ハイテク株だけが上がる相場で何が置いていかれているのか:大川智宏氏が語る金利・格差・歪み
テレ東BIZ ダイジェスト「モーサテわからん」の今回のテーマは、ハイテク株に比べて出遅れている高成長銘柄を探すことだ。智剣・Oskarグループの大川智宏氏は、日経平均が大台に乗せる一方で、上がっているのはハイテク株ばかりだと指摘する。そのうえで、なぜハイテク株だけが強いのか、何が置いていかれているのかを、金利、米国の中小型株、NT倍率、業種別の動きから順に説明した。聞き手はテレビ東京の中原みなみアナウンサーである。
「ハイテク株の話題には飽きた」という問題意識
大川氏によれば、日経平均は「7枚」、つまり7万円台に乗せた。しかし毎日ヘッドラインを見ていても、話題のほとんどはハイテク株だという。大川氏はハイテク株を専門に分析しているので、新しい技術やサービスが出てくること自体は歓迎している。それでも「他になんかないの」と思うようになり、「飽きた」と率直に語った。
同じことを言い続ければ誰も見なくなるので、分析する側は角度を変える必要がある。大川氏はニュース番組が新しい切り口のニュースを探すのと同じだと例え、今回はその作業として、ハイテク以外で出遅れている高成長銘柄を探すと説明した。
今は「マクロ相場」:市場を動かすのは金融政策とハイテクだけ
大川氏は現在の相場をひと言で「マクロ相場」と表現する。市場全体を動かす原動力として機能しているのは、金融政策とハイテク株の2つだけだという。中原アナも、最近は高金利のため金融政策と金利の話題が多いと応じた。大川氏は、金利がオーバーシュートしているので、その影響や「大丈夫なのか」という点に関心が集まっていると補足した。
これに加えて大川氏が挙げたのが米国の中間選挙である。中間選挙は毎回なぜかあまり話題にならず、直前になって急に騒がれるという。大川氏は現在分析中だとしたうえで、今回の中間選挙は1つのリスクとして考えてよい気がすると述べた。詳しくは別の回で取り上げる可能性があるとしている。
利上げ局面でもナスダックが最高値を更新する2つの理由
政策金利の推移を見ると、今年に入って米国、欧州、日本はいずれも利上げ局面に入っている。大川氏は、各国がどこかで遅れてはまずいとでもいうように利上げしていると評した。
引き締め局面は、本来は株式市場や経済にとってプラスではない。特に影響を受けやすいのは、中原アナが挙げたように高成長株やハイテク株のはずである。それでもナスダックは最高値を更新している。大川氏はこの点に様々な議論があって面白いとしたうえで、自身の答えとして2つの理由を挙げた。
1つ目は、金利の水準がそもそも高いことだ。政策金利も長期金利もすでに高く、よく使われる言葉でいえば「制約的」な状況、つまり引き締め状態にある。そこからさらに利上げしても「せいぜい」という程度で、悲観的な動きが出にくいと大川氏は見る。比較対象として挙げたのが2022年だ。当時はナスダックを中心に株価が30〜40%下がったが、それはゼロ金利から一気に引き上げた局面だったからだという。今は中立金利に近いと言われ、インフレもまだ高いもののそれなりに落ち着いてきたと言われているので、大幅な利上げはないだろうと大川氏は考えている。
2つ目は業績の強さである。中原アナが「高金利によるダメージは受けているのでは」と問うと、大川氏は「素晴らしい視点」だと認めた。ダメージは受けているが、それを上回るほど業績が強いという。例として挙げたのが直近のマイクロン・テクノロジーの決算だ。大川氏によれば、利益は前年同期比で4.5倍ほどに伸びた。二桁増で「すごい」という次元ではなく、「何倍」という言い方をしないと表現できない伸び方だと強調した。25ベーシスポイント利上げしたところで、4.5倍成長している企業にとっては大した影響はない、というのが大川氏の見方である。
マイクロンもキオクシアも株価は伸びていない
