NOBROCK TV「捨て猫」メンバー総入れ替えオーディション1回戦――27人の「切ない自己紹介」と12人の通過者

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概要

佐久間宣行のNOBROCK TVが、「捨て猫」と呼ばれるメンバーを総入れ替えするバラエティオーディションを始めた。1回戦の進行役は、ホリプロのバラエティオーディション出身の井上咲楽とラランドのニシダである。書類選考を通過した27人が「切ない自己紹介」に挑み、12人が2回戦に進んだ。合否よりも「誰が目立てるか」を見る企画だと、主催側は最初に説明している。

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企画の成り立ち:「捨て猫」はたまたま生まれた集団だった

冒頭で佐久間は企画の背景を説明した。NOBROCK TVにバラエティで目立つ人が出てくると、「私も頑張りたい」という人が集まってくる。その中から「捨て猫」のような集団ができたが、これは偶然だったという。佐久間は言い方が悪いと断ったうえで、そのメンバーが目立った結果を残していないと判断した。そこで、過去の出演者も含めてきちんとバラエティオーディションを開き、面白い人を選び直すことにした。

応募条件はいくつかあった。NOBROCKに一度出たことがある人、芸能界でセカンドチャンスをつかみたい人、各事務所から1名などである。応募は200名弱。書類選考では「バラエティに出なくてもいいのでは」と感じる人もいたため、バラエティで頑張りたい人に絞って27名にしたという。グループのDRAW♡MEがバラエティでの面白さからCDデビューに至ったことも例に挙げ、「10何年売れてないけどチャンスが欲しい」という人たちが応募してきたと佐久間は話した。

普通にやっても面白くないので、形式はデスゲームにした。ただし落とすこと自体が目的ではない。佐久間は、目立てばそれでいい、この動画を見た他のオファーが来ればいい、という考えを示した。

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井上咲楽の「本物のデスゲーム」体験

MCの井上咲楽は、ホリプロタレントスカウトキャラバンのバラエティ部門の出身だ。同キャラバンは女優部門とバラエティ部門のオーディションを毎年交互に開いているという。佐久間は井上を「バラエティの本当のデスゲームに勝ってきた人」と紹介した。

井上によると、収録後にリアクションが薄いと事務所でマネージャーに叱られた。そしてストップウォッチを持って「30秒で何回突っ込む」といった練習をしていたという。オーディション当時は素人で無駄毛の処理もしておらず、一緒に出ていたライバルたちに剃ってもらったというエピソードも明かした。佐久間はそれを、剃ってくれた人たちを倒して勝ち上がった、と笑いに変えた。

参加者の顔ぶれも佐久間が紹介した。事務所に所属しながらチャンスに恵まれない人、大きなアイドルグループで人気があったが辞めた人、そして佐久間とオールナイトフジの番組を一緒にやっていたが未成年飲酒で謹慎した人もいるという。

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ニシダの「ゲームマスター」が仕掛けた喧嘩芸

ナレーションは、参加者を「一度夢破れて芸能界から捨てられた捨て猫」と呼んだ。審査のたびに脱落者が決まる生き残り方式で、爪痕を残せずに去る人もいるが「それが芸能界」だと宣言した。

ニシダはここから厳しいキャラに入った。「お前らさ、そんなんじゃ誰も生き残らねえぞ」と挑発すると、四ツ谷から来たという参加者が言い返す。2人は顔を近づけて言い合いになった。ニシダは「喧嘩してんだったら面白く喧嘩しろ」「喧嘩の技術が全くない」と迫り、キスしそうな距離まで顔を寄せて引く、という攻防を続けた。佐久間はこれを「ニシダがやりたかったこと」と評している。ニシダは最後に、全員がキスをする必要はないから別の展開を作れ、出てきたら何かしらの流れを作れ、と念を押した。

