2026年秋冬の海外コレクションは「ヘリテージリバイバル」――げんじが読み解くムード、シルエット、色、アイテム
げんじ/GenjiメンズファッションのYouTuber、げんじによる2026年秋冬(26AW)トレンド解説の「海外編」である。この回では、海外コレクションの画像を見ても何が起きているのか分かりにくい状況を、「ムード」「シルエット」「シーズンカラー」「アイテム」の4テーマに分けて解説する。「これがトレンドだから着ればいい」と結論から入るのではなく、海外の一流ブランドで何が起きているのかを先に理解してもらい、日本の街での着こなしは続く「国内編」で扱うという構成だ。
チャンネルの位置づけについても触れている。最近は学生向けの発信をやめ、20代後半から30代、40代に向けて、年齢に合った大人のかっこよさを解説するチャンネルにリブランディングしたという。トレンド解説は独自の視点によるオリジナルの内容で、検索やAIへの質問では出てこない実用的な解説にしていると話者は述べている。
前季からの流れ:フォーマルがさらに深まった
げんじは前年の25AW海外コレクション解説で、「フォーマルの流れが確実に来ている」と話していた。当時の日本では、装飾的でカジュアルなファッションを街中でもよく見かけ、SNSでも派手な提案をする人が多かった。それでも海外コレクションはフォーマルへ向かっていた、というのが前回の見立てである。
26AWではその流れが続いたうえで、フォーマルの深みがさらに増したと話者は見る。根拠として挙げたのは、各ブランドが発表するテーマの共通点だ。今季は多くのブランドが、自分たちの歴史やルーツに立ち返り、それを現代の感覚でアップデートするアプローチを取っていた。単なるクラシック回帰ではない。何十年、何百年と続いてきたブランドのルーツに敬意を払いながら、現代的に取り入れたコレクションが多かったという。
げんじはこの流れを「ヘリテージリバイバル」、つまり伝統の再解釈と名付けた。世界的に使われている言葉ではなく、自分で名付けたものだと明言している。シリーズで毎回トレンドを英語の一言でまとめてきたことに合わせた命名であり、本人は「めちゃくちゃしっくり来る」と言う。
プラダ:過去と現在が透けて重なる服
最初の具体例はプラダだ。ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズが打ち出したコンセプトは、古い絵の上に新しい絵を描いたとき、下の絵が透けて見える現象を服で表現するものだったと紹介される。
実際のルックには、畳みジワが入ったもの、着込んだように擦り切れたトレンチコートやブルゾン、表地が剥がれてチェックの裏地が浮かび上がるものがあった。げんじは、過去と現在が重なり合うこの表現こそがヘリテージの再解釈そのものではないかと見る。普通なら「アイロンをかけ忘れたのか」「破れている」と思われかねないディテールだが、アイロンで焼き付けたようなカフスやヴィンテージ加工のブルゾンを挙げ、「かっこよすぎ」と評価している。
ディオール:ジョナサン・アンダーソンのアーカイブ再読
これはプラダだけの話ではないとして、次にディオールを取り上げる。26AWは、ジョナサン・アンダーソンにとって就任2シーズン目のコレクションだった。話者によれば、アンダーソンはディオールのアーカイブ、つまり過去のアイテムにさらに深く踏み込んだ。
コレクションは、20世紀初頭のデザイナーであるポール・ポワレへのオマージュを軸に、「現代に蘇る貴族」をコンセプトに掲げた。バージャケットにネルシャツを合わせてフォーマルとカジュアルの境界を意図的に崩し、過去の時代の軍服のモチーフであるエポレットを刺繍で再現した。過去のアーカイブを今の目線で読み直す試みが随所に見られたとして、げんじはこれもヘリテージリバイバルだとまとめている。
ゼニア:世代を超えるワードローブ
3つ目の例はゼニアである。話者によれば、エドアルド・ゼニアが初めて手がけたコレクションのテーマは「世代を超えるワードローブ」で、祖父から自分まで4世代が袖を通せるような、時代を選ばない服を提案した。
シャドーストライプ、アースカラーのパレット、ロング丈でゆとりのあるシルエットには70年代の空気感が漂っていた。クラシックなアイテムを現代のオーバーシルエットで再解釈したシーズンだという。げんじは、ヘリテージを受け継ぐ行為そのものをコンセプトにした点で今季を象徴するブランドだと位置づけ、ヘリテージリバイバルという言葉がかなりしっくりくるコレクションだったと述べている。
シルエット:ボトムもトップスも細身へ移行中
これまでのシリーズではシルエットの話を短くまとめることが多かったが、今回は深く話す必要があるとげんじは言う。
