LIDNM 2026 SUMMER 3rd コレクション:リネンとライトオンスデニムで組む「大人の夏」の6型

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概要

アパレルブランドLIDNMのGenjiが、2026年夏シーズン第3弾コレクションのアイテムを1点ずつ紹介した動画である。Genjiによると、前月のリリースで打ち出した「大人の夏のスタイリング」というコンセプトは好評だった。今回はその路線を引き継ぎ、ミリタリーやワークウェアなどのヴィンテージをルーツに、夏に着やすい素材と仕様で作り直した全6型をリリースする。内訳はシアー素材のサマーウール長袖シャツ、3月に好評だったウールジャージーヘンリーの半袖版、アクセサリーブランドLlifeのレザーキーチェーンの再販などである。リリースは6月20日(土)22時、LIDNMのオンラインストアで行われる。

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Linen Ranch 5P Pants:定番デニムシルエットをリネンで作る

最初に紹介されたのは、LIDNMの定番デニムシルエットをリネン素材に置き換えたボトム「Linen Ranch 5P Pants」である。シルエットはゆったりとしたストレートだ。

素材は14番手のリネン糸をアムンゼン組織で織り上げたものである。Genjiの説明では、アムンゼンは和名で「梨地織り」と呼ばれ、梨の表面のような細かな凹凸が特徴で、夏でも着やすい清涼感がある。前回のリリースでも細い番手のウールを使ったアムンゼン素材を採用したが、今回は前回より数倍太い糸を使っている。そのため同じアムンゼンでも見え方がまったく違い、服好きには面白く感じてもらえるはずだとGenjiは話す。

色はリネン本来の色味を生かすため洗いをかけず、ナチュラルな生成りに仕上げた。甘めに織った生地なので透けないよう裏地を付け、ステッチは生地より少し濃い色にして控えめに目立たせている。Genjiは、リネンの新鮮さを取り入れたい人、夏の清涼感があって街中で他人と被らないボトムを探している人、シンプルに着回しやすいボトムを探している人に勧めると述べ、「この数年で一度見かけられるかどうか」のパンツだと表現した。価格は16,500円。

Linen T-Shirt:湿式紡績の糸で作ったリネン100%のTシャツ

LIDNMとして今はとにかくリネンを推していきたいという流れで、新たにリネン100%のTシャツがリリースされる。Genjiは「非常に大人」なTシャツで、2色とも確実に押さえたいと話す。

以前リリースしたリネンのタンクトップよりも、少し厚みのある素材を開発した。とくにこだわったのは紡績方法である。麻の繊維を水に浸しながら紡ぐ湿式紡績を用いており、一般的な乾式紡績に比べて毛羽立ちが格段に少ないという。麻のドライタッチのなかに水分を感じさせる、ぬめりのある風合いの糸を目指した。この糸を18ゲージの天竺編みで編み立てている。

シルエットはリネンの雰囲気を生かして少しゆったりさせた。コンパクトではあるがタイトすぎず、タックアウトでもちょうどよいバランスになるという。襟ぐりの幅はあえて細めに設計し、すっきりした印象に仕上げた。カラーは2色で、アイスブラックはわずかに青みを帯びた涼しげなブラック、ドリフトウッドは少し浅めの夏らしいブラウンである。

Genjiはリネンの特性についても注意を促した。着続けると購入時より多少は伸びていくため、それを経年変化として楽しめる人に向いており、少しでも伸びることが許せない人にはあまり勧められない。10回や20回着た程度で伸びることはないが、長く着るならハンガー収納ではなく畳んで保管するよう勧めている。

価格は8,800円。リネン100%でここまで工程をかけて1万円を切ると強調し、Tシャツ1枚にこだわる顧客が多いLIDNMでは2色買いを勧めたいとGenjiは話す。以前リリースし受注も受けたTシャツとはかなり異なる質感で、両者の違いを楽しめる点も挙げた。

USN Denim Trousers:夏のためのライトオンスデニム

続いて紹介されたのは、大人の夏のスタイリングを体現するデニムとして作った「USN Denim Trousers」である。これまでLIDNMはミドルウェイトのデニムを展開してきたが、今回は夏用としてあえてライトオンスのデニムを採用した。素材感、加工、シルエット、過ごしやすさまで考え抜いたとGenjiは述べる。

