両親が出会った京都を息子と巡る2泊3日:仁和寺、星のや京都、南禅寺、金閣寺

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概要

旅系YouTuberのおさだが、両親の「パピー」「マミー」と3人で京都を訪れた旅の記録である。2026年の日本各地を回る企画の最初の回で、京都は両親が出会った土地でもある。おさだはこの旅の目標を冗談めかして「運命を引き寄せる」と掲げた。1日目は両親の初デートの店から仁和寺、嵐山へ回り、夜は両親の希望で星のや京都に泊まる。2日目は南禅寺、親子丼の行列、金閣寺と市内を巡り、宿に戻って部屋で夕食をとった。

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京都駅で合流するまで

動画は京都駅の地下から始まる。撮影に使える場所がなかったため地下で撮っている、とおさだは説明する。東京から新幹線で来たが、おさだだけ1本乗り遅れ、両親とは別の便で到着した。両親がトイレに行っている間に、この旅が「息子旅」であることを視聴者に伝えている。

おさだは京都を大好きなエリアの一つと話し、久々に来られてうれしいと語る。2026年は日本各地を回る旅を企画しているとして、おすすめの地域があればコメント欄に書いてほしいと呼びかけた。本人も「全く関係ない」と前置きしつつ明かしたのが、両親が京都で出会ったという話である。旅の目標「運命を引き寄せる」はそこから来ている。

合流すると、パピーは土産に駅限定のポテトチップスを持っていた。おさだは両親を改めて紹介する。マミーは最近体調を崩して入院しており、この京都旅行に合わせて「無理やり退院」してスケジュールを調整したと本人が話していたという。それでも乗り換えの電車に向かって少し走れるほどで、おさだはその姿に驚いている。

移動中の地図と嵐電

一行はJR嵯峨野線の亀岡行き普通列車に乗り、途中で紫色の路線、嵐電の北野線に乗り換えた。車内ではマミーが紙の地図を広げ、パピーとの間で「白黒の地図のほうが見やすいか、カラーのほうが見やすいか」という細かいやり取りが起きる。マミーは地図が好きで、このあとも寺の境内で地図を取り出しては、おさだに冷やかされる。移動中には、前回一緒に行った旅行の動画が50〜60代の視聴者に共感されたという話も出た。

両親の初デートの店「サコン」

最寄りの御室仁和寺駅で降りると、仁和寺が目の前にある。電車の中で聞いた話として、おさだはこの辺りが両親のデート場所だったと紹介する。学生時代かと尋ねると、両親は社会人になってからだと訂正した。おさだは「だいぶ渋いとこでデートしてましたね」と笑っている。

昼食は仁和寺の真正面にある「サコン」という店で、開店時間ちょうどに着いた。ここが両親の思い出の店で、パピーがマミーを誘った初デートの場所だという。当時は携帯電話もスマートフォンもなく、パピーは住所を調べて手紙を書き、夕食に誘った。偽名を使ったのか本名を書いたのかをめぐって話が食い違い、マミーは覚えていないと言う。「ドキドキして送ってんのに」と、おさだはパピーの側に立って茶化している。

席からは仁和寺が見え、おさだはパピーを「ロマンティスト」と評した。料理は魚をメインにしたもので、卵焼きも出た。食事中には、マミーのかわいいパーカーがディーゼルのものかどうかという脱線もあった。

仁和寺:21年ぶりの観音堂公開と国宝の金堂

食後は仁和寺を参拝した。マミーは以前にも来たことがある。境内では観音堂が21年ぶりに公開されており、30分おきに中を見られると知って、1時半の回に入ることにした。

待つ間に境内を歩いた。桜の木が並び、奥には梅もあるという。おさだは桜の時期はすごくきれいだろうと話している。本堂にあたる金堂は国宝に指定されており、おさだは「国の宝と書く」と説明を添えた。マミーは金堂の前で、ずっと健康でいられるようにと祈るようおさだに勧めていた。

観音堂は普段閉まっており、公開は30分おきに開くかたちだった。内部は撮影禁止である。中の観音像の手に紐が結ばれ、それが堂の外まで延びていて、外からその紐に触れて祈れる仕組みになっているという。普段中を見られないときでも、外で紐に触れて祈れる。この日は中に入り、真正面から拝むことができた。マミーは「元気になったよ」と話している。

嵐山:竹林の小径と野宮神社

嵐電で嵐山に移ると、観光客の多さが目立った。おさだは「俺らもそうだけど」と付け加えている。この日の宿はこの近くで、その前に嵐山を散策した。嵐山は食べ歩きが有名と聞いたとおさだが言うとおり、団子など食べ物の店が並ぶが、マミーはあまり興味を示さずどんどん進む。

竹林の小径ではマミーが「何度も来てるけど全然違う」と言い、中央の道から入ったことはなく、公園のほうから山沿いに歩いていたと話す。おさだはこれを「知ってる人はこっちから来ない」と言いたいのだろうと茶化した。