その理由として、26AWの解説でありながら、すでに発表が始まっている27SSのコレクションに言及する。中でも大きな話題になったのが、再びプラダだった。全ルックがスキニースタイルで、レザーからシアー素材まで様々な素材でスキニーを落とし込んでいた。2000年代にモダンなスキニースタイルを確立したラフ・シモンズだからこそ、どのブランドよりもこのスタイルに説得力を出せたのではないか、と話者は見る。
26AWに話を戻すと、プラダはクラシカルなスタイリングを軸にしながら、細身のウールスラックスを多く打ち出していた。プラダ以外でも、ディオールやサンローランがワイドボトムの中にスリムなボトムを混ぜる提案をしていたという。
この細身化はボトムに限らない。げんじは、大きな流れとしてはフォーマル回帰があり、その中で上半身のシルエットも、アウター、トップスを問わず徐々に細身が増えていると説明する。どのブランドを挙げてもいいほどだとしつつ、オーラリー、アワーレガシー、プラダなどで細身のトップスやアウターの提案が多かったと例を挙げた。
ただし話者は留保もつけている。あくまで「移行してきている」という話であり、26AWはスキニーしかあり得ない、ピタピタの上半身しかあり得ないということではない。ファッショントレンドを牽引する海外の一流ブランドがその方向に動いている、という指摘にとどめている。
シーズンカラー:アースカラーを軸に、鮮やかな差し色
ヘリテージをまとうシーズンにふさわしい色として、げんじはブラウン、キャメル、テラコッタ、オリーブグリーンなどのアースカラーをベースカラーに挙げる。
ただし単調にならないのが今季らしいところだという。26SSから続くレッドや、パープルなどの鮮やかな色が加えられていた。クラシックな要素だけではどうしても地味になりがちで、海外コレクションの発表でも特にそうなる。そこに鮮やかな色を足すことで、「クラシックだけど地味じゃない」、現代的で上品なスタイルに仕上げていたと話者は解説する。
最も強い色はブラウン系、ヘリテージ素材との相性
今季最も強いカラーとしてげんじが挙げるのはブラウン系、具体的にはブラウン、キャメル、アンバー、テラコッタである。ベージュやキャメルなど呼び方は異なるが、要は温かみのある色で、ほぼ全ブランドに共通して登場した、今季を象徴する色だという。
話者はここで素材の話にも触れる。素材にも時期やトレンド感があり、たとえばナイロンの強い素材感は伝統という文脈からは外れる。ヘリテージファブリックを考えると、ツイードやウールが今年はよりおしゃれで上品に見えるシーズンであり、茶系の温かみのある色はそうした素材と相性がいい。その結果、70年代や80年代のようなノスタルジックなムードに合わせた配色になっている、というのがげんじの説明だ。動画ではブラウン、キャメル、テラコッタのルックが順に示され、テラコッタについては特に総柄の使い方が印象的だったとしている。
オリーブグリーン、レッド、パープル
オリーブグリーンについては、26SSではビビッドなグリーンが差し色として登場していたのに対し、今季は各ブランドから少しずつ出てきているミリタリーアイテムの影響もあり、くすんだ、ほっこりするようなオリーブが多かったという。
げんじはこの色を自分の感覚とも結びつける。ユニクロ:Cのアウター紹介で「これめっちゃええ」と感じたものがあったこと、サードチャンネルでオリーブみのあるパンツを買ったことを挙げ、大ヒットの人気色ではないが、このあたりの色が新鮮に感じられてくると話す。
レッドの差し色は26SSの解説でも取り上げたが、26AWではむしろ増えているという。ブラウンやグレーに合わせてコーディネートに力強いアクセントを加える色として相性が良く、多く提案されていた。
パープルは、海外コレクションでは強い差し色として使われていたが、それ以上に、パープルを主役にしたパンツやアウター、マフラーなどが見られ、新鮮だったとげんじは言う。
海外の派手なルックを日本の着こなしに置き換える
ここまでの画像は派手に見えるかもしれないと認めたうえで、げんじは自身が今年のSSや25AWに着たコーディネートを色別に示している。ブラウン、キャメル、テラコッタに近い色、オリーブグリーンの例で、オリーブについてはア プレッセのノーカラーアウターが自分にとって新鮮度が高かったと述べ、展示会動画でもオリーブグリーンに惹かれていたと話す。
パープルは去年は着ていないとしつつ、以前パープルのニットやシャツをリリースしていたことに触れ、大人のパープルは改めて提案したいと話した。日本人が実際に着ている色に置き換えると想像しやすくなる、というのがこのパートの趣旨である。
柄:チェックが少しずつ増えている
カラーの最後は柄だ。チェック柄は以前からリリースされてはいたが、今季は確実に前シーズンより多く提案されていたという。様々な柄物がある中で、複数のブランドに共通した強い柄がチェックであり、グレンチェックのようなヘリテージ感の強いクラシックなチェックが、アウター、シャツ、パンツと幅広く使われていた。
