ユニクロ「神7」2026年夏版:Genjiが選んだ大人の夏アイテムと、その限界

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概要

ファッションを考えるのが面倒な人、ユニクロで手頃に済ませたい人、ある程度服が好きで「ユニクロで押さえるべきもの」を知りたい人に向けて、ファッション系YouTuberのGenjiが恒例の「神7」シリーズの2026年夏版を紹介した。今回はトップスが多く、パンツが2本、小物はなし。ランキング上位3品は手放しで勧める一方、下位のアイテムには「ここがこうだったら」という留保をはっきり付けているのが特徴である。Genjiの身長は175cmで、話はこの体格での着用感を前提にしている。

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第2位:ジャージーバレルレッグパンツは「ユニクロで一番ちょうどいい太さ」

最初に紹介されたのはジャージーバレルレッグパンツで、順位は第2位。Genjiはこれを「必ず押さえてほしい」とし、過去に紹介したパンツや今回紹介するもう1本を含めても「これが一番いい」と述べる。

理由は夏のシルエットの組み方にある。夏は上半身がTシャツかシャツになってシンプルになりやすい。そのため、Genji自身が着用していたWYMのヴィンテージウォッシュドカーブドデニム(ZOZOで5,940円)のように、湾曲したシルエットや加工感で個性のあるパンツを履くと、上にすっきりしたTシャツやシャツを合わせても無難にならず、品のあるかっこいい構図になるという。ところがユニクロには、パンツで「おしゃれでかっこいい」と言えるものが正直なかなかないとGenjiは言う。冒頭で合わせたユニクロ アンド JW アンダーソンのストレートジーンズも細みが感じられ、秋冬ならその細さでいいが、上にボリュームを出しにくい夏は下にボリュームを持ってきたい。細いパンツは夏にはかっこよく見せにくい、というのがGenjiの見方である。

もう一つの理由がタックインだ。夏は特にタックインしたくなるが、後で紹介するバギージーンズは「バギー」という名前の割にそこまで太くなく、タックインしてもAラインのシルエットになりにくい。ユニクロのパンツの中で、タックインしておしゃれに見せられるものはなかなかない中で、このパンツは最高だと評価する。

購入面の助言も具体的だった。GenjiはXLを実店舗で丈長めではない仕様で買い、裾の長さが若干足りないと感じている。そのため、オンラインで丈長めを買うと理想のシルエットに近づくと勧める。色はいろいろあるが、着回しやすさから特にブラックを推す。価格は3,990円で、最近のユニクロのパンツが4,990円前後、平均5,000円付近のものが多い中で1,000円ほど安い点もありがたいとする。ウエストはゴム仕様で余裕を持って履ける。さらに、今後新色も出る予定で、ユニクロ側が在庫を積み、打ち出しているシルエットであるため、在庫切れの心配が少ないことも安心材料に挙げている。

Genjiは、夏のことだけを考えればこのパンツで全部事足りてしまうとまで言う。バギージーンズを2本目として入れたのは「神7」というシリーズの形式に揃えるためであり、まずはユニクロ内のパンツランキングで「ぶっちぎり1位」のこのパンツを土台として押さえてほしい、というのが結論である。

第1位:エアリズムデオドラントメッシュVネックT、「重ね着したほうが涼しい」理由

第1位はエアリズムデオドラントメッシュVネックT。Genjiが夏に最も涼しく過ごせると考えるスタイルは、半袖シャツの下にTシャツやタンクトップではなく、メッシュ系のインナーを挟むことだという。

その利点としてGenjiが挙げるのは、Tシャツにはない風通しの良さ、タンクトップを着たときにはないさらっとした肌触り、汗をかいたときの吸水速乾のスピード、持続する接触冷感、そして防臭である。ユニクロには、Tシャツやシャツの下に着るエアリズム系インナーが多数あるが、この商品の特徴として、日本人の肌の色にかなり近い色味で白Tや白シャツの下でも透けにくく「インナーを着ている」感じが薄いこと、シームレスで縫い目の凹凸が表に出ないことを挙げる。

