5,000円前後のアイテムで組む大人の夏服:7コーデをデニムとスラックスで着回す

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概要

この動画でファッション系YouTuberのGenjiは、「服は好きだがお金をかけすぎたくない」「失敗しない大人のコーディネートを知りたい」という視聴者に向けて、夏の着回し方を解説している。使うのは、パンツなら6,000円前後、トップスなら5,000円以内で買えるアイテムが中心だ。トップスを軸にした7つのコーディネートを、それぞれデニムとスラックスで組み替えて計14パターンを見せる構成になっている。話者は、全部そろえる必要はないと断っている。そのうえで、場面(TPO)や気温に応じてデニムとスラックスのどちらが向くかを判断する材料にしてほしいという。紹介アイテムの多くはWYM(字幕では「ビム」)の商品で、話者の体格は175cm・59kgである。

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コーデ1:白タンクトップ×暗色シャツ×黒のカーブデニム

最初のコーディネートについて、話者は「絶対にやった方がいい」と強く勧めている。理由は、清潔感があり、涼しく、体型を拾わないことだ。もう一つの理由として、トレンド性の強すぎる服は「賞味期限」が早く、翌年には着づらくなることを挙げる。そうならない、長く着られるものだけで組んだという。

構成は、1,000円台のレイヤード用白タンクトップの上に、暗めで質感のきれいなレギュラーカラーの半袖シャツを羽織り、シルエットが湾曲した黒のデニムを合わせるというものだ。タンクトップは前年のものより首元が詰まっているが、それでも開きがある。話者によれば、今年は鎖骨まわりを見せるのがかっこいいという共通認識ができているので、この開きが効くという。

涼しさについては、厚手のTシャツにシャツを重ねると脇まわりが暑くなるが、タンクトップにゆったりしたシャツなら風が通って涼しいと説明する。色は黒・白・黒に、ブラウンやオレンジが差し色として入る構成だ。デニムにシャツを合わせることでカジュアルときれいめが中和され、首元の抜け感とシルエットも手伝ってきれいに見えるという。カジュアルな職場にも、パートナーや気になる相手とのちょっといいレストランにも使える、と話者は評価している。

仕上げとしては、ブレスレットかリングを最低1つ付けることを勧める。首元に華奢なネックレスを足すと「総合点」がさらに上がるという。ベルトはなくても成立するが、色がモノトーンに寄りすぎるので、キーフックや長いベルトを垂らして使うのもよいとしている。風が強い日は脇まわりが見えやすいので、ボタンを閉めて着ればよい。シャツはシワになりにくく、アイロンが苦手な人にも向くという。雰囲気を強めたい場合は、アイウェアを足したりブラウンの小物を加えたりする方法も示した。

靴は5.5cm身長が盛れるもので、話者は「165cmの人は170cmに」と表現している。黒デニム自体はユニクロでも買えるが、このカーブ感とシルエットはほかにない、というのが話者の見方だ。

コーデ1をスラックスに替える:義両親に会う場面にも

パンツをスラックスに替えると、より「きれいめ」になる。話者が想定するのは、パートナーの両親に会う場面だ。スーツのようにかっちりするのはおかしいが、ダメージデニムで行くわけにもいかない。そういうときに使えるという。デニムのときより清涼感が増し、生活が整っていて経済的にも余裕がありそうな男性に見える、と話者は説明する。

シャツをスラックスにタックインすると、おしゃれなショップや一人で行くカフェでも「あいつ違うな」という雰囲気が出るという。さらに、カラー濃度40%程度のレンズのアイウェアを足すと、真夏の日差しの中でクールに決まるとしている。

振り切るなら、黒レザーのクロシェット、黒のバッグ、黒ベルトの時計に替えて、全身ブラックのきれいめコーデにするのもよいという。ただし話者は留保も付けている。シャツ、スラックス、黒レザー小物をそろえたうえでシルエットが細いと、モード寄りになりすぎる。ワイドなスラックスとリラックス感のあるオーバーサイズシャツというカジュアルさがあるから成立する、という説明だ。シャツの一番上のボタンを閉めるだけでもアクセントになるとも付け加えている。

コーデ2:黒Tシャツ×明るいデニム(「彼女大喜びコーデ」)

2つ目は、黒Tシャツに夏らしいブルーのデニムを合わせたシンプルなコーデだ。話者は、男性は夏になると派手にしたくなりがちだと指摘する。そのうえで、カジュアルでありながら落ち着きと清潔感のある黒Tを使ったこの組み合わせが、夏の休日の外出には一番ちょうどいいという。これまで何本も撮ってきた街頭インタビューのシリーズで、必ず1位か2位に入ることが分かっているタイプのコーデだ、とも述べている。

話者は、大人になってからのマッチングアプリの初デートを例に挙げる。気合いが入りすぎていると、大人の目からは「頑張りすぎ」「痛い」と映る。頑張りすぎていない服装に、さりげない小物が1つか2つ添えられている状態が一番いい、というのが話者の考えだ。デニムについては、アイスブルーのブラスト加工が一番人気だと認めている。そのうえで、あえて少しずらした清涼感のある色を選べば、ほどよく差別化できるとした。

