「AI半導体様には足を向けて寝られない」 ちょる子さんとkenmoさんが語る2026年末の日経平均予想と前半戦の明暗
テレ東BIZ ダイジェストテレビ東京WBSの企画「となりのインベスター」に、2人の個人投資家が出演した。1人は2人の娘を育てながら5億円の資産を運用するママ投資家のちょる子さん。もう1人は会社員時代に300万円から投資を始め、同じく5億円の資産を運用するkenmoさんである。2026年も残り2カ月半となった10月時点で、2人は年末の日経平均株価を予想し、AI半導体株が主導したここまでの相場を振り返った。同じ相場でも2人の結果は大きく分かれ、ちょる子さんは大きな利益を確定させた一方、kenmoさんは「前半戦は本当に苦労した」と語っている。この記事は座談会の前編にあたる。
2026年の日経平均の推移
番組はまず、ここまでの株価の動きを確認した。日経平均は年初に5万1000円台で始まり、半導体関連株が主導して堅調に推移した。2月には早くも5万8000円台に上昇し、3月は年度末の調整が入ったものの、4月に急反発して一気に6万円台へ乗せた。6月中旬には史上最高値となる7万2000円台を記録した。その後はAI半導体株が調整局面に入ったが、徐々に回復し、再び7万円に迫っている。収録時点の水準はおよそ6万8000円だった。
ちょる子さんの予想:6万8000円、一度下げてから戻す
ちょる子さんの年末予想は6万8000円で、収録時点とほぼ変わらない。ただし横ばいで推移するという意味ではない。本人のイメージでは、一度下がってから再び上がり、最終的に今と同じ水準に落ち着くという。
ちょる子さんは、現在の相場ではAI半導体株を中心に資金が流入しているとみている。そのうえで、資金調達の度合いや、一部セクターで足元の信用(クレジット)リスクが高まっている点を懸念している。この問題が表面化すれば、一旦売られるリスクがあるという見立てだ。一方で、AI半導体相場全体は好調だと考えており、懸念が落ち着けば再び買いが入るとみる。日経平均の約40%を半導体が占めるため、AI半導体が順調でも値動きには波があるだろうというのが予想の前提になっている。
AI半導体の影響は今後も続くかという問いに、ちょる子さんは「ここが一番のテーマになる」と答えた。根拠として挙げたのは、前日に公表されたIMFの世界経済見通しである。世界全体のGDP見通しは引き上げられ、その最大の要因はAIと半導体だった。一方、日本のGDP見通しは0.7%で据え置かれた。AI半導体は好調でも、金利上昇と原油高が足を引っ張るためだという。ここからちょる子さんは、今後はセクターが二分されると予想する。AI半導体は強気でよいが、金利上昇や原油高の影響を受ける業界は業績面で厳しくなるという見方である。
kenmoさんの予想:7万3282円、TOPIXの底上げに期待
kenmoさんの予想は7万3282円と、かなり細かい数字だった。kenmoさんは、現在の6万8000円台は日経平均にとって「居心地がいい」位置で、上にも下にも行かずにしばらく推移しているとみる。そのうえで、6月に日経平均がピークをつけてから信用取引の期日である約半年が年末にあたること、年末特有の資金の流れがあることを挙げた。この2点から、年末に一度は7万2000円をトライすると考え、そこを少し超える7万3000円程度をイメージしたという。下2桁の「282円」に根拠はなく、「おぼろげに見えてきた数字」だと本人は話している。
kenmoさんがもう1つ注目するのは、ちょる子さんも触れた二極化の話に関連して、日経平均とTOPIXの動きの違いである。AI半導体主導の日経平均が強い一方で、足元ではTOPIX改革が進んでいる。TOPIXへの新規組み入れ銘柄と除外候補銘柄が発表され、600銘柄以上が除外候補に入った。これまで1600銘柄ほどあったTOPIXの構成銘柄は、1000銘柄を切る見通しだという。kenmoさんは、これにより海外投資家も含めてTOPIXへの買いが入る可能性があるとみる。これまでのような日経平均一極の相場ではなく、日本株全体が底上げされつつ、日経平均が年末にかけて7万3000円を目指す流れになるというのが、kenmoさんの描くシナリオだ。