げんじは、ユニクロのスラックスを紹介した動画で「ベージュのチェックのパンツが一番いいかも」と興奮していたのも、鮮度が高く、これからのおしゃれな人たちの気分に合いそうだったからだと振り返り、その背景に海外コレクションでのチェックの増加があると説明している。
アイテム1:テーラードジャケット
アイテムのパートについて、げんじは今季のムードそのものに関わる重要な部分だと前置きする。ヘリテージの再解釈を体現したアイテムが増えたからこそ、ヘリテージリバイバルと言わざるを得ない、という位置づけである。
その筆頭が、昨年よりも2年前よりも確実に増えたテーラードジャケットだ。26SSでも取り上げたが、リラックス感のあるシルエットは引き継ぎつつ、今季はより細身で構築的な形へ変化していたと話者は見る。テーラードジャケットの中でも最もフォーマル度が高いと言えるピークドラペルのデザインが多く展開されていた。素材はツイードなどのクラシカルなものをはじめ、コーデュロイやレザーが目立ち、先ほどのチェックと掛け合わせたジャケットも多かったという。
げんじは自身のブランドでの経験にも触れる。昨年、リドム(LIDNM)でキャメルっぽいコーデュロイのジャケットを提案したところ瞬く間に完売し、夏にも薄手のコーデュロイを使ったアイテムをリリースした。コーデュロイがファッション感度の高い人にとって新鮮で、次のおしゃれを体現する素材だったからこそ人気が過熱したのではないか、と本人は見ている。
アイテム2:レザーはダークブラウンへ、種類も広がる
次のトレンドアイテムはレザーだ。オーバーサイズが大流行したのと同じくらい、レザーが欠かせないシーズンが今も続いているとげんじは言う。ただしその大きな流れにも変化が見え、結論としてダークブラウンのレザーが大幅に増えているという。リドムからもダークブラウンのスウェードジャケットが出ると告知している。
ダークトーンだけでなく、カラフルなパレットのレザーアイテムも増えていた。アイテムの幅も広がっており、15年前のげんじの印象では「レザー=ライダース」、多くの人が想像するのもレザーブルゾンくらいだったが、今季はレザーのテーラードジャケット、レザーパンツ、レザーコート、レザーダウンまで提案されていた。値段は張るが、特別に一品持っておきたいアイテムだと話者は述べる。
一方で、コレクションに出てくるタイトなロング丈のレザーのようなものは取り入れるのが難しいとも言う。取り入れやすい例として、昨年リドムでも人気だったレザーのカーコートを挙げる。ブルゾンより圧倒的に長い面積でレザーを楽しめるアイテムであり、これからの気分に合う人が多いのではないかと話している。
アイテム3:ロングコートとトレンチコートの復活
ロング丈のコートも多くのブランドで共通して提案されていた。特に印象的だったのはテーラリングをベースにしたもので、テーラードジャケットの増加の流れから、チェスターコートが多く見られたという。プラダはダブルのロングコートを展開し、ゼニアはロング丈でゆとりのあるシルエットに70年代の空気感をまとわせていた。
さらに、ヘリテージを受け継ぐという今季のテーマを体現するように、ヘリテージアイテムの代名詞とも言えるトレンチコートが海外コレクションで復活の兆しを見せていたと話者は言う。
げんじはトレンチのルックを例に、ここまでの話が集約されていると説明する。プラダの上半分がパープルのトレンチ、ベージュ、ブラウンの靴、トレンチの中から覗く赤いジップなどを挙げ、どれも相性がいいのはなぜかと視聴者に問いかける。答えは「中和」だという。クラシカルで綺麗めすぎるフォーマルなスタイリングの中に、ベージュを入れて柔らかくし、赤やパープルといったカジュアルな色を入れることで中和している。コレクションなので飛ばしたスタイリングも多いが、綺麗めとカジュアルのバランスが整ったシーズンだったと話者は評している。
アイテム4:ミドルレングスアウターとコーデュロイ
続いてはミドルレングスのアウターだ。げんじが何度も伝えてきたように、今はショート丈アウターのトレンドが強く来ている。その反動として、ミドルレングスの提案が非常に多かったという。
コーデュロイは、先のテーラードジャケットでも触れたが、今季の素材トレンドとして急上昇したアイテムと位置づけられる。ブランドごとに素材感へアップデートを加えたコーデュロイが多く、ブラウンやフォレストグリーンなど今季のカラートレンドとも相性がいい。ジャケットからパンツまでアイテムの幅も豊富だったと話者は説明している。
アイテム5:マフラーとスカーフ
最後のトレンドアイテムはマフラーとスカーフなどのネックウェアだ。少しコンパクトなサイジングのカシミアスカーフやマフラーなど、首元に表情を加えるアイテムが一気に増えたという。げんじ自身も、動画には出していないがアワーレガシーのスカーフなどを買ったと明かしている。