着方としては、前だけタックインして後ろを流すと、ベルトがちらりと見えて脚も長く見えるという。全部タックインしてもよい。価格については「5,940円、2,200円、8,000円台」で組めると話している。

Tシャツはスリムクロップドフィットで、背面まで立体裁断の縫製が効いている点が気に入っているという。丈は短めだが、話者はこれ以上短いものには注意を促す。つり革をつかんだときにお腹が見えるのを気にする人は多いが、短すぎるとしゃがんだときなどにお尻が見えてしまうことがある。丈の短い服が流行っていても、そこは気をつけてほしいという。個性を出したい人は、長めのネックレスやアイウェアで「味変」ができる。

コーデ2をスラックスに替える:若者の多い場で差をつける

スラックスに替えると一気に大人っぽくなる。話者によれば、明るいブルーのデニムは若い層に非常に人気で、街中でもよく見かける。そこと差別化したいなら、あえてクリーンな大人向けのスラックスを選ぶのがよいという。タックインして袖を1回まくると、夏祭りで高校生が大勢いる中、20代後半から30代前半の男性が彼女を連れて歩いているような「近所に住んでいそうな」大人の雰囲気になる、と話者はたとえている。ここで視聴者に「黒×ブルーと黒×ベージュ、どちらが好きか」と問いかけている。

コーデ3:白のオーバーサイズTシャツ×きれいなデニム

3つ目は白のオーバーサイズTシャツだ。話者の説明では、筋肉があるのをあえてオーバーサイズで隠すのが大人っぽくてかっこいい。逆にお腹が出てきた人は、それを隠すこともできる。素材は表面がコットンで、接触冷感と吸水性があり、汗を吸って乾かしてくれるという。2,000円台だが高そうに見える点を評価している。

合わせるデニムについては、ポケットがたくさん付いたパンツが流行った時代もすぐに去ったと話者は振り返る。加工感のないシンプルなデニムがよいという。このヴィンテージカーブデニムは、ブラックとインディゴだけオレンジのステッチが3本入っていて、そのラインが美しいという。Tシャツがオーバーサイズだからこそ袖を2回まくれる。そうすると、ただTシャツを着ているだけでなく着こなしにこだわりが見える。話者は、夏のビアガーデンで一番雰囲気が出るコーデだと表現する。シルバーのネックレスを乗せるだけで完成するという。

白を選ぶ理由として話者が挙げるのは、今は黒Tが主流になっているという見立てだ。服好きの間では「最近黒Tしか着ていない」という人が意外と多く、だからこそ白で差別化するとかっこいいという。旅行の場面では、日差しがまぶしいときにサングラスをかけ、室内に入ったら襟元に掛ける。話者はこれを「足し算じゃない、必然をやる」「大人は必要なことしかしない」と表現している。

コーデ3をスラックスに替える:白Tは「一工夫」が要る

スラックスに替えた場合は、25%程度の薄いレンズのアイウェアを合わせる例を見せた。ただし話者は、白Tを外に出してスラックスを履いただけでは「白T着てスラックス履いただけ」に見えてしまうと注意する。女性の視点からも「気合いが入っていない」「楽している」と厳しく見られることがある。白Tは楽なアイテムなので、楽をしているように映りやすいという。

対策として話者が挙げるのは、タックインする、バッグや時計などの小物を持つ、首元にTフックを足す、袖をまくる、といった工夫だ。個人的には、前だけタックインして横から後ろに流す着方が、多少の工夫が感じられて好きだという。腕にも腰まわりにも何も付けていない自分の今の状態を例に出し、「ちょっと楽すぎるよね」とも話している。

この流れで、今年は白Tだけでなく半袖のヘンリーネックにも挑戦してほしいと勧めている。首元の抜け感があるだけで、同じ色の組み合わせ、同じくらいの価格帯でも雰囲気が大きく変わるという。白のヘンリーは短めの丈で作られているので、タックインしても、ラフに外に出してもかっこいいとしている。

コーデ4:黒ヘンリーネック×加工デニム

4つ目は、今年旬だという黒のヘンリーネックTシャツに、ブラスト加工やヴィンテージ加工のあるデニムを合わせたものだ。黒のスラックスや黒デニムでもよいが、加工があるおかげで全身が真っ黒になりすぎず、濃淡のあるブラックになるという。横から見たときと前から見たときで色やシルエットの見え方が変わるので、360度どこから見てもかっこいい、と話者は評する。上を着て下を履くだけで完成するのも利点だという。

想定シーンは、男女6人以上が集まる飲み会で、なんだかんだ一番目立つ人の服装だ。気さくに話せる雰囲気と男らしさ、大人っぽさを兼ね備えているので、パートナーと2人で出かけるときにもドキッとさせる、と話者は述べる。ネックレスをさらっと足すとよい。丈が短すぎないので、ワイドなデニムと合わせると今年旬のAラインシルエットになるという。

