板倉の「操り」で上杉真央がラランド・ニシダに挑む 飲酒ネタの応酬から、操りなしで語った本当の夢まで

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概要

佐久間宣行のNOBROCK TVの企画「ツッコまれたい女たち」の特別編である。インパルス板倉俊之がイヤホン越しにセリフを指示し、出演者がそれをそのまま口にする「操り」の形式を使う。ただし今回の目的は、仕掛けられた相手を気持ちよくさせることではない。メンタルの弱さが課題の上杉真央を、ラランド・ニシダのツッコミにぶつけて鍛え、殻を破らせることにある。

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企画の前提:「メンタルが弱い」上杉真央

上杉は「捨て猫同盟」のオーディション、番組側の説明では芸能界のセカンドチャンスオーディションのような企画に残っており、現在も選考が続いている。もともとはホストの佐久間がMCを務めていたフジテレビの番組に出ていたメンバーだった。ところが過去の未成年飲酒が報道され、半年間活動を休止した。

最近はNOBROCK TVの企画で、全力でHGをやるという役に挑んだ。本当はやりたくなかったという。佐久間によれば、演じている最中は震えていなかったのに、終わった途端に足がガクガク震え出した。佐久間はこれを「まだメンタルが弱い」と見ている。今回の操りは、いつもの「気持ちよくなってもらう」方向ではなく「鍛える」方向だと佐久間と板倉は確認し合う。

相手のニシダは上杉と面識がある。すでに会ったことのある人物にこの企画を仕掛けるのは初めての試みだという。そのため偽の設定は、捨て猫オーディションの面談としてニシダが相談に乗るだけ、という平坦なものにした。板倉は自由に操れるが、ニシダが見ればすぐに気づくだろうと佐久間は言う。そのうえで、ここから先は上杉がどこまでやれるかだとした。所属事務所は大丈夫かと聞かれた上杉は、自分から「弱小事務所なので」と返し、佐久間に「何で終わるか分からない」とからかわれている。

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酔ったふりで登場、「世知辛ぇ」の応酬

板倉の最初の指示は、酔っ払って足元がおぼつかない様子で入ってくることだった。上杉はドアも閉めずに入室し、部屋を見て「白木屋みたいでいいっすね」と言う。ニシダはすぐに「チェーン居酒屋っぽくないですよ」と返した。

ニシダは「酒飲んできてんのか」「痛い目見たんだから」と、上杉の過去に正面から触れていく。上杉が「今の私を見て、シラフだと思うでしょうか」と挑発すると、ニシダは「お酒でやらかした人って何年もやめてるぜ」と反省を促した。さらに「店員に垂れ込まれたの?」と聞く。上杉が板倉の言葉どおり「世知辛ぇ」と嘆くと、ニシダは「いや、お前が悪いんだよ」と即座に突き放した。この「世知辛ぇ」と「お前が悪い」のやり取りは、このあとも何度か繰り返される。

相談したい悩みとして上杉が出したのは、毛布をクリーニングに出すのは何月がいいのか、クリーニングから戻った毛布のホッチキスが痛い、という生活じみた話だった。ニシダは「なんで主婦の悩みなの」と突っ込み、タグはホッチキスで留まっているから外せばいい、と現実的に答えている。

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三大「まお」と酒のCM

上杉が「私のこと覚えてます?」と聞くと、ニシダは名前を正しく答えた。上杉はそこから「日本三大まおになれるように」と言い出す。ニシダが井上真央、浅田真央の名前を挙げ、上杉は「わし入ってないやないかい」と抗議した。ニシダの返しは「まだ未成年飲酒しただけの人間」で、上位に入るのは無理だというものだった。

これからの活躍の方法を聞かれた上杉は「まずお酒のCMをやりたい」と答える。ニシダは「絶対無理、諦めろ」と即答した。ノンアルコールならどうかと粘る上杉に対しても、ノンアルコールを作っている会社にもアルコール部門があるから難しい、と業界の事情を交えて断った。板倉はこの返答を聞き、「ちゃんと裏側見てんだね、ニシダ」とつぶやいている。

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新しい友達・加護ちゃんと今森まや

上杉は、NOBROCK TVに出るようになって周りが変わってきた、新しい友達も増えたと話す。ところが名前を挙げたのは「加護ちゃん」と「今森まやちゃん」だった。ニシダは加護の名前に「揃っちゃうな」と反応し、二十歳にならないとやってはいけないことを未成年でやってしまった者同士だと指摘した。今森については「スーパー戦隊」と紹介されたため、ニシダは「やめろ」と制止する。上杉が「あんなに可愛いのに酒で人生棒に振ってやんの」と言うと、ニシダは「世知辛いの一言で収まんない」と返した。今森がSNSで吹っ切れた動きをしていることにも触れ、上杉が「私もあれぐらい行けたらな」と言うと、あの振り切れ方が一番良くないと止めている。