26SSからあった提案ではあるが、秋冬はより確実に増えるだろうと話者は見る。男性は秋冬でもネックウェアなしで過ごせてしまうが、巻いたほうが楽しく、おしゃれで、新しい気分になれる。バッグに付けるなど様々な付け方を楽しむ人が増えるのではないか、という予想である。無難に落ち着かせるのではなく、上品にまとめるためのアイテムとしても重要だという。
げんじ自身は3年ほどマフラーを付ける習慣がなかったが、昨年マフラーを巻いたスタイリングが自分の中で新鮮に感じられた。「丁寧な感じ」がしたといい、その丁寧さこそが今季重要になるのではないかと述べている。
結論:伝統をどう着て、どう選ぶか
げんじは26AW海外コレクションの方向性を、改めて「ヘリテージリバイバル」と一言でまとめる。伝統的なものをただ伝統的に着るのではなく、全体として再構築・再解釈し、どう着るか、どう選ぶか、どう買うかが問われるシーズンになる、というのが結論である。
日本の街で具体的にどう取り入れるかは、すでに内容をまとめてあるという国内編で扱うとして、動画は締めくくられている。
どうも皆さんこんにちは。げんじでございます。本日はですね、この動画を最後までご覧いただいた方がよりかっこよくおしゃれに、そしてよりファッションを楽しんでいただきたいので、本日2026年のメンズファッショントレンドを日本一分かりやすく独自の目線で徹底解説していきたいと思います。
このね、トレンドというやや分かりにくいものをすごく分かりやすくげんじ流に解説していくこのシリーズ、大変好評いただいておりましてご存知の方も多いと思うんですが、トレンド解説って僕が独自の視点で完全オリジナルで解説していきます。なので昔だったら検索しても出てこないなんて話しましたが、今ではもうAIに聞いたところでも出てこない実用的な解説になっておりますので、少しでも参考になったらいいなと思っていただけたら高評価とチャンネル登録とコメントのほどよろしくお願いいたします。
で、最近はですね、学生向けの発信をやめて、20代後半から30代、40代の方に向けて年齢にあったかっこいいとは何なのか、学生と被らずに大人のおしゃれかっこいいファッションとは何なのか、それを解説してるチャンネルですので、SNSに振り回されず、大人のファッションを吸収したい方、これからげんじを見始めるのもいいと思いますし、1度げんじの視聴をやめた方も、今このリブランディングされたげんじチャンネル、今だからこそ有益な情報がより詰まっておりますので少しでも参考になれば幸いでございます。
ということで今回4つのテーマに分けて解説していきます。1つ目ムード、2つ目シルエット、3つ目シーズンカラー、そして4つ目にアイテムを解説していきたいと思います。
でですね、いきなりこれを着ればいいよね、なぜならトレンドだからっていう解説から入るのではなくて、海外の最先端のメンズファッションの事情、まあレディースも含めてですけども、それがどうなっているのか。この画像たちだけ見るとさ、何が何だか分からないじゃん。けど、それをこの動画は海外コレクション編なんですが、解像度が高まる話をめちゃくちゃしていきます。その後に国内編としてより納得できるような話をしていきたいなという風に考えております。
ということでまず1つ目のシーズンの全体の方向性であるムードに関して話していきたいと思います。ということで去年の2025年AWの海外コレクションのトレンド解説では、日本ではまだまだ装飾的なね、カジュアルなファッションとかは結構街中でも見かけたと思うし、SNSを開けばね、そういう結構派手なファッションを提案する人も多かったと思うんですよ。なんですが、25AWの海外コレクションではフォーマルの流れが確実に来てるよなんて話をしました。
で、その流れが当然のようにこの2026年AWも続いてきてる中で、今期はですね、さらにその深みをより追求したシーズンになってきました。よりフォーマルの深みが増してきたんです。その説明の肉付けとしてめちゃくちゃ重要なのが、ブランドってそれぞれのテーマをね、こう発表することがほとんどなんですけども、その掲げたテーマがですね、多くのブランドで共通点が今年めちゃくちゃあったんですね。
これはですね、自分たちのブランドの歴史やルーツに立ち返ってですね、それを今の感覚でアップデートするアプローチで、ただただ単純なクラシック回帰ということではなくて、自分たちのそれぞれのこう何十年何百年と続いてきたブランド自体のルーツに対しての敬意を持ちながら、リスペクトを持ちながら現代的にそれを取り入れたコレクションが多く見られたシーズンでした。
その流れを一言でまとめるのであればヘリテージリバイバル、いわばヘリテージの再解釈、伝統などを再解釈。そう言えよって話ですよね。でもなんかこのトレンド解説シリーズは英語で一言ずつね、まとめてきたので今年もまとめさせていただきました。ヘリテージリバイバル。これめちゃくちゃしっくり来るんすよ。ちなみにこれは世界的に言われてるわけじゃなく僕が名付けました。で、何を言っとんじゃいと思う方もいらっしゃると思うんで、早速具体例を見ていきましょう。
