標高4000mのラパスを高山病の頭痛を抱えて歩く:空港からゴンドラ、泥棒市場まで

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概要

旅行系YouTuberのおさださんが、ボリビアのウユニから首都ラパスへ移動し、街を1日歩いた記録である。この回の中心は、世界で最も標高の高い首都とされる街を、高山病の症状を抱えたまま体験することにある。景色や食事に感心する場面は多いが、息苦しさと頭痛がほぼ全編に付きまとう。すり鉢状の地形を見下ろして「マジで住みたくないわ、ここ」と漏らす場面もある。

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ウユニ空港で:高山病の警告と遅れた便

動画はウユニ空港から始まる。前回の動画ではウユニの絶景を撮影したが、おさださんはその時から体調が最悪だったと振り返る。ウユニは標高3600mほどあり、これから向かうラパスは4000mで、街の基準の高さが富士山の頂上を超える。ボリビアに来てから後頭部も前頭部も激しく痛むという。視聴者には、必ず高山病の薬を飲んでから来るよう呼びかけている。

搭乗予定の便は9時15分発の予定が10時まで遅れ、結果として1時間半ほど待つことになった。ウユニでは配車アプリが使えない。空港の外にはタクシーが多く停まっていて拾うことはできるが、ホテルから空港へ来る際はホテルの人に頼んで車を呼んでもらったという。料金は1人なら20ボリビアノ、2人なら40ボリビアノと言われたので、1人20ボリビアノを目安にするとよい、というのがおさださんの助言である。

エルアルト空港と、くぼみに広がる街

ボリビアーナ航空でラパスのエルアルト空港に到着する。おさださんの紹介によれば、ここは世界一標高の高い空港と言われ、高さは4000mある。到着直後から「もうふざける余裕ないです」と口にしている。

空港からホテルへは、Klookで事前に予約した空港送迎を使った。車窓から見下ろすと、ラパスの街は大きなくぼみの中に広がっている。空港はその縁、崖の上の最も高い場所にあり、おさださんは高低差の大きさに驚き続ける。

ホテル:1泊6800円のブティックホテル

宿泊先はBooking.comで評判の良かったホテルで、おさださんは「アナミホテル、ブティックみたいな名前」と紹介している。受付では丁寧な案内を受け、共用のカフェスペースにはコーヒーやチョコレートのほか、コカ茶もあった。コカ茶を飲みたかったおさださんは喜び、後でもらうことにする。

部屋は予定より早めに入れてもらえたようだ。ベッドルームはアロマのおかげでとても良い匂いがし、冷蔵庫、洗面台、ドライヤーのある水回りも清掃したての状態だった。1泊6800円である。おさださんは最初の対応も含めて「すごく良かった」と評価している。一方、部屋の中でも息苦しさは続き、「空気の無駄遣いをしないように」と話しながら案内する。息苦しさについては、演技ではなく本当だと念を押している。

気候と坂道、そして「残り酸素」のジョーク

撮影日は2月1日で、最高気温15度、最低気温8度ほど。おさださんは過ごしやすい気候だとしつつ、平らに見える道でも実際は傾いていて、平坦な道がないと話す。すぐに「言いすぎかもしれない」と訂正しているが、坂の多さはこの後も繰り返し話題になる。

この回では、おさださんが自分の「酸素」を冗談めかして数字で実況し続ける。この時点では90%で、20%を切るとつらくなると話している。これは測定値ではなく、自分の疲れ具合をたとえた自己申告である。数字はこの後、街歩きの進行に合わせて下がっていく。

サルテーニャとタンボ・ジュース

最初の食事は、ホテルから歩いて5分ほどの人気店である。客が次々に入ってくるが、席には余裕があった。目当てはボリビアの国民食サルテーニャ。種類が多く、おさださんはトラディショナルの鶏肉と牛肉(「ポロ」と「カルネ」)を選んだ。ほかにベジタリアン向けなどもあるという。

サルテーニャは肉や野菜を生地で包んだもので、「世界一食べづらい肉まん」とも言われているらしい。中の肉汁に注意が必要だという。実際に食べたおさださんは、どちらも非常においしいと評している。2つ目は肉とジャガイモのような芋がしっかり入っていた。

飲み物は店員に勧められた「タンボ」というジュースを頼んだ。見た目はマンゴージュースのようだが、匂いはあまりしない。飲んでみると非常においしかったものの、何の果物なのかは最後までわからなかった。

ムリリョ広場:街の中心と危険度の話

食後はUberでムリリョ広場へ向かった。ウユニと違い、ラパスではUberが使える。ここはラパスの中心、つまり「世界で最も高い首都の中心」であり、たくさんの鳩が集まっている。周辺には国会と大聖堂があり、おさださんは目の前の建物を見比べて、どちらが大聖堂でどちらが国会かを見分けている。

広場の近くでは、急な下り坂の先に家々がそびえるように建つ光景を見せる。坂を下って上がっただけで息が切れ、笑うと苦しくなる。おさださんは、ラパスは標高が高いだけでなく、地形がこれまで訪れた国とはまったく違うと話す。広場には子どもが遊ぶ賑やかな光景もあり、苦しいながらもほっとしたという。

治安については、日本の外務省が公表している危険度がラパスではレベル1(十分注意)だと紹介する。メイン通りや中心部を歩いた限りでは怖い感じはないという印象を述べつつ、前回のウユニの時と同様、気が緩んだ時に何か起こるので身を引き締めよう、と自分に言い聞かせている。遠くには街中を走るゴンドラが見え、後で乗る予定を立てる。