見た目については「おしゃれのおの字もない」と認めつつ、首元に抜け感が出るとする。シャツの下にはクルーネックのTシャツを着る人がほとんどだが、Vネックにすることで肌の見える面積が増え、清涼感と着こなしのうまさが演出できる。タンクトップでも同じ効果は得られるものの、ユニクロにはおしゃれに着られるタンクトップが少ない、というのがGenjiの整理である。価格は2,000円以下、約1,500円ほどと話しており、おしゃれな大人の中にはこれを1枚ではなく7枚ほど買ってヘビーローテーションしている男性がかなり多いという。

インナーは「着るべきだが見えてはいけない」——ユニクロ版の欠点とWYMの代替

一方でGenjiは、2025年まではこのインナーが実質的に唯一の選択肢だったとしたうえで、欠点も指摘する。着丈が長いことと、ネックがかなり開いてはいるものの、まだ見えやすいことである。

ただしGenjiは、ユニクロがこれ以上ネックを広げない事情にも理解を示す。ユニクロの強みは、祖父世代から学生、ファッションに興味のない人まで全員を満足させる点にある。おしゃれより着心地を重視する人のほうが圧倒的に多く、そちらを優先しているため、これ以上広げるとクレームが入りかねない、というのがGenjiの推測である。

しかし、少しでもおしゃれに見せたい人にとっては、肌着ががっつり見えると萎えるし、「おじいちゃん感」が出てしまう。Genjiは、インナーを着ることを勧めながら見えないほうがいいと言うのは矛盾して聞こえるかもしれないが、確実に見えないほうがいいと強調する。着丈についても、最近はTシャツの丈が短いものが人気で、後で紹介するボクシークロップドTシャツよりもこのインナーのほうが長く、動画内でTシャツを着たときにも少しはみ出していたという。

そこでGenjiが併せて勧めたのが、ほぼ同価格で買えるWYMのクールドライデオドラントワイドUネックインナーTである。ネックが大きく開いていてインナーが見える隙を与えず、ネックの広いTシャツを着たときに首の横から見えることも少ない。着丈も短い。色についても、ユニクロ版ほど濃い肌色の人は日焼けしていない人には多くないので、肌がこんがり黒い人でなければ明るいこちらの色のほうがいいとする。ただし人気のため収録時点では買えず、6月後半から7月頃にZOZOTOWNのWYMで再び買えるようになる見込みだと説明している。Genjiは、これまでの自分の定番から切り替えて、これからは夏の間これを7〜8枚着続けるつもりだと語った。

「重ね着は暑い」という反論も想定し、Genjiは逆だと答える。着たほうが本当に涼しく感じられ、快適に過ごせるので、これを買う人は「賢い」「工夫している」のだという。また、このインナーは夏だけでなく春や秋、長袖シャツの下にも使える。Genji自身は気温18〜19℃くらいからデオドラント系のメッシュインナーを着て、上に長袖シャツやシアー感のあるニットを着ることが多いという。

第3位:ユニクロ ユー ボクシーシャツ、「神3で動画を終えてもいい」

第3位はユニクロ ユーのボクシーシャツ。Genjiは、ここまでの3品で「神3」として動画を終えてもいいくらいだと言い切る。4位以降には多少「こうだったらいいのに」という要素があるが、ジャージーバレルレッグパンツにデオドラント系インナーを合わせ、このシャツをさらっと羽織るだけで、涼しく、シルエットがおしゃれで、着回しがきき、高級感があり、他の季節にも使え、値段も安い、と説明する。