ただし大川氏は、業績が強い一方で株価には別の動きが出ていると付け加えた。マイクロンの株価は決算発表直後に時間外取引で上昇したが、同じ時間外のうちに売られて元に戻り、翌日も売られた。結局ほとんど上がっていないという。
日本でもメモリー関連のキオクシアの株価が上がっていない。大川氏は「崩れているというより、ついてきていない」と表現した。6月の相場では大きく値を飛ばす銘柄が出てきたことで熱狂感があったが、今はキオクシアが参加していないためにその熱狂がなく、「ちょっと空虚」だという。目立って上がっているのはアドバンテストと東京エレクトロンくらいだと大川氏は述べた。もちろん他の銘柄も上がってはいるが、目立つところはその2社だという。
それでもハイテク全体の業績が強いので、金利が多少上がっても影響は小さい。大川氏は、今の相場はハイテクが強いという理由だけで上がっているとまとめた。
米国でも中小型株は劣後:ラッセル2000の弱さ
一方で弱いのが、米国の中小型株指数ラッセル2000である。大型株中心でハイテクを多く含むS&P500と比べると、最近ははっきり弱い。
大川氏によれば、中小型株にもハイテクは含まれるが、日本と同じく小売やサービスなどの内需系が多い。中小型にとどまる企業は資本力がなく、海外に出られずに国内で勝負していることが多いからだという。ラッセル2000の構成企業は日本株と比べればかなり大きいが、ビジネス形態としては内需寄りだと大川氏は説明した。内需系はインフレの影響も金利の影響も受けやすく、そのため大型株に劣後していると見ている。
日本のNT倍率は再び急上昇
日本の状況を示す指標として、大川氏は日経平均株価をTOPIXで割ったNT倍率を挙げた。NT倍率は7月以降に大きく調整した。大川氏は、TOPIXが強かったというより日経平均が弱かったと表現する方が適切かもしれないと言い直している。その後NT倍率は底を打ち、足元では急上昇している。
NT倍率は高いほど日経平均が相対的に強いことを示す。ハイテク中心・外需中心の銘柄が大きく上がり、日本市場全体を表すTOPIXと比べて日経平均がオーバーシュートしている、と大川氏は見ている。ここでも格差や歪みが出てきているという。
教科書通りに動かない金利と為替
中原アナは、こうした動きを見ると「金利って何だろう」と思うと話した。大川氏も、金利と成長株・割安株の関係などの通説は「全部ぶっ壊れている」と応じた。
大川氏が最も教科書通りになっていないと挙げたのが為替である。日米金利差は今まったく機能していないという。過去10年ほどは日米金利差と為替がかなりきれいに連動していたが、今は逆に動いている。理由は色々言われているが、複合的な要因で動いているのだろうと大川氏は述べた。
為替の見通しも割れている。来年には1ドル=120〜130円程度まで円高が進むという声がある一方、米国経済が良いので円安だという声もあり、大川氏は真っ二つに分かれていると表現した。為替の見通しは今が一番難しいと感じているという。いずれにしても、日米の株式市場の中では株価の格差が生まれ、再び歪みが生じているというのが大川氏の整理である。
電気機器と銀行の「相反する2つ」が市場を牽引
日本市場の中身を業種別に見ると、TOPIXと比べて強いのは電気機器と銀行業だと大川氏は指摘する。銀行は最近やや調整しているという。教科書的なイメージでは相反する2つの業種で、大川氏は以前の回でこの2つを両方持つとよいと話したことがあり、「その通りだった」と振り返った。
大川氏によれば、電気機器というとメーカーのイメージがあるが、実際はほとんど半導体である。銀行はそのまま銀行で、株価はほぼ金利で決まる。この2つが市場を牽引してきたという。
ただし大川氏は、銀行については「歪み」というより「堅調」と言った方がよいとしている。銀行はTOPIXの中で比重が大きいため、銀行がなければTOPIXはもっと弱く、NT倍率は「もっとやばいことになっていた」はずだという。大川氏はこれを「銀行様様」と表現した。
置いていかれるスタンダード市場と内需企業
