罵倒を全部ツッコミで打ち返す:みりちゃむ vs 銀シャリ橋本「20罵倒40ツッコミチャレンジ」

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概要

「佐久間宣行のNOBROCK TV」の人気企画「みりちゃむ罵倒シリーズ」に、銀シャリの橋本直が挑んだ回である。今回の問いは、みりちゃむの罵倒をツッコミで打ち返し続けられるか、というものだ。普段は相手をやり込めるみりちゃむが、どの罵倒にも返してくる橋本に手を焼く展開になった。

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企画の狙い:罵倒にツッコミで対抗させる

進行役によると、これまでのみりちゃむの罵倒相手は錦鯉の渡辺のような人や、反論してくるタイプが多かった。そこで今回は、ツッコミでなら罵倒に対抗できるのではないかと考えて橋本を呼んだという。以前の「100ボケ100ツッコミ」では、橋本が1つのボケに3つ以上ツッコむため、収録に非常に時間がかかった。今回はその性質を生かし、みりちゃむの罵倒1つに対して思う存分ツッコミを返してもらう。

橋本本人は不安げだった。普段の生活で罵倒されることはなく、大阪ではボケとツッコミのやり取りはあっても罵倒する人はいないという。さらに中高が男子校だったので、女性もあまり得意ではないと話す。芸歴は23年ほどになると答えている。20罵倒なら20ツッコミでいいのではと提案したが、進行役は「1個突っ込めばいっぱい返ってくる」から40にしたと説明した。

みりちゃむは、10代のころギャルが出る番組で銀シャリがMCを務めており、そこで共演したはずだと話した。橋本は思い出せない様子で、結局「面識はない」ということで落ち着いた。

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何も知らないターゲットという判定役

この企画には、もう1人仕掛けがある。何も知らない女性を同じ場に置き、みりちゃむが橋本を罵倒する様子を見せる。その人の顔が曇らないように橋本がツッコまなければならない、というルールだ。罵倒がただの険悪な空気にならず、笑いになっているかどうかを、この人の表情で判定する。

橋本は「もう1人いるのに悪口を言って、悪いやつだと思われないのか」と心配した。それに対してみりちゃむは、自分は何も気にしないと答える。過去に別の相手を泣くまで罵倒した回にも触れられ、今回のターゲットが女優の朝木茉永であることが明かされた。

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序盤:「地味」「タクシー運転手」「ワクワクしない顔」

先に部屋に入った橋本は、朝木と服や日焼け跡の話をして場を和ませていた。そこへ入ってきたみりちゃむは、橋本をじっと見て「誰?」と言い、「地味すぎてあんまわかんない」と続けた。

橋本は、いつもの青いスーツを着てくればよかったと返す。そのスーツのまま慌ててタクシーに乗ったら、運転手と一緒にいたせいでタクシーの研修中だと思われた、というエピソードも披露した。みりちゃむが「タクシー運転手が似合うんじゃない?」とたたみかけると、「青いジャケットだけにブルーになるね」と返した。

続いて「表舞台にいていい顔じゃない」と言われると、橋本は「表舞台」という言い方を久しぶりに聞いたと拾い、裏方を指す言葉を挙げて応じた。ただ、この言葉は朝木もみりちゃむも知らなかった。みりちゃむは「おじさんなの、若い子に馴染もうとしない方がいい」と突き放す。

ほかにも罵倒が続いた。「見た目が面白いか面白くないかのちょうどいい顔」と言われると、積極的に欲しくはないが出てきたら食べるお菓子にたとえて返した。「犯罪映画の裏切り者っぽい」には、序盤で偉そうにしていて撃たれる役だとツッコむ。「犯罪しそうな顔」には、それなら警察にチップでもつけてマークしておいてくれと切り返した。「見ててワクワクしない顔」には、西野亮廣の作品名をもじって「逆プペルか」と返している。この「逆プペル」はのちの予告部分にも使われた。

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髪型、唇、笑顔への罵倒

「そんなに髪型ダサいのに」と言われると、橋本は「漫才大賞取ってんねん」と返した。さらに「髪型だけにここカットしといて」と自分でオチまでつけている。「どこでも見たことない」という悪口は、珍しい生き物のように「貴重やな」と受け止め、マングローブやクリオネにたとえて返した。

唇を「タラコみたい」と言われると、「パスタにしてバターと絡めたろか」と応じた。以前「明太子みたい」と言われたときには「ピリッとしてないやろ、ただのタラコでええねん」と返したという話も重ねた。厚い唇ならアンジェリーナ・ジョリーのようにセクシーとも言われる、とも付け加えている。朝木に自分のチャームポイントを聞かれると、唇だと答えた。

「笑顔が可愛くない」と言われると、笑顔は万国共通の言語だと持論を展開した。みりちゃむは「表情じゃん」とツッコみ返し、「じゃあ笑ってみてよ」と促す。橋本が笑うと、今度は歯が黄色いと指摘された。その返しに対して「説明してって言ってないから」と言われると、橋本は「面白くないから何今のって言っただけで、なんでこっちも説明しなあかんと思う」と、自分の状況にツッコんで笑いを取った。