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1次審査「切ない自己紹介」:序盤の参加者

1次審査のお題は「切ない自己紹介」。売れてこなかった人たちなら切ない話ができるはずだ、という趣旨である。

最初に手を挙げたのは19番の虹咲カリナ(18歳、ホリプロ所属)だった。兄との喧嘩でブラジリアン柔術の関節技をかけられ、見えない傷ができても親に言えなかった。オーディションには数えきれないほど落ちた。そう語ったうえで「三角絞め得意です」とアピールし、実際に男性参加者に技をかけてタップさせた。ホリプロにこういう売り方の人はいるかと聞かれた井上は「初めて見ます」と答えている。

1番の青木柚羽は、年齢を詐称してオーディションを受けたがカメラテストで見破られて落ちた、スカウトされたのに落ちた、という経験を重ね、「捨て猫詐欺師」と名乗った。

14番の谷碧は「グラビア界のカトパン」を名乗った。撮影で仲良くなった5人でLINEグループまで作ったのに、後日、自分以外の4人で遊んでいたことをストーリーで知ったという。追加のエピソードを求められると、緊張しすぎてマイボトルに白ワインを入れて持ってきて少し飲んだと告白した。さらに別の参加者が、収録前のランチでビールも飲んでいたと暴露する。谷本人は、本当はワイン派だが店がクラフトビール推しだったと説明し、ニシダはこれを「おもろいエピソード」と評した。

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元NMB48・和田海佑と、元オールナイトフジコ・上杉真央

27番の和田海佑は元NMB48のメンバーだ。占い師に「女の子に嫌われ、男の子に好かれる」と言われて開き直り、5年間アイドルをやったという。卒業後はNOBROCKに出たい一心で上京し、半年間ホームレス状態だと話した。グループを続けられなかった理由を聞かれると、「嫌われちゃう」と答えた。ニシダが「仲間に嫌われてやめさせられたのか」と確認すると、いったんは否定して「愛されていた」と言い直したが、「自分が売れたらいいと思っていた」とも口にした。最後に「愛されるアピール」を求められた際も、周囲からは「嫌われそうだな」と突っ込まれた。

7番の上杉真央は「最近買ったものは高い壺、最近行った場所は宗教の勧誘会、どちらも騙されていた」と自己紹介した。去年、週刊文春に出てしまったことにも触れる。佐久間は、オールナイトフジコは彼女のせいで終わったのではなく普通に終わったと断ったうえで、10代での飲酒について「一緒に飲んだスタッフが悪い」と話した。上杉によれば、女の子とのサシ飲みだと誘われて行ったら、芸人やフジテレビの社員がいる会だったという。結局「私が悪いので頑張ります」と締めた。

隣にいた元フジコの参加者からは、文春が出たせいで「フジコ」と堂々と名乗れなくなったと抗議を受けた。上杉は「迷惑かけてごめんなさい」と謝る。一方で、問題が起きた際にほかのメンバーは心配の連絡をくれたのに、その参加者からは何もなかったとも指摘した。参加者は「許せないから送らなかった」と返し、MC側はこのやり取りを「ギリセーフ」「今のは良かった」と評価した。

20:13

加藤あみ、堀みなみ、飯野智美、竹川由華

8番の加藤あみは、父親が尻で割り箸を割る家庭で育ち、それが飲み会のスタンダードだと思っていたと語った。建築設計士を辞めて俳優を目指したら、いきなり50万円を取られそうになったという。さらに、実家の風呂を同じ見知らぬ男性に2回覗かれた。犯人は捕まっておらず、近所のアパートのフェンスを越えてきたらしいため「あいつはまだうちの30m以内で生きてます」と話した。

22番の堀みなみはパチスロのジャグラーが趣味だ。設定6だと思って打っていた台が実は低設定で、ずっと打ち続けて「腱鞘炎」になったと語った。ジャグラーは「人生で初めてできた趣味」で「私の人生」、脳を刺激してくれるのはジャグラーしかないとまで言い、最後は全国のジャグラー好きに「お金入れすぎちゃだめだよ」と呼びかけた。