上杉が逆にニシダの飲酒について聞くと、ニシダは「ほとんど飲まない、弱い」と答えた。ウケた日など嬉しいときに一杯くらいは飲もうかと思う程度だという。上杉に「そんな手応えある日あるんですね」と言われ、「俺だって頑張ってんだ」と返した。相撲対決で勝った日について聞かれると、相手が「意外と弱かった」ので飲まなかった、当たり前のように勝ったと答えている。

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墓参りの長い作り話:酒が話しかけてくる

上杉は、周りの人間関係だけでなく家族も変わってきたと話を振る。ニシダは、家族はYouTubeに出るようになって喜んでいるはずだと応じた。しかし上杉の返事は「墓参りには来るなって言われました」だった。

ここから板倉の操りによる長い作り話が始まる。上杉は、行かないのはおかしいと考えて一人で夜に墓参りへ行った。ワンカップを持っていくと、ワンカップが「わしをここに置いていく気か」と話しかけてきた。放っておけず、その場で開けて一気に飲んだ。するとワンカップが「ありがとうな、お嬢ちゃん」「文春なんて気にするな」と言う。ニシダは「ダメ、そいつの言葉聞いちゃ」「ワンカップ嘘つきだぞ」と止めた。

話はさらに続く。ご先祖様の声が「わしの酒じゃ、何をお前が飲んどるんじゃ」と聞こえ、上杉はコンビニでパックの鬼殺しを買い直して供えた。ご先祖様に感謝を述べて立ち上がると、今度は鬼殺しの声が聞こえて、それも飲んでしまう。ニシダは「酒の声が聞こえたらダメ」と注意し、墓参りで2杯飲んでいると呆れた。

その後、トイレを借りにコンビニへ寄った上杉は、何も買わないのは申し訳ないといって「いいちこ」を買う。ニシダは「ガムとかでいいだろ」と突っ込んだ。墓前で線香をあげると、煙に誘われた加護が現れ、線香でタバコに火をつける。「お姉ちゃんありがとね、売れたら使ってね」という口調にニシダは「たけさんじゃん」と反応した。続いて女の子の声のいいちこが「私をここに置いていくの、寂しいよ」と話し出す。駆けつけた今森がいいちこを飲み干し、加護がそれを「お姉ちゃん、そういうのやめな」とたしなめる。最後は加護が100万円ずつくれたという展開になった。ニシダは「それたけしさんのエピソードだから」と突っ込み続ける。話の中で浅草へ誘われるくだりからは、ニシダが自分の体験に脱線した。若手芸人ならタダになると聞いて一度行ったが、知られておらずタダにならなかった、悲しかったという。

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「シラフじゃ無理」とウコンの力

作り話の後、上杉は「緊張しちゃって、シラフじゃ無理かなと思ってちょっと飲んできた」と謝る。ニシダは「飲むな酒」と叱った。上杉が「ちょっと直します」と言ってスタッフにウコンの力を持ってこさせると、ニシダは「それ一番酒飲みしか飲まない」「カメラ前で飲むな、裏で飲んでこい」と突っ込む。缶を開ける握力がない上杉を励ます場面もあった。

上杉がウコンの力をテーブルに置くと、ニシダは「一番ダメだろ、足元に置きなさい」と言う。すると上杉は「わしをここに置いていく気か」とウコンの力の声まで聞き始めた。さらに、ニシダが着ている自分の顔入りグッズTシャツを指して「ニシダさんの胸の人が『僕に飲ませてくれ』と言ってます」と言い出す。ニシダは「いじらないで」「酒関係のジョークだけ言うなよ」と嫌がった。

17:55

実話だったおもらしと一人暮らし

上杉は「私にはこれしかないじゃないですか」と言い、酒以外の話として、おしっこを漏らした話を始める。21歳の自分が最近、急にトイレに行きたくなり自宅まで走った。エレベーターで「早く閉まれ」と焦り、部屋の前まで来たところでポタポタと垂れ始めた。まだ間に合うと思って鍵を開けようとしているうちに、人が通る廊下で全部漏らしてしまったという。ニシダは「なんだこの話」「若い女の失禁エピソード」と困惑した。