素材は綿100%だが、リネンのようなさらっとした清涼感のある肌触りだという。Genjiはユニクロのインライン(通常ライン)の綿100%半袖シャツもブラウンで買っているが、ジャストサイズのシャツは真面目で古風に見え、おしゃれに見えにくいシルエットだと感じている。これもユニクロの事情として理解できるとする。少し大きめのおしゃれなサイジングは服好きには刺さるが、ユニクロを主に買うのはファッション好きではない人たちで、「大きい、体にフィットしない、自分に合わないサイズだ」と感じて買わないことが多いからだ、というのがGenjiの見立てである。

一方、ユニクロ ユーのこのシャツは、175cmでMサイズを着ると程よく大きく、こなれた雰囲気になり、ユニクロで買ったシャツに見えない。Genjiはこの感覚を、ユナイテッドアローズ、マーカウェア、スティーブンアラン、さらに「言いすぎかもしれない」と断りつつオーラリー、コモリ、セブンバイセブン、ブラームスといった国内ブランドが出す、すっきり落ち着いた無地のシャツに例える。究極的にはロエベやルメールが出す無地のオープンカラーシャツの感覚にも近いという。国内ブランドなら3〜4万円、ラグジュアリーブランドなら10万円ほどする半袖シャツに近い感覚のものが、2,990円で買えるという比較である。メッシュインナーと合わせれば、Tシャツ1枚より涼しく感じるはずだともいう。

着ていく場面と、ブラック/グレーを選ぶ理由

Genjiはこのシャツを着る場面を具体的に挙げた。落ち着いた暗めの店内のレストラン、20代後半から30代の初デートでは、こなれていて大人っぽく綺麗で、それでいて真面目すぎないシルエットのためカジュアルさもほんのり出るという。家族で2泊3日の旅行に行くとき、何着も持っていくのは面倒なので、シャツ1着とTシャツ1着で済ませたいという場面にも相性がいいとする。

色について、白の半袖シャツはシチュエーションによっては硬すぎるが、黒の半袖シャツはラフでカジュアルになる。長袖の黒シャツは素材やシルエットによってはホストっぽく見える瞬間があるものの、この素材の半袖なら「ラフで綺麗め」になるとGenjiは説明する。作りについても、ユニクロでは考えられないほど内側の縫製が綺麗で、ボタンだけがカジュアルで安っぽいということもないと評価した。シワ感が気になる人もいるだろうが、このシャツはむしろシワを楽しむものだという。

もう1色選ぶならグレーを推す。色名はグレーだが青みを感じる清涼感のある色で、今年の夏のメンズはブラックかブルー系の半袖シャツを着ておけば間違いないとGenjiは言う。着回しやすさや挑戦しやすさを求める視聴者を意識してグレーも紹介したとしつつ、ブラックも透け感があって黒すぎない点が良く、2色ともおすすめだとまとめた。

第4位:ユニクロ シー プレミアムリネンオーバーサイズシャツ、良いが大きすぎる

ボクシーシャツと併せて持っておいてもいいと紹介されたのが、ユニクロ シーのプレミアムリネンオーバーサイズシャツである。こちらはリネン100%で3,990円と、ボクシーシャツより1,000円高い。Genjiは、リネンの価格がシルク並みに高騰しているという認識のもと、リゾート感のある風合いをこの値段で着られるのは素晴らしいと評価する。

ただしサイズには不満がある。175cmでMサイズを選んだが、かなり大きく、ワンサイズ下でもいいくらいで、肩も落ちすぎているという。Genjiは、ユニクロ側は「オーバーサイズが流行っている」と意識しているようだが、今の気分は超オーバーサイズと「程よく付き合っていこう」というテンションになってきており、そこをあまり汲み取れていないと感じている。

他の色は多くが完売しており、ユニクロ側もリネン素材のシャツは生産に限界があること、おしゃれな人たちが先に買ってしまうことを理由に挙げる。紹介した色はS・M・Lがまだ残っていたという。これもベージュ系のメッシュインナーと合わせれば非常に涼しく着られるとし、WYMからも8月にリネンの半袖シャツを出す予定だと付け加えた。