まずは1つ目、プラダ行っちゃいましょう。今回ミウッチャ・プラダとラフ・シモンズが打ち出したコンセプトなんですが、ペンティメント。古い絵の上に新しい絵を描いた時、下の絵が透けて見える。その現象を服で表現しましたと発表されていました。例えばですがこんな感じで畳みジワがね、入っていたり、着たようなすり切れたトレンチコートやブルゾン、表地がですね剥がれてチェックの裏地が浮かび上がるのは、過去と現在が重なり合うヘリテージの再解釈そのものなんじゃないかなと思います。
普通こういう畳みジワとかさ、アイロンかけ忘れたんかなみたいに思うよね。これとかね、とか、あ、破れちゃってるよみたいな。で、さらにこんな感じでですね、アイロンでね、こう焼きつけたようなカフス、かっこいいよね。あとはヴィンテージ加工が入ったブルゾンなんで、もうこれかっこよすぎでしょ。
で、なんとなく分かってきたな、でもプラダだけなんじゃないか。違うんすね。これディオール見ていきましょう。ディオールといえば26AWの時には就任して2シーズン目のジョナサン・アンダーソンがさらに深くディオールのアーカイブ、まあいわば過去のアイテムに踏み込んだコレクションだったんですよ。何を言っとんだという方、20世紀初頭のデザイナーのポール・ポワレのオマージュを軸に、現代に蘇る貴族をコンセプトに掲げたコレクションを展開しました。
バージャケットにはネルシャツを組み合わせる、フォーマルとカジュアルの境界を意図的に崩しながら、壊れ時代の軍服のモチーフのエポーレットをビジューで再現するなど、過去のアーカイブを今の目線で読み直す試みが随所に見受けられたシーズンでした。ヘリテージリバイバルですね。最初は何言ってんだげんじと思った方も、あ、確かにやなってなってきたんじゃないでしょうか。
続いてゼニアを見ていきましょう。4代目CEOエドアルド・ゼニアがチューニングを初めて手がけたコレクションのテーマは、世代を超えるワードローブ。祖父、自分と4世代が袖を通せるような時代を選ばない服を今回提案しました。シャドウストライプやアースカラーのパレット、ロング丈でゆとりのあるシルエットには70年代の空気感が色濃く漂い、クラシックのアイテムを現代のオーバーシルエットで再解釈したシーズンです。ヘリテージをこう受け継ぐという行為そのものをコレクションのコンセプトにした、今期を象徴するブランドでございます。これはまさにヘリテージリバイバルという言葉がかなりしっくりくるコレクションだったかなと思います。
そんな中でシルエットの話をしていきましょう。今までシルエットの話は集約したことが多かったんですけど、これはちょっと深く話さなきゃなというところで話していくんですけども、なんならもうこれ26AW解説だけど、27SSがね、コレクションも発表され始めてて、その中でもやはり大きな話題だったのが、またしてもプラダ。なんと全ルックがスキニースタイルでございました。レザー素材から、そしてシアー素材まで様々な素材でスキニーを落とし込み提案されたシーズンでした。2000年代にモダンスキニースタイルを確立したラフ・シモンズだからこそ、誰よりも、そしてどのブランドよりもスタイルに対しての説得力を出せたコレクションだったのかなと思います。
で、今ご覧いただいたのは27SSのガードなんですが、まあ戻ってですね、肝心な26AWのところに戻っていくんですが、非常にこうドレモがクラシカルなスタイリングを軸としながら、細身のウールスラックスを今回たくさん打ち出していました。画像としてはこんな感じ、さらにはこんな感じでございます。で、プラダ以外にもディオールやサンローランに関してもワイドボトムの中に非常にこうスリムなボトムをミックスしたシーズンを提案しました。
で、さらにですね、ボトムのシルエットがこう細身にこう移行してきている流れが確実に来ている中で、その流れの大きな流れとしてはフォーマル回帰なんですよ。なんですが、そのフォーマル回帰の流れはもちろんボトムだけではなく上半身のシルエットですね。これもアウター、トップス限らず徐々に細身が増えつつありまして、今期はさらにその傾向が強まったシーズンでした。どのブランドを挙げてもいいぐらいなんですけど、例えばオーラリーもそうですし、アワーレガシーもそうですし、プラダもそうですし、三ラもかなり細身のトップスやアウターの提案が多くされたシーズンでした。
ただ、まあシルエットに関しては移行してきてるっていう話ではあるので、完全に26AWもうスキニーしかありえませんとか、ピタピタの上半身しかありえませんということではないんですが、ファッショントレンドを牽引している最先端の海外の一流コレクションブランドはそうなってきているよというお話でございました。