収録時点から5000円以上の上昇を見込む予想だが、kenmoさんは今の相場のボラティリティの大きさを強調する。5%や8%は簡単に動くため、年末は6万8000円程度かと思っても、1〜2週間で一気に上がってしまう環境だという。逆に下がる可能性もあるのは怖いと認めつつ、年末にかけて右肩上がりであってほしいという願望も込めた予想だと話した。
「午尻下がり」の格言をどう見るか
2026年は午年で、相場には「午尻下がり」という格言がある。ちょる子さんは少し気にしていたと認めた。ただ、5万1000円で始まった年であることを考えると、そこまでは下がらないと思うという。下がっても10%程度、つまり6万2000円くらいだとすれば、予想レンジは6万2000円から7万3000円の間になる。ちょる子さんはこれを「予想も何もない感じ」と笑った。
kenmoさんは、5年前や10年前なら格言をかなり意識していただろうと話す。10年前はデフレからインフレへ徐々に移行する途中で、デフレマインドがまだ強く、株よりも現金で持つ価値が高い時代だった。今はその逆で、現金の価値がどんどん目減りしており、何らかの資産で持つことに価値があるという。株価は円に対する値付けであり、その円の価値がインフレ下で目減りしている以上、暴落を考えすぎない方がよいというのがkenmoさんの考えだ。
もちろんボラティリティの大きさには注意が必要だとしたうえで、kenmoさんは、相場が大きく動いたときに慌てて売ると二度と買い戻せなくなる、と指摘する。大きく下がって大きく上がる相場を今年は何度も見てきたからだ。そのため、アノマリーは意識しつつも、下がったらきちんと買うという姿勢でいるべきだと話した。自分はもともとネガティブな性格なので、ネガティブ思考になりすぎないよう、アノマリーを意識しすぎないようにしているという。
ただし、気にすべき点として、kenmoさんは11月の米中間選挙を挙げた。その動向次第では、ポジションのリスクオフもありうるという。警戒しながらもポジションはしっかり持っておく、というのが現在のスタンスである。
ちょる子さん:1月にAI半導体を「フルフル」で買う
ここから話題は、2026年10月までの振り返りに移った。AI半導体株に投資したかという問いに、ちょる子さんは「めちゃくちゃしました」と即答した。1月から2月にかけては、AIと半導体を「フルフル」で買っていたという。
今年最も利益が出た銘柄は、収録前に確認したところ、東京エレクトロン、第一工業製薬、AIメカテック(字幕では「アイメカテック」)、アドバンテスト、古河電工の順だった。いずれも1月に購入し、住友電工やJX金属も買っていたという。
1月に買った理由について、ちょる子さんは衆議院解散を挙げた。もともと今年中に解散があると予想していたところ、高市さんが解散の話をした。解散となれば期待から海外投資家の資金が一気に流入し、先物主導で相場が上がると考えたという。そこでAI半導体関連銘柄を中心に買った。中でも東京エレクトロンは日経平均への寄与度が高い銘柄なので、特に集中して買った。解散の話が出たのは金曜日の夜11時か11時半ごろで、まだ「解散するかもしれない」という程度のニュアンスだったが、ちょる子さんは「これは買わなくてはいけない」と思い、PTS(私設取引システム)で大量に買ったという。
「ガチャガチャ動かす」売買スタイル
東京エレクトロンを売ったのは、2月の決算後、2月末ごろだったという。ちょる子さんは自らの売買を「ガチャガチャ動かす」と表現する。決算期には、AI半導体関連で最初に決算を発表したディスコが高値をつけたのを見て、AI・半導体セクターはかなり堅調だと判断し、他社の決算もまたいで保有するという動き方をしていた。
東京エレクトロンも、1カ月ちょっとで手放した後に何度も買い直している。イランショックが起きた際には、4月第1週の月曜日に買うと決めており、東京エレクトロン、アドバンテスト、古河電工を買いに行ったという。こうした売り買いを繰り返した結果が今年の大きな利益につながった、とちょる子さんは振り返る。
