気温40度超のリヤドを歩く:初めてのサウジアラビアで空回りした1日

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概要

投稿者は4年間ひとり旅を続けてきたが、サウジアラビアを訪れるのは今回が初めてだ。首都リヤドに入国し、観光を始めると、乗り継ぎの失敗、休館、道迷いが続いた。夕方になってようやく世界遺産にたどり着き、夜の商業施設で食事をして終わる。旅程そのものより、40度を超える暑さのなかで予定がどう崩れ、投稿者がそれをどう受け止めたかがこの回の中心になっている。

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出発前のイメージと「王子と仲良くなる」という目標

撮影はウズベキスタンの空港から始まる。出発時点のサウジアラビアのイメージについて、投稿者は「オイルマネーで潤った国」という程度で、ほかはほとんど印象がないと話す。暑い国だということだけは、事前に気温を見て確認していたという。

出発前に視聴者と開いた「作戦会議ライブ」では、近代的な国であること、砂漠がすごいこと、次の万博の開催国であること、アラブの王様がいる国であることが話題になった。投稿者は万博の件は知らなかったと認めている。そのうえで旅の目標を「王子と仲良くなる」と掲げたが、すぐに「王様ですね。王子じゃなくて、どっちでもいいや」と言い直しており、冗談めいた目標である。

入国準備としては、Eビザが必要だと説明する。費用は約1万7000円で、投稿者は「高い」と感想を述べている。オンラインでの事前申請も到着後の申請もできるらしいが、投稿者はオンラインで申請し、すぐに承認されてPDFで届いた。入れておくと便利なアプリとしてはUberを挙げる。現地の気温は40度という予報だった。

乗り継ぎに失敗し、3万円で別便を買う

ルートはドバイ経由だ。まず17時30分発のフライドバイでドバイへ向かう。チェックインでは手荷物の7キロ制限を気にしていたが、問題なく通過した。初めて乗るフライドバイについては、広くはないがきれいで感じの良い航空会社だと評価している。

ドバイまでは約2時間半の予定で、投稿者は乗り継ぎに3時間ほどの余裕を見ていた。ところが出発が30分遅れ、乗り継ぎ時間は2時間ちょっとしか残らなかった。投稿者は機内の時点で「嫌な予感がする」と言っており、実際にドバイ到着時には次の便の出発20分前になっていた。

乗り継ぎカウンターでも間に合わないと言われ、投稿者は航空券を買い直すしかないと判断した。当日はリヤドのホテルも予約していたので、その日のうちに着くことを優先し、23時55分発(0時55分とも言っている)のエミレーツ航空のリヤド行きを約3万円で購入した。到着したターミナル3からそのまま同じターミナルで乗れる便だった。

なおこの動画はWiseの提供を受けており、待ち時間に同社のデビットカードの紹介が入る。投稿者によると、以前から視聴者に使わないのかと何度も聞かれていた。前々回のモンゴル旅行で参加したツアーの支払いに海外送金が必要になり、そのとき初めて使ってみて便利だと感じたという。以降の旅では、現地の支払いにこのカードを使っている。

深夜2時半のリヤド到着と、33度の夜

キング・ハーリド国際空港に着いたのは深夜2時27分だった。入国は、印刷しておいたビザとパスポートを見せるだけで済み、とてもスムーズだったと話す。空港には到着後にビザを申請できそうな機械もあったという。通信はeSIMを使う。サウジアラビアでは現金をほとんど使わないと聞いていたため、ATMで現金は引き出さず、タッチ決済だけで過ごす方針にした。

空港には地下鉄の表示もあり、時間があれば乗りたかったが、深夜なので事前に頼んでいた送迎車でホテルへ向かった。駐車場に出た投稿者が驚いたのは暑さだ。深夜2時40分で気温は33度あった。

投稿者は、以前にもサウジアラビアに来ようとして、中東での戦争のために取りやめたことがあると明かす。この空港も攻撃を受けたという情報を見た気がするとも話すが、空港を歩いた限りでは特に何も感じず、平穏に見えたという。