続いて3つ目のテーマ、カラーについて話していきたいと思います。今期はですね、ヘリテージをまとうシーズンとしてはもうやっぱこのカラーたちだなっていうカラーですね。ベースカラーはブラウン、キャメル、テラコッタ、オリーブグリーンなどのアースカラーが中心の展開でございました。ただし単調にならないのが今期らしいポイントでして、例えばこんな感じ、こう26SSから続いているレッドだったりとか、さらにパープルなどを鮮やかな色として付け加えることによって、クラシックすぎると基本的にちょっと地味っぽくなっちゃうんですよね。海外コレクションとしても発表としても特にそうなんですが、なのでクラシックだけど地味じゃないっていう現代的であり上品なスタイルに仕上げていました。
で、今期特に意識していきたいのがブラウン、キャメル、アンバー、テラコッタ。ここら辺はものすごく強くて、今期最も強いカラーを発表します。ブラウン系です。例えばベージュやキャメル系など呼び方はね、異なるんですが、要は暖かみのあるカラーですね。そんな温かみのある色がなんと全ブランドに、まあかっこほぼなんだけど、共通して登場した、今期を間違いなく象徴するカラーです。
で、難しい話だけど素材にも時期だったりとかトレンド感も存在して、例えばナイロンのね、強い素材感とかは伝統とかで言うとちょっとこう話が違ってくるわけです。系とかヘリテージファブリック。これを考えた時に確実にツイードだったりとかウールなどの素材がより今年はおしゃれで上品でかっこよく見えるシーズンなんですが、そういうヘリテージファブリックとも茶系の温かみのある色は相性がいいんですね。その結果ですね、70年代や80年代のようなノスタルジックなね、ムードに合わせられたカラー配色になっております。
ブラウンを一気にご覧いただくとこんな感じ。そしてこんな感じ。さらにはこんな感じでございます。そしてキャメルも見ていきましょう。こんな感じやこんな感じ。そしてテラコッタっていうオレンジっぽいような色味も、特に総称付とかもね、非常に印象的なカラー配色でございました。
で、オリーブグリーン。これもね、26SSの時ではビビッドなグリーン配色が差し色として登場してきていましたが、各ブランドからも少しずつ出てきているミリタリーアイテムの影響もあって、くすんだ差し色というよりかはほっこりするようなオリーブカラーが多かったシーズンでした。画像としてはこんな感じ。
なのでここら辺も見てるからなのか、僕はユニクロCのアウター紹介でこれめっちゃええとかっていうのもあったし、まあげんじのサードチャンネル皆さんご存知でしょうか?げんじ見てる?ありがとね。ケリルのね、パンツ買ったり、スタインのパンツでちょっとオリーブみのあるようなパンツを買ったりっていう、まあ1番人気な大ヒットトレンドカラーじゃないんだけど、なんとなくこのカラーら辺が新鮮に感じてくるようなね、感じですね。なんかワムー君と結構グリーンシャツとかね、着てる印象もあるけど、あとはこうミリタリーアイテムの画像としてはこんな感じでございます。
さらには色で言うとレッドの差し色。これはですね、なんなら26SSの時の差し色としても解説しました。先シーズンも確か言ったような気がするんですけど、なんならもっと26系は。というのもやっぱりブラウンやグレーに合わせてコーデに力強いアクセントを加えるカラーとしてやっぱり相性が良く、結構ね、提案されていました。
じゃ、あとはパープルですね。海外コレクションでは強いね、こう差し色としてこんな感じで使われていましたが、結構これは海外コレクションならではというかね、差し色として使うというよりかはパープルを主役にしたね、パンツやアウターや、あとまあこんな感じでマフラーとか、結構新鮮だよね。
でもそれで言うと、まあ今お見せしてきた画像とか結構派手派手な感じで、国内編の時にもお伝えすると思うんですが、げんじのこの今年のSSや25AWの頃でやったブラウンやキャメルやテラコッタ、オリーブグリーンやレッドの差し色のコーディネートをご覧いただくとこんな感じ。ブラウンだとこんな感じ。さらにはこんな感じ。そしてこんな感じ。キャメルだとこんな感じ。さらにはこんな感じ。テラコッタっぽいようなカラーだとこんな感じですし、あとね、オリーブグリーンで言うと僕も新鮮度が高かったのがA.PRESSEのノーカラーのアウターだね。ショップの買い物動画で買わせていただいたアイテムなんですが、あとカレドアのね、展示会動画、サードチャンネルにもアップされたと思うんですけども、ちょっとこうオリーブグリーンいいなと思ってる自分もいたり。
あとパープルはさすがに去年着てないけど、結構げんじと言ったらパープルな気もしてて、昔のパープルのニットだったり、あとはシャツだったりとかね、結構リリースしてたし、まあまあまあ大人のパープルは大人のパープルでまた提案したいなとは思うんですけど、みたいな感じで、割とこの日本人のね、こう着用のカラーとかを見ると、まあ想像しやすいのかなと思います。