利益額は、東京エレクトロンだけで5000万円、第一工業製薬で4500万円で、いずれも確定益だという。2銘柄でほぼ1億円になる。買った時点でここまで儲かると思っていたかと聞かれると、「こんなに上がると思わなかった」と答え、特に東京エレクトロンの恩恵が大きかったと話した。冒頭の「AI半導体様にはもう足を向けて寝られない」という言葉は、この振り返りの中で出たものだ。
kenmoさん:1〜2分で800万円の損失
対照的に、kenmoさんは自らを「ちょる子さんにお金を吸われた側」と表現した。前半戦は本当にきつかったという。
kenmoさんによれば、AI半導体相場はあったものの、ボラティリティが非常に大きかった。年始にキオクシアを買って6月に売っていれば5倍儲かった、と今からなら言える。しかし相場の渦中にいると、1日で5%、10%が平気で動き、米国市場が開いた途端に急落してPTSも急落するなど、夜も眠れない状況だったという。
さらに、著名なインフルエンサーなどが「意識をアップデートしなければいけない」「AI半導体にベットしなければいけない」と発信する流れの中で、焦ったトレードもしてしまった。あるとき、デイトレードで普段は取らない大きなロットのポジションを取り、1〜2分で800万円ほどの損失を出したという。ロットの規模は3億〜4億円ほどで、それが2%動いて損失を確定させられた。
この経験から、kenmoさんはメンタル面でもよくないと判断し、一度相場から距離を置くことにした。AI半導体の動きを見つつ、大きく売り込まれていた情報通信セクターの銘柄に逆張りもした。4〜5月ごろには、やはりAI半導体に入らなければいけないと考え、日経平均が一度5万2000円ほどまで下がった後のリバウンド相場では、キオクシアや古河電工など大きく下がった銘柄で「まあまあついていけた」という。それでも、大きく負けたり大きく勝ったりを繰り返す前半戦は本当に疲れるもので、こうした相場は個人的には嫌だと話した。
中小型株から資金が抜けていく焦り
なぜ焦ってしまったのかについて、kenmoさんは自分の得意分野との関係で説明した。kenmoさんは中小型株が好きだが、前半は中小型株から資金が抜け、AI半導体を買わなければいけないという雰囲気になっていた。中小型株が上がらずAI半導体だけが上がるならまだしも、「中小型株を売ってAI半導体を買わなければいけない」という空気だったという。
その結果、中長期で保有している中小型株のポジションは、何もしていないのに評価額がどんどん下がっていった。会社自体の業績は絶好調で、しっかり成果を出しているにもかかわらず、PER(株価収益率)は下がり続けた。kenmoさんはIRの仕事もしており、多くの中小型企業がIRに力を入れ、業績を伸ばそうと努力しているのを見てきた。それでも市場は誰もそちらを見ず、AI半導体ばかりに資金が向かう。その環境に自分を適応させるのに時間がかかったのは仕事柄もある、とkenmoさんは語った。
kenmoさんによると、今年はAI半導体にがっつり乗れた人と乗り切れなかった人に分かれる相場で、自分は乗り切れなかった側だった。むしろ後半の方が調子がよくなり、パフォーマンスが上向いてきたという。周りに聞いても、日経平均が上昇する中で乗り切れていない人はいたはずだとし、人それぞれ得意な相場があるのだから、自分の得意なフィールドで勝つことが大事だと改めて感じた前半戦だったと締めくくった。
「2泊3日」の保有期間
前編の最後に、聞き手はちょる子さんに、利益の大きかった銘柄も買ってから長期で保有したのかと尋ねた。ちょる子さんの答えは「2泊3日ぐらいだったと思います」。1億円近い確定益を生んだ取引の多くが、長期保有ではなく短期の売り買いの繰り返しだったことを示す一言で、前編は終わる。
なお、番組冒頭のダイジェストでは、後編の内容として「短期的な目線を捨てたらパフォーマンスが劇的に良くなった」という趣旨の発言や、「来年の日経平均は8万8000円」という強気の予想、「株価だけを上げようとしている会社は継続的には上がらない」「社長がよく変わる会社には気をつけた方がよい」といった発言が予告されていた。