1泊6000円のサナムホテル

最初の宿はサナムホテル・リヤドだ。チェックインでは手違いがあったようで、予約が取れていなかったのかもしれないと投稿者は推測している。シングルベッド2台の部屋になるがいいかと聞かれた気がしたものの、疲れ切っていて「もう何でもいい」と受け入れた。

部屋は416号室で、ツインのシングルベッド、大きな冷蔵庫、水2本、テレビ(投稿者は「ホテルにテレビなんかいらない」と言う)、シャワーという構成だった。1泊約6000円。翌日の投稿者は、このホテルのシャワーは「スズメの涙」程度しか出なかったと振り返っている。

翌朝は、ドア1枚隔てた隣室の家族連れの子どもが朝から叫んでいて、それで目が覚めたという。

朝9時半で39度、ママノーラの朝食

9時半の時点で気温は39度あった。投稿者は徒歩20分ほどの店に歩いて行こうとしたが、無理だと判断して車を使った。日差しを浴びると肌が「痛い」と繰り返している。運転手によれば、この気温はサウジアラビアでは普通で、この日の最高気温は44度の予報だった。投稿者はこれまで40度を体験したことがないという。

朝食の店は「ママノーラ」だ。調べると有名店のようで、24時間営業、Google の評価も高いという。運転手は向かいにある赤い看板の店も有名だと教えてくれた。投稿者は、アルバイクというサウジアラビアのファストフード店のことかもしれないと推測している。

注文はタッチパネル式だ。通貨はリヤルで、投稿者は1リヤル約40円、つまり4倍すれば円換算できると説明する。頼んだのはチキンのサンドイッチ(チーズとスパイシーサルサを追加)が7リヤル(約300円)、キウイのフルーツジュースのスモールが8リヤル(約350円)で、支払いはWiseのカードで済ませた。受け取りでは、レシートをジュースのカウンターに渡してしまい、サンドイッチのほうに出すものがなくなって少しまごついている。

ジュースは果汁100%の搾りたてでおいしかったという。名物のサンドイッチも「まさかのうま」と評価し、無料で追加できるサルサソースを入れたほうがおいしく、それほど辛くはないと話す。前夜のホテル代も合わせて、サウジアラビアの物価は極端に高いわけではないという印象を持っている。

閉まっていたマスマク城塞と、白い民族衣装

食後は、リヤドの象徴のひとつとして、かつて要塞だった博物館「マスマク城塞(アルマスマック)」を訪れた。入口がわからず人に尋ねると、「今日は閉まっている」という返事だった。Google マップでは土曜日は9時から20時まで開いていることになっていたが、周りを一周しても入れる様子はなく、外で休んでいる男性たちがいるだけだった。投稿者は、暑すぎて閉めているのかもしれないと首をひねっている。

投稿者の説明によると、ここは1900年代に国王がリヤドを奪還した歴史の舞台で、この要塞を拠点に今のリヤドができたという。この時点で気温は41度を超え、照り返しも強く、投稿者は「中東の本気の暑さ」を甘く見ていたと話す。日中はほとんど人が歩いておらず、前夜の深夜3時に空港から移動する車からサッカーをしている人たちを見たことを思い出している。

街で見かける男性の服装についても触れている。白く足首まである衣装は「トーブ」、頭に巻く布は「シュマーグ」または「ゴトラ」と呼ぶらしい。投稿者は、肌を覆う涼しい生地でこの気温に適しているそうだと紹介する。一方で自分は全身黒い服で光を吸収しており、白い服にすればと言われることが多いが、4年間この格好で続けているので変えないと話す。

地下鉄で向かったキングダムセンター、開いていなかった展望台

次の移動には地下鉄を使った。駅舎は「お皿をひっくり返したような」形で、投稿者は面白い駅だと感心している。一方で、中心地の駅なのに誰もいなかった。路線はブルーラインとオレンジラインが色で分かれていてわかりやすいという。改札ではWiseのデビットカードのタッチで乗車できた。