魔女通り:ラマの胎児が吊るされた市場

普通の道がずっと階段のような坂を上り、頭痛が強まるなかで、目当ての「魔女通り(魔女市場)」に着く。「願いも呪いも買える通り」と言われ、幸運、商売繁盛、恋愛成就などの儀式用グッズが買える場所だという。

店先に吊るされているのは、ラマの胎児を干したものである。こうしたものがお守りとして売られているため魔女通りと呼ばれている、とおさださんは説明し、よく見ると「結構えげつない」と感想を漏らす。一方で、通りの上にはカラフルな傘が並び、ラマかアルパカの可愛いぬいぐるみも売られていて、名前とのギャップが大きいと話す。

魔女通りをまっすぐ進むと、別のカラフルな通りが続く。おさださんは写真を撮るならこの辺りが良さそうだと勧める。途中でコカ博物館の表示を見つけたが、併設のカフェは閉まっており、中は撮影禁止だった。

オリーブの店でコカ茶、セビーチェ、ステーキ

魔女通り付近に戻り、Googleの評価が高かった「オリーブ」という店の2階に入った。カラフルな通り沿いの店で、外の席もあったが開いていなかったため店内にした。

まずはコカ茶を頼む。コカの葉がそのままお湯に入ったものだった。料理は店員のおすすめに従った。1品目のセビーチェは魚介や野菜を混ぜた料理で、この店ではタコ、サーモン、玉ねぎが入っていた。おさださんはペルーかどこかで食べて以来セビーチェが大好きで、この一皿もおいしかったという。2品目は、肉が食べたいと相談して勧められたリブアイステーキで、焼き加減はミディアムレアにした。

価格はセビーチェが800円ほど、ステーキが1500〜1600円ほどだった。おさださんは、めちゃくちゃ高いわけではないと評価している。付け合わせにマッシュポテトのような料理も頼んでいる。

ゴンドラ:乗り方がわからない乗り換え

次は、ラパスの見どころの一つであるゴンドラに乗る。大きな高低差があるため、街にはゴンドラの路線がたくさん通っている。おさださんの説明では6路線あり、それぞれに色が付いている。Googleマップで目的地への行き方を調べると、最寄りの紫線に乗った後、灰色の線に乗り換える必要があった。

紫線の乗車券は1回3ボリビアノ。1台に8人ほど乗れるらしいキャビンに乗り込むと、動きは思ったより速い。窓からは、山に囲まれた土地を茶色の家々が埋め尽くす景色が広がる。おさださんは絶景というより「茶色」という印象だと語る。途中駅はなく、紫線は始発と終点を結ぶだけの1区間だとわかった。

紫線の最も高い地点からは、ラパス全体を見渡せた。高い所から斜面が続き、下の方にホテルがあって、そこを歩いていたのだろうとおさださんは推測する。空港は崖の上の一番高い所にある。ここで「マジで住みたくないわ、ここ」という感想が出る。

乗り換えは混乱した。おさださんは紫線の券でそのまま灰色線に乗れるか係員に尋ね、行けると言われて進んだが、実際には紫線のゲートに入っていて、手持ちの紫線の券を1枚使ってしまった。改めて灰色線の券を買ったが、ゲートによって使える券が違ったり、券を回収されたりされなかったりで、仕組みは最後までつかめなかった。おさださんは、紫線の券は2回分、灰色線は1回分だったのではないかと推測しているが、確かではないと認めている。この頃には「残り酸素」は50%、40%、38%と下がっていた。

灰色線は、下の街から高い所へ上がる紫線とは違い、ほぼ真っすぐ進む路線だった。同乗した家族も息を切らしており、みんな苦しいのかもしれない、と話している。

泥棒市場:名前への違和感

灰色線でゴンドラの上からも見えた巨大な市場へ向かう。通称は「泥棒市場」。おさださんの説明によれば、盗品のようなものが多く売られていることからこう呼ばれ、怪しいエリアだという。自分も盗まれないよう身を引き締めて歩く。

市場にはスイカ、部品、靴下、靴、シャツ、鉛筆など、あらゆる品が並び、奥まで延々と続いている。おさださんは「このスイカも盗んだのかな」と冗談を言う一方で、普通に商売をしている場所もあるはずで、すべてがそうではないだろうとも話す。人を偏見で見るのは好きではないとしたうえで、この呼び名自体がよろしくないと述べている。

帰り道:チケット口論、雹、豪雨

帰りに再び灰色線に乗ろうとすると、また券の仕組みで戸惑う。新しい券を買ったら戻ってくるよう言われたが、その担当者が別の客との口論に巻き込まれていた。レーンが3つあり、券によって使えるレーンが決まっているらしい。行きに使ったタッチ式の券はもう使えず、1回限りだったようだ。おさださんは「ルールすぎてわからない」とこぼしている。

乗車中に天気が急変し、見たこともないほど大粒の雹が激しく降り始めた。途中でゴンドラが止まり、キャビンを雹が叩く音が鳴り続けて、非常に怖かったという。降車後に呼んだUberが来た時には雨がいちばん強くなっており、車まで少し走っただけで、自己申告の「残り酸素」は10%を切った。標高4000mで走ってはいけない、と痛感したと話す。

締めくくりの「報告3つ」

ホテルに戻ったおさださんは、調べて驚いたことが3つあると報告する。1つ目は、この豪雨がこの後もずっと続くこと。2つ目は、夕食に行こうとチェックしていた店が、日曜日の夜のためすべて閉まっていること。3つ目は、頭痛がひどいこと。「もう帰りたい」と漏らし、ホテルのコカ茶を飲みながら動画を締めくくっている。