1月、2月の時は、もうAIと半導体、フルフルで買ってましたね。エレクトロンだけで5000万円。もうAI、半導体様には足向けて寝れない。
そうですか。1分、2分ぐらいで800万円ぐらいやられたっていう。
もう短期的な目線は捨てようと。発想を捨てたらパフォーマンスが劇的に良くなると。
来年、日経平均はすごく強気。8万8000円とかいくんじゃないかな。
おお。株価だけを上げようとしてる会社さんは継続的には上がらない。
社名ロンダリングの会社と、社長がよく変わる会社っていうのは、ちょっと気をつけた方が良い。
WBS、隣のインベスター。今日は著名な2人の個人投資家にお越しいただきました。まずは2人の娘を育てる主婦でもあり、ママ投資家として5億円の資産を運用しているちょる子さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そして元手300万円から投資を始め、同じく5億円の資産を運用しているkenmoさんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お2人の著名な個人投資家にお越しいただきました。そして今年も残すところあと2ヶ月半、年の終わりが見えてまいりました。改めてここまでの株価の推移をここで確認したいと思います。こちらです。
年初に5万1000円台で始まった日経平均は、半導体関連株が主導し、堅調に推移します。2月には早くも5万8000円台に上昇。その後3月は年度末の調整が入りますが、4月に急反発し、一気に6万円台へ。そして6月中旬には史上初の7万2000円台を記録しました。これ以降はAI、半導体が調整局面に入りましたが、徐々に回復し、7万円に再び迫っていますという状況なんですが。
お2人にはここで、2026年末、日経平均株価がいくらになっているのかを、早速予想していただきたいと思います。ちょる子さんから伺ってもいいですか?
はい。そうですね。かなり難しい予想ですけれども、6万8000円でお願いします。
6万8000円。こちらですね。6万8000円。撮影時点ではおよそ6万8000円ですから、ほぼ変わらず。
はい、そうですね。でも私の中の想定だと、一度下がってからまた上がっていくみたいなイメージですかね。
なるほど。
下がって上がって、最終的には今と同じぐらいになるかなっていう予想で。基本的にはAI、半導体株が中心に今お金が入ってきている状態ではあるんですけども、ここの資金調達の度合いだったりとか、あと足元の信用、クレジットがちょっと一部のセクターで上がっているっていうところから、ちょっとそこは懸念してまして。そこの課題が出てきた時に、一旦売られるリスクがあるかなと。
ただ、全体のAI、半導体相場っていうのは堅調と見ているので、またそこが落ち着いたら買いが入ってくるんじゃないかなっていうような予想で。日経平均株価、40%半導体指数なので、AI、半導体がこのまま順調になるけど、波はあるかなっていう予想のもとですかね。
そうですか。やはり今年かなりAI、半導体の影響っていうのは大きかったですけど、この後もまだまだ影響っていうのは続きそうですか?
はい。もうここが一番のテーマになってくると思いますし、ここが一番今伸びてるセクターになるのと、あとIMFの世界経済見通しが昨日公表になりましたけれども、世界全体のGDPは引き上げになったんですね。それの要はAIと半導体が、そこが一番大きい。一方で日本のGDPの見通しって0.7から0.7で横だったんです。
それの理由としては、AI、半導体はグッドだけど、やっぱり金利の上昇と原油高っていうところが足を引っ張るっていうようなところで、ここからは多分セクターは二分していくかなと。AI、半導体は強気でも、その金利が上がることと、原油が上がることによる影響を受けてしまう業界は、ちょっと業績としては厳しいという見方をされて、横なのかなっていうような。
なるほど。ありがとうございます。一方でkenmoさんは、今年の年末、日経平均株価いくらになっていると考えてますか?