降りたのはアル・ウルバ駅付近だ。投稿者は、車内には男性しかいなかったことに気づき、宗教上の理由なのか、男性専用車両のようなものがあるのかと考えるが、詳しくはわからないと断っている。

駅から直結しているらしいキングダムセンターに入ると、マクドナルドやケンタッキーなどのファストフード店、ZARAなどが並ぶショッピングモールになっていた。街ではほとんど見かけなかった女性の姿を、スーパーのあたりでようやく見かけたという。モールはきれいで大きいが、人が少なく「だだっ広い」印象だった。

キングダムセンターは地上約300メートルのタワーで、上のスカイブリッジからリヤドを一望できるという。しかし上へ行く入口が見つからない。尋ねると最初は「12時から」と聞こえたので11時21分から待つつもりでいたが、よく聞き直すと16時開業だった。投稿者はここで引き上げている。

44度の昼にナジュド・ヴィレッジでカブサを食べる

昼食の時点で気温は44度を超えていた。訪れたのは「ナジュド・ヴィレッジ」という店で、投稿者は、日中は多くの観光地が開いていないのだろうと推測している。ここで体験したかったのは、地面に座って食べるサウジアラビアの食事スタイルだった。

目当ては「カブサ」で、投稿者は炊き込みご飯のような料理で国民食のようなものだと説明する。メニューにはエビ、羊(ラム)、キャメル(投稿者はラクダの肉かと推測)のカブサもあり、ラクダに挑戦すべきか迷ったうえでチキンを選んだ。大きなチキンが丸ごと載って出てきて、伝統のお茶も付いた。お茶は、サウジアラビアの伝統の茶と聞いたが普通の紅茶のようだったという。チキンは香ばしく焼かれ、ご飯にも味が付いていると話す。

食事中、投稿者はいくつか説明を加えている。サウジアラビアはイスラム国家で、メニューに酒はなく、おそらく飲めない。観光ビザでの観光が可能になったのは2019年からで、まだ7年ほどしか経っていないという。

さらに、店で使えるアラビア語を4つ紹介している。こんにちはは「ハラー」。ありがとうは字幕上「シラ」と聞こえる語で、投稿者は聞いたことがある言葉だと言う。「これください」は「アブガ・ハーザ」で、気合いの入った感じで言ってみてほしいと付け加えている。「元気ですか」は「キフ・ハーラク」だ。

世界遺産エリアの高級ホテルにポイントで泊まる

2泊目は、世界遺産があるディルイーヤ地区にあるマリオット系列のホテル「ハブサムハーン」だ。投稿者は今回の旅でいちばん良いホテルだと言い、1回良いホテルに泊まりたかったと理由を話す。

スタッフはとても陽気で、館内を案内してくれた。建物は周辺の世界遺産に合わせた造りで、投稿者は「ディズニーランドに来たみたい」と表現する。客室数は130室と説明されたようだが、投稿者は英語をあまり聞き取れていないと認めている。ジムはダンベルが22キロまであり、最低限だがきちんとしているという。サウナもあり、実際に熱いことを確かめて「絶対入ろう」と言っている。プールもあるらしい。

部屋は7005号室で、アップグレードしてもらえたようだ。ジュースなどのドリンクは無料で、スナック類は有料、水とコーヒーは自由に飲んでよいと説明されたという。菓子や果物も用意されていた。水回りがきれいなことを、前夜の弱いシャワーと比べて特に喜んでいる。部屋まで案内してくれたスタッフとは、最後にInstagram用の写真を一緒に撮った。後で、そのスタッフがルームキーを渡し忘れていて、わざわざ届けに来るという一幕もあった。

料金は1泊約5万円と調べたうえで紹介しているが、投稿者は3万5000ポイントで予約した。いちばん下のグレードで予約したところをアップグレードしてもらえたので、コスパよく取れたと話している。サウジアラビアは「夜が本番」なので、それまでホテルで過ごすことにした。

夕方18時で41度、道に迷い、自分を振り返る

18時に外へ出たが、気温はまだ41度あった。44度の日差しを浴びた後なので、日が落ちると涼しく感じてしまうと投稿者は言う。ところがUberの目的地設定を間違え、後で行く予定だった「ブジャイリ・テラス」に先に着いてしまった。夜に来ると雰囲気が良い場所らしいが、まだ暑い時間で誰もいなかった。

