24時間かけて標高2600mのボゴタへ:治安と高山病を心配しながら巡った初日の記録

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概要

コロンビアの首都ボゴタに向かうおさだ氏は、出発前の羽田空港で「危険」と「気圧」の二つを心配していると話す。南米は危ないという印象が頭から離れず、ボゴタは標高が高い。この動画は、24時間の移動の末にボゴタへ着き、到着当日に市内を歩き回るまでを記録したものだ。旅の目標は「深呼吸をする」である。

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出発前の不安:危険レベルと標高2600m

話者はまず、外務省の危険レベルを確認している。3段階のうちボゴタはレベル1で、内容は「十分注意してください」だった。話者はこれを「レベル1にしては基準が高い」と受け止めている。さらに調べたところ、ボゴタはかつて世界で最も暴力的な都市の一つとされるほど犯罪率が高かったが、近年は犯罪撲滅の取り組みで犯罪率が急激に下がったという説明を見つけ、読み上げている。

もう一つの心配が標高だ。ボゴタは約2600mで、話者は富士山の5合目くらいの高さだと説明する。昔、気胸を患ったことがあり肺が弱いため、「とっても心配」だという。治安と高山病の二つを抱えた旅になるので、目標を「深呼吸をする」に決めた。

入国準備と持ち物

話者によると、コロンビア入国には事前申請の書類がある。出発の72時間前から直前までにオンラインで必要事項を入力すると書類が届くので、それを持っていればよいという。現地の移動にはUberを使う人が多いようなので、用意しておくよう勧めている。

通信は、いつも使っているKlookのeSIMが1GBで1400円と高めだと感じ、現地の料金も確認するつもりだと話す。ただ、到着時にはすでにeSIMを購入して設定済みで、空港に着いた時点でつながる状態だった。服装は南米向けに「安全第一」を意識したという。機内用の軽食には、アーモンド抹茶のチョコと、最近の定番だというゆで卵を買っている。

乗り継ぎ2回、合計24時間の移動

ルートはユナイテッド航空で東京からロサンゼルスまで約10時間、ロサンゼルスからヒューストンまで国内線で3時間15分、ヒューストンからボゴタまで約5時間。乗り継ぎを含めると合計24時間になる。

ロサンゼルスでは予想外のことがあった。ロサンゼルスからヒューストンが米国の国内線になるため、いったん米国に入国しなければならなかったのだ。話者はたまたまビザを持っていたので問題なかったが、ビザがない人は入れなかった可能性もあったのではと振り返っている。前に並んでいた女性は別室に連れて行かれていたという。ターミナル6に着き、ターミナル7へ移動してチェックインを済ませた。オンラインチェックインが済んでいなかったため、ここで手続きをしている。

ヒューストンは話者にとって初めての空港で、乗り継ぎ時間は1時間半しかなかったが、追加の手続きなしで搭乗口に行けた。現地時刻は21時35分。ボゴタ到着は朝5時の予定で、そのまま1日観光するという強行日程だった。

エルドラド国際空港に到着:入国・両替・ワクチン

ボゴタのエルドラド国際空港に着いた話者は「涙が出そう」と話す。入国審査では滞在ホテルと渡航目的を聞かれただけで、すぐに通過できた。

通貨はコロンビアペソで、話者の説明では1ペソが約0.036円、1000ペソで36円ほどになる。空港で9万ペソ(約3200円)を引き出した。操作画面の言語はスペイン語で、英語表示に切り替えて手続きしている。出てきた紙幣の額を日本円に換算しようとするが、すぐには計算できず戸惑っていた。空港の出口付近には通信サービスの販売所やレンタカーのカウンターもあった。

時差は日本から14時間。朝6時の空港はそれほど寒くなかった。少し息苦しさを感じたが、話者は「気にしすぎ」と自分で打ち消し、声を張り上げないようにすると話している。

ワクチンの話も出てくる。南米には黄熱病の予防接種を推奨している国もあるが、話者によるとコロンビアは接種しなくても入国できる。日本でも1万〜2万円ほどで打てるようだと紹介したうえで、空港2階の5番出口付近に無料の接種会場があると聞いたので探しに行き、その場所を見つけている。心配な人はここで打ってもいいかもしれないと話すが、話者自身は「元気だから」と打たなかった。

空港送迎とホテルまで

空港からの移動はKlookで事前に予約した送迎を使った。運転手から「2階のゲート5に来てほしい」と連絡があったが、タクシーはどれも同じ車種で見分けがつかない。そこで自分の現在地と顔写真を送り、無事に合流できた。ホテルまでは約30分。