で、カラーに関して最後、柄なんですが、チェック柄です。チェック柄って、まあリリースはしているものの毎シーズンでも確実に昨シーズンよりも少しずつ多く提案されていました。で、まあいろんな柄物リリースしてきてる中で、まあ特に強い柄として複数のブランドで共通として提案していたのがチェック柄で、ブレンチェックとかね、ヘリテージ感が強いクラシックなチェックがアウターやシャツやパンツとこう幅広く提案されていました。
なのでこのユニクロのスラックスを紹介したYouTubeでも、まあなんだかんだベージュのチェックのパンツが1番いいかもみたいなって興奮してたのは鮮度高いんですよね。金銭というか、これからの、まあおしゃれな方々の気分に合いやすそうだなみたいなってところでその話をしたんですけど、その背景としてはこういう海外コレクションでもチェック柄が提案され始めてるよという話でございました。
それで最後のアイテムですね。ここめちゃくちゃ重要だと思うんですけども、いわばもう今期のムードにもなるような話なんですが、とにかくヘリテージリバイバルなんですよ。ヘリテージの再解釈。これを体現したアイテムが様々増えたことでヘリテージリバイバルと言わざるを得ないんですが、最も昨年よりも、そして2年前よりも確実に増え、より多くの人が欲しくなっちゃう、そして確実にトレンドに落とし込まれていくアイテム、それがテーラードジャケットでございます。
はい。26SSの時にもテーラードジャケットの話はしたと思うんですけども、リラックス感のあるシルエットは継続的に引き継ぎながら、今期はよりリラックス感がありながら細身で構築的な足に変化していたシーズンでした。例えばですが、テーラードジャケットがある中で最もフォーマル度が高いと言っても過言でないのがピークドのデザインなんですが、ラペルがキュンってなったですね。これが多く展開されていたシーズンでした。
もうね、画像を集めた気ないと思うんですけど、ツイードなどのこうクラシカルな素材をはじめとして、まあ例えばコーデュロイとか、あとはレザー素材とかのテーラードジャケットがものすごく展開されていました。もう画像はもういっぱいご覧いただきたいと思います。こんな感じで、さっきね、ご紹介したチェックと掛け算したテーラードジャケットなども色々あった次第でございます。
なので、去年の段階とかでLIDNMのコーデュロイのキャメルっぽいね、カラーを新鮮にね、提案したところ、ものすごく瞬間的にありがたく完売したりとか、あとは夏で言うとね、コーデュロイの薄手のね、貫通をリリースしたんですけども、コーデュロイの素材がやっぱりファッション感度が高い方からするとものすごく新鮮度が高く、次のおしゃれを体現するようなファッションアイテムだからこそ人気が加熱したのかなという風に思います。
続いてのトレンドアイテムが何と言ってもレザーでございます。レザーっていうのはもう一大トレンドでして、ちょっとそこらでは止まらない、オーバーサイズがめちゃくちゃ流行ったぐらいにレザーが欠かせないようなシーズンが今もまだ続いてるんですが、そんな大きなレザートレンドも徐々に変化を見せつつあります。というのも結論、ダークブラウンのレザーがめちゃくちゃ増えております。はい。画像としてはこんな感じですし、さらにはこんな感じ。ちなみにLIDNMからこちらのダークブラウンのスウェードのジャケットがリリースされますのでお楽しみに。
そんな今期はダークトーンだけではなくて、カラフルなパレットのレザーアイテムも増えていました。で、アイテム幅ね、15年前の僕の印象だとレザーイコールライダースしかないんじゃないかぐらいに考えてましたし、まあ皆さんが想像つくとこはレザーブルゾンだと思うんですけど、先ほどお伝えしたレザー低とかね、レザーパンツとかレザーコートだったりとか、さらにレザーダウンね、など様々レザーを使った面ファッションアイテムが多く提案されていたので、金額はどうしてもするんですが、スペシャルに1品持っときたいアイテムかなという風に思います。
なので、まあ結構その出してる画像とかはもうレザーのタイトのロングみたいなね、そういうのも確かあったと思うんですけども、そういうやつ結構難しいと思うので、落とし込みやすいところでいうと、去年ね、LIDNMでもね、かなり人気だった、こうレザーのカーコートなどは、ブルゾンのね、こう面積よりは圧倒的に長いレザーを体感できるようなアイテムなので、それが非常にね、これからの気分になってく人も多いんじゃないかなという風に思います。