一部の目立つ業種が市場を牽引する裏で、それ以外は置いていかれている。その象徴として大川氏はプライム市場とスタンダード市場の比較を示した。TOPIXに含まれる中小型株は意外と健闘しているが、スタンダード市場ほど小さくなると需給が向かず、買っている人も少ない状況だという。中原アナが内需の弱さや金利負けが原因かと尋ねると、大川氏はそうだと答え、インフレの中で厳しいと述べた。
具体例として大川氏が挙げたのが「ココイチ」を展開する壱番屋だ。直近の決算は数字が弱く、株価が売られた。大川氏は、外食業界は明暗がはっきり分かれていると見る。海外に積極的に出て値上げできる企業は強く、国内で勝負しなければならない企業はどうしても厳しくなってしまう。
K字型経済は「株としては正しい」
大川氏は、こうした格差の是非には議論があってよいとしつつ、株として見ればこれが正しいと述べた。中原アナも、海外で売れるというビジネスチャンスに乗れた企業は株価が上がり、置いていかれた企業は下がると応じた。
大川氏はK字型経済の話にも触れた。一般論としては、儲かる人だけが儲かってそれ以外は苦しいのに「景気がいい」と言われることに対して、反感が強い話だという。数で言えばK字の下側にいる人の方が多く、不平不満が出てくるのは当然だとする。それでも株や経済にとってはそれが正しい、という点は別の話になると大川氏は整理した。
大川氏はこうした状況を「まず現実としてある」と確認し、そのうえでどう考えるべきかという本題、つまり出遅れている高成長銘柄の発掘へ話を進めようとしたところで、今回の字幕は終わっている。
モーサテわからん。はい。公開収録やりましたね。やりましたね。でもやっぱり楽しかったね。楽しかったです。あのイベントは、本当にいろんなことやってきたじゃない。一番ましだよね。ましですね。楽しいですよね。普通に楽しかったし、皆さん優しいね。
優しい。もちろんファンミーティング的な側面があるから、ファンの方がほとんど。もしかしたら岡安来てたかもしれないけど、文句に来たかもしれないけど。ただ何にしても、みんなニコニコしてくれて、すごい良かったなと思うのと、ちゃんとグッズも着てきてくれて。
私、いつも公開収録の前、ちょっと緊張するんですよ。嘘だよ。いや、本当に。これをお見せするのかっていう。「これよ」って大川さんにしてですね。言いたいこと言いたいこと、お見せしてしまって大丈夫だろうかっていう若干の不安感があり。
でも逆に言うと、グダグダだからこそ支持されてる面も少なからずあるのではないかと、一応言い訳し、信じてはいるわけなんですけども。でもこうやって入った瞬間にグッズをつけてる皆さんを見て、本当に若干泣きそうになりました。
俺、最初気づかなくてさ。言ってたじゃん、着てらっしゃるみたいな感じで。僕見たら、本当着てるわみたいな。今日も着てくればよかった。今日こそですよ。そうだよね。でも今でもグッズ売れてるらしいよ。ええ。そう。SNSのXのコメントとかに「やっと届きました」みたいな。いまだに来るよ。昨日かな、おとといかな。
時差がすごい。だから、いまだにどっかで見つけてきて買っていただいてる方がいるらしいんで、根強い人気があるんだと思われますけども。もう一回頑張って描こうかな。あんなに愛していただけるのなら。そうだよ。だからこれぐらいの画力でいけるから。
いや、もっとうまくなってるかもしれない。違う違う、うまくなっちゃだめ。うまくなっちゃだめ。芸術って、例えば綺麗な風景なんて誰でも頑張れば描けるわけじゃん、時間かけりゃ。ある程度絵のうまい人だったら、写真に忠実に描けるわけじゃん。写真に忠実に描いてもしょうがないわけよ。やっぱ味ですから。
じゃあ練習しません。練習しないで、ノリで、もしくは酒飲んだ勢いで描いていただくといいんじゃないでしょうか。ということで、これからも多分イベントやっていくみたいな話はちらほらあるんで、どう実現していくかわかんないけどね。同じ形でいくのか、形を変えていくのか。