AVIREX(字幕では「アビレックス」)やユニクロのヘンリーと比較した映像も挿入されている。話者はこのWYMのヘンリーネックが一番好きだと述べ、動画の中でもトップ3に入るおすすめだとしている。

コーデ4をスラックスに替える:ボタンを閉めて上品に

スラックスはダークブラウンに替えた。デニムのときは若い大人でも挑戦しやすいカジュアルなコーデだったが、きれいなスラックスを合わせるとヘンリーネックが違う表情を見せる。落ち着いた組み合わせにも黒ヘンリーが幅広く使えることが分かるはずだ、と話者は言う。

普段はヘンリーのボタンを開けて着ることが多いが、閉めると上品になるという。ルメールのコレクションで上までボタンを留めてタックインしていたものが「あったようなないような」と、記憶が曖昧なまま触れつつ、ボタンを閉めてタックインする着方を見せた。クルーネックだけでなくヘンリーネックもこの夏押さえてほしい、というのがこの節の結論である。

コーデ5:オープンカラーシャツ×メッシュインナー×加工デニム

5つ目は、オープンカラーシャツの下にクールドライのメッシュインナーTを着るコーデだ。メッシュインナーは涼しく、汗を吸ってすぐ放出するので快適だという。首の抜け感を最大限出しながら、WYMのレーザーフェードデニムを合わせている。シャツはガーゼ素材で、映像では分かりにくいが素材に凹凸のあるジャカード織りだ。話者はいくつかの国内ブランドの名前を挙げ、それらを思わせるドメスティックブランドのような贅沢な雰囲気があると評している。

シーンとしては、ドライブデート、子ども連れの外出、20代のサウナ旅行などを挙げる。重ための質感のワイドなデニムに、首の抜け感と軽やかなシャツがよく合うという。足元はトングサンダルに替えた。話者自身が最近買ったもので、ストラップのおかげで歩きやすく、ソールが厚いので身長も盛れるという。

コーデ5をスラックスに替える:気温32度の日の外出着

スラックスに替えると、話者は「気温32度、暑すぎるけど出かけたい」という日に向くという。涼しい素材のシャツを上に乗せるだけで、スラックスでも風を感じられる。ここでは別ブランドのストラップ付きトングサンダルを合わせた。こちらも歩きやすく、最近はいろいろなブランドから出ているという。シャツの素材感は映像では伝わりきらないが、触ると本当にいい、とも話している。

トレンドについて話者は、きれいなフォーマル寄りのスタイリングが人気になってきているとの認識を示す。一方で、SNS映えするファッションはまだ高校生・大学生に多い。話者はチャンネル内でそれを「子どもトレンド」と呼んでおり、大人はそこを客観視して、冷静に品のあるファッションを心がけようと呼びかけている。

コーデ6:定番色を外したヘンリーネック

6つ目のテーマは「王道カラーを外す」ことだ。話者自身、ヘンリーネックはブラックが一番好きな色だという。ただ、好きだからといってブラックを買うのは王道すぎる。そこをぐっとこらえる、あるいはブラックとチャコールを持っているなら次は別の色を買う、という選び方を勧めている。デニムも、話者自身よく履く明るいブルーではなく、落ち着いた色を選んだ。

足元はトングサンダルだ。一度靴下を脱ぐとまた履くのが面倒になるので、夏の気分に合わせたという。一方で、革靴や指先が見えないレザーサンダルの方が、どこにでも出かけていけるとも補足している。定番色を少しだけ外すことで、おしゃれな人の色選びになる、というのが話者の主張だ。

コーデ6をスラックスに替える:黒×黒との比較

合わせたのはダークブラウンのアムンゼンスラックスである。話者は、王道の黒ヘンリーに黒スラックスをタックインするコーデも大好きだと認めている。そのうえで、こちらの方が差別化できて大人っぽいという。タックインしてボタンを閉めた姿を見せ、電車で立っているだけで自然と視線が集まるような大人の雰囲気だと評した。

コーデ7:白半袖×ベージュのメッシュインナーのホワイト・グレー

最後は、白の半袖の下にベージュのメッシュインナーを着るコーデだ。インナーは乳首が透けるのを防ぎつつ、涼しく快適に着られるという。ホワイトとグレーでまとめている。スラックスと比較しても色彩の変化はそれほど大きくない。それでも素材とシルエットが変わるだけで雰囲気が変わる、と話者は説明する。

ホワイトとグレーだけだと色を足したくなるので、ブラウン系のバッグなど小物で色を加えるのがおすすめだという。旅行や、秋冬物が入り始めたセレクトショップを一人で巡るときに向くとしている。

締めくくり

動画の最後で話者は、「絶対に失敗しない、楽で決まる大人のコーディネート方法」として7つを紹介したと振り返り、動画を終えている。全体を通して話者が繰り返したのは、次のような考え方である。トレンドに寄りすぎない、長く着られるアイテムを選ぶ。定番から少しずらして差別化する。首元の抜け感やタックイン、袖まくりといった小さな工夫で「楽しすぎ」に見えないようにする。場面に応じてデニムとスラックスを使い分ける。