品川祐の「帰還」にライダースを 中田敦彦とジャンポケがSchottで革ジャンを選ぶ

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概要

前回の動画で、中田敦彦は先輩の品川祐を丸坊主にした。坊主頭だけで何もないのは先輩に失礼だから、今回は似合う革ジャンを買いに行く。それが今回の企画で、舞台は渋谷・神南のSchott Grand Store TOKYOである。途中からジャングルポケットのおたけと太田も加わり、4人で試着を重ねながら、それぞれに似合う一着を探していく。

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なぜ品川にライダースを着せたいのか

品川によれば、中田はシンガポールから帰国するなり「坊主にしよう」「ライダースを買おう」と言い出したという。少し前まで円安を憂いていた男が、なぜ品川の髪型を気にするのかと品川はつっこむ。中田は「今憂いているのは円安と品川」「品川の価値が下がっている」と返す。中田が最近、高市氏と対談していたことにも触れ、品川は「高市さんと対談してるやつが品川のライダース買うロケをするな」と笑った。

中田がライダースにこだわる理由は、品川の作品『ドロップ』と、高橋ヒロシの『クローズ』の世界観にある。大阪吉本を鈴蘭高校とするなら、東京吉本は武装戦線だと中田は考えた。前回会った藤森慎吾から『クローズ』を予習したという中田に、品川は「慶應卒がクローズを読むな」と返す。中田の構想では、革ジャンは品川に似合うだけでなく、東京吉本の「制服」にもなりうる。NSC東京1期生の兄さんを盛り立てて東京吉本に一体感を、という理屈である。

品川自身も、もともとずっとライダースを着ていて、Schottが大好きだったと明かす。きっかけは木村拓哉だ。ドラマ『若者のすべて』で木村が着ていたシングルの襟付きライダースに、チノパンとエンジニアブーツを合わせたコーディネートを、品川はそのまま真似していたという。

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ジャンポケの「偶然」の合流と店の概要

入店すると、ジャンポケのおたけと太田がいる。2人は「プライベートでたまたま来ていた」と言い張り、そのまま一緒に選ぶことになった。中田と品川はジャンポケを、東京吉本12期で「トップを張っている」存在として持ち上げ、この4人で進める。

店のスタッフのごとうさんによると、この店は都内でいちばん大きな店舗で、「100坪のニューヨーク」がコンセプトだという。

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品川がライダースを脱いだ理由と「キノコ」の時代

品川がライダースから離れていた理由は子育てだった。娘が生まれたとき、ライダースを着て抱っこすると、よだれが垂れるし寝心地も悪いだろうと考えた。柔らかい服のほうが子どもは嬉しいはずだと思い、ライダースを一度すべて「卒業」したという。品川はその流れで髪も伸ばしたと話し、中田らに「髪は関係ない」とつっこまれる。

伸ばした髪の話題では、品川が最近、太田とのドライブトークに出ていたときの「キノコみたいな髪型」が持ち出された。中田は「気持ち悪かった」と言い放つ。体育会系の後輩は先輩に言えないが、自分はサイコパスだから言えてしまう、というのが中田の弁だ。一方で、品川は坊主頭の太田に「お前絶対坊主のほうがいいよ、芸人っぽいよ」と勧めていたらしく、「人には勧めていたのか」と笑いが起きた。中田はシンガポールに5年いて寂しかったのに、帰ってきたら先輩がキノコになっていた、とも嘆いている。

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最初の一着――ラムレザーのシングル襟付き

最初に品川が袖を通したのは、『若者のすべて』のイメージに近いシングルの襟付きライダースだった。素材は羊革、つまりラムレザーで、軽くて着やすい。着た瞬間に後輩たちは「めちゃくちゃかっこいい」「帰ってきた感じ」と沸き、「付き合いづらくなる」「怖かった頃の品川さんが帰ってくる」とも言った。ジャンポケが芸人としてデビューした頃の品川は、まさにこういう格好で歩いていたという。品川は、背中に柄の入ったジャケットも持っていたと振り返った。

中田からは注文もついた。番組の収録でも着てほしいから、比較的薄手のほうがいいというのである。

品川は、ラムレザーについて世代の感覚の違いも語った。今の時代なら羊革も十分おしゃれだと思う。しかし品川たちの頃は、ラムレザーを着ていると「日和ってんな」「ラムじゃねえだろ、牛だろ」と見られる空気があったという。実際に牛革のものを着ると「やっぱ力が違う」と品川は言い、後輩たちからは「店に入ってすでに顔が変わってきている」と指摘された。

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体の事情とサイズ選び

今回あらためて買いに来た理由の一つはサイズだ。品川は今持っているライダースのサイズが合わなくなっていると説明する。肩を痛めていて首もヘルニアなので、昔のように腕をぐっと通して着られない。だから少し緩めのものが欲しいのだという。後輩からは「じじい化しちゃった」「老いたキノコ」といじられ、「干ししいたけ」には革ジャンという水をあげないと、という話にまで転がった。

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ダブルライダースへの初挑戦

中田の言う「武装戦線」のイメージなら、やはりダブルである。ところが品川は、ダブルのライダースを一度も着たことがないと明かした。周りは「イメージある」と言うが、本人はずっとシングルだったという。

ダブルの、店でいちばん硬いという一着を着ると、評判は上々だった。シングルはピタッと着たほうがかっこいいが、このダブルは大きめに作ってくれているので着やすいという話も出た。品川はこれを着た自分を「やばい」と表現し、後輩たちは「NSCの3、4、5期あたりが震えている」と応じた。中田は、品川はスタイルがいいので、シングルだと少し反社っぽく見えるが、ダブルだとロックな感じが出ると評している。

