アテネ初日の記録:治安への不安を抱えながら歩いたアクロポリスと街の食事

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概要

旅系YouTuberのおさだが、セルビアからギリシャの首都アテネに入り、初日の観光と食事を記録した回である。出発前のおさだにとってギリシャは「ヨーグルト」「新婚旅行で有名なサントリーニ島の青い街並み」「少し前にあったアテネオリンピック」くらいの印象しかなく、調べると財政破綻した国という情報も出てきたという。そのうえ「アテネは治安が怪しいらしい」とも聞いていた。そこで今回の目標は「ヨーグルトを食べること」に絞られた。動画は、この控えめな目標を掲げたまま、宿周辺の治安への不安、遺跡の迫力、ギリシャ料理の感想を行き来しながら進んでいく。

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出発前のギリシャのイメージと作戦会議

旅の前には「作戦会議ライブ」を開き、視聴者からギリシャのおすすめを募ったという。しかし、特におすすめは集まらなかった。おさだはその理由を、ギリシャに行った人が少ないのか、自分の視聴者の関心がまだそれほど高くないのか分からない、と話している。

このため、事前に持っていた具体的な情報は「治安が怪しいらしい」という点くらいだった。目標がヨーグルトを食べることに落ち着いたのもその流れである。なお、この回の前にはセルビア編と、両親とスペイン・フランスを回った動画が公開されている。

ベオグラードからエアセルビアでアテネへ

撮影はセルビアのベオグラード空港から始まる。時刻は5時40分で、7時半ごろの便に乗る予定だった。利用したのはエアセルビアで、オンラインチェックインは済ませてあった。

おさだによれば、ギリシャ入国に特別な書類は必要なく、パスポートがあれば入れるようだという。準備したものは、配車アプリのUberと、Klookで購入したヨーロッパ向けeSIMである。eSIMは1GBあたり100円ほどだったと報告している。ベオグラードからアテネまでは1時間から1時間半ほどで、機内はLCCのような雰囲気だったという。

アテネ国際空港到着と空港送迎

アテネ国際空港では入国審査の列に並び、30分ほどで入国できた。eSIMは事前に設定してあったため、到着してすぐにつながったという。

通貨はユーロで、撮影時点のレートは1ユーロ約180円とおさだは紹介している。手元にユーロが少しあったため、今回は両替をせず、必要ならそれを使う方針にした。

空港からホテルまではKlookで予約した送迎を使った。集合場所は「4番出口を出て右手の薬局の前」と案内されていた。途中でまったく関係のないタクシー運転手に声をかけてしまう場面もあったが、無事に手配されたドライバーと合流した。ドライバーは非常に背が高く、おさだは身長を192と紹介している。

宿のあるエリアと1泊1万1000円のホテル

ホテルに着いたおさだは、すぐに「怪しそうなところを予約してしまった」と口にする。周辺は落書きが非常に多く、路上で寝ている人も目立つエリアだったという。宿泊先は字幕上「ホテル嵐」と紹介されたホテルで、夜の治安が心配だと何度も繰り返している。

一方で、建物の中はとてもきれいだった。エレベーターは扉を自分で開け閉めする古い「渋い」タイプである。部屋の内装は気にならない程度に整っていて、水2本、サンダル2足、金庫、ドライヤー、アメニティ、タオルがそろっていた。

1泊の料金は1万1000円だった。おさだは、ギリシャの物価をまだよく把握していないと断ったうえで、立地が怪しいからこのくらい安くなったのかもしれない、と推測している。

落書きだらけの通りと最初の食事:スブラキとギリシャヨーグルト

空腹のまま歩くと余計に怖いということで、おさだはまず食事に向かった。道中の建物は、1階が飲食店や洋服屋で、上階がアパートになっているように見えたという。柱にも壁にも、面があればすべて落書きがされている状態だった。久々にこういう空気の場所に来たので気を引き締めなければいけない、とおさだは話している。

目当ての黄色い外観の店は、雑多な街並みの中にありながら雰囲気が良かった。注文したのは、ギリシャの伝統的な串焼きとして紹介されていた鶏肉のスブラキと、目標のヨーグルトである。

スブラキは量が多く、そのまま食べても「めちゃくちゃうまい」とおさだは評価している。さらに、添えられたパンにサワークリームのようなソースを塗り、肉をのせてレモンを絞る食べ方を試した。食べ方が正しいかは分からないと断りつつ、特に最後のレモンが味を引き立てると勧めている。

続いて届いたギリシャヨーグルトには、ニンジンのようなものがのっていた。果物ではない点に少し戸惑いながら食べ、「滑らか」とだけ感想を述べている。これで旅の目標は早くも達成されたことになる。

モナスティラキ広場と地下鉄の料金

食事の店から5分ほど歩くと、中心部にあるモナスティラキ広場に出る。この周辺は雰囲気が良く、治安も良さそうに感じて安心したという。広場からは丘の上の遺跡が見え、景色がとてもきれいだと話している。買い物をするならこの辺りの通りが良いかもしれない、とも紹介している。

広場の中には地下鉄の入り口があり、おさだは券売機の料金を読み上げた。クレジットカードが使えそうで、主な料金は次のとおりである。

  • 90分以内有効のシングルチケット:1.2ユーロ
  • 10回券:12ユーロ
  • 24時間券:4.1ユーロ

おさだは、電車をたくさん乗るなら24時間券を買った方が安そうだと話す。ただし路線がどこを走っているのかよく分からず、この日は歩いて回るつもりだった。そのため実際には利用していない。