なんか俺、テレ東の社員みたいなこと言って。最近思いました。あれ、大川さんってテレ東の人だよな。いやいや、本当に。でもこれ以外にも企画とかいろいろお話はあるんですけども、モーサテわからんにも力を入れていく、そういうことになります。
ちなみになんですけれど、モーサテプレミアムがこの10月で5周年を迎えたんですよ。懐かしいな。モーサテプレミアム始めますみたいなことを偉い人から聞いて、「そうなんだ」って言ってからもう5年経つんだね。そっか。大川さん、その時を知ってるんですか。うん。その頃モーサテ出たか、出始めの頃かな。だと思う。なるほど。
その5周年を記念して、今回初めて30日間無料キャンペーンを皆様に開放しています。こちらです。10月31日土曜日までで、ぜひこの機会にということなんですけど、こちらのキャンペーンはモーサテプレミアムプランに初めてご登録される方が対象になります。
ただ、過去にモーサテプレミアムをご利用いただいた皆様にも特別なお知らせがあります。今回初めて、このモーサテプレミアムカムバックキャンペーンってするんだ。実施します。このキャンペーン期間中にモーサテプレミアムに再登録いただくと、Amazonギフトカード1,500円分をプレゼントということで。
対象となるのは、2026年の9月16日までにモーサテプレミアムプランに登録いただいたことがあって、現在プレミアム会員ではない方ということになります。キャンペーン終了は30日無料キャンペーンと同じで、10月31日土曜日までということで、詳しい内容はモーサテプレミアムのホームページの下部に掲載しているので、ぜひこの機会にということになります。
これを登録すれば、この恥ずかしい配信とか収録が見られると。そういうことになるんですね。あと、YouTubeとかだと一部しか見られないんですけど、全部見られるよっていうことになるんで。なるほど。
じゃあ、相場に疲れてちょっと肩の力抜きたい方は、ぜひ登録いただいて、このグダグダ感を全て味わっていただければなと。過去の配信も全て見られます。なんか恥ずかしいけどね。そう。過去の方が恥ずかしい。ちょっとやだよね。漁ってみてほしくないけど、ぜひご覧ください。ぜひご覧くださいませ。
ということで、改めてまたやっていこうという感じなんですけども、今、日経平均上がってますね。はい。7万、7万に乗せましたね。乗せましたね、また。多分このまま、今日まだ引けてないけど、終値ベースでいったらまた乗っけるんだろうねっていうところまで来てるんですけど。ですけどですよ。
またちょっとお示ししますが、ハイテクばっかり上がってるんですよ。やっぱりそうなんですね。結構毎日ニュースフロー自体は目視でバーッとヘッドラインだけ見てるんだけど、ほとんどハイテクの話題ね、やっぱり。それはいいんですよ。私ハイテク推しなんで、それはいいんですけど。とはいえ、飽きたよね。飽きたよ。
飽きましたか。飽きたよ。俺は本当にそれ専門に分析してるからいいわけ。新しい技術とか新しいサービスとか出てくるから、それはそれでいいわけさ。いいんだけど、とはいえですよ。他に何かないのっていうふうにやっぱり思うわけ。
やっぱり分析してる人ってそうなんですね。そうですよ。だって同じこと言ってたって誰も見てくれなくなっちゃうからね。もういらないってなっちゃうから。一応、手を替え品を替えやっていくわけよ。素晴らしい。その手を替え品を替えの作業をしていく必要があるので、それ作業してみましたっていう話です。いいですね。すごいでしょ。こんな感じ。
ハイテクだけじゃない、出遅れ高成長銘柄を発掘。発掘しなくちゃいけないんです。だってモーサテだってそうでしょ。毎日「ハイテク株すごいですね」って言ってたら良くないから、新しいニュースをみんな一生懸命探してるわけじゃん。本当におっしゃる通り。インパクトのあるニュースだったりとかね。違う角度が欲しくなるんですよ。そう、違う角度が欲しくなるでしょ。それをちょっとやってみようってことなんですけど。
