう人の子供だ」と刻み込まれてしまう。自己肯定感の低さは、特に近い家族に悪く作用する。だからこそ何とかしなければならないと認識することがまず大事だ、と本書は説いているという。

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自己肯定感は揺れ動く:「パーフェクトヒューマン」でも凹んだ

本書のポイントとして、中田は自己肯定感には波があることを紹介する。ある程度持っている人でも、体力や環境、状況によって上下する。

中田は自分を例に出す。「あっちゃんかっこいい」と言って世に出て、武勇伝を語り、「I'm a PERFECT HUMAN」と歌った自分は、周りから「自己肯定感を少し抑えろ」と言われるほどの「自己肯定感爆発男」だと自称する。それでも凹むことは多い。「PERFECT HUMAN」で紅白歌合戦まで行ったと自尊心を高めていたときにも、先輩や同業者から「あんなの大したことない」「ネタじゃない、芸人のやることじゃない」と言われ、やはり落ち込んだという。

中田は、揺れ動くものだと認識するだけでかなり楽になると話す。たとえとして挙げるのが風邪だ。鼻水と熱が出て訳が分からないときに「風邪です」と言われると安心する。子供の頃は症状の正体が分からず、「死ぬのかな」と思うこともあった。何の症状で、どういうものなのかを知ることが大事だ、というのが中田の考えである。

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総量は人それぞれだが、後天的に育てられる

自己肯定感の総量は人によって違う、と本書は述べる。中田は、自分が多く持っていることにもコンプレックスがあると打ち明ける。「なんでこんなに自分が好きなのか、イタいやつじゃないか、優しくないやつじゃないか」と思うこともあるという。一方で、総量の少ない人も「自分は馬力がない」と悲観しなくていい。自己肯定感は先天的な気質ではなく、理解して適切に育てられるものだからだ、と著者は言う。

さらに著者は、自己肯定感の低い人こそこれから輝けると述べている。人の痛みに敏感だからだ。中田は、自分のように元々総量の大きい人間は低い人の気持ちが分からず、それに悩んで今回この本を調べたのだと説明する。中田はこれを「敏感肌」にたとえる。肌の弱い人ほど湿度やケアに気を配り、優れた化粧品を作ることがある。同じように、人の気持ちに敏感な人が自己肯定感を高めていけば、弱い立場の人に寄り添ってアドバイスしたり、救ったりできる。中田は、カウンセラーやセラピストには元々ひどく苦しんでいた人が多いのではないかと語る。本書の著者自身も、両親との関係や家庭の事情から人間関係に絶望的な状況に陥り、そこから回復して人を助けられるようになった人物だという。

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二つの罠「過去」と「比較」、そして自己決定感

後天的に育てる前提として、中田は自己否定に陥る二つの罠を挙げる。一つは「過去」だ。過去の出来事、トラウマ、生い立ちやルーツから「だから私はダメなんだ」と考えてしまう。もう一つは「比較」だ。似たジャンル、似た業種、似た立場の人と比べて「私なんか」と思ってしまう。

著者はこの二つについて「どうしようもない」と言い切る。過去は今の自分を形づくってきたものなので、完全に忘れることはできない。周りを見れば、自分より優れた人は必ずいる。だから「とりあえず放置してください」というのが本書の提案である。正体の分からないモヤモヤを抱え続けるのではなく、「これとこれが自分の壁だ」と認識して、いったん置いておこうと口に出す。それだけで一歩進めて、徐々に良い方向に向かうという。

中田は、過去や比較の罠にとらわれると「〜すべき」「〜せねばならない」という義務感で行動を決めてしまい、それが幸福度を下げると説明する。禁煙もダイエットも受験も恋愛も失敗したから、もう何をやってもうまくいかない、と考える必要はない。重要なのは、自分の行動を自分の気持ちで決めているという「自己決定感」だ。中田は仕事を例に挙げる。どんな企画を、どれくらいの時間でやるかを自分で決める裁量があれば幸福度は高い。どれだけやりたい仕事でも「俺の言った通りに動け」と言われれば面白くなくなる。だから自己決定感を持つためにも、過去と比較はいったん脇に置いておこう、というのが中田のまとめである。

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対策は「瞬発系」と「持続系」の組み合わせで少しずつ

ここから中田は対策に移る。対策は二種類に分けられる。すぐできるが効果は比較的短い「瞬発系」と、すぐには身につかないが長く効く「持続系」だ。両方を組み合わせて、少しずつ上げていくのがポイントだという。

中田は焦りを戒める。ダイエットで「3日で70kg減らす」と言い出すようなもので、一気に上げようとしなくていい。少し減らして「頑張った」と思う、そうしたスモールステップでよく、明日から急に「パーフェクトヒューマン」になろうとしなくていい、と中田は言う。なお本書には瞬発系の対策が20個以上書かれていたが、中田はそれを4つにまとめて紹介している。

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瞬発系①言葉の力:鏡の自分を褒める、根拠のない自信、両腕を上げるポーズ

