「とにかく早く答えろ」──捨て猫オーディション2回戦、トンツカタン森本が度胸を審査する

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概要

NOBROCK TVの「捨て猫オーディション」2回戦の記録である。番組は「捨て猫同盟」をいったん解体し、バラエティで活躍できるタレントを探し直している。書類審査を通過した27名を1回戦の自己紹介審査で12名に絞り込み、2回戦ではさらに人数を減らす。今回の面接官はトンツカタンの森本晋太郎が務めた。審査テーマは「とにかく早い女面接」で、問われるのは答えの質よりも、何も思いついていなくても真っ先に手を挙げる度胸である。

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ルールと狙い

ルールは一つだけだ。面接官の質問に、とにかく早く答える。挙手が最も早かった人だけが回答権を得て、面白さは答えた後で何とかすればいい。番組側は、バラエティで生き残るための必須スキルとして「度胸」を審査すると説明した。

スタジオ側は、思いついていなくても手を挙げてしまい、そこから撮れ高にできるかどうかは面接官の腕にかかる、という仕組みだと整理した。森本はこれに気づいて「自分のオーディションでもある」と緊張を口にしている。フィルターを通さずに出てきた発言をどこまで笑いに変えられるかは面接官次第で、そのうえで面接官が「さすがに無理」と判断した参加者が落ちていく。

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参加者の顔ぶれ

1回戦を通過した12名は、ランダムにA・Bの2グループへ分けられた。この2回戦からは元捨て猫メンバー4名がシード扱いで加わり、各グループに2名ずつ入る。

紹介映像では、各参加者が1回戦をどう突破したかが説明された。Aグループは次のとおりである。

  • 仲原ちえ:鼻を整形している。
  • 飯野智美:26歳で交際経験がない。
  • 上杉真央:未成年飲酒の報道で謹慎した経験がある。
  • 加藤あみ:酔った父親が尻で箸を割る飲み会しか知らずに育った「ガッツのある子」。
  • 真田典佳:滑ってもまったく気にせず親父ギャグを続けられる。
  • 谷碧:「カトパンの〇〇です」というブリッジのようなギャグ一本で通過した。

Bグループは次のとおりである。

  • 竹川由華、月野もも:「脇汗だけで突破した」と紹介された。
  • 鈴木Mob.:ローアングルで撮られた尻の画像がアダルトサイトで150円で売られていたというエピソードの持ち主。
  • 茜紬うた:1回戦でいきなり喧嘩を始め、落とされかけたところでニシダとキスして残ったとされる参加者(字幕の聞き取りが不明瞭なため名前の対応はやや不確か)。
  • 虹咲カリナ:ブラジル系で「尻の比率がすごい」と紹介され、ホリプロ所属なのになぜ受けに来たのか分からないと言われた。
  • 和田海佑:NMBで非常に人気があったが、同性に嫌われるタイプだという。

元捨て猫メンバーは、Aグループに青山天南とすみぽん、Bグループに伊勢川乃亜と原莉子が入った。

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Aグループ①──「今の心境を五七五で」

入室の段階から「ダラダラ動いていたら落ちる」と急かされ、最初の質問は「今の心境を五七五で答えろ」だった。

最速で手を挙げたのは青山だったが、緊張で身体が緩んでいる様子を際どい下ネタで詠み、森本に「スピードアナルだけやめてもらえる?」と止められた。続く加藤は「とりあえず大きい声を出せますよ」と叫ぶが、「そんなに大きくはなかった」と返される。上杉は「森本は一人になってもできんじゃん」と面接官を評価する句を詠み、「なんで面接官を評価してんの」と突っ込まれた。真田は一人称が「俺」の句を詠み、ガッツを買われている。すみぽんは森本に「この前やったの覚えてる?」と絡み、元メンバーらしい押しの強さを見せた。

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Aグループ②──長所と短所、面白いキスの場所

次は「自分の長所を4文字、短所を8文字で」という質問である。飯野は長所を「こじらせ」、短所を「恋がわからない」と答えた。26歳で一度も彼氏がいたことがないと明かすと、森本は「では飯野さんにとって面白いキスの場所は?」と質問を派生させる。飯野の答えは「廃墟の中」だった。