到着した地域は、話者が想像していたより「ディープ」な場所だった。中心部に近いと思って予約したが、朝で人通りもなく、最初はホテルがどれかも分からなかった。見つけた「デルガディオホテル」は外観が思ったよりしっかりしていて、すぐ隣にコンビニのような店もあった。Googleマップで雰囲気がよさそうだったので選んだという。チェックインは14時からで、朝7時の時点では荷物だけ預けて観光に出た。

物価の確認と朝の街歩き

ホテル隣の店は、南米でよく見かけるコンビニ「Oxxo」だった。話者は物価を確認している。1リットルほどの水が2700ペソで約110円、ジュースが3800ペソで約160円。「日本とあまり変わらないか、ちょっと安いぐらい」というのが話者の感想だ。日本を夜19時に出てから48時間ほど風呂に入っておらず、元気が出ないので、たんぱく質18gと書かれたヨーグルト味のプロテイン飲料(8500ペソ)を買って店内で飲んだ。

朝の街では通勤や通学の人が歩き、教会ではちょうどお祈りが行われていた。来る途中で壁の落書きやウォールアートが多いのを見て治安が悪いのではと思っていたが、中心部は道も比較的きれいで落ち着いていると話者は感じている。建物の前に警備員が立っていることが多く、それが安全の表れなのか不安の表れなのかは「ちょっと分からない」と話している。

朝食:コーヒーと巨大な「タマル」

朝7時から開いているという人気店「ラ・プエルタ・ファルサ」を訪ねたが、目の前でシャッターを閉められてしまった。話者はすぐ隣の店に切り替えている。店内は音楽の音量が大きかった。話者はここで、覚えてきたスペイン語の挨拶も紹介している。「ありがとう」「おはよう(ブエノス・ディアス)」「元気ですか」などだ。

最初に頼んだのは、この辺りの店を調べると必ず出てくるというセットで、1万4000ペソ、話者の換算では約500円。コーヒー、バターを塗ったトーストのようなパン、チーズが出てきた。飲み物はチョコレートドリンクも選べたが、コロンビアはコーヒーが有名だからとコーヒーにしている。

もう一品が、メニューに「タマル」と書かれたコロンビアの人気料理だった。量は予想よりずっと多い。豆か芋をすりつぶしたような生地の中に鶏肉が入っていて、話者は「説明がしがたい」が「お腹にはたまる」と感想を述べている。値段は約400円。会計では、コロンビアにチップ文化はないようだが、サービス料10%を含めてよいかと聞かれたので了承したという。

ボリバル広場と路上の注意点

食後に歩いた通りでは、路上で物を売る人が多かった。話者は何かを付けようかと声をかけられ、付けたら代金を請求されるのだろうと推測している。

続いて訪れたのが、ボゴタで最も中心的な広場だという「ボリバル広場」だ。広い広場に大聖堂が面し、周囲を建物が囲んでいる。到着時に聞こえた鐘の音はこの大聖堂のものだろうと話者は考えている。広場の中央に立つのはシモン・ボリバルの像で、南米独立の英雄としてコロンビア、ベネズエラ、エクアドル、ペルー、ボリビアの独立に深く関わった人物だと紹介している。

この周辺はスリに注意するよう書かれていたので、話者は注意しながら歩いた。中心部の治安は「そこまでめちゃくちゃ悪そうな感じはしない」としつつ、怪しい人も多いので気をつけなければいけないという評価だ。喋り続けていると息苦しくなることにも触れ、寝不足のせいかもしれないと話している。

高台モンセラーテ:霧で景色が見えず

次はタクシーで約2km、約500円で高台の観光地へ向かった。入口付近ではラマかアルパカのような動物が飼われていた。ここは乗り物でボゴタを一望できる場所まで上がれる観光スポットで、チケットはKlookで事前に購入し、QRコードを見せて入場する。10時の予約だったが9時に着き、そのまま入れた。

乗り物は角度がかなり急で、途中で洞窟のようなところも通る。揺れるからつかまるようにと言われたが、実際にはほとんど揺れなかった。頂上付近の標高を話者は3000mほどではないかと推測している。ふらつきと頭痛を感じ、コカ茶を探すが見つからない。

下調べをしていなかったので、頂上で何があるのか分からないまま、なだらかな坂を歩いて奥の教会まで行った。ところが教会は閉まっていて、本来なら絶景が見えるはずの場所も霧で見えなかった。うっすら見えた街並みを「やっぱり綺麗だな」と話している。これまで一番高い場所はマチュピチュで、話者の記憶では2600mか3600mほどだったので、それより高いのではないかと話す。