中田が最も大事で、最も強く速く効くとするのが「言葉の力」だ。たとえば鏡を見たときに自分をどう思うかが、自己肯定感のバロメーターになる。寝起きに「汚い顔してんな」と思うか、「いいじゃん、今日もイケてる」と思うか。本書は、意図的にでも鏡の中の自分を褒めることを勧めている。中田は、笑顔になるとだんだん楽しい気持ちになるという議論と同じで、自分を褒めることで気持ちをコントロールできると説明する。

「根拠のない自信に意味があるのか」という疑問に対して、中田はエマソンの言葉として「最も強力な自信は根拠のない自信だ」を紹介する。中田の説明では、根拠のある自信とは実績のことで、実績は比較によって簡単に崩れる。金メダル1個の人の隣に10個取った人がいる。ミス日本の隣にミス・ワールドがいる。3位の隣に1位がいる。そうなれば自信はしぼむ。一方で『ONE PIECE』のルフィは、何の実績もないのに「海賊王に俺はなる!」と言い、その言葉が人を引きつける、と中田は例に挙げる。

ポーズも大事だと本書は書いているという。最も推奨されるのは両腕を突き上げる「やったー」のポーズだ。中田は本を読んで震えたと話す。武勇伝のネタの冒頭、「でんでんでん」のリズムでまさにこのポーズを取っていたからだ。当時の中田は高校・大学とさほど目立つ存在ではなく、実績も自信の根拠もなかった。それでも「絶対テレビに出られる、絶対芸人になれる」という根拠のない自信があり、センターマイクの前で相方の藤森慎吾の横でこのポーズを取っていたと振り返る。だから朝起きたら、まず一回喜ぼうと中田は勧める。

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リフレーミング:否定語を言い換える

続いて中田が紹介するのは「リフレーミング」、つまり否定語を肯定語に言い換えることだ。本書では持続系の対策に分類されているが、即効性もあるので瞬発系として紹介したと中田は断っている。中田が挙げた言い換えは次の6つである。

  • 「どうしたらいいんだ」→「なんとかなる」
  • 「疲れた」→「よく頑張った」
  • 「運が悪い・最悪だ」→「ラッキー」
  • 「許せない」→「許す」
  • 「重大なミスだ」→「大したことじゃない」
  • 「もうダメだ」→「大丈夫、まだやれることはある」

それぞれに中田は場面を添える。深夜1時に「疲れた」と言いかけたら「よく頑張った」と言えば、よく眠れそうになる。乗るべき電車が目の前で出発したら「次の電車の方が空いていてラッキー」「いつもと違う道を歩けてラッキー」と言う。「許せない」と言い続ける限り許せない。キリスト教の「汝許せ」のように昔から言われていることで、お人好しになれと言っているのではなく、許した方が過去にとらわれずに前に進めるのだ、と中田は解釈する。

このうち「大したことじゃない」と「まだやれることはある」は、中田が以前から実践してきた言葉だという。きっかけは舞台での経験だ。相方のミスでネタがウケなかったとき、「お前のせいで滑った」と思っても、まず「大したことじゃない、そんなの忘れてる」と口に出す。すると怒りが下がってくる。中田はあるエピソードを語る。昼の1回目の舞台で相方がネタを大きく忘れ、怒りそうになったが「大したことじゃない」と言った。その次の2回目の舞台では、今度は中田自身がとんちんかんなことをして舞台を台無しにした。そのとき「さっき許したもんね」という気持ちもあり、怒らなくてよかったと思ったという。中田によれば、人は慣れるのが早いので、言い換えも習慣にすれば身についていく。

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瞬発系②〜④:好きの力、刺激、休息

二つ目は「好きの力」だ。デスクなどのパーソナルスペースに、好きな人や家族の写真、フィギュア、コレクションなど好きなものを置く。孤軍奮闘ではなく好きなものに囲まれていると感じるだけで違うという。また、関係の良い友人に電話をするのもいい。その際は愚痴ではなく、「秋になったら北海道に旅行しない?」のような未来の予定について話す方がいいとされる。

三つ目は「刺激」だ。昨日と同じ今日、同じものを食べて同じ服で過ごすマンネリが自己肯定感を下げていくと本書は述べる。そこで勧められるのが散歩だ。歩くとセロトニンという物質が出て脳に良いとされ、同じ道ではなく寄り道をすると「昨日と違う自分」になれる。休日にだらだらせず早起きして日光を浴びること、1日5分だけ「ちょい掃除」をすることも挙げられる。年末にまとめて大掃除するより、少しずつきれいになっていく実感が刺激になる、と中田は説明する。夕方に起きて夜中までゲームをするような生活は良くない、とも付け加える。

四つ目は「休息」だ。体力が落ちると、揺れ動く自己肯定感は下がる。日付が変わる前に寝ること、疲れたら仮眠を取ることが勧められる。中田自身も仮眠を実践しており、45分ほど寝るとかなりすっきりして気分も晴れると話す。