今はもう一言で言うと、これもうマクロ相場ですね。マクロですね。マクロ相場。要は金融政策とハイテク、この2つしか市場全体を動かす原動力として機能してない。確かにそうかもしれないです。だって「プロの眼」とかやってても、やっぱり金融政策と金利の話多いでしょ。
最近は特に高金利なんで。そう。金利がオーバーシュートしちゃってるんで、そこのところがどう影響するかとかね。大丈夫なのとか。そう、大丈夫なのとかね。あとプラスアルファで中間選挙ぐらいか。そうですね。
でも中間選挙って不思議なんだけど、あんまり話題に上がんないんだよね、毎回。そうなんですか。直前になって急にみんな騒ぎ出すんだよね、あれ。今回、これ別件でまた取り上げる可能性があるんで、今ちょっと分析してるんであれですけど、中間選挙は一つリスクとして考えていい気はする。また今度詳しく聞きます。
まずは金利状況、こんな感じね。これ政策金利ですね。そうですね。今年入ってからアメリカ、ヨーロッパ、日本ともに少し利上げ局面。そう、利上げ局面に入っていて、前回の日米欧の政策決定会で全て利上げですね。
これね、示し合わせたかのように利上げしてるよね。どっか遅れちゃまずいみたいな感じになっちゃってるのかしらね。何にしても引き締めの局面なんで。引き締めっていうからには、株式市場とか経済にとってはプラスではないんですよ、本来。ではないんですけど、しかしですね、特にどの辺りのセクターが悪いイメージ受けます。
高成長株ですかね。ハイテクとか。そう。ハイテクとか高成長株が影響を受けそうなもんじゃないですか。でもナスダックは結局最高値なんですよね。そうですね。やっぱり結局ハイテクだなって思っちゃいます。
これ何でだと思う。これ結構いろんな議論があって面白いのよ。私も私で一つの答えがあるんだけど、みなみさん的には、何で金利が上がってるのにナスダックだけが高値つけてんねんって思います。やっぱり業績の裏付けがあるからですか。
業績の裏付けは昔からあるんだよね。だから理由は多分これ2つあると思っていて、俺の場合は。一つは単純に、今の政策金利だったり、長期利回りだったり、長期金利だったりっていうところが、そもそも高いじゃん。高いから結局利上げしたりとか金利が上昇したとしても、そんなにいかないでしょっていう。
すでに今が制約的な状況っていう言葉をよく使うけども、要はもう今引き締め状況にあるわけですね。だからここからやってもせいぜいっていうところで、そんなに悲観的な動きが出にくいっていうのはあるかもしれない。
あとは2022年、ナスダック中心に株価が大暴落したんだけど、30%、40%下がったんだよね。それぐらい下がったんだけど、その時ってゼロ金利から一気に引き上げたでしょ。要はそういう局面にある。ゼロ金利だったからこそ引き上げたわけだよ。
今ってもう中立金利に近いっていうふうに言われてるし、あとはインフレもまだ高いんだけども、それなりに落ち着いてきてるんじゃないですかってことを言われてるんで、そんなにやんないでしょっていうところがあるので、そこまで大きな影響はまず出てないっていうのが一つ。面白い。
でも少なくとも高金利によるダメージっていうのは受けてますよね。そう、おっしゃる通り。それが素晴らしい視点なんですけども、それは受けてるんだけど、それを凌駕するほど業績が強い。そもそもやっぱりそう。そこなんだよね。
一番考えなきゃいけないのは、例えば直近に出てきたマイクロンの決算。あれね、前年比で4.5倍とか、業績が。何だそれっていう。例えば二桁増ですごいとかいう話じゃなくて、4.5倍とかね、そういう何倍とかいう指標を使わないと表現できないぐらいの伸び方をしてるわけさ。それぐらい、とんでもない業績の伸びが続いております。
さすがに株価も反応しましたね。波及しましたね。そう、波及したんですよね。でもあれ面白いのが、これもまた話それちゃうからあんまり詳しく言わないけど、マイクロンの株価上がってないんだよね。あれ。上がってないです。あの決算が出た時は上がりましたけどね、その後は。