本当は、日没時に空と世界遺産がきれいに見えるという場所に行きたかった。しかし日の入りまで数分しかなく、そこへは15分ほど回り込んで歩く必要があったため見られなかった。そのうえ空を眺めながら歩いているうちに道を間違え、行き止まりやセキュリティで通れない道が続いた。

この道迷いの最中に、投稿者は自分について話している。遅延は誰のせいでもない。けれど、それを引きずって「ついてない」と言い続けると、ついていない出来事がどんどん起きる。入国から後、観光地は開いておらず、ろくに観光もできず、ついには道に迷っている、と振り返る。そして「運は自分が引き寄せるもの」と母親に言われていたので、こういう時こそ落ち着いて対応すべきなのに、ひとり旅を4年続けてもそれができない自分はまだ未熟だと語る。一方で「人間なんてそう簡単に変わらない」とも言い、土壁の景色が続くことにも疲れを見せている。

歩いていると、どこからか音が流れ始めた。投稿者は日没の時間だから流れているのかもしれないと推測している。

ライトアップされた世界遺産アト・トライフ

ようやく世界遺産の区域に着いた。撮影中、カメラの棒(三脚)を付けていたところ注意され、外すように言われている。また投稿者は、本当はだめなのだが、封鎖された階段を登ってその先に入ってしまったと自分で話している。

夕焼けとともにライトアップされたこの場所について、投稿者は次のように説明する。ディルイーヤはこの一帯の地域名で、泊まっているホテルも含むらしい。そのなかの「アト・トライフ」がサウジアラビア王家の発祥の地で、建国のルーツとなった歴史都市であり、2010年に世界遺産に登録された。各所に係員がいるのも大事な場所だからだろうと推測している。

投稿者は、この日初めて観光客らしい人を見かけ、ようやく観光できている感じがすると話す。この日は入国して、朝食を食べて、観光地は閉まっていて、ホテルに着いて今に至るだけで、あたふたしている1日を届けているだけだと自嘲する。周りは写真スポットになっていて、投稿者も場所を選んで写真を撮った。日が沈んでも気温は41度で、石からの照り返しがあるため早く抜け出したいと言っている。

夜の「バードシティ」で三脚を止められ、5500円のケバブを食べる

最後に訪れたのは、夜に若者が集まると言われる商業施設「バードシティ」だ。投稿者が着いた時点ではそれほど集まっている様子はなかったが、日中は暑くて遊べないこの国では、この時間から遊ぶのだろうと話す。

ここでも入口でカメラの棒が問題になった。上の人に確認が必要だと言われ、しばらく待たされた後、奥から大柄な担当者が歩いてきた。持ち込みは認められたが、三脚としては絶対に使うなという趣旨の注意を受けた。投稿者は世界遺産なら理解できるが商業施設でここまでとは大げさだと感じつつ、サウジアラビアでは三脚の扱いに気をつけたほうがいいと視聴者に呼びかけている。入口には荷物検査もあった。

19時半の気温は40度だった。施設内はカラフルで、家族連れや若い人が来ていた。投稿者自身は施設そのものは特に面白くないという感想で、Google の評価が良かったものの入りづらい雰囲気の店に入った。注文はテーブルのQRコードから行う。店内の音楽は雰囲気に合っていない気がすると話している。

ケバブのミックスを頼むと、まずスープとサウジアラビア風の漬物のようなものが出て、その後に大皿の肉料理が届いた。投稿者は2000円程度を想定していたが、予想以上のものが来たと驚いている。中央の肉が特においしく、ケバブの肉をナンのようなパンで巻いて食べ、骨付き肉も試した。会計は129リヤル、約5500円だった。

動画は、いろいろあったが何とか楽しめたという感想とともに、ホテルで締めくくられる。冒頭で掲げた「王子と仲良くなる」という目標については、この回では触れられないまま終わっている。