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伝わらない例えと「分かる話をしろ」

中盤は、橋本の例えが若い2人に通じない、という流れが目立つ。みりちゃむの関西弁が移ってきたと言うと、みりちゃむは「メンバーにいっぱいいるから」と答えた。橋本はこの「メンバー」という言い方から、アイドルグループがニュースになったときによく聞く呼び方の話へ広げ、さらに別の連想を重ねた。みりちゃむは「こっちがわかんない話をずっとペラペラ話して」と不満を見せる。

「大阪ってお前みたいなやつしかいない」という罵倒には、橋本と朝木が否定した。朝木は「派手な人がいっぱいいます」とフォローしたが、みりちゃむは「大阪でもはぐれ者だった」と返す。橋本は「はぐれ刑事純情派」に結びつけ、オープニングから藤田まことまで細かく語った。朝木は「ちょっとわかんない」と困り顔になり、みりちゃむに「困ってんじゃん」と言われる。すると橋本は山本リンダの歌に結びつけた。「ジジイすぎる」と言われればGG佐藤の話を出し、「分かること話せ」と言われれば、母国語が通じない外国人が通る税関にたとえる。罵倒されるたびに新しい例えが出てくるため、進行役は、みりちゃむがこれほど返されるのは初めてで驚いている様子だと伝えた。

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息、名前、売れない

「息臭そう」には、臭そうというのは臭くないということだ、あくまでイメージだと言い張った。みりちゃむが話の途中で何かを書き始めると、「裁判の記録か何か取ってんの?」とツッコむ。返ってきたのは「話面白くないから、暇だから」だった。

名前の話題では、直線の「直」で「なお」だと自己紹介した。みりちゃむが「性格曲がってんのにハッシー」とからかうと、橋本は「箸」を曲げたら「橋」になると言葉遊びで返した。「橋本曲がりに改名しろ」と言われると、部屋を間借りしているみたいだと拾う。さらに「橋本臭い」「橋本売れない」と改名案が続いたが、「橋本臭い」はものまね芸人の芸名みたいだと受け流した。「売れない」に対しては、M-1チャンピオンはきちんとした評価だと反論する。みりちゃむが「過去の栄光にすがってる」と返すと、橋本はゆずの「栄光の架橋」に結びつけた。

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疲れてきても止まらないツッコミ

みりちゃむが紙で何かを折っていると、橋本はすかさずツッコむ。「お前の顔見てて吐きそう」と言われれば、吐くなら掃除をするから大丈夫だと返した。「先生みたい」という罵倒には、生徒の宣誓のようなフレーズで応じた。

みりちゃむに「長男なんですか?」と聞かれると、しっかりしているから長男だと思ったのかと喜んだ。そこから団子の一番上は長男か、双子は昔と今でどちらが兄になるか、と話が広がる。最後は「団子の話で豆知識と言うと、ずんだ餅みたいになってややこしい」と自分で混線させてしまい、みりちゃむに「何その豆知識、何がおもろいの?」と言われていた。

「相方も地味だしな」と言われると、だんだん花が出てくると返した。すると「種もないのに花咲くと思ってんの?」と言われ、「逆マジシャンか」と返している。ここで朝木が「ポジティブですね」と声をかけた。みりちゃむは「ブサイクのポジティブが一番うざい」と言い、橋本は「ブサイクのネガティブよりいい」と応じる。その返しもまた、みりちゃむが知らないバラエティ番組の話につながっていった。

この頃には橋本は大量の汗をかき、水を飲む姿まで「飲み方キモい」と言われていた。ツッコミの数はすでに50を超えている。それでも橋本は「まだ焦る時間じゃない」と『スラムダンク』の台詞を持ち出し、続けた。

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X投稿の脅しと、謝罪までも打ち返す

終盤、みりちゃむはスマートフォンを手に「このままXに悪口投稿してやる」「こいつからハラスメント受けてます」と言い出した。橋本は「それはダメ、本当に受け取る人いるから」と慌てて止める。下書きに保存していつでも投稿できるようにする、と言われると、「時限爆弾みたいなことやめて」とツッコんだ。

コップがないのに水を飲んでいる様子を「気使えねえな」と言われると、そもそも自分にはコップが用意されていないと反論した。みりちゃむが何かを投げると、それを胸で受け止める場面もあった。その後みりちゃむが「悪かったよ、ごめんな」と素直に謝ると、橋本はその謝罪にまでツッコんだ。最後にみりちゃむは「お前何でも返すんだな」「もう黙れよ」と降参に近い言葉を口にした。

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収録を終えて

終了後、橋本は「大変すぎる」と繰り返した。罵倒されれば心にダメージを受けるに決まっている、それを食らいながら奮い立たせて返していたのだと振り返っている。進行役は、みりちゃむが何を言っても返ってくるのでとても面白かったと評価した。みりちゃむは、何を言えば終わるのか分からなかったと話す。

実はみりちゃむと橋本は、本番前の打ち合わせ中から、どれだけいい罵倒を言えるか、それをどれだけツッコミで返せるかを競い合っていたという。朝木は、橋本が全然傷つかずポジティブだったと感想を述べた。橋本はそれを「ダイヤモンドみたい」と自分でたとえ直している。ツッコミは50を超えたと聞いた橋本は「人生か」と返した。収録中、大阪の話で朝木までみりちゃむ側に乗った場面があり、2人に罵倒されているのかと思った、と最後まで笑いを取り続けて締めくくった。