出た瞬間に時間外上がったんだけど、同じ時間外の時に売られまくって、元に戻ってトントン。そうなんですか。そう。だから結局その前までに、多分そんなに上がってないんですよね。次の夜。そう、その翌日売られてました。何でですか。そう、売られてました。という感じなんですね。
しかも面白いことに、今ハイテク株相場で日経平均上がってるって言ったでしょ。キオクシア上がってないんだよね。やっぱりメモリーが今日、崩れ始めてますか。崩れてるね。崩れてるっていうか、ついていってない。だから6月の相場と全然違うんですよ、今。
6月みたいな熱狂感がない。何でかっていうと、キオクシアが参加してないから。あれだけ日本一の時価総額になるような、そういった銘柄が出てきていたからこそ盛り上がってたけど、今そうはなってないんで。だからちょっと空虚だね。アドバンテストと東京エレクトロンしか上がってないような感じになっちゃってるから。もちろん他も上がってるんだけど、目立つところとしてはね。
でも何にしても業績自体は強いんで、多少金利が上がったところで、まあねって感じなのよ。そんな25ベーシス上がりましたっていったって、4.5倍の成長してるところにとっても大して影響ないでしょというところがあるので、結局ハイテクが強いから、それだけで上がってるっていうところだと思います。
しかし一方で、このラッセル2000って知ってます。アメリカの中型株。中小型株ですね。S&P500、基本的には大型株ですけども、要はハイテク中心に大型が含まれてますけど、ラッセル2000が最近弱いんですよ。本当ですね。弱い、中小型。本当だ。
中小型ってどういうところのイメージ。企業でいうと、セクターでいうと。何でしょう、何だろう。ハイテクも含まれてるんだけどね。含まれてはいるんだけど、日本もそうなんだけど、基本的には小売とかサービスとかの内需系が多いですね。要は何で中小型なのかっていうと、資本力がないから海外に行けなくて、国内で頑張ってるところが多いんですよ。
でもラッセル2000でも、日本株と比較するとでかいんだけどね。相当でかいんだけど。アメリカですし。アメリカですしね。とはいえ、そのビジネス形態としては内需が比較的多い。基本的にはやっぱりインフレの影響を受けやすいですからね。金利の影響も受けやすいですから。そうですね。だから大型のハイテクとかに比べると劣後してしまっているという状況なんですよね。これアメリカなんですけど。
日本はこんな感じですね、今ね。NT倍率。NT倍率。これは日経平均株価をTOPIXで割った指標ですけども、7月以降猛烈に調整したんですよ。そうですね。要は日経平均よりもTOPIXの方が強かった。表現としては、TOPIXよりも日経平均の方が弱かったっていう表現の方がいいのかな。売られてましたからね。
一旦調整入りまして、底打って足元また急騰中。上に行くほど日経平均が相対的に強い。強いってことですね。だからハイテク中心、外需中心のものが思いっきり上がり始めて、TOPIX、日本市場全体を象徴するような動きっていうところと比べると、オーバーシュートしてる、日経がって感じなんですよね。こういう格差、よくわからない歪みが出てきてしまっていると。
本当、金利って何だろうってこういうのを見ると思うんですよね。そうだね。金利と成長株、割安株の関係性とかいろいろ言うじゃない。全部ぶっ壊れてるからな、今ね。やっぱり当てにならないよね。教科書通りに学んできた私としては、やっぱり少々難しいです。
だって一番今、それこそ教科書通りにいってないのって為替で。日米金利差って全く機能しないからね、今ね。というか逆。あれ本当不思議で、過去の10年とか見ると結構綺麗に連動してたのに、今真逆行くからさ。あれもいろんな理由言われてるけど、いろんな複合的な要因で。本当ですよね。本当に複合的な要因で動いてるんだって、今の局面で思い知らされました。