屋台の軽食と「つまらない」という本音

山を下りたあと、かつて闘牛場として使われた場所に立ち寄ったが中には入れなかった。周囲も怪しい雰囲気で、話者は「闘牛場なんてどうでもいいか」と引き返している。写真を撮っている人を見かけて絶景ポイントかと思って行ってみたが、ただの坂だった。話者はここで「ボゴタの観光地つまんねえな、マジで」「今のところ全然ピンとこない」と率直に口にしている。

そこで、スーツ姿の人も含めて地元の人が大勢食べている屋台に並んだ。揚げた生地の中に卵が入った軽食に、アボカドの入ったとても辛いタレをつけて食べるもので、料理名は分からなかったが「よく分からないけど美味しい」という感想だった。値段は言われた額を聞き取れず、適当に支払っている。

その後、危ない雰囲気の通りに入り込んでしまう。勧誘のような声かけが多く、店はどこも鉄格子で覆われていた。自転車に乗った人に気をつけるよう書かれていたことも思い出し、急いで通りを抜けている。

昼食:ルルと「パンデサ・パイサ」

昼はGoogleマップで見つけた店で、事前に決めていた料理を頼んだ。飲み物は、翻訳アプリで「さっぱりした飲み物」を頼んだら勧められた「ルル」。味の薄いライムジュースのようでさっぱりしていたが、なぜか一緒に出てきたタレは入れるものではなく、話者は「化けガニみたいな匂い」と表現している。

メインは名物だという「パンデサ・パイサ」。豆をカレーのように煮たもの、目玉焼き、その下のソーセージ、アボカド、バナナのようなもの、唐揚げ、正体の分からない白いものが一皿に盛られていた。豆は「豆カレーみたい」で、話者は想像以上の量とカロリーに驚いている。値段は税などを含めて約1000円だった。

食後は有名なコーヒーチェーンでコーヒーを買い、出店の多い公園に立ち寄った。話者によるとここでは薬(違法薬物)の販売が多く行われている場所だそうで、実際に怪しい人に声をかけられた。ベンチに座る人たちについて「薬かどうかは分からないけど」と断りつつ、南米らしさを「徐々に体感し始めた」と話している。

話者はこの時点で、ボゴタの見どころは残り一つくらいだと言う。どの情報でも夜は出歩くなと書かれているので昼に回っているが、見ての通りの状態だという。いつもは調べていない風に見せているが、ボゴタについても自分なりにしっかり調べてきたとも明かしている。

ホテルの部屋と1泊の値段

14時以降にチェックインした。1階はバーのようなレストランで、廊下の壁にはアートが描かれ、話者は雰囲気を気に入っている。部屋は天井が高く、ベッド、かわいい机、椅子、アイロン、ポット、ハンガー、コーヒーセット、冷蔵庫があり、映像を映せる設備もあった。水回りはレトロな作りで、シャワーのガラス扉に気づかずぶつかる場面もある。シャンプーとリンスも備え付けられていた。

1泊の料金は朝食付きで9000円。話者は「なかなかいいんじゃないの」と評価している。

問題は音だった。夕方まで寝るつもりだったが、外から聞こえる大音量の音楽で眠れず、寝たり起きたりを繰り返しただけで終わってしまった。

夜のラ・カンデラリアとアヒアコ

休む間に調べたところ、ホテル周辺や朝に歩いたボリバル広場のあたりは「ラ・カンデラリア」という地区で、夜はボゴタで最も危険な区域の一つだと分かった。中心部だから大丈夫だと思っていた話者は驚いている。そこで夜はバッグを持たず、カメラとスマホだけで、後ろを振り返りながら歩いた。

夕食は混雑した店のカウンター席で、目当ての「アヒアコ」を頼んだ。話者の説明では、ボゴタで有名な鶏肉とじゃがいものスープで、手と同じくらいの大きさのどんぶりに、とろみのあるスープと裂いた鶏肉が入っている。トウモロコシと細かいじゃがいもも入り、添え物として米と4分の1個分の大きなアボカドがついてきた。感想は「特に感動するスープではないが、夜にはちょうどいい」。アボカドをスープに入れてみたが「合わない」と話している。一皿で量が十分だったので、二品頼まなくてよかったとも言う。

このころには頭痛が続き、顔色も悪くなっていると話者自身が認めている。眠れば治ると思ったが、南米の音楽で脳が休まらなかったという。

食後、夜は特に注意が必要とされる市場の方へ行こうとしたところ、激しい雨が降り出した。雨のせいか人通りはほとんどなく、話者は「特に危険じゃなさそう」と感じている。旅の初日はここで終わり、動画は幕を閉じる。