4番の飯野智美は、26歳で彼氏いない歴26年、デートの経験もないと明かした。唯一の恋愛イベントは二股されたことだという。好きなタイプはチャウヌのようなイケメンと答えて、ニシダから「調子乗ってんじゃない?」と突っ込まれた。

12番の竹川由華は、レギュラーラジオでうまく話せず、スポンサーに呼び出された経験を語った。番組の発言を一言一句文字起こしされ、ダメ出しを受けたという。好きなタイプを聞かれて「お父さんみたいな人」と答えた箇所に「面白くない、もっと具体的に返せ」と書き込まれ、1時間説教されたのがつらかったそうだ。緊張で脇を見せるポーズを繰り返す竹川に、ニシダは「脇見せるのかトークするのかどっちかだ」と指摘した。追加のエピソードは、オフロードバイクのジャンプ練習に行ったが前日の大雨でできず、代わりにアクセルターンを習得した、というものだった。ニシダは脱落っぽいとしながらも「俺は好みです」と話した。

25:21

橘和奈、月野もも、早河ルカともえぴの因縁

13番の橘和奈は、ある芸人に挨拶したら「初めまして」と言われたが実は2回目だった、と印象の薄さを自虐した。最近腹が立っている芸人がいると切り出したものの、脇汗を気にして話は広がらなかった。

15番の月野ももは「365日酔っ払い」と名乗った。前回のNOBROCK出演時に脇汗でバズり、「脇姫」としてYahoo!ニュースにも載ったという。再生数はもうすぐ200万回に届くと本人は話す。今日も緊張で汗をかいていると明かすと、MCに促されて「ヤッホー、脇姫だよ」と手を上げた。毎朝お酒の飲みすぎで足をつりながら起きている、という話も加わり、ニシダは「色気がすごい」「おもろい」と評価しつつ、「片道燃料すぎる」とも突っ込んだ。

20番の早河ルカは、カタカナを読むのが苦手で、身長が低いため毎日10cm以上のヒールを履いているという「自称世界一小さいラウンドガール」だ。身長は150.6cmだと話したが、並んでみると24番のもえぴの方が小さかった。早河は、もえぴに関して前回の出演時から2年2か月覚えていることがあると訴え、もえぴの「うるさい」振る舞いを持ち出した。もえぴは、テンションが上がると奇声が出てしまうと釈明している。

もえぴ本人は「顔はちょっと可愛いけど無加工で炎上しちゃう」と自己紹介した。TikTokの加工と実物の差が大きく、見つかると「NOBROCKの肌荒れの子だ」と言われたという。最近は加工を薄めたと話し、NOBROCKを踏み台に垢抜けられたと感謝を述べた。

30:44

21番から10番台:藤咲、真田、鈴木Mob.、高鶴

21番の藤咲ありさは友達がいないという。成人後に初めて家に友達を連れて行ったら、母親に「ありさにも友達いたんだね」と泣かれた。MCから「相手にとっては大勢のうちの1人」と言われると、言い返さずに「事実なので受け止めます」と答えた。

9番の真田典佳は、話すと可愛くないと言われ、盛り上げるために身につけたのが親父ギャグだと語った。その場で「西田、西から西だ、なんつって」「井上の川…桜かな」などと披露し、ニシダは「ちょっとおもろい」「ガッツある」と評した。

10番の鈴木Mob.は、アイドル歴6年の売れないアイドルだ。親にアイドル活動がバレたきっかけは、ローアングルで撮られた動画がアダルトサイトで150円で売られていたことだった。それを見つけた父親に問いただされたという話に、MC側は「お父さんはそのサイトを見ていたのか」と突っ込み、「短くていい」「面白かった」と評価した。

11番の高鶴桃羽は、アサイーボウルが高すぎて許せないが、美味しくてやめられず悔しい、と自己紹介した。直前のエピソードの重さとの落差もあり、MCは「よくそのネタで勝負しに来たな」と返した。