野宮神社は縁結びのご利益があるとされ、参拝客が多く集まっていた。「みんな縁がないんだろうね」という家族の軽口に、おさだが「お前が言うな」と突っ込む場面もある。そのあと渡月橋の周辺に出て、おさだは「この通り好きだな」と話した。渡月橋を渡り、今回のメインである宿へ向かった。

星のや京都:舟で向かう宿

宿をどこにするか両親に希望を聞いたところ、星のや京都に泊まりたいとのことだった。星のや京都へは舟で向かう。荷物を預けて手続きをし、出発までの10分ほどを待合室のような場所で過ごした。「星のやさんとなるとおふざけはできない」と、おさだは冗談を言っている。

待合では「季節のしおり」を渡された。日本には四季だけでなく二十四節気七十二候があり、季節が72に細かく区切られているという説明を受けた。舟の席はすべて外向きに並ぶ。パピーはカメラで景色を撮り続け、家族は雪が降ったらきれいだろう、紅葉もきれいだろうと話す。ちょうど季節の合間に来てしまったのかと言いながらも、到着すると迎えのスタッフが写真を撮ってくれた。

案内したスタッフによると、この建物はもともと老舗旅館で、2009年から星のや京都になったという。館内の案内では、囲碁など日本の遊び道具を用意した部屋、2つ目の庭である「水の庭」、24時間使えるライブラリーラウンジを回った。ラウンジでは15時30分から菓子と飲み物がふるまわれる。水の庭には竹でできた馬の飾りがあり、午年にちなんだものらしい。久しぶりに携帯電話を取り出して撮影したマミーを見て、おさだは「マミーの心が動いた瞬間」と言っている。屋外に近い場所にはこたつもあり、おさだはその開放感に驚いていた。

客室:メゾネットと畳の部屋

泊まったのは奥のほうにある部屋である。案内を受けるそばからマミーが先にあちこちの戸を開け閉めし、おさだが「なんで閉めたの」と突っ込むやり取りが続く。浴室にはひのきの風呂があり、湯に浮かべて楽しむ香りの品も用意されていた。

部屋は上下2階のメゾネットで、1階に和室、2階に寝室がある。スタッフは、嵐山からかなり奥に入った立地なので静けさを感じてもらえると説明した。クローゼットには大浴場用とされる青い着衣と、部屋着のオレンジの着衣が入っていた。支配人からのプレゼントとして、リボン付きのスパークリング酒も置かれていた。

両親が特に気に入ったのは、1階の畳の部屋から障子越しに景色を眺める場所だった。机を置かず、景色を見るためだけの傾いた椅子がある部屋もあったが、パピーは「ここが一番好きかもね」と言う。マミーにうながされてパピーがそこに座ると、3人とも上の部屋より落ち着くと言い合った。理由を考えたおさだと両親は、向こうの部屋は景色がそのまま見えるのに対し、こちらは障子がワンクッションになっているからではないかと話している。

ラウンジと川辺のテラス

菓子と飲み物のふるまいが終わる前に、ラウンジへ移った。飲み物は3種類あり、日本酒ベースのロゼ、ノンアルコール、ハーブティーから選べた。3人が選んだのはハーブティーである。菓子はあんにナッツを合わせたものなどだった。

建物の外には川を見下ろせるテラスがあり、さらに下の段まで降りられる。縁から足を下ろして座れる場所もあった。対岸には線路が走っているが、今の時期は電車が通らないとスタッフから聞いたらしく、電車が通ればきれいだろうと家族は話している。くつろぎすぎて夕食の時間を間違えており、スタッフが呼びに来る場面もあった。

1日目の夕食:個室とペアリング

夕食は個室で、席はこたつになっていた。おさだは「気が楽にご飯が食べられる」と話している。献立の品書きは内容の多くが分からなかったというが、すっぽんや肝、牡蠣の字があった。

両親は料理ごとに酒が替わるアルコールのペアリングを頼んだ。普段ほとんど飲まないおさだも、今回は珍しくワインを頼んだという。中国滞在中は1杯も飲まず、たまに飲むとはしゃいで叱られる、と自分で話している。

先付けはシャンパンと合わせた風呂吹き蕪で、上にかかったたれはすっぽんのものだと説明された。おさだは蕪がこんなにおいしいとは、と驚いていた。そのあと日本酒、オーストリアの白ワインのグリューナー・フェルトリーナーへと酒が替わる。業者としか取引していない造り手もあり、一般の人が欲しいと言ってもまず買えないワインだとスタッフが言っていた、と家族は振り返っている。料理は寿司、うなぎを使った一品、ゆり根とごぼうを合わせた品などが続き、パピーは顔が真っ赤になるまで飲んだ。