第5・6位:ボクシークロップドTシャツは「何にでも合うTシャツではない」

5・6つ目は、ボクシークロップドTシャツの黒と白の2枚である。Genjiは、黒Tと白Tは持っておいたほうがいいとしたうえで、ユニクロが「世界で一番売れている」と言うエアリズムコットンオーバーサイズTシャツに触れる。良いTシャツではあるが、おしゃれでは「そのTシャツどこの?」と聞かれるような希少性が大事で、ひと目で「ユニクロで安く抑えたんだね」と分かる素材感ではおしゃれに見えにくいという。

対してこのTシャツは綿100%で、裏の切り替えも接触冷感もない非常にシンプルなものだが、着丈の短さと身幅の太さによるシルエットが良いとGenjiは言う。ただし、そのシルエットを生かすにはワイドパンツが必要で、合わせるとAラインができてかっこよく見える。バギージーンズとの組み合わせはしっくり来ず、ジャージーバレルレッグパンツとの組み合わせはかっこよく見えた。ZOZOやZARAで売られている太いパンツと合わせる前提のTシャツであり、「これを着れば何でもかっこよくなる」Tシャツではないことは理解してほしい、とGenjiは念を押す。

比較として、Genjiは個人的に好きなWYMのTシャツ2種も挙げた。一つはクールタッチ素材の緩やかでラフに着られるTシャツで、3,000円以内。もう一つは肩と身幅を多少詰め、着丈を短くしたクロップドフィットのTシャツで、2,200円のTシャツの中で世の中で一番シルエットが良いと思っているという。これに対しユニクロのボクシークロップドTは、身幅も肩もしっかり大きく着丈だけ短いので、着丈の短さ以外に新鮮さはない、という評価である。

ユニクロ内の他の選択肢も検討されている。ユニクロ ユーのクルーネックTはMサイズでかなりジャストでギチギチになり難しい。以前紹介したユニクロのボーダーTの特定の色は良いと思っているが、在庫が少なくなっていることと今回の趣旨とは違うことから外したという。そのうえで、太いパンツと合わせる前提ならこれがおすすめで、1,500円で試しやすい、とまとめた。捉え方は人によって違うかもしれないとも述べ、好きな色は圧倒的にブラックだという。

第7位:バギージーンズは「心の底からは勧めきれない」

最後はバギージーンズ。Genjiは、夏ならもう少し太さが欲しいのが本音だと認めつつ、ユニクロでデニムを買いたい人は多いだろうとして、「不本意な選択」ながら7つ目に入れたと説明する。春に長袖と合わせたときのシルエットは心からおすすめできたが、半袖のラフな格好になると細さが物足りない。夏はどうしても上がシンプルになるので、もっとしっかり太いシルエットのパンツがいい、という判断である。それでも加工感があり、これまでのユニクロの細さからすれば太く頑張っている方だと評価している。

価格は4,990円で、ほぼ5,000円である。Genjiは、あと1,000円足せば、多くの色から選べて夏のコーディネートに使えるデニムを買う選択肢が一気に広がると指摘する。ユニクロは店舗が多く、安く、品質も高いが、おしゃれの観点から見てどうかという点は残る。だから盲目的に「ユニクロ、ユニクロ」とならなくてもいいのではないか、と考えさせられるアイテムだとGenjiは述べ、「神7なのにこんなことを言って申し訳ない」と締めくくった。

動画の最後では、紹介したアイテムのリンクを概要欄に掲載していること、革靴やネックレス、ピアスなどの小物はWYMで合わせていたことが案内された。上位3品を「神3」と呼べるほど推す一方、4位以降は大きすぎるサイズ感や、合わせるパンツを選ぶシルエット、夏には細い太さといった不満を残したまま紹介しており、ユニクロだけで夏の装いを完結させることの限界もGenjiは率直に示していた。