35:52

いわたまありの「クラッシャー」と、三橋くんの即時脱落

6番のいわたまありは「出演した番組はことごとく終わり、共演者は消えてしまう」クラッシャー女優を名乗った。数年前、超有名アイドルと超有名芸人との3人で長く続けるはずだったレギュラー番組が、1年ほどで終わったという。直後にその芸人がある件で表舞台から消えたと話し、MC側が具体名を口にする場面もあった。いわたは、その芸人と後日バラエティで共演した際の話も明かした。前日の怪しい飲み会のせいで1時間遅刻し、泥酔状態で現場に入ってきたため、レギュラーが終わったのはそれが原因ではないかと自分は思っている、という。

23番の三橋くんは、NOBROCKのドッキリなどにも出ていた参加者だ。オーディション参加が決まった瞬間に、フォロワー約40万のXアカウントが凍結された。薬剤師免許を苦労して取ったのに就活に失敗して内定ゼロ、無職の「アンラッキー薬剤師」だと名乗った。就活ではNOBROCK出演時の写真を見られて落ちたので責任を取ってほしい、と訴えたところ、MCはその場で「23番は脱落です」と宣告した。理由は「何回も挑んできて何も生まなかった」。三橋くんは裏方でもいいと食い下がったが、帰された。

38:31

終盤の自己紹介:茜紬うた、中村歩加、仲原ちえほか

3番の茜紬うたは、童顔売りで10年活動するうちに、寄ってきた男性は実年齢を知って引いていき、「ちょうどいい顔」と言われるようになったと語った。30歳になり、グラビアなどの活動も「全部芽が出ず」だという。

16番の中村歩加は元NGT48。活動歴は10年、周りが結婚して子どもを持つ中でまだ夢を追っていると話し、「色々あって全部なくなっちゃいました」とグループの勢いが失われたことに触れた。できることの上限を聞かれた際の際どい受け答えは、MCに「大丈夫か」と心配された。

17番の仲原ちえは、IQ146なのにポンコツ、身長172cmなのにモデルの仕事が来ないと自己紹介した。NGは鼻フックだけで、理由は鼻を整形しているからだと明かしている。

18番の西野夢菜は「森香澄の2番煎じ」を名乗った。好きな言葉は「ごめんなさい」、趣味は人の顔色をうかがうこと。悪くなくてもとりあえず謝るという話は、MC側から「あんまりはまってない」と評された。

5番の入山七菜は、好きな人はラランドのニシダだと公言したうえで、大勢で話すと声が届かない、友達は3人だけ、ロケで一番頑張っても最後は他の人に持っていかれる、と語った。2番の安達玲奈は、元アイドルで、レッスン仲間が次々売れていく中、今も終演後に自分でチェキを売っている「一生地下ライブ」の身だという。25番の矢野あゆみは、クラブで遊んでいそうと言われるが、役作りで一度行っただけで重低音に耐えられず1時間で帰ったと話した。人生一番のやんちゃは、間違えて男子トイレに入ったことだという。26番の山下萌は、ホリプロのオーディションに落ちたこと、別の事務所のオーディションで盗撮被害に遭ったこと、父が元阪神タイガースの選手であることを語った。

45:28

1回戦の結果と2回戦の予告

1回戦を突破したのは12人だった。3番(茜紬うた)、4番飯野、7番上杉、8番加藤、9番真田、10番鈴木Mob.、12番竹川、14番谷、15番月野、17番仲原、19番虹咲、27番和田である。番組内でニシダが厳しく評した竹川や、MCが「嫌われそう」と突っ込んだ和田も通過した。いわたまありや入山七菜、藤咲ありさらは脱落となった。

2回戦の審査として、通過者には「今の心境を五七五で答えろ」というお題がその場で出された。上杉が詠んだ句には「1週間後に文春が出る人の句」という突っ込みが入った。呼ばれなかった参加者は退場を告げられた。いわたは「絶対NOBROCK TVに戻ってきます」と言い残してスタジオを去った。