続いてのアイテムがロングコートです。さらに多くのブランドでロング丈のコートが共通して提案されていました。で、まあ特にやっぱり印象的だったのがテーラリングですね。テーラードジャケットが多く増えてきてるのが確実な中で、そんなテーラードジャケットの流れからテーラリングをベースにしたチェスターコートが多く提案されてまして、プラダではダブルのロングコートを展開していたり、ゼニアではロング丈でゆとりのあるシルエットに70年代ぐらいの空気感を漂わせた仕上がりにもしていました。
で、さらにヘリテージを受け継ぐ、そんなね、今期のテーマを体現するかのように、ヘリテージアイテムの代名詞と言っても過言ではないのが、そう、お久しぶりです、トレンチコート。それがですね、結構海外のコレクションで復活の兆しが感じられるコレクションでした。画像としてはこんな感じでございます。さらにはこんな感じ。そしてこんな感じ。
結構今も出してきたコートだったりとか、まあこのプラダのね、半分から上パープルみたいなものも、さっきのね、パープルやベージュなどの、あと靴もブラウンだしね、とかとか、先ほどまでお伝えしてきたことが凝縮された上で反映されてるよね。こうトレンチコートの赤の中のジップとかね、赤来てるよとか、どれもがやっぱ相性がいいんだよね。なぜか分かりますか皆さん?中和なんですね。
結構クラシカルな綺麗目すぎるフォーマルなスタイリングの中に、ベージュで柔らかくするというこうベージュのカジュアルを足して中和してるし、カジュアルなカラー、赤とかパープルとか入れることによって中和してるし、コレクションなので全てがリアルクローズすぎるようなファッションだったりではないので、まあちょっと飛ばしたスタイリングは多いんですけども、綺麗目とカジュアルのこうバランスが整えられたシーズンだったかなと思います。
で、続いてがミドルレングスアウターです。というのも今ってね、まあ僕も何度もお伝えしてきたようにタという、まあショート丈アウタートレンドがめちゃくちゃ来ている中、その反動でミドルレングスアウターの提案がものすごく多かったです。画像としてはこんな感じ。そしてこんな感じ。さらにはこんな感じでございます。皆さんついてきておりますでしょうか?毎回これはプレゼンのようで楽しい。
続きましてトレンドアイテムがコーデュロイでございます。はい。まあさっきもね、ちょろっと触れたんですが、今期の素材トレンドとして急上昇したアイテムです。コーデュロイなど、ブランドによって素材感に対してアップデートを加えたコーデュロイが多く各ブランドで共通として提案されていました。ブラウンだったりフォレストグリーンだったり、まあやっぱり今期のカラートレンドとも非常にね、こう相性がいいんですよね。ジャケットからパンツまでアイテムの素材も豊富に出ていたシーズンでございます。
そして最後のトレンドアイテムがマフラー、スカーフでございます。はい。ネックウェアなんですが、サイジングはね、少しコンパクトなカシミヤスカーフだったり、マフラーなど首元に表情を加えるアイテムが一気に増えたシーズンでした。撮影して何やかんやアップしなかったんだけど、こんな感じでアワーレガシーのね、スカーフとか色々買ったんですよ。まあこれはあのなんだ、こう26SSからも提案されていたものにはなるので、まあ確実により秋冬は、ネック付けなくても俺ら男ってさ、過ごせちゃうじゃん。けどなんかこう巻いてた方が楽しいから、おしゃれだから、新しい気分になれるから、そういう大人なネック周りアイテムとか、そういうのをバッグにつけちゃったりね、様々いろんな付け方を楽しむのが増えてくるんじゃないかなという風に思います。
これこそね、こう無難に落ち着かせるんじゃなくて、上品にまとめるアイテムとしても非常に重要なのかなと思います。で、確かに僕3年ぐらいあんまりマフラーつける習慣なかったんですが、去年というか洋のマフラーを巻いたサングが結構自分の中で新鮮になったんですよね。なんか丁寧な感じ。その丁寧さっていうところが非常に今期重要になってくるのかなとも思います。
ということで今回は2026年AWの海外コレクションのトレンドの方向性についてまとめさせていただきました。情報量も多かったと思うので分かりやすく一言でまとめるとヘリテージリバイバルというところで、伝統的なものをただ伝統的に着るではなくて、全体的に再構築し再解釈し、どう着るか、どう選ぶか、どう買うかっていうところになってくるかなという風に思います。
で、次回ですね、国内編でもう既にまとめてあってね、撮影するだけではあるんですが、めちゃくちゃその動画も濃い内容になっておりますので、是非そちらもご覧いただけたら幸いでございます。ということで、今回の動画が少しでも参考になったりいいなと思っていただけたら高評価、チャンネル登録、そしてコメントのほどよろしくお願いいたします。では次回の動画でお会いしましょう。以上げんじの動画でした。ありがとうございました。
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