これ予想大変難しいんですけれども、7万3282円でしょうか。
かなり細かい数字が出てきました。7万3282円。これはどうしてこの値に?
そうですね。今の6万8000円台というのが、日経平均の居心地としては割といい位置なのかなと思ってまして。上にも行かず、下にも行かずというところで、結構この辺のレンジ帯でしばらく推移してると思うんですけれども。大体6月に日経平均ピークつけまして、その信用期日、大体半年が年末にあるっていうところと、やっぱり年末のご祝儀相場みたいな資金の流れで、一回7万2000円はトライするのではないかなと思っていて。
そこにちょっと7万2000円を少し超えて7万3000円ぐらいかなというイメージの中で、あまり282円というところに根拠はないんですけど。
根拠はないんですね。
おぼろげになんか7万3282円という数字が見えてきまして。日経平均と、それからTOPIXとの動きが、二極化という話をちょる子さんされてましたけれども、私は当然AI、半導体主導の日経平均は強い一方で、足元、TOPIX改革ですね。
TOPIXの新規組み入れ銘柄、それから除外候補銘柄という形で発表されまして、600銘柄以上が除外候補銘柄に入って。ここから先、TOPIXに残る銘柄というのが、今まで1600銘柄ぐらいあったのが1000銘柄を切るというような形になっていく中で、結構海外投資家も含めてTOPIXに対する買いというのが入ってくる可能性があるかなと思っています。
今までみたいな日経平均一極相場というよりも、TOPIX、日本株全体の底上げがされつつ、日経平均7万3000円を年末にかけて目指していく流れではないかなと思って、この数字を出しました。
この撮影時点では6万8000円程度ですから、今からおよそ5000円以上値上がりするという予想。
結構やっぱりボラティリティが大きいので、簡単に5%とか8%とか動いてしまうんですね。だから6万8000円で年末行くかなと思っても、1週間、2週間ぐらいでするっと全然上がってしまう相場環境なので、逆に下方向もあるっていうのはちょっと怖いんですけれども。イメージ、年末にかけてやっぱり右肩上がりで行ってほしいなという願望も込めて。
お2人とも全然違う予想が出てきましたけど、この2026年、午年で「午尻下がり」という相場の格言がありますが、そういった格言っていうのはお2人は意識されますか?
ちょっと気にはしてましたね。でも多分今年5万1000円スタートで考えると、そこまでやっぱり下がらないかなっていうのは思いますし、下がっても10%くらいかなと思ったら、6万2000円くらい。だからちょっと予想するにも、6万2000円から7万3000円ぐらいの間みたいな、予想も何もない感じになってきましたけどね。
kenmoさんはいかがですか? そういった相場の格言というのは。
そうですね。午尻下がり、今から5年前、10年前であったら結構意識してたと思うんですけどね。10年前ですと、それこそデフレ環境、デフレから徐々にインフレに進んでいくっていう流れの中で、まだまだデフレマインドが強い中で、株で持っているよりも現金で持っている価値が高かったという時代から、今逆ですよね。
何かしらの資産で持っておくっていうことに価値があると。現金の価値がどんどん目減りしていってるっていう中で、あんまり株が下がる、それって、株のベースって円に対する株価っていう値付けがされているわけで、そのベースとなる円の価値が今インフレ下においてどんどん目減りしているっていう中で、あんまり暴落っていうことを考えすぎない方がいいのではないかなと思いまして。
当然ボラティリティが大きくなるというところは気にしなければいけないんですけれども、あまりマーケットが大きく変動した時に慌てて株を売却してしまうと、もう二度と買い戻すことができないみたいな。そういうぐんと下がってぐっと上がっていくみたいなマーケット、今年何度も見てきましたし。そういうことを考えると、基本的にはアノマリーは意識しつつも、下がったらちゃんと買おうというようなスタンスでいるべきなのかなと思ってますので。
翻って、あんまりネガティブ思考、私、根がネガティブなので、どちらかというとネガティブ思考になりすぎないように、あまりアノマリーというのを意識しすぎないようにしていこうかなと思ってます。
なるほど。あくまでも自分の原則に従ってっていうところなんですね。
そうですね。やっぱりただ、気にしなければいけないのはアメリカの選挙ですね。選挙の動向というのが4年に一度で、今年、中間選挙が11月にありますけれども、そこの動向を踏まえて、場合によってはポジション、リスクオフという形もあるかなと思いますので、少し警戒しながらポジションはしっかり持っておくという感じかなと思います。
ありがとうございます。それではここからはお2人と、この2026年の10月時点までの株価、株式市場のことを振り返っていきたいと思います。まずはお2人、今年やっぱりAI、半導体株というのがかなり影響大きかったですが、お2人はAI、半導体株に投資というのはされましたか?