このお題には他の参加者も次々に答えた。加藤の「ウォータースライダーの中」は「しづらい、高速で移動している中で」と評価された。青山は「外階段」、真田は「多目的トイレ」と答え、後者は森本に「直属の先輩にいますからやめてください」と止められている。上杉は「学校の理科室の机の下」と答えたが、「普通に興奮する場所を選んでいる」と指摘された。仲原の「ここ」には「面白スポットだからこそね」と森本が乗った。

長所短所に戻ると、青山は長所「エロすぎ」、短所「ネガティブ思考」と答え、「不安になる組み合わせ」と評された。真田は長所「可愛いところ」、短所「すぐチョケちゃう」と答え、その場でチョケてみせる。森本はこれを「調子以上でも調子以下でもない」ちょうどいいチョケと褒め、真田は耳を大きくする仕草や「脇毛げます」など、求められるたびに次々とチョケを繰り出した。森本は「いくらでも出てくるんだね」と感心している。

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Aグループ③──自己紹介と、上杉の「信じすぎ」

自己紹介のお題でも最速は青山だったが、内容が直接的すぎて「編集しづらい」と座らされた。上杉は「今日の番号はラッキーセブン、これからゴートゥーヘブン」と名乗り、冒頭の五七五と合わせて心配された。

森本が上杉の短所「信じすぎ」を掘り下げると、上杉は具体的な体験を語った。約1年前に週刊文春で未成年飲酒を報じられ、テレビにも顔と実名が出た。そのとき一番の親友だと思っていた相手に距離を置かれ、後日理由を尋ねると「上杉といるとイメージが悪くなる、メリットがない」と言われたという。森本は「これで見返したいですね」と応じ、上杉は「見返したいです」と答えた。

谷は「グラビアのカトパン、だけどカトパンの劣化版、挙げ句の果てには〇〇よりも可愛くない」と自己紹介した。続けて、緊張のあまりマイボトルに白ワインを入れて持参し、全部飲み干したが酔えずに辛いと告白する。森本は「導入は強かったのに最後が薄い」と評した。真田は「見た目はドール、中身はおじさん」と名乗り、チョケを加えた版も披露した。

青山は再び際どい自己紹介をして「使えるわけないだろ」と退けられ、下ネタ抜きのバージョンを求められる。ここから豚の鼻のチョケを真田と比べる流れになり、仲原も豚鼻を求められた。しかし仲原は「整形しているからできない」と言い、鼻に耳の軟骨を入れていると明かす。森本は実際に触れさせてもらい、「めっちゃ軟骨」と驚いた。

17:34

Aグループ④──誰もやったことのないモノマネ

「まだ誰もやっていないモノマネ」というお題では、すみぽんが「パスモで本当にピッとできたか一瞬確認する人」を演じ、森本は「見たことない」と評価した。加藤が直後に「Suicaでピッとやって一回閉じちゃった人」をやると、「インスピレーション受けすぎ」「ただのパクリ」と言われた。飯野は森本の動きを鏡のように真似し、「腹立つ」と座らされている。すみぽんの「風呂上がりにドライヤーしながら考え事をする人」に対しては、森本が「誰もやっていないだけ」と、自分の出したお題の言い方が悪かったと反省した。真田の「飲み会で帰りたくないとだだをこねる女」は、本人も「私もよくやります」と認めた。

このパートで最も反応が大きかったのは上杉の「1週間後に文春が出る人のモノマネ」だった。電話口で「飲みました」「それって止めることとかは……」と差し止めを相談する様子を演じたのである。森本がその後どうしたかを尋ねると、上杉はコンビニで10分間ぼうっとし、連絡する相手もいなかったので、母親に「ごめんね」とだけ送ったと答えた。森本は「心臓がキュッとなるの初めて」と反応している。