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中田の茶色と黒のシングル、そしてクロムハーツの継承

話は中田自身の革ジャンにも及んだ。品川がまず勧めたのは茶色のシングルだが、Sサイズの1点しかないレアものだった。そこで、デビュー当時の中田のイメージである、襟なしのシングルライダースを試す。当時の中田はこれにクロムハーツをがっつりつけ、髪も立てていたという。

ここで太田が明かしたのは、中田のクロムハーツをすべて自分が受け継いだという話だ。2人がレギュラーだった番組があり、「おたけ」という名前をつけたのも中田だった。中田は当時「俺はこれから朝に行く」と言って、たくさんのクロムハーツを持ってきた。朝の番組にクロムハーツは不釣り合いだった、と中田は振り返る。太田はそのブレスレットを今でも使っているという。

襟なしシングルを着た中田に、周りは「懐かしい」「あっちゃんだ」と声を上げた。もうワンサイズ大きくてもいいという話になり、着てみると本格的な革なので「いかつい」「ガシッとくる」。中田は今はまったく革ジャンを着ておらず、すっかりスーツとYouTube大学のイメージになっている。この動画もYouTube大学で流すつもりだという中田に、品川は「ライダースを着て高市さんのところへ行け」と冗談を飛ばした。

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おたけ――カジュアル系がはまる

おたけは、憧れて革ジャンを着たことはあるものの、はまりきらずに脱いでしまったという。品川はおたけに、パーカータイプなどカジュアルなものが似合いそうだと見立てた。スタッフによれば、こうしたパーカー型は昔はなく、ここ20年ほどで出てきたものだという。

パーカー型を着たおたけは好評で、そのまま持ちギャグの「最高潮」を披露することになった。そこで、相手によってテンションが違うという話になる。地方営業では全力でやらない、強めのメディアや強めの先輩がいるときしか全開にならない、という指摘だ。「太田だけだと思って」「品川さんだと思って」と条件を変えてやらせると、明らかに違う。おたけ本人は「言われるまで意識していなかった」と言うが、品川には「それがいちばんダメ」と返された。

最終的に、おたけには髪型にも合うカジュアル系が似合うという見方で周りは一致した。

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太田――「本職感」との戦い

難航したのは太田だった。太田はジャケットタイプが好きだというが、着てみると迫力が強すぎて「本職感」が出てしまう。昔から「宮さん」に似ていると言われてきたという話も出た。体を鍛えていることもあって、迫力が「ヤンキーのそれじゃない」とされ、ジャケットは「強すぎる」と却下された。

ほかにも、何を着ても「アメリカの消防士感」があると言われる。ベストを試せば「アメリカのバーにいそう」「うまいステーキを焼いてくれそう」と評された。コーチジャケットやカバーオールなど、丈の短いものも検討された。品川は、背が低くがっしりした体型の太田が普通にライダースを着るとどうしても強面になってしまう、と分析した。最終的にいちばん似合うとされたのは、襟付きのシングルのジップタイプだった。品川の見立てでは、襟があってシンプルなので怖くないのだという。

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リアルビンテージと、革が「育つ」ということ

店内には、加工ではない本物のビンテージも置かれていた。何十年も前のもので、非売品だという。品川が着ると、誰かが着込んでいるぶん着やすく、腕の曲がりもなじんでいると話した。革ジャンは「育てると」こうなっていく、という会話が続く。このビンテージはもともと茶色で、元になったモデルが店内のシングルライダースだとスタッフは説明した。

革の硬さについても話が出た。品川は昔はもっとパキパキに硬いイメージがあったと言う。スタッフは、皮を革にする「なめし」の技術がどんどん発展しているので、今のものは柔らかくなっていると説明した。牛革でもオスとメスで違い、メスのほうが柔らかいという説明もあった。

背中に装飾のある一着も試した。昔イベントのときに唯一作ったサンプルだという。ただ、品川本人が着て笑ってしまう出来で、周りは「喧嘩するというより音楽をやる人」「くっきー!さんっぽい」と評した。バイカーズタイプも試したが、品川は「バイクに乗ってない顔をしている」と自ら却下した。

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ダブルかシングルか、そして値段の話

品川に何が似合うかは、最後まで意見が割れた。中田はダブル推しで、襟まわりに装飾があるぶん顔まわりが華やかになると言う。ただ、シングルはすっきりしているので顔に華があればいいが、と口を滑らせ、「悪口大会どうした」とつっこまれた。中田は「思ったことを言うシンガポリアンスタイルが出てしまった」と弁解している。一方、ジャンポケ側からは「品川さんはシングルのほうが良さそう」という声も出た。品川は、シングルで柔らかいものはないかとスタッフに頼んでいる。

試着の合間には、品川が「もう54歳だから」と言いつつ、ライダースは暑くても着るもの、寒い日もTシャツの上に着るものだと語る場面もあった。これには「顔が戻ってきた」と声が上がった。

最後に4人でライダースを着て並ぶと、『クローズ』というより「旧車會」「おじさんの青春」のような絵になった。品川は「おじさんの青春がいちばん楽しい」と受け止める。ところが「全員分を買ってもらえる」という空気になると、品川は「お前らに買ってあげるのは嫌だ」と言い出す。吉本ルールだからと前置きしたうえで、「なんとか安くならない?」と値引き交渉を始め、後輩たちから「かっこ悪い」と総攻撃を受けた。結局、誰がどの一着を買うのかは決まらないまま、話は後半へ持ち越されている。