2日目の朝:朝鍋定食

翌朝は部屋で朝食をとった。出汁の効いた鍋の「朝鍋定食」で、最後は雑炊に仕立てられる。朝の景色を見ながらの食事を、おさだは「心身共に満たされた朝」と表現した。

外に出ると、ひんやりとした空気の中で近くの寺の鐘の音が聞こえた。宿は奥まった場所にあり、聞こえるのは自分たちの声と鳥の鳴き声くらいだという。この日は京都の中心部を散策して、また星のやに戻る予定である。帰りの舟では湯たんぽを渡された。

南禅寺へ:ChatGPTの勧めと琵琶湖疏水

渡月橋を渡って嵐山駅から嵐電の嵐山本線に乗り、嵐電天神川駅で地下鉄に乗り換えて蹴上駅まで行った。目的地は南禅寺である。おさだはChatGPTに聞いたところ、清水寺に行くより今は大人がゆったり見られるスポットだと勧められたと話している。

蹴上から歩く途中、琵琶湖から水を引いている疏水が話題になった。水がきれいなことにインドの人などが感動する、という話を家族の誰かが聞いていたらしく、おさだは向こうの川は茶色いからだと応じている。ただし、きれいでも飲めはしないという。道沿いにも重要文化財の表示があり、普通の道を歩いていると思っていたおさだは、一般の車も通る道の左右に寺の敷地が広がっていることに驚いていた。

パピーは奥に山が迫る景色を気に入り、人も多くないと話す。マミーは「深呼吸したくなる」と言った。両親は京都に住んでいた時期がある。ここでデートしたかと聞くと答えは「ない」で、近くには来たことがあるという。パピーは昔のことをよく覚えているが、マミーは何も覚えていない、というのがこの旅で繰り返されるやり取りである。

南禅寺三門と水路閣

南禅寺の三門は上に登ることができ、拝観料は600円だった。階段がかなり急で、おさだは膝に不安のある両親に気をつけるよう声をかける。マミーは「こんなすごいのを作るのに、階段の設計はどうなってるのか」とこぼしていた。上からの眺めは開けていて、おさだは「めちゃくちゃ絶景」と話している。

楼上では建物の造りが話題になった。釘を使っているのか、木を組み合わせて留めているのかと話すうち、床が少し斜めになっていることに気づく。雨水が流れるようにするためではないか、という話になり、床の隙間から水が抜けるようになっているのを見つけると、おさだはパピーに「こういうとこ住んでたことあんの?」と詳しさを冷やかした。

本堂の脇には、琵琶湖から水を引く水路が橋のように通る水路閣がある。おさだの説明では、2025年8月に国宝に指定されたという。ここでおさだは両親に、日本に国宝はいくつあるかというクイズを出した。パピーは895ぐらい、マミーは1000ぐらいと答える。おさだが示した正解は1131件で、内訳は建造物252件、美術工芸品879件だった。そのうちの一つがこの水路だ、と家族は話している。水路閣の上に回ると実際に水が流れており、これが琵琶湖まで続いていると確かめていた。

鳥岩楼の親子丼:1時間45分待ち

昼食は親子丼で有名な鳥岩楼へ向かった。おさだは最初「お好み焼き」と言い間違えて訂正している。何も知らずに行ったところ大混雑で、店に入るまで並び始めてから1時間45分かかった。おさだは両親、特にマミーがかなり疲れて、最後は言葉も出なくなっていたと話す。

メニューは親子丼しかなく、席に座れば何も言わなくても料理が出てくる。まず鶏のスープが出された。あとで家族は、2時間待って食べたのは5分ぐらいだったと振り返っている。

金閣寺:待った時間の意味

最後は金閣寺である。パピーは修学旅行以来かもしれないと言う。この日は風がなく、水面に反射した金閣がひときわきれいに見えた。家族はちょうどいい時間帯に来られたと喜び、マミーは親子丼で1時間45分待ったのも、この景色を見るためだったのだと言う。おさだも「全てのことに意味がある」と応じた。パピーはカメラの撮影に力が入っていた。

境内では、何かを投げて的に当て、その形で点数が決まる遊びにも挑戦している。動画冒頭の「ちょっと待って」というやり取りはこの場面のものである。最初はうまくいかず、「下手くそすぎ」と言われながらも、最後は当てることができた。

宿での最後の夕食と振り返り

星のやに戻った2日目の夜は、部屋で松花堂弁当をいただいた。旬の刺身としてぶり、まぐろ、うにが入っている。前日にもらったスパークリングの日本酒をパピーが開けると、いい音が鳴った。3人は「京都旅行お疲れさま」と乾杯し、マミーはまず好物の刺身に手をつけた。

旅の感想を聞かれた両親は「懐かしかった」と答えた。京都にはパピーが7年、マミーが9年住んでいたという。その土地で出会った2人が、今度は息子と一緒に旅行したことを、家族はいい思い出だったと話す。おさだは両親が出会った店でその歴史を聞くのは息子として少しこそばゆかったと言いつつ、話が聞けてよかったと締めくくった。