その後の「思い切った嘘」では、飯野の「マイケル・ジャクソンと付き合ったことがある」に「そもそも誰とも付き合ったことないだろ」と返された。「一番セクシーな言葉」では、谷の「今日赤い色だよ」が「想像させる」と評価され、真田の言葉は「ちょうどいい、守ってる」と言われた。すみぽんの「隆起しちゃった」は「官能小説みたいなワードセンス」と評されている。一方、経験のない飯野の回答は「引き出しが埃をかぶっている」とまとめられた。

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Aグループの退室と森本の感想

最後は「もう一回会いたくなる一言」を言って一人ずつ退室する。飯野は「私の初めての彼氏になりませんか」と言った。仲原は「もう一回鼻を整形したいのでギャラのために」と頼み、森本は「別ベクトルの切実さ」と受けた。加藤は自信があったらしいウォータースライダーのキスを再び持ち出した。上杉は「たくさんの人に裏切られてスピリチュアルにはまった。信じられるのはあなただけ」と言い、退室の際に「何かを掴んで帰っていった」と言われている。谷のあだ名のエピソードは長引き、「一件落着にはならない」と突っ込まれた。真田は最後まで「サイドステップ」と言いながらチョケ続け、すみぽんは怪しい英語で締めた。

森本はAグループを「粒揃い」「ガッツがある」と評し、元捨て猫メンバーが背水の陣で臨んでいることも分かったと述べた。

26:52

Bグループ①──五七五と自己紹介

Bグループは最初から声が大きく、スタジオ側も「さすが捨て猫メンバー」と反応した。最初の五七五では、和田が「なんやねん 森リカおらんのかい」と、森本ではなく森脇梨々夏に会いたかったと詠んだ。月野は字数を無視して「森本 案外顔かっこいい」と言い、伊勢川は「ノブロック いつも詳細 遅すぎる」とスタッフへの不満を詠んだ。何をするか知らされずに来たという、まさに「今の心境」である。原は五七五のはずが普通の自己紹介をしてしまい、「このままだと落ちますよ」と言われた。鈴木Mob.は手を挙げたものの「何も思いついていません、ごめんなさい」と謝ったが、森本は「とにかく挙げることが大事」と肯定した。竹川は勢いよく生き残りを詠み、虹咲は字数を数え終わらないまま答えて悔しがった。

自己紹介では伊勢川がフリースタイル調で「ノアの方舟」にかけて名乗り、森本は「ちゃんと準備してきている」と評した。原は「ハラハラドキドキ」、虹咲は「虹色」、和田は「君のハートをゲットだぜ」と名前にかけて自己紹介した。

30:37

Bグループ②──鈴木Mob.の借金1000万円

鈴木Mob.は「借金1000万円あります」と自己紹介した。一度は「本当はそんなにない」と言いかけたが、森本が実額を尋ねると、前の事務所を辞める際の違約金とカフェの開業が重なって、およそ300万円と700万円になったと説明した。カフェについては、不動産に約500万円を入れる必要があったが、母親が誤って別の口座に振り込み、まだ戻ってきていないという。森本は「よくその状況でカフェをオープンしようと思いましたね」と驚いた。

ここから「自分ならこんな面白い理由で1000万円借金できる」というお題に広がった。整形費に使うという回答、虹咲の「尻にシリコンを入れたい」という回答と即興ダンス、月野の「2年後にビットコインが上がると友達に言われたので全部ビットコインにする」という回答が続いた。月野の答えには「手遅れかもしれない」「信用しない方がいい」と森本が心配を返している。

32:58

Bグループ③──「若干心配になるカミングアウト」

その「心配」から派生して、「若干心配になるカミングアウト」が始まった。竹川は前日に食べ放題で生肉を食べすぎて今日お腹がゆるいと言い、話すうちに汗をかいて脇を乾かし始めた。和田は「芸人の中でアンジャッシュの渡部建さんが一番好き」と告白し、森本は「若干心配」「強いんじゃない?」と評した。会って何をしたいか聞かれた和田が際どい方向に行きかけ、止められる場面もあった。