アクロポリスへの坂道と、日本語で話しかけてきた人

遺跡のある丘へ向かう道には大きな岩がごろごろしており、崖の上まで急な坂道が続く。訪問したのは6月上旬で、最高気温28度、最低気温22度と、日中はかなり暑かったという。

坂の途中では、日本語で話しかけてくる人に出会った。おさだが日本語の上手さに驚き、互いに出身地などを言い合う短いやりとりがあったが、字幕が途切れており詳細は聞き取れない。

おさだによれば、この一帯がアクロポリスと呼ばれるエリアである。その中で最も有名なパルテノン神殿は、地上150メートルほどの丘の上にあると聞いたという。

入場券の受け取り方と時間指定

アクロポリスの入場券は、Klookで事前に購入していた。前日の22時から予約ページでバウチャーのQRコードをダウンロードでき、それを入口で見せる仕組みだったと説明している。

チケットには時間指定があり、おさだは13時から14時の枠を選んでいた。実際に着いたのは14時5分で、5分遅れていたが入場できた。

入場後も、階段をかなり上る必要がある。おさだは「弱音は吐かないチャンネル」だと言い、子どもたちも登っているのだから大人が弱音を吐くものではない、と自分を励ましながら登っていった。

石造りの音楽堂とパルテノン神殿

途中で最初の絶景スポットに出ると、斜面を削ったような客席と舞台のある場所が見えた。おさだは案内を読み、161年に建てられ、その後修復された石造りの音楽堂(アッティコス音楽堂と読み上げている)だと紹介している。今もコンサートが開かれているという。客席が石なので絶対に暑いだろう、という感想も添えている。

入口付近では、多くの人が写真を撮っていた。おさだは積まれた石の一部がずれていることに気づく。わざとではないだろうと言いながら、他の部分も少しずれているようだと観察している。

パルテノン神殿については、案内に基づき、約2500年前に造られた古代ギリシャ文明の象徴であり、ヨーロッパ文明の原点とされていると紹介している。実物を前にして強調したのは、そのスケールだった。積まれた石、横に渡された梁、柱の1本1本がどれも大きいという。

神殿の脇にも小さな建造物があった。さらにギリシャの大きな国旗が立つ丘の先端から街を見下ろすと、中心部に山がぼこっと突き出た地形が見えた。街を歩いていると壁の汚れが気になったが、上から見ると街並みがきれいだった、とおさだは話している。

丘の下の「ヨーロッパらしい」エリアと宿選びの反省

帰りは登ってきた道とは別の道を下りた。すると、飲食店が並ぶ落ち着いた街並みが現れる。おさだは「イタリアっぽい」「ザ・ヨーロッパ」と表現し、バーの雰囲気も絶賛している。紫の花が咲く公園ではイベントの照明準備が進んでいたという。

この光景を見て、おさだは「絶対こっちに泊まるべきだった」と話し、自分のホテルは治安の悪いエリアだから安かったのだと納得している。

パナシナイコ・スタジアム:第1回オリンピックの会場

そこから20分ほど歩き、五輪マークのあるパナシナイコ・スタジアムに着いた。案内によると、1896年に開かれた第1回オリンピックの会場である。ギリシャがオリンピック発祥の国だとここで改めて知った、とおさだは話している。

さらに、世界で唯一大理石で造られたスタジアムだという。入場には12ユーロかかるため、おさだは外から眺めるだけにした。中では一般の人が走っていて、今も競技場として使えることを貴重だと感じている。1位・2位・3位の表彰台も残っていたという。

ケバブの昼食と、歩いて分かった地理

中心部に戻ったおさだは、ケバブ店で昼食をとった。店内の席もあるが、客の多くは外で食べていて、気候的に外が気持ちよさそうだったという。メニューの違いがよく分からなかったため、周りで食べている人が多いものを選んだ。

出てきたのは、大きな肉、ほぼ丸ごと焼かれたトマト1個、大量の玉ねぎだった。肉は「絶対美味しい」が味がとても濃く、パンと一緒に食べる必要があると話している。むしろ焼きトマトの方に感動したという。

食後、おさだは地図を示してこの日のルートを振り返った。ホテルは中心部の北側にあり、そこから南のアクロポリスへ行き、神殿の右手側の街並みを抜け、スタジアムを見て中心部へ戻ってきた。すべて交通機関を使わずに歩いた経験から、次のように話している。

  • ホテルのある北側は治安が悪めかもしれない
  • 泊まるなら中心部か、遺跡の右手側が街並みもきれいでよい
  • 自分のホテルの周辺が一番危なかった

夜のアテネと、期待と違ったクリタロ

いったんホテルに戻り、20時半にまだ明るい街へ夕食に出かけた。人通りも多く、この時間なら大丈夫そうだとおさだは感じた。一方で、ホテルへ帰る時間帯の方が危なそうだとも話している。大声を出して歩く人もいたため、できるだけ大通りを選んで向かった。それでも薄暗く、落書きの多い道を通ることになった。

目当ての店「ロボロ」の周辺だけは雰囲気が良く、壁画を見たおさだは、落書きと壁画は紙一重だと感想を述べている。店は予約で埋まっていたが、入口前の席なら空いていると言われ、そこに座った。

肉やケバブはもういらず、米が食べたい気分だったというおさだが選んだのは、「ギリシャ風リゾット」と紹介されていたクリタロである。ポークやチーズなど味の種類があった。ところが、実物は「思っていたのと違う」ものだった。匂いは良いが、食感がとても柔らかい。調べると、米ではなく米粒の形をしたパスタだと分かった。リゾットだと思って食べると肩透かしを食う、というのがおさだの感想である。

動画はこの夕食で終わる。おさだ自身は、この回を「特に盛り上がりがなかったギリシャ編」と振り返って締めくくっている。