生地は岡山で織られた8オンスのブラックデニムである。原料にはアフリカ・ジンバブエで手摘みされた綿を使う。Genjiの説明によると、機械収穫では熟しきっていない綿や枯れた綿が混ざって品質にムラが出るが、手摘みなら良質な綿だけを選別できる。そのため繊維長が長く、柔らかく光沢のある高品質な原料になる。縦糸と横糸で番手を変えることで生地表面に自然な凹凸を生み、さらに加工によって縦糸のムラを際立たせ、穿き込んだヴィンテージデニム特有の縦落ちを再現している。

加工はいつもの福山の工場で行った。まず手作業でヒゲを入れ、実際に着用したときのリアルなダメージを再現するためにアタリを入れる。次にバイオ加工で生地全体を柔らかくしながら自然な風合いを出し、ブリーチを加えてヴィンテージのような色落ちのムラ感を深めた。最後にワークウェアらしさを出すためペイント加工を施して完成させている。

デザインは1940年代のUSネイビーのM-45がベースで、シルエットはゆったりしたストレートである。Genjiは、これまでのLIDNMのデニムとはまったく異なる穿き心地だと説明する。今年だけでなく5年後、10年後も穿き続けたいからこそ今年押さえてほしい、と勧めた。カラーはフェードブラック、価格は17,600円。

T/W Voile Sheer Shirt:イタリアンカラーの透ける長袖シャツ

夏の大人のスタイリングを完成させる長袖シャツとして紹介されたのが「T/W Voile Sheer Shirt」である。襟には、1950〜60年代のイタリアのリゾート文化から生まれたイタリアンカラーを取り入れた。Genjiの説明では、イタリアンカラーは地中海沿岸のリゾートで着られていたシャツによく見られた襟型で、もともとワークウェアがルーツのオープンカラーを、イタリア人の感性で優雅に発展させたものだという。今回はそのルーツを残しつつ、本場のように襟が主張しすぎず自然に見えるよう設計した。シルエットは空気をはらんだようなリラックス感のあるサイジングである。

素材はウールをベースに、限界まで軽くするため強度のあるポリエステルを組み合わせ、ボイル生地に仕上げた。縦横ともに極細番手の糸を使い、甘く織り上げている。カラーは久々のベージュ系で、グレーとベージュをミックスした杢感のあるニュートラルカラー「フォグストーン」である。Genji自身、夏にそろそろベージュを着たいが、ベージュでもこだわりたいという気持ちがあったと語っている。

夏の長袖シャツとして提案するため、風通しのよい透け感のある素材にしており、かなり涼しく着られるという。一方で、少しでも透け感があると苦手という人にはあまり勧められないとも述べた。ただしGenji自身はこのシアー感を大人っぽくかっこいいと考えている。夏の屋内では袖を下ろして着ることが多いだろうが、袖をまくったスタイリングも大人っぽいと付け加えた。今年だけでなく毎年の夏に向けた投資として取り入れたいアイテムと位置づけ、価格は15,400円。

Wool Jersey Henley T-Shirt:長袖ヘンリーの半袖版

3月にリリースして好評だった長袖ヘンリーをベースに、夏向けの半袖版「Wool Jersey Henley T-Shirt」も作られた。Genjiはヘンリーネックの成り立ちについて、19世紀イギリスのボート選手のユニフォームに由来し、ミリタリーのアンダーウェアを経てタウンユースへ広がったと説明する。今回はそれをLIDNMらしく、スーパー100's原料のウール100%で上品に仕上げた。

素材は梳毛糸を24ゲージで編み立てた天竺である。長袖版と同様に、スポーツやミリタリー由来のカジュアルさを消すため襟ぐりのリブをなくし、ミニマルな仕様にした。小さめのボタンを多めに配置し、どこか中性的なニュアンスを持たせている。長袖を購入した人なら分かると思うが、ヘンリーのデザインとLIDNMのウール素材の組み合わせは相性が良く、つい何度も着てしまうとGenjiは話し、夏に着るのが楽しみだと述べた。カラーはアイスブラックとヘザーグレー、価格は11,000円。

Llife LEATHER KEY CHAIN:再販にあわせて金具を改良

最後はLlifeの定番レザーキーチェーンの再販である。Genjiがさまざまなカラーを多くの動画や写真で着用していたこともあり、SNSのコメントやサイト経由で再販リクエストが多く寄せられていたという。

今回の再販では仕様が変わった。これまでフックパーツは回転する仕様だったが、着用中に裏返ってしまうという声があった。そこで今回のリリース分からは回転しない仕様に改め、付けたときに常に安定した向きを保てるようにした。価格は従来と同じ7,700円である。

動画はこのキーチェーンの紹介で締めくくられ、6型はいずれも6月20日(土)22時からLIDNMのオンラインストアで販売されると案内された。