伊勢川は、キレる演技を研究して家で「お前」「黙れや」と叫び続けていたら近所から苦情が来たため、今はカラオケで練習していると明かした。原は気づくと体にあざができていると言い、「O型はそうらしい」と付け加えたが、O型の森本に否定された。月野は「4日前に作った豚汁を今日食べてきた。汁がなくなって煮物のようだった」と話した。

月野はずっと体をくねらせており、森本が理由を尋ねると「癖」だと答えた。1回戦の突破理由を聞かれて「脇汗」と答えると、その場で確認される流れになり、制汗スプレーをかけてきたにもかかわらず実際に汗をかいていた。森本はノースリーブで常に乾燥させている竹川を引き合いに出し、「これ見習いなよ」と笑いを取った。

37:04

Bグループ④──森本に傷つくあだ名をつけろ

最も盛り上がったのは「僕が傷つくあだ名をつけられる人」というお題である。最初の回答は「解散原因」だった。これを皮切りに、和田は「全然人気のない教育実習生」「顔だけ塾の先生」「初期アバター」「ネット番組だけの勘違い男」と立て続けに刺していく。森本は「最初は可愛らしいやつだったじゃん」と悲鳴を上げた。

伊勢川は「いいツッコミが思いつかない時にボケの言葉を繰り返す」「いいなで次のツッコミを考えている人」と、森本の芸風を具体的に突いた。森本は「なんでそんなに詳しく出てくるんだ」と驚き、和田と伊勢川の2人を「ツートップでやばい」と評している。月野は森本が解散前のコンビ時代に使っていたラジオネームから「ポコポコちんちん」を抽出してみせ、森本は「よく知ってるね」と認めた。

ほかにも原の「納豆」、虹咲の「〇〇白剤」が出たが、虹咲は噛んでしまい、森本は「噛むってことはそこまで思ってない」と返した。伊勢川が淀みなく言い切ったことと対比させた形である。和田の「デートなのに平気でフードコートに行きそう」に鈴木Mob.が「フードコートの中でもはなまるうどんの一番安いのを頼む」と重ねたコンビプレーもあった。最後は伊勢川の「ずっと足の角度が170度でうざい」で締められた。

40:36

Bグループの退室──伊勢川の「リーダー宣言」

退室の一言では、月野が「次は脇の開いた服で来ます」と言い、脇汗で突破を狙っていると指摘された。竹川は「出せるところを全部出しながらトーク力を上げたい」と言った。鈴木Mob.は「尻が大きすぎて前から股の間に見えるので、合格したら見てほしい」と言い、森本は「何も理解できない」と返している。和田は「傷つけてごめんね、次は優しくしてあげる」と言った後に最後のカミングアウトを付け足し、原は一周する肩の関節を見せた。

最後の伊勢川は「リーダーとして熱量で引っ張る自信がある」と宣言すると、その場の全員に「声出せ」と怒鳴り始めた。1回戦でキスをした参加者への絡みも交えて退室直前まで暴れ、森本に「ちょっと帰ってもらえる?」と追い出されるかたちで終わった。森本は、元メンバーたちに滑ることを恐れる様子がまったくなかったと振り返っている。

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森本の総評と結果

森本は全体について、スピードを重視しているだけあってクオリティはピンからキリまであり、こちらも震えるような瞬間が多々あったと述べた。特に気になった参加者として、Aグループからは真田、Bグループからは月野を挙げ、理由を「話を聞きたくなる」と説明した。スタジオ側は2人とも確実に笑いを取っていたと同意している。

そのほか、上杉の「文春から電話がかかってくる人」のモノマネについて、森本は「オンリーワンのモノマネで、あそこまで振り切れるのかというたくましさがあった」と評価した。和田の悪口も良かったとしている。元捨て猫メンバーのすみぽんや青山の頑張りにも触れられ、元メンバーは「さすが」だが「原さん以外」と冗談で落とされた。スタジオ側は、ノブロックTVだけの話ではなく、テレビ関係者が面白い人がいると気づくきっかけになればいいという趣旨も述べている。

2回戦の通過者は画面上で発表されたが、音声では名前が読み上げられていない。動画は3回戦の予告で終わる。