続けて上杉は、厳しい祖父と同居していたが、夜に出かけるなどしていたら追い出され、今は家賃5万円のアパートで一人暮らしをしていると話す。ニシダは都内ではだいぶ安いと反応した。上杉が「だから漏らしたおしっこがしみる」と言うと、ニシダは「知らないよ」と返している。「酒とおしっこしかない」と嘆く上杉に、ニシダは「もっとあるよ、自分を見つめ直せ」と言った。後の種明かしで、このおもらしと祖父の家から追い出された話は実話で、最近の出来事だと明かされる。

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夢をバカにし合う:紅白、朝ドラ、国歌斉唱、そして大河

ニシダは、やりたいことや夢から考えていけばいいと助言し、夢を言うくらいで誰も生意気とは思わないと請け合った。上杉が挙げたのは「紅白の司会」だった。ニシダは「無理だよバカ、身の程知れ」と返し、有吉さんや内村さんがやるものだと理由を挙げた。「リアリティがない」と言って別の夢を促している。

人の夢をバカにするような下品な人間ではない、とニシダが約束したうえで、上杉は「朝ドラの主演」と答えた。ニシダは「できるわけねえだろ」と即座に否定し、タイトルを「おもらしちゃん」とつけてNHKにはしばらく近づけないとからかった。上杉が「ほらバカにする」と責めると、ニシダは、さすがに無理なものに無理と言っただけで、民放やYouTubeで叶えられる夢にしようと言い直している。

その後も上杉は板倉の指示で夢を挙げ続けた。ドラマ「VIVANT」への出演を挙げると、ニシダは一流役者しか出ないと否定する。上杉が「そういうやつが別班なんです、最初に油断させておいて」とドラマにかけて返すと、ニシダは「おしっこ漏らしてるやつはかっこよくならない」と退けた。あいみょんを挙げて甲子園で歌いたい、国歌斉唱をしたいと言ったときには、「国はお前のこと嫌いです」と言い切った。

そこで上杉は反撃に出る。ニシダの夢を聞き出すと、ニシダは役者の仕事もしているので大河ドラマが目標だと答えた。上杉は「無理です」「レモンジャムのこぼれのやつには無理です」と言い返す。さらに「夢をバカにし合って、傷つけ合って、こんなことするために来たんじゃない」と訴えた。ニシダは「それは本当にごめん」と謝っている。

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操りを止めて語った本当の夢

ここで佐久間と板倉は操りを止め、上杉に自分の言葉で本当の夢を語らせることにした。ニシダがそれを笑うかどうかも見るという。上杉は「怖いんだよ、言うの」とためらった。ニシダは「本当に大丈夫、バカにもしないし応援する」と約束する。

上杉が口にしたのは「指原さん」、つまり指原莉乃のような存在になることだった。ニシダの反応は「一番バカにしやすい」「リアルに無理」で、全バラエティで無双してからの話だ、酒とおしっこだけでできるか、100回生まれ変わっても無理だと畳みかけた。上杉が「これだけは本当に私の夢だったのに」と言うと、ニシダは本当だからこそ笑ってしまったと認めている。

お相子として、ニシダも本当の夢を明かした。相方がバンドを頑張っているので、自分は小説を書いていて、本屋大賞のようなその分野で評価されたいという。これも笑われ、ニシダは「俺の本当のやつ笑うな」と抗議した。見ていた板倉は「2人とも最悪の人間に映ってる」と言い、普段の操り企画を振り返って「俺こんなに醜いことをしてたのか」と自嘲している。その間にも上杉がVIVANTの話を蒸し返し、ニシダが「VIVANT見てねえんだよ、ラパルフェからしか摂取してない」と明かす一幕があった。

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種明かしと板倉の分析

企画終了が告げられ、上杉はニシダに謝った。板倉の説明によれば、それまでの夢は板倉が言わせたものだったので、否定されても上杉は傷ついていない。しかし操っていなかった指原の夢は上杉の本音だった。大喜利の要素がないぶん、かえって「一番バカにしやすい、マジで無理」という笑いが込み上げてくるタイプだったと板倉は分析する。佐久間も、そこだけが本当の夢だったと確認した。

それでも上杉は「指原さんになりたい」と改めて口にし、ニシダは「まだ言うじゃん」「お前は無理だ」と返した。おもらしと祖父の家を追い出された話が最近の実話だと明かされると、ニシダも自分も漏らしたことがあると打ち明け、板倉が「すごい確率の2人だ」と笑った。最後は出演者が鰻を食べる場面で終わる。企画の目的だった「殻を破れたか」について、番組内で明確な結論は示されていない。示されたのは、操られた言葉ではなく本音の夢を口にし、それを笑われてもなお言い続けた上杉の姿である。