だからやっぱり今、一番難しいなって気がするよ。すごい円高になるって言ってる人いるよね。いますね、140とか。120とか俺聞いた。120。いたいた。来年とか。来年。120、130ぐらいまで行くんじゃないかみたいな話をしてる方もいるし、一方でアメリカ景気がいいから円安だって言ってる人もいるし。なるほど。真っ二つに分かれてるね。為替は難しいなと思うんだけど。
何にしても日本株市場、アメリカ市場の中でも、市場内でかなり格差という、株価の格差、業績じゃない、株価の格差が生まれて、また歪み始めてるよということは発生しておりますと。そうですね。その中身なんだけど、銀行最近ちょっと調整してるんだけど、やっぱり電気と銀行が強いです。TOPIXに比べると電気機器と銀行業が強いんですよね。当たり前だよね。そうですね。
でも教科書通りという意味では、相反する2つ。本来はね、イメージですけどね。だからこれを両方持った方がいいよっていうふうなことを以前やったと思うんだけど、これやっぱりその通りだったね。本当そうですね。銀行に関しては金利でほとんど決まるんだけど、ハイテクは強いし。そんなに気にする必要ない、金利とかっていう話はあったかもしれないけど。
何にしても電気機器って今、メーカーのイメージあると思うんだけど、これメーカーじゃなくて、要は半導体です。電気はほとんどね。銀行は本当にそのまま銀行なんで、この2つが大きく市場を牽引していたということで、市場が歪んでおるというところなんですよね。銀行に関しては歪んでるっていうか、堅調って言った方がいいですか。
そうですね。銀行がここまで安定していたとは。そうなんですよ。だから銀行がなかったら、逆に言うとTOPIXがもうちょっと弱かったはずだから、銀行様々だよね。本当そうですね。これ銀行なかったら、NT倍率もっとやばいことになってた、多分これ。結構銀行のウエート、TOPIX大きいんで。
なので、こういった一部の目立ってるところが市場を牽引してるということで、それ以外は逆に置いていかれてしまっている。その象徴がこれだね。プライムとスタンダード。そうか、日本も同じですね、アメリカと。そうなんだよね。日本はTOPIXに含まれてる中小型って意外と頑張ってるんだよね。だけどスタンダードぐらい小さくなっちゃうと、なかなか需給がいかないというか、買ってる人も少ないのかなっていう感じにはなってしまっているので。
それって内需が弱いとか、金利負けしちゃうとかですか。そう。インフレでやっぱりなかなか難しいよね。以前から話してるんだけど、例えば出てきた決算で象徴的だったのが、壱番屋。ココイチ。決算弱かったのよ。数字が弱くてね。それで売られちゃってるんだけど。そうなんですよ。
外食は本当に明暗が分かれてるね。強いところは強い。海外バンバン行って、値上げできるところはできるけど、国内で頑張んなきゃいけないっていうところは、どうしてもじり貧になってきてしまう。そうなんですね。これがいいか悪いかっていうのは、すごい議論あってもいいとは思います。株として見た時にはそれが正しいんですよね。しょうがない。
そうですよね。海外で売れるっていうビジネスチャンスに乗れてたら、そりゃ株上がります。そう、株上がるしね。逆に置いてかれたら下がる。だってそもそも、K字型経済の話だって、一般論としては嫌悪感バリバリの話じゃない。何でそんな儲かる人だけ儲かって、それ以外の人は苦しまなくちゃいけないのって。しかもそれで景気がいいとか言ってるじゃん。
だから数でいったら、下向きのKの字の人は多いわけで。でもやっぱり不平不満出てくるよね。でも株とか経済にとってはそれで正しいからねっていう話になってくると、また別なんだよね。そっか。
まあいいやっていう話なんですけど、こういった話がありますと。これ現実としてまずありますと。じゃあこの中でどういうふうにものを考えるべきかっていう一つよ。
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