めちゃくちゃいたしました。
めちゃくちゃ。
めちゃくちゃしました。
どれぐらいされたんですか?
どれぐらい? どれぐらいっていう表現難しいですけど、それこそ1月、2月の時は、もうAIと半導体、フルフルで買ってましたね。
おお、フルフルで。ちなみにどういった企業の株を買ったかっていうのは?
そうですね。今年一番利益出てたのは、さっき確認したら東京エレクトロンと、その次が第一工業製薬で、アイメカテック、アドバンテスト、古河電工でした。
なるほど。それ、ちなみにいつ頃買ったんですか?
これは1月ですね。
今年の1月。
1月です。あと住友電工とJX金属とかも買いましたね。1月にはちょうど高市さんが解散するっていうお話をされたんですね。もともと今年解散するっていう予想をしていて、そうすると期待で海外投資家さんから一気にお金が入ってくるので、先物取引主導で上がるかなっていうところで、AI、半導体関連銘柄を中心に買う。
その中でも東京エレクトロンがすごく日経平均の寄与度が高い銘柄なので、東京エレクトロンを、解散の話が出たので、金曜日の夜だったんですけど、PTSでとにかく買うみたいな形で。
もう解散の報道が出た後すぐに買って。
すぐにですね。確か11時とか11時半ぐらいだったと思うんですけど、もうその解散するかもみたいなぐらいのニュアンスだったんですけど、これは買わなくてはいけないと思って、PTSでいっぱい買いました。
それを買った結果、売ったのはいつ頃だったんですか?
その時に売ったのは2月の決算の後ですかね。エレクトロンに関して言うと、2月の決算、2月の末ぐらいとか。結構私ガチャガチャ動かすので。
ガチャガチャ動かす。
ガチャガチャ動かすので。さっき言った銘柄も、決算出て。またAI、半導体関連銘柄って、ディスコが一番最初に決算出て高値をつけたんですよ。これでAIセクター、半導体セクターはかなり堅調で、もう軒並み同業他社を全部決算またぎみたいなやり方をしてましたね。
じゃあ、東京エレクトロンに関しては1ヶ月ちょっとしか保有はしていなかった。
その後も何度も買い直したりしてます。この後イランショックが来て、4月の第1週の月曜日に買うっていうのを決めてたんで、東京エレクトロンとアドバンテストと、あと古河電工を買いに行くっていう。
なるほど。それで色々何回か売り買いをした結果、今年かなり儲かった方だったっていう。
はい、そうですね。もうAI、半導体様には足向けて寝れない。
そうですか。なるほど。kenmoさんはいかがですか?