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持続系①吐き出す:15年続けている「感情だけの日記」

ここから中田は、習慣として続けることで木の幹が太くなり根が張るような「持続系」の対策に入る。最初は「吐き出す」ことで、エクスプレッシブ・ライティングと呼ばれる方法だ。ノートやパソコンのWordなどに、遠慮なしに腹が立ったこと、悩んでいること、嫌なことを全部書く。悲しみや怒りを文字にすることで外に出せる。

中田はこれを15年ほど続けているという。毎日書くと決めているわけではなく、記録としての日記でもない。モヤモヤしたときや嫌だと感じたときに書き殴り、二度と読み返さない。外に出すときれいに忘れられ、「めちゃくちゃ効く」と中田は話す。ノートに手で書きたいときとパソコンで打ちたいときがあり、両方使うのがおすすめだという。

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持続系②準備する:if-thenプランニングと武勇伝の失敗

二つ目は「準備する」、if-thenプランニングだ。「もしこうなったら、こうする」というトラブル時の対処を事前に決めておく。明日のプレゼンで頭が真っ白になったら、デートで遅刻したら、店が急に閉まっていたら。ただ不安がるのではなく、ざっくり対処を決めておくだけで気が楽になる、と本書は述べる。

中田はこれも実践していたと語り、デビュー1年目の失敗を振り返る。武勇伝のネタは毎日のように新ネタを求められ、前年まで大学生だった中田は書いて覚えることに追われていた。あるとき「聞きたいか、俺の武勇伝」と勢いよく始めたところでネタが完全に飛び、止まったまま照明が暗くなって退場した。ものすごいショックだったという。その後、真っ白にならないよう必死に練習したが、それでもなる時はなると考え、なったときの段取りを作った。真っ白になったら藤森に「あっちゃんかっこ悪い」と殴ってもらい、その間に中田が「このピンチを取り戻すのが本当の武勇伝だぜ」と言って立て直す。それでも思い出せなければ「慎吾、ネタが飛んだから教えてくれ」とはっきり言い、そういうネタだと観客に思わせる。こうした芝居を用意していたのだという。

中田は自分のYouTubeでも例を挙げる。いつか動画が一度も再生されなくなる日が来たらどうしよう、と眠れなくなるなら、そのときはYouTuberを引退して別の仕事をすればいい、と自分の中で決めておけばいい。忘れ物をしたらここに相談する、怒られたらこの人に相談する、と決めておくだけでいいと中田は話す。

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持続系③〜⑤:想像する、なりきる、喜ぶ

三つ目は「想像する」、未来のタイムラインを描くことだ。自己肯定感の低い人は必ず将来を不安がる。そこで1年後、3年後、5年後、そして人生の最期にどうなっているかを簡単に書いておく。自分で勝手に作るだけでいい、と中田は言う。分からないままモヤモヤし続ける時間を減らすためだ。

四つ目は「なりきる」だ。尊敬する人物、いわば「リファレンスパーソン」を一人決め、ピンチのときに「この人ならどうするか」を思い浮かべる。歴史上の人物でもよく、中田は渋沢栄一や徳川家康を例に挙げる。その人がどうピンチを切り抜けてきたかを調べておき、なりきって自分の問題に向き合う。そうすると、自分のことで手一杯な状態から視座が変わる、と中田は説明する。貯金がすべてなくなったら、信頼する人に裏切られたら、といった漠然とした不安にも、こうした人物を決めておくだけでだいぶ楽になるという。

五つ目は「喜ぶ」、スリー・グッド・シングスだ。ノートやパソコンに、その日できたこと、良かったことを3つ書く。中田は、これは自分がやっていなかったと認める。その場で試しに挙げてみせたのは、朝起きて運動できた、YouTubeの動画を今日も更新できた、自分で炊いた玄米を食べた、の3つだ。「朝起きられた」程度でもいいという。

中田は持続系の5つと自分の実践を照らし合わせる。吐き出す、準備するはやっている。想像するは今やってみた。なりきるはやっている。喜ぶはやっていなかった。

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結び:習慣化と、整理できた自分の強み・弱み

中田は、大事なのは習慣化することだと締めくくる。持続系の習慣で幹を太くし、瞬発系の言葉で目の前の落ち込みに対処すれば、自己肯定感は高まっていく。後天的に育てられるのだから諦めなくていい。諦めてしまえば、行動できず、褒め言葉を喜べず、子供や周囲に悪影響を与える自分のままでいることになる、と中田は述べる。

中田自身も、この本を通して自分の強い部分とそうでない部分がだいぶ整理できたと話す。できていなかった「喜ぶ」をやってみる、「なりきる」と「想像する」をもっとやってみる、という。自分にも浮き沈みはあり、視聴者も同じだろうと認めたうえで、中田は最後に視聴者へ「今日の3つの良いこと」を挙げてみせる。この動画を見られたこと、その内容に感動できたこと、このあとぐっすり眠れること、の3つだ。