私はちょる子さんにお金を吸われた側なんですよね。本当に前半、本当にきつくてですね。AI、半導体相場あったんですけれども、ボラティリティが大きいわけですよ。
今から振り返ってみれば、年始にキオクシアを買って、6月に売ってれば5倍儲かったねとか、今から振り返れば5倍、10倍儲かったねって言えるんですけれども、その時にマーケットに入ってると、もう1日で5%、10%平気で動くと。アメリカのマーケットが開いた途端に急落し、PTS急落したりとか、もう夜も眠れないっていう感じ。
周りが、やっぱり意識をアップデートしていかなければいけないみたいな、著名なインフルエンサーの方々がAI、半導体にベットしなければいけないみたいな流れの中で、ちょっと焦ったトレードもしてしまってですね。
一回、デイトレで普段は取らないような大きいロットのポジションを取ってしまって、1分、2分ぐらいで800万円ぐらいやられたっていう。
そんなに。
そうなんですよ。
すごいロット張りましたね。
3億とか4億ぐらいロットをバーンと張って、それが2%動いて、1、2分で飛ばされて。これちょっとメンタル的にも良くないなと思って、ちょっとマーケットから距離を置こうと思って。
AI、半導体の動きを見つつ、一方でSaaSの情報通信セクター、ものすごく売り込まれてた銘柄もあったりしたので、それの逆張りもしつつ。4月、5月ぐらいから、言うてもAI、半導体入らなければいけないなと思ったので、キオクシアとか古河電工とか、大きく下がった、一回5万2000円ぐらいまで下がった後の次のリバウンド相場はまあまあついていけたんですけれども。
ただ結構ボラティリティが大きい相場の中で、大きく負けたり、大きく勝ったりって、結構もう本当に疲れる前半戦だったので、あのマーケットはちょっと個人的には嫌だなというふうに思ってます。
そうですか。
なるほど。先ほどちょる子さんは実際にAI、半導体株で恩恵を受けた側というお話ありましたけれど、具体的にはいくらぐらい儲かったんですか?
一応トータルというよりは、エレクトロンだけで5000万円。
5000万円。
第一工業製薬で4500万円。これ確定益ですね。
じゃあ、2つの株だけでほぼ1億円。
いやあ、AI、半導体様々ですね。
なるほど。買った時点ではそこまで儲かるっていうふうには思ってました?
いや、思ってないですね。こんなに上がると思わなかったですね。東京エレクトロン、特に恩恵にあずかりましたね。
なるほど。じゃあ、自身でも想像以上の儲けが出たっていうところだったんですね。
はい。
一方で先ほどkenmoさんは、少し焦ってしまったという話もありましたけど、これどうして焦ってしまったんでしょう?
これですね、やっぱり私、中小型株が好きなんですけれども、徐々に中小型株からお金が抜けて、AI、半導体を買わなければいけないっていう、そういう雰囲気になってたのが前半なんですね。中小型株が上がらなくって、AI、半導体だけが上がるならまだしも、中小型株を売ってAI、半導体を買わなければいけないって、もうそういう雰囲気だったんですよね。
こうなると、中小型株で中長期で持ってるポジションがどんどん評価が下がっていくわけですよ。何もしてないのに。会社自体が業績は絶好調だったり、業績しっかり出していくにもかかわらず、PERがどんどん下がっていって。
私、IRの仕事をやってるもので、結構いろんな中小型の会社さん、皆さんIR頑張ってらっしゃったり、業績もしっかり伸ばそうとしてらっしゃったりする中で、もうマーケット、誰もこっちを見てくれてない。AI、半導体ばっかりに行ってるっていう、そのマーケット環境に、仕事柄っていうところもあるんですけれども、ちょっと自分を適応させるのに時間がかかって。
本当にAI、半導体にがっつり乗れたっていう人と、なかなか乗り切れなかったっていう二極相場の中で、私はどちらかというと乗り切れなかった側だったので、前半本当に苦労しましたね。むしろ後半の方が割と調子が良くなってきたというか、パフォーマンスが良くなってきたかなっていう感じ。そのぐらいです。
前半戦はkenmoさんにとってはちょっと難しい相場だったということですね。
いや、本当に。人それぞれやっぱり得意な相場、不得意な相場があって。ただ本当に周り聞いてみても、やっぱり日経平均が上昇する中で、なかなか乗り切れてないって方もいらっしゃったと思うんで。本当に人それぞれ得意な相場あると思うんで、そういうところでちゃんと自分の得意なフィールドで勝っていくっていうのが大事なのかなって改めて感じた、今年の前半戦です。
先ほどちょる子さん、ご自身でガチャガチャするっていう話ありましたけど、こちらの株も買ってから長期で保有したのか?
いや、もう2泊3日ぐらいだったと思います。
2泊3日。
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